JP2023136541A - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザー発光素子の破損を抑制した光源装置およびプロジェクターを提供する。【解決手段】本発明の光源装置は、基板と、基板上に配置されたサブマウントと、サブマウントの基板と反対側に配置され、第1波長帯を有する第1光を射出する光射出面を有するレーザー発光素子と、レーザー発光素子の光射出側とは反対側の一部を露出させるようにレーザー発光素子の光射出側に配置され、レーザー発光素子の光射出面に接触する透光性部材と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
例えば、下記特許文献1に開示の光源装置では、金属フレームなどの基材上にサブマウントを介して配置されたレーザー発光素子の全体を透明モールド樹脂で封止する構造を採用している。
しかしながら、上記光源装置では、レーザー発光素子の全体が透明モールド樹脂で覆われるため、レーザー発光素子の発熱時に、レーザー発光素子に大きな熱応力が掛かることでレーザー発光素子が基材から剥離して破損するおそれがあった。
上記課題を解決するために、本発明の第一態様によれば、基板と、前記基板上に配置されたサブマウントと、前記サブマウントの前記基板と反対側に配置され、第1波長帯を有する第1光を射出する光射出面を有するレーザー発光素子と、前記レーザー発光素子の光射出側とは反対側の一部を露出させるように前記レーザー発光素子の前記光射出側に配置され、前記レーザー発光素子の前記光射出面に接触する透光性部材と、を備える光源装置が提供される。
本発明の第二態様によれば、上記態様の光源装置と、前記光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備えるプロジェクターが提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第一実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学装置5と、投射光学装置6とを備える。
図1は本実施形態のプロジェクターの概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学装置5と、投射光学装置6とを備える。
照明装置2からは白色の照明光WLが射出される。色分離光学系3は、白色の照明光WLを赤色光LRと、緑色光LGと、青色光LBとに分離する。なお、本明細書において、赤色光LRとは、例えば590nm以上700nm以下のピーク波長を有する可視赤色光を示し、緑色光LGとは、例えば500nm以上590nm以下のピーク波長を有する可視緑色光を示し、青色光LBとは、例えば400nm以上500nm以下のピーク波長を有する可視青色光を示す。
色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7aおよび第2のダイクロイックミラー7bと、第1の全反射ミラー8a、第2の全反射ミラー8bおよび第3の全反射ミラー8cとを備える。第1のダイクロイックミラー7aは、照明装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光(青色光LBおよび緑色光LG)とに分離する。第1のダイクロイックミラー7aは、青色光LBおよび緑色光LGを反射するとともに、赤色光LRを透過させる。第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射するとともに青色光LBを透過させる。
第1の全反射ミラー8aは、赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。第2の全反射ミラー8bおよび第3の全反射ミラー8cは、青色光LBを光変調装置4Bに導く。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bから光変調装置4Gに向けて反射される。
第1のリレーレンズ9aおよび第2のリレーレンズ9bは、青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bの後段に配置されている。
光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色の画像光を形成する。
光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色の画像光を形成する。光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色の画像光を形成する。光変調装置4B,4G,4Rには、例えば透過型の液晶パネルが用いられる。
光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色の画像光を形成する。光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色の画像光を形成する。光変調装置4B,4G,4Rには、例えば透過型の液晶パネルが用いられる。
光変調装置4B,4G,4Rの入射側および射出側には、不図示の偏光板が配置される。また、光変調装置4B,4G,4Rの入射側には、それぞれフィールドレンズ10B,10G,10Rが配置される。
合成光学装置5には、光変調装置4B,4G,4Rからの各画像光が入射する。合成光学装置5は、青色、緑色、赤色の各画像光を合成し、合成された画像光を投射光学装置6に向けて射出する。合成光学装置5は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。
投射光学装置6は、合成光学装置5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大させつつ投射する。スクリーンSCR上には、拡大されたカラー映像が表示される。投射光学装置6には、例えば、鏡筒と、鏡筒内に配置される複数のレンズとによって構成される組レンズが用いられる。
照明装置2は、光源装置40、集光光学系45、波長変換素子50、ピックアップ光学系60、第1レンズアレイ65、第2レンズアレイ66、偏光変換素子70、および重畳レンズ71を備える。
光源装置40は、波長変換素子50に向けて励起光Bを射出する。光源装置40から射出された励起光Bは、集光光学系45により波長変換素子50の波長変換層52上に集光される。光源装置40の構成については後述する。
波長変換素子50は、いわゆる透過型の波長変換素子であり、モーター58により回転可能な円板56の一部に、単一の波長変換層52が円板56の周方向に沿って連続して設けられている。波長変換素子50は、励起光Bを赤色光と緑色光とを含む黄色の蛍光に変換し、蛍光を励起光Bが入射する側とは反対側に向けて射出する。
円板56は、励起光Bを透過する材料で構成される。円板56の材料としては、例えば、石英ガラス、水晶、サファイア、光学ガラス、透明樹脂等を用いることができる。
光源装置40からの励起光Bは、円板56側から波長変換素子50に入射する。波長変換層52は、励起光Bの一部を透過し、蛍光YLを反射するダイクロイック膜54を介して円板56上に形成されている。ダイクロイック膜54は、例えば誘電体多層膜で構成される。
波長変換層52は、光源装置40からの励起光Bの一部を蛍光YLに変換して射出し、かつ、励起光Bの残りの一部を変換せずに青色光LA1として通過させる。すなわち、波長変換層52は、光源装置40から射出された光によって励起され、蛍光を射出する。
このように、励起光を射出する光源装置40と波長変換層52とを用いて、青色光LA1および蛍光YLを合成した白色の照明光WLを得ることができる。波長変換層52は、例えばYAG系蛍光体の一例である(Y、Gd)3(Al、Ga)5O12:Ceと有機バインダーとを含有する層で構成される。
このように、励起光を射出する光源装置40と波長変換層52とを用いて、青色光LA1および蛍光YLを合成した白色の照明光WLを得ることができる。波長変換層52は、例えばYAG系蛍光体の一例である(Y、Gd)3(Al、Ga)5O12:Ceと有機バインダーとを含有する層で構成される。
ピックアップ光学系60は、第1レンズ61と第2レンズ62を備える。ピックアップ光学系60は、波長変換素子50からの照明光WLを略平行化する。第1レンズ61および第2レンズ62の各々は、凸レンズから構成されている。
第1レンズアレイ65は、ピックアップ光学系60からの照明光WLを複数の部分光束に分割する。第1レンズアレイ65は、照明装置2の照明光軸axと直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第1レンズ65aから構成されている。
第2レンズアレイ66は、照明光軸axに直交する面内にマトリクス状に配列された複数の第2レンズ66aから構成されている。複数の第2レンズ66aは、第1レンズアレイ65の複数の第1レンズ65aに対応して設けられている。第2レンズアレイ66は、重畳レンズ71とともに、第1レンズアレイ65の各第1レンズ65aの像を光変調装置4R、光変調装置4G、光変調装置4Bの画像形成領域の近傍に結像させる。
偏光変換素子70は、第1レンズアレイ65により分割された各部分光束の偏光方向を、偏光方向の揃った略1種類の直線偏光光として射出する偏光変換素子である。偏光変換素子70は、図示しない偏光分離層と反射層と位相差板とを有する。偏光分離層は、波長変換素子50からの光に含まれる偏光成分のうち、一方の直線偏光成分をそのまま透過し、他方の直線偏光成分を照明光軸axに垂直な方向に反射する。反射層は、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を照明光軸axに平行な方向に反射する。位相差板は、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する。
重畳レンズ71は、偏光変換素子70からの各部分光束を集光して各光変調装置4R、4G、4Bの画像形成領域近傍に重畳させる。
第1レンズアレイ65、第2レンズアレイ66および重畳レンズ71は、波長変換素子50からの照明光WLの面内光強度分布を均一にするインテグレーター光学系を構成する。
続いて、光源装置40の構成について図面を参照しつつ説明する。図2は光源装置40の概略構成を示す図である。
図2に示すように、本実施形態の光源装置40は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材15と、コリメーターレンズ20と、を備えている。基板12は、表面(第1面)12aと、表面12aとは反対側の裏面(第2面)12bと、を有する板材で構成されている。基板12は、熱伝導率が高い金属材料で構成されている。この種の金属材料として、銅、アルミニウムなどが好ましく用いられ、銅が特に好ましく用いられる。
図2に示すように、本実施形態の光源装置40は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材15と、コリメーターレンズ20と、を備えている。基板12は、表面(第1面)12aと、表面12aとは反対側の裏面(第2面)12bと、を有する板材で構成されている。基板12は、熱伝導率が高い金属材料で構成されている。この種の金属材料として、銅、アルミニウムなどが好ましく用いられ、銅が特に好ましく用いられる。
基板12は、表面12aの法線方向から見た平面視において、略正方形もしくは略長方形等の四角形の形状を有する。基板12の表面12a側には、サブマウント13を介してレーザー発光素子14が設けられている。レーザー発光素子14は、サブマウント13の基板12と反対側に配置されている。
レーザー発光素子14は、光源装置40の用途に応じて任意の波長の発光素子を用いればよい。レーザー発光素子14は、蛍光体励起用の第1波長帯(例えば、430nm~490nm)を有する励起光(第1光)Bを射出する。レーザー発光素子14としては、例えば窒化物系半導体で構成される端面発光型の半導体レーザーが用いられる。
コリメーターレンズ20は、レーザー発光素子14から射出された励起光Bを平行化する。
本実施形態の場合、レーザー発光素子14を1つ備えるが、複数のレーザー発光素子14を備えてもよい。各レーザー発光素子14は、光源装置40の光軸に直交する方向(図2の紙面に垂直な方向)に並んで配置される。なお、各レーザー発光素子14はサブマウント13上にそれぞれ配置されてもよい。すなわち、レーザー発光素子14およびサブマウント13の数が同じでもよい。あるいは、各レーザー発光素子14が1つのサブマウント13上に実装されてもよい。レーザー発光素子14を複数備える場合、各レーザー発光素子14に対応してコリメーターレンズ20が複数設けられる。
本実施形態の場合、レーザー発光素子14を1つ備えるが、複数のレーザー発光素子14を備えてもよい。各レーザー発光素子14は、光源装置40の光軸に直交する方向(図2の紙面に垂直な方向)に並んで配置される。なお、各レーザー発光素子14はサブマウント13上にそれぞれ配置されてもよい。すなわち、レーザー発光素子14およびサブマウント13の数が同じでもよい。あるいは、各レーザー発光素子14が1つのサブマウント13上に実装されてもよい。レーザー発光素子14を複数備える場合、各レーザー発光素子14に対応してコリメーターレンズ20が複数設けられる。
サブマウント13は、例えば窒化アルミニウム、アルミナ等のセラミック材料で構成されている。サブマウント13は、基板12とレーザー発光素子14との間に介在し、基板12とレーザー発光素子14との線膨張係数の違いにより生じる熱応力を緩和する。
サブマウント13と基板12とは、有機接着剤、金属接合材、無機接合材等の接合材で接合される。有機接着剤として、例えばシリコーン系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤等が好ましく用いられる。金属接合材として、例えば銀ロウ、金-スズはんだ等が好ましく用いられる。無機接合材として、例えば低融点ガラス等が好ましく用いられる。
サブマウント13と基板12とは、有機接着剤、金属接合材、無機接合材等の接合材で接合される。有機接着剤として、例えばシリコーン系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤等が好ましく用いられる。金属接合材として、例えば銀ロウ、金-スズはんだ等が好ましく用いられる。無機接合材として、例えば低融点ガラス等が好ましく用いられる。
レーザー発光素子14は、基板12の表面12aと略平行な方向に励起光Bを射出する光射出面14aを有する。本実施形態において、レーザー発光素子14は、光射出面14aと反対を向く第1素子面14bと、サブマウント13と反対側の第2素子面14cと、サブマウント13に接合される第3素子面14dと、光射出面14a、第1素子面14b、第2素子面14cおよび第3素子面14dの一端側に接続される第4素子面14eと、光射出面14a、第1素子面14b、第2素子面14cおよび第3素子面14dの一端側に接続される第5素子面14fと、を有する。
レーザー発光素子14の光射出面14aはへき開面であって、比較的平滑な面で構成される。レーザー発光素子14は、銀ロウ、金-スズはんだ等の接合材(図示略)によりサブマウント13に接合されている。
透光性部材15は、レーザー発光素子14の光射出側に配置され、レーザー発光素子14の光射出面14aに接触している。本実施形態の透光性部材15は、レーザー発光素子14からの励起光Bが入射する第1面15aと、第1面15aとは反対を向き、励起光Bを射出する第2面15bと、第1面15aおよび第2面15bに交差し、基板12の表面12aと接触する第3面15cと、第3面15cと反対を向く第4面15dと、第1面15a、第2面15b、第3面15cおよび第4面15dの一端側に接続される第5面15eと、第1面15a、第2面15b、第3面15cおよび第4面15dの他端側に接続され、第5面15eと反対を向く第6面15fと、を有している。
第4面15dの法線方向から視た際、透光性部材15の平面形状は矩形状である。
第4面15dの法線方向から視た際、透光性部材15の平面形状は矩形状である。
透光性部材15の第1面15aは、レーザー発光素子14の光射出面14aに接触する。本実施形態において、透光性部材15の第1面15aは鏡面で構成されるため、へき開面である光射出面14aに対して良好に密着する。
本実施形態において、透光性部材15は、第1面15aがレーザー発光素子14の光射出面14aに接触し、レーザー発光素子14の光射出面14aよりも光射出側に配置されている。本実施形態の透光性部材15は、レーザー発光素子14の光射出側とは反対側を露出させている。透光性部材15は、レーザー発光素子14の光射出面14aのみに密着する。つまり、透光性部材15はレーザー発光素子14を局所的に封止している。レーザー発光素子14は、透光性部材15によって光射出面14aが封止されることで、外部環境の水分や塵埃に光射出面14aが晒されることによる劣化が抑制されている。
より具体的に、本実施形態の透光性部材15は、レーザー発光素子14に対して、光射出面14aのみに接触し、第1素子面14b、第2素子面14c、第3素子面14d、第4素子面14eおよび第5素子面14fのいずれにも接触していない。
本実施形態において、サブマウント13は、透光性部材15に接触する当接面13aを有している。サブマウント13の当接面13aは、レーザー発光素子14の光射出面14aと面一となっている。
透光性部材15は、励起光Bを少なくとも透過させる。透光性部材15は、特に可視光における吸収が少なく、かつ、散乱要素が少ないことが望ましい。透光性部材15の構成材料は、特に限定されないが、屈折率が高く、かつ、熱伝導率が高い材料を用いることが望ましい。透光性部材15の屈折率は、レーザー発光素子14が配置される環境雰囲気の屈折率よりも高い。レーザー発光素子14が配置される環境雰囲気の屈折率とは、例えば、レーザー発光素子14が大気中に配置される場合は空気の屈折率を意味し、レーザー発光素子14が不活性雰囲気中に配置される場合は窒素ガス等の不活性ガスの屈折率を意味する。
透光性部材15の構成材料としては、例えば、石英、サファイア、炭化ケイ素等を用いることができる。
本実施形態において、レーザー発光素子14の光射出面14aはへき開面であり、透光性部材15の第1面15aは鏡面であるが、双方の界面には微小な空間が存在する。微小空間には例えば空気層が存在する。このように光射出面14aおよび第1面15aの界面に微小空間(空気層)が存在する場合、透光性部材15の屈折率をより高く設定することが望ましい。すなわち、透光性部材15の屈折率は、微小空間の空気層の屈折率よりも高い。
本実施形態において、レーザー発光素子14の光射出面14aはへき開面であり、透光性部材15の第1面15aは鏡面であるが、双方の界面には微小な空間が存在する。微小空間には例えば空気層が存在する。このように光射出面14aおよび第1面15aの界面に微小空間(空気層)が存在する場合、透光性部材15の屈折率をより高く設定することが望ましい。すなわち、透光性部材15の屈折率は、微小空間の空気層の屈折率よりも高い。
図3は透光性部材15の屈折率と励起光の放射角度分布との関係を示す図である。図3において、符号B2は透光性部材15を石英(屈折率n:1.44)で構成した場合の励起光Bの放射角度分布を示し、符号B3は透光性部材15をサファイア(屈折率n:1.77)で構成した場合の励起光Bの放射角度分布を示している。なお、図3において、符号B1は、比較例として、透光性部材15を配置しない場合、つまり、透光性部材15の屈折率を1.0とみなした場合の励起光Bの放射角度分布を示している。
図3に示すように、透光性部材15を配置しない場合、励起光Bは大きい放射角度分布B1で射出されることとなるため、励起光Bを取り込むためにはコリメーターレンズ20をレーザー発光素子14に近接させて配置する、あるいは、コリメーターレンズ20の外径を大きくする必要がある。
これに対して、透光性部材15を配置した場合、レーザー発光素子14の光射出面14aから射出された励起光Bは、微小空間を介して透光性部材15に入射する。透光性部材15の屈折率は空気層が存在する微小空間の屈折率(1.0)よりも大きいため、微小空間から入射して透光性部材15の内部を進む励起光Bは、透光性部材15の光入射面である第1面15aにおいて、励起光Bの主光線に近付く方向に屈折する。すなわち、励起光Bの放射角度分布B2および放射角度分布B3は、レーザー発光素子14の光射出面14aから射出された時の放射角度分布よりも狭まる。透光性部材15の内部を進行した励起光Bは、透光性部材15の光射出面である第2面15bから透光性部材15の外部に射出される。透光性部材15の第2面15bから射出された励起光Bは、励起光Bの主光線から離れる方向に屈折する。第2面15bから射出された励起光Bの進行方向は、放射角度分布B1の進行方向と同じになる。したがって、励起光Bの放射角度分布B2および放射角度分布B3は、透光性部材15を配置しない場合の放射角度分布B1よりも小さくなる。
ここで、透光性部材15をサファイアとした場合の励起光Bは、透光性部材15をサファイアよりも屈折率が小さい石英とした場合の励起光Bよりも、透光性部材15の光射出面に入射する時に大きく屈折される。このため、放射角度分布B3は放射角度分布B2よりも小さくなる。
例えば、ある外径のコリメーターレンズ20を用意し、放射角度分布B2の励起光Bを取り込み可能となる光射出面14aまでの距離を1.0としたとき、放射角度分布B2の励起光Bと同じ幅である放射角度分布B3を取り込み可能となる光射出面14aまでの距離は1.3となる。つまり、透光性部材15がより屈折率の高い材料(サファイア)で構成されていれば、レーザー発光素子14からより離れた位置に配置したコリメーターレンズ20でも光を取り込むことができる。換言すると、光射出面14aからの距離を一定とした場合、透光性部材15をより屈折率の高い材料(サファイア)で構成すれば、コリメーターレンズ20の外径を抑えつつ、励起光をコリメーターレンズ20に取り込むことができる。つまり、光源装置40の光学設計の自由度を向上させることができる。
本実施形態の光源装置40では、レーザー発光素子14において最も高温となる光射出面14aが透光性部材15で封止されるため、光射出面14aの熱を透光性部材15側に効率良く逃がすことができる。透光性部材15に伝わった熱は基板12に放出される。また、レーザー発光素子14の熱はサブマウント13を介して基板12に伝わることで放出される。
以上のように本実施形態の光源装置40は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、レーザー発光素子14の光射出側とは反対側を露出させるようにレーザー発光素子14の光射出側に配置され、レーザー発光素子14の光射出面14aに接触する透光性部材15と、を備える。
本実施形態の光源装置40によれば、透光性部材15によってレーザー発光素子14の光射出面14aを封止することで、レーザー発光素子14の劣化を抑制することができる。透光性部材15はレーザー発光素子14を局所的に封止するため、従来の封止剤を用いる封止構造のように光射出面14a以外の面が封止剤で覆われることがない。このため、レーザー発光素子14に封止剤による熱応力が掛かることがないため、熱応力によるレーザー発光素子14が基板12から剥離して破損するといった不具合の発生を抑制できる。
レーザー発光素子14は光射出面14a以外の面が封止されないため、全体を封止剤で覆われる構成に比べて、排熱性に優れたものとなる。また、レーザー発光素子14は透光性部材15およびサブマウント13を介して基板12に放熱することができるので、レーザー発光素子14を効率良く冷却できる。
本実施形態の光源装置40において、透光性部材15の屈折率は、レーザー発光素子14が配置される環境雰囲気の屈折率よりも高い。
この構成によれば、透光性部材15によってレーザー発光素子14の光射出面14aから射出された励起光Bを屈折させることで励起光Bの放射角を狭めることができる。これにより、励起光Bが入射する後段の光学部材であるコリメーターレンズ20の外径が小さくなるので、光源装置40の構成を小型化できる。
この構成によれば、透光性部材15によってレーザー発光素子14の光射出面14aから射出された励起光Bを屈折させることで励起光Bの放射角を狭めることができる。これにより、励起光Bが入射する後段の光学部材であるコリメーターレンズ20の外径が小さくなるので、光源装置40の構成を小型化できる。
本実施形態の光源装置40において、サブマウント13は、透光性部材15に接触する当接面13aを有し、サブマウント13の当接面13aは、レーザー発光素子14の光射出面14aと面一である。
この構成によれば、透光性部材15に対するサブマウント13およびレーザー発光素子14の当接面が面一となるため、透光性部材15の第1面15aを平面で構成できる。よって、透光性部材15の第1面15aの加工が容易となって、透光性部材15の第1面15aとレーザー発光素子14およびサブマウント13とを密着させ易くなるので、光源装置40の組み立て性を向上できる。
この構成によれば、透光性部材15に対するサブマウント13およびレーザー発光素子14の当接面が面一となるため、透光性部材15の第1面15aを平面で構成できる。よって、透光性部材15の第1面15aの加工が容易となって、透光性部材15の第1面15aとレーザー発光素子14およびサブマウント13とを密着させ易くなるので、光源装置40の組み立て性を向上できる。
本実施形態のプロジェクター1は、光源装置40と、光源装置40から射出された照明光WLを分離した青色光LB、緑色光LG、赤色光LRを画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置4B,4G,4Rと、前述の画像光を投射する投射光学装置6とを備える。このことによって、本実施形態のプロジェクター1によれば、レーザー発光素子14の破損を抑制するとともにレーザー発光素子14の冷却性能に優れた光源装置40を備えるので、高輝度な画像を安定して投射する信頼性の高いプロジェクターを提供できる。
(第二実施形態)
続いて、第二実施形態の光源装置について説明する。以下では、第一実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
続いて、第二実施形態の光源装置について説明する。以下では、第一実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図4は本実施形態の光源装置140の概略構成を示す図である。
図4に示すように、本実施形態の光源装置140は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材15と、波長変換層30と、ダイクロイック膜(光学膜)31と、コリメーターレンズ20と、を備えている。
図4に示すように、本実施形態の光源装置140は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材15と、波長変換層30と、ダイクロイック膜(光学膜)31と、コリメーターレンズ20と、を備えている。
本実施形態の光源装置140において、波長変換層30は、透光性部材15のレーザー発光素子14と反対側の第2面15bに接して設けられる。波長変換層30は、光源装置40からの励起光(第1光)Bの一部を蛍光(第2光)YLに変換して射出し、かつ、励起光Bの残りの一部を変換せずに青色光LA1として通過させる。すなわち、波長変換層30は、光源装置40から射出された光によって励起され、蛍光YLを射出する。
ダイクロイック膜31は、レーザー発光素子14の光射出面14aと波長変換層30との間に配置される。本実施形態の場合、ダイクロイック膜31は、波長変換層30と透光性部材15との間に配置されている。ダイクロイック膜31は、例えば、誘電体多層膜で構成され、励起光Bを透過し、蛍光YLを反射する光学特性を有する。
本実施形態の光源装置140において、波長変換層30で生成された蛍光YLの一部がレーザー発光素子14側に向かった場合でも、ダイクロイック膜31で反射することで波長変換層30から外部に取り出すことができる。これにより、蛍光YLの取り出し効率を高めることができる。
このようにして、本実施形態の光源装置140は青色光LA1および蛍光YLを合成した白色の照明光WLを生成することができる。
このようにして、本実施形態の光源装置140は青色光LA1および蛍光YLを合成した白色の照明光WLを生成することができる。
ここで、波長変換層30は蛍光YLの生成時に発熱する。本実施形態の場合、波長変換層30は透光性部材15に接しているため、波長変換層30の熱は透光性部材15およびサブマウント13を介して基板12から放出される。本実施形態の光源装置140によれば、レーザー発光素子14および波長変換層30の熱を、透光性部材15を介して基板12に効率良く放出することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。また、本発明の一つの態様は、上記の各実施形態の特徴部分を適宜組み合わせた構成とすることができる。
(第一変形例)
第一実施形態では、透光性部材15が板状で構成される場合を例に挙げたが、透光性部材15の形状はこれに限られない。本変形例の光源装置は、透光性部材がレンズ形状を有する点で第一実施形態と異なる。
第一実施形態では、透光性部材15が板状で構成される場合を例に挙げたが、透光性部材15の形状はこれに限られない。本変形例の光源装置は、透光性部材がレンズ形状を有する点で第一実施形態と異なる。
図5は本変形例の光源装置の概略構成を示す図である。
図5に示すように、本変形例の光源装置240は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材115と、コリメーターレンズ20と、を備えている。
図5に示すように、本変形例の光源装置240は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材115と、コリメーターレンズ20と、を備えている。
本変形例において、透光性部材115は凸レンズ形状を有している。具体的に透光性部材115は、レーザー発光素子14の光射出面14aに接触する第1面115aの反対側に形成されたレンズ面115bを有する。レンズ面115bは、曲面を有し、本変形例では凸面を有する。
本変形例の光源装置240によれば、透光性部材115のレンズ面115bで励起光Bを集光させることで放射角度を大きく狭めることができる。このため、後段に配置されるコリメーターレンズ20の外径を小さくできる。また、透光性部材115のレンズ面115bにおいて励起光Bを十分に平行化できる場合、コリメーターレンズ20を省略してもよい。
(第二変形例)
上記実施形態および変形例では、透光性部材によりレーザー発光素子14の光射出面14aのみを覆う場合を例に挙げたが、透光性部材はレーザー発光素子の光射出側とは反対側の一部を露出させていればよい。本変形例の光源装置は、透光性部材の一部がレーザー発光素子14の光射出面14aよりも光射出側と反対側に延出する延出部を有する点で上記実施形態および変形例と異なる。
上記実施形態および変形例では、透光性部材によりレーザー発光素子14の光射出面14aのみを覆う場合を例に挙げたが、透光性部材はレーザー発光素子の光射出側とは反対側の一部を露出させていればよい。本変形例の光源装置は、透光性部材の一部がレーザー発光素子14の光射出面14aよりも光射出側と反対側に延出する延出部を有する点で上記実施形態および変形例と異なる。
図6は本変形例の光源装置の概略構成を示す図である。
図6に示すように、本変形例の光源装置340は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材215と、コリメーターレンズ20と、を備えている。
図6に示すように、本変形例の光源装置340は、基板12と、基板12上に配置されたサブマウント13と、レーザー発光素子14と、透光性部材215と、コリメーターレンズ20と、を備えている。
本変形例において、透光性部材215は、本体部216と延出部217とを含む。
本体部216は、レーザー発光素子14の光射出面14aに接触し、光射出側に設けられる。延出部217は、本体部216から光射出側と反対側に延在し、レーザー発光素子14の第2素子面14cに接触する。なお、延出部217はレーザー発光素子14に接触していなくてもよく、第2素子面14cと延出部217との間に隙間があってもよい。
本体部216は、レーザー発光素子14の光射出面14aに接触し、光射出側に設けられる。延出部217は、本体部216から光射出側と反対側に延在し、レーザー発光素子14の第2素子面14cに接触する。なお、延出部217はレーザー発光素子14に接触していなくてもよく、第2素子面14cと延出部217との間に隙間があってもよい。
透光性部材215は微細な部材であるため、光源装置を組み立てる際のハンドリングが難しい。これに対して、本変形例の光源装置340によれば、透光性部材215の延出部217を把持部として利用することで、基板12上に透光性部材215を配置する作業の作業性が高まる。
本変形例の光源装置340においても、レーザー発光素子14の第1素子面14b、第3素子面14d、第4素子面14eおよび第5素子面14fは透光性部材215に覆われないため、従来のようなレーザー発光素子14の全面を樹脂でモールドする場合に比べて、熱応力の影響を受け難く、第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本変形例において、透光性部材215の延出部217はレーザー発光素子14の第2素子面14cに接触する方向に延びていたが、延出部が延在する方向はこれに限られず、例えば、延出部が第4素子面14eおよび第5素子面14fの少なくとも一方に接するように本体部216から延在してもよい。つまり、透光性部材はレーザー発光素子14の全面に接触しない(封止しない)形状であれば、その形状は特に限定されない。
その他、光源装置およびプロジェクターの各構成要素の形状、数、配置、材料等の具体的な記載については、上記実施形態に限らず、適宜変更が可能である。また、上記実施形態では、本発明による光源装置を、液晶パネルを用いたプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による光源装置を、光変調装置としてデジタルマイクロミラーデバイスを用いたプロジェクターに適用してもよい。また、プロジェクターは、複数の光変調装置を有していなくてもよく、1つの光変調装置のみを有していてもよい。
上記実施形態では、本発明の光源装置をプロジェクターに適用した例を示したが、これに限られない。本発明の光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
本発明の一つの態様の光源装置は、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置は、基板と、前記基板上に配置されたサブマウントと、前記サブマウントの前記基板と反対側に配置され、第1波長帯を有する第1光を射出する光射出面を有するレーザー発光素子と、前記レーザー発光素子の光射出側とは反対側の一部を露出させるように前記レーザー発光素子の前記光射出側に配置され、前記レーザー発光素子の前記光射出面に接触する透光性部材と、を備える。
本発明の一つの態様の光源装置は、基板と、前記基板上に配置されたサブマウントと、前記サブマウントの前記基板と反対側に配置され、第1波長帯を有する第1光を射出する光射出面を有するレーザー発光素子と、前記レーザー発光素子の光射出側とは反対側の一部を露出させるように前記レーザー発光素子の前記光射出側に配置され、前記レーザー発光素子の前記光射出面に接触する透光性部材と、を備える。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記透光性部材の前記レーザー発光素子と反対側の面に接して設けられ、前記第1光を前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光に変換する波長変換層をさらに備える、構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記レーザー発光素子の前記光射出面と前記波長変換層との間に配置され、前記第1光を透過し、前記第2光を反射する光学膜をさらに備える、構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記透光性部材は、前記レーザー発光素子の前記光射出面に接触する面の反対側に形成された曲面を有する、構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記透光性部材の屈折率は、前記レーザー発光素子が配置される環境雰囲気の屈折率よりも高い、構成としてもよい。
本発明の一つの態様の光源装置において、前記サブマウントは、前記透光性部材に接触する当接面を有し、前記サブマウントの前記当接面は、前記レーザー発光素子の前記光射出面と面一である、構成としてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、以下の構成を有していてもよい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、本発明の一つの態様の光源装置と、前記光源装置から射出される光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える。
1…プロジェクター、4B,4G,4R…光変調装置、6…投射光学装置、12…基板、13…サブマウント、13a…当接面、14…レーザー発光素子、14a…光射出面、15,115,215…透光性部材、30,52…波長変換層、31…ダイクロイック膜(光学膜)、40,140,240,340…光源装置、115b…レンズ面、B…励起光(第1光)、n…屈折率、YL…蛍光(第2光)。
Claims (7)
- 基板と、
前記基板上に配置されたサブマウントと、
前記サブマウントの前記基板と反対側に配置され、第1波長帯を有する第1光を射出する光射出面を有するレーザー発光素子と、
前記レーザー発光素子の光射出側とは反対側の一部を露出させるように前記レーザー発光素子の前記光射出側に配置され、前記レーザー発光素子の前記光射出面に接触する透光性部材と、
を備える、
ことを特徴とする光源装置。 - 前記透光性部材の前記レーザー発光素子と反対側の面に接して設けられ、前記第1光を前記第1波長帯とは異なる第2波長帯を有する第2光に変換する波長変換層をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。 - 前記レーザー発光素子の前記光射出面と前記波長変換層との間に配置され、前記第1光を透過し、前記第2光を反射する光学膜をさらに備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の光源装置。 - 前記透光性部材は、前記レーザー発光素子の前記光射出面に接触する面の反対側に形成された曲面を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記透光性部材の屈折率は、前記レーザー発光素子が配置される環境雰囲気の屈折率よりも高い、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 前記サブマウントは、前記透光性部材に接触する当接面を有し、
前記サブマウントの前記当接面は、前記レーザー発光素子の前記光射出面と面一である、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載の光源装置。 - 請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の光源装置と、
前記光源装置から射出された光を変調する光変調装置と、
前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える、
ことを特徴とするプロジェクター。
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