JP2017210751A - 施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁ソレノイドの駆動力が減少するのを抑えることができる施錠装置を提供する。
【解決手段】施錠装置10は、縦方向Yと横方向Xとを有し、ソレノイド本体であるコイル31に対して進退可能なプランジャ33を有する電磁ソレノイド30と、プランジャ33の進退に応じて移動するレバー受け部40と、回転軸51を中心として旋回可能であって、かつ、レバー受け部40に係合されるラッチレバー50とを備えている。この施錠装置10では、電磁ソレノイド30、レバー受け部40、および回転軸51が、縦方向Yにおいて直線的に並んでいる。
【選択図】図5

Description

本発明は、施錠装置に関する。
従来、例えば、ロッカーに使用し、電磁ソレノイドに通電してプランジャを退行させてラッチレバーとストライカとの係合を解除させたときには、ロッカーの扉が開かれるのを許容する解錠状態となる一方、ソレノイドの通電を解除してプランジャを進出させてラッチレバーとストライカとを係合させたときには、ロッカーの扉が開かれるのを規制する施錠状態となる施錠装置は公知である。
従来の施錠装置90は、例えば、図7に示すように、電磁ソレイド本体91aに対して進退可能なプランジャ91bを有する電磁ソレノイド91と、第1回転軸92xを中心に旋回可能であって、かつ、プランジャ91bの進退に応じて旋回する解除レバー92と、第2回転軸93xを中心に旋回可能であって、かつ解除レバー92に係合するラッチレバー93とを備える本体94を有しているものがある。
しかしながら、上述した施錠装置90では、電磁ソレノイド91の駆動力は、第1回転軸92xを中心に旋回可能な解除レバー92の一端92aおよび他端92bを介してラッチレバー93に伝達されるため(第1回転軸92xを中心に旋回可能である解除レバー92を介して伝達されるため)、電磁ソレノイド91の駆動力が無駄に消費される問題があった。
本発明が課題とするところは、電磁ソレノイドの駆動力が無駄に消費されるのを抑えることができる施錠装置を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明が対象とするのは、縦方向と横方向とを有し、ソレノイド本体に対して進退可能なプランジャを有する電磁ソレノイドと、前記プランジャの進退に応じて移動するレバー受け部と、回転軸を中心として旋回可能であって、かつ、施錠状態において前記レバー受け部に係合されるラッチレバーとを備える施錠装置である。
この発明の特徴は、前記電磁ソレノイド、前記レバー受け部、および前記回転軸が、前記縦方向において直線的に並んでいることである。
本発明に係る施錠装置によれば、電磁ソレノイド、レバー受け部、および回転軸が、縦方向において直線的に並んでいるため、電磁ソレノイドの駆動力が無駄に消費されるのを抑えることができる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本発明に係る施錠装置の本体の底面図。 施錠装置の本体の平面図。 施錠装置の本体をロッカー本体に取り付けた状態を示す斜視図。 施錠装置のストライカをロッカーの扉に取り付けた状態を示す斜視図。 ラッチレバーの係合部分とストライカとが係合した状態において、本体の内部を示す平面図。 ラッチレバーの係合部分とストライカとの係合が解除された状態において、本体の内部を示す平面図。 従来の施錠装置を示す平面図。
添付の図面を参照し、この発明に係る施錠装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。また、以下の実施形態は、本発明の欠くことのできない要件を含む他に、選択的に採用することのできる要件及び適宜に組み合わせることのできる要件を含んでいる。
図1は、この発明に係る施錠装置10の底面図であり、図2は、施錠装置10の平面図である。図1および図2における双頭矢印X,Y,Zは、施錠装置10において、互いに交差(直交)する横方向Xと、縦方向Yと、厚さ方向Zとを示している。
施錠装置10は、例えば、図3および図4に示すように、ロッカー本体2に対して扉3が、図4中に双頭矢印Bで示す前後方向へ移動することによって、ロッカー本体2の開口8を開閉可能なロッカー1に使用するものであって、ロッカー本体2に取り付ける本体20と、扉3に取り付けるストライカ70とを有している。より詳細に説明すると、本体20は、図3に示すように、ロッカー本体2の横方向Xにおいて互いに対向する、一方の側板2aと他方の側板2bとの間に位置する空間5に位置するように、側板2a,2bの間に位置する被取付板6にネジ9を介して取り付けてある。一方の側板2aは、前後方向において、前方に位置する前方部分2cを有するとともに切欠4を有し、ロッカー本体2に対して扉3を開くことが規制された状態では、この切欠4に、図4に示すストライカ70の係合部72が位置することとなる。ストライカ70は、扉3にネジ79によって取り付けてある。ストライカ70は、ネジ79の先端を挿入するネジ孔を有するストライカ本体71と、ラッチレバー50の係合部分54に係合する係合部72とを有する。係合部72は、軸70xを中心に旋回可能にストライカ本体71に取り付けてある。
本体20は、図5に示すように、ソレノイド本体を構成するコイル31に対して進退可能なプランジャ33を有する電磁ソレノイド30と、プランジャ33の進退に応じて移動するレバー受け部40と、ラッチレバー50の回転軸51と、オプションとしてのガイドレバー60とを、ケース11とカバー21とによって画成される内部空間19に備えている。換言すると、ケース11とカバー21によって、電磁ソレノイド30の一部分と、レバー受け部40とが覆われている。
ケース11は、例えば、合成樹脂材料で形成してあって、図1に示すように、底部12と、底部12の周縁にそれぞれ位置して厚さ方向Zへ延びる第1側壁部12aと、第2側壁部12bと、第3側壁部12cと、第4側壁部12dとを有している。第2側壁部12bと第3側壁部12cとは、横方向Xにおいて互いに対向している。第1側壁部12aと第4側壁部12dとは、縦方向Yにおいて互いに対向している。第1側壁部12aと第2側壁部12bと第3側壁部12cとは、底部12に対する厚さ方向Zへの突出寸法が同一である一方、第4側壁部12dの底部12に対する厚さ方向Zへの突出寸法は、第1側壁部12a、第2側壁部12b、および第3側壁部12cの底部12に対する厚さ方向Zへの突出寸法よりも小さい。
ケース11の第1側壁部12aは、第2側壁部12bの横方向Xにおける一方の端部14aと、第3側壁部12cの横方向Xにおける端部14bとを連結する部分である。第2側壁部12bおよび第3側壁部12cは、内部空間19の反対側に位置する外部に、外方へ向けて突出する第2係合凸部13を有している(図5参照)。第4側壁部12dは、第2側壁部12bの横方向Xにおける他方の端部14cと、第3側壁部12cの横方向Xにおける他方の端部14dとを連結する部分である。また、ケース11は、第2側壁部12bと第4側壁部12dとの間に、旋回するラッチレバー50に当接してラッチレバー50の旋回を規制する旋回規制部15を有している(図5参照)。さらに、ケース11は、本体20を被取付板6に取り付けるためのネジ孔16を有している。また、ケース11の底部12は、開口17を有するとともに、開口17の周縁から開口17へ向けて突出する第3係合凸部17bを有している。
カバー21は、例えば、合成樹脂材料で形成してあって、図2に示すように、天部22と、天部22の周縁にそれぞれ位置して厚さ方向Zへそれぞれ延びる第1側壁部22aと、第2側壁部22bと、第3側壁部22cと、第4側壁部22dとを有している。第2側壁部22bと第3側壁部22cとは、横方向Xにおいて互いに対向している。第1側壁部22aと第4側壁部22dとは、縦方向Yにおいて互いに対向している。第1側壁部22aと第2側壁部22bと第3側壁部22cとは、天部22に対する厚さ方向Zへの突出寸法が同一である一方、第4側壁部22dの天部22に対する厚さ方向Zへの突出寸法は、第1側壁部22a、第2側壁部22b、および第3側壁部22cの底部12に対する厚さ方向Zへの突出寸法よりも小さい。加えて、ケース11において、第4側壁部12dの底部12に対する厚さ方向Zへの突出寸法は、第1側壁部12a、第2側壁部12b、および第3側壁部12cの底部12に対する厚さ方向Zへの突出寸法よりも小さいため、本体20の縦方向Yの他方の端部には、ラッチレバー50の係合部分54とガイドレバー60の第2部分62とが現れる開口29が形成される(図1および図2参照)。
カバー21の第1側壁部22aは、第2側壁部22bの横方向Xにおける一方の端部24aと、第3側壁部22cの横方向Xにおける端部24bとを連結する部分である。第2側壁部22bおよび第3側壁部22cは、内部空間19と外部とを連結する孔である第2係合凹部23を有している。第4側壁部22dは、第2側壁部22bの横方向Xにおける他方の端部24cと、第3側壁部22cの横方向Xにおける他方の端部24dとを連結する部分である。また、カバー21は、本体20を被取付板6に取り付けるためのネジ孔26を有している。さらに、カバー21の天部22は、開口27を有するとともに、開口27の周縁から開口27へ向けて突出する第3係合凸部27bを有している。
ケース11とカバー21とを組み立てるときには、ケース11の第1側壁部12aと、カバー21の第1側壁部22aとが対向し、ケース11の第2側壁部12bと、カバー21の第2側壁部22bとが対向し、ケース11の第3側壁部12cと、カバー21の第3側壁部22cとが対向するように、ケース11の第2係合凸部13と、カバー21の第2係合凹部23とを互いに係合させる。この例では、ケース11の第1側壁部12aと第2側壁部12bと第3側壁部12cが、内部空間19に位置する内方に位置する一方、カバー21の第1側壁部22aと第2側壁部22bと第3側壁部22cが外方に位置する。この施錠装置10によれば、ケース11およびカバー21は、弾性材料で形成してあって、ケース11とカバー21との間には、互いに係合する第2係合凸部13と第2係合凹部23とを配置してあるため、ドライバー等の工具を必要とすることなしに、ケース11とカバー21とを組み立てることができる。
電磁ソレノイド30は、図5に示すように、自身の長手方向と、縦方向Yとが一致するように配置してあり、導線を巻くことによって形成されたコイル31と、コイル31の内部に位置する不図示の固定鉄芯と、コイル31の縦方向Yと横方向Xとを覆うフレーム32と、コイル31に電圧を印加することによって磁界が発生したとき、固定鉄芯に引き寄せられることによって退行するプランジャ33と、固定鉄芯に対してプランジャ33の先端が突出するようにプランジャ33を付勢する不図示の付勢部材(コイルバネ)とを有している。コイル31を形成する導線の一端および他端は、電源39に接続してあり、電圧を印加することが可能である。また、プランジャ33が進退する方向は、縦方向Yとなるように電磁ソレノイド30を配置してある。
フレーム32は、図1に示すように、厚さ方向Zにおけるケース11の底部12に近接する側に、第3係合凹部32aを配置してあるとともに、図2に示すように、厚さ方向Zにおけるカバー21の天部22に近接する側に、第3係合凹部32bを配置してある。しかも、第3係合凹部32bは、図5に示すように、縦方向Yにおいて、ケース11の第2側壁部12bが有する第3係合凹部18aに隣接するように配置してあるとともに、ケース11が有する中央壁18が有する第3係合凹部18bに隣接するように配置してある。第3係合凹部32aと、ケース11の底部12の第3係合凸部17bとが係合することによって、ケース11に対して電磁ソレノイド30が取り付けられ、第3係合凹部32bおよび第3係合凹部18a,18bと、カバー21の天部22の第3係合凸部27bとが係合することによって、カバー21に対して電磁ソレノイド30とケース11とが取り付けられる。
フレーム32と、ケース11およびカバー21とには、互いに係合する第3係合凸部17b,27bと第3係合凹部18a,18b,32aとを配置してあるため、ドライバー等の工具を必要とすることなしに、ケース11およびカバー21にフレーム32を取り付けることができる。
レバー受け部40は、図5に示すように、ケース11の縦方向Yへ延びる中央壁18と、ケース11の縦方向Yへ延びる第2側壁部12bとの間に配置してあって、縦方向Yへスライド移動が可能なようにケース11に配置してある。レバー受け部40は、縦方向Yにおいて、一方の端部40aが不図示のピンによってプランジャ33に取り付けてある一方、他方の端部40bには、第1係合凸部41を配置してある。レバー受け部40の一方の端部40aと、プランジャ33との間には、電磁ソレノイド30からレバー受け部40が離れるようにレバー受け部40を付勢する付勢部材(コイルバネ)42を配置してある。
ラッチレバー50は、回転軸51を中心として旋回可能な態様でケース11およびカバー21に取り付けてある。ラッチレバー50は、回転軸51の径外方向へ延びるレバー本体52を有している。レバー本体52は、一方の端部52aと、他方の端部52bとを有している。
レバー本体52は、一方の端部52a側に、レバー受け部40の第1係合凸部41に係合する第1係合凹部53を有している。第1係合凸部41および第1係合凹部53は、回転軸51の軸心周り方向において、互いに当接する壁部41a,53aを有している。
レバー本体52は、他方の端部52b側にストライカ70の係合部72と係合する係合部分54を有している。係合部分54は、他方の端部52b側から回転軸51の軸心周り方向へ延びる第1部分54aと、回転軸51と他方の端部52bとの中間位置から、回転軸51の軸心周り方向へ延びる第2部分54bと、レバー本体52の一部分54cとによって平面視がコ字状に形成され、これら第1部分54aと第2部分54bと一部分54cとによって囲まれた空間に、ストライカ70の係合部72が位置することによって、ラッチレバー50の係合部分54とストライカ70の係合部72とが係合する。
第2部分54bの先端部分は、ラッチレバー50の係合部分54と、ストライカ70の係合部72とが係合したとき、マイクロスイッチ59の検出片59aに当接する当接部分55を有している。
ラッチレバー50は、第2部分54bと回転軸51との間において、ガイドレバー60が、ラッチレバー50を超えて、回転軸51の軸心周りに旋回することを規制する規制部分56を有している。
ガイドレバー60は、図6に示すように、回転軸51に対して旋回可能に配置してあって、回転軸51の軸心から径外方向へ延びる第1部分61と、第1部分61に対して傾斜する態様で延びる第2部分62とを有している。ガイドレバー60における第1部分61の基端から第2部分62の先端までの長さ寸法L2は、ラッチレバー50における第1部分54aの基端から先端までの長さ寸法L1よりも長く、回転軸51の軸心周り方向において、ラッチレバー50の第1部分54aの先端部分よりもガイドレバー60の第2部分の先端部分が突出している。
回転軸51の軸心周り方向において、ラッチレバー50の先端部分よりもガイドレバー60の先端部分が突出するため、ロッカー本体2に対する施錠装置10の本体20の取付位置、および扉3に対するストライカ70の取付位置が多少ずれたとしても、ラッチレバー50とストライカ70とを係合させることができる。
本体20の内部空間19には、図5に示すように、ラッチレバー50の係合部分54と、ストライカ70の係合部72とが係合した状態から、図6に示すように、ラッチレバー50の係合部分54と、ストライカ70の係合部72との係合を解除し、ラッチレバー50がケース11の旋回規制部15に当接した状態へ、ラッチレバー50を付勢する付勢部材(コイルバネ)69を配置してある。
この施錠装置10では、図6に示すように、電磁ソレノイド30に通電してプランジャ33を退行させて、付勢部材69の付勢力によって、ラッチレバー50をケース11の旋回規制部15に当接させ、ラッチレバー50の係合部分54と、ストライカ70の係合部72との係合が解除されたときには、ロッカー1の扉3が開かれるのが許容される解錠状態となる。一方、電磁ソレノイド30の通電を解除すると、付勢部材42の付勢力によって、プランジャ33は、レバー受け部40が電磁ソレノイド30から離れるように付勢される。この状態において、ロッカー本体2に対して扉3が閉められ、ストライカ70の係合部72がガイドレバー60の第2部分62に当たると、ガイドレバー60とラッチレバー50とが回転軸51を中心に旋回し、図5に示すように、プランジャ33は、付勢部材42の付勢力によって、レバー受け部40が電磁ソレノイド30から離れるように付勢され、第1係合凹部53と第1係合凸部41とが係合し、ラッチレバー50の係合部分54とストライカ70の係合部72とが係合する。この状態では、扉3がロッカー本体2に対して開くことが規制される(施錠状態)。その後、電磁ソレノイド30に通電すれば、上記と同様に作動し、ロッカー1の扉3が開かれるのが許容される解錠状態となる。
また、この施錠装置10では、図5に示すように、電磁ソレノイド30、レバー受け部40、および回転軸51が、縦方向Yにおいて直線的に並んでいる。このため、電磁ソレノイド30の駆動力が無駄に消費されるのを抑えることができる。
加えて、電磁ソレノイド30のプランジャ33が進退する方向と、レバー受け部40の移動方向と、第1係合凸部41および第1係合凹部53とが縦方向Yにおいて直線的に並んでいる。このため、電磁ソレノイド30の駆動力が減少するのを確実に抑えることができる。
ラッチレバー50の係合部分54と、ストライカ70の係合部72とが係合した状態においては、電磁ソレノイド30と、レバー受け部40と、ラッチレバー50のレバー本体52と、ストライカ70とが、縦方向Yへ延びる直状域68に配置され(図5参照)、第1係合凸部41と第1係合凹部53とが、回転軸51の軸心回り方向において当接する。これにより、縦方向Yにおいてストライカ70に引っ張る力(図5中、矢印Fで示す方向に加えられる力)が加えられても、加えられると力の方向と、第1係合凸部41と第1係合凹部53との係合を解除する力の方向とが交差するため、電磁ソレノイド30の駆動力をさらに小さくすることができる。このため、この施錠装置10を、女子トイレの内部に設置される個人用の荷物入れに使用した場合、荷物を荷物入れに多量に入れることによって、前方へ開くように扉に力が加えられた状態であっても、施錠装置10を解錠状態とするために大きな電磁ソレノイド30の駆動力を必要としない。
また、ケース11およびカバー21には、厚さ方向Zにおける平面視において電磁ソレノイド30と重なる位置に開口17,27を配置してある。このため、通電と、通電の解除とを繰り返すことによって電磁ソレノイド30が発熱しても、電磁ソレノイド30の発熱を開口17,27から逃がすことができる。
さらに、この施錠装置10に本体20は、横方向Xの寸法よりも縦方向Yの寸法が大きく、縦長形状であるため、奥行き寸法が大きいロッカーに好適である。
なお、上記した施錠装置10では、ロッカー本体2に、施錠装置10の本体20を取り付ける一方、扉3にストライカ70を取り付けるもので説明した。しかし、この発明は、ロッカー本体2にストライカ70を取り付ける一方、扉3に施錠装置10の本体20を取り付けてもよい。
また、上記の説明においては、施錠装置10をロッカーに使用する例を説明したが、この発明はそれに限られず、固定体と、その固定体に対して移動する移動体とを備える物に施錠装置10を使用することができる。
さらに、上記の説明においては、ケース11に第2係合凸部13を配置する一方、カバー21に第2係合凹部23を配置するもので説明したが、この発明はそれに限られず、ケース11に第2係合凹部を配置する一方、カバー21に第2係合凸部を配置してもよい。
また、上記の説明においては、ラッチレバー50に第1係合凹部53を配置する一方、レバー受け部40に第1係合凸部を配置する例を説明したが、この発明はそれに限られず、ラッチレバー50に第1係合凹部を配置する一方、レバー受け部40に第1係合凸部を設けてもよい。
施錠装置10を構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」、「第2」および「第3」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
これまでに説明した本発明は、少なくとも以下のように整理することができる。縦方向と横方向とを有し、ソレノイド本体に対して進退可能なプランジャを有する電磁ソレノイドと、前記プランジャの進退に応じて移動するレバー受け部と、回転軸を中心として旋回可能であって、かつ、前記レバー受け部に係合されるラッチレバーとを備える施錠装置において、前記電磁ソレノイド、前記レバー受け部、および前記回転軸が、前記縦方向において直線的に並んでいることを特徴とする。
また、本発明には、少なくとも以下の実施態様がある。
(1)前記レバー受け部と前記ラッチレバーとの間には、互いに係合する第1係合凸部と第1係合凹部とを配置してあり、前記電磁ソレノイドの前記プランジャが進退する方向と、前記レバー受け部の移動方向と、前記第1係合凸部および前記第1係合凹部とが、前記縦方向において直線的に並んでいる。
(2)前記施錠装置は、前記電磁ソレノイドと、前記レバー受け部と、前記ラッチレバーとを備える本体と、前記ラッチレバーに係合するストライカとを備え、前記ラッチレバーは、前記回転軸から径外方向へ延びるレバー本体と、前記レバー本体の先端部分から前記回転軸の軸心周り方向へ延び、前記ストライカと係合する係合部分とを有し、前記第1係合凸部と前記第1係合凹部とが、前記軸心周り方向において当接し、前記ラッチレバーの前記係合部分と、前記ストライカとが係合した状態においては、前記電磁ソレノイドと、前記レバー受け部と、前記ラッチレバーの前記レバー本体と、前記ストライカとが、前記縦方向へ延びる直状域に配置される。
(3)前記回転軸には、前記ラッチレバーの前記係合部分に、前記ストライカを案内するガイドレバーを旋回可能に配置してあり、前記回転軸の前記軸心周り方向において、前記ラッチレバーの先端部分よりも前記ガイドレバーの先端部分が突出する。
(4)前記電磁ソレノイドの少なくとも一部分を覆うケースとカバーとを備え、前記ケースおよび前記カバーは、弾性材料で形成してあり、前記ケースと前記カバーとの間には、互いに係合する第2係合凸部と第2係合凹部とを配置してある。
(5)前記電磁ソレノイドには、少なくとも前記縦方向と前記横方向を覆うフレームを配置してあり、前記フレームと、前記ケースおよび前記カバーとには、互いに係合する第3係合凸部と第3係合凹部を配置してある。
(6)前記ケースおよび前記カバーは、前記縦方向および前記横方向に交差する厚さ方向を有し、前記厚さ方向における平面視において前記電磁ソレノイドと重なる位置に開口を配置してある。
10 施錠装置
11 ケース
13 第2係合凸部
17 開口
19 内部空間
20 本体
21 カバー
23 第2係合凹部
27 開口
27b 第3係合凸部
30 電磁ソレノイド
32 フレーム
32a 第3係合凹部
32b 第3係合凹部
33 プランジャ
40 レバー受け部
41 第1係合凸部
50 ラッチレバー
52 レバー本体
53 第1係合凹部
54 係合部分
60 ガイドレバー
68 直状域
70 ストライカ
X 横方向
Y 縦方向
Z 厚さ方向

Claims (7)

  1. 縦方向と横方向とを有し、ソレノイド本体に対して進退可能なプランジャを有する電磁ソレノイドと、前記プランジャの進退に応じて移動するレバー受け部と、回転軸を中心として旋回可能であって、かつ、前記レバー受け部に係合されるラッチレバーとを備える施錠装置において、
    前記電磁ソレノイド、前記レバー受け部、および前記回転軸が、前記縦方向において直線的に並んでいることを特徴とする施錠装置。
  2. 前記レバー受け部と前記ラッチレバーとの間には、互いに係合する第1係合凸部と第1係合凹部とを配置してあり、
    前記電磁ソレノイドの前記プランジャが進退する方向と、前記レバー受け部の移動方向と、前記第1係合凸部および前記第1係合凹部とが、前記縦方向において直線的に並んでいる請求項1に記載の施錠装置。
  3. 前記施錠装置は、前記電磁ソレノイドと、前記レバー受け部と、前記ラッチレバーとを備える本体と、前記ラッチレバーに係合するストライカとを備え、
    前記ラッチレバーは、前記回転軸から径外方向へ延びるレバー本体と、前記レバー本体の先端部分から前記回転軸の軸心周り方向へ延び、前記ストライカと係合する係合部分とを有し、
    前記第1係合凸部と前記第1係合凹部とが、前記軸心周り方向において当接し、
    前記ラッチレバーの前記係合部分と、前記ストライカとが係合した状態においては、前記電磁ソレノイドと、前記レバー受け部と、前記ラッチレバーの前記レバー本体と、前記ストライカとが、前記縦方向へ延びる直状域に配置される請求項2に記載の施錠装置。
  4. 前記回転軸には、前記ラッチレバーの前記係合部分に、前記ストライカを案内するガイドレバーを旋回可能に配置してあり、
    前記回転軸の前記軸心周り方向において、前記ラッチレバーの先端部分よりも前記ガイドレバーの先端部分が突出する請求項3に記載の施錠装置。
  5. 前記電磁ソレノイドの少なくとも一部分を覆うケースとカバーとを備え、
    前記ケースおよび前記カバーは、弾性材料で形成してあり、
    前記ケースと前記カバーとの間には、互いに係合する第2係合凸部と第2係合凹部とを配置してある請求項1〜4のいずれかに記載の施錠装置。
  6. 前記電磁ソレノイドには、少なくとも前記縦方向と前記横方向を覆うフレームを配置してあり、
    前記フレームと、前記ケースおよび前記カバーとには、互いに係合する第3係合凸部と第3係合凹部を配置してある請求項1〜5のいずれかに記載の施錠装置。
  7. 前記ケースおよび前記カバーは、前記縦方向および前記横方向に交差する厚さ方向を有し、前記厚さ方向における平面視において前記電磁ソレノイドと重なる位置に開口を配置してある請求項6に記載の施錠装置。
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