JP2017210014A - 自動車用燃料タンク - Google Patents

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Naohiko Hasegawa
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【課題】自動車用燃料タンクの内側に凹む外壁接触凹部を形成し、燃料の揺動による揺動音の発生を防止する自動車用燃料タンクを提供する。【解決手段】熱可塑性合成樹脂で形成されたタンク外壁10を有する自動車用燃料タンク1において、タンク外壁10の上部から燃料タンク1の内側に突出して一体的に形成される複数個の外壁接触凹部20を設ける。外壁接触凹部20は、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成される。外壁接触凹部20の燃料タンク1の内側に突出する底壁部22の先端は、燃料タンク1の満タン時の燃料の液面よりも上側に離れて形成されるとともに、燃料の揺動時には底壁部22の先端に燃料が当接する高さに形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、熱可塑性合成樹脂で形成された外壁を有する自動車用燃料タンクの外壁の上部に外壁接触凹部を設けて、燃料の波うちを制御する自動車用燃料タンクに関するものである。
従来、自動車用等の燃料タンクの構造としては、金属製のものが用いられていたが、近年、車両の軽量化や、錆が発生しないこと、凹部等を有する所望の形状に成形しやすいことなどによって熱可塑性合成樹脂製のものが用いられるようになってきた。
熱可塑性合成樹脂製の自動車用燃料タンクの製造は、中空体を成形することの容易性からブロー成形方法が多く用いられてきた。ブロー成形方法では、溶融した熱可塑性合成樹脂部材のパリソンを円筒状にして上から押出して、そのパリソンを金型で挟みパリソン中に空気を吹き込み、自動車用燃料タンクを製造していた。
燃料タンク101において、走行時、減速時や停止時に燃料タンク内部の燃料が揺動して、燃料の揺動音が生じるため、その抑制が求められている。
この場合に、図8に示すように、燃料タンク101の外壁110の上面と立壁の境界付近において、外壁110から内側に凹む複数個の凹部120が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
図8に示すように、この凹部120は、燃料タンク101の外壁110の上面と立壁の境界付近において、凹部120の形状が車両の前後方向に延設して形成されるとともに、複数個の凹部120は互いに車両の幅方向に並んで形成されている。このため、燃料タンク101内の燃料が、車両の前後方向に流れるのを抑制するものであり、燃料が車両の前後方向以外の方向に流れるのを抑制する効果は十分ではなかった。
このため、自動車が停止するときや、速度を落とすとき等において、燃料タンク101内の燃料が前後方向に揺動しているが、車両が停車して数秒後において、燃料タンク101内の燃料の流れの収束域においては、ランダムな方向への流れが生じるが、凹部120が燃料の流れを抑制できずに、図7に示すように、燃料タンク101内の燃料は、タンク上壁111の内面に直接当たるため、揺動音の防止効果は十分ではない。(図7の矢印は、燃料の流れる方向を示す。)
特開2013−209066号公報
そのため、本発明は、熱可塑性合成樹脂で形成された外壁を有する自動車用燃料タンクの内側に凹む外壁接触凹部を形成し、燃料の揺動による揺動音の発生を防止する自動車用燃料タンクを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1の本発明は、熱可塑性合成樹脂で形成されたタンク外壁を有する自動車用燃料タンクにおいて、
タンク外壁の上部から燃料タンクの内側に突出して一体的に形成される複数個の外壁接触凹部を設け、
外壁接触凹部は、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成され、
外壁接触凹部の燃料タンクの内側に突出する底壁部の先端は、燃料タンクの満タン時の燃料の液面よりも上側に離れて形成されるとともに、燃料の揺動時には底壁部の先端に燃料が当接する高さに形成されたことを特徴とする自動車用燃料タンクである。
請求項1の本発明では、熱可塑性合成樹脂で形成されたタンク外壁を有する自動車用燃料タンクにおいて、タンク外壁の上部から燃料タンクの内側に突出して一体的に形成される複数個の外壁接触凹部を設けている。このため、燃料タンクを成形するときに、タンク外壁と外壁接触凹部を同時に成形することができ、効率的であり、外壁接触凹部とタンク外壁との間に隙間がなく、燃料タンクの気密性を保持することができる。
タンク外壁の上部から燃料タンクの内側に複数個の外壁接触凹部を設けている。このため、複数個の外壁接触凹部により、燃料タンクのタンク外壁の上部の所定の部分に外壁接触凹部を形成して、燃料を外壁接触凹部に当接させて、燃料タンク内部の燃料の揺動を抑制して、揺動音を減少させることができる。
外壁接触凹部は、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成されているため、燃料が直接タンク上壁に当接することがなく、外壁接触凹部に燃料タンク内部の燃料が揺動して当たった場合に、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成された外壁接触凹部の壁に沿って円滑に燃料が流れて、外壁接触凹部の壁に当たって生じる揺動音を減少させることができる。
外壁接触凹部の燃料タンクの内側に突出する底壁部の先端は、燃料タンクの満タン時の燃料の液面よりも上側に離れて形成されるとともに、燃料の揺動時には底壁部の先端に燃料が当接する高さに形成されている。このため、外壁接触凹部が燃料タンクの燃料収納の容量を減少させることなく、燃料の揺動時に燃料が確実に外壁接触凹部に当接して、燃料の揺動を抑制して、揺動音の発生を防止することができる。
請求項2の本発明は、外壁接触凹部の先端は、燃料タンクの内側に20〜60mm突出して一体的に形成された自動車用燃料タンクである。
請求項2の本発明では、外壁接触凹部の先端は、燃料タンクの内側に20〜60mm突出して一体的に形成されたため、燃料タンク内部の燃料が揺動した時に、確実に燃料が外壁接触凹部に当接することができ、外壁接触凹部の壁に沿って燃料が流れて、燃料が直接、外壁接触凹部の壁に当たって揺動音を生じることが防止できる。
外壁接触凹部の先端が燃料タンクの内側に突出する長さが、20mm未満の場合には、燃料タンク内部の燃料が揺動した時に、確実に燃料が外壁接触凹部に当接することができない場合があり、外壁接触凹部の先端が燃料タンクの内側に突出する長さが、60mmを超える場合には、燃料タンクの満タン時に燃料の液面に静止状態で、外壁接触凹部の先端が接触して、燃料タンクの容量が減少する恐れがあるからである。
請求項3の本発明は、外壁接触凹部のタンク外壁との接続部に形成された根元部は、根元部の外周が互いに他の外壁接触凹部の根元部の直径の1〜1.5倍程度離れて形成された自動車用燃料タンクである。
請求項3の本発明では、外壁接触凹部のタンク外壁との接続部に形成された根元部は、根元部の外周が互いに他の外壁接触凹部の根元部の直径の1〜1.5倍程度離れて形成されている。このため、外壁接触凹部に揺動する燃料が確実に当接して、燃料の揺動を効果的に抑制して、揺動音の発生を防止することができる。
根元部の外周が互いに他の根元部の直径の1倍程度よりも近接して形成された場合には、外壁接触凹部の壁に当たった燃料が隣の外壁接触凹部の壁に当たった燃料と衝突して、揺動音の発生を抑制することが少なくなり、根元部の外周が互いに他の根元部の直径の1.5倍程度よりも離れて形成された場合には、揺動する燃料が直接タンク外壁に衝突して、揺動音が発生する場合があるからである。
請求項4の本発明は、外壁接触凹部は、燃料タンク外壁との接続部に形成された外壁接触凹部の根元部の直径は20〜60mmである自動車用燃料タンクである。
請求項4の本発明では、外壁接触凹部は、燃料タンク外壁との接続部に形成された外壁接触凹部の根元部の直径は20〜60mmであるため、外壁接触凹部の燃料タンクの内側の表面が大きくなり、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部の表面に沿って流すことができ、揺動音の発生を防止できる。
外壁接触凹部の根元部の直径が20mm未満の場合には、外壁接触凹部の燃料タンクの内側の表面が小さくなり、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部の表面に沿って流すことができず、外壁接触凹部の根元部の直径が60mmを超える場合には、外壁接触凹部に燃料が当接するときに揺動音が生じる場合がある。
請求項5の本発明は、底壁部の直径は、20〜60mmである自動車用燃料タンクである。
請求項5の本発明では、外壁接触凹部の断面形状が円弧状に形成された底壁部の直径は、20〜60mmであるため、外壁接触凹部の底壁部の円弧状に湾曲している面積を確保して、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部の底壁部の表面に沿って流すことができ、揺動音の発生を防止できる。
外壁接触凹部の底壁部の直径が20mm未満の場合には、外壁接触凹部の表面が小さくなり、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部の表面に沿って流すことができず、外壁接触凹部の底壁部の直径が60mmを超える場合には、外壁接触凹部に燃料が当接するときに揺動音が生じる場合がある。
外壁接触凹部は、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成されているため、燃料が直接タンク上壁に当接することがなく、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成された外壁接触凹部の壁に沿って燃料が円滑に流れて、外壁接触凹部の壁に直接当たって生じる揺動音を減少させることができる。
外壁接触凹部の燃料タンクの内側に突出する底壁部の内面は、燃料タンクの満タン時の燃料の液面よりも上側に離れて形成されるとともに、燃料の揺動時には底壁部の内面に燃料が当接する高さに形成されているため、外壁接触凹部が燃料タンクの燃料収納の容量を減少させることなく、燃料の揺動時に燃料が確実に外壁接触凹部に当接して、燃料の揺動を抑制して、揺動音の発生を防止することができる。
本発明の実施の形態である燃料タンクの平面図である。 本発明の実施の形態である燃料タンクの斜め上から見た斜視図であり、外壁接触凹部が形成された部分の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態である燃料タンクの外壁接触凹部の断面図である。 本発明の第2の実施の形態である燃料タンクの外壁接触凹部の断面図である。 本発明の第1の実施の形態である燃料タンクの外壁接触凹部を燃料が流れる状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態である燃料タンクの他の実施例の外壁接触凹部を燃料が流れる状態を示す模式図である。 従来の燃料タンクの外壁に燃料が当たる状態を示す模式図である。 従来の燃料タンクの平面図である。
本発明の実施の形態である自動車用の燃料タンク1のタンク外壁10形成された外壁接触凹部20について、図1〜図6に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形態の燃料タンク1の平面図である。熱可塑性合成樹脂製の燃料タンク1のタンク外壁10は単層又は多層構造の構成を有することができる。燃料タンク1は、ブロー成形で形成され、タンク外壁7のタンク上壁11とタンク下壁は、一体的に形成される。
本発明の実施の形態で製造される燃料タンク1は、図1に示すように、その燃料タンク1に燃料ポンプ(図示せず)等を出し入れするためにポンプユニット取付孔4が上面に形成されている。また、燃料タンク1の側面又は上面には、インレットパイプ(図示せず)から燃料を注入する燃料注入孔5が形成されている。
また、例えば、燃料タンク1の周囲には外周リブ2が全周に亘り形成されており、外周リブ2のコーナー部等の所定箇所には、数箇所に亘り取付用孔3が形成され、取付用孔3と車体をボルト締めすることにより、燃料タンク1を車体に取付けている。
さらに、燃料タンク1の上面には、内部の燃料蒸気を回収するホース等を接続する各種のホース取付部6が形成されている。
そして、図1と図2に示すように、燃料タンク1のタンク外壁10のタンク上壁11には、タンク上壁11から燃料タンク1の内側に突出して一体的に形成される複数個の外壁接触凹部20が形成されている。外壁接触凹部20は、タンク上壁11の広い部分に亘り分布するように形成されている。
このため、燃料タンク1をブロー成形等で成形するときに、タンク上壁11と外壁接触凹部20を同時に成形することができ、効率的であり、外壁接触凹部20とタンク上壁11は一体的に形成されて、その間に隙間がなく、燃料タンク1の気密性を保持することができる。
外壁接触凹部20は、タンク上壁11に形成されたポンプユニット取付孔4、各種ホース等のホース取付部6及びタンク上壁11に形成された外壁接触凹部20以外の凹部が形成された部分を外して形成されている。また、外壁接触凹部20は、内部の燃料が直接当たる略平坦な部分に、多数並んで形成することができる。
このため、燃料タンク1の内部の燃料が当たるタンク上壁11の略平坦な部分に、多数並んで形成された外壁接触凹部20により、後述するように、外壁接触凹部20に燃料が当接することにより、タンク上壁11の内部の略平坦な部分の全面にわたり燃料タンク1内部の燃料の揺動を抑制して、揺動音を減少させることができる。
外壁接触凹部20は、図3及び図4に示すように、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成されている。
まず、図3に示す第1の実施の形態として、接触凹部側壁21が漏斗状で接触凹部底壁部22の断面が円弧状に球形の一部に形成された外壁接触凹部20について説明する。
図3に示す接触凹部底壁部22は、タンク上壁11から円滑に湾曲して漏斗状に形成された接触凹部側壁21と、接触凹部側壁21から連続して形成された接触凹部底壁部22から形成される。接触凹部底壁部22は、図3に示すように断面形状が円弧上に形成された、すなわち、球形の半分又は球形の半分よりも若干小さく形成された形状に形成されている。
このため、外壁接触凹部20の燃料タンク1内の表面は、S字形状に曲がった円滑な曲線で形成されている。
このため、図5に示すように、車両が停止したり、曲がったりするときに、さらに、停止後の揺動が収束域における燃料の揺動時において、外壁接触凹部20に燃料タンク1内部の燃料が揺動して当たった場合に、燃料は、図5の矢印で示すように、接触凹部底壁部22に当たり、接触凹部底壁部22に沿って流れて、さらに接触凹部側壁21に沿って燃料が流れて、タンク上壁11に円滑に流れる。
そのため、燃料がタンク上壁11に当たるタイミングをずらすことができ、燃料が直接タンク上壁11に当たるよりも衝撃が小さくなり、燃料がタンク上壁11に当たって揺動音を生じることが防止できる。
また、外壁接触凹部20は、断面形状が円弧状に形成され、接触凹部底壁部22は球形であるため、ランダムな燃料の流れに対しても、流れの方向にかかわりなく、確実に揺動音を防止できる。
接触凹部側壁21と接触凹部底壁部22の境界及び接触凹部側壁21とタンク上壁11の境界である接触凹部根元部23には、段差がなく円滑に形成されているため、外壁接触凹部20に当たった燃料は、外壁接触凹部20とタンク上壁11の表面を円滑に流れて揺動音を減少させることができる。
外壁接触凹部20の燃料タンク1の内側に突出する接触凹部底壁部22の内面の最先端は、燃料タンク1の満タン(燃料の最大充填)時の燃料の液面のよりも上側に離れて形成されるとともに、燃料の揺動時には接触凹部底壁部22の内面の最先端に燃料が当接する高さに形成されている。このため、燃料タンク1の燃料収納の容量を減少させることなく、燃料の揺動時に燃料の揺動を抑制して、揺動音の発生を減少させることができる。
外壁接触凹部20は、燃料タンク1の内側に20〜60mm突出して一体的に形成されることが好ましい。この場合には、燃料タンク1の内部の燃料が揺動した時に、確実に燃料が外壁接触凹部20に当接することができ、外壁接触凹部20の接触凹部底壁部22から接触凹部側壁21壁に沿って燃料が流れて、直接燃料がタンク上壁11の壁に当たることがなく、揺動音を減少させることができる。
外壁接触凹部20が燃料タンク1の内側に突出する長さが、20mm未満の場合には、燃料タンク1の内部の燃料が揺動した時に、確実に燃料が外壁接触凹部20に当接することができなく、燃料が直接タンク上壁11に衝突して、揺動音を生じる場合がある。外壁接触凹部20が燃料タンク1の内側に突出する長さが、60mmを超える場合には、燃料タンク1の最大充填時に燃料の液面に静止状態で、接触する恐れがあり、燃料タンク1の容量が減少する。
外壁接触凹部20は、タンク上壁11に形成された外壁接触凹部20の接触凹部側壁21の根元部(タンク上壁11と連続する部分)の直径(図3においてBで示す。)は20〜60mmであることが好ましい。この場合には、外壁接触凹部20の燃料タンク1の内部に面する表面が大きくなり、揺動する燃料を確実に外壁接触凹部20に当てることができ、効果的に外壁接触凹部20の表面に沿って流すことができ、揺動音の発生を防止できる。
外壁接触凹部20の根元部の直径が20mm未満の場合には、外壁接触凹部20が小さくなり、外壁接触凹部20の表面が小さくなり、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部20の表面に沿って流すことができず、外壁接触凹部20の根元部の直径が60mmを超える場合には、外壁接触凹部20に燃料が当接するときに揺動音が生じる場合がある。
接触凹部底壁部22が球形に一部に形成された接触凹部底壁部22の直径(図3においてAで示す。)は、20〜60mmであることが好ましい。この場合には、接触凹部底壁部22が湾曲して燃料タンク1の内部に面している面積を確保して、揺動する燃料を効果的に接触凹部底壁部22に接触させて、接触凹部底壁部22の表面に沿って流すことができ、揺動音の発生を減少させることができる。
接触凹部底壁部22の直径が20mm未満の場合には、接触凹部底壁部22の外壁接触凹部20の表面が小さくなり、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部20の表面に沿って流すことができず、外壁接触凹部20の底壁部の直径が60mmを超える場合には、外壁接触凹部20に燃料が当接するときに揺動音が生じる場合がある。
外壁接触凹部20は、タンク上壁11と連続する接触凹部側壁21の接触凹部根元部23は、接触凹部側壁21の接触凹部根元部23の外周(タンク上壁11と接触凹部側壁21の境界)が互いに他の接触凹部根元部23の直径の1〜1.5倍程度離れて形成されていることが好ましい。この場合には、複数の外壁接触凹部20の配置により、外壁接触凹部20に燃料が確実に当接して、燃料の揺動を効果的に抑制して、揺動音を減少させることができる。
接触凹部側壁21の接触凹部根元部23の外周が互いに他の接触凹部側壁21の接触凹部根元部23の直径の1倍程度よりも近接して形成された場合には、外壁接触凹部20の接触凹部側壁21に当たった燃料が隣の外壁接触凹部20の接触凹部側壁21に当たった燃料と衝突して、揺動音の発生を抑制することが少なくなり、接触凹部側壁21の接触凹部根元部23の外周が互いに他の接触凹部根元部23の直径の1倍程度よりも離れて形成された場合には、揺動する燃料が直接タンク上壁11に衝突して、揺動音が発生する場合があるからである。
次に、第2の実施の形態について、図4に基づき、円錐形の外壁接触凹部20について説明する。
図4に示す接触凹部底壁部22は、タンク上壁11から円錐形に形成された接触凹部側壁21と、接触凹部側壁21の先端に形成された接触凹部底壁部22と、タンク上壁11と接触凹部側壁21との境界の接触凹部根元部23から形成される。接触凹部底壁部22は、図3の実施の形態と異なり、円錐形の頂点として面積が小さく形成されている。
このため、図6に示すように、車両が停止したり、曲がったりするとき、及び停止後の収束域では、外壁接触凹部20に燃料タンク1内部の燃料が揺動して当たった場合に、燃料は、図6の矢印で示すように、接触凹部側壁21に当たり、接触凹部側壁21の斜面に沿って流れて、タンク上壁11に当たる。そのため、燃料が直接タンク上壁11に当たるよりも衝撃が小さくなり、燃料がタンク上壁11に当たって揺動音を減少させることができる。
第1の実施の形態と同様に、外壁接触凹部20の燃料タンク1の内側に突出する接触凹部底壁部22の最先端は、燃料タンク1の満タン時の燃料の液面のよりも上側に離れて形成されるとともに、燃料の揺動時には接触凹部底壁部22の内面の最先端に燃料が当接する高さに形成されている。このため、燃料タンク1の燃料収納の容量を減少させることなく、燃料の揺動時に燃料の揺動を抑制して、揺動音を減少させることができる。
第1の実施の形態と同様に、外壁接触凹部20は、燃料タンク1の内側に20〜60mm突出して一体的に形成されることが好ましい。この場合には、燃料タンク1の内部の燃料が揺動した時に、確実に燃料が外壁接触凹部20に当接することができ、外壁接触凹部20の接触凹部側壁21壁に沿って燃料が流れて、タンク上壁11の壁に当たって揺動音を生じることが防止できる。
また、外壁接触凹部20は、円錐状に形成されたため、ランダムな燃料の流れに対しても、流れの方向にかかわりなく、確実に揺動音を減少させることができる。
外壁接触凹部20が燃料タンク1の内側に突出する長さが、20mm未満の場合には、燃料タンク1の内部の燃料が揺動した時に、確実に燃料が外壁接触凹部20に当接することができなく、燃料が直接タンク上壁11に衝突して、揺動音を生じる場合がある。外壁接触凹部20が燃料タンク1の内側に突出する長さが、60mmを超える場合には、燃料タンク1の最大充填時に燃料の液面に静止状態で、接触する恐れがあり、燃料タンク1の容量が減少するからである。
外壁接触凹部20は、タンク上壁11に形成された外壁接触凹部20の接触凹部側壁21の根元部(タンク上壁11と連続する部分)の直径(図4においてCで示す。)は20〜60mmであることが好ましい。この場合には、外壁接触凹部20の燃料タンク1の内部に面する表面が大きくなり、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部20の表面に沿って流すことができ、揺動音の発生を防止できる。
外壁接触凹部20の接触凹部根元部23の直径が20mm未満の場合には、外壁接触凹部20が小さくなり、外壁接触凹部20の表面が小さくなり、揺動する燃料を効果的に外壁接触凹部20の表面に沿って流すことができず、外壁接触凹部20の接触凹部根元部23の直径が60mmを超える場合には、外壁接触凹部20に燃料が当たり、揺動音が生じる場合がある。
外壁接触凹部20は、タンク上壁11と連続する接触凹部側壁21の接触凹部根元部23は、接触凹部根元部23の外周(タンク上壁11と接触凹部側壁21の境界)が互いに他の接触凹部根元部23の直径の1〜1.5倍程度離れて形成されていることが好ましい。この場合には、燃料の揺動を効果的に抑制して、揺動音を減少させることができる。
接触凹部側壁21の接触凹部根元部23の外周が互いに他の接触凹部根元部23の直径の1倍程度よりも近接して形成された場合には、外壁接触凹部20の接触凹部側壁21に当たった燃料が隣の外壁接触凹部20の接触凹部側壁21に当たった燃料と衝突して、揺動音の発生を抑制することが少なくなり、接触凹部側壁21の接触凹部根元部23の外周が互いに他の接触凹部根元部23の直径の1倍程度よりも離れて形成された場合には、揺動する燃料が直接タンク上壁11に衝突して、揺動音が発生する場合があるからである。
1 燃料タンク
10 タンク外壁
10 バッフル
11 タンク上壁
20 外壁接触凹部
21 接触凹部側壁
22 接触凹部底壁部

Claims (5)

  1. 熱可塑性合成樹脂で形成されたタンク外壁を有する自動車用燃料タンクにおいて、
    上記タンク外壁の上部から上記燃料タンクの内側に突出して一体的に形成される複数個の外壁接触凹部を設け、
    該外壁接触凹部は、円錐形に形成され又は側壁部が漏斗状で底壁部の断面が円弧状に形成され、
    上記外壁接触凹部の上記燃料タンクの内側に突出する底壁部の内面は、上記燃料タンクの満タン時の燃料の液面よりも上側に離れて形成されるとともに、上記燃料の揺動時には上記底壁部の内面に上記燃料が当接する高さに形成されたことを特徴とする自動車用燃料タンク。
  2. 上記外壁接触凹部の先端は、上記燃料タンクの内側に20〜60mm突出して一体的に形成された請求項1に記載の自動車用燃料タンク。
  3. 上記外壁接触凹部の上記タンク外壁との接続部に形成された根元部は、該根元部の外周が互いに他の上記外壁接触凹部の上記根元部の直径の1〜1.5倍程度離れて形成された請求項1又は請求項2に記載の自動車用燃料タンク。
  4. 上記外壁接触凹部は、上記燃料タンク外壁との接続部に形成された上記外壁接触凹部の上記根元部の直径は20〜60mmである請求項3に記載された自動車用燃料タンク。
  5. 上記外壁接触凹部の断面形状が円弧状に形成された上記底壁部の直径は、20〜60mmである請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載された自動車用燃料タンク。
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