JP2017209608A - 酒造用精米機 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載された酒造用精米機は、循環式の竪型精米機であって、竪配置された精白ロールが外筒内に配置されており、前記精白ロールの外周面と前記外筒の内周面との間に隙間が形成され、前記隙間に米粒が繰り返し供給されて前記精白ロールにより研削される。
台金表面に超砥粒層を有する精白ロールと、
前記精白ロールを一体回転可能に装着する竪軸と、
前記精白ロール及び前記竪軸を収容し、前記精白ロールとの間に精白室を形成する精白筒と、を備え、
前記精白ロールは、上下に複数のロールに分割可能に形成され、最下段に位置する下段ロールが前記竪軸に軸着される一方で、他のロールが前記下段ロール上に順次積層載置されてなり、最上段に位置する上段ロール上に載置されるとともに前記竪軸の先端に装着される押さえ部材を介して前記他のロールが前記下段ロールに対し押圧され、前記複数のロールが前記竪軸とともに回転可能に一体とされることを特徴とする。
前記精白室の底部には、前記精白室内で精白された米粒を受け止める米粒載置部を外周部に有し、前記竪軸に堅固に軸着されるロール受台が設けられ、前記下段ロールは前記ロール受台上に載置されることが好ましい。
前記台金が、20mm以上60mm以下の厚みの金属製の厚肉体であることが好ましい。
前記押さえ部材が、円錐状であって、前記上段ロールの表面に滑らかに連続するように、上方から下方へ向かい富士山のように湾曲した末広がり形状の表面を有し、前記表面に超砥粒を有することが好ましい。
前記超砥粒層がcBN砥粒層であることが好ましい。
前記精白ロールが、前記上段ロールを粗目、前記下段ロールを細目と、前記上段ロールから前記下段ロールへ向けて、前記超砥粒層の砥粒の粒度を粗目から細目へ変化させることが好ましい。
前記精白ロールが、3つのロールに分割可能に形成されるとともに、前記下段ロールには前記超砥粒層以外の砥粒層を有してなり、前記上段ロールをダイヤモンド砥粒層、中段ロールをcBN砥粒層、前記下段ロールをSiC砥粒層と、前記上段ロールから前記下段ロールへ向けて、砥粒層の砥粒の種類を硬度の高いものから低いものへ変化させることが好ましい。
また、本発明の酒造用精米機は、前記精白ロールが複数のロールに分割可能に形成されるので、個々のロールは重量にも取扱いが容易となる。
したがって、本発明の酒造用精米機によれば、精白ロールの交換が容易となり、1人の作業員でも精白ロールの交換作業を行うことができる。
したがって、本発明の酒造用精米機によれば、必要なロールのみを交換すればよく、精白ロール全体を交換する場合に比べ経済的に有利である。
図1は本発明の実施の形態における酒造用精米機の全体斜視図を示す。図2は図1の酒造用精米機の右側面図であって一部断面図を示す。
本発明の実施の形態において、前記精白部2は、米粒を精白する精白ロール13と、機台11に対し上下の軸受により鉛直軸まわりに回転可能に支持され、前記精白ロール13を一体回転可能に装着してなる竪軸12と、前記精白ロール13及び前記竪軸12を収容し、前記精白ロール13との間に精白室15を形成する精白筒14と、前記精白室15内の圧力を調節する圧力調整部16を備える。
下方に位置する下段ロール21は、内部に円形の取付フランジ211が設けられ、前記取付フランジ211の中央に形成される開口にボス212を嵌入し、前記ボス212に前記竪軸12を嵌挿することで、前記竪軸12に対し一体回転可能に軸着される。
上方に位置する上段ロール23は、中空であって上部に凹環部231を有し、前記竪軸12に軸着されることなく前記中段ロール22上に載置される。
前記複数のロールの上下面には、必要に応じて位置決めのための凹凸部を設けることができる。これにより、前記複数のロールを同軸上に配設することができる。
また、前記精白ロール13において、前記各台金は、前記精白ロール13の強度及び重量を考慮して、20mm以上60mm以下の厚みの厚肉体とし、好ましくは25mm以上40mm以下の厚みの厚肉体とする。
なお、前記超砥粒層は電着以外の方法で形成することもできる。
前記ロール受台24は、ボス部242が中央に設けられ、前記竪軸12の大径部を前記ボス部242に嵌挿することで、前記竪軸12に対し一体回転可能に堅固に軸着される。
前記竪軸12の先端にはネジ孔が形成されており、前記ボルト27は前記竪軸12の先端に形成されるネジ孔に螺合する。
(1)前記下段ロール21を前記竪軸12に軸着するとともに、前記竪軸12に堅固に軸着されるロール受台24上に載置・嵌合する。
(2)前記中段ロール22を、前記竪軸12に軸着することなく前記下段ロール21上に載置する。
(3)前記上段ロール23を、前記竪軸12に軸着することなく前記中段ロール22上に載置する。
(5)前記ロール押さえ部材25の前記凹部に座金26を配設するとともに、前記座金26の上方から前記ボルト27を挿入し、前記ボルト27を前記竪軸12の先端に螺合させて締め付ける。
また、本発明の実施の形態において、前記精白ロール13は、上下に複数のロールに分割可能に形成されるので、個々のロールは重量にも取扱いが容易となる。
したがって、本発明の実施の形態における酒造用精米機によれば、精白ロールの交換が容易となり、1人の作業員でも精白ロールの交換作業を行うことができる。
したがって、本発明の実施の形態における酒造用精米機によれば、必要なロールのみを交換すればよく、精白ロール全体を交換する場合に比べ経済的に有利となる。
前記精白ロール13の前記台金を前記厚肉体としても、依然として個々のロールは重量的に取扱いが容易であり、特許文献1に記載された薄肉状円筒体で構成される精白ロールのように、精白ロールが強度不足になることがなく、また、前記強度不足による精白ロールの変形により砥粒層から砥粒が脱落し易くなる虞もない。
本発明の実施の形態において、前記精白ロール13は、前記上段ロール23から前記下段ロール21へ向けて、前記超砥粒層の砥粒の粒度を粗目から細目へ変化させることとすれば、米粒を効率よく精白することができる。
本発明の実施の形態において、前記精白ロール13が、前記上段ロール23から前記下段ロール21へ向けて、砥粒層の砥粒の種類を硬度の高いものから低いものへ変化させることとしても、米粒を効率よく精白することができる。
2 精白部
3 貯留タンク
4 万石部
5 揚穀部
6 制御部
7 精白部基台
8 揚穀部基台
9 上部作業台
10 下部作業台
11 機台
12 竪軸
13 精白ロール
14 精白筒
15 精白室
16 圧力調整部
21 下段ロール
211 取付フランジ
212 ボス
22 中段ロール
23 上段ロール
231 凹環部
24 ロール受台
241 米粒載置部
242 ボス部
243 環状突部
25 押さえ部材
251 長孔
26 座金
27 ボルト
Claims (7)
- 台金表面に超砥粒層を有する精白ロールと、
前記精白ロールを一体回転可能に装着する竪軸と、
前記精白ロール及び前記竪軸を収容し、前記精白ロールとの間に精白室を形成する精白筒と、を備え、
前記精白ロールは、上下に複数のロールに分割可能に形成され、最下段に位置する下段ロールが前記竪軸に軸着される一方で、他のロールが前記下段ロール上に順次積層載置されてなり、最上段に位置する上段ロール上に載置されるとともに前記竪軸の先端に装着される押さえ部材を介して前記他のロールが前記下段ロールに対し押圧され、前記複数のロールが前記竪軸とともに回転可能に一体とされることを特徴とする酒造用精米機。 - 前記精白室の底部には、前記精白室内で精白された米粒を受け止める米粒載置部を外周部に有し、前記竪軸に軸着されるロール受台が設けられ、前記下段ロールは前記ロール受台上に載置される請求項1記載の酒造用精米機。
- 前記台金は、20mm以上60mm以下の厚みの金属製の厚肉体である請求項1又は2記載の酒造用精米機。
- 前記押さえ部材は、円錐形であって、上方から下方へ向かい湾曲した末広がり形状の表面を有し、前記表面に超砥粒を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の酒造用精米機。
- 前記超砥粒層はcBN砥粒層である請求項1乃至4のいずれかに記載の酒造用精米機。
- 前記精白ロールは、前記上段ロールを粗目、前記下段ロールを細目と、前記上段ロールから前記下段ロールへ向けて、前記超砥粒層の砥粒の粒度を粗目から細目へ変化させる請求項1乃至5のいずれかに記載の酒造用精米機。
- 前記精白ロールは、3つのロールに分割可能に形成されるとともに、前記下段ロールには前記超砥粒層以外の砥粒層を有してなり、前記上段ロールをダイヤモンド砥粒層、中段ロールをcBN砥粒層、前記下段ロールをSiC砥粒層と、前記上段ロールから前記下段ロールへ向けて、砥粒層の砥粒の種類を硬度の高いものから低いものへ変化させる請求項1乃至4のいずれかに記載の酒造用精米機。
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CN109590055A (zh) * | 2018-12-27 | 2019-04-09 | 哈尔滨权清科技服务有限责任公司 | 一种米粒排齐装置及应用它的留全大米胚芽的糙米加工机 |
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