JP2017207805A - 情報処理装置、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用した場合であっても、ユーザはファイルの所在を直感的に把握できることにある。【解決手段】複数のオンラインストレージα、β、γ、と通信ネットワーク10を介して接続されるファイル管理装置100は、ファイル形式に基づいて各ファイルを展開可能なオンラインストレージを各ファイルの保存先として選択するデータ保存先選択部139と、選択された各オンラインストレージに各ファイルを送信して記憶させるシステム制御部131と、各オンラインストレージに記憶させた各フォルダ及びファイルの夫々のフォルダパス及びファイルパスと、各フォルダ及びファイルの管理用に設定された仮想的なフォルダパス及びファイルパスとを関連付けたフォルダ・ファイル管理情報を管理するフォルダ・ファイル管理部135と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、及び情報処理システムに関する。
近年、インターネット上でファイル保管用のディスクスペースを貸し出すオンラインストレージサービスが、各社から提供されている。オンラインストレージサービスの中には無料で利用できるものが多数存在するが、一般的にオンラインストレージサービスが無料で提供する容量には上限が設定されている。このため、ユーザがオンラインストレージサービスを提供する複数の業者と夫々利用契約を結んでおき、各オンラインストレージの上限サイズ以内に収まるように、各オンラインストレージに適宜ファイルを割り振って保存するといった利用形態が採られることがある。
特許文献1には、複数のオンラインストレージに夫々保存されたファイルを管理するファイル管理装置が記載されている。このファイル管理装置は、夫々のオンラインストレージに自動的にログインし、ユーザに対してファイルを管理する仮想空間を提供する。上記仮想空間を提供するため、ファイル管理装置は、ユーザに示す仮想的なファイルと、オンラインストレージに保存されたファイルの実体的なパスとを関連づけて管理する。また、ファイル管理装置は、ユーザが仮想ファイルに対して実行した操作を、オンラインストレージ上の実体ファイルに反映させる。
近年では、保存しているファイルをオンラインストレージ上で展開して、ファイルの閲覧・編集を可能とするサービスが提供されている。オンラインストレージがサポートするファイル形式はオンラインストレージによって異なるため、オンラインでファイルの閲覧・編集を可能とするためには、ファイル形式に対応するオンラインストレージにファイルを夫々割り振って記憶させる必要がある。
特許文献1に記載のファイル管理装置は、異なるオンラインストレージに割り振って記憶させた複数の実体ファイルをファイル単位で管理する。しかしながら、オンラインストレージ上では、互いに関連する実体ファイルがフォルダ単位でまとめられているわけではない。このため、ファイル管理装置のような情報処理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用したとしても、ユーザがファイルの所在を直感的に把握することは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、情報処理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用した場合であっても、ユーザはファイルの所在を直感的に把握できることにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のオンラインストレージとネットワークを介して接続される情報処理装置であって、前記各オンラインストレージ上で展開可能なファイル形式に関する情報を取得するサポート情報取得手段と、前記ファイル形式に基づいて前記各ファイルを展開可能なオンラインストレージを前記各ファイルの保存先として選択する保存先選択手段と、選択された前記各オンラインストレージに前記各ファイルを送信する送信手段と、前記各オンラインストレージに記憶させた各フォルダ及びファイルの夫々のフォルダパス及びファイルパスと、前記各フォルダ及びファイルの管理用に設定された仮想的なフォルダパス及びファイルパスとを関連付けたフォルダ・ファイル管理情報を管理するフォルダ・ファイル管理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用した場合であっても、ユーザはファイルの所在を直感的に把握できる。
ファイル管理システムの全体構成を示す模式図である。 ファイル管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 ファイル管理装置の機能構成を示すブロック図である。 ファイル管理装置の初期設定処理、及び新規フォルダ作成処理の一例を示したシーケンス図である。 仮想フォルダビューの一例を示す図である。 新規フォルダ作成後の新規ファイルの保存処理の一例を示したシーケンス図である。 (a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。 仮想フォルダ構成の表示処理の一例を示したシーケンス図である。 仮想フォルダ・ファイルビューを用いてファイルを開いて編集する処理の一例を示したシーケンス図である。 オンラインストレージの残容量に基づいてファイルの保存先を決定する処理の一例を示したシーケンス図である。 仮想フォルダビューの一例を示す図である。 (a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。 (a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。 仮想フォルダ・ファイルビューを用いてファイルを開いて編集する処理の一例を示したシーケンス図である。 仮想フォルダビューの一例を示す図である。 (a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。 オンラインストレージサービスを追加登録した場合の処理の一例を示したシーケンス図である。 オンラインストレージサービスの登録を解除する場合の処理の一例を示したシーケンス図である。 (a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。 ファイル管理装置の初期設定画面を示す模式図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
以下の説明においては、主として「フォルダ」の語を用いて説明するが、フォルダは「ディレクトリ」であってもよい。
本発明は、各ファイルを夫々展開可能なオンラインストレージに割り振って記憶させた場合であっても、オンラインストレージでは情報処理装置と同構成のフォルダ単位でファイルを管理する。これにより、情報処理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用した場合であっても、ユーザはファイルの所在を直感的に把握できる。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
<システム構成>
本発明の一実施形態に係る情報処理装置を含むファイル管理システム(情報処理システム)について説明する。図1は、ファイル管理システムの全体構成を示す模式図である。
ファイル管理システム1は、ファイル管理装置100(情報処理装置)と、オンラインストレージサービスα(オンラインストレージα)を提供するサーバ200αと、オンラインストレージサービスβ(オンラインストレージβ)を提供するサーバ200βと、オンラインストレージサービスγ(オンラインストレージγ)を提供するサーバ200γとが互いに通信ネットワーク10を介して接続された構成を有する。
ファイル管理装置100は、パーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォン(スマホ)等の情報処理装置(コンピュータ装置)である。本発明に係るファイル管理アプリケーション(プログラム)がインストールされ、該情報処理装置上で実行されることにより、これらの情報処理装置は以下の示すファイル管理機能を実行するファイル管理装置となる。
サーバ200αとサーバ200βとサーバ200γは、一般的なコンピュータ装置であり、ファイル管理装置100から送信されたデータを記憶し、保持する。オンラインストレージサービスα、β、γは一般的なオンラインストレージサービスである。ここで、サーバ200αとサーバ200βとサーバ200γが各ユーザに提供するストレージの容量には上限がある。
本発明の実施形態に係るファイル管理装置100は、サーバ200αとサーバ200βとサーバ200γに各ファイルを分散配置すると共に、各サーバ上のファイルをサーバ200αとサーバ200βとサーバ200γに跨がってフォルダ単位で操作して管理する。
<ファイル管理装置のハードウェア構成>
本発明の実施形態に係るファイル管理装置のハードウェア構成について説明する。図2は、ファイル管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
ファイル管理装置100は、コントローラ110と、ディスプレイ121と、入力装置122とを備える。
コントローラ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、MEM112と、NB(ノースブリッジ)113と、NIC(Network Interface Controller)114と、記憶装置115とを備える。
CPU111は、種々の情報を処理するためのICであり、ファイル管理装置100の全体を制御する。NB113は、CPU111とMEM112とNIC114と記憶装置115を接続するためのブリッジである。MEM112は、ローカルメモリであり、各種処理を実行する際の作業空間やバッファとして用いられる。NIC114は、MAC(Media Access Control)アドレスを利用したネットワーク通信用のコントローラであり、NB113とはPCIバスを介して接続されている。記憶装置115は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶手段から構成される。記憶装置115は、ローカルストレージであり、本発明に関わるファイル管理アプリケーションや、ファイル管理アプリケーションが取り扱う各種のデータを保存する。
ディスプレイ121は、ユーザに対してファイル管理装置100からの情報を表示する。
入力装置122は、オペレータからファイル管理システムに対する各種指示の入力を受け付ける手段であり、キーボード、マウス、タッチパネル等から構成される。なお、タッチパネル等のように入力装置とディスプレイとを共通化してもよい。なお、図1に示したサーバ200α、200β、200γのハードウェア構成も同様である。
<ファイル管理装置の機能構成>
本発明の実施形態に係るファイル管理装置の機能構成について説明する。図3は、ファイル管理装置の機能構成を示すブロック図である。
ユーザが、PCやスマホ等の一般的な情報処理装置上で本発明の実施形態に係るファイル管理アプリケーション(ファイル管理プログラム)を起動させることにより、情報処理装置は、以下に示すファイル管理アプリケーションの各機能を実現する手段を有したファイル管理装置100として動作する。
ファイル管理装置100は、システム制御部131(サポート情報取得手段、送信手段、残容量取得手段、判定手段、展開先選択手段、操作手段、ファイル選択手段、ファイル移動手段)、操作表示部132(操作手段)、ネットワーク制御部133、通信部134、フォルダ・ファイル管理部135(フォルダ・ファイル管理手段)、データ保存先選択部139(保存先選択手段)、ユーザ入力制御部140、第1記憶部141、第2記憶部142、第3記憶部143、第4記憶部144、及び第5記憶部145を備える。
システム制御部131は、ファイル管理装置100の全体を制御するマイクロコンピュータであり、図2のCPU111とMEM112を利用して実現される。
操作表示部132は、オペレータに対して必要な情報を表示する手段であり、図2のディスプレイ121を利用して実現される。
ネットワーク制御部133は、通信ネットワーク10に対してパケットデータの送受信を行う手段であり、図2のNIC114を利用して実現される。
通信部134は、ネットワーク制御部133を介してローカルメモリ上のデータを送受信して、オンラインストレージ上のフォルダ及びファイルの情報を取得し、又は更新する。また、通信部134は、オンラインストレージへのログイン認証を行う手段としても機能する。通信部134は、WebAPI等から構成されており、図2のNIC114とMEM112を利用して実現される。
フォルダ・ファイル管理部135は、ファイル管理装置100からユーザへ示す仮想的なフォルダパス及びファイルパスと、対応するオンラインストレージ上又はローカルストレージ上のフォルダパス及びファイルパスとを一対一で関連付ける手段である。実際のファイルは、オンラインストレージ上又はローカルストレージ上のフォルダ内に保存される。フォルダ・ファイル管理部135は、関連付けたフォルダパス及びファイルパスの情報をフォルダ・ファイル管理情報として管理する。フォルダ・ファイル管理部135は、図2のCPU111とMEM112を利用して実現される。
データ保存先選択部139は、特定のファイル形式(拡張子)のファイルを保存するオンラインストレージサービスを決定するものである。また、特定のファイル形式のファイル操作(閲覧・編集)をサポートするオンラインストレージを検索する手段としても機能する。ここで「ファイル操作をサポートする」とは、オンラインストレージが、該オンラインストレージ上でのファイルの展開を可能とするオンラインアプリケーションを提供していることを意味する。データ保存先選択部139は、図2のCPU111、MEM112を利用して実現される。
ユーザ入力制御部140は、オペレータから必要な情報の入力を受け付ける手段であり、図2の入力装置122を利用して実現される。
第1記憶部141は、ファイル操作を実現するためのコマンドを記憶する手段であり、図2の記憶装置115を利用して実現される。第1記憶部141に記憶されたコマンドは、ユーザからの指示に基づいて、ネットワーク制御部133を介してオンラインストレージサービスを提供するサーバに対して送信される。
第2記憶部142は、ユーザに提示する仮想的なフォルダ/ファイルパスと、フォルダ/ファイルパスに対応するオンラインストレージ又はローカルストレージのフォルダ/ファイルパスとの関連付けを記憶する手段であり、図2の記憶装置115を利用して実現される。
第3記憶部143は、ユーザが利用する各オンラインストレージへのログイン情報(ID、パスワード)を記憶する手段であり、図2の記憶装置115を利用して実現される。
第4記憶部144は、第3記憶部143に記憶された各オンラインストレージがサポートするアプリケーションの情報(各オンラインストレージ上で取り扱うことが可能なファイルの形式に関する情報、サポート情報)を記憶する手段であり、図2の記憶装置115を利用して実現される。本例では、サポートされるファイル形式の情報として、取り扱い可能なファイルの拡張子を第4記憶部144に記憶させる。
第5記憶部145は、オンラインストレージの残容量の大小を判定するための境界容量値(使用上限値)を記憶する手段であり、図2の記憶装置115を利用して実現される。なお、第5記憶部145は、境界容量値の固定値を記憶してもよい。第5記憶部145は、管理者ユーザが設定した境界容量値を記憶してもよい。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の各種処理について説明する。
<初期設定>
図4は、ファイル管理装置の初期設定処理、及び新規フォルダ作成処理の一例を示したシーケンス図である。
ステップS101において、ユーザは、コンピュータにインストールされたファイル管理アプリケーションの起動を指示する。システム制御部131は、ユーザからの指示に従ってファイル管理アプリケーションを起動する。アプリケーションの起動によりコンピュータはファイル管理装置100として機能する。
ステップS102において、ユーザは、ファイル管理装置100に対して、利用するオンラインストレージα、β、γのアカウント情報(ログインIDとパスワード)を夫々入力する。
ステップS103において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、ユーザ入力制御部140を介して入力されたアカウント情報を取得して第3記憶部143に記憶させる。
ステップS104において、ユーザは、利用するオンラインストレージα、β、γがサポートするファイル形式の情報(ファイルの拡張子)を夫々入力する。
ステップS105において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、ユーザ入力制御部140を介して入力されたファイル形式情報(サポート情報)を取得して第4記憶部144に記憶させる。
ステップS106において、ユーザは、利用するオンラインストレージα、β、γの境界容量値(使用上限値)を夫々入力する。
ステップS107において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、ユーザ入力制御部140を介して入力されたオンラインストレージα、β、γの境界容量値情報(使用上限値情報)を取得して第5記憶部145に記憶させる。
ステップS108において、ユーザは、ファイル管理アプリケーションの終了を指示する。システム制御部131は、ユーザからの指示に従ってファイル管理アプリケーションを終了する。
<新規フォルダの作成処理>
図4、及び図5に基づいて、初期設定後の新規フォルダの作成処理について「見積もり書」フォルダを作成する例に基づいて説明する。図5は、仮想フォルダビューの一例を示す図である。
ステップS111において、ユーザは、情報処理装置にインストールされたファイル管理アプリケーションの起動を指示する。システム制御部131は、ユーザからの指示に従ってファイル管理アプリケーションを起動する。アプリケーションの起動によりコンピュータはファイル管理装置100として機能する。
ステップS113において、ファイル管理装置100の通信部134は、第3記憶部143に記憶されたアカウント情報を利用してオンラインストレージα、β、γへログインする。ログイン処理はファイル管理装置100に登録されている全てのオンラインストレージに対して実行される。オンラインストレージα、β、γへのログイン認証が完了すると、システム制御部131は、仮想的なフォルダビュー(仮想フォルダビュー)を操作表示部132に表示させる(図5参照)。
ステップS117において、ユーザは、操作表示部132に表示されている仮想フォルダビューに対して新規フォルダ「見積もり書」の作成を指示する。
ステップS119において、ユーザ入力制御部140を介して新規フォルダ「見積もり書」の作成命令を受けたフォルダ・ファイル管理部135は、オンラインストレージα、β、γへ「見積もり書」フォルダを作成する。このとき、ファイル操作を実現するために必要なコマンドが第1記憶部141から読み出されて通信部134を介してオンラインストレージα、β、γへ送信される。
ステップS121において、フォルダ・ファイル管理部135は、仮想的なフォルダのフォルダパスに対して、通信部134を介して取得したオンラインストレージα、β、γ上のフォルダパスを関連付け(紐付け)したフォルダ・ファイル管理情報を作成して第2記憶部142に記憶させる(表1)。
Figure 2017207805
ステップS123において、操作表示部132は、仮想フォルダビューへ新規作成したフォルダ「見積もり書」を表示する(図5参照)。
<新規ファイルの保存処理>
図6、及び図7に基づいて、初期設定後の新規ファイルの保存処理について説明する。図6は、新規フォルダ作成後の新規ファイルの保存処理の一例を示したシーケンス図である。図7(a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。なお、図7は、図5の仮想的なフォルダ構成に対応するオンラインストレージサービス上のフォルダ構成を示している。
ステップS131において、ユーザは、操作表示部132に表示された仮想的フォルダビュー(図5参照)に表示されたフォルダ「顧客名簿」の直下へ、新規に「ファイルD」を保存することを指示する。
ステップS133において、データ保存先選択部139は、「ファイルD」の拡張子「.xlsx」を取得して、当該ファイル形式をサポートするオンラインストレージを特定する。
表2は、第4記憶部144に記憶されているオンラインストレージがサポートするファイル形式の一覧を示している。
Figure 2017207805
データ保存先選択部139は、第4記憶部144から拡張子「.xlsx」のファイル形式をサポートするオンラインストレージとして、オンラインストレージαを特定する。即ち、データ保存先選択部139は、ファイル「D」の拡張子に基づいて、ファイル「D」を展開可能なオンラインストレージαを、ファイル「D」の保存先として選択する。
ステップS135において、データ保存先選択部139は、第2記憶部142から、仮想的なフォルダ「顧客名簿」と関連付けられたオンラインストレージサービスαのフォルダパスを取得する(表3)。
Figure 2017207805
ステップS143において、システム制御部131は、「ファイルD」をオンラインストレージサービスαへ送信して保存させる。即ち、システム制御部131は、第2記憶部142のフォルダパスの関連付け情報に従ってオンラインストレージサービスαの所定のフォルダ(本実施形態では「顧客名簿」フォルダ)直下へ「ファイルD」を保存させる。
ステップS149において、システム制御部131はフォルダ・ファイル管理部135を介して、ファイル「D」の仮想的なファイルパスとストレージサービスの保存先ファイルパスとを関連づけた関連付け情報を第2記憶部142へ追加記憶する(表4)。
Figure 2017207805
ステップS151において、システム制御部131は、フォルダ・ファイル管理部135を介してファイル「D」の保存結果を含めた仮想的なフォルダ構成とファイルの配置状態を取得して、その内容をユーザインターフェースである操作表示部132を介してディスプレイ121に表示する(図5)。
<仮想フォルダ構成の表示処理>
図8に基づいて、仮想フォルダ構成の表示処理について説明する。図8は、仮想フォルダ構成の表示処理の一例を示したシーケンス図である。
ステップS171において、ユーザがファイル管理アプリケーションのアイコンをクリックすると、システム制御部131は当該アプリケーションソフトウエアを起動する。
ステップS173において、フォルダ・ファイル管理部135は、第3記憶部143から当該アカウント情報を取得して、通信部134を介してオンラインストレージサービスα、β、γの夫々にログインする。
ステップS175において、フォルダ・ファイル管理部135は、通信部134を介してオンラインストレージサービスα、β、γの夫々からフォルダ及びファイルのファイルパス情報を取得する。
フォルダ・ファイル管理部135は、オンラインストレージサービスから取得したフォルダ及びファイルのファイルパス情報と、第2記憶部142のファイルパス情報とを比較することで、オンラインストレージ上にある、仮想的なフォルダ/ファイル構造を構成するすべてのフォルダ及びファイルの存在を確認する。
詳しくは、フォルダ・ファイル管理部135は、オンラインストレージサービスα、β、γにアクセスして、第2記憶部142にある全てのフォルダパス、ファイルパスに対してオンラインストレージサービスα、β、γにフォルダ及びファイルが存在することを確認する。
ステップS177において、フォルダ・ファイル管理部135は、ステップS175での確認処理において、仮想的なフォルダ/ファイル構造を構成するすべてのフォルダ及びファイルがオンラインストレージ上に見つかった場合、仮想フォルダ・ファイルビューを、操作表示部132を介してディスプレイ121に表示する(図5)。なお、表5は図5の仮想的なフォルダ構成に対応して第2記憶部142に記憶されている仮想ファイルパスと実ファイルパスの状態を表している。
Figure 2017207805
一方、ステップS179において、フォルダ・ファイル管理部135は、ステップS175での確認処理において、仮想的なフォルダ/ファイル構造を構成するフォルダ及びファイルのうち、オンラインストレージ上に存在しないフォルダまたはファイルが見つかった場合、操作表示部132を介してディスプレイ121に警告を表示するとともに、当該フォルダまたはファイルを除いたビューを表示する。
<仮想フォルダ・ファイルビューを用いてファイルを開いて編集する>
図9に基づいて、仮想フォルダ・ファイルビューを用いてファイルを開いて編集する処理について説明する。図9は、仮想フォルダ・ファイルビューを用いてファイルを開いて編集する処理の一例を示したシーケンス図である。
ステップS201において、ユーザ入力制御部140は、ユーザがディスプレイ121上の仮想フォルダ・ファイルビュー(図5)に表示されたファイル「D」に対してダブルクリック操作を行ったことを検知した場合に、ファイル「D」についての内容表示を要求する。
ステップS203において、システム制御部131は、フォルダ・ファイル管理部135を介して第2記憶部142に記憶されているフォルダとファイルの関連付け情報から、ファイル「D」に関連付くオンラインストレージ上に存在するファイルデータのファイルパスを取得する(表6)。
Figure 2017207805
ステップS205において、システム制御部131はファイルパスに基づいて、ファイル「D」の閲覧を要求することを表すデータ要求(閲覧要求)を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスαに送信する。
ステップS207において、オンラインストレージサービスαは、ファイル管理装置100からデータ要求を受信し、このデータ要求に含まれるファイルパスに保存されているファイル「D」を読み出してWEB上に展開する。
ステップS209において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、通信部134を介してオンラインストレージサービスαから展開されたファイル「D」のWEBデータを取得する。
ステップS211において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、ファイル「D」のWEBデータを、操作表示部132を介してディスプレイ121に表示する。
ステップS213において、ユーザは、ディスプレイ121に表示されたファイル「D」の内容の編集開始を、操作表示部132を介して要求する。
ステップS215において、システム制御部131は通信部134を介して、オンラインストレージαに対して、ファイル「D」の内容の編集開始を要求する。
ステップS217において、システム制御部131は通信部134を介して、オンラインストレージαからファイル「D」の編集開始の通知を受信する。
ステップS219において、システム制御部131は操作表示部132を介してディスプレイ121にファイル「D」の編集が可能な状態に移行したことを表示する。
ステップS221において、ユーザは、ディスプレイ121に表示されたファイル「D」の編集操作を、操作表示部132を介して行う。ここで、ファイル「D」の編集操作は、例えば文字列の変更を行う操作である。
ステップS223において、システム制御部131は通信部134を介して、オンラインストレージαに対して、ユーザが行った編集操作に従ってファイル「D」を編集するように要求する。
ステップS225において、オンラインストレージαは、通知された編集操作の内容通りにファイル「D」を編集して、オンラインストレージα上に上書き保存する。
以上のように本実施形態によれば、各ファイルを夫々展開可能なオンラインストレージに割り振って記憶させるので、ファイルをオンラインで(Web上で)展開して、閲覧・編集することができる。また、各ファイルを夫々展開可能なオンラインストレージに割り振って記憶させても、オンラインストレージではファイル管理装置における仮想的な構成と同構成のフォルダ単位でファイルを管理する。これにより、ファイル管理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用した場合であっても、ユーザはファイルの所在を直感的に把握できる。
なお、ファイルがオンラインストレージ上で展開可能な形式であるか否かは、ファイルの拡張子(ppt、doc、pdf、etc)に基づいて判定される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の各種処理について説明する。第1実施形態においては、保存しようとするファイルのファイル形式をサポートしているオンラインストレージを当該ファイルの保存先として決定していた。しかし、ファイルの保存先として決定されたオンラインストレージにファイルを保存できる残容量がない場合がある。そこで、本実施形態においては、オンラインストレージで使用可能な残容量を考慮して、ファイルを保存するオンラインストレージを決定する。
以下、オンラインストレージの残容量に基づいてファイルの保存先を決定する処理について説明する。図10は、オンラインストレージの残容量に基づいてファイルの保存先を決定する処理の一例を示したシーケンス図である。図11は、仮想フォルダビューの一例を示す図である。図12(a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。
ステップS131において、ユーザは、操作表示部132に表示された仮想的フォルダビュー(図5)に表示されたフォルダ「見積もり書」の直下へ、新規にファイル「X」(拡張子:ppt、データサイズ:0.2GB)を保存することを指示する。
ステップS241において、データ保存先選択部139は、ファイル「X」の拡張子「ppt」を取得して、第4記憶部144から当該ファイル形式をサポートするオンラインストレージとしてオンラインストレージαを特定する(表2)。
ステップS243において、データ保存先選択部139は、ファイル「X」のデータサイズ「0.2GB」を取得する。
ステップS245において、システム制御部131は、通信部134を介して全てのオンラインストレージサービスに、当該アカウントでオンラインストレージへ追加保存可能な容量の情報(残容量の情報)を要求する。オンラインストレージサービスα、β、γは、当該アカウントで追加保存可能な容量情報(残容量)を求め、ファイル管理装置100に送信する。
ステップS247において、システム制御部131は、通信部134を介して全てのオンラインストレージサービスから、当該アカウントでオンラインストレージへ追加保存可能な容量の情報(記憶可能な残容量の情報)を取得して、第5記憶部145に保存する(表7)。なお、表7は、あるアカウントでストレージサービスに追加保存可能な容量の情報(残容量の情報)を表している。
Figure 2017207805
ステップS249において、データ保存先選択部139は、ファイル「X」の保存先に最適なオンラインストレージとして特定したオンラインストレージαが、ファイル「X」を保存可能な残容量を有しているか否かを判定する。即ち、データ保存先選択部139は、第5記憶部145からオンラインストレージαの使用可能な残容量を取得して、ファイル「X」のデータサイズと比較する。ここでは、オンラインストレージαの残容量「0.1GB」がファイル「X」のデータサイズ「0.2GB」よりも小さいので、ファイル「X」をオンラインストレージαに保存することは不可能と判定する。
ステップS251において、データ保存先選択部139は、他のオンラインストレージの中で最も残容量が大きいオンラインストレージを特定する。即ち、データ保存先選択部139は、第5記憶部145から他のオンラインストレージβ、γの使用可能な残容量を取得して、両者を比較して、残容量が大きい方のオンラインストレージβを特定する。
ステップS135において、データ保存先選択部139は、第2記憶部142から、仮想的なフォルダ「見積もり書」と関連付けられたオンラインストレージサービスβ上のフォルダパスを取得する(表8)。
Figure 2017207805
ステップS143において、システム制御部131は、「ファイルX」をオンラインストレージサービスβへ送信して保存させる。即ち、システム制御部131は、第2記憶部142のフォルダパスの関連付け情報に従ってオンラインストレージサービスβの所定のフォルダ(本実施形態では、「見積もり書」)直下へ「ファイルX」を保存させる。この処理により、各オンラインストレージ上のフォルダ構成は図12(a)〜(c)のようになる。
ステップS149において、システム制御部131とフォルダ・ファイル管理部135は、ファイル「X」のファイルパスと、ストレージサービスの保存先ファイルパスとを関連付ける情報を第2記憶部142へ追加記憶する。表9は、追加記憶後の仮想ファイルパスと実ファイルパスの状態を表している。
Figure 2017207805
ステップS151において、システム制御部131は、フォルダ・ファイル管理部135を介してファイル「X」の保存結果を含めた仮想的なフォルダ構成とファイルの配置状態を取得して、その内容をユーザインターフェースである操作表示部132を介してディスプレイ121に表示する(図11)。
本実施形態においては、ファイル形式をサポートするか否かに基づいて決定したオンラインストレージの残容量が不足する場合には、オンラインストレージが当該ファイル形式をサポートするか否かに関わらず、ファイルを記憶可能な残容量を有するオンラインストレージをファイルの保存先に選択してファイルを記憶させる。従って本実施形態によれば、残容量不足でファイルを保存できない、といった事態を回避することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態に係る情報処理装置の各種処理について説明する。第2実施形態においてファイル「X」を保存したオンラインストレージβは、拡張子が「.ppt」であるファイル形式をサポートしていない。このため、オンラインストレージβ上でファイル「X」を展開して、内容の表示及び編集をすることはできないという問題がある。
そこで、本実施形態においては、サポートしていない形式のファイルを保存するオンラインストレージがある場合に、当該形式のファイルをサポートする他のオンラインストレージに一時的にファイルを保存して、web上でのファイルの閲覧及び編集を可能とする。
図13(a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。
まず、各オンラインストレージサービスα、β、γには、事前に、一時的にファイルを保存し、保存したファイルを閲覧、編集するためのワークスペース用の容量を確保しておく。表10は、各オンラインストレージサービスの残容量と使用上限(閾値)と総容量を示している。
Figure 2017207805
この例では、それぞれのオンラインストレージサービスに0.3GBずつの容量がワークスペース用に確保されている。つまり、オンラインストレージサービスの総容量からワークスペース用の容量を差し引いた使用上限(閾値)が、実質的にユーザがファイルの保存等に利用可能な容量として設定されている。
また、各オンラインストレージサービスには、ファイルを一時保存する前にワークスペース用のフォルダを作成しておく。例えば初期設定後のログイン時に、フォルダ・ファイル管理部135が各オンラインストレージサービスのRootフォルダの直下にフォルダ「ワークスペース」を作成する等の処理を実行する。
図14は、仮想フォルダ・ファイルビューを用いてファイルを開いて編集する処理の一例を示したシーケンス図である。
ステップS201において、ユーザ入力制御部140は、ユーザがディスプレイ121上の仮想フォルダ・ファイルビュー(図11)に表示されたファイル「X」に対してダブルクリック操作を行ったことを検知した場合に、ファイル「X」についての内容表示を要求する。
ステップS203において、システム制御部131は、フォルダ・ファイル管理部135を介して第2記憶部142に記憶されているフォルダとファイルの関連付け情報から、ファイル「X.ppt」に関連付くオンラインストレージ上に存在するファイルデータのファイルパス「オンラインストレージサービスβ/見積もり書/X.ppt」を取得する。
ステップS271において、システム制御部131は、第4記憶部144から、オンラインストレージβがサポートするファイル形式(拡張子)の情報を取得する。
ステップS273において、システム制御部131は、オンラインストレージβがサポートするファイル形式(拡張子「pdf」)と、ファイル「X」の拡張子「ppt」とを比較して、オンラインストレージβ上でファイル「X」の閲覧及び編集が可能か否かを判定する。本例では、オンラインストレージβがサポートする拡張子群の中に拡張子「ppt」が含まれていないため、システム制御部131はオンラインストレージβ上でファイル「X」の閲覧及び編集が不可能と判定する。
ステップS275において、システム制御部131は、第4記憶部144から、ファイル「X」のファイル形式をサポートするオンラインストレージとしてオンラインストレージαを特定する。即ち、システム制御部131は、ファイル「X」を展開可能なオンラインストレージαをファイル「X」の展開先のオンラインストレージとして選択する。
ステップS277において、システム制御部131はファイルパスに基づいて、ファイル「X」のデータの取得を要求することを表すデータ要求(取得要求)を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスβに送信する。このデータ要求を受けてオンラインストレージサービスβは、ファイル「X」をファイル管理装置100に送信する。
ステップS279において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、オンラインストレージサービスβからファイル「X」を取得する。
ステップS281において、システム制御部131は、オンラインストレージサービスαに対してファイル「X」をワークスペースフォルダへ一時的に記憶させるように要求する。このデータ要求を受けてオンラインストレージサービスαは、ファイル「X」をワークスペースフォルダへ一時的に記憶させる。
以下、ファイル「X」についてステップS205〜ステップS225までの処理が実行される。
ステップS283において、ユーザは、ディスプレイ121に表示されたファイル「X」の編集終了を、操作表示部132を介して指示する。
ステップS285において、システム制御部131は、ワークスペースフォルダにあるファイル「X」のデータの取得を要求することを表すデータ要求(取得要求)を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスαに送信する。このデータ要求を受けてオンラインストレージサービスαは、編集後のファイル「X」をファイル管理装置100に送信する。
ステップS287において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、オンラインストレージサービスαからファイル「X」を取得する。
ステップS289において、システム制御部131は、ファイル「X」をオンラインストレージサービスβへ送信して保存させる。即ち、システム制御部131は、第2記憶部142のフォルダパスの関連付け情報に従ってオンラインストレージサービスβの所定のフォルダ(本実施形態では、「見積もり書」)直下へファイル「X」を上書き保存させる。
ステップS291において、システム制御部131は、オンラインストレージαに対して、ワークスペースフォルダに一時的に保存されているファイル「X」の削除を要求することを示すデータ要求を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスαに送信する。オンラインストレージαは、ファイル管理装置100から送信されたデータ要求に従って、ワークスペースフォルダに一時的に保存されているファイル「X」を削除する。
第3実施形態には、ファイルを保存先のオンラインストレージから当該形式のファイルをサポートしている他のオンラインストレージに一時的に移動させて、移動先のオンラインストレージ上でファイルを展開し、編集を行う例を示した。しかし、オンラインストレージに保存されているファイルが、何れのオンラインストレージサービスにもサポートされない場合(例えば、拡張子がwmv、mp4、mp3である場合)、このファイルをオンラインストレージ上で展開することはできない。仮に、当該ファイル形式をサポートするアプリケーションがファイル管理装置100にインストールされているのであれば、ファイル管理装置内にファイルをダウンロードしてアプリケーションにファイルを展開させることによって、ユーザはファイルの閲覧(及び/又は、編集)が可能となる。
この場合、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、図14のステップS279においてファイル「X」をオンラインストレージサービスβから取得した後、図2の記憶装置115に一時的に保存する処理を実行する。その後、システム制御部131はファイル「X」の形式に対応するアプリケーションを起動し、アプリケーションに対して記憶装置115内のファイル「X」のパスを通知する。アプリケーションは、取得したファイルパスに基づいて記憶装置115内のファイル「X」を展開し、展開したデータを、操作表示部132を介してディスプレイ121に表示する。
また、ファイル管理装置100内のアプリケーションを利用したファイル「X」の編集を終了する指示がユーザから入力された場合(ステップS283)、システム制御部131は、ファイル「X」をオンラインストレージサービスβへ送信して保存させる(ステップS289)。その後、システム制御部131は、記憶装置115に一時的に保存したファイル「X」を削除する処理を実行する。
以上の手順を踏むことによっても、オンラインストレージ上で展開できない形式のファイルを展開することが可能である。
第2実施形態のように、何らかの事情でオンラインストレージがサポートしない形式のファイルを記憶している場合、ユーザは当該ファイルをオンラインストレージ上で展開(閲覧・編集)することができず不便である。そこで、本実施形態においては、作業用の容量を各オンラインストレージに確保しておき、ファイルを展開可能なオンラインストレージに一時的にコピー(又は移動)して、ファイルを展開(閲覧・編集)できるようにする。これにより、ユーザはファイルを手動で移動させるといった煩雑な手順を踏むことなく、オンラインストレージが提供する機能を活用できる。
また、編集が終了した後は、編集後のファイルを元のオンラインストレージに記憶(上書き保存)させると共に、一時時にコピー(又は移動)された一時ファイルを展開先のオンラインストレージから削除する。
<第4実施形態>
本発明の第4実施形態に係る情報処理装置の各種処理として、すでに登録されているオンラインストレージサービスとは異なるファイル形式をサポートするオンラインストレージサービスが追加登録された場合の処理について説明する。
本実施形態について、すでにオンラインストレージサービスα、βがファイル管理装置100に登録されており、ファイル管理装置100にオンラインストレージサービスγを新たに追加登録する例により説明する。なお、オンラインストレージサービスα、βについては、図4のシーケンス図におけるステップS101〜ステップS108までの登録処理が済んでおり、且つファイルの保存等の利用が開始されているものとする。また、オンラインストレージサービスγについてはファイルの保存等の実質的な利用は開始されていないが、図4のステップS101〜ステップS107までの登録処理が済んでいるものとする。
表11は、オンラインストレージがサポートするファイル形式として第4記憶部144に記憶されている情報の一覧を示している。
Figure 2017207805
図15は、仮想フォルダビューの一例を示す図である。図16(a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。表12は、第2記憶部142に記憶されている仮想ファイルパスと実ファイルパスの状態を表している。
Figure 2017207805
表11、表12、及び図16に示すように、オンラインストレージサービスα、βは、夫々自身がサポートしていない形式のファイル「B.gdoc」、「E.gsheet」を保存している。新たに追加されたオンラインストレージサービスγは、「gdoc」と「gsheet」のファイル形式をサポートしている。従って、「B.gdoc」と「E.gsheet」は現状ではWEB上で展開できないものの、両ファイルをオンラインストレージサービスγに移動させればWEB上での展開が可能となる。
図17は、オンラインストレージサービスを追加登録した場合の処理の一例を示したシーケンス図である。
ステップS111において、ユーザは、情報処理装置にインストールされたファイル管理アプリケーションの起動を指示する。システム制御部131は、ユーザからの指示に従ってファイル管理アプリケーションを起動する。アプリケーションの起動によりコンピュータはファイル管理装置100として機能する。
ステップS113において、ファイル管理装置100の通信部134は、第3記憶部143に記憶されたアカウント情報を利用してオンラインストレージα、β、γへログインする。ログイン処理はファイル管理装置100に登録されている全てのオンラインストレージに対して実行される。オンラインストレージα、β、γへのログイン認証が完了すると、システム制御部131は、仮想的なフォルダビュー(仮想フォルダビュー)を操作表示部132に表示させる(図15)。
ステップS311において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、第4記憶部144(表11)を参照して、オンラインストレージγがサポートするファイル形式のうち、オンラインストレージα、βがサポートしていないファイル形式(gdoc、gsheet)を特定する。
ステップS313において、システム制御部131は、第2記憶部142を参照して、オンラインストレージα、βに記憶されているファイルの中から、ステップS311にて特定されたファイル形式を有するファイルの一覧を取得する。本例においてシステム制御部131は、2つのファイル「B.gdoc」「E.gsheet」を特定し、両ファイルについてオンラインストレージサービス上のファイルパス「オンラインストレージサービスα/見積もり書/B.gdoc」「オンラインストレージサービスβ/顧客名簿/E.gsheet」を取得する。
ステップS315αにおいて、システム制御部131はファイルパスに基づいて、ファイル「B」の取得(移動)を要求することを表すデータ要求(取得要求)を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスαに送信する。
ステップS315βにおいて、システム制御部131はファイルパスに基づいて、ファイル「E」の取得(移動)を要求することを表すデータ要求(取得要求)を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスβに送信する。
ステップS317αにおいて、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、通信部134を介してオンラインストレージサービスαからファイル「B」を取得する。また、オンラインストレージサービスαはファイル「B」を削除する。
ステップS317βにおいて、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、通信部134を介してオンラインストレージサービスβからファイル「E」を取得する。また、オンラインストレージサービスβはファイル「E」を削除する。
ステップS319において、システム制御部131は、ファイル「B」「E」をオンラインストレージサービスγへ送信して保存させる。このとき、システム制御部131は、Rootの直下に「見積もり書」フォルダを作成して、このフォルダにファイル「B」を保存させる。同様に、システム制御部131はRootの直下に「顧客名簿」フォルダを作成して、このフォルダにファイル「E」を保存させる。
ステップS321において、システム制御部131はフォルダ・ファイル管理部135を介して、ファイル「B」「E」をストレージサービスの保存先ファイルパスへ関連付ける情報を第2記憶部142へ記憶する。この処理により、第2記憶部142に記憶されているファイル「B」「E」についての実ファイルパスの状態は、表13のように変更される。
Figure 2017207805
ステップS323において、システム制御部131は、オンラインストレージサービスγを追加登録したことによる初期化手続きが完了したことを、操作表示部132を介してディスプレイ121に表示する。
なお、本実施形態においては、オンラインストレージ上のファイルが移動するだけであるので、図15に示す仮想的なフォルダ構造は変化しない。
ユーザがファイル管理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用する場合、オンラインストレージがサポートしない形式のファイルはオンラインストレージ上で閲覧・編集することができないため不便である。そこで、本実施形態においては、既存のオンラインストレージに記憶されているファイルの中で、既存のオンラインストレージではサポートされていないが、新規に登録されたオンラインストレージでサポートされる形式のファイルがある場合、当該ファイルを新規に登録されたオンラインストレージに移動させる処理を行う。この処理により、ユーザがファイル管理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用する場合にも、ファイルを閲覧・編集できるようになり、利便性が向上する。
<第5実施形態>
本発明の第5実施形態に係る情報処理装置の各種処理として、登録、且つ使用中のオンラインストレージサービスの登録を解除する処理について説明する。即ち、本実施形態は第4実施形態とは逆の処理である。
本実施形態については、ファイル管理装置100に登録されたオンラインストレージサービスα、β、γのうち、オンラインストレージサービスγを削除する例により説明する。
図18は、オンラインストレージサービスの登録を解除する場合の処理の一例を示したシーケンス図である。図19(a)〜(c)は、オンラインストレージサービスのフォルダ構成の一例を示す図である。
表14は、オンラインストレージがサポートするファイル形式として第4記憶部144に記憶されている情報の一覧を示している。
Figure 2017207805
ステップS111において、ユーザは、コンピュータにインストールされたファイル管理アプリケーションの起動を指示する。システム制御部131は、ユーザからの指示に従ってファイル管理アプリケーションを起動する。
ステップS113において、ファイル管理装置100の通信部134は、第3記憶部143に記憶されたアカウント情報を利用してオンラインストレージα、β、γへログインする。
ステップS341において、ユーザは、オンラインストレージサービスγのアカウント情報の設定解除を指示する。
ステップS343において、システム制御部131は第2記憶部142を参照して、オンラインストレージγに保存されているファイルの一覧を取得する(表15)。
Figure 2017207805
ステップS345において、データ保存先選択部139は、オンラインストレージγに保存されている夫々のファイルのファイル形式情報(拡張子)を取得する。即ち、データ保存先選択部139は、ファイル「B」について拡張子「gdoc」を、ファイル「E」について拡張子「pdf」を取得する。
ステップS347において、データ保存先選択部139は、第4記憶部144を参照して、オンラインストレージγに保存されているファイルのファイル形式をサポートするオンラインストレージサービスの有無を判定する。データ保存先選択部139は、ファイル「B.gdoc」について、これをサポートするオンラインストレージサービス「なし」と判定する。データ保存先選択部139は、ファイル「E.pdf」について、これをサポートするオンラインストレージサービスαを特定する。
以下、ファイルをサポートするオンラインストレージサービスが存在する場合の処理(本例ではファイル「E.pdf」の処理)について説明する。
ステップS349において、データ保存先選択部139は、ファイル「E.pdf」の保存先をオンラインストレージサービスβに決定する。
ステップS351において、システム制御部131はファイルパスに基づいて、ファイル「E」の取得を要求することを表すデータ要求(取得要求)を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスγに送信する。
ステップS353において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、通信部134を介してオンラインストレージサービスγからファイル「E」を取得する。
ステップS355において、システム制御部131は、ファイル「E.pdf」をオンラインストレージサービスβに送信して保存させる。なお、ファイル「E.pdf」を保存するべきフォルダ「顧客名簿」が存在しない場合、システム制御部131は該当するフォルダを作成して、ファイルをそのフォルダに保存する。
続いて、ファイルをサポートするオンラインストレージサービスが存在しない場合の処理(本例ではファイル「B.gdoc」の処理)について説明する。
ステップS357において、データ保存先選択部139は第5記憶部145を参照して、残容量が最も多いオンラインストレージサービスを保存先として決定する。表16は、ストレージサービスの残容量の一覧である。
Figure 2017207805
本例においてデータ保存先選択部139は、ファイル「B.gdoc」の保存先をオンラインストレージサービスαに決定する。
ステップS359において、システム制御部131はファイルパスに基づいて、ファイル「B」の取得を要求することを表すデータ要求(取得要求)を生成し、通信部134はこのデータ要求をオンラインストレージサービスγに送信する。
ステップS361において、ファイル管理装置100のシステム制御部131は、通信部134を介してオンラインストレージサービスγからファイル「B」を取得する。
ステップS363において、システム制御部131は、ファイル「B.gdoc」をオンラインストレージサービスαに送信して保存させる。なお、ファイル「B.gdoc」を保存するべきフォルダ「見積もり書」が存在しない場合、システム制御部131は該当するフォルダを作成して、ファイルをそのフォルダに保存する。
ステップS365において、システム制御部131はフォルダ・ファイル管理部135を介して、ファイル「B」「E」をストレージサービスの保存先ファイルパスへ関連付ける情報を第2記憶部142へ記憶する。この処理により、第2記憶部142に記憶されているファイル「B」「E」についての実ファイルパスの状態は、表17のように変更される。
Figure 2017207805
ステップS367において、システム制御部131は、ファイル「E.pdf」、「B.gdoc」をオンラインストレージサービスγから削除する。
ステップS369において、システム制御部131はオンラインストレージサービスγについて、アカウント情報(ログインIDとパスワード)を第3記憶部143から削除し、サポートするファイル形式情報を第4記憶部144から削除し、境界容量値情報(使用上限値情報)を第5記憶部145から削除する。
ステップS371において、システム制御部131は、オンラインストレージサービスγの登録解除手続きが完了したことを、操作表示部132を介してディスプレイ121に表示する。
利用中のオンラインストレージの利用を解除する場合、利用を解除するオンラインストレージに記憶されているファイルを、継続して利用するオンラインストレージに移動させる必要がある。オンラインストレージ上でのファイルの閲覧・編集を可能とするためには、ファイル形式をサポートするオンラインストレージをファイルの移動先とすることが望ましい。本実施形態においては、ファイルの移動先とするオンラインストレージを、サポートするファイル形式に基づいて決定するので、一部のオンラインストレージの利用を解除しても利便性を損なわない。
仮に、継続して利用するオンラインストレージの何れによってもサポートされないファイルがある場合は、ファイルの移動先は継続して利用するオンラインストレージの残容量に基づいて決定される。
<初期設定画面>
図20は、ファイル管理装置の初期設定画面を示す模式図である。本画面は、図5のステップS102〜ステップS107の処理に関わる画面である。管理者(ユーザ)はファイル管理装置100のファイル管理アプリケーションにおいて、初期設定画面151上においてファイル管理に関する設定値の設定を行う。
初期設定画面151には、設定項目、設定項目に対応するオンラインストレージごとの設定値が表示されている。
「オンラインストレージのアカウント情報(ID、パスワード)」には、各オンラインストレージの利用に必要なアカウント情報(ログインIDとパスワード)である。システム制御部131は、初期設定画面151に設定された当該設定値を取得して、第3記憶部143に記憶させる。
「オンラインストレージ使用上限サイズの設定」には、オンラインストレージの残容量の大小を判定するための境界容量値(使用上限値)が設定される。システム制御部131は、初期設定画面151に設定された当該設定値を取得して、第5記憶部145に記憶させる。
「オンラインストレージがサポートするファイル形式の設定」は、オンラインストレージがWEB上で展開することが可能な形式のファイルに関する情報である。システム制御部131は、初期設定画面151に設定された当該設定値を取得して、第4記憶部144に記憶させる。
ファイル管理装置100は、初期設定画面151に設定された設定値に従って動作をする。
〔本発明の実施態様例と作用、効果のまとめ〕
<第1態様>
本態様は、複数のオンラインストレージ(サーバ200)とネットワーク(通信ネットワーク10)を介して接続される情報処理装置(ファイル管理装置100)であって、各オンラインストレージ上で展開可能なファイル形式に関する情報を取得するサポート情報取得手段(システム制御部131)と、ファイル形式に基づいて各ファイルを展開可能なオンラインストレージを各ファイルの保存先として選択する保存先選択手段(データ保存先選択部139)と、選択された各オンラインストレージに各ファイルを送信する送信手段(システム制御部131)と、各オンラインストレージに記憶させた各フォルダ及びファイルの夫々のフォルダパス及びファイルパスと、各フォルダ及びファイルの管理用に設定された仮想的なフォルダパス及びファイルパスとを関連付けたフォルダ・ファイル管理情報を管理するフォルダ・ファイル管理手段(フォルダ・ファイル管理部135)と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、各ファイルを夫々展開可能なオンラインストレージに割り振って記憶させるので、ファイルをオンラインで(Web上で)展開して、閲覧・編集することができる。また、各ファイルを夫々展開可能なオンラインストレージに割り振って記憶させても、オンラインストレージではファイル管理装置における仮想的な構成と同構成のフォルダ単位でファイルを管理する。これにより、ファイル管理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用した場合であっても、ユーザはファイルの所在を直感的に把握できる。
<第2態様>
本態様に係る情報処理装置(ファイル管理装置100)は、各オンラインストレージ(サーバ200)に記憶可能な残容量を取得する残容量取得手段(システム制御部131、第5記憶部145)を備え、保存先選択手段(データ保存先選択部139)は、ファイル形式に基づいて選択したオンラインストレージの残容量が不足する場合に、ファイルを記憶可能な残容量を有するオンラインストレージを選択することを特徴とする。
本態様によれば、ファイル形式をサポートするか否かに基づいて決定したオンラインストレージの残容量が不足する場合には、オンラインストレージが当該ファイル形式をサポートするか否かに関わらず、ファイルを記憶可能な残容量を有するオンラインストレージをファイルの保存先として選択してファイルを記憶させる。従って本実施形態によれば、残容量不足でファイルを保存できない、といった事態を回避することができる。
<第3態様>
本態様に係る情報処理装置(ファイル管理装置100)は、オンラインストレージ(サーバ200)に記憶されているファイルが、オンラインストレージ上で展開可能か否かを判定する判定手段(システム制御部131)と、ファイルの展開可否に基づいてファイルを展開させる展開先のオンラインストレージを選択する展開先選択手段(システム制御部131)と、を備え、送信手段(システム制御部131)は、オンラインストレージに記憶されているファイルを展開先のオンラインストレージに一時的に記憶させることを特徴とする。
何らかの事情で、オンラインストレージが、自身がサポートしない形式のファイルを記憶している場合、ユーザは当該ファイルをオンラインストレージ上で展開(閲覧・編集)することができず不便である。本態様においては、ファイルを、展開可能なオンラインストレージに一時的に記憶させることにより、オンラインストレージ上でのファイルの展開を可能とする。これにより、ユーザはファイルを手動で移動させるといった煩雑な手順を踏むことなく、オンラインストレージが提供する機能を活用できる。
<第4態様>
本態様に係る情報処理装置(ファイル管理装置100)は、展開先のオンラインストレージ上で展開されたファイルを操作する操作手段(システム制御部131、操作表示部132)を備え、送信手段(システム制御部131)は、操作手段による操作後のファイルを元のオンラインストレージに記憶させることを特徴とする。
本態様によれば、送信手段が操作後のファイルを元のオンラインストレージに記憶させるので、ファイルの操作前後において、当該ファイルの実体的なファイルパスと仮想的なファイルパスが維持される。
<第5態様>
本態様に係る情報処理装置(ファイル管理装置100)は、既存のオンラインストレージ(サーバ200)に記憶されているファイルの中から、既存のオンラインストレージα、β上で展開不能、且つ、新規のオンラインストレージγで展開可能なファイルを選択するファイル選択手段(システム制御部131)と、選択されたファイルを既存のオンラインストレージから新規のオンラインストレージに移動させるファイル移動手段(システム制御部131、通信部134)と、を備えたことを特徴とする。
ユーザがファイル管理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用する場合、オンラインストレージがサポートしない形式のファイルはオンラインストレージ上で閲覧・編集することができないため不便である。
本態様においては、既存のオンラインストレージに記憶されているファイルの中で、既存のオンラインストレージではサポートされていないが、新規に登録されたオンラインストレージでサポートされる形式のファイルがある場合、当該ファイルを新規に登録されたオンラインストレージに移動させる処理を行う。この処理により、ユーザがファイル管理装置を介さずに直接オンラインストレージを利用する場合にも、ファイルを閲覧・編集できるようになり、利便性が向上する。
<第6態様>
本態様に係る情報処理装置(ファイル管理装置100)は、第一のオンラインストレージγに記憶されているファイルの中から、第二のオンラインストレージα、β上で展開可能なファイルを選択するファイル選択手段(システム制御部131)と、選択されたファイルを第一のオンラインストレージから第二のオンラインストレージに移動させるファイル移動手段(システム制御部131、通信部134)と、を備えたことを特徴とする。
利用中のオンラインストレージγの利用を解除する場合、利用を解除するオンラインストレージに記憶されているファイルを、継続して利用するオンラインストレージα、βに移動させる必要がある。オンラインストレージ上でのファイルの閲覧・編集を可能とするためには、ファイル形式をサポートするオンラインストレージをファイルの移動先とすることが望ましい。
本態様においては、ファイルの移動先とするオンラインストレージを、サポートするファイル形式に基づいて決定するので、一部のオンラインストレージの利用を解除しても利便性を損なわない。仮に、継続して利用するオンラインストレージの何れによってもサポートされないファイルがある場合は、第二の実施態様と同様に、ファイルの移動先は継続して利用するオンラインストレージの残容量に基づいて決定される。
1…ファイル管理システム、10…通信ネットワーク、100…ファイル管理装置(情報処理装置)、110…コントローラ、111…CPU、112…MEM、113…NB、114…NIC、115…記憶装置、121…ディスプレイ、122…入力装置、131…システム制御部(サポート情報取得手段、送信手段、残容量取得手段、判定手段、展開先選択手段、操作手段、ファイル選択手段、ファイル移動手段)、132…操作表示部(操作手段)、133…ネットワーク制御部、134…通信部、135…フォルダ・ファイル管理部(フォルダ・ファイル管理手段)、139…データ保存先選択部(保存先選択手段)、140…ユーザ入力制御部、141…第1記憶部(コマンド関係)、142…第2記憶部(パス関連付け情報)、143…第3記憶部(ログイン情報)、144…第4記憶部(ファイル形式情報、サポート情報)、145…第5記憶部(残容量情報)、151…初期設定画面、200…サーバ(オンラインストレージ、オンラインストレージサービス)
特開2010−287104公報

Claims (7)

  1. 複数のオンラインストレージとネットワークを介して接続される情報処理装置であって、
    前記各オンラインストレージ上で展開可能なファイル形式に関する情報を取得するサポート情報取得手段と、
    前記ファイル形式に基づいて前記各ファイルを展開可能なオンラインストレージを前記各ファイルの保存先として選択する保存先選択手段と、
    選択された前記各オンラインストレージに前記各ファイルを送信する送信手段と、
    前記各オンラインストレージに記憶させた各フォルダ及びファイルの夫々のフォルダパス及びファイルパスと、前記各フォルダ及びファイルの管理用に設定された仮想的なフォルダパス及びファイルパスとを関連付けたフォルダ・ファイル管理情報を管理するフォルダ・ファイル管理手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記各オンラインストレージに記憶可能な残容量を取得する残容量取得手段を備え、
    前記保存先選択手段は、前記ファイル形式に基づいて選択したオンラインストレージの残容量が不足する場合に、前記ファイルを記憶可能な残容量を有するオンラインストレージを選択することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記オンラインストレージに記憶されているファイルが、該オンラインストレージ上で展開可能か否かを判定する判定手段と、
    前記ファイルの展開可否に基づいて前記ファイルを展開させる展開先のオンラインストレージを選択する展開先選択手段と、を備え、
    前記送信手段は、前記オンラインストレージに記憶されている前記ファイルを前記展開先のオンラインストレージに一時的に記憶させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記展開先のオンラインストレージ上で展開されたファイルを操作する操作手段を備え、
    前記送信手段は、前記操作手段による操作後のファイルを元の前記オンラインストレージに記憶させることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 既存のオンラインストレージに記憶されているファイルの中から、該既存のオンラインストレージ上で展開不能、且つ、新規のオンラインストレージで展開可能なファイルを選択するファイル選択手段と、
    選択されたファイルを前記既存のオンラインストレージから前記新規のオンラインストレージに移動させるファイル移動手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 第一のオンラインストレージに記憶されているファイルの中から、第二のオンラインストレージ上で展開可能なファイルを選択するファイル選択手段と、
    選択された前記ファイルを前記第一のオンラインストレージから前記第二のオンラインストレージに移動させるファイル移動手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 各オンラインストレージ上で展開可能なファイル形式に関する情報を夫々取得するサポート情報取得ステップ、
    前記ファイル形式に基づいて各ファイルを記憶させるオンラインストレージを夫々選択する保存先選択ステップ、
    選択された前記各オンラインストレージに前記各ファイルを送信して記憶させる送信ステップ、及び、
    前記各オンラインストレージに記憶させた各フォルダ及びファイルの夫々のフォルダパス及びファイルパスと、前記各フォルダ及びファイルの管理用に設定された仮想的なフォルダパス及びファイルパスとを関連付けたフォルダ・ファイル管理情報を管理するフォルダ・ファイル管理ステップ、
    をコンピュータにより実行可能なプログラムと、
    前記仮想的なフォルダを表示する情報処理装置と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
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