JP4430908B2 - マルチウィンドウ表示制御装置およびこれを使用するコンピュータシステム - Google Patents
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特許文献1では、マルチウィンドウ制御装置上で容易に元の表示内容に戻すことができるマルチウィンドウ表示制御システムを提供する。方法としては、マルチウィンドウ表示制御手段と表示状態保存手段と表示状態復元手段を有し、操作者の操作にしたがい、ある時点のウィンドウ状態を保存し、別の操作にしたがって保存しておいたウィンドウ状態を復元する。
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、パーソナルコンピュータ上で行われる業務ごとの表示装置上のウィンドウ状態(ウィンドウの位置、サイズ、重なり合い)を業務ごとに区別し保存しておき、ユーザが自由にそれを復元できる環境を提供することで、異なる業務を行うたびに、ウィンドウの状態を再構築し直す処理を軽減させるマルチウィンドウ表示制御装置およびコンピュータシステムを提供することにある。
請求項2記載の発明では、同時に複数のウィンドウを制御するマルチウィンドウ表示装置において、前記マルチウィンドウ表示装置上のウィンドウを制御する機能を有するウィンドウ制御装置と、ウィンドウを生成するアプリケーション名と、該アプリケーションが実行するファイル名と、生成するウィンドウの位置と、ウィンドウサイズと、階層位置の各情報を1つのウィンドウ状態の属性として、複数のウィンドウの属性をひとまとめにして識別子により管理、操作するウィンドウ属性管理装置と、表示状態保存の操作入力により、操作時点で前記ウィンドウ制御装置より得られるウィンドウの状態を属性集合に変換して識別子を割り振り、前記ウィンドウ属性管理装置に登録するウィンドウ属性登録装置と、表示状態復元の操作入力により、前記ウィンドウ属性管理装置に登録されている任意の識別子を用いて、その時点のウィンドウ表示状態を復元するウィンドウ復元装置とを備え、前記ウィンドウ復元装置が復元処理を実行するときに、識別子にまとめられた複数のウィンドウから1つを選択して、選択した1つのウィンドウが該識別子の他のウィンドウに覆われているか否かの判断することを、該識別子の全てのウィンドウについて繰り返し実行して、他のウィンドウに覆われていると判断したウィンドウは復元処理の対象外とすることを特徴とする。
請求項3記載の発明では、前記ウィンドウ属性管理装置は、1つの拡張子毎にウィンドウの自動復元を行う起動日時と、該起動日時にオンさせるか否かの起動フラグの情報をさらに管理して、前記ウィンドウ復元装置は現在の時間を取得して、前記起動フラグがオンで、かつ前記起動日時が現在の時間と一致する識別子のウィンドウ属性を前記ウィンドウ属性管理装置に要求して、指定した日時に予め登録されたウィンドウ状態を復元することを特徴とする。
請求項5記載の発明では、前記ウィンドウ属性管理装置にて、各ウィンドウの属性をネットワーク上の任意のウィンドウ制御装置から参照可能な領域に保存し、ネットワークに接続しているそのウィンドウ属性を保存した装置以外から、該保存したウィンドウの属性を取得して各ウィンドウの復元を実行することを特徴とする。
請求項6記載の発明では、クライアントとしてネットワークに接続し、前記ウィンドウ属性管理装置にて、各ウィンドウの属性をネットワーク上のサーバが参照可能な領域に保存し、前記サーバは、前記起動フラグがオンで、かつ前記起動日時が現在の時間と一致する識別子が存在するか調べて、復元すべき識別子が存在するときはその識別子を保存したクライアントがネットワークに接続されているか調べて、該クライアントが存在するときは設定時刻によるウィンドウ復元要求のメッセージを送信し、前記クライアント側は前記サーバからのメッセージを受信できる状態にしておき、設定時刻に前記メッセージを受信すると、自身のウィンドウを保存した状態に復元することを特徴とする。
請求項7記載の発明では、前記クライアント側が前記メッセージを受信したときに、該クライアントがウィンドウを復元できない場合には、操作者に対してウィンドウ復元要求あったことを通知することを特徴とする。
請求項8記載の発明では、請求項1ないし7のいずれか1項記載のマルチウィンドウ表示制御装置を使用するコンピュータシステムを最も主要な特徴とする。
請求項2によれば、ウィンドウの可視領域を[属性:ウィンドウの左上の位置][属性:ウィンドウの横幅][属性:ウィンドウの高さ][属性:階層位置]により判定することによって、無駄なウィンドウを復元しないことで、復元処理の高速化を図るとともに、ウィンドウ属性保存処理時にユーザが無駄なウィンドウを閉じるという処理を無くすことができる。
請求項3によれば、ウィンドウ属性集合DB内の各ウィンドウ属性集合に[属性:起動日時]を持たせ、ある日時にそのウィンドウ属性集合を用いてウィンドウ復元装置によりウィンドウの状態を復元することで、ウィンドウ状態を決まった日時で同一のものにするとともに、ユーザが決まった時間にすべき業務を忘れることを防ぐことができる。
請求項4によれば、表示装置の表示能力が変更された場合であっても、解像度の比率によってウィンドウサイズ・位置を修正することで保存したウィンドウの状態に近い環境を用意に構築することを可能にする。
請求項5によれば、外出先などでも普段と同等なウインドウ環境を容易に構築することを可能にする。
請求項6によれば、サーバー上に設定時刻で復元すべきウィンドウの状態を保持し、時刻の監視を行うことで、それを保存したユーザが他のシステムからネットワークに接続している場合でもそれを活用することが可能になる。
請求項7によれば、クライアント側がメッセージを受信したときに、該クライアントがウィンドウを復元できない場合には、操作者に対してウィンドウ復元要求あったことを通知するので、操作者は即座にウインドウの復元動作を行なうことができる。
請求項8によれば、ユーザが希望する任意の時点でのウィンドウ状態を簡単に再構築することができるコンピュータシステムを提供できる。
入力装置7はキーボード、マウス等、操作者がPC(パーソナルコンピュータ)に情報を入力するための手段である。OS(オペレイテイングシステム)8はファイル入出力、メモリの管理、入出力装置の管理、アプリケーションの実行管理などPCの機能として基本的な機能を実現するものである。
ウィンドウ制御装置1は前記OS8に含まれる機能のうち表示装置6上のウィンドウ情報を管理するものである。ウィンドウ属性管理装置2は操作者からの要求により、現在のウィンドウ属性情報を1つの集合としてまとめ、識別子を割り振り、後述のウィンドウ属性登録装置3へ依頼する機能を有するものである。
ウィンドウ属性登録装置3は前記ウィンドウ属性管理装置2により渡されたウィンドウ属性集合を後述するウィンドウ属性集合DB5へ登録する機能を有するものである。また、後述のウィンドウ復元装置4からの要求により特定のウィンドウ属性集合を検索する機能を有するものである。
さらに、ウィンドウ属性登録装置3は操作者が自由にウィンドウ属性集合DB5へアクセスするためのインタフェースを提供するものである。
ウィンドウ復元装置4は操作者からの要求、または、日時情報により、任意のウィンドウ属性集合を解析し、ウィンドウの生成、サイズの調節などを行い、ウィンドウ状態の復元を行う機能を有するものである。
ウィンドウ属性集合DB5は識別子を割り振られたウィンドウ属性集合を保存してあるデバイス中のデータベースである。
図2中の各項目について、「識別子」は、ウィンドウ属性集合DB5内でのウィンドウ属性集合情報を識別子するための情報である。「アプリケーション名」は、ウィンドウを生成したアプリケーションを表すものである。
「ファイル名」は、前記「アプリケーション」により示されるアプリケーションが操作しているファイルを示すものである。
「ウィンドウの左上の座標」は、図1の表示装置6上のウィンドウ制御装置1により管理される表示領域のうち最も左上の座標を(0,0)としたときの相対位置で、(最も左からの横方向の位置(x)、最も上からの縦方向の位置(y))により表されるものである。
「ウィンドウの横幅」は、ウィンドウの横幅を表すものである。「ウィンドウの高さ」は、ウィンドウの高さを表すものである。「ウィンドウの状態」は、対象ウィンドウが最小化された状態か否かを表すものである。
「階層位置」は、同一ウィンドウ属性集合内で重複しないように0、1..と順に割り振られ、0から順にウィンドウの階層位置が上位になっていることを表している(0が一番下)。
「時間による起動フラグ」は、ある時間にその識別子を有するウィンドウ属性集合を復元するかどうかを表すものである。「起動時間」は、前記「時間による起動フラグ」によりある時間に復元するように設定されたウィンドウ属性集合に対して、いつの時間に起動されるかを表したものである。
「不要ウィンドウ判定処理」は、ウィンドウ復元のさいに、他のウィンドウにすべて覆われているウィンドウと最小化されたウィンドウを表示するか否かを表したものである。
図3はウィンドウ状態を保存する処理を説明するブロック図である。始めに、本システムを使用するために、操作者(ユーザ)はあらかじめ本システムを起動してインタフェースを画面上に用意しておく。次に、ある業務に必要なウィンドウを開き、業務を行いやすいウィンドウ状態を構築する。
操作者は入力装置7により、インタフェースを介してウィンドウ属性登録装置3に対して現在の表示画面上のウィンドウの状態を保存することを要求する。ウィンドウ属性登録装置3は、ウィンドウ制御装置1に、現在の表示装置6上のウィンドウの状態を要求し、その状態情報を取得する。
ウィンドウ属性登録装置3は操作者に対して、そのウィンドウ状態に割り当てる識別子を何にするかを問い合わせる。操作者は入力装置7を用いてウィンドウ状態に割り当てる識別子をシステムに伝える。
ウィンドウ属性登録装置3では前記ウィンドウ情報取得、および識別子入力により得られたウィンドウ状態の情報と、識別子を用いて図3中の構成を有するウィンドウ属性集合を作成する。
ウィンドウ属性登録装置3は、ウィンドウ属性管理装置2に対して、作成(構築)したウィンドウ属性集合をウィンドウ属性集合DB5に登録するよう要求する。
ウィンドウ属性管理装置2では、ウィンドウ属性集合の登録要求のあったウィンドウ属性集合の識別子が、ウィンドウ属性集合DB5内のウィンドウ属性集合と重複しないかどうかを調べ重複するさいには、ウィンドウ属性登録装置3に識別子を設定し直すよう要求する。
重複しないさいには、ウィンドウ属性集合DB5に登録要求のあったウィンドウ属性集合を登録する。
ウィンドウ復元装置4は、ウィンドウ属性管理装置2に対して、ウィンドウ属性集合DB5に登録されているすべてのウィンドウ属性集合の識別子の取得を要求する。
ウィンドウ属性管理装置2は、ウィンドウ属性集合DB5内のすべてのウィンドウ属性集合の[属性:識別子]の値を調べ、ウィンドウ復元装置4へ通知する。
ウィンドウ復元装置4は操作者に対してどの識別子を有するウィンドウ属性集合を用いて復元を行うのかを問い合わせる。
ウィンドウ復元装置4は、識別子入力によって得られた識別子のウィンドウ属性集合を、ウィンドウ管理装置2に対して要求する。
ウィンドウ管理装置2では、ウィンドウ属性集合DB5内のウィンドウ属性集合を検索し、ウィンドウ属性集合構築により渡された識別子を有するウィンドウ属性集合を見つけ、ウィンドウ復元装置4に通知する。
ウィンドウ復元装置4では、ウィンドウ制御装置1に対して、現在のウィンドウ状態を要求する。ウィンドウの属性を保存するさいに操作者が無駄なウィンドウを閉じるという処理を無くすとともに、復元処理の高速化を図る。
ウィンドウ復元装置4では、ウィンドウ属性集合登録によって得られるウィンドウ状態に対するウィンドウ属性集合を作成し、ウィンドウ属性集合構築によって得られた復元する識別子を有するウィンドウ属性集合と比較する。
そして、[属性:アプリケーション名][属性:ファイル名]が同様なものはウィンドウを開き直さないようにする。同時に後述するウィンドウ属性集合識別子取得の処理を用いて不必要なウィンドウを開かないようにする。
ウィンドウ復元装置4では、ウィンドウ復元判定の結果に基づき、必要ならば、アプリケーションを起動しファイルを開く。その後、それらのウィンドウサイズと位置を[属性:ウィンドウの左上][属性:ウィンドウの横幅][ウィンドウの高さ]を用いて調節する。最後に、ウィンドウを[属性:階層位置]の0から順にアクティブにすることで、ウィンドウの状態を復元する。
[属性:不要ウィンドウ判定処理=オン]かどうかを判定し(S1)、そうであるならば、すべてのウィンドウに対して繰り返す(S2)。未選択のウィンドウ(A)を1つ選択する(S3)。登録してある複数のウィンドウの属性に同様の変更が生じたときや変更を行うときに、操作者の処理を軽減する。
(A)の[属性:ウィンドウの状態=最小化]かどうかを判定し(S4)、そうでないならば、ウィンドウ(A)が覆われているかの判定を行い(S5)、覆われているならば(S6)、(A)を復元対象外とする(S7)。
図6は図5のウィンドウ(A)が覆われているかの判定を説明するフローチャートである。(A)以外のすべてのウィンドウに対して繰り返す(S8)。未選択のウィンドウ(B)を1つ選択する(S9)。
(B)の[属性:ウィンドウの状態=最小化]かどうかを判定し(S10)、そうでないならば、ウィンドウ(A)が覆われているかの判定を行い(S11)、覆われているならば(S12)、(A)を復元対象外とする(S13)。
ウィンドウ属性管理装置2ではウィンドウ属性集合DB5内のすべてのウィンドウ属性集合を取得する。操作者はインタフェースIを介して、どのウィンドウ属性集合の属性を変更するかを、[属性:識別子]を用いて選択する(複数選択も可能)。
操作者は、インタフェースIを介して、いずれかの属性値を選択し、新しい値を登録する。ウィンドウ属性管理装置2は、属性変更の要求を反映し、対象となるウィンドウ属性集合の属性値を変更する。次に変更のあったウィンドウ属性集合をウィンドウ属性集合DB5へ登録する。
図8はウィンドウ属性の変更結果を表形式で示す図である。この図はウィンドウ属性集合“業務1(ID1)”と“業務2(ID2)”に対して[属性:ファイル名]をsample.txtからedit.txtへ変更した結果である。
このように頻繁に発生するようなファイル名の変更も、複数のウィンドウ属性集合に対して一度で行えることで、保存したウィンドウ属性集合が、元のリソースの値が変更されたから使用できないといったことがなくなる。
ウィンドウ復元装置4は、[属性:時間による起動フラグ]がオンになっており、かつ[属性:起動時間]が現在の時間と一致する、ウィンドウ属性集合をウィンドウ属性管理装置2に要求する。
ウィンドウ属性管理装置2は、ウィンドウ属性集合取得要求により示される条件と一致するウィンドウ属性集合を検索し、その結果をウィンドウ復元装置4に返す。日時情報で検索した結果、ウィンドウ属性集合取得要求の条件に一致するウィンドウ属性集合が見つかった場合、ウィンドウ制御装置1により現在のウィンドウ状態を取得する。
ウィンドウ復元装置4では、ウィンドウ状態取得により得られるウィンドウ状態に対するウィンドウ属性集合を作成し、ウィンドウ属性集合取得要求によって得られた復元する識別子を有するウィンドウ属性集合と比較する。
[属性:アプリケーション名][属性:ファイル名]が同様なものはウィンドウを開き直さないようにする。同時に前述のウィンドウ属性集合識別子取得の処理を用いて不必要なウィンドウを開かないようにする。
ウィンドウ復元装置4では、ウィンドウ属性の結果に基づき、必要ならば、アプリケーションを起動しファイルを開く。その後、それらのウィンドウサイズと位置を[属性:ウィンドウの左上][属性:ウィンドウの横幅][ウィンドウの高さ]を用いて調節する。最後に、ウィンドウを[属性:階層位置]の0から順にアクティブにすることで、ウィンドウの状態を復元する。
ウィンドウ表示装置の解像度が変更された場合であっても同等なウィンドウ環境を再構築し直す操作者の処理を軽減させる。
解像度が変更されていた場合には、保存時の解像度と現在の解像度の比率を取得し(S21)、位置およびサイズの変更を行う(S22)。各ウィンドウの復元を実行する(S23)。
図11はウィンドウ状態の属性をネットワーク上に保存する場合の構成を説明するブロック図である。このシステムではウィンドウの状態をネットワーク上に保存する。他のシステム上でウィンドウの復元を要求する。
第1のシステム8のネットワーク上に保存されたウィンドウの状態をネットワークから第2のシステム9が保存されたウィンドウの状態を取得する。各ウィンドウの復元を実行する。ネットワークに接続されたシステムにおいて、外出先などでも普段と同等なウィンドウ環境を容易に構築することを可能にする。
存在した場合には、設定時刻になったとき(S31)にそのウィンドウの状態を保存した操作者がネットワーク上に存在しているかどうかを調べる(S32)。ネットワーク上にユーザが存在していた場合には、そのユーザに対して設定時刻によるウィンドウ復元要求のメッセージを送信する(S33)。
クライアント(操作者)側では、サーバーからのメッセージを受信できる状態にしておく。サーバーからの設定時刻によるウィンドウ復元要求のメッセージを受信した(S34)場合、その環境がウィンドウ状態を復元できる環境であるかを調べる(S35)。
ウィンドウ状態が復元できる場合は復元処理(S36)を、できない場合には操作者に対して要求があったことを通知する(S37)。ネットワークに接続されたシステムにおいて、外出先などでもネットワークに接続できている場合には、実行すべき業務があることを通知可能にする。
2 ウィンドウ属性管理装置
3 ウィンドウ属性登録装置
4 ウィンドウ復元装置
5 ウィンドウ属性集合DB
6 表示装置
7 入力装置
8 システム
9 第2システム
Claims (8)
- 同時に複数のウィンドウを制御するマルチウィンドウ表示装置において、
前記マルチウィンドウ表示装置上のウィンドウを制御する機能を有するウィンドウ制御装置と、
ウィンドウを生成するアプリケーション名と、該アプリケーションが実行するファイル名と、生成するウィンドウの位置と、ウィンドウサイズと、階層位置の各情報を1つのウィンドウ状態の属性として、複数のウィンドウの属性をひとまとめにして識別子により管理、操作するウィンドウ属性管理装置と、
表示状態保存の操作入力により、操作時点で前記ウィンドウ制御装置より得られるウィンドウの状態を属性集合に変換して識別子を割り振り、前記ウィンドウ属性管理装置に登録するウィンドウ属性登録装置と、
表示状態復元の操作入力により、前記ウィンドウ属性管理装置に登録されている任意の識別子を用いて、その時点のウィンドウ表示状態を復元するウィンドウ復元装置とを備え、
前記ウィンドウ復元装置が復元処理を実行するときに、前記ウィンドウ制御装置に対して現在のウィンドウ状態の情報を要求して、該現在のウィンドウ状態と復元する識別子のウィンドウの属性を比較して、前記アプリケーション名と前記ファイル名が同様なものはウィンドウを開き直さないことを特徴とするマルチウィンドウ表示制御装置。 - 同時に複数のウィンドウを制御するマルチウィンドウ表示装置において、
前記マルチウィンドウ表示装置上のウィンドウを制御する機能を有するウィンドウ制御装置と、
ウィンドウを生成するアプリケーション名と、該アプリケーションが実行するファイル名と、生成するウィンドウの位置と、ウィンドウサイズと、階層位置の各情報を1つのウィンドウ状態の属性として、複数のウィンドウの属性をひとまとめにして識別子により管理、操作するウィンドウ属性管理装置と、
表示状態保存の操作入力により、操作時点で前記ウィンドウ制御装置より得られるウィンドウの状態を属性集合に変換して識別子を割り振り、前記ウィンドウ属性管理装置に登録するウィンドウ属性登録装置と、
表示状態復元の操作入力により、前記ウィンドウ属性管理装置に登録されている任意の識別子を用いて、その時点のウィンドウ表示状態を復元するウィンドウ復元装置とを備え、
前記ウィンドウ復元装置が復元処理を実行するときに、識別子にまとめられた複数のウィンドウから1つを選択して、選択した1つのウィンドウが該識別子の他のウィンドウに覆われているか否かの判断することを、該識別子の全てのウィンドウについて繰り返し実行して、他のウィンドウに覆われていると判断したウィンドウは復元処理の対象外とすることを特徴とするマルチウィンドウ表示制御装置。 - 前記ウィンドウ属性管理装置は、1つの拡張子毎にウィンドウの自動復元を行う起動日時と、該起動日時にオンさせるか否かの起動フラグの情報をさらに管理して、
前記ウィンドウ復元装置は現在の時間を取得して、前記起動フラグがオンで、かつ前記起動日時が現在の時間と一致する識別子のウィンドウ属性を前記ウィンドウ属性管理装置に要求して、指定した日時に予め登録されたウィンドウ状態を復元することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチウィンドウ表示制御装置。 - 前記ウィンドウ復元装置に対する表示状態復元の操作として、表示先の画面解像度が変更されていた際に、変更された解像度の比率に応じて、ウィンドウ属性に含まれる各復元後のウィンドウ位置、サイズを操作なしに変更することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチウィンドウ表示制御装置。
- 前記ウィンドウ属性管理装置にて、各ウィンドウの属性をネットワーク上の任意のウィンドウ制御装置から参照可能な領域に保存し、
ネットワークに接続しているそのウィンドウ属性を保存した装置以外から、該保存したウィンドウの属性を取得して各ウィンドウの復元を実行することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチウィンドウ表示制御装置。 - クライアントとしてネットワークに接続し、前記ウィンドウ属性管理装置にて、各ウィンドウの属性をネットワーク上のサーバが参照可能な領域に保存し、
前記サーバは、前記起動フラグがオンで、かつ前記起動日時が現在の時間と一致する識別子が存在するか調べて、復元すべき識別子が存在するときはその識別子を保存したクライアントがネットワークに接続されているか調べて、該クライアントが存在するときは設定時刻によるウィンドウ復元要求のメッセージを送信し、
前記クライアント側は前記サーバからのメッセージを受信できる状態にしておき、設定時刻に前記メッセージを受信すると、自身のウィンドウを保存した状態に復元することを特徴とする請求項3記載のマルチウィンドウ表示制御装置。 - 前記クライアント側が前記メッセージを受信したときに、該クライアントがウィンドウを復元できない場合には、操作者に対してウィンドウ復元要求あったことを通知することを特徴とする請求項6記載のマルチウィンドウ表示制御装置。
- 請求項1ないし7のいずれか1項記載のマルチウィンドウ表示制御装置を使用することを特徴とするコンピュータシステム。
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