JP2015095053A - 管理装置、及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク機器に対して、段階的に組織のセキュリティポリシー(SP)に適合するように管理する。
【解決手段】機器管理アプリケーションの機能により、ネットワーク機器(例えば、MFP)を監視して、監視条件で指定されたグループのSPに違反する機器については、SPを段階的に反映するためのタスクの生成・登録を行うS605。
【選択図】図6

Description

本発明はネットワーク機器の管理技術に関する。
従来、ネットワークを介して、管理装置が管理対象のネットワーク機器の各種情報を収集して、ネットワーク機器の監視や管理を行う技術が存在する。具体的に、設定変更を比較・監視する方法として、定期的にネットワーク機器の管理情報を読み出し、変更されているパラメータがあれば履歴情報に追加するものなどがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−33529号公報
組織でのセキュリティポリシー(以下、SP)適用の考え方は、まず上位組織のSPを策定し、トップダウンアプローチで下位組織に適用していくのが一般的である。ネットワーク機器の管理という観点においては、下位組織のネットワーク上のネットワーク機器に対して、このSP自体、もしくはSPに準拠した各種設定内容を反映させる必要がある。
ここで、複数の下位組織が存在する場合には、各組織の事情などを考慮した上で、上位組織で策定されたSPを、段階的に、PDCAサイクルなどを用いて運用・最適化をしていくことが望まれる。しかしながら、従来、ネットワーク機器に対して、ネットワーク機器の設定内容や機器の状態などを段階的に組織のSPに適合させていくための仕組み・方法がなかった。
上記課題を解決するために、本発明は、ネットワーク上の1以上のネットワーク機器を管理する管理装置であって、ポリシーが反映されていないネットワーク機器に対して、当該ポリシーを反映させるために、当該ポリシーに対応するいずれかの設定内容と、該設定内容が適用されるべき適用期限と、を指定するための指定手段と、ネットワーク機器の属するグループのポリシーを取得する第1の取得手段と、前記ネットワーク機器から、前記ポリシーに対応する設定項目について、当該ネットワーク機器に設定されている設定値を少なくとも含む設定情報を取得する第2の取得手段と、前記第2の取得手段により取得された設定情報と、前記ポリシーに含まれる設定値とを比較することで、前記ネットワーク機器に対して前記ポリシーが反映されていないかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記ポリシーが反映されていないと判断されたネットワーク機器を対象とした、前記指定手段により指定された前記設定内容と前記適用期限内の実行時間とが設定された1以上のタスクを作成する作成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク機器に対して、段階的に組織のSPに適合するように管理することが可能となる。
システム構成およびハードウェア構成を示す図である ソフトウェア構成を示す図である 実施例1における、データベース内のデータ構成を示す図である 実施例1における、SPの適用対象を選択するための画面の表示例を示す図である 実施例1における、SPの適用に係る設定を行うための画面の表示例を示す図である 実施例1における、アプリケーションサーバー100での監視処理を説明するためフローチャートを示す図である 実施例1における、アプリケーションサーバー100での表示制御の処理を説明するためのフローチャートを示す図である 実施例1における、管理対象の機器の一覧を含む画面の表示例を示す図である 実施例1における、機器のSP違反の詳細を含む画面の表示例を示す図である 実施例2における、データベース内のデータ構成を示す図である 実施例2における、SPの適用対象を選択するための画面の表示例を示す図である 実施例2における、SPの適用に係る設定を行うための画面の表示例を示す図である 実施例2における、アプリケーションサーバー100での処理を説明するためのフローチャートを示す図である
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
(実施例1)
本発明では、ネットワーク上の機器を管理する管理装置の一例として、アプリケーションサーバーを例に挙げて説明する。また、ネットワーク機器の一例として、本実施例ではMFP(Multifunction Peripheral)を挙げて説明する。また、ネットワーク機器は複数台、ネットワーク上に存在しており(不図示)、これら複数台のネットワーク機器を管理装置であるアプリケーションサーバーが管理することも可能である。なお、ネットワーク機器については、プリンター、ファクシミリ装置をはじめ、カーナビ、モバイル、タブレットなどの端末機器などであっても、本発明が適用可能である。
図1は、本実施例における、管理装置を含むネットワークシステムの構成およびハードウェア構成を説明するブロック図である。
ネットワークシステムは、ネットワーク170により接続されるアプリケーションサーバー100、クライアントコンピューター120およびMFP150より構成される。なお、アプリケーションサーバー100およびクライアントコンピューター120は汎用コンピューターの構成を有する。クライアントコンピューター120のハードウェア構成についてはアプリケーションサーバー100と同様のため、説明を省略する。
アプリケーションサーバー100において、101はCPUであり、ROM103あるいは外部メモリ110に記憶されたプログラム等に基づいて処理を実行する。実行されるプログラムとしては、例えば、後述の機器管理アプリケーションについてのプログラムが挙げられる。さらに、CPU101はシステムバス111に接続される各デバイスを総括的に制御する。また、CPU101は、ディスプレイ109上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。102はRAMであり、CPU101の主メモリ、ワークエリア等として機能する。103はROMであり、基本I/Oプログラム等の記憶領域として機能する読み出し専用のメモリである。このROM103あるいは外部メモリ110には、CPU101の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶される。さらにROM103あるいは外部メモリ110には上記プログラム等に基づく処理の際に使用するファイルやその他各種データを記憶する。104はネットワークI/Fであり、ネットワーク170へ接続しネットワーク通信を行う。105はキーボードI/Fであり、キーボード108や不図示のポインティングデバイスからの入力を制御する。106はディスプレイI/Fであり、ディスプレイ109の表示を制御する。107は外部メモリI/Fであり、ハードディスク(HD)等の外部メモリ110とのアクセスを制御する。110は外部メモリであり、ブートプログラム、各種のアプリケーション、ユーザーファイル、編集ファイル等を記憶する。アプリケーションサーバー100は、CPU101がROM103や外部メモリ110に書き込まれた基本I/OプログラムおよびOSを実行している状態で動作する。基本I/OプログラムはROM103に書き込まれており、OSはROM103もしくは外部メモリ110に書き込まれている。そしてコンピューターの電源がONされたときに、基本I/Oプログラム中のイニシャルプログラムロード機能により、ROM103もしくは外部メモリ110からOSがRAM102に書き込まれ、OSの動作が開始される。111はシステムバスであり、各デバイスを接続する。
MFP150において、151はネットワークI/Fであり、ネットワーク170へ接続しネットワーク通信を行う。152はCPUであり、制御プログラム等に基づいてシステムバス163に接続されるプリンターI/F157を介してプリンター158に出力情報としての画像信号を出力する。なお、制御プログラムはROM154や外部メモリ162等に記憶される。CPU152はネットワークI/F151を介してコンピューターとの通信処理が可能となっており、MFP150内の情報等をアプリケーションサーバー100に通知可能なように構成されている。さらにCPU152はROM154あるいは外部メモリ162に記憶されたアプリケーションプログラム等に基づいて処理を実行する。153はRAMであり、CPU152の主メモリ、ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM153は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。154はROMであり、162はハードディスク(HD)等の外部メモリである。このROM154あるいは外部メモリ162には、CPU152の制御プログラムやアプリケーションプログラムおよび上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ、MFP150上で利用される情報等が記憶される。またROM154あるいは外部メモリ162には、MFP150のアプリケーションインストール時にアプリケーションが一時的に格納される。155は操作部I/Fであり、操作部156との間のインタフェースをつかさどり、表示すべき画像データを操作部156に対して出力する。また、ユーザーが操作部156を介して入力した情報の受信も行う。156は操作部であり、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている操作パネル等に相当する。157はプリンターI/Fであり、プリンター158(プリンターエンジン)に出力情報としての画像信号を出力する。159はスキャナーI/Fであり、スキャナー160(スキャナーエンジン)からの入力情報として画像信号を受信する。161は外部メモリI/F(メモリコントローラ)であり、ハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ162へのアクセスを制御する。また、前述した外部メモリは1個に限らず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンター制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示しないNVRAMを有し、操作部156からのプリンターモード設定情報を記憶するようにしてもよい。163はシステムバスであり、各デバイスを接続する。
図2は、本実施形態の管理装置を含むネットワークシステムのソフトウェアのモジュール構成を説明するためのブロック図である。
アプリケーションサーバー100のソフトウェア構成を示す。アプリケーションサーバー100において、機器管理アプリケーション202および各モジュールは、外部メモリ110に保存されたファイルとして存在する。これらは実行時にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM102にロードされ実行されるプログラムモジュールである。また、機器管理アプリケーション202は、外部メモリ110の不図示のCD−ROM、あるいはネットワーク170を経由して外部メモリ110のHDに追加することが可能となっている。
200はネットワークモジュールであり、任意の通信プロトコルを使用してクライアントコンピューター120やMFP150とのネットワーク通信を行う。201はWebサーバーサービスモジュールであり、クライアントコンピューター120のWebブラウザー221からのHTTPリクエストを受け取るとHTTPレスポンスを応答するサービスを提供する。応答するHTTPレスポンスの例として、外部メモリ110に保存されたWebページデータを返信してもよい。または、機器管理アプリケーション202のUIモジュール203にHTTPレスポンスの生成を要求してもよい。
機器管理アプリケーション202は、アプリケーションサーバー100とネットワーク170で接続されたネットワーク機器の一例であるMFP150を管理するアプリケーションである。機器管理アプリケーション202は、例えばWebサーバーサービスモジュール201が提供するWebページへのリクエストに応答して処理を実行するプログラムとして実装される。上記のように、機器管理アプリケーション202はWebサーバーサービスモジュール201とともに、MFP150を管理するWebアプリケーションを実現している。機器管理アプリケーション202において203はUIモジュールであり、Webサーバーサービスモジュール201からの要求に応じてHTTPレスポンスを生成する。また、クライアントコンピューター120のWebブラウザー221から送信されたユーザー入力情報を受信し、必要に応じて各モジュールを呼び出す。
UIモジュール203から呼び出されるモジュールの例として、探索モジュール204、監視モジュール205、グループ管理モジュール206、セキュリティポリシー(以下、SP)管理モジュール207、アクセスログ管理モジュール208を挙げる。もちろん、UIモジュール203がこれら以外のモジュールを呼び出してもよい。
探索モジュール204は、アプリケーションサーバー100とネットワーク170で接続されたMFP150を、任意の通信プロトコルを使って探索する。探索モジュール204が探索に使用する通信プロトコルの例としては、SNMP(Simple Network Management Protocol)やSLP(Service Location Protocol)等が挙げられる。他にもWS−Discovery(Web Services Dynamic Discovery)などの通信プロトコルを使用してもよい。探索モジュール204はMFP150を探索したら、MFP150から機器情報を取得して後述のデータベースサーバーサービスモジュール(DBサービスモジュール)209の機器管理テーブル300へ格納する。
監視モジュール205は、任意の監視間隔でMFP150の監視を行う。監視モジュール205は監視間隔や監視対象に関する監視条件情報を後述のDBサービスモジュール209の条件管理テーブル304から取得する。そして取得した監視条件情報に応じて、任意の通信プロトコルを使ってMFP150の情報を取得し、監視を行う。監視モジュール205が監視に使用する通信プロトコルの例としては、WebサービスやSNMP、SLP等が挙げられる。もちろん他の通信プロトコルを使用してもよい。監視モジュール205がMFP150を監視するために取得する情報は、例えばエラー状態情報や設定情報等が挙げられる。もちろんそれ以外の情報を取得して監視を行ってもよい。
グループ管理モジュール206は、MFP150を複数まとめて扱うためのグループを管理する。グループ管理モジュール206は後述のDBサービスモジュール209のグループ管理テーブル301を用いてグループを管理し、機器−グループ管理テーブル306を用いてグループとMFP150を紐付けて管理する。そしてグループ管理モジュール206は他モジュールからの要求に対して、グループおよびグループに属するMFP150の情報を提供する。
SP管理モジュール207は、MFP150からSP設定情報を取得する。また、SP管理モジュール205はMFP150へのSP設定情報の配信も行う。ここでSP設定情報とは、MFP150のセキュリティに関する設定項目を示し、例えばゲストアカウント禁止設定、パスワードキャッシュ禁止設定、初期パスワード変更強制設定などが挙げられる。もちろんそれ以外の設定項目であってもよい。
アクセスログ管理モジュール208は、MFP150のアクセスログ情報を取得する。ここでアクセスログ情報とはスキャンやプリントなどのMFP150に対するアクセスの記録を指す。そして取得したアクセスログ情報を後述のDBサービスモジュール209のアクセスログ管理テーブル305に格納する。
DBサービスモジュール209は、データを管理し、他モジュールからの要求に合わせてデータの格納と取り出しを行う。DBサービスモジュール209は、機器管理アプリケーション202からアクセス可能であれば、アプリケーションサーバー100とは別の機器上にあってもよい。
図3は、DBサービスモジュール209内のテーブル構成の一例を説明するための図である。なお、図3(A)および(B)のテーブル構成は、あくまで一例であり、本例とは異なるテーブル構成であってもよい。
300は、機器管理テーブルであり、機器管理アプリケーション202が管理するネットワーク機器に関する情報を管理するテーブルである。機器管理テーブル300で管理する情報は、例えばネットワーク機器識別子、機器名称、機種、IPアドレス、シリアルナンバー、設置場所、管理者情報、SP識別子、最終更新日時等が挙げられる。ここでネットワーク機器識別子とは、ネットワーク機器を一意に識別する識別子であり、SP識別子とは、ネットワーク機器に設定されたSPを一意に識別する識別子である。
301は、グループ管理テーブルであり、ネットワーク機器を複数まとめて管理するためのグループを管理するテーブルである。グループ管理テーブル301で管理する情報は、例えばグループ識別子、グループ名称、親グループ識別子等が挙げられる。ここでグループ識別子はグループを一意に識別する識別子であり、親グループ識別子はグループの親階層にあたるグループを示す識別子である。
302は、SP管理テーブルであり、MFP150から取得したSPや、ネットワーク機器に配信するSPを管理するテーブルである。SP管理テーブル302で管理する情報は、例えばSP識別子とSP設定項目等が挙げられる。ここでSP識別子はSPを一意に識別する識別子であり、SP設定項目は例えばゲストアカウント禁止設定、パスワードキャッシュ禁止設定、初期パスワード変更強制設定などが挙げられる。もちろんそれ以外の設定項目であってもよい。
ここでは、SPを、ネットワーク機器の複数の設定項目とその設定値の集合としている。しかしながら、SPとして、ネットワーク機器の状態(電源状態や一部機能の縮退といった機能状態)や、オプション機器の接続/非接続、アプリケーションなどの有/無といったものを管理範囲に含めることも可能である。こういった場合には、SPの管理範囲である内容を適用には、後述するタスクの実行内容として、前述の設定項目の設定の適用と同様にネットワークを介してコマンドを発行してもよい。または、SP識別子やSPの内容などを含む電子メールによる指示などをタスクとして実行し、人手を介して間接的にSPに沿った内容の機器状態に変更させるようにしてもよい。
303は、タスク管理テーブルであり、ネットワーク機器に対してSP設定を配信するタスクの情報を管理するテーブルである。タスク管理テーブル303で管理する情報は、例えばタスク識別子、タスク名、実行日時、タスク状態、ネットワーク機器識別子、SP識別子等が挙げられる。ここでタスク識別子はタスクを一意に識別する識別子であり、タスク状態はタスクの実行状態を示す情報である。また、ネットワーク機器識別子はSPの配信対象であるネットワーク機器(MFP150)を一意に識別する識別子であり、SP識別子は配信対象であるSPを一意に識別する識別子である。
304は、条件管理テーブルであり、ネットワーク機器を定期監視するための監視条件情報を管理するテーブルである。条件管理テーブル304で管理する情報は、例えば監視条件識別子、監視条件名、開始日時、終了日時、監視間隔、グループ識別子等である。ここで監視条件識別子は監視条件を一意に識別する識別子であり、開始日時、終了日時はそれぞれ監視を開始、終了する日時を表す。監視間隔は監視モジュール205がから情報を取得する時間間隔を表す。グループ識別子は監視対象のグループを表し、監視対象のグループに属するネットワーク機器が監視対象として扱われる。
305は、アクセスログ管理テーブルであり、スキャンやプリントなどのネットワーク機器に対するユーザーからのアクセスの記録を管理する。アクセスログ管理テーブル305で管理する情報は、例えばアクセスログ識別子、ネットワーク機器識別子、アクセス日時、ジョブ内容、ユーザー情報等である。ここでアクセスログ識別子はアクセスログを一意に識別する識別子であり、ネットワーク機器識別子はアクセス対象のネットワーク機器を一意に識別する識別子である。アクセス日時はネットワーク機器がアクセスされた日時を表し、ジョブ内容はスキャンやプリントなど、ネットワーク機器がアクセスされたときのジョブの内容を表す。ユーザー情報は例えばユーザー名などのネットワーク機器にアクセスしたユーザーを識別する情報である。
306は、機器−グループ管理テーブルであり、ネットワーク機器とグループを紐付けて管理するテーブルである。機器−グループ管理テーブル306で管理する情報は、例えばネットワーク機器識別子、グループ識別子、SP違反有無情報、SP最終確認日時等である。ここでネットワーク機器識別子はネットワーク機器を一意に識別する識別子であり、グループ識別子はグループを一意に識別する識別子である。また、SP違反有無情報は後述のグループ‐SP管理テーブル307でグループと紐付けられたSPをMFP150が遵守しているか否かを示す情報である。SP最終確認日時は同じく後述のグループ‐SP管理テーブル307でグループと紐付けられたSPをネットワーク機器が遵守していると最終確認した日時を示す。
307は、グループ‐SP管理テーブルであり、ネットワーク機器が属するグループと、そのグループに対して設定するSPの紐付けを管理するテーブルである。グループ‐SP管理テーブル307で管理する情報は、例えばグループ識別子、SP識別子、適用期限などである。ここでグループ識別子はグループを一意に識別する識別子であり、SP識別子はグループに対して設定するSPを一意に識別する識別子である。また適用期限はSPを遵守しないネットワーク機器がグループ内に存在したときのSP遵守までの猶予期限を表す。
図2の説明に戻り、クライアントコンピューター120のソフトウェア構成を示す。クライアントコンピューター120を構成する各モジュールはそれぞれROM103もしくは外部メモリ110に保存されたファイルとして存在するプログラムモジュールである。そして、実行時にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM102にロードされ実行される。
220は、ネットワークモジュールであり、任意の通信プロトコルを使用してアプリケーションサーバー100およびMFP150とのネットワーク通信を行う。221は、Webブラウザーであり、ネットワークモジュール220を介してHTTPリクエストメッセージを送信し、HTTPレスポンスメッセージを受信して表示する。クライアントコンピューター120からアプリケーションサーバー100へのアクセスはWebブラウザー221を通じて行われる。
続いて、MFP150のソフトウェア構成を示す。MFP150において、各種モジュールはROM154あるいは外部メモリ162に保存されたファイルとして存在し、実行時にRAM153にロードされ実行される。230はネットワークモジュールであり、任意の通信プロトコルを使用してアプリケーションサーバー100やクライアントコンピューター120とのネットワーク通信を行う。
231は、SP管理モジュールであり、MFP150のSP設定の管理を行う。SP管理モジュール231は、SP管理モジュール207から配信されたSP設定をネットワークモジュール230経由で受信し、設定内容を自機に反映する。また、SP管理モジュール231は、SP管理モジュール207からの要求に対して自機のSP設定を返却する。
232は、状態管理モジュールであり、MFP150の状態管理を行う。状態管理モジュール232は、監視モジュール205からの要求に対して自機のエラー・警告の有無などの状態情報を返却する。233は、アクセスログ管理モジュールであり、MFP150のアクセスログの管理を行う。MFP150がスキャン・プリントなどでアクセスされた際にアクセスログを保存し、機器管理アプリケーション202のアクセスログ管理モジュール208からの要求に対して自機のアクセスログ情報を返却する。
234は、UIモジュールであり、MFP150の操作部156に表示されるUIの描画および操作部156上でユーザーのUI操作により入力されたユーザー入力値の受信を行う。
図4と図5を用いて、MFP150のグループとSPの紐づけおよびSPの適用方法を設定するための設定画面の例を説明する。これら画面は、機器管理アプリケーション202に基づくWebサーバーサービスモジュール201を用いた表示制御によりウェブページとして提供され、クライアントコンピューター120のWebブラウザー221で表示される。
図4は、SPと紐付けを行う対象のグループを選択する画面の表示例である。
400は、グループ選択部であり、グループ管理テーブル301に格納されたネットワーク機器のグループ情報をもとにグループの階層構造を表示し、その中のグループをチェックボックスで複数選択可能になっている。401は、次へボタンで、クリックされると図5の画面に遷移する。402は、キャンセルボタンで、クリックされるとグループ選択部400の選択情報を破棄して遷移元画面に戻る。
図5は、図4の画面で選択されたグループに対して適用されるSPの内容や条件などを設定するための画面の表示例である。
500は、SP設定部であり、適用すべき設定項目(以降、SP項目と呼ぶ)を選択可能になっている。ここでは、各SP項目のON/OFFをチェックボックスで1以上選択できる画面となっている。しかしながら、例えば、ログイン期限の日数を入力するなどのように数値を入力するようになっていてもよい。また、任意の項目を追加して、SP項目とその値を設定してもよい。もしくは、複数のSP項目のそれぞれの設定値の組合せを複数用意して、それらにセキュリティレベルを付与することで、いずれかのレベルを選択することで簡単にSPの設定を行えるようになっていてもよい。
501は、適用期限入力部であり、選択されたグループにSP違反のネットワーク機器が存在した場合の、SP遵守までの適用猶予の期限が入力可能になっている。ここではSP違反を検出してからの日数を入力するようになっているが、もちろん日数ではなく時間や月・年などの単位で指定できてもよく、日時指定であってもよい。
502は、登録ボタンであり、クリックされると機器管理アプリケーション202のUIモジュール203が画面入力された情報をSP管理モジュール207に渡す。そして、SP管理モジュール207が受信した情報をDBサービスモジュール209のSP管理テーブル302およびグループ‐SP管理テーブル307に格納する。以上の処理により、画面上で入力されたネットワーク機器のグループとSPの紐づけおよびSPの段階適用方法がDBサービスモジュール209に格納される。503はキャンセルボタンで、クリックされると画面上の入力情報を破棄して遷移元画面に戻る。
図6は、アプリケーションサーバー100における、機器管理アプリケーション202に基づくネットワーク機器(ここでは、MFP150)を監視する際の処理を説明するためフローチャートである。
S600で、監視モジュール205が、DBサービスモジュール209の条件管理テーブル304から監視条件を取得する。S601で、監視モジュール205が、取得した監視条件に含まれる監視間隔だけ、前回監視完了時から時間が経過したかどうかを判断する。ここで経過していたと判断された場合はS602に進み、経過していないと判断された場合にはS600に戻る。
S602で、SP管理モジュール207がDBサービスモジュール209から、S601で経過していたとの判断に用いた監視条件で指定されたグループと紐付けられたSP設定を取得する。SP管理モジュール207は、グループと紐付けられたSP設定を、グループ‐SP管理テーブル307、SP管理テーブル302から取得する。
S603で、監視モジュール205が、S601で経過していたとの判断に用いた監視条件で指定されたグループに属するMFP150の情報(機器の名称やアドレスなど)を、機器管理テーブル300および機器−グループ管理テーブル306から取得する。そして、監視モジュール205が、該テーブルから取得した情報を用いて、MFP150からSPの設定項目に対応する設定値を少なくとも含む設定情報を取得する。
S604で、SP管理モジュール207が、対象のグループと紐付けられたSPと、S603でMFP150から取得された設定情報に含まれるSP設定と、を比較する。そして、SP管理モジュール207が、グループと紐付けられたSPが反映されていないMFP150が存在するかどうかを判断する。なお、監視対象のグループが階層構造になっている場合は、グループの子グループに属するMFP150についても、グループ直下のMFP150と同様にSP設定を比較する。ここで、SPの比較方法として各項目の値の大小や一致するか否かの判定を行い、不適切な値がネットワーク機器に設定されている場合にSPが反映されていない機器が存在すると判断される。なお、比較方法としては、SPの項目ごとに独自の比較ロジックを用いて比較することで、反映されているか否かを判断してもよい。もし、グループのSPが反映されていないMFP150が存在する場合はS605に進み、存在しない場合はS607に進む。
S605で、SP管理モジュール207が、グループ‐SP管理テーブル307を参照し、S601で経過していたとの判断に用いた監視条件で指定されたグループのSPおよび適用期限に基づき、1以上のSP配信タスクの生成・登録を実行する。なお、SP配信タスクは、MFP150に対して、適用期限内にMFP150が属するグループに紐付けられたSPが段階的に反映されるように作成・登録される。また、SP管理モジュール207により複数のSP配信タスクが作成される場合には、このタイミングで予め複数のタスクを作成、登録してもよいし、1つのタスクを作成、登録した後に、該タスクが実行され、成功した場合に次のタスクを作成、登録してもよい。なお、本ステップに至る以前に、MFP150に対して、同じSPを反映するためのタスクが既に作成、登録されていた場合には、ここでの処理は無視されてもよい。
段階的にSPを反映するためのタスクの作成方法としては、例えば、適用期限内で、一定期間おきにSPに含まれる1部の設定内容をMFP150に対して設定していくように、実行時間をタスクに設定することで作成する方法がある。また、MFP150に対して特定のオプションやソフトウェアなどが適用、削除された後に、有効になるような設定がSPに含まれているような場合を想定する。その場合には、適用期限内で、MFP150へのその適用や削除が行われた後に、対応する設定が行われるようにタスクを作成する方法もある。また、SPに含まれる設定内容ではなく、当該設定を実現するためのSPに含まれる設定内容とは異なる別の設定を行うためのタスクを暫定的に作成し、そのタスク実行後に、適用期限内でSPを反映するためのタスクをさらに作成する方法もある。もちろん、それ以外の独自ロジックで、適用期限内で、MFP150に対して段階的にSPを反映するためのタスクを作成してもよい。
S606で、監視モジュール205が、MFP150に対しての監視条件を変更する。ここでは、例えば、DBサービスモジュール209の条件管理テーブル304に格納された監視間隔を短くすることで、監視レベルを上げて監視を行うことになる。もちろん、MFP150監視時のエラー判断基準を上げる、詳細な各種ログをさらに取得するなど、それ以外の方法で監視レベルを上げてもよい。S605における処理が無視され、実行されなかった場合には、本処理も無視されてもよい。
一方、S607では、監視モジュール205が監視条件のもとに戻す。この処理は、本ステップに至る以前に、S606で監視条件の変更が行われていた場合に、それ以前に設定されていたもとの監視条件に戻す処理になる。ここでは、例えば、DBサービスモジュール209の条件管理テーブル304に格納された監視間隔を長くするなどの処理が行われることになる。なお、条件を戻す必要が無い場合には、ここでの処理は無視されてもよい。
S608で、SP管理モジュール207が、機器−グループ管理テーブル306のSP違反有無およびSP最終確認日時の情報を更新する。なお、SP最終確認日時は、SP違反がなかった時のみ更新する。
以上の処理により、機器管理アプリケーション202に基づき、ネットワーク機器(例えば、MFP150)を監視して、監視条件で指定されたグループのSPに違反する機器については、SPを段階的に反映するためのタスクの生成・登録を行う。
図6で示す処理の具体例については、以下の通りである。
例えば、SPの低いMFPが、ある組織に新規導入され、ネットワークに接続された場合に、S605で段階的にSPを反映させるための1以上のタスクが自動で作成・登録される。なお、図6で示す処理の応用例として、ネットワーク機器の探索履歴を元に、監視の際に見つかったMFPが新規導入されたかどうかを判断し、以前から導入済みのMFPの場合は直ちにSPを反映し、新規導入されたMFPの場合は段階的にSPを反映する、といったことをおこなってもよい。
また、例えば、稼働中のMFPのファームウェア更新やアプリケーションの新規インストールに伴い、MFPの一部の設定(ネットワーク設定など)が変更されることにより、そのMFPについて組織のSPが反映されていない状態になることもある。そういった場合も、図6で示す処理により、段階的にSPを上げるタスクが自動で作成・登録される。こういったケースでは、MFPのファームウェア更新履歴やアプリケーションインストール履歴をもとに、段階的にSPを反映する対象の機器を判断してもよい。
また、例えば、組織変更によりMFPが所属する組織が変更されたことにより、そのMFPについて新組織のSPが反映されていない状態になることもある。そういった場合も、図6で示す処理により、段階的にSPを上げるタスクが自動で作成・登録される。こういったケースでは、グループの変更履歴などをもとに、段階的にSPを反映する対象の機器を判断してもよい。
次に、図7のフローチャートを用いて、アプリケーションサーバー100における、機器管理アプリケーション202に基づく、ネットワーク機器の情報を画面表示する際の、SPに違反した機器のアクセスログの表示の制御についての処理を説明する。
S700で、SP管理モジュール207が、機器−グループ管理テーブル306のSP違反有無およびSP最終確認日時の情報を取得する。S701で、SP管理モジュール207が、ネットワーク機器ごとにSP違反があるかどうかを判断し、違反がある場合はS702に進み、違反がない場合はそのまま処理を終了する。
S702で、SP管理モジュール207が、アクセスログ管理モジュール208を介してアクセスログ管理テーブル305に格納された、SP違反があった機器のアクセスログを取得する。S703で、SP管理モジュール207が、UIモジュール203を介してSP最終確認日時以降に発生したアクセスログを画面に表示させるよう制御する。
図8および図9に、SPに違反したネットワーク機器についてのアクセスログを表示するための画面の例を示す。これら画面は、機器管理アプリケーション202に基づくWebサーバーサービスモジュール201を用いた表示制御によりウェブページとして提供され、クライアントコンピューター120のWebブラウザー221で表示される。
図8は、管理対象のネットワーク機器の一覧(デバイスリスト)を含む画面の表示例である。
800は、機器情報表示部であり、機器管理アプリケーション202が管理するネットワーク機器の一覧とその概要についての情報を表示する。801は、警告表示部であり、SPに違反したネットワーク機器について警告を表示する。また警告表示部801は後述の図9で例示する画面へのリンクとなっており、クリックされると図9のSP警告画面に遷移する。802は、ホームボタンであり、クリックされると機器管理アプリケーション202のホーム画面へ遷移する。
図9は、SP警告画面の表示例である。
900は、警告詳細表示部であり、SP管理モジュール207によるS700及びS701での処理の結果に基づく、SP違反の内容が表示される。図9では、“Device 3”が所属するグループ“親会社”のSPに違反している旨が表示されている。また、機器管理テーブル300に格納された機器の設定内容と、グループのSPの差分から特定された違反しているSP設定項目が表示されている。なお、SP違反を警告する内容であれば、それ以外の情報が表示されていてもよい。901は、アクセスログ表示部であり、SP最終確認日時以降に発生したSPに違反したネットワーク機器へのアクセスログが画面表示される。図9では、アクセスログの内容としてジョブ内容、アクセスユーザー、アクセス日時を表示している。なお、アクセスログの情報については、それ以外の詳細な項目を表示してもよい。902は、閉じるボタンであり、クリックされるとSP警告詳細表示画面を閉じる。
なお、図9に示す画面において、アクセスログの表示以外にも、対象となるネットワーク機器に対して実行予定があるタスクの情報を追加表示することも可能である。その際には、前述したS700などのタイミングで、SP管理モジュール207がタスク管理テーブル303から対応するタスクの情報を取得することで実現できる。
また、図7に係る処理は、図8で示すネットワーク機器の一覧を含む画面の表示や更新の指示がユーザーによりWebブラウザー221を介して入力された場合に実行され、図8および図9に反映されるようになる。なお、図7に係る処理の実行のタイミングは、それ以外にも、所定間隔ごとに、自動で実行されてもよい。
(実施例2)
本実施例では、実施例1に加えて、ネットワーク機器の状態に応じてSP違反の監視対象とするか否かを切り替えることと、段階的にSPを反映させるための手法を、カスタマイズ可能とする手法について説明する。
本実施例のネットワークシステムの構成およびハードウェア構成・ソフトウェア構成については、実施例1と同様のため説明を省略する。
図10は、本実施例における、図2におけるDBサービスモジュール209内のテーブル構成の一例である。なお、本実施例については、実施例1と同様に利用する図3(A)及び(B)のテーブルについては、説明を省略する。
1000は、モード管理テーブルであり、グループごとにSPの段階適用をユーザーによりカスタマイズするか否かの情報を管理するテーブルである。モード管理テーブル1000で管理する情報は、例えばグループ識別子、段階適用モード等である。ここでグループ識別子はグループを一意に識別する識別子である。段階適用モードは、SPの段階適用を実施例1と同様に自動で行う(設定値:自動)か、それともユーザーによる段階適用の方法のカスタマイズを可能とする(設定値:手動)か、を示す情報である。
1001は、段階適用設定管理テーブルであり、グループと、そのグループに対して段階的に設定されるSPの設定項目と、その適用期限と、を管理するテーブルである。段階適用設定管理テーブル1001で管理する情報は、例えばグループ識別子、SP設定項目、SP設定項目値、適用期限である。SP設定項目、SP設定項目値、適用期限は、それぞれ段階的に適用するSPの設定項目、該項目の設定値、該設定値の適用期限を表す。
1002は、フィルター管理テーブルであり、SP違反を監視する対象のネットワーク機器をフィルタリングするためのフィルター設定情報を管理するテーブルである。フィルター管理テーブル1002で管理する情報は、例えばグループ識別子、ネットワーク機器名、管理者、設置場所等である。ここでグループ識別子はグループを一意に識別する識別子である。ネットワーク機器名、管理者名、設置場所はそれぞれ部分文字列一致の機器を監視対象とするためのフィルター用フィールドである。
図11と図12を用いて、ネットワーク機器のグループとSPの紐づけおよびSPの段階適用方法を設定する画面の表示例を説明する。これら画面は、機器管理アプリケーション202に基づくWebサーバーサービスモジュール201を用いた表示制御によりウェブページとして提供され、クライアントコンピューター120のWebブラウザー221で表示される。なお、実施例1の図4、図5と同様の項目については説明を省略する。
図11は、SPと紐付けを行う対象のグループを選択する画面である。図11では実施例1の図4で示す表示に加えて、ネットワーク機器の状態に応じてSP違反の監視対象とするか否かを切り替えるフィルター設定が可能になっている。
1100は、フィルター設定部であり、SP違反の監視対象とするネットワーク機器をフィルタリングするためのフィルター設定を入力可能になっている。具体的には、グループ選択部400で指定されたグループに属するネットワーク機器の中で、フィルター設定部1100に入力された内容と合致する機器のみがSP違反の監視対象となる。
なお、フィルター設定部1100では、ネットワーク機器名、管理者、設置場所の文字列部分と一致するか否でフィルタリングを行うための設定画面となっている。他にも、設定できるフィルターとして、ネットワーク機器のエラー発生有無や利用ユーザー数、インストールされているアプリケーションなどといった、機器の利用状況・動作状態・管理状態などを示す条件を追加できてもよい。また、フィルタリングする際に、設定したフィルターの内容の全ての条件に一致するか、一部の条件に一致するだけでよいかを、設定可能としてもよい。
図12は、図11の画面で選択されたグループに対して適用されるSPの内容や条件などを設定するための画面の表示例である。図12では、実施例1の図5の項目に加えて、段階的にSPを反映させる方法をユーザーによりカスタマイズするか否かを選択可能になっている。
1200は段階適用の方法を自動で行うためのラジオボタンであり、1201はユーザーによるカスタマイズを行うためのラジオボタンである。ラジオボタン1200とラジオボタン1201は、連動してどちらか一方しか選択できないようになっている。また、ラジオボタン1200が選択状態のときは、実施例1と同様に500〜501が設定入力可能となり、後述の1202〜1204に対する設定入力が不可となる。一方、ラジオボタン1201が選択状態のときは、500〜501に対する設定入力が不可となり、1202〜1204が設定入力可能となる。
1202は、設定追加部であり、段階的に提供すべき、SP設定項目および適用期限のそれぞれを個別に選択可能となっている。SP設定項目は、全てのSPに関連するネットワーク機器に設定可能な項目の中から任意に選択できるようになっていてもよい。適用期限は、ここではSP違反を検出してからの日数を入力するようになっているが、もちろん日数ではなく時間や月・年などの単位で指定できてもよい。前回のタスク実行からの時間間隔を指定できてもよい。1203は、追加ボタンであり、クリックされると設定追加部1202で設定された内容で、後述の設定管理部1204に段階適用設定が新たに追加される。1204は設定管理部であり、ユーザーによって設定された段階適用設定を管理・表示する。設定管理部1204には削除ボタンも配置してあり、既に追加済みの段階適用設定を削除することもできる。
なお、ラジオボタン1200が選択されたときは実施例1で説明した指定が行われることから、ラジオボタン1201が選択された時に比べて、SPに対応する設定内容が自動で特定され、かつそれら設定内容の適用期限を一括して設定できるモードと言える。
登録ボタン502をクリック時にUIモジュール203は、画面上の選択状態の情報を監視モジュール205およびSP管理モジュール207に渡す。そして監視モジュール205およびSP管理モジュール207が、ここで受信した情報をDBサービスモジュール209に格納する。その際、図11のフィルター設定部1100で設定された内容はフィルター管理テーブル1002に格納される。図12の1200、1201の選択状態はモード管理テーブル1000に格納される。図12の500〜501で設定された内容はグループ‐SP管理テーブル307に格納される。そして図12の1202〜1204で設定された内容は段階適用設定管理テーブル1001に格納される。
図13は、実施例2における、アプリケーションサーバー100での、機器管理アプリケーション202に基づくネットワーク機器(ここでは、MFP150)を監視する際の処理を説明するためフローチャートである。ここでは、実施例1で説明した図6での処理との差分についてのみ説明をおこなう。
S1300で、監視モジュール205がフィルター管理テーブル1002からフィルター設定情報を取得する。S1301で監視モジュール205が、監視対象のグループにフィルター設定情報に合致するネットワーク機器が存在するかどうかを判断する。フィルター設定情報に合致するネットワーク機器(MFP150)が存在する場合はS1302に進み、存在しない場合はそのまま処理を終了する。
S1302で、SP管理モジュール207がモード管理テーブル1000からMFP150の属するグループに対応する段階適用モードを取得する。S1303で、SP管理モジュール207が、段階適用モードが自動設定になっているか、それともユーザーカスタマイズされた設定を用いるようになっているかを判断する。自動設定になっている場合はS602に進み、そうでない場合はS1304に進む。
S1304で、SP管理モジュール207が段階適用設定管理テーブル1001から、段階適用設定を取得する。S1305でSP管理モジュール207が取得した段階適用設定をもとにグループと紐付けるSPを算出する。SPの算出方法として、例えばS1304で取得した段階適用設定で設定されたSP設定項目をすべてマージして、グループと紐付けるSPとする。
S604で、SP管理モジュール207により、グループのSPが反映されていないネットワーク機器(MFP150)が存在すると判定された場合にはS1306に進む。S1306で、SP管理モジュール207が、段階適用モードが自動設定になっているか否かを判定する。自動設定になっている場合はS605に進み、そうでない場合はS1307に進む。
S1307で、SP管理モジュール207が、S1304で取得した段階適用設定を用いて、SP配信タスクを生成・登録する。ここでは、例えば、複数の段階適用設定が登録されている場合には、それぞれの設定に対応するタスクが作成され、登録される。
以上のように、実施例2では、SP違反の際に監視対象とするか否かを切り替えることや、段階的にSPを反映するための詳細な方法のユーザーによるカスタマイズが可能となる。
(他の実施例)
本発明は、上述した実施形態を適宜組み合わせることにより構成された装置あるいはシステムやその方法も含まれるものとする。
ここで、本発明は、上述した実施形態の機能を実現する1以上のソフトウェア(プログラム)を実行する主体となる装置あるいはシステムである。また、その装置あるいはシステムで実行される上述した実施形態を実現するための方法も本発明の一つである。また、そのプログラムは、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給され、そのシステム或いは装置の1以上のコンピューター(CPUやMPU等)によりプログラムが読み出され、実行される。つまり、本発明の一つとして、さらにそのプログラム自体、あるいは該プログラムを格納したコンピューターにより読み取り可能な各種記憶媒体も含むものとする。

Claims (12)

  1. ネットワーク上の1以上のネットワーク機器を管理する管理装置であって、
    ポリシーが反映されていないネットワーク機器に対して、当該ポリシーを反映させるために、当該ポリシーに対応するいずれかの設定内容と、該設定内容が適用されるべき適用期限と、を指定するための指定手段と、
    ネットワーク機器の属するグループのポリシーを取得する第1の取得手段と、
    前記ネットワーク機器から、前記ポリシーに対応する設定項目について、当該ネットワーク機器に設定されている設定値を少なくとも含む設定情報を取得する第2の取得手段と、
    前記第2の取得手段により取得された設定情報と、前記ポリシーに含まれる設定値とを比較することで、前記ネットワーク機器に対して前記ポリシーが反映されていないかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記ポリシーが反映されていないと判断されたネットワーク機器を対象とした、前記指定手段により指定された前記設定内容と前記適用期限内の実行時間とが設定された1以上のタスクを作成する作成手段と、を有することを特徴とする管理装置。
  2. 前記判断手段により前記ポリシーが反映されていないと判断されたネットワーク機器の情報を含む画面の表示制御を行う表示制御手段を、さらに有することを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記ポリシーが反映されていないと判断されたネットワーク機器の、当該判断が行われた以降のアクセスログの表示制御を、さらに行うことを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記ポリシーが反映されていないと判断されたネットワーク機器を対象とした、前記作成手段により作成されたタスクの情報の表示制御を、さらに行うことを特徴とする請求項2または3に記載の管理装置。
  5. 前記指定手段は、設定内容として、ネットワーク機器に適用すべき設定項目と適用期限をそれぞれ個別に指定できるモードと、ネットワーク機器に適用すべき複数の設定項目と適用期限を一括で指定できるモードとを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の管理装置。
  6. 前記作成手段は、前記指定手段により指定された前記設定内容の一部と、前記適用期限内の実行時間とが設定された複数のタスクを作成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の管理装置。
  7. 前記作成手段は、前記指定手段により指定された前記設定内容に含まれない別の設定内容と前記適用期限内の第1の実行時間とが設定されたタスクと、当該別の設定内容を前記指定手段により指定された前記設定内容に変更する内容と前記第1の実行時間より後で前記適用期限内の第2の時間とが設定されたタスクと、を作成することを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 前記判断手段による判断の対象となるネットワーク機器の条件を設定する設定手段を、さらに有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の管理装置。
  9. 前記作成手段によりタスクが作成された際に、当該タスクの対象となるネットワーク機器に対する監視条件が変更されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の管理装置。
  10. 前記判断手段による判断が、管理対象としてネットワーク機器が新規導入されたとき、管理対象のネットワーク機器に対してファームウェア更新が行われたとき、管理対象のネットワーク機器に対してアプリケーションがインストールされたとき、管理対象のネットワーク機器の属するグループに変更があったときの少なくとも何れかタイミングで実行されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の管理装置。
  11. ネットワーク上の1以上のネットワーク機器を管理する管理装置における方法であって、
    ポリシーが反映されていないネットワーク機器に対して、当該ポリシーを反映させるために、当該ポリシーに対応するいずれかの設定内容と、該設定内容が適用されるべき適用期限と、を指定するための指定工程と、
    ネットワーク機器の属するグループのポリシーを取得する第1の取得工程と、
    前記ネットワーク機器から、前記ポリシーに対応する設定項目について、当該ネットワーク機器に設定されている設定値を少なくとも含む設定情報を取得する第2の取得工程と、
    前記第2の取得工程で取得された設定情報と、前記ポリシーに含まれる設定値とを比較することで、前記ネットワーク機器に対して前記ポリシーが反映されていないかを判断する判断工程と、
    前記ポリシーが反映されていないと判断されたネットワーク機器を対象とした、前記指定工程で指定された前記設定内容と前記適用期限内の実行時間とが設定された1以上のタスクを作成する作成工程と、を有することを特徴とする方法。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の手段としてコンピューターを機能させるためのプログラム。
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