JP2017206044A - キャブの前面部構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャブの強度を確保するとともに、歩行者との衝突時に歩行者の衝撃を緩和する。
【解決手段】キャブ2の前面部のフロントパネル10は、フロントウィンドウ3が取り付けられるウィンドウ開口4の下方で車幅方向に延びるカウルトップパネル11と、カウルトップパネル11の下方に配置されるフロントアウタパネル12と、フロントアウタパネル12の後方に配置されるダッシュパネル13とを有する。カウルトップパネル11は、開断面状に形成され、フロントウィンドウ3の下端縁部3aを下方から支持する。ダッシュパネル13は、カウルトップパネル11の下端縁部17に固定されて車幅方向に延びる閉断面部28を有し、車幅方向に沿って起立する。フロントアウタパネル12は、ダッシュパネル13の閉断面部28から前方へ離間した位置に配置されて閉断面部28を前方から覆う。
【選択図】図2
【解決手段】キャブ2の前面部のフロントパネル10は、フロントウィンドウ3が取り付けられるウィンドウ開口4の下方で車幅方向に延びるカウルトップパネル11と、カウルトップパネル11の下方に配置されるフロントアウタパネル12と、フロントアウタパネル12の後方に配置されるダッシュパネル13とを有する。カウルトップパネル11は、開断面状に形成され、フロントウィンドウ3の下端縁部3aを下方から支持する。ダッシュパネル13は、カウルトップパネル11の下端縁部17に固定されて車幅方向に延びる閉断面部28を有し、車幅方向に沿って起立する。フロントアウタパネル12は、ダッシュパネル13の閉断面部28から前方へ離間した位置に配置されて閉断面部28を前方から覆う。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両のキャブの前面部構造に関する。
特許文献1には、トラックのキャブが記載されている。このキャブの前面上部には、ガラスがはめ込まれるフロントウィンドウが設けられ、フロントウィンドウの下縁は前面パネルの上縁により構成される。前面パネルはフロントウィンドウの下縁に沿って車幅方向に延びて設けられたカウルパネルと、このカウルパネルの下方に設けられたフロントパネルとを有する。カウルパネルは、鋼板やアルミ板等により形成され、ダッシュパネルの前端と補強のためのリーンホースメントの下端とを塞ぐようにキャブの前面に設けられる。また、同公報には、カウルパネルとダッシュパネルとリーンホースメントとが、フロントウィンドウのガラスの下方に閉断面部を形成した状態が図示されている。
特許文献1に記載のトラックのキャブでは、カウルパネル等(ダッシュパネルとリーンホースメントとを含む)によって形成された閉断面部が、フロントウィンドウのガラス(フロントガラス)の下方に配置される。閉断面部は、開断面に比べて剛性が高く変形し難いので、車両と歩行者とが衝突して歩行者の頭部が閉断面部に衝突した際の歩行者の衝撃を緩和することが難しい。一方、閉断面部を設けない場合には、車両のキャブの強度を十分に確保することが難しくなるおそれがある。
そこで、本発明は、キャブの強度を確保することができ、且つ歩行者との衝突時に歩行者の衝撃を緩和することが可能なキャブの前面部構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様のキャブの前面部構造は、フロントウィンドウと開断面状のカウルトップパネルとアウタパネルとインナパネルとを備える。フロントウィンドウは、車両のキャブの前端部で車幅方向に沿って起立する。開断面状のカウルトップパネルは、フロントウィンドウの下方で車幅方向に延びてフロントウィンドウの下端縁部を支持する。アウタパネルは、カウルトップパネルの下方で起立してキャブの前方に露出する。インナパネルは、アウタパネルから後方に離間した位置で車幅方向に延びてカウルトップパネルの下端部に対して固定される閉断面部を有し、アウタパネルの後方で起立する。アウタパネルは、インナパネルの閉断面部を前方から覆う。
上記構成では、インナパネルが車幅方向に延びる閉断面部を有するので、キャブの前面部の強度を閉断面部によって確保することができる。また、閉断面部に対し、例えば、ワイパーを動かすためのワイパーモータ等の車載装置を固定することができ、閉断面部によって車載装置を支持することができる。
また、カウルトップパネルがフロントウィンドウの下端縁部を支持し、カウルトップパネルの下端部がインナパネルの閉断面部に固定される。すなわち、フロントウィンドウの下端縁部は、カウルトップパネルを介してインナパネルの閉断面部に支持されるので、フロントウィンドウの支持剛性を閉断面部によって確保することができる。
また、インナパネルの閉断面部が、アウタパネルから後方に離間した位置で車幅方向に延び、アウタパネルが、インナパネルの閉断面部を前方から覆うので、車両と歩行者とが衝突した際、比較的強度が高い閉断面部への歩行者の衝突をアウタパネルによって防止することができるとともに、歩行者が車体側から受ける衝撃をアウタパネルの変形等によって緩和することができる。
また、カウルトップパネルが開断面状であるので、閉断面状である場合に比べて、歩行者がカウルトップパネルに衝突した際にカウルトップパネルから受ける歩行者の衝撃を抑えることができる。
本発明の第2の態様のキャブの前面部構造は、上記第1の態様のキャブの前面部構造であって、取付部材とワイパーモータとモータ軸とを備える。取付部材は、インナパネルの閉断面部に対して固定されて閉断面部の上面から起立する。ワイパーモータは、閉断面部の上面の上方に配置されて取付部材の上端部に固定され、取付部材を介して閉断面部に取り付けられる。モータ軸は、ワイパーモータから前方へ延びてカウルトップパネルよりも前方へ突出し、フロントウィンドウの表面を清掃するためのワイパーに連結され、ワイパーモータの動力をワイパーに伝達する。
上記構成では、取付部材が、インナパネルの閉断面部の上面から起立し、ワイパーモータが、取付部材の上端部に固定され、モータ軸が、ワイパーモータから前方へ延びてカウルトップパネルの前方に突出する。このように、取付部材が延びる方向(上下方向)とモータ軸が延びる方向(前後方向)とが交叉しているので、同一方向に延びる場合とは異なり、モータ軸の前端部側からモータ軸に後方への荷重が入力した際に取付部材が変形し易い。このため、例えば、車両と歩行者とが衝突し、歩行者がモータ軸に衝突した際に、歩行者がモータ軸側から受ける衝撃を、取付部材の変形によって緩和することができる。
本発明によれば、キャブの強度を確保することができ、且つ歩行者との衝突時に歩行者の衝撃を緩和することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態では、キャブ2が概ねエンジン(図示省略)の上方に配置されるキャブオーバー型のトラック(車両)1のキャブ2の前面部構造について説明する。
キャブ2の前面部は、フロントパネル10と、フロントパネル10に取り付けられてキャブ2の前端部で車幅方向に沿って起立するフロントウィンドウ3と、フロントウィンドウ3の表面7(前面)を清掃するための複数(本実施形態では2つ)のワイパー装置6とを備える。なお、複数のワイパー装置6は、それぞれ略同様の構成を有するため、以下では、一のワイパー装置6について説明し、他のワイパー装置6の説明を省略する。
図1及び図2に示すように、フロントパネル10は、フロントウィンドウ3が取り付けられる略矩形状のウィンドウ開口4を有し、複数の板体によって形成されてキャブ2の前端部で車幅方向に沿って起立する。フロントパネル10は、ウィンドウ開口4の下方で車幅方向に延びてウィンドウ開口4の下端縁を区画するカウルトップパネル11と、カウルトップパネル11の下方に配置されるフロントアウタパネル(アウタパネル)12と、フロントアウタパネル12の後方に配置されるダッシュパネル(インナパネル)13とを有する。フロントパネル10のカウルトップパネル11の下方には、前方へ開口する前方開口9が形成され、前方開口9をフロントアウタパネル12が閉止する。フロントアウタパネル12とダッシュパネル13との間には、内部空間8が区画される。ダッシュパネル13は、車室5の前方を区画し、内部空間8と車室5とを仕切る。キャブ2の車室5の前部のダッシュパネル13の後方には、各種計器類が装着される樹脂製のインストルメントパネル(図示省略)が設置される。
カウルトップパネル11は、開断面状に形成された板体であって、ウィンドウ開口4の下方で前後方向と交叉して車幅方向に延びる。カウルトップパネル11は、フロントウィンドウ3の下端縁部3aが接着剤によって接着される上端縁部14と、上端縁部14から下方へ延びて車両前方へ露出する露出板部15と、露出板部15の下端縁から後下方へ傾斜して延びる傾斜板部16と、傾斜板部16の下端縁から下方へ延びて後述するダッシュパネル13に接合される下端縁部(カウルトップパネルの下端部)17とを一体的に有し、フロントウィンドウ3の下端縁部3aを下方から支持する。露出板部15には、後述するワイパー装置6のワイパーピボット(モータ軸)18が挿通する複数(本実施形態では、2つ)のピボット挿通孔(図示省略)が形成される。
ダッシュパネル13は、パネル本体19と補強パネル20とを有し、カウルトップパネル11の露出板部15よりも後方に配置されて車幅方向に沿って起立する。
パネル本体19は、カウルトップパネル11の下端縁部17の後方に配置されて前後方向と交叉する縦板部21と、縦板部21の上端縁から後方へ曲折する上板部22とを有する。カウルトップパネル11の下端縁部17は、縦板部21の前面のうち縦板部21の上端縁よりも僅かに下方の領域に面接触した状態で接合される。すなわち、パネル本体19の縦板部21は、カウルトップパネル11の下端縁部17と接合される上端縁部21aを有し、カウルトップパネル11の下端縁部17から下方へ延びる。縦板部21のうちカウルトップパネル11の下端縁部17よりも下方の領域は、内部空間8の後方を区画する。
補強パネル20は、上板部23と後板部24と下板部25とフランジ部26とを一体的に有し、縦板部21の上端縁部21aの後方に配置され、縦板部21との間に閉空間27を区画した状態で縦板部21に接合される。上板部23は、上下方向と交叉して車幅方向に延び、その前端縁部がパネル本体19の上板部22の下面に面接触した状態で接合され、パネル本体19の上板部22よりも後方へ突出する。後板部24は、上板部23の後端縁から曲折して下方へ延びて前後方向と交叉し、縦板部21の上端縁部21aから後方へ離間した位置で縦板部21の上端縁部21aに対向する。下板部25は、後板部24の下端縁から曲折して前方へ縦板部21の上端縁部21aの後面まで延び、上板部23から下方へ離間した位置で上板部23に対向する。フランジ部26は、下板部25の前端縁から曲折して下方へ延び、縦板部21の後面に面接触した状態で縦板部21に接合される。
パネル本体19の縦板部21の上端縁部21aと、パネル本体19の上板部22と、補強パネル20の上板部23と、補強パネル20の後板部24と、補強パネル20の下板部25とは、車幅方向に延びる断面略矩形状の閉断面部28を構成する。すなわち、ダッシュパネル13の閉断面部28は、カウルトップパネル11の下端縁部17に固定されて車幅方向に延びる。
フロントアウタパネル12は、ダッシュパネル13に対してネジ留めされた状態で、ダッシュパネル13に支持されてフロントパネル10の前方開口9を開閉自在に閉止する。フロントアウタパネル12は、ダッシュパネル13のパネル本体19の縦板部21から前方へ離間した位置に配置されて、パネル本体19の縦板部21に前方から対向した状態で、前方開口9を閉止し、キャブ2の前方に露出する。フロントアウタパネル12は、カウルトップパネル11の露出板部15と略同一平面上に配置される。フロントアウタパネル12の上端縁は、ダッシュパネル13の閉断面部28よりも上方に配置され、フロントアウタパネル12の上端縁部の後方には、カウルトップパネル11の傾斜板部16が配置される。すなわち、フロントアウタパネル12は、ダッシュパネル13の閉断面部28から前方へ離間した位置に配置されて閉断面部28を前方から覆う。
ワイパー装置6は、前後1対の略L字状のブラケット(取付部材)29a,29bによってダッシュパネル13の閉断面部28に対して固定されるワイパーモータ30と、ワイパーモータ30から前方へ延びるワイパーピボット18と、ワイパーピボット18の前端部18aに固定されるワイパー37とを有する。
前後のブラケット29a,29bは、上下方向と交叉してダッシュパネル13の閉断面部28の上面28aに面接触した状態で固定される横板部33と、横板部33の後端または前端から上方へ曲折して起立して前後方向と交叉する縦板部34とをそれぞれ有する。前側のブラケット29aの縦板部34は、横板部33の後端から起立し、後側のブラケット29bの縦板部34は、横板部33の前端から起立する。前後のブラケット29a,29bは、互いに前後に離間した位置に配置され、縦板部34同士が前後に対向する。すなわち、前後のブラケット29a,29bの縦板部34は、ダッシュパネル13の閉断面部28の上面28aから上方へ起立する。なお、前後のブラケット29a,29bの剛性は、所定の大きさの荷重が前後方向に入力した際に変形可能な剛性に、実験やシミュレーション等によって設定される。
ワイパーモータ30は、ダッシュパネル13の閉断面部28の上面28aから上方に離間した状態で前後のブラケット29a,29bの縦板部34の間に配置され、前後のブラケット29a,29bの縦板部34の上端部(取付部材の上端部)35に固定される。ワイパーモータ30の下面とダッシュパネル13の閉断面部28の上面28aとの間には、間隙36が設けられる。ワイパーモータ30は、バッテリ電源(図示省略)に接続され、該バッテリ電源からの通電によって、回転方向の一側と他側とを切り替えるように回転し、ワイパーピボット18を駆動回転させる。
ワイパーピボット18は、ワイパーモータ30から前方へ延びてカウルトップパネル11の露出板部15のピボット挿通孔(図示省略)を挿通し、その前端部18aが露出板部15よりも前方に突出する。ワイパーピボット18は、ワイパーモータ30の動力をワイパー37に伝達し、ワイパー37を左右に往復移動させる。
ワイパー37は、ワイパーアーム31と、ワイパーアーム31の先端に支持されるワイパーブレード32(図1参照)と、ワイパーブレード32に着脱自在に取り付けられるワイパーラバー(図示省略)とを有する。ワイパーアーム31は、その一端部がワイパーピボット18の前端部18aに固定され、他端部がワイパーブレード32を支持する。ワイパーブレード32は、フロントウィンドウ3の表面7の前方に配置され、ワイパーラバーをフロントウィンドウ3の表面7に接触させる。ワイパー37は、ワイパーピボット18を介してワイパーモータ30に駆動され、フロントウィンドウ3の表面7を清掃する。
上記のように構成されたキャブ2の前面部構造では、ダッシュパネル13が車幅方向に延びる閉断面部28を有するので、キャブ2の前面部の強度を閉断面部28によって確保することができる。また、比較的強度が高い閉断面部28によってワイパー装置6を支持することができる。
また、カウルトップパネル11がフロントウィンドウ3の下端縁部3aを支持し、カウルトップパネル11の下端部17がダッシュパネル13の閉断面部28に固定される。すなわち、フロントウィンドウ3の下端縁部3aは、カウルトップパネル11を介してダッシュパネル13の閉断面部28に支持されるので、フロントウィンドウ3の支持剛性をダッシュパネル13の閉断面部28によって確保することができる。
また、フロントアウタパネル12は、ダッシュパネル13の閉断面部28から前方へ離間した位置に配置されて閉断面部28を前方から覆うので、トラック1と歩行者とが衝突した際、比較的強度が高いダッシュパネル13の閉断面部28への歩行者の衝突をフロントアウタパネル12によって防止することができるとともに、歩行者が車体側から受ける衝撃をフロントアウタパネル12の変形等によって緩和することができる(図3参照)。
また、カウルトップパネル11が開断面状であるので、閉断面状である場合に比べて、歩行者がカウルトップパネル11に衝突した際にカウルトップパネル11から受ける歩行者の衝撃を抑えることができる。
また、前後のブラケット29a,29bの縦板部34が、ダッシュパネル13の閉断面部28の上面28aから上方へ起立し、ワイパーモータ30が、前後のブラケット29a,29bの縦板部34の上端部35に固定され、ワイパーピボット18が、ワイパーモータ30から前方へ延びてカウルトップパネル11の前方に突出する。このように、前後のブラケット29a,29bの縦板部34が延びる方向(上下方向)とワイパーピボット18が延びる方向(前後方向)とが交叉しているので、同一方向に延びる場合とは異なり、ワイパーピボット18の前端部18a側からワイパーピボット18に後方への荷重が入力した際に前後のブラケット29a,29bの縦板部34が変形し易い。また、前後のブラケット29a,29bの剛性は、所定の大きさの荷重が前後方向に入力した際に変形可能な剛性に、実験やシミュレーション等によって設定される。このため、トラック1と歩行者とが衝突し、歩行者がワイパーピボット18の前端部18aに衝突した際に、ワイパーピボット18の前端部18a側から後方へ上記所定の大きさ以上の荷重が入力すると、前後のブラケット29a,29bが変形するので、この前後のブラケット29a,29bの縦板部34の変形によって、ワイパーピボット18側から歩行者が受ける衝撃を緩和することができる(図3参照)。
従って、本実施形態によれば、キャブ2の強度を確保することができ、且つ歩行者との衝突時に歩行者の衝撃を緩和することができる。
なお、本実施形態では、フロントパネル10のカウルトップパネル11の下方の前方開口9を閉止するフロントアウタパネル12をアウタパネルとしたが、アウタパネルは、これに限定されるものではない。アウタパネルは、例えば、カウルトップパネル11に対してヒンジを介して回転自在に支持され、フロントパネル10の前方開口9を開閉自在に閉止するフロントリッドであってもよい。
また、本実施形態では、車室5の前方を区画するダッシュパネル13をインナパネルとしたが、インナパネルは、これに限定されるものではなく、アウタパネルの後方で起立するパネルであれば、他のパネルであってもよい。
また、本実施形態では、パネル本体19と補強パネル20とを接合することによってダッシュパネル13を形成したが、これに限定されるものではない。例えば、1枚のパネルを曲折してダッシュパネル13を形成してもよいし、或いは、3枚以上のパネルを接合することによってダッシュパネル13を形成してもよい。
また、本実施形態では、ダッシュパネル13の閉断面部28の断面形状を略矩形状としたが、閉断面部28の断面形状は、これに限定されるものではない。
また、開断面状のカウルトップパネル11の形状は、上記に限定されるものではなく、フロントウィンドウ3の下端縁部3aを支持するとともに、ダッシュパネル13の閉断面部28に支持される開断面状のカウルトップパネル11であれば、他の形状であってもよい。
また、ブラケット(取付部材)29a,29bの形状や個数は、上記に限定されるものではなく、ワイパーピボット18が延びる方向と交叉する方向に閉断面部28の上面28aから延び、ワイパーピボット18の前端部18a側からワイパーピボット18に後方への荷重が入力した際に変形可能な取付部材であれば、他の形状や個数であってもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、本発明に係るキャブ2の前面部構造を、トラック1に適用したが、これに限定されるものではなく、トレーラを牽引するトラクタ等のキャブに適用してもよい。
1:トラック(車両)
2:キャブ
3:フロントウィンドウ
3a:フロントウィンドウの下端縁部
11:カウルトップパネル
12:フロントアウタパネル(アウタパネル)
13:ダッシュパネル(インナパネル)
17:カウルトップパネルの下端縁部(カウルトップパネルの下端部)
18:ワイパーピボット(モータ軸)
28:閉断面部
29a,29b:前後のブラケット(取付部材)
30:ワイパーモータ
34:ワイパーモータの縦板部
35:ワイパーモータの縦板部の上端部(取付部材の上端部)
37:ワイパー
2:キャブ
3:フロントウィンドウ
3a:フロントウィンドウの下端縁部
11:カウルトップパネル
12:フロントアウタパネル(アウタパネル)
13:ダッシュパネル(インナパネル)
17:カウルトップパネルの下端縁部(カウルトップパネルの下端部)
18:ワイパーピボット(モータ軸)
28:閉断面部
29a,29b:前後のブラケット(取付部材)
30:ワイパーモータ
34:ワイパーモータの縦板部
35:ワイパーモータの縦板部の上端部(取付部材の上端部)
37:ワイパー
Claims (2)
- 車両のキャブの前端部で車幅方向に沿って起立するフロントウィンドウと、
前記フロントウィンドウの下方で車幅方向に延びて前記フロントウィンドウの下端縁部を支持する開断面状のカウルトップパネルと、
前記カウルトップパネルの下方で起立して前記キャブの前方に露出するアウタパネルと、
前記アウタパネルから後方に離間した位置で車幅方向に延びて前記カウルトップパネルの下端部に対して固定される閉断面部を有し、前記アウタパネルの後方で起立するインナパネルと、を備え、
前記アウタパネルは、前記インナパネルの前記閉断面部を前方から覆う
ことを特徴とするキャブの前面部構造。 - 請求項1に記載のキャブの前面部構造であって、
前記インナパネルの前記閉断面部に対して固定されて前記閉断面部の上面から起立する取付部材と、
前記閉断面部の前記上面の上方に配置されて前記取付部材の上端部に固定され、前記取付部材を介して前記閉断面部に取り付けられるワイパーモータと、
前記ワイパーモータから前方へ延びて前記カウルトップパネルよりも前方へ突出し、前記フロントウィンドウの表面を清掃するためのワイパーに連結され、前記ワイパーモータの動力を前記ワイパーに伝達するモータ軸と、を備えた
ことを特徴とするキャブの前面部構造。
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Cited By (1)
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WO2022202874A1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-09-29 | いすゞ自動車株式会社 | ワイパブラケット |
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- 2016-05-16 JP JP2016097676A patent/JP2017206044A/ja active Pending
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WO2022202874A1 (ja) * | 2021-03-25 | 2022-09-29 | いすゞ自動車株式会社 | ワイパブラケット |
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