JP2017205689A - フィルタエレメント - Google Patents

フィルタエレメント Download PDF

Info

Publication number
JP2017205689A
JP2017205689A JP2016098211A JP2016098211A JP2017205689A JP 2017205689 A JP2017205689 A JP 2017205689A JP 2016098211 A JP2016098211 A JP 2016098211A JP 2016098211 A JP2016098211 A JP 2016098211A JP 2017205689 A JP2017205689 A JP 2017205689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter paper
filter medium
oil
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016098211A
Other languages
English (en)
Inventor
信行 北島
Nobuyuki Kitajima
信行 北島
慎一 奈須
Shinichi Nasu
慎一 奈須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamashin Filter Corp
Original Assignee
Yamashin Filter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamashin Filter Corp filed Critical Yamashin Filter Corp
Priority to JP2016098211A priority Critical patent/JP2017205689A/ja
Priority to CN201710299857.1A priority patent/CN107376450A/zh
Publication of JP2017205689A publication Critical patent/JP2017205689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D29/00Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
    • B01D29/11Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with bag, cage, hose, tube, sleeve or like filtering elements
    • B01D29/13Supported filter elements
    • B01D29/15Supported filter elements arranged for inward flow filtration
    • B01D29/21Supported filter elements arranged for inward flow filtration with corrugated, folded or wound sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D29/00Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
    • B01D29/50Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with multiple filtering elements, characterised by their mutual disposition
    • B01D29/56Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with multiple filtering elements, characterised by their mutual disposition in series connection
    • B01D29/58Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with multiple filtering elements, characterised by their mutual disposition in series connection arranged concentrically or coaxially

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】スラッジを除去し、さらにオイルの劣化を遅延させることができる。【解決手段】略中空円筒形状の濾材は、スラッジを除去する不織布製の第1の濾紙と、導電性を有する第2の濾紙と、を用いて形成されており、第1の濾紙が液体の通り抜ける方向に対して上流に配置されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、フィルタエレメントに関する。
特許文献1には、導電性材料を混合した濾紙を用いたフィルタエレメントが開示されている。
実開昭61−070267号公報
産業用設備や建設機械等の油圧装置に用いられる潤滑油や油圧作動油等のオイルは、油圧装置を動作させることによって酸化し、スラッジが発生する。スラッジがオイルに含まれると、スラッジが配管や機器の内部に付着して、油路が閉塞したり、機器が動作不良を起こしたりする。また、スラッジがオイルに含まれると、スラッジによりオイルの劣化が進んでしまう。したがって、オイルからスラッジを除去する必要がある。
特許文献1に記載の発明は、ディーゼル機関用の燃料を暖めて、高分子ガム状物質を分解する。しかしながら、ディーゼル機関用の燃料とは異なり、オイルを暖めたとしてもスラッジは分解されない。したがって、油圧装置に対して特許文献1に記載の発明を適用したとしても、スラッジを除去することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、スラッジを除去し、さらにオイルの劣化を遅延させることができるフィルタエレメントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るフィルタエレメントは、例えば、有底略円筒形状のフィルタケースの内部に設けられるフィルタエレメントであって、スラッジを除去する不織布製の第1の濾紙と、導電性を有する第2の濾紙と、を用いて形成された略中空円筒形状の濾材であって、前記第1の濾紙が液体の通り抜ける方向に対して上流に配置された濾材を備えたことを特徴とする。
本発明に係るフィルタエレメントによれば、略中空円筒形状の濾材は、スラッジを除去する不織布製の第1の濾紙と、導電性を有する第2の濾紙と、を用いて形成されており、第1の濾紙が液体の通り抜ける方向に対して上流に配置されている。これにより、第2の濾紙でオイルを濾過する前に、第1の濾紙でスラッジを除去することができる。また、第2の濾紙が導電性を有するため、第2の濾紙でオイルを濾過するときに第2の濾紙が帯電しない。これにより、第2の濾紙表面での火花放電を防止し、オイルの劣化を遅延させることができる。
ここで、前記濾材は、前記第1の濾紙と前記第2の濾紙とを重ねた状態でひだ折りにし、前記第2の濾紙が内側になるように両端を連結して円筒状に形成されてもよい。これにより、省スペースで、高性能なフィルタエレメントを提供することができる。
ここで、導電性を有し、前記濾材の両端に設けられる2枚のプレートを備え、前記濾材と前記2枚のプレートとは、導電性を有する接着剤を用いて貼着されてもよい。これにより、フィルタエレメント全体での帯電防止特性を向上させることができる。
ここで、前記第2の濾紙は、濾材繊維に、導電性繊維を略15.6%以下の割合で付加して形成されてもよい。これにより、導電性と、濾紙の基本性能との両方の要求を満足する濾紙とすることができる。
本発明によれば、スラッジを除去し、さらにオイルの劣化を遅延させることができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる濾過装置1の概略図である。 図1のA−A断面図である。 濾材12を説明するための分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態にかかるフィルタエレメント2Aを示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態にかかる濾過装置1の概略を示す図である。濾過装置1は、潤滑油や油圧作動油等のオイルに含まれるスラッジ、コンタミ等を、フィルタを用いて除去するものであり、主として、フィルタエレメント2と、フィルタケース3とを有する。ここで、コンタミとは、外部からの侵入および内部より発生するゴミや金属粉等の異物である。スラッジとは、オイルの炭化水素が酸化してできた酸化物が重合、縮合等してゲル状になったものであり、粘着性を有する。図1においては、フィルタエレメント2及びフィルタケース3の右半分を断面表示している。
フィルタエレメント2は、主として、外筒10と、内筒11と、外筒10と内筒11との間に設けられる濾材12と、外筒10、内筒11及び濾材12の両端に設けられるプレート13、14と、ガスケット15と、を有する。
外筒10及び内筒11は、両端に開口を有する略中空円筒形状の部材である。外筒10及び内筒11は、耐腐食性の高い材料(例えば、ステンレス)を用いて形成される。濾材12は、径方向に厚みを有する略中空円筒形状である。内筒11の高さは濾材12の高さと略同一である。
外筒10、内筒11及び濾材12について詳細に説明する。図2は、図1のA−A断面図である。
外筒10及び内筒11の略全域には、孔10a、11aが複数形成されている。孔10aは、外筒10の外側と内側とを連通し、孔11aは、内筒11の外側と内側とを連通している。なお、外筒10は必須の構成ではない。
濾材12は、合成樹脂や紙等を用いたシート状の濾紙をひだ折りにし、ひだ折りにした濾紙の両端を連結して形成された略中空円筒形状の部材である。濾紙をひだ折りにしているため、濾材12には山12m、山12nが形成されている。そして、ひだ折りにした濾紙を丸めて濾材12としているため、濾材12の内周側の山12mと山12mとの間隔は、外周側の山12nと山12nとの間隔より狭い。
濾材12は、スラッジを除去する濾紙(第1の濾紙12a、図3参照)と、導電性を有する濾紙(第2の濾紙12b、図3参照)と、を用いて形成される。濾材12については、後に詳述する。
オイルは、濾材12を外側から内側へ通過する。その際、液体中の不純物(コンタミ、スラッジ等)は、濾材12によって除去される。濾材12の内側へ通過した液体は、内筒11に形成された孔11aを通過して内筒11の内部へ流出する。
外筒10、内筒11及び濾材12の一方の端にはプレート13が設けられ、他方の端にはプレート14が設けられる。プレート13、14は、有底略円筒形状の部材であり、導電性を有する材料、例えばカーボン、金属等の導電性物質(導電性フィラー)を混入させることにより導電性を付与した樹脂(導電性樹脂)もしくは金属を用いて形成される。
プレート14にはガスケット15が設けられ、プレート13には図示しないガスケットが設けられる。ガスケット15は、略中空円板形状の部材であり、軟質材料(例えばゴム)を用いて形成される。ガスケット15は、流体が外部に漏れることを防止するシール部材である。ガスケット15は、弾性を有する材料、例えばニトリルゴム(NBR)、フッ素ゴム(FKM)等の合成ゴムや、樹脂等を用いて形成される。また、ガスケット15には、帯電防止コーティングを施す。なお、プレート13及びプレート14が樹脂を用いて形成されている場合には、ガスケット15等を用いない場合もあり得る。
プレート13、14は、接着剤により外筒10、内筒11及び濾材12に一体化される。これにより、外筒10、内筒11、濾材12、プレート13、プレート14及びガスケット15は、フィルタエレメント2として一体化される。なお、接着剤には、導電性物質(導電性フィラー)を混入させることにより導電性を付与する。
フィルタエレメント2は、フィルタケース3の内部に設けられる。フィルタケース3は、ケース20と、ケース流入部21と、ケース流出部22と、蓋23と、を有する。
ケース20の側面には、ケース流入部21が設けられる。また、ケース20の底面20aには、ケース流出部22が設けられる。さらに、ケース20の上部には、開口部を覆うように、図示しないパッキンを介して蓋23が設けられる。
蓋23とフィルタエレメント2との間には、スプリング(図示せず)が設けられる。フィルタエレメント2は、スプリングにより図1下方向(蓋23から底面20aへ向かう方向)に付勢される。これにより、フィルタエレメント2は、フィルタケース3内での姿勢が維持される。なお、フィルタエレメント2は、他の方法によりフィルタケース3に取り付けられてもよい。
図3は、濾材12を説明するための分解斜視図である。濾材12は、スラッジを除去する第1の濾紙12aと、第1の濾材の内側に設けられ、導電性材料を含む第2の濾紙12bと、を有する。第1の濾紙12aは、液体の通り抜ける方向に対して上流に配置される。
第1の濾紙12aは、長繊維不織布製であり、外側の面121が全面的に起毛している。スラッジは、外側の面に形成された起毛部に保持される。
第1の濾紙12aの内側(第2の濾紙12b側)の面122は、起毛を消失させるための加熱処理である熱平滑化処理が施されている。熱平滑化処理は、不織布表面の空隙を閉塞させることによる濾過性能の低下を招くことなく、平滑な表面を形成することができる。なお、内側の面122には、必ずしも熱平滑化処理を施す必要は無い。
なお、第1の濾紙12aは、複数の層を有していても良い。例えば、起毛していない長繊維不織布の上に、表面が起毛した不織布等を重ねて第1の濾紙としてもよい。また、第1の濾紙12aは、短繊維を用いて形成された不織布でもよい。
第2の濾紙12bは、第1の濾紙12aで除去されない(第1の濾紙12aを通過してしまう)コンタミ等を除去する濾紙である。第2の濾紙12bは、ガラス繊維、セラミック繊維、セルロース繊維、ポリエステル繊維等の濾材繊維に、導電性の材料、例えば金属、炭素を用いた繊維(以下、導電性繊維という)を付加して形成された多孔質物質又は不織布である。これにより、第2の濾紙12bは導電性を有する。なお、本発明において、濾材繊維とは、透過性、強度等の濾材の基本性能を濾材に付与する繊維である。本実施の形態では、ガラス繊維を用いる。
導電性繊維を用いない濾紙で生成された濾材をオイルが通過すると、オイルと濾紙との間の接触帯電により濾紙に静電気が蓄積する(帯電)。この静電気は火花放電を起こし(放電)、この火花放電によりオイルにラジカルを生じさせ、それによりオイルの自動酸化が促進され、スラッジが生成される。
それに対し、第2の濾紙12bで生成された濾材には静電気が蓄積しないため、放電も発生しない。したがって、オイルの劣化を遅延させ、オイルの寿命を長くすることができる。
表1は、濾材繊維としてガラス繊維、導電性繊維として炭素繊維を用い、これらの繊維配合比を変えたときの実験結果を示す表である。なお、バインダーとして帯電防止用の添加剤を混入している。
Figure 2017205689
炭素繊維を全く付加していないサンプル1に対し、炭素繊維を付加したサンプル2〜6は、絶縁抵抗値が大幅に小さくなっている。実験時には、サンプル1の濾紙を用いた濾材にオイルを流した場合には、濾材表面で火花放電が発生したが、サンプル2〜6の濾紙を用いた濾材にオイルを流した場合には、濾材表面で火花放電が発生しなかった。以上より、炭素繊維を付加することで、火花放電の発生を防止できることが判明した。
特に、絶縁抵抗値が1×10以下であるサンプル5、6は、火花放電が発生するリスクがほとんど無いといってよい。ただし、炭素繊維の割合が高くなると、濾過粒度値が高くなり、濾過精度が低下する。したがって、全体における炭素繊維の割合を略15.6%以下とすることが望ましい。
しかしながら、サンプル5、6では、濾過粒度値が、サンプル1〜4に比べて高く、15μm台を超えてしまっている。したがって、導電性と、濾紙の基本性能との両方の要求を満足するためには、全体における炭素繊維の割合を略6.3%以下とすることが望ましい。
図3の説明に戻る。濾材12は、第1の濾紙12aの内側の面122が第2の濾紙12bと対向するように第1の濾紙12aと第2の濾紙12bとを重ね、これらを一緒にひだ折りにし、第2の濾紙12bが内側になるように両端を連結することで、円筒状に形成される。
次に、このように構成された濾過装置1の作用について説明する。図1における2点鎖線矢印は、液体の流れを示す。
濾過すべき液体(オイル)は、ケース流入部21からケース20内部へと流入する。ケース20内部へと流入したオイルは、外筒10に形成された孔10a(図2参照)を通って濾材12へ供給される。
まず、第1の濾紙12aの面121(起毛部)に、スラッジが保持される(図3参照)。外周側の山12nと山12nとの間隔は、内周側の山12mと山12mとの間隔より広い(図2参照)ため、より広い面積でスラッジを捕らえることができる。
第1の濾紙12aでスラッジが除去されたオイルは、第2の濾紙12bを通過する(図3参照)。第2の濾紙12bは導電性を有し、プレート13、14及びプレート13、14と濾材12とを貼着する接着剤は導電性を有する。したがって、オイルが第2の濾紙12bを通過するときに摩擦により発生した電荷は、第2の濾紙12bからプレート13、14に向かって流れ、第2の濾紙12bは帯電しない。これにより、フィルタエレメント2全体での帯電防止特性を向上させることができる。
また、プレート14が設けられるケース20が金属製である場合には、電荷は、第2の濾紙12bからプレート13、14を介してケース20に流れる。そのため、より帯電防止特性を向上させることができる。
第2の濾紙12bを通過したオイルは、内筒11に形成された孔11a(図2参照)を介して、内筒11の内部に流出する。内筒11の内部に流入した液体は、ケース流出部22から流出する。
本実施の形態によれば、第2の濾紙12bでコンタミ等を除去する前に、第1の濾紙12aでスラッジを除去することができ、これによりオイルの劣化を遅延させることができる。さらに、本実施の形態によれば、第2の濾紙12bでオイルを濾過するときに帯電、放電が発生しないため、オイルの酸化を防止し、スラッジの生成を抑制することができる。したがって、第1の濾紙12aと第2の濾紙12bとを組み合わせて濾材12を生成することで、フィルタでオイルを濾過しつつ、より効率的にオイルの劣化を遅延させることができる。
また、本実施の形態によれば、第1の濾紙12aと第2の濾紙12bとを重ねて濾材12を形成するため、省スペースで、高性能なフィルタエレメントを提供することができる。
なお、本実施の形態では、オイルが濾材12の外側から内側へ流れるため、第1の濾紙12aが外側、第2の濾紙12bが内側に配置されたが、液体の通り抜ける方向に対して上流に第1の濾紙12aが配置されていればよく、オイルが濾材の内側から外側へ流れる場合には、第1の濾紙12aを内側、第2の濾紙12bを外側に配置すればよい。
また、本実施の形態では、第1の濾紙12aの外側の面121が全面的に起毛しており、この起毛部にスラッジが保持されたが、起毛部は必須ではない。起毛部が無い場合には、第1の濾紙12a全体でスラッジを保持してもよい。
<第2の実施の形態>
第1の実施の形態では、第1の濾紙12aと第2の濾紙12bとを重ね、これらを一緒にひだ折りにし、第2の濾紙12bが内側になるように両端を連結して円筒状に丸めることにより濾材12を形成したが、第1の濾紙12aと第2の濾紙12bを有する濾材の形態はこれに限られない。
第2の実施の形態にかかるフィルタエレメント2Aは、第1の濾紙12aと第2の濾紙12bとで別々に濾材を生成する形態である。以下、フィルタエレメント2Aについて説明する。なお、第1の実施の形態にフィルタエレメント2と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図4は、第2の実施の形態にかかるフィルタエレメント2Aを示す図である。フィルタエレメント2Aは、主として、内筒11、16と、濾材12A、12Bと、プレート13A、14Aと、ガスケット(図示省略)と、を有する。
内筒11、16の略全域には、孔11a、16aが複数形成されている。孔11aは、内筒11の外側と内側とを連通し、孔16aは、内筒16の外側と内側とを連通している。
内筒11は、濾材12Bの内側に設けられ、内筒16は、濾材12Aの内側に設けられる。
濾材12Aは、第1の濾紙12aをひだ折りにし、面121が外側に来るように、ひだ折りにした濾紙の両端を連結して円筒状に丸めることによって形成される略中空円筒形状の部材である。濾材12Bは、第2の濾紙12bをひだ折りにし、ひだ折りにした濾紙の両端を連結して円筒状に丸めることによって形成される略中空円筒形状の部材である。濾材12Aは、濾材12Bの内側(下流側)に設けられる
プレート13A、14Aは、導電性を有する材料を用いて形成される。プレート13Aは、プレート13a、13bを有し、プレート14Aは、プレート14a、14bを有する。濾材12A、内筒16の一方の端にはプレート13aが設けられ、他方の端にはプレート14aが設けられる。濾材12B、内筒11の一方の端にはプレート13bが設けられ、他方の端にはプレート14bが設けられる。
ケース20内部へと流入したオイルは、濾材12Aでスラッジが保持され、スラッジが除去されたオイルが濾材12Aを通過し、内筒16に形成された孔16aを介して、内筒16の内部に流出する。内筒16の内部に流入した液体は、濾材12Bでコンタミ等の塵埃が除去され、塵埃が除去されたオイルが濾材12Bを通過する。濾材12Bを通過したオイルは、内筒11に形成された孔11aを介して、内筒11の内部に流出する。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様、スラッジを除去し、さらにオイルの劣化を遅延させることができる。フィルタエレメント2Aは、フィルタエレメント2に比べて大型化してしまうが、濾材12Aと濾材12Bとで表面積を変えること等ができる。
なお、フィルタエレメント2Aでは、濾材12Aと濾材12Bとの間にすき間があるが、濾材12Aの内側に濾材12Bがあればよく、濾材12Aと濾材12Bとが隣接していてもよい。また、フィルタエレメント2Aでは、濾材12Aと濾材12Bとの高さが略同一であるが、濾材12Aと濾材12Bとの高さが異なっていても良い。また、濾材12Aが液体の通り抜ける方向に対して上流に配置されていればよく、オイルが内側から外側に流れる場合には濾材12Bの内側に濾材12Aがあればよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。当業者であれば、実施形態の各要素を、適宜、変更、追加、変換等することが可能である。
また、本発明において、「略」とは、厳密に同一である場合のみでなく、同一性を失わない程度の誤差や変形を含む概念である。例えば、略円筒形状とは、厳密に円筒形状の場合には限られず、例えば筒の角度が数度程度の誤差を含む概念である。また、例えば、略15.6%は、15.6%に限らず、誤差を含む概念である。また、例えば、単に平行、直交等と表現する場合において、厳密に平行、直交等の場合のみでなく、略平行、略直交等の場合を含むものとする。
1 :濾過装置
2、2A :フィルタエレメント
3 :フィルタケース
10 :外筒
10a :孔
11、16 :内筒
11a、16a :孔
12、12A、12B:濾材
12a :第1の濾紙
12b :第2の濾紙
12m、12n :山
13、13A :プレート
13a、13b :プレート
14、14A :プレート
14a、14b :プレート
15 :ガスケット
20 :ケース
20a :底面
21 :ケース流入部
22 :ケース流出部
23 :蓋
24 :バルブ
121、122 :面

Claims (4)

  1. 有底略円筒形状のフィルタケースの内部に設けられるフィルタエレメントであって、
    スラッジを除去する不織布製の第1の濾紙と、導電性を有する第2の濾紙と、を用いて形成された略中空円筒形状の濾材であって、前記第1の濾紙が液体の通り抜ける方向に対して上流に配置された濾材を備えたことを特徴とするフィルタエレメント。
  2. 請求項1に記載のフィルタエレメントであって、
    前記濾材は、前記第1の濾紙と前記第2の濾紙とを重ねた状態でひだ折りにし、前記第2の濾紙が内側になるように両端を連結して円筒状に形成される
    ことを特徴とするフィルタエレメント。
  3. 請求項1又は2に記載のフィルタエレメントであって、
    導電性を有し、前記濾材の両端に設けられる2枚のプレートを備え、
    前記濾材と前記2枚のプレートとは、導電性を有する接着剤を用いて貼着される
    ことを特徴とするフィルタエレメント。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のフィルタエレメントであって、
    前記第2の濾紙は、濾材繊維に、導電性繊維を略15.6%以下の割合で付加して形成される
    ことを特徴とするフィルタエレメント。
JP2016098211A 2016-05-16 2016-05-16 フィルタエレメント Pending JP2017205689A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098211A JP2017205689A (ja) 2016-05-16 2016-05-16 フィルタエレメント
CN201710299857.1A CN107376450A (zh) 2016-05-16 2017-04-28 滤芯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098211A JP2017205689A (ja) 2016-05-16 2016-05-16 フィルタエレメント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017205689A true JP2017205689A (ja) 2017-11-24

Family

ID=60338959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016098211A Pending JP2017205689A (ja) 2016-05-16 2016-05-16 フィルタエレメント

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017205689A (ja)
CN (1) CN107376450A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110448973A (zh) * 2019-08-07 2019-11-15 九江七所精密机电科技有限公司 一种锥形筒式空气滤芯及其制作工艺

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61275495A (ja) * 1985-05-23 1986-12-05 東洋濾機製造株式会社 濾過材の製造法
JPS6438118A (en) * 1987-08-05 1989-02-08 Yamashin Kogyo Kk Filter medium of filter
JPH1015314A (ja) * 1996-07-02 1998-01-20 Kuriintetsuku Kogyo:Kk 浄油用フィルタエレメント
JPH11319427A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Roki Techno Co Ltd 積層プリーッフイルター
JP2003514652A (ja) * 1999-11-23 2003-04-22 ポール・コーポレーション 導電性フィルタカートリッジ
JP2003126626A (ja) * 2001-10-25 2003-05-07 Kimihiko Okanoe 流体浄化装置
JP2004052718A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Toshiba Corp 潤滑油用フィルタカートリッジ
JP2011512239A (ja) * 2008-01-15 2011-04-21 ハイダック フィルターテヒニク ゲーエムベーハー フィルタ
JP2014531974A (ja) * 2011-09-22 2014-12-04 ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フィルタ材料

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN201384880Y (zh) * 2009-03-20 2010-01-20 张建松 一种机油滤清器
US20120292243A1 (en) * 2011-05-18 2012-11-22 Pall Corporation Filter arrangments and filter apparatuses which include filter arrangements

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61275495A (ja) * 1985-05-23 1986-12-05 東洋濾機製造株式会社 濾過材の製造法
JPS6438118A (en) * 1987-08-05 1989-02-08 Yamashin Kogyo Kk Filter medium of filter
JPH1015314A (ja) * 1996-07-02 1998-01-20 Kuriintetsuku Kogyo:Kk 浄油用フィルタエレメント
JPH11319427A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Roki Techno Co Ltd 積層プリーッフイルター
JP2003514652A (ja) * 1999-11-23 2003-04-22 ポール・コーポレーション 導電性フィルタカートリッジ
JP2003126626A (ja) * 2001-10-25 2003-05-07 Kimihiko Okanoe 流体浄化装置
JP2004052718A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Toshiba Corp 潤滑油用フィルタカートリッジ
JP2011512239A (ja) * 2008-01-15 2011-04-21 ハイダック フィルターテヒニク ゲーエムベーハー フィルタ
JP2014531974A (ja) * 2011-09-22 2014-12-04 ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フィルタ材料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110448973A (zh) * 2019-08-07 2019-11-15 九江七所精密机电科技有限公司 一种锥形筒式空气滤芯及其制作工艺

Also Published As

Publication number Publication date
CN107376450A (zh) 2017-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107281793B (zh) 过滤器组件
US8741140B2 (en) Surface modified filtration media
US11865488B2 (en) Interrupted, directional emboss of flat sheet
US11033838B2 (en) Filter element
JP2014511760A (ja) 液体用濾材を製造し使用する方法
JP2017205689A (ja) フィルタエレメント
KR101702730B1 (ko) 에어 클리너용 여과재 및 그 제조 방법
DE102016002248A1 (de) Filterelement und Filteranordnung
US11376541B2 (en) Tetrahedral filter media
US12017171B2 (en) Filter element and housing having non-circular cross-sections
CN105927319B (zh) 一种用于内燃机的水洗再生尾气过滤系统
EP0842689A2 (en) Filter element for filter unit
US20220203269A1 (en) Filter element with self-contained electrostatic buildup protection
JP6732490B2 (ja) 不織布濾過材
CN107002526A (zh) 包括烃检测发生介质的排气流体过滤器
DE102005040319A1 (de) Filteranordnung für eine Abgasbehandlungsvorrichtung
JP6737543B2 (ja) 流量センサーの出力ノイズを小さくする方法
RU103743U1 (ru) Фильтрующий элемент
US20130152530A1 (en) Filtering device, in particular diesel particulate filter
CN211611821U (zh) 一种去油泥滤芯
US20240082775A1 (en) High density filter element
JP7095087B2 (ja) 多孔質複合体
CN204691944U (zh) 空气过滤器
RU2254900C1 (ru) Фильтр
JP2020076395A (ja) オイルフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200609