JP2017204215A - 通信装置および移動通信装置 - Google Patents

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勝憲 牛田
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Abstract

【課題】車両との衝突または接触の可能性をより正確に判断することが可能な通信装置および移動通信装置を提供する。【解決手段】通信装置は、車両に搭載される通信装置であって、構造物における前記車両の位置する階数を示す階数情報を作成する情報作成部と、前記情報作成部によって作成された前記階数情報を送信する送信部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通信装置および移動通信装置に関する。
近年、車車間通信により、他の車両の車載通信機から当該車両に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて安全運転支援を行う車載通信機が開発されている。
ここで、互いに遠く離れた場所に位置する車両同士が衝突することはない。したがって、このような車載通信機においては、遠くに位置する車両に関する情報は不要であることが多い。
たとえば、特許文献1(特開2010−183178号公報)において、自車両との距離が大きい車両の車載通信機には、自車両との距離が小さい場合に比べて、低い頻度で情報を送信する技術が開示されている。すなわち、車載通信機は、複数の通信装置が共通の無線チャンネルを介してブロードキャスト型のデータ送信を行う無線通信システムにて用いられる車載通信装置であって、送信データを無線送信用の送信信号に変換して無線送信させる送信手段と、前記送信手段が送信データを送信信号に変換して無線送信させる際の送信パラメータを制御することにより、前記送信データの通信距離を周期的に変化させる送信制御手段とを備える。
特開2010−183178号公報
上記とは異なる状況として、たとえば、立体駐車場において、2台の車両が互いに異なる階に位置する場合が考えられる。このような場合、2台の車両が衝突する可能性は無いにも拘らず、誤った警告がなされる可能性がある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、車両との衝突または接触の可能性をより正確に判断することが可能な通信装置および移動通信装置を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る通信装置は、車両に搭載される通信装置であって、構造物における前記車両の位置する階数を示す階数情報を作成する情報作成部と、前記情報作成部によって作成された前記階数情報を送信する送信部とを備える。
(8)また、この発明の別の局面に係る通信装置は、車両に搭載される通信装置であって、前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報を作成する情報作成部と、前記情報作成部によって作成された前記走行状態情報を送信する送信部とを備える。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る移動通信装置は、構造物における車両の位置する階数を示す階数情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記階数情報に基づいて、安全支援処理を行うか否かの判断を行う判断部とを備える。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える通信装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、通信装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、通信装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備える移動通信装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現したり、かかるステップをコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現したりすることができる。また、移動通信装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、移動通信装置を含むシステムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、車両との衝突または接触の可能性をより正確に判断することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内送信処理の一例を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内受信処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置の構成を示す図である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内送信処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第3の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内送信処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、本発明の第4の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 図8は、本発明の第5の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る通信装置は、車両に搭載される通信装置であって、構造物における前記車両の位置する階数を示す階数情報を作成する情報作成部と、前記情報作成部によって作成された前記階数情報を送信する送信部とを備える。
このような構成により、たとえば、立体駐車場において、階数情報の送信元の車両が自己と同じ階に位置するか否かを把握することができる。したがって、車両との衝突または接触の可能性の有無を正確に判断することができる。
(2)好ましくは、前記情報作成部は、前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報をさらに作成し、前記送信部は、前記情報作成部によって作成された前記階数情報および前記走行状態情報を送信する。
このような構成により、たとえば、他の車両が異なる階から自己と同じ階に移動中であるか否かを判断することができるため、当該他の車両との衝突または接触の可能性の有無をより正確に判断することができる。
(3)好ましくは、前記情報作成部は、前記車両が前記構造物に進入した場合に前記階数情報を作成する。
このような構成により、車両が構造物の外部に位置する場合に処理負荷を抑えることができ、また、車両が構造物の内部に位置する場合に確実に階数情報を作成することができる。
(4)好ましくは、前記通信装置は、さらに、前記車両の高度を判断可能な高度情報、および前記構造物の階数と高度との対応関係を判断可能な構造物情報を取得する取得部を備え、前記情報作成部は、前記取得部によって取得された前記高度情報および前記構造物情報に基づいて前記階数情報を作成する。
このような構成により、より正確な階数を示す階数情報を作成することができる。
(5)好ましくは、前記高度情報は、前記通信装置が受信したGNSS(Global Navigation Satellite System)信号に含まれるGNSS情報、および前記車両に搭載された加速度センサによる高さ方向の計測結果の少なくともいずれか一方である。
このような構成により、より正確に車両の高度を判断することができる。
(6)より好ましくは、前記情報作成部は、前記通信装置が受信したGNSS信号に含まれるGNSS情報の信頼性に基づいて、前記GNSS情報を前記階数情報の作成に用いるか否かを決定する。
このような構成により、たとえば、GNSS情報の信頼性が高い場合に、加速度センサによる計測結果およびGNSS情報の両方に基づいて正確な階数情報を作成し、GNSS情報の信頼性が低い場合に、GNSS情報に基づく信頼性の低い階数情報が作成されることを回避することができる。
(7)好ましくは、前記情報作成部は、前記車両の高さ方向の走行状態に基づいて前記階数情報を作成する。
このような構成により、たとえば、車両が上昇した場合に上の階に移動したと判断し、車両が下降した場合に下の階に移動したと判断することにより、上記高度情報および上記構造物情報等を用いずに階数情報を作成することができる。
(8)本発明の実施の形態に係る通信装置は、車両に搭載される通信装置であって、前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報を作成する情報作成部と、前記情報作成部によって作成された前記走行状態情報を送信する送信部とを備える。
このような構成により、たとえば、車両の高さ方向の走行状態に基づいて、当該車両が自己と異なる階に移動した等の状況を把握することができる。したがって、車両との衝突または接触の可能性の有無を正確に判断することができる。
(9)好ましくは、前記情報作成部は、前記車両に搭載された加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて前記走行状態情報を作成する。
このような構成により、たとえば、車両が上昇もしくは下降しているか、または水平方向へ移動しているかを正確に示す走行状態情報を作成することができる。
(10)本発明の実施の形態に係る移動通信装置は、構造物における車両の位置する階数を示す階数情報を受信する受信部と、前記受信部によって受信された前記階数情報に基づいて、安全支援処理を行うか否かの判断を行う判断部とを備える。
このような構成により、たとえば、立体駐車場において、階数情報の送信元の車両が位置する階数を把握することができるため、当該車両と自己とが同じ階に位置するか否かに応じて、当該車両と衝突または接触する可能性が有るか否かを判断することができ、衝突または接触する可能性が有ると判断した場合に安全支援処理を行うことができる。したがって、車両との衝突または接触の可能性の有無を正確に判断した上で、衝突または接触を回避するための必要な処理を行うことができる。
(11)好ましくは、前記受信部は、前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報をさらに受信し、前記判断部は、前記受信部によって受信された前記階数情報および前記走行状態情報に基づいて前記判断を行う。
このような構成により、たとえば、他の車両が異なる階から自己と同じ階に移動中であるか否かを把握することができるため、当該他の車両との衝突または接触の可能性の有無をより正確に把握し、安全支援処理を行うか否かをより正しく判断することができる。
(12)好ましくは、前記判断部は、前記階数情報および前記走行状態情報に基づいて前記車両との接近可能性を判断し、判断結果に基づいて、安全支援処理を行うか否かの判断を行う。
このような構成により、他の車両との接近の可能性を考慮して、当該他の車両と衝突または接触する可能性が有るか否かをより正確に判断し、安全支援処理を行うことができる。
(13)好ましくは、前記判断部は、前記移動通信装置が前記構造物に進入した場合に前記判断を行う。
このような構成により、自己が構造物の外部に位置する場合、安全支援処理を確実に行うことができ、また、自己が構造物の内部に位置する場合、安全支援処理を行うか否かの判断を行うことで、安全支援処理を行うことによる処理負荷を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図1を参照して、通信システム101は、ITSスポット8と、複数の車載通信装置15とを備える。
車載通信装置15は、車両に搭載された通信装置、具体的には、移動通信装置である。車載通信装置15は、車両に固定された状態で搭載されてもよいし、取外しが容易な状態で搭載されてもよい。たとえば、車載通信装置15は、専用アプリをインストールしたスマートフォンまたはタブレット等であってもよい。
車載通信装置15は、自車両10および複数の他車両11の各々に搭載される。なお、自車両10および他車両11は、4輪車に限らず2輪車であってもよい。
自車両10および各他車両11は、たとえば立体駐車場である構造物5の内部に位置している。構造物5は、1階駐車場、2階駐車場および3階駐車場を備える。構造物5における隣り合う階は、スロープ6によって接続されている。自車両10および他車両11は、スロープ6を通って異なる階へ移動することが可能である。
以下、1階駐車場に位置する他車両11を他車両11Aとも称し、2階駐車場に位置する他車両11を他車両11Bとも称し、3階駐車場に位置する他車両11を他車両11Cとも称する。また、2階駐車場から1階駐車場へスロープ6を通って移動中の他車両11を他車両11BAとも称し、3階駐車場から2階駐車場へスロープ6を通って移動中の他車両11を他車両11CBとも称する。自車両10は、2階駐車場に位置している。
車載通信装置15は、自己の車両に関する情報である車両情報を定期的または不定期にブロードキャストする。他の車両の車載通信装置15は、当該車両情報を受信すると、受信した車両情報に基づいて、各種処理を行う。車両情報には、たとえば、送信元の車両の位置情報および速度情報を含む。たとえば、車載通信装置15は、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)標準規格等、所定の通信規格に従う車車間通信により車両情報を送信する。
なお、車載通信装置15は、車両情報をブロードキャストする構成に限らず、ユニキャストする構成であってもよい。
車載通信装置15は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して、受信したGPS信号に含まれるGPS情報をたとえば定期的に取得する。GPS情報は、車載通信装置15の位置情報、測位品質を示す情報、使用衛星数を示す情報、海抜高さを示す情報およびジオイド高さを示す情報等を含む。
また、車載通信装置15は、構造物5を含むエリアの地図情報を予め記憶している。車載通信装置15は、取得したGPS情報および自己が記憶する地図情報に基づいて、自己の車両の構造物への進入および退出を判断する。
なお、車載通信装置15は、GPS情報等に基づいて、自己の車両の構造物への進入および退出を判断する構成に限らず、構造物5の入り口付近に設置されたITS(Intelligent Transport Systems)スポット8とのDSRC(Dedicated Short Range Communications)による通信に基づいて、自己の車両の構造物5への進入および退出を判断する構成であってもよい。
車載通信装置15は、自己の車両が立体駐車場等の構造物に進入すると、通常モードから構造物内モードへと遷移する。また、車載通信装置15は、自己の車両が当該構造物から退出すると、構造物内モードから通常モードへ遷移する。
車載通信装置15は、構造物内モードにおいて、自己の車両の走行状態を示す走行状態情報と、自己の車両が位置する階数を示す階数情報とを作成し、作成したこれらの情報を車両情報に含めて送信する。
一方、車載通信装置15は、通常モードにおいて、走行状態情報および階数情報を含まない車両情報を送信する。
走行状態情報は、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す情報であり、たとえば、車両が高さ方向に移動しているか否かを判断可能な情報である。
具体的には、たとえば、走行状態情報は、車両が上昇しているか、下降しているか、または水平方向へ移動しているかを示す情報である。
たとえば、車載通信装置15は、自己が備えるジャイロセンサまたは加速度センサの計測結果に基づいて、自己の車両が上昇中であるか、下降中であるか、または水平方向へ移動中であるかを判断する。そして、車載通信装置15は、その判断結果から走行状態情報を作成する。
また、車載通信装置15は、たとえば、構造物5に進入した際に、構造物5の入り口付近に設置されたITSスポット8と通信を行い、構造物5の階数と高度との対応関係を判断可能な構造物情報を取得する。たとえば、構造物情報は、構造物5全体の高さと構造物5が有する階数とを示す情報であってもよいし、構造物5における各階の高度を示す情報であってもよい。
なお、車載通信装置15は、ITSスポット8から構造物情報を取得する構成に限らず、構造物5に設置されたアクセスポイントから無線LANにより構造物情報を取得する構成であってもよいし、LTE等のモバイル通信により構造物情報を取得する構成であってもよい。
車載通信装置15は、たとえば、自己の車両の高度を判断可能な高度情報を取得する。具体的には、車載通信装置15は、加速度センサによる高さ方向の計測結果を高度情報として取得する。
そして、車載通信装置15は、取得した高度情報および構造物情報に基づいて、自己の車両が位置する階数を示す階数情報を作成する。
ここでは、自車両10は、2階駐車場を水平方向に走行中である。この場合、自車両10の車載通信装置15は、自車両10が水平方向に走行していることを示す走行状態情報と、自車両10が構造物5の2階に位置することを示す階数情報とを作成し、作成したこれらの情報を車両情報に含めて送信する。
また、自車両10の車載通信装置15は、他車両11から送信された車両情報を受信すると、受信した車両情報に含まれる走行状態情報および階数情報に基づいて、当該他車両11と自車両10との衝突または接触の可能性の有無を判断する。
たとえば、他車両11Aは、1階駐車場を水平方向へ走行中である。この場合、他車両11Aの車載通信装置15は、他車両11Aが水平方向に走行していることを示す走行状態情報と、他車両11Aが構造物5の1階に位置することを示す階数情報とを作成し、作成したこれらの情報を車両情報に含めて送信する。
自車両10の車載通信装置15は、他車両11Aから送信された車両情報を受信すると、受信した車両情報に含まれる走行状態情報および階数情報に基づいて、他車両11Aが自車両10の位置する階と異なる階を走行中であることを認識する。この場合、自車両10の車載通信装置15は、自車両10と他車両11Aとの衝突等の可能性は無いと判断する。
また、たとえば、他車両11Bは、2階駐車場を水平方向へ走行中である。この場合、他車両11Bの車載通信装置15は、他車両11Bが水平方向へ走行していることを示す走行状態情報と、他車両11Bが構造物5の2階に位置することを示す階数情報とを作成し、作成したこれらの情報を車両情報に含めて送信する。
自車両10の車載通信装置15は、他車両11Bから送信された車両情報を受信すると、受信した車両情報に含まれる走行状態情報および階数情報に基づいて、他車両11Bが自車両10と同じ階を走行中であることを認識する。この場合、自車両10の車載通信装置15は、自車両10と他車両11Aとの衝突等の可能性が有ると判断する。
自車両10の車載通信装置15は、他車両11との衝突等の可能性が有ると判断した場合、当該他車両11を対象とする安全支援処理Aを行う。具体的には、車載通信装置15は、当該他車両11から受信した車両情報に含まれる当該他車両11の位置情報等に基づいて、自車両10と他車両11との衝突等の可能性をより詳細に計算し、衝突等の可能性が高いと判断した場合、たとえば、自車両10の車内ディスプレイに注意を促す表示を行う。
また、車載通信装置15は、自己の車両が2つの階の間に位置していると判断した場合、自己の車両が直前まで位置していた階の階数を示す階数情報を作成する。
たとえば、他車両11CBは、3階駐車場から2階駐車場階へ移動中である。この場合、他車両11CBの車載通信装置15は、他車両11CBが下降中であることを示す走行状態情報と、他車両11CBが3階に位置していたことを示す階数情報とを作成し、作成したこれらの情報を車両情報に含めて送信する。
自車両10の車載通信装置15は、他車両11CBから送信された車両情報を受信すると、受信した車両情報に含まれる走行状態情報および階数情報に基づいて、他車両11CBが、3階から自車両10の位置する2階に移動中であることを認識する。この場合、自車両10の車載通信装置15は、自車両10と他車両11CBとの衝突等の可能性が有ると判断し、他車両11CBを対象とした安全支援処理Aを行う。
また、他車両11BAは、2階駐車場から1階駐車場階へ移動中である。この場合、他車両11BAの車載通信装置15は、他車両11BAが下降中であることを示す走行状態情報と、他車両11BAが2階に位置していたことを示す階数情報とを作成し、作成したこれらの情報を車両情報に含めて送信する。
自車両10の車載通信装置15は、他車両11BAから送信された車両情報を受信すると、受信した車両情報に含まれる走行状態情報および階数情報に基づいて、他車両11BAが、自車両10の位置する2階から1階へ移動中であることを認識する。この場合、自車両10の車載通信装置15は、自車両10と他車両11BAとの衝突等の可能性が無いと判断する。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内送信処理の一例を示すフローチャートである。
通信システム101における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
ここでは、自車両10の車載通信装置15の処理について説明するが、他車両11の車載通信装置15も同様の処理を行う。
図2を参照して、まず、自車両10の車載通信装置15は、取得したGPS情報と、自己が予め記憶する地図情報とに基づいて自己の位置を認識する。自車両10の車載通信装置15は、自車両10がたとえば構造物5に進入するまで、通常モードのまま待機する(ステップS11でNO)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、GPS情報および地図情報に基づいて、自車両10が構造物5に進入したと判断した場合(ステップS11でYES)、通常モードから構造物内モードへ遷移する(ステップS12)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、たとえば、構造物5の入り口付近に設置されたITSスポット8と通信を行い、構造物5の階数と高度との対応関係を判断可能な構造物情報を取得する(ステップS13)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、たとえば、自己が備える加速度センサによる高さ方向の計測結果を高度情報として取得する(ステップS14)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、取得した構造物情報および高度情報に基づいて、自車両10が位置する階数を示す階数情報を作成する(ステップS15)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、たとえば、自己が備えるジャイロセンサによる計測結果に基づいて、車両が上昇中であるか、下降中であるか、または水平方向へ移動中であるかを示す走行状態情報を作成する(ステップS16)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、作成した階数情報および走行状態情報を、車両情報に含めて、たとえばブロードキャストする(ステップS17)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自車両10が構造物5から退出したか否かを判断する(ステップS18)。自車両10の車載通信装置15は、自車両10が構造物5から退出していないと判断した場合(ステップS18でNO)、新たな高度情報の取得(ステップS14)、新たな階数情報の作成(ステップS15)、および新たな走行状態情報の作成を行う(ステップS16)。
一方、自車両10の車載通信装置15は、自車両10が構造物5から退出したと判断した場合(ステップS18でYES)、構造物内モードから通常モードへ遷移する(ステップS19)。車載通信装置15は、通常モードでは、上述のように、階数情報および走行状態情報を含まない車両情報を送信する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内受信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、自車両10の車載通信装置15の処理について説明するが、他車両11の車載通信装置15も同様の処理を行う。
図3を参照して、まず、自車両10の車載通信装置15は、取得したGPS情報と、自己が予め記憶する地図情報とに基づいて、自己の位置を認識する。自車両10の車載通信装置15は、自車両10がたとえば構造物5に進入するまで通常モードのまま待機する(ステップS31でNO)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、GPS情報および地図情報に基づいて、自車両10が構造物5に進入したと判断した場合(ステップS31でYES)、通常モードから構造物内モードへ遷移する(ステップS32)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、たとえば、構造物5の入り口付近に設置されたITSスポット8と通信を行い、構造物5の階数と高度との対応関係を判断可能な構造物情報を取得する(ステップS33)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自車両10が構造物5から退出したか否かを判断しながら、他車両11の車載通信装置15から車両情報を受信するまで待機する(ステップS34でNO、かつステップS39でNO)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、他車両11の車載通信装置15から車両情報を受信した場合(ステップS34でYES)、当該車両情報に含まれる階数情報および走行状態情報に基づいて、自車両10と当該他車両11との衝突等の可能性の有無を判断する(ステップS35)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自車両10と当該他車両11との衝突等の可能性が有る場合(ステップS35でYES)、当該他車両11から受信した車両情報に基づいて、当該他車両11を対象とする安全支援処理Aを行う(ステップS36)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自車両10が構造物5から退出したか否かを判断しながら、他車両11の車載通信装置15から車両情報を受信するまで待機する(ステップS34でNO、かつステップS39でNO)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自車両10が構造物5から退出したと判断した場合(ステップS39でYES)、構造物内モードから通常モードへ遷移する(ステップS40)。
一方、自車両10の車載通信装置15は、他車両11の車載通信装置15から受信した車両情報に含まれる階数情報および走行状態情報に基づいて、自車両10と当該他車両11との衝突等の可能性が無いと判断した場合(ステップS35でNO)、当該他車両11を対象とする安全支援処理Aを行わない。
そして、自車両10の車載通信装置15は、自車両10が構造物5から退出したか否かを判断しながら、他車両11の車載通信装置15から車両情報を受信するまで待機する(ステップS34でNO、かつステップS39でNO)。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置の構成を示す図である。
ここでは、自車両10の車載通信装置15について説明するが、他車両11の車載通信装置15も自車両10の車載通信装置15と同様の構成である。
図4を参照して、車載通信装置15は、取得部21と、受信部22と、情報作成部23と、処理部24と、記憶部25と、判断部26と、送信部27とを備える。
取得部21は、自己の車両すなわち自車両10の高度を判断可能な高度情報を取得する。具体的には、取得部21は、自車両10に搭載された加速度センサによる高さ方向の計測結果を高度情報として取得し、取得した高度情報を処理部24へ出力する。
また、取得部21は、構造物5の階数と高度との対応関係を判断可能な構造物情報を取得する。具体的には、たとえば、取得部21は、自己の車載通信装置15がITSスポット8から受信した構造物5の構造物情報を取得し、取得した構造物情報を処理部24へ出力する。
また、取得部21は、GPS情報を取得して、取得したGPS情報を処理部24へ出力する。また、取得部21は、ジャイロセンサによる計測結果を取得し、取得した当該計測結果を処理部24へ出力する。
記憶部25は、地図情報を予め記憶している。処理部24は、取得部21から受けたGPS情報と、記憶部25が記憶する地図情報とに基づいて、自車両10が構造物5に進入したか否かを判断する。
そして、処理部24は、自車両10が構造物5に進入したと判断した場合、自己の車載通信装置15を通常モードから構造物内モードへ遷移させる。
また、処理部24は、取得部21から受けた高度情報、構造物情報、GPS情報、およびジャイロセンサによる計測結果を情報作成部23へ出力する。
たとえば、情報作成部23は、自車両10が構造物5に進入した場合、具体的には、車載通信装置15が構造物内モードへ遷移した場合、構造物5の階数情報および走行状態情報を作成する。
より具体的には、たとえば、情報作成部23は、構造物内モードにおいて、処理部24から高度情報および構造物情報を受けた場合に、これらの情報に基づいて構造物5における自車両10の位置する階数を示す階数情報を作成する。
また、たとえば、情報作成部23は、構造物内モードにおいて、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を自車両10の走行状態として示す走行状態情報を作成する。
具体的には、情報作成部23は、構造物内モードにおいて、ジャイロセンサによる計測結果を処理部24から取得した場合に、当該計測結果に基づいて、走行状態情報を作成する。
また、情報作成部23は、たとえば、GPS情報に基づいて車両情報を作成する。情報作成部23は、作成した車両情報に階数情報および走行状態情報を含めて処理部24へ出力する。処理部24は、情報作成部23から受けた車両情報を送信部27へ出力する。
送信部27は、情報作成部23によって作成された階数情報および走行状態情報を送信する。具体的には、送信部27は、処理部24から受けた階数情報および走行状態情報を含む車両情報を送信する。
また、情報作成部23は、作成した階数情報および走行状態情報を処理部24経由で判断部26へ出力する。
受信部22は、構造物5における他車両11の位置する階数を示す階数情報と、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を他車両11の走行状態として示す走行状態情報とを受信する。具体的には、受信部22は、他車両11の車載通信装置15から送信された、階数情報および走行状態情報を含む車両情報を受信する。受信部22は、受信した車両情報を処理部24へ出力する。
処理部24は、構造物内モードにおいて、階数情報および走行状態情報を含む車両情報を受信部から受けた場合、当該階数情報および当該走行状態情報を判断部26へ出力する。
一方、処理部24は、通常モードおいて、階数情報および走行状態情報を含む車両情報を受信部から受けた場合、当該階数情報および当該走行状態情報を判断部26へ出力せず、たとえば破棄する。
判断部26は、自車両10が構造物5に進入した場合に安全支援処理Aを行うか否かの判断を行う。具体的には、判断部26は、構造物内モードにおいて、処理部24から他車両11についての階数情報および走行状態情報を受けると、これらの情報に基づいて、自車両10と他車両11との衝突または接触の可能性の有無を判断する。そして、判断部26は、その判断結果に基づいて、当該他車両11を対象とする安全支援処理Aを行うか否かの判断を行う。
より具体的には、判断部26は、他車両11についての階数情報および走行状態情報に基づいて、自車両10と他車両11との接近可能性を判断し、判断結果に基づいて、安全支援処理Aを行うか否かの判断を行う。
たとえば、判断部26は、情報作成部23から処理部24経由で受けた自車両10についての階数情報および走行状態情報に基づいて、自車両10が構造物5の何階に位置しているのか、あるいは、自車両10が構造物5において何階から何階に移動しようとしているのかを認識する。
また、判断部26は、処理部24から受けた他車両11についての階数情報および走行状態情報に基づいて、当該他車両11が構造物5の何階に位置しているのか、あるいは、当該他車両11が構造物5において何階から何階に移動しようとしているのかを認識する。
そして、判断部26は、認識した自車両10の状態、および他車両11の状態から、自車両10と他車両11とが接近する可能性を判断する。具体的には、たとえば、図1を用いて説明したように、自車両10および他車両11が同じ階に位置する場合、または、他車両11が異なる階から自車両10の位置する階へ移動中である場合、自車両10と他車両11とが接近する可能性が有ると判断する。
判断部26は、自車両10と他車両11とが接近する可能性が有ると判断した場合、当該他車両11を対象とする安全支援処理Aを行うと判断し、判断結果を処理部24に通知する。
処理部24は、判断部26が安全支援処理Aを行うと判断した場合、当該判断に従って安全支援処理Aを行う。具体的には、処理部24は、自車両10と他車両11との衝突等の可能性を詳細に計算し、衝突等の可能性が高いと判断した場合、たとえば、自車両10の車内ディスプレイに注意を促す表示を行う。
一方、判断部26は、自車両10と他車両11との衝突等の可能性が無いと判断した場合、当該他車両11を対象とする安全支援処理Aを行わないと判断し、判断結果を処理部24に通知する。
処理部24は、判断部26が安全支援処理Aを行わないと判断した場合、安全支援処理Aを行わない。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置15では、情報作成部23は、高度情報に基づいて階数情報を作成する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、情報作成部23は、自車両10の高さ方向の走行状態に基づいて、階数情報を作成する構成であってもよい。
具体的には、たとえば、情報作成部23は、ジャイロセンサによる計測結果または加速度センサによる高さ方向の計測結果から自車両10の高さ方向の走行状態の変化を把握し、把握した走行状態の変化に基づいて、自車両10が位置する階数を判断する。
より具体的には、たとえば、自車両10が構造物5の1階に位置している状態から、しばらく上昇してその後水平方向へ移動した場合、情報作成部23は、自車両10が構造物5の1階から2階へ位置したと判断する。
また、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置15は、階数情報および走行状態情報の両方を送信する構成であるとしたが、これに限定するものではなく、階数情報および走行状態情報のいずれか一方を送信する構成であってもよい。
たとえば、他車両11の車載通信装置15が、走行状態情報を繰り返し送信し、かつ階数情報を送信しない構成である場合、自車両10の車載通信装置15は、他車両11からの各走行状態情報を受信して、受信した各走行状態情報に基づいて、当該他車両11の位置する階数を判断することができる。
より具体的には、自車両10の車載通信装置15は、他車両11の高さ方向の走行状態の変化を把握し、把握した走行状態の変化に基づいて、他車両11が位置する階数を判断する。
また、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置15は、GPS信号を受信して、受信したGPS信号に含まれるGPS情報を取得する構成であるとしたが、これに限定するものではなく、GNSS信号を受信して、受信したGNSS信号に含まれるGNSS情報を取得する構成であってもよい。この場合、車載通信装置15は、取得したGNSS情報を用いて各種処理を行う。
ところで、たとえば、立体駐車場において、2台の車両が互いに異なる階に位置する場合、2台の車両が衝突する可能性は無いにも拘らず、誤った警告がなされる可能性がある。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、情報作成部23は、構造物5における自己の車両の位置する階数を示す階数情報を作成する。送信部27は、情報作成部23によって作成された階数情報を送信する。
このような構成により、たとえば、立体駐車場において、階数情報の送信元の車両が自己と同じ階に位置するか否かを把握することができる。したがって、車両との衝突または接触の可能性の有無を正確に判断することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、情報作成部23は、自己の車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報をさらに作成する。送信部27は、情報作成部23によって作成された階数情報および走行状態情報を送信する。
このような構成により、たとえば、他の車両が異なる階から自己と同じ階に移動中であるか否かを判断することができるため、当該他の車両との衝突または接触の可能性の有無をより正確に判断することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、情報作成部23は、自己の車両が構造物5に進入した場合に階数情報を作成する。
このような構成により、車両が構造物5の外部に位置する場合に処理負荷を抑えることができ、また、車両が構造物5の内部に位置する場合に確実に階数情報を作成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、取得部21は、自己の車両の高度を判断可能な高度情報、および構造物5の階数と高度との対応関係を判断可能な構造物情報を取得する。情報作成部23は、取得部21によって取得された高度情報および構造物情報に基づいて階数情報を作成する。
このような構成により、より正確な階数を示す階数情報を作成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、情報作成部23は、車両の高さ方向の走行状態に基づいて階数情報を作成する。
このような構成により、たとえば、車両が上昇した場合に上の階に移動したと判断し、車両が下降した場合に下の階に移動したと判断することにより、上記高度情報および上記構造物情報等を用いずに階数情報を作成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、情報作成部23は、自己の車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報を作成する。送信部27は、情報作成部23によって作成された走行状態情報を送信する。
このような構成により、たとえば、車両の高さ方向の走行状態に基づいて、当該車両が自己と異なる階に移動した等の状況を把握することができる。したがって、車両との衝突または接触の可能性の有無を正確に判断することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、情報作成部23は、車両に搭載された加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて走行状態情報を作成する。
このような構成により、たとえば、車両が上昇もしくは下降しているか、または水平方向へ移動しているかを正確に示す走行状態情報を作成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、受信部22は、構造物5における車両の位置する階数を示す階数情報を受信する。判断部26は、受信部22によって受信された階数情報に基づいて、安全支援処理を行うか否かの判断を行う。
このような構成により、たとえば、立体駐車場において、階数情報の送信元の車両が位置する階数を把握することができるため、当該車両と自己とが同じ階に位置するか否かに応じて、当該車両と衝突または接触する可能性が有るか否かを判断することができ、衝突または接触する可能性が有ると判断した場合に安全支援処理を行うことができる。したがって、車両との衝突または接触の可能性の有無を正確に判断した上で、衝突または接触を回避するための必要な処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、受信部22は、車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報をさらに受信する。判断部26は、受信部22によって受信された階数情報および走行状態情報に基づいて上記判断を行う。
このような構成により、たとえば、他の車両が異なる階から自己と同じ階に移動中であるか否かを把握することができるため、当該他の車両との衝突または接触の可能性の有無をより正確に把握し、安全支援処理を行うか否かをより正しく判断することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、判断部26は、階数情報および走行状態情報に基づいて他の車両との接近可能性を判断し、判断結果に基づいて、安全支援処理を行うか否かの判断を行う。
このような構成により、他の車両との接近の可能性を考慮して、当該他の車両と衝突または接触する可能性が有るか否かをより正確に判断し、安全支援処理を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る通信装置では、判断部26は、移動通信装置が構造物5に進入した場合に上記判断を行う。
このような構成により、自己が構造物5の外部に位置する場合、安全支援処理を確実に行うことができ、また、自己が構造物5の内部に位置する場合、安全支援処理を行うか否かの判断を行うことで、安全支援処理を行うことによる処理負荷を抑えることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る通信システムと比べて、階数情報の作成処理が異なる通信システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る通信システムと同様である。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内送信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、自車両10の車載通信装置15の処理について説明するが、他車両11の車載通信装置15も同様の処理を行う。
図5を参照して、ステップS111〜S113の動作は、図2におけるステップS11〜S13の動作と同様である。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自己の加速度センサによる高さ方向の計測結果を取得する(ステップS114)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自己が取得したGPS情報を信頼できるか否かを判断する(ステップS115)。具体的には、たとえば、車載通信装置15は、GPS情報に含まれる、測位品質を示す情報および使用衛星数を示す情報に基づいて、当該GPS情報が信頼できるか否かを判断する。
次に、自車両10の車載通信装置15は、GPS情報を信頼できると判断した場合(ステップS115でYES)、取得した構造物情報、GPS情報および加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて階数情報を作成する(ステップS116)。
具体的には、車載通信装置15は、GPS情報に含まれる車載通信装置15の海抜高さを示す情報およびジオイド高さを示す情報と、加速度センサによる高さ方向の計測結果とに基づいて、自車両10の高度を判断する。そして、車載通信装置15は、その判断結果と構造物情報とに基づいて階数情報を作成する。
ステップS117〜S120の動作は、図2におけるステップS16〜S19の動作と同様である。
一方、自車両10の車載通信装置15は、GPS情報を信頼できないと判断した場合(ステップS115でNO)、構造物情報と加速度センサによる高さ方向の計測結果とに基づいて、かつGPS情報に基づかずに階数情報を作成する(ステップS121)。
以下、ステップS114〜S121の動作を処理Pとも称する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る車載通信装置の構成も示している。
図4を参照して、取得部21は、加速度センサによる高さ方向の計測結果と、GPS情報とを高度情報として取得し、取得したこれらの情報を処理部24へ出力する。
処理部24は、取得部21から受けた加速度センサによる高さ方向の計測結果と、GPS情報とを情報作成部23へ出力する。
情報作成部23は、車載通信装置15が受信したGPS情報の信頼性に基づいて、GPS情報を階数情報の作成に用いるか否かを決定する。具体的には、たとえば、情報作成部23は、GPS情報に含まれる、測位品質を示す情報および使用衛星数を示す情報に基づいてGPS情報を信頼できるか否かを判断する。
情報作成部23は、たとえば、GPS情報を信頼できると判断した場合、GPS情報に含まれる、受信アンテナの海抜高さを示す情報およびジオイド高さを示す情報と、加速度センサによる高さ方向の計測結果とに基づいて自車両10の高度を判断する。そして、情報作成部23は、判断した自車両10の高度と構造物情報とに基づいて階数情報を作成する。
一方、情報作成部23は、GPS情報を信頼できないと判断した場合、加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて、かつGPS情報に基づかずに自車両10の高度を判断する。そして、情報作成部23は、判断した自車両10の高度と構造物情報とに基づいて階数情報を作成する。
なお、情報作成部23は、GPS情報を信頼できると判断した場合、GPS情報と加速度センサによる高さ方向の計測結果との両方に基づいて自車両10の高度を判断する構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば、情報作成部23は、GPS情報を信頼できると判断した場合、GPS情報に基づいて、かつ加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づかずに自車両10の高度を判断する構成であってもよい。
言い換えれば、情報作成部23は、GPS情報を信頼できると判断した場合、GPS情報を自車両10の高度を判断可能な高度情報として使用し、加速度センサによる高さ方向の計測結果を高度情報として使用しない構成であってもよい。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る通信装置では、高度情報は、通信装置が受信したGNSS信号に含まれるGNSS情報、および車両に搭載された加速度センサによる高さ方向の計測結果の少なくともいずれか一方である。
このような構成により、より正確に車両の高度を判断することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る通信装置では、情報作成部23は、通信装置が受信したGNSS信号に含まれるGNSS情報の信頼性に基づいて、GNSS情報を階数情報の作成に用いるか否かを決定する。
このような構成により、たとえば、GNSS情報の信頼性が高い場合に、加速度センサによる計測結果およびGNSS情報の両方に基づいて正確な階数情報を作成し、GNSS情報の信頼性が低い場合に、GNSS情報に基づく信頼性の低い階数情報が作成されることを回避することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る通信システム101と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第3の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る通信システムと比べて、階数情報の作成処理が異なる通信システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る通信システムと同様である。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る車載通信装置による構造物内送信処理の一例を示すフローチャートである。
ここでは、自車両10の車載通信装置15の処理について説明するが、他車両11の車載通信装置15も同様の処理を行う。
図6を参照して、ステップS211およびS212の動作は、図2におけるステップS11およびS12の動作とそれぞれ同様である。
次に、自車両10の車載通信装置15は、構造物情報を取得することができるか否かを判断する(ステップS213)。具体的には、たとえば、車載通信装置15は、自車両10が構造物5に進入してから所定時間内に構造物情報を取得できなかった場合に、構造物情報を取得できなかったと判断する。
自車両10の車載通信装置15は、構造物情報を取得できた場合(ステップS213でYES)、図5において示した処理Pを行う(ステップS222)。
一方、自車両10の車載通信装置15は、構造物情報を取得できなかった場合(ステップS213でNO)、自己の加速度センサによる高さ方向の計測結果を取得する(ステップS214)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、自己が取得したGPS情報を信頼できるか否かを判断する(ステップS215)。
次に、自車両10の車載通信装置15は、GPS情報を信頼できると判断した場合(ステップS215でYES)、当該GPS情報および加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて、自車両10の位置する階数を示す階数情報を作成する(ステップS216)。
具体的には、自車両10の車載通信装置15は、GPS情報に含まれる、受信アンテナの海抜高さを示す情報およびジオイド高さを示す情報と、加速度センサによる高さ方向の計測結果とに基づいて自車両10が位置する高度を判断する。
ここで、車載通信装置15は、たとえば、一般的な立体駐車場等における各階の高度を示す平均構造物情報を予め記憶している。
自車両10の車載通信装置15は、自車両10が位置する高度および平均構造物情報に基づいて、自車両10が位置する階数を判断し、判断結果に基づいて階数情報を作成する。
ステップS217〜S220の動作は、図2におけるステップS16〜S19の動作と同様である。
一方、自車両10の車載通信装置15は、GPS情報を信頼できないと判断した場合(ステップS215でNO)、加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて、かつGPS情報に基づかずに、自車両10の位置する階数を示す階数情報を作成する(ステップS221)。
具体的には、自車両10の車載通信装置15は、加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて、自車両10が位置する高度を判断する。そして、車載通信装置15は、自車両10が位置する高度および平均構造物情報に基づいて、自車両10が位置する階数を判断し、判断結果に基づいて階数情報を作成する。
ステップS217〜S220の動作は、図2におけるステップS16〜S19の動作と同様である。
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る車載通信装置の構成も示している。
図4を参照して、処理部24は、車載通信装置15を構造物内モードへ遷移させた後、取得部21から構造物情報を所定時間受けなかった場合、構造物情報を取得できなかった旨を情報作成部23へ通知する。
情報作成部23は、構造物情報を取得できなかった旨の通知を処理部24から受けた場合、処理部24から受けたGPS情報の信頼性を判断し、判断結果に基づいて、当該GPS情報を階数情報の作成に用いるか否かを決定する。
情報作成部23は、たとえば、GPS情報を信頼できると判断した場合、GPS情報に含まれる、車載通信装置15の海抜高さを示す情報およびジオイド高さを示す情報と、加速度センサによる高さ方向の計測結果とに基づいて自車両10の高度を判断する。
記憶部25は、平均的な立体駐車場等の各階の高度を示す平均構造物情報を予め記憶している。
情報作成部23は、たとえば、平均構造物情報を処理部24経由で記憶部25から取得して、自車両10の高度および平均構造物情報に基づいて階数情報を作成する。
一方、情報作成部23は、たとえば、構造物情報を取得できなかった旨の通知を処理部24から受けた場合において、GPS情報を信頼できないと判断したとき、加速度センサの計測結果に基づいて、かつGPS情報に基づかずに自車両10の高度を判断する。
そして、情報作成部23は、自車両10の高度から自車両10の位置する階数を判断する。具体的には、自車両10の車載通信装置15は、平均的な立体駐車場等の各階の高度を示す情報を記憶しており、当該情報を参照して、自車両10の位置する階数を判断する。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る通信システム101と同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第4の実施の形態>
本実施の形態は、第3の実施の形態に係る通信システムと比べて、階数情報の作成処理が異なる通信システムに関する。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図7を参照して、通信システム104は、複数の車載通信装置15と、複数のITSスポット8とを備える。
車載通信装置15は、自車両10および複数の他車両11の各々に搭載される。ITSスポット8は、1階駐車場、2階駐車場および3階駐車場の各々に設置される。
なお、この例では、1階駐車場、2階駐車場および3階駐車場の各々に1つのITSスポット8が設置されているが、1階駐車場、2階駐車場および3階駐車場の各々に複数のITSスポット8が設置されてもよい。
各ITSスポット8は、自己の設置された階数を示す設置階情報をたとえばブロードキャストする。各ITSスポット8は、たとえば自己が設置された階に通信可能範囲が限定されるように調整されている。
構造物5における各車両の車載通信装置15は、ITSスポット8からの設置階情報を受信して、自己の位置する階数を認識し、認識した階数を示す階数情報を作成する。
なお、たとえば、構造物5における各階が、構造物5に併設された商業施設における対応の階と接続されているような場合、ITSスポット8は、自己の設置階に対応する当該商業施設の階に関する広告等の情報を送信してもよい。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る車載通信装置の構成を示す図である。
ここでは、自車両10の車載通信装置15について説明するが、他車両11の車載通信装置15も自車両10の車載通信装置15と同様の構成である。
取得部21は、ITSスポット8から設置階情報を取得し、取得した設置階情報を処理部24へ出力する。処理部24は、取得部21から受けた設置階情報を情報作成部23へ出力する。
情報作成部23は、処理部24から受けた設置階情報に基づいて、自車両10の位置する階数を示す階数情報を作成する。
その他の構成および動作は第3の実施の形態に係る通信システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第5の実施の形態>
本実施の形態は、第4の実施の形態に係る通信システムと比べて、車載通信装置でない移動通信機を備える通信システムに関する。
図8は、本発明の第5の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図8を参照して、通信システム105は、複数の車載通信装置15と、携帯通信装置16と、ITSスポット8とを備える。
携帯通信装置16は、たとえば、歩行者4によって携帯されたスマートフォンまたはタブレットである。
各ITSスポット8は、自己の設置された階数を示す設置階情報をたとえばブロードキャストする。各ITSスポット8は、たとえば自己が設置された階に通信可能範囲が限定されるように調整されている。
携帯通信装置16は、たとえば、ITSスポット8から送信された設置階情報を取得して、構造物5において歩行者4が位置する階数を認識する。
携帯通信装置16は、他車両11の車載通信装置15から送信された車両情報を受信して、受信した車両情報に含まれる階数情報および走行状態情報に基づいて、構造物5に
おいて当該他車両11が位置する階数を認識する。
そして、携帯通信装置16は、歩行者4が位置する階数、および他車両11が位置する階数から、歩行者4と他車両11との衝突等の可能性の有無を判断する。
携帯通信装置16は、歩行者4と他車両11との衝突等の可能性が有ると判断した場合、当該他車両11を対象とする安全支援処理Aを行う。具体的には、携帯通信装置16は、歩行者4と他車両11との衝突等の可能性を詳細に計算し、当該可能性が高い場合、たとえば自己のディスプレイに注意を促す表示を行う。
その他の構成および動作は第4の実施の形態に係る通信システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
車両に搭載される通信装置であって、
構造物における前記車両の位置する階数を示す階数情報を作成する情報作成部と、
前記通信装置が受信したGNSS信号に含まれるGNSS情報を取得する取得部と、
前記情報作成部によって作成された前記階数情報、および前記取得部によって取得された前記GNSS情報に含まれる前記車両の位置情報を送信する送信部とを備える、通信装置。
[付記2]
車両に搭載される通信装置であって、
前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報を作成する情報作成部と、
前記通信装置が受信したGNSS信号に含まれるGNSS情報を取得する取得部と、
前記情報作成部によって作成された前記走行状態情報、および前記取得部によって取得された前記GNSS情報に含まれる前記車両の位置情報を送信する送信部とを備える、通信装置。
[付記3]
構造物における車両の位置する階数を示す階数情報、および前記車両の位置情報を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された前記階数情報に基づいて、前記位置情報を用いる安全支援処理を行うか否かの判断を行う判断部とを備える、移動通信装置。
4 歩行者
5 構造物
6 スロープ
8 ITSスポット
10 自車両
11,11A,11B,11BA,11C,11CB 他車両
15 車載通信装置
16 携帯通信装置
21 取得部
22 受信部
23 情報作成部
24 処理部
25 記憶部
26 判断部
27 送信部
101,104,105 通信システム

Claims (13)

  1. 車両に搭載される通信装置であって、
    構造物における前記車両の位置する階数を示す階数情報を作成する情報作成部と、
    前記情報作成部によって作成された前記階数情報を送信する送信部とを備える、通信装置。
  2. 前記情報作成部は、前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報をさらに作成し、
    前記送信部は、前記情報作成部によって作成された前記階数情報および前記走行状態情報を送信する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記情報作成部は、前記車両が前記構造物に進入した場合に前記階数情報を作成する、請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通信装置は、さらに、
    前記車両の高度を判断可能な高度情報、および前記構造物の階数と高度との対応関係を判断可能な構造物情報を取得する取得部を備え、
    前記情報作成部は、前記取得部によって取得された前記高度情報および前記構造物情報に基づいて前記階数情報を作成する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記高度情報は、前記通信装置が受信したGNSS(Global Navigation Satellite System)信号に含まれるGNSS情報、および前記車両に搭載された加速度センサによる高さ方向の計測結果の少なくともいずれか一方である、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記情報作成部は、前記通信装置が受信したGNSS信号に含まれるGNSS情報の信頼性に基づいて、前記GNSS情報を前記階数情報の作成に用いるか否かを決定する、請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記情報作成部は、前記車両の高さ方向の走行状態に基づいて前記階数情報を作成する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 車両に搭載される通信装置であって、
    前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報を作成する情報作成部と、
    前記情報作成部によって作成された前記走行状態情報を送信する送信部とを備える、通信装置。
  9. 前記情報作成部は、前記車両に搭載された加速度センサによる高さ方向の計測結果に基づいて前記走行状態情報を作成する、請求項8に記載の通信装置。
  10. 構造物における車両の位置する階数を示す階数情報を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された前記階数情報に基づいて、安全支援処理を行うか否かの判断を行う判断部とを備える、移動通信装置。
  11. 前記受信部は、前記車両の走行状態として、水平方向および高さ方向の少なくともいずれか一方を示す走行状態情報をさらに受信し、
    前記判断部は、前記受信部によって受信された前記階数情報および前記走行状態情報に基づいて前記判断を行う、請求項10に記載の移動通信装置。
  12. 前記判断部は、前記階数情報および前記走行状態情報に基づいて前記車両との接近可能性を判断し、判断結果に基づいて、安全支援処理を行うか否かの判断を行う、請求項10または請求項11に記載の移動通信装置。
  13. 前記判断部は、前記移動通信装置が前記構造物に進入した場合に前記判断を行う、請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の移動通信装置。
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