JP2017203945A - 表示装置,ならびにそれを備えた自動車および車両 - Google Patents

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正寿 戸田
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克徳 篠原
一成 山科
Kazunari Yamashina
一成 山科
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Tatsuo Ninagawa
竜夫 蜷川
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【課題】均一な明るさで高輝度のバックライトを備えた表示装置を提供する。【解決手段】表示装置10は,多数の画素を有し,各画素においてバックライトの透過を電気的に制御して画像を表示する表示部20と,この表示部の後側に配置されたバックライト光源部30とを備える。バックライト光源部は,導光板40と,この導光板の端面に導入する光を発生する発光源44と,前記導光板の表面から出射する入射光を散乱させてその表面にバックライトとして出射させる拡散板31とを供える。拡散板は発光源が配置された導光板の周縁部に対向して導光板側に突出する凸条部32を有し,この凸条部の内側に凹部33が形成されているものである。【選択図】図3

Description

この発明はバックライト方式の表示装置,たとえば液晶表示装置,ならびにそれを備えた自動車および車両に関する。
液晶表示装置のバックライトにはエッジライト方式,直下型方式などがある。エッジライト方式の照明ユニットの例が特許文献1に記載されている。これによると,エッジライト方式では表示装置が大型化すると,全体の明るさが低下するという問題がある。軸上輝度を増大させるレンズシートを用いることも可能であるが,導光板のドットパターン等の光学構造物によるムラをなくすることは難しいと指摘されている。
大型の液晶表示装置には直下型のバックライトが適しているといわれており,最近では特許文献2に記載のように光源として発光ダイオード(LED)が利用されるようになってきている。しかし,直下型方式では光源の光を均一に拡散させる必要がある。
特開2012−38579号公報 特開2010−175641号公報
この発明は,均一で高輝度のバックライトを備えた表示装置を提供することを目的とする。
この発明はまた,均一で高輝度のバックライトを備えているが故に応用範囲が広がるので,その具体的応用例を提供するものであり,特に室内インテリア,自動車,車両への応用例を提供する。
この発明は,多数の画素を有し,各画素においてバックライトの透過を電気的に制御して画像を表示する表示部と,この表示部の後側に配置されたバックライト光源部とを備えた表示装置において,バックライト光源部が導光板と,この導光板の端面に導入する光を発生する発光源と,導光板の表面から出射する入射光を散乱させてその表面にバックライトとして出射させる拡散板とを備え,この拡散板は,少なくとも発光源が配置された導光板の周縁部に対向して導光板側に突出する凸条部を有し,この凸条部の内側に凹部が形成されているものである。
この発明によると,発光源で発生した光は導光板に入射し,導光板内を伝搬する過程で,反射,散乱等により導光板の表面から出射し,これに対向して配置された拡散板に入射する。拡散板の導光板に面する側の中央部には凹部が形成され,周囲に凸条部が形成されている。導光板の中央部から出射する光は主に凹部を経て拡散板に入射し,拡散板内で拡散して拡散板の中央部からその表面に出射する。拡散板の周縁部に向う光は凸条部に集中して拡散板の周縁部から出射する。拡散板の周縁部では導光板内を伝播する光が届きにくくなり勝ちであるが,凸条部の存在により,凸条部に光が集中して,拡散板の周縁部から出射するので,この周縁部でも中央部と同程度の明るさを確保することができ,拡散板の表面(光出射面)においては全体的に均一な明るさの照明光(バックライト)が得られる。導光板の周囲の全体にわたって発光源を配置することができるので,出射光の輝度を高めることができる。このようにして,均一で高輝度のバックライトを発生するバックライト光源部を備える表示装置が実現する。
この発明の一実施態様では,前記発光源からの光の一部が前記導光板に入射するのを防ぐ遮光部が設けられる。これにより,発光源からの光が輝線となって外部に出射することが防止される。
一実施態様では前記表示部は液晶表示装置である。
上述した構造のバックライト光源部を複数個二次元的に配置し,隣接するバックライト光源部の側面を突き合わせて広い面積の新たなバックライト光源部を構成する場合には,該側面を,その後部で後方に向って内方に傾斜させ,前部で互いに接するようにすると,複数のバックライト光源部の側面が密着してすき間ができにくく,隣接する側面間のすき間から強い光が出るのを防ぐことができる。
前記表示装置は,前記表示部に与える画像信号の生成装置を備えるものであると,生成した画像を表示部で表示することができる。ここで画像とは静止画,動画を含み,さらに一色の色または複数色の色を表示するものも含む。表示装置は照明装置として用いることもできる。
画像信号の生成とは,単なるフォーマット変換,圧縮データの伸張処理,記録媒体からの再生,送信されてくる画像信号の受信等を含む。画像信号は,画像データ,RGBデータ,映像信号(NTSCフォーマットのものを含む),圧縮された画像データ,伸張された画像データ等を含むものである。したがって,画像信号の生成装置は,記録媒体に記録された画像信号を再生する再生装置であってもよいし,外部から送信されてくる画像信号を含む信号を受信する受信装置でもよい。
この装置はまた,上記表示装置の応用装置も提供している。その応用装置の一は自動車であり,この自動車は,ルーフ(屋根,天井)の内面に上記表示装置を固定したものである。車内において,表示装置に表示される画像を見ることができる。表示される画像には,DVDプレイヤ等の再生装置で再生した画像,インターネット等を通して受信した画像,カーナビゲーション装置で生成される地図画像等がある。自動車のルーフの内面に取付ける表示装置においては,そのバックライト光源部は上述した構成のものに限らない。すなわち,この発明による自動車は,多数の画素を有し,各画素においてバックライトの透過を電気的に制御して画像を表示する表示部と,この表示部の後側に配置されたバックライト光源部とを備えた表示装置を,ルーフの内面に備えたものである。
また,自動車のルーフ外面に電子カメラ等の撮像装置を取付けておき,撮像装置で撮影した外部の風景,空,雲等の画像を車内の表示装置に表示することもできる。撮影画像とDVD等から再生した画像(もしくは受信画像,ナビゲーション画像)を切替えるようにしてもよい。
この発明はさらに表示装置を備えた車両を提供している。一または複数の表示装置が車両の天井に設けられる。この表示装置には,車内広告,ニュース,避難情報等が表示される。表示装置に色を表示し,表示装置を照明装置として使用してもよい。車両の天井に設けられる表示装置のバックライト光源部も上述した構成に限らない。すなわち,この発明による車両は,多数の画素を有し,各画素においてバックライトの透過を電気的に制御して画像を表示する表示部と,この表示部の後側に配置されたバックライト光源部とを備えた表示装置を,天井の内面に備えたものである。
表示装置の正面図である。 表示装置の断面図である。 図2の断面図の一部(III−III線に沿う部分)の拡大断面図である。 液晶表示装置におけるTFTおよびサブ画素透明電極,ならびに駆動回路の構成例を示す。 図3と同じ断面図で,光の進行を示す。 バックライト光源部を複数個配列してより面積の広いバックライト光源部を構成する様子を示す。 図6におけるバックライト光源部の突き合わせ部分の拡大側面図である。 表示装置の応用例を示し,部屋の壁に取付けられた表示装置を示す。 表示システムの電気的構成例を示すブロック図である。 表示装置の他の応用例を示し,表示装置が自動車のルーフの内面に取付けられた態様を示す。 表示装置の表示画面を車内から見た態様を示す。 表示装置の表示画面を車内から見た態様を示す。 表示システムの他の電気的構成例を示すブロック図である。 表示装置のさらに他の応用例を示し,表示装置が列車の車両の天井に取付けられた状態を示す。
図1および図2はこの発明の実施例の表示装置の全体的構成を概略的に示すものである。表示装置は全面からみて方形で,厚さが薄いものである。
表示装置10の枠体11内には,液晶表示部20とバックライト光源部30とが収められかつ固定されている。液晶表示部20が前面側,バックライト光源部30が液晶表示部20の背面側に配置されている。液晶表示部20の前面は透明な保護ガラス12によって覆われている。枠体11の前面の縁部11Aによって隠された部分を除いて,前面から保護ガラス12を通して液晶表示部20に表示された画像をみることができる。
図3は,表示装置10の枠体11内の液晶表示部20とバックライト光源部30とを図2のIII−III 線で示す範囲内で拡大して示す断面図である。図5は図3と同じ断面図であるが,光源からの光を示すために導光板および拡散板のハッチングが省略され,かつ液晶表示部がその全体を鎖線で示されている。液晶表示部20とバックライト光源部30とは離して描かれているが,これらを相互に接するように配置,固定してもよい。
図3において,液晶表示部20は,基本的には,前後の2枚の透明基板(一般にガラス基板)21,22と,これらの基板21,22の間の間隙に封入された液晶(液晶材料)24とから構成される(図では厚さが誇張して厚く描かれている)。液晶が充填された間隙の周囲は封止材23によってシールされるとともに,内部に間隔(ギャップ)を保持するためのスペーサ(図示略)等が設けられている。
表側の透明基板21はカラーフィルタ基板と呼ばれ,その内面にカラーフィルタ25が配列され,その上に透明電極(共通電極)26が基板全面に形成されている。裏側の透明基板22はアレイ基板とも呼ばれ,その内面に薄膜トランジスタ(TFT)と画素またはサブ画素透明電極がアレイ状に形成され,かつ配線された層27が設けられている。これらの透明基板21,22の透明電極26,27の内面にさらに配向膜28が形成され,透明基板21,22の外面には1組の偏光フィルタ(フィルム)29が設けられている。
図4は,液晶表示部20におけるアレイ状に配列されたTFTとサブ画素透明電極の層27の構成および駆動回路の構成例を示すものである。
液晶表示部20の画素またはサブ画素(R,G,Bの画素)ごとにTFT76が設けられている。各列のTFT76のソースが映像信号駆動回路72から出るソースライン74にそれぞれ接続され,各行のTFT76のゲートが垂直走査回路73からのびるゲートライン75にそれぞれ接続されている。各TFT76のドレイン側は各画素またはサブ画素の透明電極77およびコンデンサ78に接続されている。
映像信号(画像信号)および制御信号がタイミング・コントローラ71に与えられる。タイミング・コントローラ71は映像信号を液晶表示部20の平面的に配列された画素またはサブ画素に配分するためのタイミング信号を出力する。すなわち,タイミング・コントローラ71から映像信号とクロック信号(タイミング信号)が映像信号駆動回路72に与えられ,クロック信号とフレーム信号を含むタイミング信号が垂直走査回路73に与えられる。これによって,映像信号駆動回路72の各ソースライン74には,映像信号に応じた電圧の液晶駆動電圧が出力される。また,垂直走査回路73から垂直走査信号が各ゲートラインに順次出力され,対応する行のTFT76がオン,オフ制御される。このようにして,映像信号に応じて各画素またはサブ画素ごとに,バックライト光源部30からのバックライトの透過が制御されるので,表示部20には映像信号に応じた画像が現われる。
再び図3を参照して,バックライト光源部30は,拡散板31,導光板40,反射シート49,メインフレーム50,外装ケース59,および発光源としての多数のLED44を備えている。
拡散板31はたとえば光散乱粒子が含まれたアクリル系樹脂等で成形されており,方形の全周にわたって,導光板40に対向するように導光板40側に突出した凸条部32を有し,この凸条部32の内側の全体が凹部33となっている。
導光板40は光透過率の高いアクリル系樹脂で成形され,必要に応じて光散乱粒子が含まれる。LED44は導光板40の4隅を除いてその端面43に臨むように,多数個配置され,フレキシブル基板45に固定されている。LED44で発光した光はこの端面43から導光板40に入射する。フレキシブル基板45はLEDフレーム46の側部の内面に沿って配置されている。LEDフレーム46は薄い金属を曲げ加工して形成され,側部と,側部から内方に直角に曲げられ拡散板31の凸条部32の内端面32Aに沿う遮光部47と,遮光部47の反対側で同じく内方に直角に曲げられてメインフレーム50に沿う固定部48とから構成される。固定部48を貫通するビス(図示略)によってLEDフレーム46はメインフレーム50に固定される。
外装ケース59内には,バックライト光源部30の前面から背面に向って,導光板40,反射シート49,メインフレーム50がこの順に収められ,これらおよび拡散板31はビス(図示略)等によって相互に固定されている。導光板40,反射シート49およびメインフレーム50の周縁部がLEDフレーム46の遮光部47と固定部48との間に挟まれている。反射シート49は,たとえばアルミニウム箔のような反射率の高い材料で形成され,導光板40の背面側の表面全体に密着している。反射シートに代えて導光板40に反射コートを形成してもよい。
拡散板31には,上述したようにLED44が配列された導光板40の周縁部に対向するように凸条部32が一体的に形成されている。凸条部32の内端面32AはLEDフレーム46の遮光部47に接している。この凸条部32はバックライト光源部30の周縁部からも充分な照明光を出射させ,全面にわたって均一な明るさを実現するように作用する。LEDフレーム46の遮光部47はLED44からの光が直接に拡散板31に向い,外部からみて輝点が生じるのを防ぐ。
LED44で発光する照明光(バックライト)は導光板40の端面43から導光板40内に入射し,導光板40内を伝搬する過程で,散乱粒子または散乱面による散乱,導光板40の界面による全反射,反射シート49による鏡面反射等により,導光板40から前方に出射して,最終的に拡散板31に入射し,さらに拡散板31内で散乱,全反射,鏡面反射して拡散板31の表面(光出射面34)から外部に出射する。拡散板31表面における明るさが均一になるように,導光板31内の光散乱粒子の分布,密度,散乱面の分布,拡散板31内の光散乱粒子の分布,密度,拡散板31の凸条部32の形状,大きさ,遮光部47の大きさ等が適切に設計される。
図5を参照して詳しく説明すると,LED44から出射した光の一部は,導光板40の前後面で全反射を繰返して反対方向(図5の右方向)に進む(符号L1で示す)。LED44から出射し,反射シート49で鏡面反射し,また導光板40の前面で界面反射して導光板40内を進行する光(符号L2で示すものなど)もある。さらに導光板40内に分散している光散乱粒子や導光板40に形成された光散乱凹凸面等で散乱する光もある(一例を符号L3で示す)。反対側に配置された光源(図示略)から出射した光(または反対側で反射した光)も同じように,全反射,鏡面反射,界面反射,散乱等によりLED44の方向(図5の左方向)に進行してくる。図5における左右方向に垂直な導光板40の側部に配置された光源から出射し,伝播してくる光もある。いずれにしてもこれらの光は導光板40の表面40Aから出射し,光拡散板31の中央部の凹所33の表面33Aから光拡散板31内に入射する。光拡散板31内において,界面反射,散乱粒子による散乱などにより拡散板31内を伝播する光もあるが,最終的には,殆どの光は拡散板31の光出射面34から出射することになる。拡散板31の光出射面34の周縁部を除く中央部分から出射する光は上記のようにしてその明るさが均斉化される。
LED44から出射し,または反対方向から進行してきた光のうち拡散板31の凸条部32の内端面32Aから入射する光(符号L4で示す)もある。凸条部32の内側面32Bから凸条部32の内部に入射する光(符号L5で示す)もある。これらの光は凸条部32の外側面35と内側面32Bとの間で界面反射,全反射により凸条部32内を進み,または凹条部32内で散乱し,主要に拡散板31の周縁部表面(光出射面34の周縁部および外側部35)から出射する。拡散板31の周縁部では導光板40内を伝播する光が届きにくくなり勝ちであるが,凸条部32の存在によりこの凸条部32に光が集中して拡散板31の周縁部から出射するので,この周縁部でも中央部分と同程度の明るさを確保することができる。
このようにして,拡散板31の光出射面34の全体に一様な明るさの照明光(バックライト)が得られることになる。LED44から出射して直接に凸条部32内に入射しようとする強い光はLEDフレーム46の遮光部47で遮光され,強い光が外部に漏れることはない。導光板40の周囲全体にわたって多数のLED(発光源)を配置することができるので,出射光の輝度を高めることが可能である。このようにして,均一で高輝度のバックライトを発生するバックライト光源部が実現する。
液晶表示部20が特に大型の場合,広い面積にわたって均一な明るさの分布を有し,かつ明るいバックライトを,上記の構造の1つのバックライト光源部30で実現するのが困難,または適切でないときには,図6に示すように,上記の構造の複数のバックライト光源部30A,30B,30C,30Dを二次元的に配置(並列配置)して,より広い面積を均一な明るさで照明できるようにすることが好ましい。複数のバックライト光源部30A〜30Dを並列配置したものも,バックライト光源部300 という。複数個のバックライト光源部30A〜30Dは,それらの光出射面34が段差のない一平面を形成するように(面一に)互いにそれらの側面を接触させた状態で配置されている。
複数のバックライト光源部30A〜30Dを並列配置した場合,それらの拡散板の隣接する外側面の間に間隙が生じると,その間隙からの洩れ光が輝線となって現われるおそれがある。このような事態を未然に防ぐには,図7に示すような構造とするとよい。すなわち,図7は2つのバックライト光源部30Aと30Bとが接している部分を側面からみた拡大図である。バックライト光源部30A,30Bの拡散板31は,その外側面35が図3では光出射面34に対して垂直であるが,図7の構成ではその外側面35が,その後部において後方に向って内方に(前方に向って外方に)傾斜した傾斜面35Aを有し,前部において,外装ケース59の側面部外面よりも外方に突出して垂直面35Bを形成している(光出射面34に垂直な面35B)。すなわち,2つのバックライト光源部30A,30Bは拡散板31の外側面35の垂直面35Bで接触(密着)しており,それらの外装ケース59は互いに離れている。外装ケース59(その他,これに類する部材)に多少の製造誤差があっても,これらが互いに接触することはない。したがって,バックライト光源部30A,30Bの拡散板31の外側面35から照明光が出射していても,複数のバックライト光源部30A〜30Dからなるバックライト光源300 をその前面(光出射面側)から見たときに,拡散板31の外側面35から出射する照明光が輝線となって見えることはない。このようにして,境界に輝線が生じない,均一な明るさの照明光を出射する面積の広いバックライト光源300 が実現する。図7に示すものは,拡散板31の外側面35の前部に丸味をもつ湾曲面35Cがあるので,正面からみた場合に,光出射面が滑らかに連続してみえる。傾斜面35Aが外側面の後部にあることによって,隣接する照明モジュールの外側面35はその前部において最小限の面(垂直面35B)で接触する。湾曲面35Cを省略して垂直面35Bと光出射面34と直角に交わらせてもよいし,垂直面35Bも省略し,傾斜面35Aを光出射面34と交わるところまで延長し,隣接する拡散板31がその外側面において面状ではなく線状に接触させるようにすることもできる。
図8は上述した表示装置10の応用例のうち,インテリアに応用した例を示している。
表示装置10は家屋,事務所等の部屋の壁に設置されている。表示装置10を壁に掛けても,凹所内に埋込んでもよい。上述したように表示装置10は明るいので照明装置として利用することもできる。
表示装置10には,所望の画像(静止画または動画)を表示することができる。DVDプレイヤ(兼レコーダ)62が置かれ,その映像出力端子が表示装置10に接続されている(配線は図示略)。これにより,DVDに記録されたデジタルビデオ信号を再生してそれにより表わされる画像(動画,静止画)を表示装置10に表示することができる。テレビのチューナの出力を表示装置10に入力すれば,表示装置10はテレビの表示装置として使うことができる。表示装置10をコンピュータ(PC:パーソナルコンピュータ)に接続すればコンピュータディスプレイとして活用することができる。この場合,インターネットを通して取得した所望のサイトの画像(静止画,動画)を表示装置10に表示することができる。電子スチルカメラの映像出力を表示装置10に供給して表示することも可能である。表示装置10を部屋の天井に設置してもよい。この場合には,照明装置としての用途の側面が一層強まる。照明装置として使用する場合に,表示装置10の表示画面に一色または多色の色(グラデーションがあってもよい)を表示してもよい。一色の色も画像の概念に含まれるものとする。
図9は,表示装置10を表示システムの一構成要素として組込んだ場合のシステム構成の一例を示している。制御装置61は,たとえば記憶装置(半導体メモリ,ハードディスク等)64を含むPCにより実現され,通信装置63とDVDプレイヤ62がこれに接続される。通信装置63はインターネット,その他の外部回線と接続してデータの送受信を行うものである。表示装置10の駆動回路65が特に図示されている。この駆動回路65は表示部20の図4に示す駆動回路に加えてバックライト光源部30の駆動回路を含む。必要に応じて表示のオン,オフ,画面の切替等の制御を行うリモートコントローラ66も設けられる。リモートコントローラ66からの信号は駆動回路65または制御装置61が受信する。
図8に示す表示装置10の用途例において図9に示す表示システムを用いることができる。さらに,モバイル端末装置(スマートフォンなど)69から送信される画像を通信装置63で受信し,制御装置61の制御の下に表示装置10に表示することもできる。たとえば,カメラ付き端末装置69で撮影した画像や,端末装置69がアクセスしたウェブサイトから受取った画像(いずれも静止画または動画)を表示装置10に表示することができる。
図10から図13は表示装置を自動車に設置した応用例を示すものである。
図10から図12に示されるように,自動車80のルーフ(天板,屋根)81の内面に,表示装置10が,車内で表示画面を見ることができるようにその表示面を車内(下方)に向けて固定されている。表示装置10は好適にはその表示画面を後部座席から見ることができる位置に設置される。必要に応じて,表示装置10の表示面は部分的または全体的に湾曲した形状につくられる。表示装置のバックライト光源は全体的に均一な明るさで高輝度の上述したバックライト光源30の構造をもつものに限らず,他の構造のバックライト光源でもよい。このことは,図14に示す車両の天井に設けられた表示装置にもあてはまる。自動車80のルーフ81の外面には撮像装置(電子カメラ)82が,好ましくは前方から上方がその視野内に収まる姿勢で取付け固定されている。カメラ82の撮像素子およびそれに付随する回路部分を,シャークアンテナのような自動車に取付け可能な機器に内蔵させることが好ましい。カメラ82を旋回自在または上下動自在に取付けてもよい。電子カメラとしては,用途に応じて可視光カメラ,赤外線カメラ等を用いることができる。
図13は表示装置10および電子カメラ82を含む,自動車80内に搭載されるシステム90の構成例を示している。制御装置91は,インターネット接続可能なコンピュータによって実現され,ナビゲーション機能を持つものが好ましい。ナビゲーション・システムによって制御装置を構成してもよい。制御装置91には記憶装置94が備えられ,通信装置93,DVDプレイヤ62,電子カメラ82および操作部92が接続される。操作部92はカメラ82の操作(たとえば,撮影ボタン,視野の調整(角度,ズーム,旋回,上下動)),表示装置10の駆動回路65の操作(表示のオン,オフ,切替等),DVDプレイヤ62の操作,必要に応じて制御装置91の操作等を行なうものである。通信装置93はテレビのチューナを含むものであってもよい。図9のシステムと同じように,表示装置10およびその駆動回路65が制御装置91によって制御される。
このシステムの使用例(動作例)としては次のようなものがある。DVDプレイヤ62で再生された映像やインターネットを通して受信した画像,テレビ画像等を表示装置10に表示して,車内後部座席においてこれを鑑賞する(図11参照)。カメラ82で撮影した外の景色を表示装置10に表示する(図12参照)。図11の画像と図12の画像の切替えを操作部92で行なえるようにすることが好ましい。ナビゲーションの画面を表示装置10に表示することもできる。常時は電子カメラ82で撮影している外部景色,空,雲等の動画像を表示装置10に表示しておき,切替えに応じてDVD再生画像,インターネット画像,ナビゲーション画像を表示してもよいし,この逆でもよい。
図14は表示装置のさらに他の応用例を示すものである。列車(客車)100の天井101に一または複数の表示装置10を取付け固定し,主に照明装置として使用する。表示装置10の画面には,一色または複数色の色だけの画像を表示する。色やその明るさに応じて車内のムードを調整することができる。これは,主に旅行専用列車,団体用車両,特急列車,夜行列車等に有効に活用されよう。もちろん,普通列車において,天井の表示装置10に広告画像,ニュース画像,避難誘導画像等を表示して活用することもできる。
上述したように表示装置の表示部(液晶表示部)は用途によってはその表示面を湾曲させてもよい。また,広い表示面が必要な場合には,複数台の表示装置を用意し,それらの表示部の表示面を二次元平面(曲面)状に配置するとよい。この場合に表示部(液晶表示部)のパネルとしてフレームレスまたはベゼルレスの構造のものを採用すると,複数の表示部の表示面の境界(継目)を目立たなくすることができる。
10 表示装置
20 液晶表示部(表示部)
21 透明基板(カラーフィルタ基板)
22 透明基板(アレイ基板)
24 液晶
25 カラーフィルタ
26 透明電極(共通電極)
27 TFTとサブ画素透明電極の層
28 配向膜
29 偏光フィルタ(フィルム)
30,30A,30B,30C,30D,300 バックライト光源部
31 拡散板
32 凸条部
33 凹部
35 外側面
35A 傾斜面
35B 垂直面
35C 湾曲面
40 導光板
44 LED(発光ダイオード)(発光源)
47 遮光部
60,90 表示システム
61,91 制御装置
62 DVDプレイヤ(画像信号生成装置)
63,93 通信装置(画像信号生成装置)
71 タイミング・コントローラ
72 映像信号駆動回路
73 垂直走査回路
74 ソースライン
75 ゲートライン
76 TFT(薄膜トランジスタ)
77 画素またはサブ画素の透明電極
78 コンデンサ
80 自動車
81 ルーフ(屋根,天井)
82 電子カメラ(撮像装置)
92 操作部(切替装置)
100 車両
101 天井

Claims (17)

  1. 多数の画素を有し,各画素においてバックライトの透過を電気的に制御して画像を表示する表示部と,この表示部の後側に配置されたバックライト光源部とを備えた表示装置において,
    前記バックライト光源部が,
    導光板と,
    この導光板の端面に導入する光を発生する発光源と,
    前記導光板の表面から出射する入射光を散乱させてその表面にバックライトとして出射させる拡散板であって,少なくとも前記発光源が配置された前記導光板の周縁部に対向して前記導光板側に突出する凸条部を有し,この凸条部の内側に凹部が形成されている拡散板と,を備えている,
    表示装置。
  2. 前記発光源からの光の一部が前記導光板に入射するのを防ぐ遮光部が設けられている,請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示部が液晶表示装置を含む,請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 複数の前記バックライト光源部が前記表示部の広さの全範囲にわたって二次元的に配置して設けられ,隣接するバックライト光源部の前記拡散板の互いに接する側面が,少なくとも該側面の後部で後方に向って内方に傾斜し,前部で互いに接している,請求項1から3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記表示部に与える画像信号の生成装置をさらに備えている,請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
  6. 前記画像信号の生成装置が,記録媒体に記録された画像信号を再生する再生装置を含む,請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記画像信号の生成装置が,外部から送信されてくる画像信号を含む信号を受信する受信装置を含む,請求項5に記載の表示装置。
  8. 上記表示装置が照明装置である,請求項1から7のいずれか一項に記載の表示装置。
  9. 請求項1から7に記載の表示装置をルーフ内面に固定して備えた自動車。
  10. ルーフの外面に撮像装置が設けられた請求項9に記載の自動車。
  11. 前記撮像装置による撮影により得られた画像を上記表示装置に表示する,請求項10に記載の自動車。
  12. 画像信号の生成装置,および前記撮像装置または前記生成装置と前記表示装置との接続を切替える切替装置をさらに備える,請求項10に記載の自動車。
  13. 請求項1から7に記載の表示装置を天井の内面に固定して備えた車両。
  14. 多数の画素を有し,各画素においてバックライトの透過を電気的に制御して画像を表示する表示部と,この表示部の後側に配置されたバックライト光源部とを備えた表示装置を,ルーフの内面に固定して備えた自動車。
  15. 前記バックライト光源部が,
    導光板と,
    この導光板の端面に導入する光を発生する発光源と,
    前記導光板の表面から出射する入射光を散乱させてその表面にバックライトとして出射させる拡散板であって,少なくとも前記発光源が配置された前記導光板の周縁部に対向して前記導光板側に突出する凸条部を有し,この凸条部の内側に凹部が形成されている拡散板と,を備えている,
    請求項14に記載の自動車。
  16. 多数の画素を有し,各画素においてバックライトの透過を電気的に制御して画像を表示する表示部と,この表示部の後側に配置されたバックライト光源部とを備えた表示装置を,天井の内面に固定して備えた車両。
  17. 前記バックライト光源部が,
    導光板と,
    この導光板の端面に導入する光を発生する発光源と,
    前記導光板の表面から出射する入射光を散乱させてその表面にバックライトとして出射させる拡散板であって,少なくとも前記発光源が配置された前記導光板の周縁部に対向して前記導光板側に突出する凸条部を有し,この凸条部の内側に凹部が形成されている拡散板と,を備えている,
    請求項16に記載の車両。
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