JP2007086722A - 車載用液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部の表示面積及び輝度を確保すると共に表示部の薄型化が可能であり、さらに、表示部が光源の熱により高温になるのを回避できる車載用液晶表示装置を提供する。
【解決手段】視差バリアを備える液晶パネル110、照明光を当てるバックライト部120、及びタッチパネル130を有する表示部と、合成画像を生成して表示部に出力する表示制御部10を有する本体部とを具備し、バックライト部120は、液晶パネルの背面側に設置された導光板402と、導光板402内に光を入射させる複数の発光ダイオード400と、を有し、表示部100は、本体部に対して斜動可能に形成されている。
【選択図】図15

Description

本発明は、車載用液晶表示装置、特に発光部を有する車載用液晶表示装置に関する。
近年、車両内にてカーナビゲーションやビデオ画像を見るための車両用液晶表示装置が急激に普及している。一方、共通の表示画面上で異なる方向からそれぞれ異なる画像を視認できる、いわゆるマルチビューディスプレイとして、例えば、液晶パネルの前に視差バリアを設け、1ピクセルごとにバックライトからの光の進行方向を振り分けることで、左右において異なる情報(画像)を表示できるものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。このような表示装置を車両に搭載することにより、運転者がナビゲーション画像を観ている間に助手席の搭乗者がテレビ等の他の画像を観ることが可能となる。
特開2005−78080号公報
車載用液晶表示装置は、運転席と助手席の間のダッシュボード部分に配置されることが多く、正面から見た大きさを定められた大きさとすることが求められている。その制約の中で液晶表示画面を大きくするためには、液晶表示画面の側部の筐体の正面から視た幅を狭くすることが求められている。
また、車載用液晶表示装置では、車内での視認性向上のために、液晶表示装置のバックライトの輝度を高めることが求められる。特に、液晶表示装置としてマルチビューディスプレイを用いた場合、バックライトの光は左右の画像に振り分けられるので、左右の画像の輝度を保つためには、バックライトの輝度を高くすることが求められる。
さらに、光源として蛍光管を使用した場合には、その寸法や本数を増加させることにより、バックライトの輝度を高めることが可能であるが、表示部の寸法、特に厚さ及び外形が増加して表示部の小型化が難しくなり、又、発熱量の増大により表示部が高温になるという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、車載用のマルチビューディスプレイにおいて、表示部の表示面積及び輝度を確保すると共に表示部の薄型化が可能であり、さらに、表示部が光源の熱により高温になるのを回避できる車載用液晶表示装置を提供することにある。
本発明の第1の観点に係る車載用液晶表示装置は、共通の表示画面上においてナビゲーション画像およびテレビ画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部と、液晶パネルの前面側に設けられたタッチパネルとを有する表示部と、ナビゲーション部及びテレビ受信部から供給されたナビゲーション画像及びテレビ画像に基づいて合成画像を生成して表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、バックライト部は、液晶パネルの背面側に設置された導光板と、導光板内に光を入射させる複数の発光ダイオードと、を有し、表示部は、本体部に対して斜動可能である、ことを特徴としている。
本発明の第2の観点に係る車載用液晶表示装置は、共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部と、液晶パネルの前面側に設けられたタッチパネルとを有する表示部と、2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、バックライト部は、液晶パネルの背面側に設置された導光板と、導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードと、を有し、表示部は、本体部に対して斜動可能である、ことを特徴としている。
本発明の第3の観点に係る車載用液晶表示装置は、共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部とを有する表示部と、2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、バックライト部は、液晶パネルの背面側に設置された導光板と、導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードと、を有し、表示部は、本体部に対して斜動可能である、ことを特徴としている。
本発明の第4の観点に係る車載用液晶表示装置は、共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部とを有する表示部と、2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、バックライト部は、液晶パネルの背面側に設置された導光板と、導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードと、を有し、表示部は、本体部の前面より記憶媒体を操作できるように斜動可能である、ことを特徴としている。
本発明の第5の観点に係る車載用液晶表示装置は、共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部と、液晶パネルの前面側に設けられたタッチパネルとを有する表示部と、2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、バックライト部は、液晶パネルの背面側に設置された導光板と、導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードとを有する、ことを特徴としている。
本発明によれば、車載用のマルチビューディスプレイにおいて、表示部の表示面積及び輝度を確保すると共に表示部の薄型化が可能であり、さらに、表示部が光源の熱により高温になるのを回避できる。
以下、本発明の実施例につき図面を参照に説明する。
図1は実施例に係るマルチビュー表示装置の基本構成を説明するための図である。この表示装置は、図1に示すように、表示制御手段としての表示制御部10、表示手段としての表示部100等から構成されている。表示制御部10は、供給源としての第1の画像ソース300Aから画像データDT1が供給されると共に供給源としての第2の画像ソース300Bから画像データDT2が供給されて、これら第1及び第2の画像データDT1,DT2からなる画像データADTを共通の表示部100へ出力する。尚、表示制御部10の具体的な構成については後述する。また、第1及び第2の画像ソース300A,300Bは、後述するカメラ、TV受信部、DVD再生部、HD再生部、ナビゲーション部等で構成される。
表示部100は、後述するように、液晶パネル、バックライト部、視差バリア等から構成されており、第1の画像データDT1に基づく第1の画像IM1を右方向から観察者OBRが視認できると共に第2の画像データDT2に基づく第2の画像IM2を左方向から観察者OBLが視認できるように共通の表示画面に表示する。尚、表示部100の具体的な構成については後述する。
図2は実施例1に係る表示装置を車両へ適用した例を示す斜視図である。表示部100は、図2に示すように、車両のダッシュボード部分の運転席DSと助手席ASとの間に配置される。また、表示部100には、表示装置を手動で操作するための操作部150が設けられている。図2に示すケースにおいては、運転席DSに着席した乗員が上記の観察者OBRとなり、助手席ASに着席した乗員が上記の観察者OBLとなる。そして、これらの搭乗者は、それぞれ運転席DS側又は助手席AS側から表示部100に表示された異なる第1の画像IM1及び第2の画像IM2を同時に観ることができる。
図3ないし図9は実施例1に係る表示装置の具体的な構成を示す図であって、図3は表示装置の機能ブロック図、図4は制御部の構成を示す機能ブロック図、図5は第1及び第2の画質調整回路の機能ブロック図、図6は画像出力部の機能ブロック図、図7は液晶パネルの断面構造及び作用を説明するための図、図8は液晶パネルの正面図、及び図9はTFT基板の回路図である。
この表示装置は、図3に示すように、表示部100加えて、制御部20、分配回路30、第1及び第2の画質調整回路50A,50B、画像出力部70等から構成されている。尚、上記した表示制御部10は、制御部20、分配回路30、第1及び第2の画質調整回路50A,50B、画像出力部70等から構成される。
制御部20は、図4に示すように、プロセッサ(CPU)21、インターフェース22、ROM23、RAM24等から構成され、ROM23に記憶されたプログラムに従って表示装置を総合的に制御する。また、制御部20は、後述するように、表示部100に表示される第1の画像IM1及び第2の画像IM2の重なりにより互いに隔てられた第1の画像IM1の可視範囲と第2の画像IM1の可視範囲とを、第1の画像IM1及び第2の画像IM2の少なくとも一方の画質を調整して所定範囲になるように制御する。
制御部20は、図3に示すように、車両に搭載されて画像や音声を供給する供給源としての、車両の周囲等を撮像するカメラ310、音楽や画像を再生するCD/MD(コンパクトディスク/ミニディスク)再生部320、アンテナからラジオ放送波を受信するラジオ受信部330、アンテナからセレクタ341を介してTV放送波を受信するTV受信部340、DVD(ディジタルバーサタイルディスク)から音楽情報や画像を再生するDVD再生部350、HD(ハードディスク)に記録された画像や音楽情報を再生するHD再生部360、VICS情報受信部371が受信した道路情報やGPS情報受信部372が受信した地理情報に基づいて地図やルート案内画像を出力するナビゲーション部370等と接続されて、これらとの間でデータを授受すると共にこれらをコントロールする。
また、制御部20には、各種データを記憶する外部メモリ140、表示装置を操作するための操作部150、表示装置をリモコン操作するためのリモコン171との間で赤外線信号や無線信号を送受するリモコン送受信部170、車両に備わるライトスイッチや光センサで構成されて車両内の明るさを検知する明るさ検知センサ190、運転席や助手席に設けられる感圧センサ等で構成されて車両の乗員を検出する乗員検知センサ200等が接続され、制御部20は、これらから得られる各種データに基づいて各種制御が可能となっている。
分配回路30は、図3に示すように、上記したカメラ310、CD/MD再生部320、ラジオ受信部330、TV受信部340、DVD再生部350、HD再生部360、ナビゲーション部370等から供給される音声データや画像データを、制御部20からの制御指令に応じて、音声調整回路60、第1の画質調整回路50A、あるいは、第2の画質調整回路50Bへ分配する。
音声調整回路60は、図3に示すように、分配回路30から供給された音声データを調整してスピーカ61へ出力する。
第1及び第2の画質調整回路50A,50Bは、図5に示すように、それぞれコントラスト調整部51、輝度調整部52、色調調整部53、ガンマ値調整部54等から構成され、制御部20からの制御指令に応じて、第1及び第2の画像データの画質(コントラスト、輝度、色調、ガンマ値)をそれぞれ調整する。
画像出力部70は、図6に示すように、第1及び第2の画質調整回路50A,50Bにおいてそれぞれ画質調整された第1及び第2の画像データがそれぞれ書き込まれる第1及び第2の書込回路71,72、VRAM(Video RAM)73、液晶パネル駆動部74等から構成されている。第1及び第2の書込回路71、72は、第1及び第2の画質調整回路50A,50Bで画質調整された第1及び第2の画像データを合成すべく、VRAM73の所定アドレスにそれぞれ書き込む。
VRAM73は、第1及び第2の画像データを合成した画像データを保持する。この合成した画像データは、表示部100の各画素にそれぞれ対応している。液晶パネル駆動部74は、後述する液晶パネル110を駆動する回路であり、VRAM73に保持されている合成画像データに基づいて、液晶パネル110の対応する画素を駆動する。
表示部100は、図3に示すように、液晶パネル110、液晶パネル110の背面側から照明光を当てるバックライト部120、表示装置を操作する信号を入力するためのタッチパネル130等から構成されている。尚、タッチパネル130は、図示しないが、透明なシート状に形成されて液晶パネル110の前面に貼着される。
液晶パネル110は、図7に示すように、バックライト部120側から順に配置された、偏光板111、TFT(Thin Film Transistor)基板112、液晶層113、RGBの3原色の画素をもつカラーフィルタ基板114、視差バリア115、ガラス板116、偏光板117等から構成された周知の構造を有する。
この液晶パネル110は、図7及び図8に示すように、例えば、水平方向に800画素、垂直方向に480画素が配列された表示画面を有すると共に、この表示画面には、水平方向において左側表示用画素118(以下、助手席側表示用画素118ともいう。)と右側表示用画素119(以下、運転席側表示用画素119ともいう。)とが交互に配列されて構成されている。
視差バリア115は、図7及び図8に示すように、ストライプ状に形成されて遮蔽部と透光部を有し、その遮蔽部は隣接する左側表示用画素118と右側表示用画素119との間に配置される。視差バリア115をカラーフィルタ基板114の前面に配置することにより、左側表示用画素118を透過した照明光は、左側に向かう照明光のみ選択的に視差バリア115の透光部を通過し、右側表示用画素119を透過した照明光は、右側に向かう照明光のみが選択的に視差バリア115の透光部を通過する。これにより、図7に示すように、液晶パネル110の右側(運転席側)からは第1の画像IM1が視認でき、左側(助手席側)からは第2の画像IM2が視認できるようになっている。尚、視差バリア115は、特開平10−123461号公報や特開平11−84131号公報等に開示されているものと同様のものを使用できる。
TFT基板112は、図9に示すように、データ線駆動回路DR1、走査線駆動回路DR2、垂直方向に配列された走査線SCL、水平方向に配列されたデータ線DTL、走査線SCLとデータ線DTLとの交差する領域毎に形成されたTFT素子EL、に対応して形成された画素電極EP等を備え、走査線SCL及びデータ線DTLで囲まれた各領域がサブピクセルSBPを構成しており、データ線DTLに沿う各列のサブピクセルSBPは交互に左側表示用画素118と右側表示用画素119とに割り当てられる。データ線駆動回路DR1は、液晶パネル駆動部74によりその駆動タイミングを制御されて、画素電極EPへの印加電圧を制御する。走査線駆動回路DR2は、液晶パネル駆動部74によりその駆動タイミングを制御されて、TFT素子ELを選択走査する。
図10は実施例1に係る表示装置の外観図である。表示装置は、表示画面102および操作部150を有する表示部100と本体部152からなる。表示部100は、本体部152の前面の周囲に設けられたフレーム154に収められた状態で使用する。図10のように表示部100を斜動させることにより表示部100を開けることができ、本体部152の前面よりDVD等の記憶媒体を操作することができる構造となっている。
図11(a)ないし図11(d)は表示部100をさらに詳しく示した図である。図11(a)は表示部100の正面図である(筐体105、タッチパネル130、液晶パネル110は図示せず)。導光板121の側部に発光部として蛍光管122および123が設けられている。蛍光管122および123は固定部材124により固定される。図11(b)は図11(a)に筐体105を図示したものであり、蛍光管122は点線で示している。図11(b)のように、筐体105の正面から視た幅はほとんど蛍光管122の幅で決まっている。図11(c)は図11(a)のA−A断面に相当する図である。タッチパネル130の背面に液晶パネル110、液晶パネルの背面に導光板121が設けられている。導光板121の側部には2本の蛍光管122および123が設けられている。蛍光管122および123は、導光板121の前後方向に2本並べた状態で配置されている。導光板121並びに蛍光管122および123はバックライト部120を構成する。タッチパネル130、液晶パネル110、導光板121、蛍光管122および123の側部は筐体105によりカバーされる。図11(d)は図11(a)のB−Bに相当する断面の図である。透明なシリコーン樹脂からなる櫛型の固定部材124により蛍光管122および123が固定される。
このような構成により、蛍光管122および123を出射した光は、導光板121を伝わり、液晶パネル110の背面から液晶パネル110に入射し、タッチパネル130を通過し、表示部100の正面に出射される。なお、蛍光管122および123は冷陰極放電灯を用いているがこれに限られるものではない。
バックライト部120の輝度を高めるためには、1本の蛍光管で、蛍光管の輝度を高めることも考えられる。しかし、その場合、蛍光管の直径が太くなり、筐体105の幅が広くなってしまう。車載用液晶表示装置の正面からみた大きさは車両に取り付ける位置の規制上、一定の大きさに収めることが求められている。そのため、液晶表示画面が小さくなってしまう。一方、2本の蛍光管122および123を導光板121の幅方向に縦ニ列に設けた場合、筐体105の正面から視た幅が広くなることなく、バックライト部120の輝度を高めることができる。
図11(a)のように、2本の蛍光管122および123は、導光板121の側辺のうち正面から見て側部、下部の3辺に設けられ、略コ字状に配置されている。また、蛍光管122および123はそれぞれ折れ曲がった1本の蛍光管である。多くの辺に蛍光管122および123を設けることにより、バックライト部120の輝度を高めることができる。しかし、4辺の蛍光管122および123は高価なこと、上部の辺に蛍光管122および123を設けると、筐体105の上部の幅が広くることが課題となる。このため、3辺で略コ字状の1本の折れ曲がった蛍光管122および123を用いた。このように、3辺に蛍光管122および123を設けることが好ましいが、1辺、2辺若しくは4辺または辺の一部に蛍光管122および123を設けても良い。蛍光管122および123を、導光板121の4つの側辺のうち少なくとも2辺に設けることにより、バックライト部120の輝度を確保することができる。2辺に蛍光管122および123を配置する場合は、略L字状の蛍光管を配置することもできる。
図12は図11(a)のA−A断面に相当し、導光板121と蛍光管122および123との位置関係を示す図である。図11(a)と同じ部材は同じ符号を付す。導光板121の幅をD、蛍光管122および123の直径をφ、蛍光管122および123の間隔をd1、蛍光管122、123に対し導光板121の正面および背面方向の突き出し量をd2、蛍光管122、123と導光板121の間隔をd3とする。φは2.2mm、d1、d2およびd3は0.5mmとした。d1、d2およびd3は蛍光管122および123の加工精度で決められる値である。なお、これらの寸法は例示した値に限られるものではない。そして、導光板幅Dは2本の蛍光管122および123のそれぞれの幅と蛍光管122および123の間の距離を合わせた幅(φ+d1+φ)より広い。これにより、蛍光管122および123を発光した光の多くが導光板121に入射することができ、バックライト部120の輝度を高めることができる。
図13(a)は図11(a)のC部を左から視た図であり、図13(b)は図11(a)のD部を右から視た図である。同じ部材は同じ符号を付し説明を省略する。図13(a)を参照に、導光板121の右側(正面側)に液晶パネル110がある。背面側の蛍光管123の端部の長さは蛍光管122の端部の長さより短い。このように導光板121の側部に設けられた2つの蛍光管122および123の端部の長さが異なっている。蛍光管122および123の陰極電極からのそれぞれの電力線125aおよび125bは別々に背面側の電源(図示せず)に接続される。このように、電力線125aおよび125bは、異なる蛍光管122および123に接続することから、一定の間隔を保って引き出すことが好ましい。
一方、図13(b)を参照に、導光板121の左側に液晶パネル110がある。2つの蛍光管122および123の端部の長さは同じであり、蛍光管122および123のグランド電極からの電力線126は共通に接続され、背面側の電源のグランドに接続される。
2本の蛍光管122および133の長さが異なり、蛍光管122および123の一方の端部が異なる位置に配設されることにより、電力線125a、125bを別々に引き出したとしても、図13(a)の表示部100の縦方向の空間を節約することができる。言い換えれば、表示部100の図13(a)の縦方向の長さが決まっていれば、蛍光管122を長くした分、バックライト部120の輝度を高めることができる。また、2本の蛍光管122および123のグランド電極の電力線126は共通に接続し引き出すことができるため、2本の蛍光管122および123の一方の端部を概同じ位置に配設させることができる。これにより、2本の蛍光管122および123の長さは可能な限り長くすることができる。よって、バックライト部120の輝度を一層高くすることができる。
実施例1に係る表示装置は、共通の表示画面上の第1の画像および第2の画像をそれぞれ異なる方向から視認できるように表示することができるマルチビューディスプレイである。このようにバックライト部の輝度を高めることが求められるマルチビューディスプレイにおいて、正面から視た筐体105の幅を広くすることなくバックライト部120の輝度を高めることができる。
さらに、第1の画像および第2の画像をそれぞれ異なる方向から視認できるようにするための視差バリア115を有する場合、第1画像および第2画像の光は全体の約1/2となり、バックライト部120の輝度を一層高めることが求められる。このようにバックライト部の輝度を一層高めることが求められる表示装置において、正面から視た筐体105の幅を広くすることなく、バックライト部120の輝度を高めることができる。
実施例1では、マルチビューディスプレイを有する車載用表示装置を例に説明した。本発明はこれに限られず、正面から見た大きさを定められた大きさとすることが求められる車載用表示装置に適用することにより、同様の効果を奏することができる。また、2本の蛍光管を設ける例を説明したが、2本に限らず3本以上の蛍光管を設ける場合にも適用することができる。さらに、発光部として断面形状が円形以外の蛍光管を用いることもできる。さらに、発光部として白色LED等を用いることもできる。さらに、導光板121は全面に渡って光を均一にする材料が好ましく、例えば、導光板121の表面にV字の断面形状を有する微細な溝を設けても良い。
前述のバックライト部120の輝度を一層高めることが求められる共通の表示画面上の第1の画像および第2の画像をそれぞれ異なる方向から視認できるように表示することができるマルチビューディスプレイの別の例について説明する。実施例1のように蛍光管122および123をバックライト部120の光源とする場合、蛍光管122および123からの発熱量が大きくなり、放熱対策が必要となる。このため、表示部100が大型化する。しかし、車載用液晶表示装置は、運転席と助手席の間のダッシュボード部分に配置されることが多く、限られた大きさとすることが求められている。そこで、車載用液晶表示装置の大型化、発熱量の増加を招くことなくバックライト部の輝度を高めることが求められる。
図14は本例に係る表示装置の表示部100の断面図である。図11(c)と比べ蛍光管122および123が白色LED400を有するLEDアレイ402に代わっている。その他の構成は図11(c)と同じであり、同じ部材は同じ符号を付し説明を省略する。図14を参照に、導光板121の側部に白色LED400を有するLEDアレイ402が設けられている。図15は本例のバックライト部120の正面図である。図14および図15を参照に、導光板121の側部(上下面または左右面)に複数の白色LED400を配置したLEDアレイ402が設けられている。図14ではLEDアレイ402が導光板121の左右面、図15ではLEDアレイ402が導光板121の上下面に配置された場合を示したが、上下面または左右面のいずれでもよい。白色LED400はLEDアレイ402において、直列または並列に接続されている。
図15を参照に、上下面それぞれのLEDアレイ402にはバックライト駆動回路404より並列にLED駆動信号が入力する。バックライト駆動回路404には制御信号が入力する。制御信号は、例えばバックライト部120の輝度の高低やオン/オフを制御する信号である。LED駆動信号は白色LED400を駆動する信号である。
制御信号によりバックライト駆動回路404からLED駆動信号がLEDアレイ402に出力される。これにより、白色LED400が点灯する。図14より、白色LEDの光は導光板121内を導かれ、液晶パネル110、タッチパネル130を通過し、表示部100の表面より発射される。
このように、共通の表示画面102上の第1の画像および第2の画像をそれぞれ異なる方向から視認できるように表示することができるマルチビューディスプレイの発光部として白色LEDを用いることにより、実施例1と比べ、導光板121の厚みを増加させることなくバックライト部120の輝度を向上させることができる。よって、表示装置の大きさを増加させることなくバックライト部120の輝度を向上させることができる。また、白色LEDは、蛍光管に比べ発熱量が小さく、表示装置の大きさを増加させることなくバックライト部120の輝度を向上させることができる。さらに、蛍光管に必要なインバータ等の高電圧部品が不要となり表示装置を小型化することができる。さらに、白色LEDは蛍光管のように低温において輝度が低下することがない。
本例においては、LEDアレイ402は導光板121のうち2辺に設けられているが、1辺、3辺または4辺に設けることもできる。本例では、図15のように、相対する白色LED400を互い違いに配置している。このように、白色LEDの光軸をずらして配置することにより、バックライト部120全体に渡りより均一な輝度を得ることができる。また、LEDアレイ402の配置の自由度を確保するために、LEDアレイ402と導光板121との間に、ミラー、光ファイバまたはプリズム等を介在させても良い。さらに、LED駆動信号は、消費電力削減のためパルス信号としても良い。
本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は実施例1に係る表示装置の基本構成を説明するための図である。 図2は表示装置の車両への適用例を示す斜視図である。 図3は表示装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は制御部の構成を示す機能ブロック図である。 図5は第1及び第2の画質調整回路の構成を示す機能ブロック図である。 図6は画像出力部の構成を示す機能ブロック図である。 図7は表示部の断面構造を示す図である。 図8は液晶パネルの正面図である。 図9はTFT基板の回路図である。 図10は実施例1に係る表示装置の外観図である。 図11(a)は表示部の前面図(タッチパネル、液晶パネルおよび筐体は図示せず)であり、図11(b)は図11(a)に筐体を図示した表示部の前面図である。図11(c)は図11(a)のA−A断面に相当する図であり、図11(d)は図11(a)のB−B断面に相当する図である。 図12は蛍光管と導光板の位置関係を示した図である。 図13(a)および(b)はそれぞれ図11(a)のC部、D部の側面図である。 図14は白色LEDを使用した表示部の断面図である。 図15は白色LEDを使用したバックライト部の前面図である。
符号の説明
10 表示制御部(表示制御装置)
20 制御部
30 分配回路
50A,50B 第1及び第2の画質調整回路
60 音声調整回路
70 画像出力部
100 表示部
102 表示画面
110 液晶パネル
105 筐体
120 バックライト部
121 導光板
122、123 蛍光管(発光部)
124 固定部材
125a、125b 電力線
126 電力線
130 タッチパネル
140 メモリ
150 操作部
170 リモコン送受信部
190 明るさ検知センサ
200 乗員検知センサ
300A,300B 画像ソース
310 カメラ
320 CD/MD再生部
330 ラジオ受信部
340 TV受信部
350 DVD再生部
360 HD再生部
370 ナビゲーション部
400 白色LED
402 LEDアレイ
404 バックライト駆動回路

Claims (5)

  1. 共通の表示画面上においてナビゲーション画像およびテレビ画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部と、前記液晶パネルの前面側に設けられたタッチパネルとを有する表示部と、
    ナビゲーション部及びテレビ受信部から供給されたナビゲーション画像及びテレビ画像に基づいて合成画像を生成して前記表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、
    前記バックライト部は、前記液晶パネルの背面側に設置された導光板と、前記導光板内に光を入射させる複数の発光ダイオードとを有し、
    前記表示部は、前記本体部に対して斜動可能であることを特徴とする車載用液晶表示装置。
  2. 共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部と、前記液晶パネルの前面側に設けられたタッチパネルとを有する表示部と、
    2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して前記表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、
    前記バックライト部は、前記液晶パネルの背面側に設置された導光板と、前記導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードとを有し、
    前記表示部は、前記本体部に対して斜動可能であることを特徴とする車載用液晶表示装置。
  3. 共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部とを有する表示部と、
    2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して前記表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、
    前記バックライト部は、前記液晶パネルの背面側に設置された導光板と、前記導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードとを有し、
    前記表示部は、前記本体部に対して斜動可能であることを特徴とする車載用液晶表示装置。
  4. 共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部とを有する表示部と、
    2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して前記表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、
    前記バックライト部は、前記液晶パネルの背面側に設置された導光板と、前記導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードとを有し、
    前記表示部は、前記本体部の前面より記憶媒体を操作できるように斜動可能であることを特徴とする車載用液晶表示装置。
  5. 共通の表示画面上において第1の画像および第2の画像をそれぞれ車両内の異なる方向から視認できるように表示するための視差バリアを備える液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側から照明光を当てるバックライト部と、前記液晶パネルの前面側に設けられたタッチパネルとを有する表示部と、
    2つの画像ソースから供給された画像に基づいて合成画像を生成して前記表示部に出力する表示制御部を有する本体部とを具備し、
    前記バックライト部は、前記液晶パネルの背面側に設置された導光板と、前記導光板内に光を入射させる白色発光ダイオードとを有する
    ことを特徴とする車載用液晶表示装置。
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