JP2017203842A - 画像形成装置 - Google Patents

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敬之 川本
Takayuki Kawamoto
敬之 川本
元博 川那部
Motohiro Kawanabe
元博 川那部
晃典 山口
Akinori Yamaguchi
晃典 山口
吉徳 白崎
Yoshinori Shirasaki
吉徳 白崎
昌俊 村上
Masatoshi Murakami
昌俊 村上
佑介 郡
Yusuke Koori
佑介 郡
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Abstract

【課題】書き込みヘッドに補正データを転送できているか否かを画像形成装置内で認識できる。【解決手段】書き込みヘッド11が、主走査方向に配置した複数の発光素子11eの光を感光体ドラム9に照射して、感光体ドラム9上に静電潜像を形成する。現像器12が、感光体ドラム9上の静電潜像を現像して現像画像を形成する。駆動ローラ7、及び従動ローラ8が、現像画像が転写された用紙4、又は現像画像が転写された中間転写ベルト5を搬送する。補正データ転送制御部33dが、各発光素子の光量を補正するための第1補正データ、及び第2補正データを書き込みヘッド11に転送する。濃度検出部17が、補正データ転送制御部33dから書き込みヘッド11に転送された第1補正データ、及び第2補正データにより夫々形成された現像画像の濃度を第1濃度、及び第2濃度として検出する。画像書き込み制御部33が検出された両者の差分値を所定の閾値と比較する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、感光体ドラムに静電潜像を形成するために書き込みヘッドを光源とする構成がある。
書き込みヘッドは、所謂LEDA(Light Emitting Diode Array)ヘッドであり、複数のLEDをアレー状に配置した構成となっている。画像形成装置では、書き込みヘッドを感光体ドラムの主走査方向に配置した各LEDを規定の光量で発光させることで、均一な電位の静電潜像を感光体ドラムに形成でき、良好な画像形成ができる。
しかし、書き込みヘッドに配置された各LEDには、その製造過程により光量にバラツキが発生するため、光量バラツキを補正する技術が知られている。
特許文献1には、書き込みヘッドにデータを転送する際にフラットケーブルFFCのケーブル間に生じるクロストークに起因したデータ異常を抑える目的で、書き込みヘッドにFFCを介してデータを転送する際にデータの転送タイミングをずらす方法が開示されている。
しかし、特許文献1の発明では、通信異常を起こりにくい構成にはなっているが、書き込みヘッドに補正データを転送できているか否かを検知するように構成されていない。このため、書き込みヘッドに補正データを転送できていなかった場合でも画像形成装置が自動で異常状態から復帰することができず、異常画像を出力してしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、書き込みヘッドに補正データを転送できているか否かを画像形成装置内で認識できることにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、主走査方向に配置した複数の発光素子の光を感光体に照射して、前記感光体を露光することにより前記感光体上に静電潜像を形成する露光手段と、前記感光体上の静電潜像を現像することにより現像画像を形成する現像手段と、前記現像画像が転写された記録媒体、又は前記現像画像が転写された中間転写ベルトを搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置であって、前記各発光素子の光量を補正するための第1補正データ、及び前記第1補正データとは所定の閾値以上異なる第2補正データを前記露光手段に転送する補正データ転送手段と、前記補正データ転送手段から前記露光手段に転送された前記第1補正データ、及び前記第2補正データにより夫々形成された前記現像画像の濃度を第1濃度、及び第2濃度として検出する濃度検出手段と、前記第1濃度と前記第2濃度との差分値を前記所定の閾値と比較する比較手段と、を備えたこと特徴とする。
本発明によれば、書き込みヘッドに補正データを転送できているか否かを画像形成装置内で認識することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置に適用可能な書き込みヘッド11を搭載した電子写真装置の全体構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置に適用可能な書き込みヘッド11を搭載した電子写真装置の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置(図1)、及び第2実施形態に係る画像形成装置(図2)に共通に動作する機能ブロック図である。 書き込みヘッドと画像書き込み制御部との関係を示すブロック図である。 濃度検出パターンとその検出方法を示す概略的な底面図である。 本発明の第1及び第2実施形態に係る画像形成装置による補正データ転送エラーの検出動作を示すフローチャートである。 主走査方向に濃度検出部から所定間隔を隔てて濃度検出部を備える構成において濃度検出パターンを検出する方法について示す概略的な底面図である。 副走査方向の濃度検出部から所定間隔を隔てて濃度検出部を備える構成において、濃度検出パターンを検出する方法について示す概略的な底面図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
本発明は、書き込みヘッドに補正データを転送できているか否かを画像形成装置内で認識するために、以下の構成を有する。
すなわち、本発明の画像形成装置は、主走査方向に配置した複数の発光素子の光を感光体に照射して、感光体を露光することにより前記感光体上に静電潜像を形成する露光手段と、感光体上の静電潜像を現像することにより現像画像を形成する現像手段と、現像画像が転写された記録媒体、又は現像画像が転写された中間転写ベルトを搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置であって、各発光素子の光量を補正するための第1補正データ、及び第1補正データとは所定の閾値以上異なる第2補正データを露光手段に転送する補正データ転送手段と、補正データ転送手段から露光手段に転送された第1補正データ、及び第2補正データにより夫々形成された現像画像の濃度を第1濃度、及び第2濃度として検出する濃度検出手段と、第1濃度と第2濃度との差分値を所定の閾値と比較する比較手段と、を備えたこと特徴とする。
以上の構成を備えることにより、書き込みヘッドに補正データを転送できているか否かを画像形成装置内で認識することができる。
上記の本発明の特徴に関して、以下、図面を用いて詳細に説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置について詳細に説明する。
本発明の画像形成装置は、電子写真方式で画像を形成する装置であれば適用でき、例えば、電子写真方式の画像形成装置や複合機(MFP:Multifunction Peripheral)などにも適用できる。なお、複合機とは、印刷機能、複写機能、スキャナ機能、および、ファクシミリ機能のうちの少なくとも2つの機能を有する装置である。
<第1実施形態>
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100Aに適用可能な電子写真装置の全体構成についての図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100Aに適用可能な書き込みヘッド11を搭載した電子写真装置の全体構成を示す図である。
<画像形成装置100A>
図1に示す画像形成装置100Aは、用紙4などの記録媒体に画像を直接転写する方式の装置である。
画像形成装置100Aは、図1に示すように、無端状移動手段である搬送ベルトに沿って各色の画像形成部が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ1から給紙ローラ2と分離ローラ3とにより分離給紙される用紙(記録紙)4を搬送する搬送ベルト5に沿って、この搬送ベルト5の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)6BK、6M、6C、6Yが配列されている。これら複数の画像形成部6BK、6M、6C、6Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。
画像形成部6BKはブラックの画像を、画像形成部6Mはマゼンタの画像を、画像形成部6Cはシアンの画像を、画像形成部6Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。よって、以下の説明では、画像形成部6BKについて具体的に説明するが、他の画像形成部6M、6C、6Yは画像形成部6BKと同様であるので、その画像形成部6M、6C、6Yの各構成要素については、画像形成装置6BKの各構成要素に付したBKに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト5は、回転駆動される駆動ローラ7と従動ローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。この駆動ローラ7は、駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ7と、従動ローラ8とが、無端状移動手段である搬送ベルト5を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト5に吸着されて回転駆動される搬送ベルト5により最初の画像形成部6BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像を転写される。画像形成部6BKは、感光体としての感光体ドラム9BK、この感光体ドラム9BKの周囲に配置された帯電器10BK、書き込みヘッド11、現像器12BK、感光体クリーナ、除電器13BK等から構成されている。書き込みヘッド11は、露光手段を構成し、各画像形成部6BK、6M、6C、6Yを露光するように構成されている。
本実施形態では、書き込みヘッド11はLEDアレーにより構成されているが、有機ELであってもよい。
画像形成に際し、感光体ドラム9BKの外周面は、暗中にて帯電器10BKにより一様に帯電された後、書き込みヘッド11からのブラック画像に対応した照射光により露光され、静電潜像を形成される。現像器12BKは、現像手段を構成し、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム9BK上にブラックのトナー画像が形成される。このトナー画像は、感光体ドラム9BKと搬送ベルト5上の用紙4とが接する位置(転写位置)で、転写器15BKの働きにより用紙4上に転写される。この転写により、用紙4上にブラックのトナーによる画像が形成される。
トナー画像の転写が終了した感光体ドラム9BKは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器13BKにより除電され、次の画像形成のために待機する。以上のようにして、画像形成部6BKでブラックのトナー画像を転写された用紙4は、搬送ベルト5によって次の画像形成部6Mに搬送される。画像形成部6Mでは、画像形成部6BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム9M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が用紙4上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
用紙4は、さらに次の画像形成部6C、6Yに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム9C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム9Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、用紙4上に重畳されて転写される。こうして、用紙4上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙4は、搬送ベルト5から剥離されて定着器16にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
また、画像形成に際し用紙4に転写しない場合、感光体ドラム9BK上のトナー画像は、感光体ドラム9BKと転写器15BKと接する位置(転写位置)において、転写ベルト5上に転写される。
画像形成部6BKでブラックのトナー画像を転写された転写ベルトは、次の画像形成部6M、6C、6Yに搬送され、用紙4に転写する場合と同様に転写ベルト5上にフルカラーの画像が形成される。
<濃度検出部>
このフルカラー画像が形成された転写ベルト5は、トナー画像の濃度検出部17(発光部17a、正反射光受光部17b、拡散反射光受光部17c)まで搬送される。
各感光体ドラム(9Y、9C、9M、9BK)の下流側(搬送ベルト5の駆動方向の下流側)には、濃度検出部17が設けられる。
濃度検出部17では、濃度検出手段を構成し、搬送ベルト5上のトナー画像に発光部17aから光を発し、発光部17aから搬送ベルト5上への照射方向に対し搬送ベルト5と交わる位置で光が反射する方向の直線上に配置された正反射光受光部17b、および正反射光受光部17b付近に配置される拡散反射光受光部17cの検出結果に基づいて、トナー画像の濃度を検出する。
搬送ベルト5上に残っているトナーはクリーニング部20まで搬送され除去される。
<第2実施形態>
図2を参照して、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100Bに適用可能な電子写真装置の全体構成についての図である。図2は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100Bに適用可能な書き込みヘッド11を搭載した電子写真装置の全体構成を示す図である。
<画像形成装置100B>
図2に示す画像形成装置100Bは、中間転写ベルト5に形成されたトナー画像を用紙4などの記録媒体に転写する方式の装置である。
図2において、画像形成装置100Bに用いられる無端状移動手段5は搬送ベルトでは無く、中間転写ベルト5である。
中間転写ベルト5は、回転駆動される駆動ローラ7と従動ローラ8とに巻回されたエンドレスのベルトである。各色のトナー画像は、感光体ドラム9BK、9M、9C、9Yと中間転写ベルト5とが接する位置(1次転写位置)で、転写器15BK、15M、15C、15Yの働きにより中間転写ベルト5上に転写される。
この転写により、中間転写ベルト5上に各色のトナーによる画像が重ね合わされたフルカラー画像が形成される。
画像形成に際して、給紙トレイ1に収納された用紙4は最も上のものから順に送り出され、中間転写ベルト5上に搬送され、中間転写ベルト5と用紙4とが接する位置(2次転写位置21)にて、フルカラーのトナー画像を転写される。2次転写位置には2次転写ローラ22が配置されており、用紙4を中間転写ベルト5に押し当てることで転写効率を高めている。2次転写ローラ22は中間転写ベルト5に密着しており、接離機構を備える必要はない。
<機能ブロック>
図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100A、及び第2実施形態に係る画像形成装置100Bに共通に動作する機能ブロックについて説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置100A(図1)、及び第2実施形態に係る画像形成装置100B(図2)に共通に動作する機能ブロック図である。なお、本発明は、上述した画像形成装置100A、100Bのどちらにも適用可能なため、以下、画像形成装置100として説明する。
画像形成装置100は、コンピュータインタフェース部24、副制御部25、プリントジョブ管理部26、作像プロセス部27、定着部28、操作表示部29、記憶部30、読取部31、制御部32、画像書き込み制御部33、ラインメモリ34を備えている。
これらの機能は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、画像形成装置100には、CPU、ROM、RAM等を含む通常のコンピュータ装置が搭載され、上述の各部の機能は、CPUがROM等に格納されたプログラムをRAM上に読み出して実行することにより提供されるソフトウェア機能と、半導体集積回路などのハードウェアにより実現される機能との組み合わせによって構成される。
なお、画像形成装置100において実行されるプログラム(CPUが実行するプログラム)は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、画像形成装置1000で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、画像形成装置1000で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
コンピュータインタフェース部24は、画像形成装置100に印刷要求を行う端末(例えばパーソナルコンピュータ(PC)等)と通信を行う。
副制御部25は、上記端末から受信した印刷要求に含まれる画像データを制御部32に転送する。
プリントジョブ管理部26は、画像形成装置100に対して要求された印刷要求(印刷ジョブ)について、印刷を行う順番などを管理する。
作像プロセス部27は、上述した各画像形成部6Y、6M、6Cおよび6Kを含み、各感光体ドラム9Y、9M、9Cおよび9Kに書き込まれた静電潜像の現像や転写などの処理を行う。作像プロセス部27は、画像データから電子写真方式によりトナー画像を作成し、用紙に転写する。作像プロセス部27は、印刷時に位置ずれなどを検知した場合は、補正を行う。
定着部28は、上述した定着器16や定着器16を制御するための構成などを有し、作像プロセス部27によりトナー画像を転写した用紙に対して熱および圧力を加えて、トナー画像を用紙に定着させる処理を行う。
操作表示部29は、警告手段を構成し、画像形成装置100への入力を受け付け、画像形成装置100の状態を表示する機能を有する。
記憶部30は、ある時点における画像形成装置100に必要な情報を記憶する。
読取部31は、用紙上の印字情報を読み取り、電気信号に変換するもので、所謂スキャナ機能を実現する。
制御部32は、画像形成装置100の全体を制御する。また、制御部32は、バス上のデータ転送の調停を行う調停部を有し、上述した各部間でのデータ転送を制御する。
画像書込み制御部33は、制御部32の制御の下、副制御部25から送信された画像データを、書き込みヘッド11を制御するヘッド制御信号に変換して書き込みヘッド11に転送することで、書き込みヘッド11を点灯させる。これにより、書き込みヘッド11は、画像データに応じた露光を行い、画像データに基づく潜像を感光体ドラム9上に形成する。
ラインメモリ34は、バッファメモリの役割を果たし、副制御部25から送信された画像データを、一時的なバッファメモリに格納し、画像処理によってスキュー量を調整する。画像処理によって補正する方法では、ラインメモリ34に画像の一部を蓄積し、書き込み位置に応じて読み出すラインメモリ34を切り替えることによって画像を副走査方向にシフトし、各色間のスキューを補正する。
次に、図4を参照して、書き込みヘッド11と画像書き込み制御部33の関係について説明する。図4は、書き込みヘッド11と画像書き込み制御部33との関係を示すブロック図である。
<画像書き込み制御部>
画像書き込み制御部33は、補正データ制御部33aを備え、さらに、補正データ制御部33aには、補正データ読出し制御部33b、補正データ調整制御部33cと、補正データ転送制御部33dを備えている。
補正データ読出し制御部33bにより、書き込みヘッド11内のメモリ11aに格納された補正データを読出して、必要に応じて補正データ調整制御部33cによってデータ処理を実施して、その後、補正データ転送制御部33d(補正データ転送手段)により書き込みヘッド11内のドライバIC11bに補正データを転送する。
<書き込みヘッド>
書き込みヘッド11は、メモリ11a、ドライバIC11b、発光素子11eを備え、さらに、ドライバIC11bは、発光時間調整部11c、駆動電流調整部11dを備えている。
発光時間調整部11c、及び駆動電流調整部11dは、補正データ転送制御部33dから転送された補正データに応じて各発光素子に対応した発光時間、及び駆動電流が設定され、発光時間、及び駆動電流を有する駆動信号を発光素子11eに出力して、発光素子11eを発光させる。
発光素子11eは、複数の発光素子11e1〜11enを備え、n個のLEDが直列にアレー状に配置され、与えられた発光時間、及び駆動電流を有する駆動信号に応じて個々のLEDが発光することで、LED毎にその光量を変更することができる。
メモリ11aは、この補正データ内には、各素子の発光時間用補正データや駆動電流用補正データ、書き込みヘッド11全体の平均光量等が保存されている。
<濃度検出パターン>
図5を参照して、濃度検出パターンとその検出方法について説明する。図5は濃度検出パターンとその検出方法を示す概略的な底面図である。
図1に示す画像形成装置100Aにおいて、各濃度パターンは、例えば図1に示す搬送ベルト5上の用紙4に形成されたトナー画像であり、搬送ベルト5の進行に伴って副走査方向Fに移動し、濃度検出部17まで搬送ベルト5上の用紙4に転写されたトナー画像が到達すると、濃度検出部17において各濃度パターンの濃度が検出される。
一方、図2に示す画像形成装置100Bにおいて、各濃度パターンは、例えば図2に示す中間転写ベルト5上に各色のトナーが重ね合わせて形成されたトナー画像であり、中間転写ベルト5の進行に伴って副走査方向に移動し、濃度検出部17まで中間転写ベルト5上のトナー画像が到達すると、濃度検出部17において各濃度パターンの濃度が検出される。
図5に示す第1補正データの時の濃度パターン51は、第1補正データを書き込みヘッド11に転送して、各発光素子11eの発光量等を補正した状態において、現像、転写された濃度検出に用いるトナーによる4つの濃度パターン51−1〜51−4である。第1補正データの転送は、各色の書き込みヘッド11に転送し、各色の濃度パターンを作成する。このとき、各色の第1補正データは同一の補正データでなくてもよい。
第2補正データの時の濃度パターン52は、第2補正データを書き込みヘッド11に転送して、各発光素子11eの発光量等を補正した状態における、上記同様の4つの濃度パターン52−1〜52−4である。第2補正データは第1補正データとは異なる補正データであり、各補正データで同様に作成した濃度パターンで検出される濃度が異なるようにした補正データとする。
画像書き込み制御部33は、上記第1補正データの時の濃度パターン51と第2補正データの時の濃度パターン52のそれぞれに対して、濃度検出部17で検出される第1濃度と第2濃度との差分値を算出し、当該差分値と規定の閾値とを比較する。次いで、画像書き込み制御部33は、当該差分値が規定の閾値以上である場合に、第1濃度が第2濃度に対して十分に差がある(濃度が異なる)ことと判定し、書き込みヘッド11に補正データが転送できたと認識する。
一方、当該差分値が規定の閾値未満である場合に、第1濃度が第2濃度に対して差が小さい(濃度が近い)ことと判定し、書き込みヘッド11に補正データが転送できなかったと認識する。このとき、補正データが転送できなかったとして、再度補正データを書き込みヘッド11に転送し直してもよい。さらに、操作表示部29に補正データの転送に失敗したことを表示して、警告してもよい。
なお、濃度パターンは、濃度検出部17が検出可能な最小のサイズとすることでトナーの消費量を抑えることができる。
第1補正データ、及び第2補正データは、書き込みヘッド11内のメモリ11aに格納してもよいが、一方の補正データのみメモリ11aに格納しておき、補正データ調整制御部33cにおいて一方の補正データからもう一方の補正データを作成してもよい。また、補正データは2つ以上で比較してもよい。
第2補正データは、画像形成に適切な補正データとすることが望ましい。これにより、補正データ転送エラー検出動作の後、再度適切な補正データを転送する必要がない。
このように、第2補正データを画像形成に適切な補正データとすることで、最後に送った補正データを適切な補正データとしておけば、再度転送する手間を削減することができる。
<補正データ転送エラーの検出動作>
図6を参照して、本発明の第1及び第2実施形態に係る画像形成装置による補正データ転送エラーの検出動作について説明する。図6は、本発明の第1及び第2実施形態に係る画像形成装置による補正データ転送エラーの検出動作を示すフローチャートである。
ステップS1では、画像書き込み制御部33は、補正データ転送エラーの検出動作を開始する。
ステップS2では、画像書き込み制御部33は、第1補正データを書き込みヘッド11に転送する。すなわち、補正データ読出し制御部33bが、書き込みヘッド11内のメモリ11aに格納された第1補正データを読出して、第1補正データを補正データ調整制御部33cを介して補正データ転送制御部33dに出力し、その後、補正データ転送制御部33dが書き込みヘッド11内のドライバIC11bに第1補正データを転送する。
ステップS3では、画像書き込み制御部33は、第1補正データを書き込みヘッド11が受け取った状態において濃度パターンを生成する。
ステップS4では、画像書き込み制御部33は、濃度検出部17にてステップS3で生成された濃度パターンに対応した第1濃度を検出する。
ステップS5では、画像書き込み制御部33は、第2補正データを書き込みヘッド11に転送する。すなわち、補正データ読出し制御部33bが、書き込みヘッド11内のメモリ11aに格納された第2補正データを読出して、第2補正データを補正データ調整制御部33cを介して補正データ転送制御部33dに出力し、その後、補正データ転送制御部33dが書き込みヘッド11内のドライバIC11bに第2補正データを転送する。
なお、第2補正データは、第1補正データとの差が規定の閾値以上であることとする。
ステップS6では、画像書き込み制御部33は、第2補正データを書き込みヘッド11が受け取った状態において濃度パターンを生成する。
ステップS7では、画像書き込み制御部33は、濃度検出部17にてステップS6で生成された濃度パターンに対応した第2濃度を検出する。
ステップS8では、画像書き込み制御部33は、第1濃度と第2濃度との差分値を算出し、当該差分値が規定の閾値以下だった場合にステップS9に進む。一方、当該差分値が規定の閾値を越えている場合(S8、No)にステップS10に進む。
ここで、当該差分値が規定の閾値を越えている場合(S8、No)には、検出結果である第1濃度と第2濃度との差分値が閾値を越えて異なることを表しているため、補正データを書き込みヘッド11に転送できていることを確認することができる。
ステップS9では、画像書き込み制御部33は、補正データの転送に失敗したことを検出する。すなわち、当該差分値が規定の閾値以下だった場合(S8、Yes)には、検出結果である第1濃度と第2濃度との差分値が閾値以下となり、第1濃度と第2濃度との違いがあまりないことを表しているため、補正データを書き込みヘッド11に転送できていないことを確認することができる。
次いで、ステップS10では、画像書き込み制御部33は、補正データの転送エラーを検出する動作を終了する。
なお、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下である場合に、補正データ転送制御部33dによる補正データの転送エラーが生じたこととして認識するように構成しておけば、第1濃度と第2濃度との間に差分値分の差異を設けたので、転送エラーの検出条件を具体化することができる。
また、第1補正データ、及び第2補正データは、現像画像に生じる濃度差の検出を容易にするための補正データであるように構成しておけば、第1補正データと第2補正データとの間に差異があるので、濃度の違いの検出を容易にすることができる。
現像画像は濃度検出部17が検出可能な領域内にあるように構成しておけば、現像画像は濃度検出部17が検出可能な領域内にあるので、トナー消費量を濃度検出領域のみにおいて減らすことができる。
現像画像は、1つの濃度検出部17を使用して検出するように構成しておけば、1つの濃度検出部17を使用して現像画像を検出するこれにより、最小の構成を使用して転送エラーを検出することができる。
制御部32が、画像書き込み制御部33の比較結果として、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、再度、補正データ転送制御部33dに転送動作を行わせ、画像書き込み制御部33に比較動作を行わせるように制御すれば、制御部32が、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、再度、転送動作や、比較動作を行わせるので、補正データが転送エラーになった場合でも再転送を行うことができる。
画像書き込み制御部33が、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、操作表示部29を用いて警告するように構成しておけば、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、操作表示部29を用いて警告するので、転送エラーにユーザに認識させることができる。
<第1変形例>
図7を参照して、主走査方向に濃度検出部17Lから所定間隔を隔てて濃度検出部17Rを備える構成において、濃度検出パターンを検出する方法について説明する。図7は、主走査方向Sに濃度検出部17Lから所定間隔を隔てて濃度検出部17Rを備える構成において濃度検出パターンを検出する方法について示す概略的な底面図である。
例えば、濃度検出部17LにおいてM(マゼンタ)、C(シアン)の濃度パターン検出を行い、濃度検出部17RでY(イエロー)、BK(ブラック)の濃度パターン検出を行う。
図5と同様に、各濃度検出部17L、17Rにおいて、第1補正データの時の各色の濃度パターン(第1濃度)71R、71Lを検出し、第2補正データの時の各色の濃度パターン(第2濃度)72R、72Lを検出し、第1濃度と第2濃度との差分値を算出し、当該差分値と規定の閾値とを比較し、当該差分値が規定の閾値以上である場合に、第1濃度が第2濃度に対して十分に差がある(濃度が異なる)ことと判定し、書き込みヘッド11に補正データが転送できたと認識する。
図7に示す第1変形例では、同時に2色の濃度パターンを検出している。これにより、図7に示す濃度パターン全体の副走査方向Fの長さは、図5に示すものと比較して半分の長さとすることができ、搬送ベルト5や感光体ドラム9等のプロセス部材の走行距離を短くすることができ、各部材の長寿命化を図ることができる。
なお、主走査方向Sに濃度検出部17Lから所定間隔を隔てて濃度検出部17Rを備えるため、書き込みヘッド11上の所定間隔を隔てた2つのエリアの状態を把握できるため、補正データ転送エラーの検出能力が向上する。
このように、主走査方向の第1位置に配置された第1濃度検出部17Lが検出した第1濃度と、第1位置とは異なる主走査方向の第2位置に配置された第2濃度検出部17Rが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値とを比較するので、転送エラーを検出するのに要する搬送距離を低減することができる。
<第2変形例>
図8を参照して、副走査方向の濃度検出部17Fから所定間隔を隔てて濃度検出部17Bを備える構成において、濃度検出パターンを検出する方法について説明する。図8は、副走査方向の濃度検出部17Fから所定間隔を隔てて濃度検出部17Bを備える構成において、濃度検出パターンを検出する方法について示す概略的な底面図である。
例えば、濃度検出部17Fにおいて第1補正データの時の濃度パターン81を検出し、濃度検出部17Bにおいて第2補正データの時の濃度パターン72を検出する。
図5と同様に、濃度検出部17Fにおいて第1補正データの時の各色の濃度パターン(第1濃度)81を検出し、濃度検出部17Bにおいて第2補正データの時の各色の濃度パターン(第2濃度)82を検出し、画像書き込み制御部33が、第1濃度と第2濃度との差分値を算出し、当該差分値と規定の閾値とを比較し、当該差分値が規定の閾値以上である場合に、第1濃度が第2濃度に対して十分に差がある(濃度が異なる)ことと判定し、書き込みヘッド11に補正データが転送できたと認識する。
図8に示す第2変形例では、同時に1つの色に対して2つの濃度パターンを検出している。同時に比較できるため、第1濃度、第2濃度をメモリ等に記憶しておく必要がなく、コンパレータなどの比較回路を用いてリアルタイムに両者を比較することが可能となる。
このように、第1濃度検出部17Fが検出した第1濃度と、第2濃度検出部17Bが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値と比較するので、第1濃度と第2濃度を比較するための記憶装置が不要となるという構成上の利点がある。
<本発明の実施態様例の構成、作用、効果>
<第1態様>
本態様の画像形成装置100A、100Bは、主走査方向(S方向)に配置した複数の発光素子11eの光を感光体ドラム9に照射して、感光体ドラム9を露光することにより感光体ドラム9上に静電潜像を形成する書き込みヘッド11と、感光体ドラム9上の静電潜像を現像することにより現像画像を形成する現像器12と、現像画像が転写された用紙4(記録媒体)、又は現像画像が転写された中間転写ベルト5を搬送する駆動ローラ7、及び従動ローラ8(搬送手段)と、を備えた画像形成装置であって、各発光素子の光量を補正するための第1補正データ、及び第1補正データとは所定の閾値以上異なる第2補正データを書き込みヘッド11に転送する補正データ転送制御部33dと、補正データ転送制御部33dから書き込みヘッド11に転送された第1補正データ、及び第2補正データにより夫々形成された現像画像の濃度を第1濃度、及び第2濃度として検出する濃度検出部17と、第1濃度と第2濃度との差分値を所定の閾値と比較する画像書き込み制御部33(ステップS8)と、を備えたこと特徴とする。
本発明によれば、書き込みヘッド11が、主走査方向(S方向)に配置した複数の発光素子11eの光を感光体ドラム9に照射して、感光体ドラム9を露光することにより感光体ドラム9上に静電潜像を形成する。現像器12が、感光体ドラム9上の静電潜像を現像することにより現像画像を形成する。駆動ローラ7、及び従動ローラ8(搬送手段)が、現像画像が転写された用紙4(記録媒体)、又は現像画像が転写された中間転写ベルト5を搬送する。補正データ転送制御部33dが、各発光素子の光量を補正するための第1補正データ、及び第1補正データとは所定の閾値以上異なる第2補正データを書き込みヘッド11に転送する。濃度検出部17が、補正データ転送制御部33dから書き込みヘッド11に転送された第1補正データ、及び第2補正データにより夫々形成された現像画像の濃度を第1濃度、及び第2濃度として検出する。画像書き込み制御部33が、第1濃度と第2濃度との差分値を所定の閾値と比較する。
このように、第1濃度と第2濃度との差分値を所定の閾値と比較することにより、書き込みヘッドに補正データを転送できているか否かを画像形成装置内で認識することができる。
<第2態様>
本態様の画像形成装置100A、100Bは、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下である場合に、補正データ転送制御部33dによる補正データの転送にエラーが生じたこととして認識することを特徴とする。
本発明によれば、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下である場合に、補正データ転送制御部33dによる補正データの転送エラーが生じたこととして認識する。
このように、第1濃度と第2濃度との間に差分値分の差異を設けたので、転送エラーの検出条件を具体化することができる。
<第3態様>
本態様の第1補正データ、及び第2補正データは、現像画像に生じる濃度差の検出を容易にするための補正データであることを特徴とする。
本発明によれば、第1補正データ、及び第2補正データは、現像画像に生じる濃度差の検出を容易にするための補正データである。
このように、第1補正データと第2補正データとの間に差異があるので、濃度の違いの検出を容易にすることができる。
<第4態様>
本態様の現像画像は、濃度検出部17が検出可能な領域内にあることを特徴とする。
本発明によれば、現像画像は濃度検出部17が検出可能な領域内にある。
このように、現像画像は濃度検出部17が検出可能な領域内にあるので、トナー消費量を濃度検出領域のみにおいて減らすことができる。
<第5態様>
本態様の現像画像は、1つの濃度検出部17を使用して検出することを特徴とする。
本発明によれば、現像画像は、1つの濃度検出部17を使用して検出する。
このように、1つの濃度検出部17を使用して現像画像を検出するこれにより、最小の構成を使用して転送エラーを検出することができる。
<第6態様>
本態様の画像形成装置100A、100Bは、画像書き込み制御部33の比較結果として、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、再度、補正データ転送制御部33dに転送動作を行わせ、画像書き込み制御部33に比較動作を行わせるように制御する制御部32を備えることを特徴とする。
本発明によれば、制御部32が、画像書き込み制御部33の比較結果として、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、再度、補正データ転送制御部33dに転送動作を行わせ、画像書き込み制御部33に比較動作を行わせるように制御する。
このように、制御部32が、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、再度、転送動作や、比較動作を行わせるので、補正データが転送エラーになった場合でも再転送を行うことができる。
<第7態様>
本態様の濃度検出部17は、主走査方向に直交する副走査方向の第1位置に配置された第1濃度検出部17Fと、第1位置とは異なる副走査方向の第2位置に配置された第2濃度検出部17Bと、を備え、画像書き込み制御部33は、第1濃度検出部17Fが検出した第1濃度と、第2濃度検出部17Bが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値と比較することを特徴とする。
本発明によれば、画像書き込み制御部33が、第1濃度検出部17Fが検出した第1濃度と、第2濃度検出部17Bが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値と比較する。
このように、第1濃度検出部17Fが検出した第1濃度と、第2濃度検出部17Bが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値と比較するので、第1濃度と第2濃度を比較するための記憶装置が不要となるという構成上の利点がある。
<第8態様>
本態様の濃度検出部17は、主走査方向の第1位置に配置された第1濃度検出部17Lと、第1位置とは異なる主走査方向の第2位置に配置された第2濃度検出部17Rと、を備え、画像書き込み制御部33は、第1濃度検出部17Lが検出した第1濃度と、第2濃度検出部17Rが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値とを比較することを特徴とする。
本発明によれば、濃度検出部17が、主走査方向の第1位置に配置された第1濃度検出部17Lと、第1位置とは異なる主走査方向の第2位置に配置された第2濃度検出部17Rと、を備え、画像書き込み制御部33は、第1濃度検出部17Lが検出した第1濃度と、第2濃度検出部17Rが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値とを比較する。
このように、主走査方向の第1位置に配置された第1濃度検出部17Lが検出した第1濃度と、第1位置とは異なる主走査方向の第2位置に配置された第2濃度検出部17Rが検出した第2濃度との差分値を所定の閾値とを比較するので、転送エラーを検出するのに要する搬送距離を低減することができる。
<第9態様>
本態様の画像形成装置100A、100Bは、第2補正データを画像形成に適切な補正データとすることを特徴とする。
本発明によれば、第2補正データを画像形成に適切な補正データとする。
このように、第2補正データを画像形成に適切な補正データとすることで、最後に送った補正データを適切な補正データとしておけば、再度転送する手間を削減することができる。
<第10態様>
本態様の画像形成装置100A、100Bは、操作表示部29を備え、画像書き込み制御部33は、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、操作表示部29を用いて警告することを特徴とする。
本発明によれば、画像書き込み制御部33が、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、操作表示部29を用いて警告する。
このように、第1濃度と第2濃度との差分値が所定の閾値以下だった場合に、操作表示部29を用いて警告するので、転送エラーにユーザに認識させることができる。
4…用紙、5…中間転写ベルト、6…画像形成部、7…駆動ローラ、8…従動ローラ、9…感光体ドラム、10…帯電器、11…書き込みヘッド、11a…メモリ、11b…ドライバIC、11c…発光時間調整部、11d…駆動電流調整部、11e…発光素子、12…現像器、13…除電器、15…転写器、16…定着器、17…濃度検出部、17a…発光部、17b…正反射光受光部、17c…拡散反射光受光部、17B、17F、17L、17R…濃度検出部、24…コンピュータインタフェース部、25…副制御部、26…プリントジョブ管理部、27…作像プロセス部、28…定着部、29…操作表示部、30…記憶部、31…読取部、32…制御部、33…制御部、33a…補正データ制御部、33b…補正データ読出し制御部、33c…補正データ調整制御部、33d…補正データ転送制御部、34…ラインメモリ、51…濃度パターン、52…濃度パターン、72…濃度パターン、81…濃度パターン、100A、100B…画像形成装置
特開2015−110327公報

Claims (10)

  1. 主走査方向に配置した複数の発光素子の光を感光体に照射して、前記感光体を露光することにより前記感光体上に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記感光体上の静電潜像を現像することにより現像画像を形成する現像手段と、
    前記現像画像が転写された記録媒体、又は前記現像画像が転写された中間転写ベルトを搬送する搬送手段と、を備えた画像形成装置であって、
    前記各発光素子の光量を補正するための第1補正データ、及び前記第1補正データとは所定の閾値以上異なる第2補正データを前記露光手段に転送する補正データ転送手段と、
    前記補正データ転送手段から前記露光手段に転送された前記第1補正データ、及び前記第2補正データにより夫々形成された前記現像画像の濃度を第1濃度、及び第2濃度として検出する濃度検出手段と、
    前記第1濃度と前記第2濃度との差分値を前記所定の閾値と比較する比較手段と、
    を備えたこと特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1濃度と前記第2濃度との前記差分値が前記所定の閾値以下である場合に、前記補正データ転送手段による補正データの転送にエラーが生じたこととして認識することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1補正データ、及び前記第2補正データは、前記現像画像に生じる濃度差の検出を容易にするための補正データであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記現像画像は、前記濃度検出手段が検出可能な領域内にあることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記現像画像は、1つの前記濃度検出手段を使用して検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記比較手段の比較結果として、前記第1濃度と前記第2濃度との前記差分値が前記所定の閾値以下だった場合に、再度、前記補正データ転送手段に前記転送動作を行わせ、前記比較手段に前記比較動作を行わせるように制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記濃度検出手段は、前記主走査方向に直交する副走査方向の第1位置に配置された第1濃度検出手段と、前記第1位置とは異なる前記副走査方向の第2位置に配置された第2濃度検出手段と、を備え、
    前記比較手段は、前記第1濃度検出手段が検出した第1濃度と、前記第2濃度検出手段が検出した第2濃度との差分値を前記所定の閾値と比較することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記濃度検出手段は、前記主走査方向の第1位置に配置された第1濃度検出手段と、前記第1位置とは異なる前記主走査方向の第2位置に配置された第2濃度検出手段と、を備え、
    前記比較手段は、前記第1濃度検出手段が検出した第1濃度と、前記第2濃度検出手段が検出した第2濃度との差分値を前記所定の閾値とを比較することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 第2補正データを画像形成に適切な補正データとすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 警告手段を備え、
    前記比較手段は、前記第1濃度と前記第2濃度との差分値が前記所定の閾値以下だった場合に、前記警告手段を用いて警告することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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