JP2017203244A - 移動式トンネル防音扉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネルの内面と防音パネルの外側辺との間を容易かつ安全に閉塞できる移動式トンネル防音扉装置を提供すること。
【解決手段】本発明の移動式トンネル防音扉装置10は、円筒状に膨らむ管体30を有し、管体30の端部に接続用ファスナー33が設けられ、接続用ファスナー33によって複数の管体30が連接され、連接された複数の管体30が、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間に配置され、膨らんだ管体30によって、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トンネルの坑口又は坑内を閉塞する移動式トンネル防音扉装置に関する。
例えば特許文献1及び特許文献2のように、防音パネルを備えた移動式トンネル防音扉装置が提案されている。
また、特許文献3には、トンネルの天井部、側面部及び開口部を、バルーンによって閉塞する切羽封じ込め装置が提案されている。
特開2014−173362号公報 特開2014−221993号公報 特開2015−52266号公報
特許文献1の移動式トンネル防音扉装置によれば移動作業に携わる作業員を目視により認識でき、災害防止にもつながる。また、特許文献2の移動式トンネル防音壁のダンパー装置によれば、更に、ダンバーによる風管内の圧力損失を無くし、電力ロスを無くすことができる。しかし、側部防音パネル及び上部防音パネルの円弧状の外側辺とトンネルの内面との間を、リブ補強した鉄板で閉塞する必要がある。鉄板の総重量は約400〜500kgになるため、防音パネルの外側辺とトンネルの内面との間を、より簡易かつ安全に閉塞する手段が求められている。
なお、特許文献3の切羽封じ込め装置は、車両が通行するトンネルの中心付近の開口部を含めたトンネル抗口全体を、膨張したバルーンによって閉塞しようとするものであり、防音パネルの外側辺とトンネルの内面との間を閉塞するものではない。
そこで本発明は、トンネルの内面と防音パネルの外側辺との間を容易かつ安全に閉塞できる移動式トンネル防音扉装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の移動式トンネル防音扉装置は、車両が出入りする主扉と、前記主扉の上側に配置される上部防音パネルと、前記主扉の両側に配置される側部防音パネルと、前記主扉、前記側部防音パネル、及び前記上部防音パネルを支える台座とを備え、前記上部防音パネル及び前記側部防音パネルは外側辺を有し、トンネルの坑口又は坑内を閉塞する移動式トンネル防音扉装置であって、円筒状に膨らむ管体を有し、前記管体の端部に接続用ファスナーが設けられ、前記接続用ファスナーによって複数の管体が連接され、連接された複数の管体が、前記トンネルの内面と前記外側辺との間に配置され、膨らんだ前記管体によって、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体の胴部に帯体が設けられ、前記帯体と前記外側辺とは連結材によって接続されていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体の前記胴部を受ける受け部材が前記外側辺に設けられ、前記受け部材の少なくとも一部に異形鉄筋材が用いられ、前記連結材は、前記異形鉄筋材を用いて接続されていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体の胴部には、前記管体内に気体を導入出させるエアバルブが設けられ、前記管体は、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞しているときに前記エアバルブが反切羽方向の面となるように配置されていることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体は、前記気体の導入によって膨らむ内套管と、前記内套管の膨張によって膨らむ外套管とで構成され、前記外套管には、前記内套管を収納する収納用ファスナーが設けられ、前記収納用ファスナーは、前記外套管の長手方向に設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体は、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞しているときに前記収納用ファスナーが反切羽方向の面となるように配置されていることを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項2に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記帯体として、少なくとも第1の帯体と第2の帯体とが設けられ、前記第1の帯体と前記第2の帯体とは、前記管体の中心に対して60度から120度までの範囲となるように位置していることを特徴とする。
本発明によれば、トンネルの内面と防音パネルの外側辺との間を容易かつ安全に閉塞できる移動式トンネル防音扉装置を提供できる。
本発明の一実施例による移動式トンネル防音扉装置をトンネルの外から見た正面図 同移動式トンネル防音扉装置の右側面図 同移動式トンネル防音扉装置の左側面図 同移動式トンネル防音扉装置の管体及び受け部材を示す図 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 本発明の他の実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真
本発明の第1の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置は、円筒状に膨らむ管体を有し、管体の端部に接続用ファスナーが設けられ、接続用ファスナーによって複数の管体が連接され、連接された複数の管体が、トンネルの内面と外側辺との間に配置されて、膨らんだ管体によって、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞するものである。本実施の形態によれば、円筒状に膨らむ管体を用いて、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞するため、トンネルの坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル内における移動式トンネル防音扉装置の移動が容易であり、更にはトンネル内面へのコンクリートの打設前後にも対応できる。また、本実施の形態によれば、接続用ファスナーによって複数の管体を連接するため、トンネルの坑口又は抗内の大きさにあわせた数の管体を用いて対応できる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体の胴部に帯体が設けられ、帯体と外側辺とは連結材によって接続されているものである。本実施の形態によれば、管体は膨張によってトンネルの内面と外側辺との間に密着固定されるが、連結材で接続することで、発破時に過大の圧力が加わっても確実に閉塞を維持できる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体の胴部を受ける受け部材が外側辺に設けられ、受け部材の少なくとも一部に異形鉄筋材が用いられ、連結材は、異形鉄筋材を用いて接続されているものである。本実施の形態によれば、異形鉄筋材を用いることで、例えば連結材として接続紐や結束バンドを用いた場合に、連結材の滑りを防止できる。
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体の胴部には、管体内に気体を導入出させるエアバルブが設けられ、管体は、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞しているときにエアバルブが反切羽方向の面となるように配置されているものである。本実施の形態によれば、発破による飛び石からの影響を最小限に抑えることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体は、気体の導入によって膨らむ内套管と、内套管の膨張によって膨らむ外套管とで構成され、外套管には、内套管を収納する収納用ファスナーが設けられ、収納用ファスナーは、外套管の長手方向に設けられているものである。本実施の形態によれば、内套管と外套管とを用いることで、内套管と外套管との素材を変えることができ、例えば内套管には外套管よりも伸縮性に優れた素材を用い、外套管には内套管よりも厚い素材で、トンネルの内面との摩擦や発破による飛び石に対応できる耐久性、及び防音性の高い素材を用いることができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体は、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞しているときに収納用ファスナーが反切羽方向の面となるように配置されている、ものである。本実施の形態によれば、発破による飛び石からの影響を最小限に抑えることができる。
本発明の第7の実施の形態は、第2の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、帯体として、少なくとも第1の帯体と第2の帯体とが設けられ、第1の帯体と第2の帯体とは、管体の中心に対して60度から120度までの範囲となるように位置しているものである。本実施の形態によれば、切羽方向の面と反切羽方向の面とを連結材によって接続でき、確実に閉塞を維持できる。
以下本発明の実施例について図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例による移動式トンネル防音扉装置をトンネルの外から見た正面図である。
移動式トンネル防音扉装置10は、車両が出入りする観音開きの主扉11と、主扉11の両側に配置される側部防音パネル12と、主扉11の上側に配置される上部防音パネル13と、主扉11、側部防音パネル12、及び上部防音パネル13を支える台座14とを備え、トンネル60の坑口又は坑内を閉塞する。
主扉11は、長方形状の2枚の鋼製パネル板で構成される。
側部防音パネル12は、主扉11側の直線状の内側辺と、台座14側の直線状の底辺と、トンネル60内面側の円弧状の外側辺12aとで囲まれる鋼製パネル板で構成される。
上部防音パネル13は、側部防音パネル12側の直線状の内側辺と、主扉11側の直線状の底辺と、トンネル60内面側の円弧状の外側辺13aとで囲まれる鋼製パネル板で構成される。
主扉11は、一対の支柱15の間に配置され、側部防音パネル12は、支柱15の外側に配置される。
台座14は、支柱15の下部に配置される。
なお、本実施例においては、主扉11、側部防音パネル12及び上部防音パネル13を構成するそれぞれのパネル板を鋼製(金属製)としているが、トンネルの掘削工事において発生する重機音や発破音等に対する十分な防音性能を確保できるのであれば、軽量化等を目的としてパネル板の一部に金属以外の材料を用いてもよい。
主扉11は、蝶番16で支柱15に取り付けられ、切羽方向に開く内開きとしている。
主扉11は、例えばかんぬき部材のような閉塞部材18によって閉塞状態を維持される。閉塞部材18は、切羽側に設けている。
トンネル発破時に発生する圧力は主扉11の切羽側の面に加わるが、主扉11を内開きとしていることで、主扉11の閉塞部材18の負担を軽減できる。
上部防音パネル13には、風管開口部20を設けている。
本実施例による移動式トンネル防音壁10は、重機によって牽引され、トンネル60の坑口又は坑内に設置され、トンネル60の坑口又は坑内から撤去される。
トンネル60の大きさは現場によって異なる。移動式トンネル防音壁10は、トンネル60の様々な大きさに対応できるように、トンネル60の内径よりも小さく製造される。したがって、トンネル60の内面と側部防音パネル12の外側辺12aとの間、及びトンネル60の内面と上部防音パネル13の外側辺13aとの間には、数センチから数十センチの間隔が生じる。なお、防音性能の観点からすると、トンネル60の内面と側部防音パネル12の外側辺12aとの間、及びトンネル60の内面と上部防音パネル13の外側辺13aとの間の間隔は小さいほうがよく、それぞれ80センチ以下の間隔とすることが好ましい。
この間を閉塞するために、側部防音パネル12の外側辺12a及び上部防音パネル13の外側辺13a(以下、単に「外側辺12a、13a」とする)には、連接された複数の管体30が全周にわたって設けられている。
管体30は、内部に気体が導入されることによって円筒状に膨張する。膨張した管体30は、側部防音パネル12の外側辺12a及び上部防音パネル13の外側辺13a(以下、単に「外側辺12a、13a」とする)とトンネル60の内面との間に密着固定する。これにより、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間が膨張した管体30によって閉塞され、高い防音性能が得られる。
このように、収縮及び膨張自在の管体30を用いて、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル60内における移動式トンネル防音扉装置10の移動が容易である。また、間を鉄板で塞ぐ場合と比べて作業時間を短縮でき、かつ安全に施工できる。また、移動式トンネル防音壁10を軽量化できる。
図2は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の右側面断面図、図3は同移動式トンネル防音扉装置の左側面断面図である。
図2では、トンネルの内面が支保工61で覆われた状態を示している。また、図3では、支保工61の上にコンクリート62が施工された状態を示している。
外側辺12a、13aには、管体30の胴部30aを受ける受け部材50が設けられている。受け部材50は、側部防音パネル12又は上部防音パネル13よりも前後(切羽方向及び反切羽方向)に張り出すように設けられている。膨張した管体30の胴部30aは、一方の面が受け部材50に密着し、他方の面が支保工61又はコンクリート62に密着する。受け部材50を設けることによって、管体30の脱落をより確実に防止できる。
トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔は、支保工61で覆われた状態(図2)よりもコンクリート62で覆われた状態(図3)の方が狭い。したがって、膨張した管体30は、支保工61で覆われた状態では断面が正円に近い形状となり、コンクリート62で覆われた状態では断面が楕円形に近い形状となる。このように、管体30はトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔に応じて形状が変化するので、管体30を交換することなく、トンネル60の内面へのコンクリートの打設前後にも対応できる。
なお、図2のように、膨張した管体30の断面形状が正円に近くなる場合は、管体30とトンネル60の内面との接触面積が少ない。しかしながら、支保工61で覆われた状態ではトンネル60の内面が粗く摩擦抵抗が大きいため、管体30のずり落ちが防止される。
また、掘削完了後に2次覆工面(仕上面)が施工されると、トンネル60の内面が滑らかになり摩擦抵抗が小さくなる。しかしながら、その場合にはトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔が図2に示す状態よりも狭くなっており、図3のように、膨張した管体30の断面形状が楕円形に近くなる。そのため、管体30とトンネル60の内面との接触面積が増え、管体30のずり落ちが防止される。
なお、台座14の上部には、外方構造体21と内方構造体22とを有している。また、台座14の下部には、複数のコロ23を有している。
また、上部防音パネル13には、風管接続用開口24や遮音ダンパー25を設けている。
図4は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の管体及び受け部材を示す図であり、 図4(a)は管体の切羽側の面を示す正面図、図4(b)は(a)の側面断面図、図4(c)は受け部材の側面断面図、図4(d)は(c)の上面断面図である。
管体30の胴部30aには、接続用ファスナー33、帯体34、収納用ファスナー35、及びエアバルブ36が設けられている。
管体30は、気体の導入によって円筒状に膨らむ内套管31と、内套管31の膨張によって円筒状に膨らむ外套管32とで構成される二重構造となっている。内套管31には、エアバルブ36を介して気体が導入出される。
内套管31と外套管32とを用いることで、内套管31の素材と外套管32の素材とを変えることができ、例えば内套管31には外套管32よりも伸縮性に優れた薄い素材を用い、外套管32には内套管31よりも厚い素材で、トンネル60の内面との摩擦や発破による飛び石に対応できる耐久性、及び防音性の高い素材を用いることができる。なお、高い耐久性や防音性が要求されない場合には、管体30を一重構造としてもよい。
外套管32は、内套管31よりも一回り大きく形成され、内套管31を出し入れするための開口部を有する。開口部は、長手方向に、外套管32の一方の端部から他方の端部にかけて設けられている。開口部には、収納用ファスナー35が設けられており、収納用ファスナー35で開口部を開閉できる。
内套管31は、外套管32の収納用ファスナー35を開いて外套管32の内部に配置される。内套管31は、外套管32内において外套管32に接続されておらず、内套管31と外套管32とは独立している。なお、外套管32の内部に複数の内套管31を配置してもよい。
エアバルブ36は、内套管31への気体の導入出に用いられる。エアバルブ36の気体導入出口は、一端が内套管31に配置され、他端が外套管32の外に露出するように配置されている。他端を外套管32から露出させることによって、内套管31への気体の導入出作業が容易となる。
また、エアバルブ36は、収納用ファスナー35の近傍に配置される。これにより、収納用ファスナー35及びエアバルブ36を同一方向に向けて管体30を設置することができる。
また、接続用ファスナー33は、管体30の端部に環状に設けられている。
帯体34は、細長い帯状であり、長手方向に、外套管32の一方の端部から他方の端部にかけて、収納用ファスナー35よりも短く設けられている。なお、帯体34は材質等によって適宜形状や配置を変更してもよい。例えば、帯体34を小片に形成し、外套管32の一方の端部から他方の端部にかけて所定間隔で複数設けたり、小片に形成した帯体34を、両端部のみに設けたりすることができる。
帯体34は、その四辺のうち長手方向の一辺のみが管体30と接続しており、外套管32に対して起立できる。また、帯体34には、小孔34Aが所定間隔で形成されている。
帯体34は、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとからなる。第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとは、管体30の周方向に離間して設けられている。第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとは、両者の間隔βが管体30の中心αに対して60度から120度までの範囲となるように位置させることが好ましい。管体30を受け部材50に設置する際は、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとの間(間隔βの領域)に、受け部材50を位置させる。これにより、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yを、切羽方向の面と反切羽方向の面に分けて位置させることができる。
受け部材50は、外側辺12a、13aに複数設けられ、管体30の胴部30aを受けることによって管体30の脱落を防止する。
受け部材50の幅W1は、外側辺12a、13aの幅W2よりも大きく形成されており、受け部材50は、外側辺12a、13aの前後に張り出して設置される。これにより、管体30の脱落を確実に防止できるとともに、管体30が外側辺12a、13aの角部のエッジに当たって破損することを防止できる。
受け部材50は、長方形のフレーム51と、フレーム51の内側に架け渡される二つの固定プレート52を備え、長手方向が外側辺12a、13aの周方向となるように配置されている。固定プレート52は、一端が一方の長手フレーム51aに、他端が他方の長手フレーム51bに溶接されている。固定プレート52を外側辺12a、13aに複数のボルト53で取り付けることによって、受け部材を外側辺12a、13aに固定できる。
受け部材50と外側辺12a、13aとの接続をボルト53で行う構造とすることによって、現場で受け部材50の取付け・取外しができる。したがって、運搬時には、受け部材50を側部防音パネル12及び上部防音パネル13から取外しておくことで、各部材を効率よく車両に積み重ねることができる。
図5は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、外側辺に取り付けられた受け部材を示す。図5(a)と図5(b)とは撮影した角度が異なる。
図5に示すように、受け部材50は、外側辺12a、13aに沿って複数設けられている。なお、受け部材50を複数設けるのではなく、アーチ状に形成した一つの受け部材50を外側辺12a、13aに取付けてもよい。
図6は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、管体と受け部材との連結状態を示す。図6(a)は管体を受け部に配置する途中の状態を上方から撮影し、図6(b)は管体を受け部に配置した状態を下方から撮影している。
図6に示すように、帯体34と外側辺12a、13aとは連結材40によって接続されている。管体30は、膨張によってトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間に密着固定されるが、さらに連結材40で接続することで、発破時に過大な圧力が加わっても確実に閉塞を維持できる。
連結材40は、例えば接続紐(結束糸又はナイロン製結束バンド等)である。本実施例では、連結材40を帯体34の小孔34Aに通し、外側辺12a、13aに設けられた受け部材50のフレーム51に結束している。
受け部材50のフレーム51には、表面に凹凸の突起が設けられた異形鉄筋材を用いている。連結材40を受けるフレーム51に丸鋼を用いた場合には、連結材40が滑って最適な受け位置から移動してしまう。これに対して、本実施例のように連結材40に異形鉄筋材を用いた場合には、表面に設けられた凹凸の突起によって連結材40の移動が防止され、最適な受け位置を保持できる。
また、受け部材50は、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとの間に位置しており、第1の帯体34Xが一方の長手フレーム51aに接続され、第2の帯体34Yが他方の長手フレーム51bに接続されている。これにより、切羽方向の面と反切羽方向の面とを連結材40によって外側辺12a、13aに接続でき、確実に閉塞を維持できる。
図7は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、管体の1つを膨張させた状態を示す。図7(a)は反切羽方向の面、図7(b)は切羽方向の面である。なお、トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
収納用ファスナー35及びエアバルブ36は、管体30の反切羽方向の面であって、受け部材50に密着した一方の面とトンネル60の内面に密着した他方の面との略中間位置となるように配置される。これにより、発破による飛び石からの影響を最小限に抑えることができる。
また、管体30の端部は接続用ファスナー33よりも側方に膨張する。これにより、隣接する管体30の端部同士を密着させることができる。
図8は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、図8(a)は気体が導入されていない状態の管体を示し、図8(b)は気体が導入された状態の管体を示している。なお、トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
図8では、複数の管体30を接続用ファスナー33で接続している。ファスナー方式は接続が容易で引っ張り強度に優れるため、管体30の設置を簡易に行うことができるとともに、管体30同士を強固に接続できる。
接続用ファスナー33によって複数の管体30を連接するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさにあわせた数の管体30を用いて対応できる。また、一つの管体30が破損した場合には、その破損した管体30だけを交換することができる。また、例えば、長手方向が第一の寸法で形成された管体30の他に、長手方向が第一の寸法とは異なる第二の寸法で形成された管体30を調整用として準備しておくことで、設置の際に、複数の管体30の周方向の合計寸法を、トンネル60の内径(外側辺12a、13aの外径)に合わせやすくなる。
移動式トンネル防音扉装置10を移動させる際は、図8(a)示すように管体30を収縮させた状態とすることで、容易に移動させることができる。また、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞する場合には、図8(b)に示すように管体30に気体を導入して膨張させることで、管体30をトンネル60の内面に密着させて間を閉塞することができる。なお、図8ではトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔が狭いため、膨張した管体30は、押しつぶされたような形状となっている。
このように、気体の導入出によって、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞したり閉塞を解除したりすることができるので、鉄板等で間を閉塞する場合と比べて、作業が容易かつ安全になる。
図9は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、複数接続された管体を膨張させた状態を示す。図9(a)は反切羽側の面、図9(b)は切羽側の面である。なお、トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
図8に比べて、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔が広いため、膨張した管体30は、断面が正円に近い形状となっている。
以下本発明の他の実施例による移動式トンネル防音扉装置について説明する。
図10は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、複数接続された管体の膨張した状態の反切羽側の面を示す。トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
なお、本実施例は、図1から図9に示す実施例と下記の点で相違するのみで、その他の構成は同一であるため、説明を省略する。
本実施例では、接続用ファスナー33よりも側方に膨張した端部同士を当接させることによって、隣接する管体30を接続している。このように、隣接する管体30の接続の一部は、接続用ファスナー30による接続としないこともできる。
以上のように、移動式トンネル防音扉装置10は、円筒状に膨らむ管体30を用いて、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル60内の移動が容易であり、更にはトンネル60の内面へのコンクリート62の打設前後にも対応できる。また、接続用ファスナー33によって複数の管体30を連接するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさに合わせた数の管体30を用いて対応できる。
本発明の移動式トンネル防音扉装置は、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を容易かつ安全に閉塞できる。また、トンネル60の坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル60内における移動式トンネル防音扉装置10の移動が容易である。
10 移動式トンネル防音扉装置
11 主扉
12 側部防音パネル
12a 外側辺
13 上部防音パネル
13a 外側辺
14 台座
30 管体
30a 胴部
31 内套管
32 外套管
33 接続用ファスナー
34 帯体
34a 小孔
34X 第1の帯体
34Y 第2の帯体
35 収納用ファスナー
36 エアバルブ
40 連結材
50 受け部材
60 トンネル
α 管体の中心
本発明は、トンネルの坑口又は坑内を閉塞する移動式トンネル防音扉装置に関する。
例えば特許文献1及び特許文献2のように、防音パネルを備えた移動式トンネル防音扉装置が提案されている。
また、特許文献3には、トンネルの天井部、側面部及び開口部を、バルーンによって閉塞する切羽封じ込め装置が提案されている。
特開2014−173362号公報 特開2014−221993号公報 特開2015−52266号公報
特許文献1の移動式トンネル防音扉装置によれば移動作業に携わる作業員を目視により認識でき、災害防止にもつながる。また、特許文献2の移動式トンネル防音壁のダンパー装置によれば、更に、ダンバーによる風管内の圧力損失を無くし、電力ロスを無くすことができる。しかし、側部防音パネル及び上部防音パネルの円弧状の外側辺とトンネルの内面との間を、リブ補強した鉄板で閉塞する必要がある。鉄板の総重量は約400〜500kgになるため、防音パネルの外側辺とトンネルの内面との間を、より簡易かつ安全に閉塞する手段が求められている。
なお、特許文献3の切羽封じ込め装置は、車両が通行するトンネルの中心付近の開口部を含めたトンネル抗口全体を、膨張したバルーンによって閉塞しようとするものであり、防音パネルの外側辺とトンネルの内面との間を閉塞するものではない。
そこで本発明は、トンネルの内面と防音パネルの外側辺との間を容易かつ安全に閉塞できる移動式トンネル防音扉装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の移動式トンネル防音扉装置は、車両が出入りする主扉と、前記主扉の上側に配置される上部防音パネルと、前記主扉の両側に配置される側部防音パネルと、前記主扉、前記側部防音パネル、及び前記上部防音パネルを支える台座とを備え、前記上部防音パネル及び前記側部防音パネルは外側辺を有し、トンネルの坑口又は坑内を閉塞する移動式トンネル防音扉装置であって、内部に導入された気体によって円筒状に膨らむ管体を有し、前記管体の端部に接続用ファスナーが設けられ、前記接続用ファスナーによって複数の前記管体が連接され、連接された複数の前記管体が、前記トンネルの内面と前記外側辺との間に配置され、膨らんだ前記管体によって、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞することを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体の胴部に帯体が設けられ、前記帯体と前記外側辺とは連結材によって接続されていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体の前記胴部を受ける受け部材が前記外側辺に設けられ、前記受け部材の少なくとも一部に異形鉄筋材が用いられ、前記連結材は、前記異形鉄筋材を用いて接続されていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体の胴部には、前記管体内に前記気体を導入出させるエアバルブが設けられ、前記管体は、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞しているときに前記エアバルブが反切羽方向の面となるように配置されていることを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体は、前記気体の導入によって膨らむ内套管と、前記内套管の膨張によって膨らむ外套管とで構成され、前記外套管には、前記内套管を収納する収納用ファスナーが設けられ、前記収納用ファスナーは、前記外套管の長手方向に設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項5に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記管体は、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞しているときに前記収納用ファスナーが反切羽方向の面となるように配置されていることを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項2に記載の移動式トンネル防音扉装置において、前記帯体として、少なくとも第1の帯体と第2の帯体とが設けられ、前記第1の帯体と前記第2の帯体とは、前記管体の中心に対して60度から120度までの範囲となるように位置していることを特徴とする。
本発明によれば、トンネルの内面と防音パネルの外側辺との間を容易かつ安全に閉塞できる移動式トンネル防音扉装置を提供できる。
本発明の一実施例による移動式トンネル防音扉装置をトンネルの外から見た正面図 同移動式トンネル防音扉装置の右側面図 同移動式トンネル防音扉装置の左側面図 同移動式トンネル防音扉装置の管体及び受け部材を示す図 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 同移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真 本発明の他の実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真
本発明の第1の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置は、内部に導入された気体によって円筒状に膨らむ管体を有し、管体の端部に接続用ファスナーが設けられ、接続用ファスナーによって複数の管体が連接され、連接された複数の管体が、トンネルの内面と外側辺との間に配置されて、膨らんだ管体によって、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞するものである。本実施の形態によれば、円筒状に膨らむ管体を用いて、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞するため、トンネルの坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル内における移動式トンネル防音扉装置の移動が容易であり、更にはトンネル内面へのコンクリートの打設前後にも対応できる。また、本実施の形態によれば、接続用ファスナーによって複数の管体を連接するため、トンネルの坑口又は抗内の大きさにあわせた数の管体を用いて対応できる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体の胴部に帯体が設けられ、帯体と外側辺とは連結材によって接続されているものである。本実施の形態によれば、管体は膨張によってトンネルの内面と外側辺との間に密着固定されるが、連結材で接続することで、発破時に過大の圧力が加わっても確実に閉塞を維持できる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体の胴部を受ける受け部材が外側辺に設けられ、受け部材の少なくとも一部に異形鉄筋材が用いられ、連結材は、異形鉄筋材を用いて接続されているものである。本実施の形態によれば、異形鉄筋材を用いることで、例えば連結材として接続紐や結束バンドを用いた場合に、連結材の滑りを防止できる。
本発明の第4の実施の形態は、第1の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体の胴部には、管体内に気体を導入出させるエアバルブが設けられ、管体は、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞しているときにエアバルブが反切羽方向の面となるように配置されているものである。本実施の形態によれば、発破による飛び石からの影響を最小限に抑えることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1から第4のいずれかの実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体は、気体の導入によって膨らむ内套管と、内套管の膨張によって膨らむ外套管とで構成され、外套管には、内套管を収納する収納用ファスナーが設けられ、収納用ファスナーは、外套管の長手方向に設けられているものである。本実施の形態によれば、内套管と外套管とを用いることで、内套管と外套管との素材を変えることができ、例えば内套管には外套管よりも伸縮性に優れた素材を用い、外套管には内套管よりも厚い素材で、トンネルの内面との摩擦や発破による飛び石に対応できる耐久性、及び防音性の高い素材を用いることができる。
本発明の第6の実施の形態は、第5の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、管体は、トンネルの内面と外側辺との間を閉塞しているときに収納用ファスナーが反切羽方向の面となるように配置されている、ものである。本実施の形態によれば、発破による飛び石からの影響を最小限に抑えることができる。
本発明の第7の実施の形態は、第2の実施の形態による移動式トンネル防音扉装置において、帯体として、少なくとも第1の帯体と第2の帯体とが設けられ、第1の帯体と第2の帯体とは、管体の中心に対して60度から120度までの範囲となるように位置しているものである。本実施の形態によれば、切羽方向の面と反切羽方向の面とを連結材によって接続でき、確実に閉塞を維持できる。
以下本発明の実施例について図面とともに詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例による移動式トンネル防音扉装置をトンネルの外から見た正面図である。
移動式トンネル防音扉装置10は、車両が出入りする観音開きの主扉11と、主扉11の両側に配置される側部防音パネル12と、主扉11の上側に配置される上部防音パネル13と、主扉11、側部防音パネル12、及び上部防音パネル13を支える台座14とを備え、トンネル60の坑口又は坑内を閉塞する。
主扉11は、長方形状の2枚の鋼製パネル板で構成される。
側部防音パネル12は、主扉11側の直線状の内側辺と、台座14側の直線状の底辺と、トンネル60内面側の円弧状の外側辺12aとで囲まれる鋼製パネル板で構成される。
上部防音パネル13は、側部防音パネル12側の直線状の内側辺と、主扉11側の直線状の底辺と、トンネル60内面側の円弧状の外側辺13aとで囲まれる鋼製パネル板で構成される。
主扉11は、一対の支柱15の間に配置され、側部防音パネル12は、支柱15の外側に配置される。
台座14は、支柱15の下部に配置される。
なお、本実施例においては、主扉11、側部防音パネル12及び上部防音パネル13を構成するそれぞれのパネル板を鋼製(金属製)としているが、トンネルの掘削工事において発生する重機音や発破音等に対する十分な防音性能を確保できるのであれば、軽量化等を目的としてパネル板の一部に金属以外の材料を用いてもよい。
主扉11は、蝶番16で支柱15に取り付けられ、切羽方向に開く内開きとしている。
主扉11は、例えばかんぬき部材のような閉塞部材18によって閉塞状態を維持される。閉塞部材18は、切羽側に設けている。
トンネル発破時に発生する圧力は主扉11の切羽側の面に加わるが、主扉11を内開きとしていることで、主扉11の閉塞部材18の負担を軽減できる。
上部防音パネル13には、風管開口部20を設けている。
本実施例による移動式トンネル防音壁10は、重機によって牽引され、トンネル60の坑口又は坑内に設置され、トンネル60の坑口又は坑内から撤去される。
トンネル60の大きさは現場によって異なる。移動式トンネル防音壁10は、トンネル60の様々な大きさに対応できるように、トンネル60の内径よりも小さく製造される。したがって、トンネル60の内面と側部防音パネル12の外側辺12aとの間、及びトンネル60の内面と上部防音パネル13の外側辺13aとの間には、数センチから数十センチの間隔が生じる。なお、防音性能の観点からすると、トンネル60の内面と側部防音パネル12の外側辺12aとの間、及びトンネル60の内面と上部防音パネル13の外側辺13aとの間の間隔は小さいほうがよく、それぞれ80センチ以下の間隔とすることが好ましい。
この間を閉塞するために、側部防音パネル12の外側辺12a及び上部防音パネル13の外側辺13a(以下、単に「外側辺12a、13a」とする)には、連接された複数の管体30が全周にわたって設けられている。
管体30は、内部に気体が導入されることによって円筒状に膨張する。膨張した管体30は、側部防音パネル12の外側辺12a及び上部防音パネル13の外側辺13a(以下、単に「外側辺12a、13a」とする)とトンネル60の内面との間に密着固定する。これにより、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間が膨張した管体30によって閉塞され、高い防音性能が得られる。
このように、収縮及び膨張自在の管体30を用いて、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル60内における移動式トンネル防音扉装置10の移動が容易である。また、間を鉄板で塞ぐ場合と比べて作業時間を短縮でき、かつ安全に施工できる。また、移動式トンネル防音壁10を軽量化できる。
図2は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の右側面断面図、図3は同移動式トンネル防音扉装置の左側面断面図である。
図2では、トンネルの内面が支保工61で覆われた状態を示している。また、図3では、支保工61の上にコンクリート62が施工された状態を示している。
外側辺12a、13aには、管体30の胴部30aを受ける受け部材50が設けられている。受け部材50は、側部防音パネル12又は上部防音パネル13よりも前後(切羽方向及び反切羽方向)に張り出すように設けられている。膨張した管体30の胴部30aは、一方の面が受け部材50に密着し、他方の面が支保工61又はコンクリート62に密着する。受け部材50を設けることによって、管体30の脱落をより確実に防止できる。
トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔は、支保工61で覆われた状態(図2)よりもコンクリート62で覆われた状態(図3)の方が狭い。したがって、膨張した管体30は、支保工61で覆われた状態では断面が正円に近い形状となり、コンクリート62で覆われた状態では断面が楕円形に近い形状となる。このように、管体30はトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔に応じて形状が変化するので、管体30を交換することなく、トンネル60の内面へのコンクリートの打設前後にも対応できる。
なお、図2のように、膨張した管体30の断面形状が正円に近くなる場合は、管体30とトンネル60の内面との接触面積が少ない。しかしながら、支保工61で覆われた状態ではトンネル60の内面が粗く摩擦抵抗が大きいため、管体30のずり落ちが防止される。
また、掘削完了後に2次覆工面(仕上面)が施工されると、トンネル60の内面が滑らかになり摩擦抵抗が小さくなる。しかしながら、その場合にはトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔が図2に示す状態よりも狭くなっており、図3のように、膨張した管体30の断面形状が楕円形に近くなる。そのため、管体30とトンネル60の内面との接触面積が増え、管体30のずり落ちが防止される。
なお、台座14の上部には、外方構造体21と内方構造体22とを有している。また、台座14の下部には、複数のコロ23を有している。
また、上部防音パネル13には、風管接続用開口24や遮音ダンパー25を設けている。
図4は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の管体及び受け部材を示す図であり、 図4(a)は管体の切羽側の面を示す正面図、図4(b)は(a)の側面断面図、図4(c)は受け部材の側面断面図、図4(d)は(c)の上面断面図である。
管体30の胴部30aには、接続用ファスナー33、帯体34、収納用ファスナー35、及びエアバルブ36が設けられている。
管体30は、気体の導入によって円筒状に膨らむ内套管31と、内套管31の膨張によって円筒状に膨らむ外套管32とで構成される二重構造となっている。内套管31には、エアバルブ36を介して気体が導入出される。
内套管31と外套管32とを用いることで、内套管31の素材と外套管32の素材とを変えることができ、例えば内套管31には外套管32よりも伸縮性に優れた薄い素材を用い、外套管32には内套管31よりも厚い素材で、トンネル60の内面との摩擦や発破による飛び石に対応できる耐久性、及び防音性の高い素材を用いることができる。なお、高い耐久性や防音性が要求されない場合には、管体30を一重構造としてもよい。
外套管32は、内套管31よりも一回り大きく形成され、内套管31を出し入れするための開口部を有する。開口部は、長手方向に、外套管32の一方の端部から他方の端部にかけて設けられている。開口部には、収納用ファスナー35が設けられており、収納用ファスナー35で開口部を開閉できる。
内套管31は、外套管32の収納用ファスナー35を開いて外套管32の内部に配置される。内套管31は、外套管32内において外套管32に接続されておらず、内套管31と外套管32とは独立している。なお、外套管32の内部に複数の内套管31を配置してもよい。
エアバルブ36は、内套管31への気体の導入出に用いられる。エアバルブ36の気体導入出口は、一端が内套管31に配置され、他端が外套管32の外に露出するように配置されている。他端を外套管32から露出させることによって、内套管31への気体の導入出作業が容易となる。
また、エアバルブ36は、収納用ファスナー35の近傍に配置される。これにより、収納用ファスナー35及びエアバルブ36を同一方向に向けて管体30を設置することができる。
また、接続用ファスナー33は、管体30の端部に環状に設けられている。
帯体34は、細長い帯状であり、長手方向に、外套管32の一方の端部から他方の端部にかけて、収納用ファスナー35よりも短く設けられている。なお、帯体34は材質等によって適宜形状や配置を変更してもよい。例えば、帯体34を小片に形成し、外套管32の一方の端部から他方の端部にかけて所定間隔で複数設けたり、小片に形成した帯体34を、両端部のみに設けたりすることができる。
帯体34は、その四辺のうち長手方向の一辺のみが管体30と接続しており、外套管32に対して起立できる。また、帯体34には、小孔34Aが所定間隔で形成されている。
帯体34は、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとからなる。第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとは、管体30の周方向に離間して設けられている。第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとは、両者の間隔βが管体30の中心αに対して60度から120度までの範囲となるように位置させることが好ましい。管体30を受け部材50に設置する際は、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとの間(間隔βの領域)に、受け部材50を位置させる。これにより、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yを、切羽方向の面と反切羽方向の面に分けて位置させることができる。
受け部材50は、外側辺12a、13aに複数設けられ、管体30の胴部30aを受けることによって管体30の脱落を防止する。
受け部材50の幅W1は、外側辺12a、13aの幅W2よりも大きく形成されており、受け部材50は、外側辺12a、13aの前後に張り出して設置される。これにより、管体30の脱落を確実に防止できるとともに、管体30が外側辺12a、13aの角部のエッジに当たって破損することを防止できる。
受け部材50は、長方形のフレーム51と、フレーム51の内側に架け渡される二つの固定プレート52を備え、長手方向が外側辺12a、13aの周方向となるように配置されている。固定プレート52は、一端が一方の長手フレーム51aに、他端が他方の長手フレーム51bに溶接されている。固定プレート52を外側辺12a、13aに複数のボルト53で取り付けることによって、受け部材を外側辺12a、13aに固定できる。
受け部材50と外側辺12a、13aとの接続をボルト53で行う構造とすることによって、現場で受け部材50の取付け・取外しができる。したがって、運搬時には、受け部材50を側部防音パネル12及び上部防音パネル13から取外しておくことで、各部材を効率よく車両に積み重ねることができる。
図5は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、外側辺に取り付けられた受け部材を示す。図5(a)と図5(b)とは撮影した角度が異なる。
図5に示すように、受け部材50は、外側辺12a、13aに沿って複数設けられている。なお、受け部材50を複数設けるのではなく、アーチ状に形成した一つの受け部材50を外側辺12a、13aに取付けてもよい。
図6は本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、管体と受け部材との連結状態を示す。図6(a)は管体を受け部に配置する途中の状態を上方から撮影し、図6(b)は管体を受け部に配置した状態を下方から撮影している。
図6に示すように、帯体34と外側辺12a、13aとは連結材40によって接続されている。管体30は、膨張によってトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間に密着固定されるが、さらに連結材40で接続することで、発破時に過大な圧力が加わっても確実に閉塞を維持できる。
連結材40は、例えば接続紐(結束糸又はナイロン製結束バンド等)である。本実施例では、連結材40を帯体34の小孔34Aに通し、外側辺12a、13aに設けられた受け部材50のフレーム51に結束している。
受け部材50のフレーム51には、表面に凹凸の突起が設けられた異形鉄筋材を用いている。連結材40を受けるフレーム51に丸鋼を用いた場合には、連結材40が滑って最適な受け位置から移動してしまう。これに対して、本実施例のように連結材40に異形鉄筋材を用いた場合には、表面に設けられた凹凸の突起によって連結材40の移動が防止され、最適な受け位置を保持できる。
また、受け部材50は、第1の帯体34Xと第2の帯体34Yとの間に位置しており、第1の帯体34Xが一方の長手フレーム51aに接続され、第2の帯体34Yが他方の長手フレーム51bに接続されている。これにより、切羽方向の面と反切羽方向の面とを連結材40によって外側辺12a、13aに接続でき、確実に閉塞を維持できる。
図7は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、管体の1つを膨張させた状態を示す。図7(a)は反切羽方向の面、図7(b)は切羽方向の面である。なお、トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
収納用ファスナー35及びエアバルブ36は、管体30の反切羽方向の面であって、受け部材50に密着した一方の面とトンネル60の内面に密着した他方の面との略中間位置となるように配置される。これにより、発破による飛び石からの影響を最小限に抑えることができる。
また、管体30の端部は接続用ファスナー33よりも側方に膨張する。これにより、隣接する管体30の端部同士を密着させることができる。
図8は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、図8(a)は気体が導入されていない状態の管体を示し、図8(b)は気体が導入された状態の管体を示している。なお、トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
図8では、複数の管体30を接続用ファスナー33で接続している。ファスナー方式は接続が容易で引っ張り強度に優れるため、管体30の設置を簡易に行うことができるとともに、管体30同士を強固に接続できる。
接続用ファスナー33によって複数の管体30を連接するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさにあわせた数の管体30を用いて対応できる。また、一つの管体30が破損した場合には、その破損した管体30だけを交換することができる。また、例えば、長手方向が第一の寸法で形成された管体30の他に、長手方向が第一の寸法とは異なる第二の寸法で形成された管体30を調整用として準備しておくことで、設置の際に、複数の管体30の周方向の合計寸法を、トンネル60の内径(外側辺12a、13aの外径)に合わせやすくなる。
移動式トンネル防音扉装置10を移動させる際は、図8(a)示すように管体30を収縮させた状態とすることで、容易に移動させることができる。また、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞する場合には、図8(b)に示すように管体30に気体を導入して膨張させることで、管体30をトンネル60の内面に密着させて間を閉塞することができる。なお、図8ではトンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔が狭いため、膨張した管体30は、押しつぶされたような形状となっている。
このように、気体の導入出によって、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞したり閉塞を解除したりすることができるので、鉄板等で間を閉塞する場合と比べて、作業が容易かつ安全になる。
図9は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、複数接続された管体を膨張させた状態を示す。図9(a)は反切羽側の面、図9(b)は切羽側の面である。なお、トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
図8に比べて、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間隔が広いため、膨張した管体30は、断面が正円に近い形状となっている。
以下本発明の他の実施例による移動式トンネル防音扉装置について説明する。
図10は、本実施例による移動式トンネル防音扉装置の一部拡大写真であり、複数接続された管体の膨張した状態の反切羽側の面を示す。トンネル60の内面は、鋼板で模擬的に作製した。
なお、本実施例は、図1から図9に示す実施例と下記の点で相違するのみで、その他の構成は同一であるため、説明を省略する。
本実施例では、接続用ファスナー33よりも側方に膨張した端部同士を当接させることによって、隣接する管体30を接続している。このように、隣接する管体30の接続の一部は、接続用ファスナー30による接続としないこともできる。
以上のように、移動式トンネル防音扉装置10は、円筒状に膨らむ管体30を用いて、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を閉塞するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル60内の移動が容易であり、更にはトンネル60の内面へのコンクリート62の打設前後にも対応できる。また、接続用ファスナー33によって複数の管体30を連接するため、トンネル60の坑口又は抗内の大きさに合わせた数の管体30を用いて対応できる。
本発明の移動式トンネル防音扉装置は、トンネル60の内面と外側辺12a、13aとの間を容易かつ安全に閉塞できる。また、トンネル60の坑口又は抗内の大きさが異なっても対応でき、トンネル60内における移動式トンネル防音扉装置10の移動が容易である。
10 移動式トンネル防音扉装置
11 主扉
12 側部防音パネル
12a 外側辺
13 上部防音パネル
13a 外側辺
14 台座
30 管体
30a 胴部
31 内套管
32 外套管
33 接続用ファスナー
34 帯体
34a 小孔
34X 第1の帯体
34Y 第2の帯体
35 収納用ファスナー
36 エアバルブ
40 連結材
50 受け部材
60 トンネル
α 管体の中心

Claims (7)

  1. 車両が出入りする主扉と、
    前記主扉の上側に配置される上部防音パネルと、
    前記主扉の両側に配置される側部防音パネルと、
    前記主扉、前記側部防音パネル、及び前記上部防音パネルを支える台座と
    を備え、
    前記上部防音パネル及び前記側部防音パネルは外側辺を有し、
    トンネルの坑口又は坑内を閉塞する移動式トンネル防音扉装置であって、
    円筒状に膨らむ管体を有し、
    前記管体の端部に接続用ファスナーが設けられ、
    前記接続用ファスナーによって複数の管体が連接され、
    連接された複数の管体が、前記トンネルの内面と前記外側辺との間に配置され、膨らんだ前記管体によって、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞する
    ことを特徴とする移動式トンネル防音扉装置。
  2. 前記管体の胴部に帯体が設けられ、
    前記帯体と前記外側辺とは連結材によって接続されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動式トンネル防音扉装置。
  3. 前記管体の前記胴部を受ける受け部材が前記外側辺に設けられ、
    前記受け部材の少なくとも一部に異形鉄筋材が用いられ、
    前記連結材は、前記異形鉄筋材を用いて接続されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動式トンネル防音扉装置。
  4. 前記管体の胴部には、前記管体内に気体を導入出させるエアバルブが設けられ、
    前記管体は、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞しているときに前記エアバルブが反切羽方向の面となるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動式トンネル防音扉装置。
  5. 前記管体は、前記気体の導入によって膨らむ内套管と、前記内套管の膨張によって膨らむ外套管とで構成され、
    前記外套管には、前記内套管を収納する収納用ファスナーが設けられ、
    前記収納用ファスナーは、前記外套管の長手方向に設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動式トンネル防音扉装置。
  6. 前記管体は、前記トンネルの内面と前記外側辺との間を閉塞しているときに前記収納用ファスナーが反切羽方向の面となるように配置されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の移動式トンネル防音扉装置。
  7. 前記帯体として、少なくとも第1の帯体と第2の帯体とが設けられ、
    前記第1の帯体と前記第2の帯体とは、前記管体の中心に対して60度から120度までの範囲となるように位置している
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動式トンネル防音扉装置。
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