JP2014231723A - トンネル用拡散防止装置 - Google Patents

トンネル用拡散防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014231723A
JP2014231723A JP2013114094A JP2013114094A JP2014231723A JP 2014231723 A JP2014231723 A JP 2014231723A JP 2013114094 A JP2013114094 A JP 2013114094A JP 2013114094 A JP2013114094 A JP 2013114094A JP 2014231723 A JP2014231723 A JP 2014231723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
bag body
dust collector
bag
diffusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013114094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6248420B2 (ja
Inventor
小林 誠
Makoto Kobayashi
誠 小林
中村 亮
Akira Nakamura
亮 中村
晃士 荒川
Koshi Arakawa
晃士 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2013114094A priority Critical patent/JP6248420B2/ja
Publication of JP2014231723A publication Critical patent/JP2014231723A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6248420B2 publication Critical patent/JP6248420B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract


【課題】気密性やさらには耐衝撃性を損ねることなく、後ガスや粉塵あるいは重機の排ガスを効率よく処理する。
【解決手段】本発明に係るトンネル用拡散防止装置1の拡散防止用袋体5は、トンネルの底面3に対向する側で開放されコの字状周縁28を有してなる集塵機用開口29を形成してあるとともに、該拡散防止用袋体の外周縁部のうち、コの字状周縁28を除く外周縁部がトンネルの内周面6及び底面3に概ね当接するように構成してあり、集塵機用開口29は、そのコの字状周縁28がトンネルの底面3に設置される集塵機30の周囲を当接状態で取り囲むように構成してある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トンネルを掘削する際に用いられるトンネル用拡散防止装置に関する。
山岳トンネル工事では、地質が岩で構成されていることが多いため、発破による掘削が数多く採用されるが、火薬類を爆発させたときには、二酸化炭素や窒素といった無害なガス以外に、一酸化炭素や二酸化窒素をはじめ、爆薬の種類や発破対象となる岩石の種類によっては、塩化水素、二酸化硫黄、硫化水素といったさまざまな有毒ガスが発生する。
そのため、発破によってトンネル掘削を行うにあたっては、後ガスと呼ばれるこれらの有毒ガスに対し、同時に発生する大量の粉塵とともに、適切な安全措置あるいは環境対策が施されなければならない。
一方、発破時においては爆風が空気中を伝播するとともに、発破で生じた飛石が周囲に飛散するため、これらの爆風や飛石がトンネル内の諸設備を損傷させることがないよう、かつ作業員の安全が脅かされることがないよう、適切な対策を施すことも必要不可欠となる。
このような後ガス及び粉塵対策と爆風及び飛石対策を両立可能な措置として、空気が充填された袋体を切羽手前に壁状に立設してなる防護装置が提案されている(特許文献1)。
かかる防護装置においては、トンネル内空間を切羽の手前で仕切ることにより、切羽側空間から坑口側空間への後ガスあるいは粉塵の拡散防止を図りつつ、坑口側空間に設置された換気設備や集塵設備で後ガスや粉塵の処理を行うとともに、発破に伴って生じる爆風や飛石から上述の換気設備や集塵設備を保護することが期待される。
特開2005−54364号公報 特開2012−202092号公報
ここで、防護装置を構成する袋体には、切羽側の空間を坑口側の換気設備や集塵機に連通接続させるための送気口や吸気口を予め形成してあり、発破時には送気口や吸気口を一時的に塞いでおき、発破後、これらに送気管や吸気管を嵌め込んで換気設備や集塵機に接続した上、それらを作動させて後ガスや粉塵の処理を行う。
一方、防護装置は上述したように、発破時の爆風や飛石による衝撃から諸設備を保護するという役割と、発破前後にわたって切羽側空間の気密性を保持するという2つの役割を担っている。
そのため、送気口や吸気口を設けるにあたっては、袋体全体の強度が低下しないように、かつ気密性が低下しないようにする必要があり、それらの要請に応えるためには、開口の大きさをできるだけ小さくするのが望ましい。
しかしながら、送気口や吸気口、特に吸気口が小さ過ぎると、それらに接続する吸気管の断面積も当然ながら小さくなり、配管のエネルギー損失が大きくなって、後ガスや粉塵の処理に時間がかかるという問題を生じており、長大トンネルでは、全体の工程に与える影響が大きくなって、工程に遅延が生じる事態を招く。
ちなみに、自由断面掘削機と呼ばれる削岩機で地山を掘削する際や、発破に先立って爆薬を装填するための装薬孔をドリルジャンボと呼ばれる穿孔機で穿孔する際にも、切羽の手前側空間には粉塵が発生し、かかる粉塵や重機の排ガスに対しては、上述したと同様、空気が充填された袋体を切羽手前に壁状に立設してなる拡散防止装置が提案されているところ(特許文献2)、このような拡散防止装置においても、送気口や吸気口、特に吸気口が小さ過ぎると、それらに接続する吸気管の断面積も小さくなって配管のエネルギー損失が大きくなり、粉塵の処理に時間がかかるという同様の問題を生じていた。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、気密性やさらには耐衝撃性を何ら損ねることなく、後ガスや粉塵あるいは重機の排ガスを効率よく処理することが可能なトンネル用拡散防止装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るトンネル用拡散防止装置は請求項1に記載したように、トンネルの切羽から離隔した位置に立設することにより該切羽の手前に拡がる空間を坑口側空間に対して気密に保持することが可能な拡散防止用袋体を備えたトンネル用拡散防止装置において、
前記拡散防止用袋体を、前記トンネルの底面に対向する側で開放されコの字状周縁を有してなる集塵機用開口が形成されるように構成するとともに、該集塵機用開口を貫通するように前記トンネルの底面に設置される集塵機の周囲が前記コの字状周縁で取り囲まれるように前記拡散防止用袋体を構成したものである。
また、本発明に係るトンネル用拡散防止装置は、前記拡散防止用袋体を、袋本体と該袋本体に隣接配置されるコの字状袋体とで構成し、該コの字状袋体の内方周縁を前記コの字状周縁とするとともに該内方周縁で取り囲まれる空間を前記集塵機用開口としたものである。
また、本発明に係るトンネル用拡散防止装置は、前記袋本体を、前記トンネルの頂部内周面に対向する側に配置される上方袋体と、前記トンネルの側方内周面のうち、一方の側に対向配置される側方袋体と、前記トンネルの中央近傍に配置される中央袋体とで構成するとともに、前記コの字状袋体を、前記トンネルの側方内周面のうち、他方の側に対向配置されるように構成したものである。
また、本発明に係るトンネル用拡散防止装置は、前記拡散防止用袋体が取り付けられる取付け架台を備えるとともに、該取付け架台を移動自在に構成したものである。
また、本発明に係るトンネル用拡散防止装置は、前記拡散防止用袋体を、前記集塵機用開口に貫通させる形でかつ前記コの字状周縁で取り囲む形で移動式集塵機に取り付けたものである。
本発明に係るトンネル用拡散防止装置においては、トンネルの切羽手前に拡がる空間(以下、切羽側空間)を坑口側空間に対して気密に保持すべく、従来と同様にトンネルの切羽から離隔した位置に拡散防止用袋体を立設するが、本発明の拡散防止用袋体には、コの字状周縁を有してなる集塵機用開口を形成してあり、拡散防止用袋体を立設するにあたっては、集塵機用開口の開放側をトンネルの底面に対向させるとともに、集塵機用開口を貫通するようにトンネルの底面に集塵機を設置した上、該集塵機の周囲をコの字状周縁で取り囲む。
このようにすると、集塵機用開口を貫通するように設置される集塵機の周囲は、該集塵機用開口のコの字状周縁で取り囲まれるため、集塵機用開口で気密性が損なわれることはなく、切羽側空間は、切羽掘削の前後にわたって気密性が確保される。
一方、集塵機は、切羽側空間との空間接続状態が従来のように吸入管を介した連通接続ではなく、吸入口を切羽側空間に露出させた直接的な接続となるため、吸入管による配管損失がない分、吸入効率が改善されるとともに、その結果として、掘削に伴って生じる粉塵や重機の排ガスといった発生物を迅速に処理することが可能となる。
すなわち、本発明によれば、気密性を何ら低下させることなく、トンネル掘削時の発生物の拡散を防止するとともに、それらの処理を効率よく行うことが可能となる。
集塵機は、フィルター式か電気式かを問わないし、据付型の集塵機とするか移動式集塵機とするかも任意であるが、本発明は、吸入管による配管損失がないため、フィルター式である必要はないし、電気式集塵機を用いれば、電力消費を大幅に抑えることが可能となる。
拡散防止用袋体は、単一の袋体で構成する、内部を隔壁で仕切った単一の袋体で構成するなどの構成を採用することが可能であるが、集塵機用開口近傍とそれ以外とを個別の袋体で製作するようにすれば、コの字状周縁で集塵機の周囲を取り囲む際の作業性が向上する。
上記のように製作するにあたっては、拡散防止用袋体を、袋本体と該袋本体に隣接配置されるコの字状袋体とで構成し、該コの字状袋体の内方周縁をコの字状周縁とするとともに該内方周縁で取り囲まれる空間を集塵機用開口とした構成を採用することができるし、この場合、袋本体をさらに複数個の袋体で構成することができる。
すなわち、上述した袋本体を、トンネルの頂部内周面に対向する側に配置される上方袋体と、トンネルの側方内周面のうち、一方の側に対向配置される側方袋体と、トンネルの中央近傍に配置される中央袋体とで構成するとともに、上述のコの字状袋体を、トンネルの側方内周面のうち、他方の側に対向配置されるように構成することが可能である。
拡散防止用袋体は、トンネルの規模が小さい場合であれば、その底面に自立させる構成とすることも可能であるが、該拡散防止用袋体を取り付けるための取付け架台を備えるようにすれば、拡散防止用袋体をより安定した姿勢でトンネルの底面に立設することができるし、その取付け架台を移動自在に構成したならば、長大トンネル内での掘削時における発生物の拡散防止及びその後の処理をより効率的に行うことが可能となる。
取付け架台を移動自在に構成する具体例としては、取付け架台を、トンネルの底面に対して摺動自在となるように構成され該トンネルの軸線方向に沿うようにかつ互いに平行になるように離間配置された一対のスキッドとその上に立設された架台本体とで構成し、架台本体を、各スキッドの上面に該スキッドの材軸方向に沿って離間配置されるようにそれぞれ立設された切羽側柱部材及び坑口側柱部材と、該各切羽側柱部材の頂部に架け渡された切羽側梁部材と、該各坑口側柱部材の頂部に架け渡された坑口側梁部材とで構成すればよい。
このようにすれば、トンネル用拡散防止装置がそのスキッドを介してトンネル底面に載置されるため、適当な重機で容易に牽引移動することができる。
なお、上述の取付け架台の構成は、拡散防止用袋体を、上方袋体、側方袋体及び中央袋体からなる袋本体並びにコの字状袋体で構成する場合に適した例であり、それゆえ、架台本体は、各切羽側柱部材及び切羽側梁部材で構成される切羽側門型フレームと各坑口側柱部材及び坑口側梁部材で構成される坑口側門型フレームとの間に拡散防止用袋体が全体として挟み込まれるように構成するとともに、上方袋体が切羽側梁部材及び坑口側梁部材の上方に配置され、側方袋体が切羽側柱部材及び坑口側柱部材の側方のうち、一方に配置され、中央袋体が水平移動自在に切羽側梁部材及び坑口側梁部材から吊持され、コの字状袋体が切羽側柱部材及び坑口側柱部材の側方のうち、他方に配置されるように構成する。
本発明に係るトンネル用拡散防止装置は、これを削岩機や穿孔機を用いたトンネル掘削に適用することにより、そのときに生じる粉塵や重機の排ガスが切羽前空間から坑口側空間に拡散するのを防止することができるが、発破掘削にも適用することが可能であり、その場合においては、発破時に生じる後ガスや粉塵が切羽前空間から坑口側空間に拡散するのを防止することができる。
なお、発破掘削に適用する場合には、集塵機の吸入口が切羽に対向するように該集塵機が設置されるため、爆風や飛石から集塵機の吸入口を防護すべく、後述するように吸入口と対向する位置に防護板を離間配置する。
上述した移動自在な取付け架台を備えたトンネル用拡散防止装置を用いてトンネル掘削の際に生じる発生物の拡散を防止するにあたっては、トンネルの切羽を削岩又は穿孔する前に、拡散防止用袋体をその集塵機用開口の開放側がトンネルの底面に対向するように立設し、該集塵機用開口を貫通するようにかつコの字状周縁で周囲が取り囲まれるようにトンネルの底面に移動式集塵機を配置する。
このようにすれば、トンネル用拡散防止装置及び移動式集塵機がいずれも移動自在な構成となるため、それらの相乗作用によってトンネル掘削時の発生物の拡散防止措置を迅速に準備することが可能となり、長大トンネルにおいては、その工期を大幅に短縮することができる。
一方、拡散防止用袋体を、集塵機用開口に貫通させる形でかつコの字状周縁で取り囲む形で移動式集塵機に取り付けた構成においては、移動式集塵機を走行させるだけでその走行に伴って拡散防止用袋体を移動させることが可能となる。
拡散防止用袋体を移動式集塵機に取り付ける構成は任意であって、直接取り付けるようにしてもよいし、適当な取付け架台を介して取り付けるようにしてもよい。
上述したトンネル用拡散防止装置を用いてトンネル発破を防護するにあたっては、トンネル発破を行う前に、拡散防止用袋体をその集塵機用開口の開放側がトンネルの底面に対向するように立設し、該集塵機用開口を貫通するようにかつコの字状周縁で周囲が取り囲まれるようにトンネルの底面に集塵機を設置し、該集塵機の吸入口と対向する位置に防護板を離間配置する。
なお、拡散防止用袋体を移動式集塵機に取り付けた上述の構成の場合には、移動式集塵機を適宜走行させることで該移動式集塵機及びそれに取り付けられた拡散防止用袋体を適宜位置決めし、トンネル発破を行う前に、移動式集塵機の吸入口と対向する位置に防護板を離間配置する。
このようにすれば、集塵機の吸入口は、発破時の爆風や飛石から確実に防護される。
防護板は、集塵機の吸入口とほぼ同一の形状かそれよりも大きな形状の鋼板で構成することが可能であるとともに、これを集塵機に付属する形態とするか、トンネル底面に載置する形態とするかは任意である。
本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置の坑口側から見た正面図。 同じくトンネル用拡散防止装置の坑口側から見た正面図であり、(a)はトンネル用拡散防止装置のうち、取付け架台のみを示した図、(b)は該取付け架台に取り付けられる拡散防止用袋体のみを示した図。 A−A線方向から見た矢視図であり、(a)は取付け架台4のみを示した図、(b)は全体図。 コの字状袋体25を設置する手順を示した説明図。 トンネル用拡散防止装置1を用いて発破を行う様子を示した図。 拡散防止用袋体の変形例を示した図。
以下、本発明に係るトンネル用拡散防止装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置を示した図である。同図に示すように、トンネル用拡散防止装置1は、トンネルの切羽(同図背面側)から離隔した位置であって該トンネルの底面3に載置される取付け架台4と、該取付け架台に取り付けられる拡散防止用袋体5とを備えてなり、拡散防止用袋体5は、内部に空気を充填可能であって該空気が充填された状態においてトンネルの軸線に対しほぼ直交配置されるように構成してある。
取付け架台4は図2(a)に示すように、一対のスキッド21,21と、それらの上に立設された架台本体22とで構成してあるとともに、拡散防止用袋体5は図2(b)に示すように、トンネルの頂部内周面に対向する側に配置される上方袋体23と、トンネルの側方内周面のうち、一方の側、同図では右側に対向配置される側方袋体24及び同図左側に対向配置されるコの字状袋体25と、トンネルの中央近傍に配置される中央袋体26とからなり、上方袋体23、側方袋体24及び中央袋体26は本発明の袋本体を構成する。
上方袋体23はさらに、吸気用開口27が形成された上方中間袋体23a及びそれを挟み込む上方側部袋体23b,23cからなる。
スキッド21,21は図2(a)及び図3(a)に示すように、トンネルの軸線方向に沿うようにかつ互いに平行になるように離間配置されるとともに、トンネルの底面3に対してそれぞれ摺動自在となるように構成してある。
架台本体22は、各スキッド21,21の上面に該スキッドの材軸方向に沿って離間配置されるように切羽側柱部材31a,31a及び坑口側柱部材31b,31bを計4本立設するとともに、切羽側柱部材31a,31aの頂部に切羽側梁部材32aを、坑口側柱部材31b,31bの頂部に坑口側梁部材32bをそれぞれ架け渡して構成してある。
ここで、切羽側柱部材31a,31a及び切羽側梁部材32aは切羽側門型フレーム33aを、坑口側柱部材31b,31b及び坑口側梁部材32bは坑口側門型フレーム33bをそれぞれ構成するが、上述した拡散防止用袋体5は、図3(b)に示すように切羽側門型フレーム33aと坑口側門型フレーム33bとの間に挟み込まれるように構成してある。
また、拡散防止用袋体5を構成する各袋体のうち、上方袋体23は、切羽側梁部材32a及び坑口側梁部材32bの上方に配置され、側方袋体24及びコの字状袋体25は、切羽側柱部材31a及び坑口側柱部材31bの側方にそれぞれ配置され、中央袋体26は、水平移動が自在となるように切羽側梁部材32a及び坑口側梁部材32bから吊持されるように配置してある。
一方、坑口側門型フレーム33bに囲まれた矩形開口35bの対角線位置には図2に示すように、該坑口側門型フレームに着脱自在となるように一対の引張材36,36を斜交配置してある。
拡散防止用袋体5のうち、コの字状袋体25には図2(b)でよくわかるように、内方周縁としてのコの字状周縁28を有する集塵機用開口29を形成してあり、該集塵機用開口の開放側がトンネルの底面3に対向する姿勢で立設されるようになっているとともに、拡散防止用袋体5は、コの字状周縁28を除く外周縁部、すなわち上方袋体23の上方縁部、側方袋体24の側方縁部、コの字状袋体25の側方縁部がそれぞれトンネルの内周面6に当接するとともに、中央袋体26の下方縁部がトンネルの底面3に当接するようになっている。
一方、集塵機用開口29は、コの字状周縁28がトンネルの底面3に設置される集塵機30の周囲を当接状態で取り囲むことができるように構成してある。
拡散防止用袋体5を構成する各袋体を製作するにあたっては、弾性、強度特性その他の要求性能に応じて、公知の素材から適宜選択して構成することが可能であり、例えば高い強度特性が望ましいのであれば、「ザイロン(登録商標)」の名称で東洋紡株式会社から販売されているポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維で構成することが可能である。
本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置1を用いてトンネル発破を防護するとともに発破の際に生じる発生物の拡散を防止するには、まず、切羽から所定距離だけ離間した位置にトンネル用拡散防止装置1を設置する。
トンネル用拡散防止装置1を設置するには、例えば拡散防止用袋体5を収縮させておき、かかる状態で重機等でトンネル用拡散防止装置1を牽引して該トンネル用拡散防止装置を適宜位置決めするが、牽引作業の際には、スキッド21がトンネルの底面3上で自在に摺動するため、トンネル用拡散防止装置1を容易に位置決めすることができる。
トンネル用拡散防止装置1を位置決めしたならば、拡散防止用袋体5を構成する各袋体のうち、上方袋体23、側方袋体24及び中央袋体26に空気をそれぞれ充填することにより、該各袋体を膨張展開する。
具体的に説明すると、側方袋体24については、該袋体に設けられたハトメにカラビナを通すことで該側方袋体を切羽側柱部材31a及び坑口側柱部材31bに連結し、その状態で空気を送り込んで膨張展開させることにより、その側方縁部をトンネルの内周面6のうち、側方内周面に当接させる。
上方袋体23については、これを切羽側梁部材32a及び坑口側梁部材32bに載せた状態で空気を送り込み、膨張展開させることで、その上方縁部をトンネルの内周面6のうち、頂部内周面に当接させる。上方袋体23を膨張展開させるにあたっては、切羽側梁部材32aと坑口側梁部材32bにそれぞれ立設したガイドロッド34a,34b(図3)を、上方側部袋体23b,23cの切羽側及び坑口側にそれぞれ列状に突設された被ガイドスリーブ(図示せず)に挿通し、かかる状態で空気を送り込む。このようにすれば、上方側部袋体23b,23cをスムーズに上方展開させることができる。なお、上方中間袋体23aの吸気用開口27には開口塞ぎ用袋体(図示せず)を嵌め込んでおく。
中央袋体26については、一対の引張材36,36を坑口側門型フレーム33bに取り付けるとともに、切羽側梁部材32a及び坑口側梁部材32bに吊持され切羽側柱部材31a及び坑口側柱部材31bの側に片開き又は両開きで寄せられている収縮状態の中央袋体26を水平に引いて切羽側門型フレーム33aと坑口側門型フレーム33bの矩形開口35a,35bを塞ぎ、次いで、中央袋体26に空気を充填して膨張展開する。
一方、コの字状袋体25は、図4(a),(b)に示すように収縮状態で集塵機30に先付けしておく。
集塵機30は、電気式集塵設備を搭載した自走式の集塵機であって、運転席を正面とした場合の背面側相当位置に吸入口41を設けてあり、該吸入口と対向する位置には防護板42を持出しあるいは片持ちの形で取り付けてあるとともに、後方端部では、コの字状袋体25を概ね当接状態で連結することができるようになっており、コの字状袋体25は、かかる後方端部に両側から垂れ下げるように鞍状に掛けた上、該後方端部に連結しておけばよい。
次に、集塵機30を切羽側、同図(b)では右側に向けて後退させ、その後方端部がトンネル用拡散防止装置1の立設位置に到達したら、同図(c)に示すように集塵機30を停車する。
次に、コの字状袋体25に空気を送り込んで図2(b)に示す形状に膨張展開することにより、集塵機30の周囲を集塵機用開口29で取り囲むとともに、コの字状袋体25の側方縁部をトンネルの内周面6のうち、側方内周面に当接させる。
トンネル用拡散防止装置1の設置が完了したならば、図5に示すように切羽51を発破掘削する。
このようにすると、発破時に生じる爆風や飛石は、主として拡散防止用袋体5に作用しあるいは衝突するが、拡散防止用袋体5では、爆風や飛石による衝撃に応答して瞬間的に押し込まれ、それによって充填空気が内部移動し、あるいは外部に排出されて衝撃エネルギーが吸収されるとともに、防護板42に作用しあるいは衝突する爆風や飛石についても、防護板42がその弾塑性性状に応じて爆風や飛石の衝撃力に抵抗し、あるいは衝撃エネルギーを吸収するため、坑口側の諸設備(図示せず)や集塵機30は、発破時の爆風や飛石から確実に防護される。
また、拡散防止用袋体5の外周縁部のうち、コの字状周縁28を除く外周縁部についてはトンネルの内周面6及び底面3に概ね当接され、コの字状周縁28については集塵機30の周囲に当接されるため、切羽側空間54は、発破の前後にわたって気密性が確保される。
発破が完了したならば、集塵機30を作動させることで、切羽側空間54に拡がっている後ガスや粉塵を吸引処理するが、集塵機30は、吸入口41を切羽側空間に露出させた直接的な接続であるため、高い効率での後ガス処理あるいは粉塵処理が可能となる。
切羽側空間54が清浄化されたならば、拡散防止用袋体5から空気を抜いて該拡散防止用袋体を収縮させた後、トンネルの底面3上をスキッド21で走行させるようにしてトンネル用拡散防止装置1をあらたに形成された切羽51に向けて牽引等の手段で前進させるとともに、矩形開口35a,35bを露出させることで該矩形開口を重機等が走行通過できるようにした上、次の発破の準備を開始する。
矩形開口35a,35bを重機等が走行通過できるようにするには、膨張展開状態の中央袋体26を該袋体から充填空気を排出することで収縮させ、次いで、該中央袋体を必要に応じて襞状に折り曲げつつ、切羽側梁部材32a及び坑口側梁部材32bに沿って水平に移動させてトンネル軸方向から見たときに左右いずれかの側(片開きの場合)、又は左右両側(両開きの場合)に寄せることで、切羽側門型フレーム33a及び坑口側門型フレーム33bの各矩形開口35a,35bを露出させるとともに、坑口側門型フレーム33bから一対の引張材36,36を取り外せばよい。
以上説明したように、本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置1及びそれを用いたトンネル内における拡散防止方法並びにトンネル発破の防護方法によれば、発破時に生じる爆風や飛石は、拡散防止用袋体5や防護板42で遮断されるため、坑口側の諸設備や集塵機30にそれらが及ぶおそれはないし、拡散防止用袋体5の外周縁部のうち、コの字状周縁28を除く外周縁部についてはトンネルの内周面6及び底面3に概ね当接され、コの字状周縁28については集塵機30の周囲に当接されるため、切羽側空間54は、発破の前後にわたって気密性が確保される。
一方、集塵機30は、切羽側空間54との空間接続状態が従来のように吸入管を介した連通接続ではなく、吸入口41を切羽側空間54に露出させた直接的な接続となるため、吸入管による配管損失がない分、吸入効率が改善されるとともに、その結果として後ガスや粉塵を迅速に処理することが可能となる。
すなわち、本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置1及びそれを用いたトンネル内における拡散防止方法並びにトンネル発破の防護方法によれば、拡散防止用袋体5の機能である耐衝撃性と気密性とを十分に確保しつつ、後ガスや粉塵の処理を効率よく行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置1によれば、拡散防止用袋体5を、上方袋体23、側方袋体24及び中央袋体26からなる袋本体と、コの字状袋体25とで構成したので、該コの字状袋体に形成された集塵機用開口29のコの字状周縁28を集塵機30の周囲に確実かつ迅速に当接させることが可能となる。
また、本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置1によれば、拡散防止用袋体5を、切羽側門型フレーム33aと坑口側門型フレーム33bとの間に挟み込まれる形で取付け架台4に取り付けるようにしたので、トンネル規模が大きくなった場合であっても、拡散防止用袋体5を立設姿勢で安定させることができるとともに、トンネル用拡散防止装置1がそのスキッド21を介してトンネル底面3に載置されるため、適当な重機で容易に牽引移動することが可能となり、かくして長大トンネルにおける発破防護をより効率的に行うことが可能となる。
また、本実施形態に係るトンネル用拡散防止装置1によれば、一対の引張材36,36を坑口側門型フレーム33bに囲まれた矩形開口35bの対角線位置に配置するようにしたので、矩形開口35a,25bを車両が通過可能な構成であっても、発破時の衝撃で中央袋体26の下縁がめくれ上がるのを防止し、ひいては耐衝撃性と気密性とを確保することが可能となる。
また、本実施形態に係るトンネル内における拡散防止方法によれば、取付け架台4を備えたトンネル用拡散防止装置1を用いるとともに、集塵機30を自走式の集塵機で構成したので、トンネル用拡散防止装置1及び集塵機30がいずれも移動自在な構成となり、それらの相乗作用によってトンネル発破の防護作業を迅速に準備することができるとともに、発破を繰り返し行う必要がある長大トンネルにおいては、その工程を大幅に短縮することが可能となる。
本実施形態では、コの字状袋体25を集塵機30に先付けするようにしたが、これに代えて、取付け架台4に先付けするようにしてもよいし、集塵機30を取付け架台4に位置決めした後、コの字状袋体25を集塵機30及び取付け架台4に同時に取り付けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、拡散防止用袋体5を、上方袋体23、側方袋体24及び中央袋体26からなる袋本体と、コの字状袋体25とで構成したが、これは大規模トンネルを想定した場合であって、規模が小さなトンネルの場合であれば、袋本体を複数の袋体で構成する必要はなく、図6(a)に示すように、単一の袋本体61と該袋本体に隣接配置されるコの字状袋体25とからなる拡散防止用袋体5aで本発明の拡散防止用袋体を構成してもよいし、さらに言えば、拡散防止用袋体を、コの字状袋体を含む複数の袋体で構成せずとも、同図(b)に示すように、トンネルの底面3に対向する側で開放されコの字状周縁28を有してなる集塵機用開口29が形成された拡散防止用袋体5bで本発明の拡散防止用袋体を構成してもかまわない。
また、本実施形態では、移動自在な取付け架台4に拡散防止用袋体5を取り付けるとともに、集塵機として移動式の集塵機30を採用することで、移設時の機動力を向上させるようにしたが、これに代えて、拡散防止用袋体5を、集塵機用開口29に貫通させる形でかつコの字状周縁28で取り囲む形で移動式の集塵機30に取り付けた構成としてもよい。
かかる構成においては、集塵機30の駆動力でトンネル用拡散防止装置1を前進後退させることができるので、トンネル掘削の進捗に伴う移設をさらに迅速に行うことが可能となり、上述の機動力はさらに向上する。
なお、拡散防止用袋体5を集塵機30に取り付けるための構成については任意であって、例えば上述した架台本体22を集塵機30に連結するとともに、該架台本体に上述したと同様に拡散防止用袋体5を取り付ける構成を採用することが可能であるし、取付け架台4を集塵機30に連結することで、トンネル用拡散防止装置1の自重を集塵機30に全て作用させるのではなく、スキッド21,21にも一部負担させるように構成することも可能である。
また、本実施形態では、本発明に係るトンネル用拡散防止装置をトンネル発破の防護に用いるようにしたが、これに代えて、削岩機による掘削や穿孔で生じる粉塵対策として、本発明に係るトンネル用拡散防止装置を用いるようにしてもかまわない。
1 トンネル用拡散防止装置
3 トンネルの底面
4 取付け架台
5,5a,5b 拡散防止用袋体
6 トンネルの内周面
21 スキッド
22 架台本体
23 上方袋体
24 側方袋体
25 コの字状袋体
26 中央袋体
28 コの字状周縁
29 集塵機用開口
30 集塵機
31a 切羽側柱部材
31b 坑口側柱部材
32a 切羽側梁部材
32b 坑口側梁部材
33a 切羽側門型フレーム
33b 坑口側門型フレーム
35a,35b 矩形開口
42 防護板
51 切羽

Claims (5)

  1. トンネルの切羽から離隔した位置に立設することにより該切羽の手前に拡がる空間を坑口側空間に対して気密に保持することが可能な拡散防止用袋体を備えたトンネル用拡散防止装置において、
    前記拡散防止用袋体を、前記トンネルの底面に対向する側で開放されコの字状周縁を有してなる集塵機用開口が形成されるように構成するとともに、該集塵機用開口を貫通するように前記トンネルの底面に設置される集塵機の周囲が前記コの字状周縁で取り囲まれるように前記拡散防止用袋体を構成したことを特徴とするトンネル用拡散防止装置。
  2. 前記拡散防止用袋体を、袋本体と該袋本体に隣接配置されるコの字状袋体とで構成し、該コの字状袋体の内方周縁を前記コの字状周縁とするとともに該内方周縁で取り囲まれる空間を前記集塵機用開口とした請求項1記載のトンネル用拡散防止装置。
  3. 前記袋本体を、前記トンネルの頂部内周面に対向する側に配置される上方袋体と、前記トンネルの側方内周面のうち、一方の側に対向配置される側方袋体と、前記トンネルの中央近傍に配置される中央袋体とで構成するとともに、前記コの字状袋体を、前記トンネルの側方内周面のうち、他方の側に対向配置されるように構成した請求項2記載のトンネル用拡散防止装置。
  4. 前記拡散防止用袋体が取り付けられる取付け架台を備えるとともに、該取付け架台を移動自在に構成した請求項1乃至請求項3のいずれか一記載のトンネル用拡散防止装置。
  5. 前記拡散防止用袋体を、前記集塵機用開口に貫通させる形でかつ前記コの字状周縁で取り囲む形で移動式集塵機に取り付けた請求項1乃至請求項3のいずれか一記載のトンネル用拡散防止装置。
JP2013114094A 2013-05-30 2013-05-30 トンネル用拡散防止装置 Active JP6248420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013114094A JP6248420B2 (ja) 2013-05-30 2013-05-30 トンネル用拡散防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013114094A JP6248420B2 (ja) 2013-05-30 2013-05-30 トンネル用拡散防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014231723A true JP2014231723A (ja) 2014-12-11
JP6248420B2 JP6248420B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=52125281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013114094A Active JP6248420B2 (ja) 2013-05-30 2013-05-30 トンネル用拡散防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6248420B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112901244A (zh) * 2021-01-19 2021-06-04 山西天地赛福蒂科技有限公司 一种巷道系统及巷道系统的操作方法
CN113914930A (zh) * 2021-10-29 2022-01-11 成都未来智隧科技有限公司 一种隧道烟尘处理设备和系统
JP7149725B2 (ja) 2018-04-03 2022-10-07 株式会社フジタ トンネル断面開閉用袋体装置を備えたクラッシャ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52120526A (en) * 1976-04-05 1977-10-11 Obayashi Gumi Kk Ventilation device in pit in tunnel construction
JPS59126897A (ja) * 1983-01-12 1984-07-21 株式会社間組 吹付けコンクリートにおける粉塵の排出方法
JPS61294100A (ja) * 1985-06-19 1986-12-24 株式会社 奥村組 トンネルの粉じん処理方法
JPS62206200A (ja) * 1986-03-04 1987-09-10 北新建設株式会社 トンネル密閉装置
JPH0230000U (ja) * 1988-08-11 1990-02-26
JP2008517193A (ja) * 2004-10-19 2008-05-22 クンム,マリア ガスの制御換気のためのトンネル用トンネルカバー
JP2012202092A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Ohbayashi Corp 切羽封じ込め装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52120526A (en) * 1976-04-05 1977-10-11 Obayashi Gumi Kk Ventilation device in pit in tunnel construction
JPS59126897A (ja) * 1983-01-12 1984-07-21 株式会社間組 吹付けコンクリートにおける粉塵の排出方法
JPS61294100A (ja) * 1985-06-19 1986-12-24 株式会社 奥村組 トンネルの粉じん処理方法
JPS62206200A (ja) * 1986-03-04 1987-09-10 北新建設株式会社 トンネル密閉装置
JPH0230000U (ja) * 1988-08-11 1990-02-26
JP2008517193A (ja) * 2004-10-19 2008-05-22 クンム,マリア ガスの制御換気のためのトンネル用トンネルカバー
US20090042504A1 (en) * 2004-10-19 2009-02-12 Maria Kumm Tunnel cover for a tunnel for controlled ventilation of gas
JP2012202092A (ja) * 2011-03-25 2012-10-22 Ohbayashi Corp 切羽封じ込め装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7149725B2 (ja) 2018-04-03 2022-10-07 株式会社フジタ トンネル断面開閉用袋体装置を備えたクラッシャ
CN112901244A (zh) * 2021-01-19 2021-06-04 山西天地赛福蒂科技有限公司 一种巷道系统及巷道系统的操作方法
CN113914930A (zh) * 2021-10-29 2022-01-11 成都未来智隧科技有限公司 一种隧道烟尘处理设备和系统
CN113914930B (zh) * 2021-10-29 2024-04-05 成都未来智隧科技有限公司 一种隧道烟尘处理设备和系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6248420B2 (ja) 2017-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6244107B2 (ja) トンネル発破用防護装置
KR101817316B1 (ko) 터널 굴착 작업자 보호 장치(가이드루프)
KR101224880B1 (ko) 발파보호대와 대차를 이용한 티비엠 굴착과 확대발파 시공방법 및 관련장치
JP6248420B2 (ja) トンネル用拡散防止装置
JP6751653B2 (ja) トンネルの掘削方法
US10662771B2 (en) Drill and blast method and apparatus for the same
CN1325014A (zh) 张弛式爆破法及爆破护罩结构
KR20110078408A (ko) 방호쉴드를 이용한 초장대터널 굴착방법
JP6872813B2 (ja) トンネル工事用装置およびトンネル工事方法
JP2005054364A (ja) 発破等の防護方法およびトンネル掘削方法並びに発破等の防護装置
KR101921925B1 (ko) 터널 굴착 공법 및 시스템
KR100450056B1 (ko) 폭약 발파장치 및 방법
JP6972668B2 (ja) 防護扉、トンネル坑内の発破防護方法及びガントリー
RU2317521C1 (ru) Способ взрывания уступов в стесненных условиях
KR102456753B1 (ko) 티비엠 굴착과 확대발파 병행을 위한 터널 굴착장치 및 터널 굴착방법
KR101028397B1 (ko) 발파 비산석의 낙하지점 유도기능을 갖는 충격저감장치를 구비한 프로텍터 및 이를 이용한 운영중 터널확대공법
JPH0626297A (ja) トンネル掘削工法
RU2461796C2 (ru) Способ ведения взрывных работ под укрытием
KR101648913B1 (ko) 근접 병렬터널의 발파굴착 방법
KR102228560B1 (ko) 성형폭약과 와이어쏘우를 이용한 암반절삭방법 및 터널굴착방법
JP4278535B2 (ja) 地雷処理装置及び地雷処理装置用カバー
JP6561018B2 (ja) トンネルの発破音低減装置
KR101714485B1 (ko) 발파폭약 장진 차량
CN117005899A (zh) 一种隧道施工防岩爆柔性支护装置及其自动化施工方法
JP2024027274A (ja) 封じ込めブース

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6248420

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150