JP2008517193A - ガスの制御換気のためのトンネル用トンネルカバー - Google Patents
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Abstract
Description
−救助隊員は何人の人々を安全な環境に逃げ出すよう助けなければならないか
−火の大きさ、ひいては、救助隊員に影響を及ぼす温度および熱放射はどのぐらい高いか
−煙が充満した環境で救助隊員がカバーしなければならない距離。
−トンネル内で、火を消し、および/または煙を除去し、これによりトンネル内の被災者への脅威を排除するよう行動する
−トンネル内で、人々を助け、命を救い、トンネル内の被災者の避難を容易にするよう行動する
−トンネル内外の安全な環境に避難した人々の世話をするよう積極的に働く。
−方向付けをする、すなわち事故現場の全体像を観察して把握するためのトンネル内での行動。これらの行動は、さらなる活動について決定するための根拠を得るために取られる。そのような行動は煙が充満した区域で行なわれなければならない場合があり、それは、従事者が防護服および防護装備を必要とすることを意味する。そのような行動は、活動の他の部分に遅延をもたらしてはならないため、直ちに実行され、迅速かつ効果的でなければならない。
−従来のノズルを用いた消火活動
−携帯型水監視装置を用いた消火活動
−車両に搭載された水監視装置を用いた消火活動
−ファン、および空気流への水噴射を用いた消火活動
−燃えている物体をトンネルから除去することによる消火活動
−遠隔制御された消火活動装置を用いた消火活動。
トンネル内の既存の流れを確実にするよう換気し、それにより、避難および救助活動を容易にする
避難を可能にし、救助隊員用の活動経路を作るために、トンネル内に流れを起こすよう換気する
トンネル内の煙の流れを反転させ、火災現場の下流にいるトンネル内の人々の救命活動を容易にするよう換気する。
ービスが運搬し、トンネルに供給する場合とは対照的である。これらの場合、救急サービスは、トンネル内で十分な空気流を作り出すのに十分な容量を有する可動式ファンを有するべきである。トンネルカバーのないトンネルの入口で自立ファンを用いてそのような空気流を実現することは、ファンが非常に高い容量を有することを必要とする。建物火災での換気用に消防隊によって使用される通常の可動式ファンは、8〜9m3/s辺りの容量を有する。救急サービスは他の可動式ファンを持っていないため、トンネル内で火災が発生した場合にもこれらのファンが使用されてきた。トンネル内で十分に強力な空気流を作り出すことがこれまでできなかったため、結果は良好とはほど遠いままである。これは、救助隊員にとって危険な作業環境と、救急活動のよくない結果とを伴う。
この発明の一目的は、トンネル内での火災または放出の際の前述の問題を解決することである。一目的は、トンネルの換気を効果的な態様で容易にする、トンネルの口をカバーする装置、および、これを費用効果の高い方法で可能にする装置を提供することである。
り、トンネルを換気するために必要なファンの容量をかなり低減できるということである。説明されたタイプの環境を換気できるように特別のファンの調達を必要とする代わりに、火災の際、地元の救急サービスで利用可能なファンを使用することが可能となる。多数の救急サービス車両は既に、個人住宅、業務用建物、および共同住宅といった建物を換気するために使用される可動式ファンを搭載している。この発明の1つの意義は、トンネル内での火災または放出の発生時に一つの作業方法として換気を利用する可能性を救急サービスが有することであり、以前の公知の方法を用いた場合には全くなかった方法である。それはまた、より新しくより大きいファンを調達する必要がないので費用効果の向上をもたらし、より多くの環境で既存の装置が使用できるので全体的な効率の向上をもたらし、また、地元の救急サービスがトンネル内の火を消す能力を高めるので社会に対する経費も低くなるということをもたらす。
発明の詳細な説明
前述のように、煙が充満しているものの特に熱くない環境における煙内潜行活動の最大範囲は100〜150メートルであることが、経験およびさまざまな形の試験からわかっている。多くのトンネルは、100〜150メートルよりもかなり長い。発明者らは、より長いトンネルで火災が発生した場合の接近しやすさを高めるために換気を実行することは必須の利点である、という結論に達した。そのような火災の場合、換気は、救助活動の実行を可能にするための効果的な一方法である。
である。膜20は、少なくとも1つの可動式ファン21からの空気流の通過を可能にする開口部を有する。膜の開口部は、どう見ても、膜の片側に配置されるべき可動式ファンの直径と同じ直径を有する。典型的な膜20は可動式である。加えて、装置は、膜20をトンネルの壁に留め付けるための懸架装置9を含んでいてもよい。懸架装置9の例は、フックおよび小穴、または弾性固定装置である。懸架装置の代替的な用語は、弾性的取付台である。
この発明に従ったシステムは、換気ダクトがないトンネルにおける火災または放出の際のトンネルの換気に言及している。典型的なトンネルは、高さが少なくとも2メートルある地下トンネルである。このシステムは、火災の際にトンネルの口22の大部分をカバーする目的を有する前述の本質的に気密性のある膜20を、膜の片側に配置されるべき少なくとも1つの可動式ファン21とともに含む。このシステムは膜20に開口部29を含み、そのサイズは、どう見ても、少なくとも1つの可動式ファン21の前方面積と同じである。可動式ファン21の目的は、開口部29を通して空気流を生成することであり、それにより、トンネル1から煙および燃焼ガスを換気するために、十分に大きい流れがトンネル1を通って生成される。
で37.5m3/sであった。これを、一般に建物火災の際に救急サービスによって換気のために使用される、8〜9m3/sの容量を有する可動式ファンと比較する必要がある。
可動式ファンを用いてトンネル内に流れを起こす;火災なし
反転後の最終的な空気流速度:3.7m/s
空気流を反転させるのに必要な時間:4分。
可動式ファンを用いてトンネル内に流れを起こす;火災なし
反転後の最終的な空気流速度:2.2m/s
空気流を反転させるのに必要な時間:10分。
トンネル内に列車がある状態で、可動式ファンを用いてトンネル内に空気流を起こす;火災なし
反転後の最終的な空気流速度:3.6m/s
空気流を反転させるのに必要な時間:1分。
トンネル内に列車がある状態で、可動式ファンを用いてトンネル内に空気流を起こす;火災なし
反転後の最終的な空気流速度:2.2m/s
空気流を反転させるのに必要な時間:3分。
トンネル内に列車がある状態で、可動式ファンを用いてトンネル内に空気流を起こす;15MWの火災
反転後の最終的な空気流速度:2.5m/s
空気流を反転させるのに必要な時間:1分。
トンネル内に列車がある状態で、可動式ファンを用いてトンネル内に空気流を起こす;15MWの火災
反転後の最終的な空気流速度:2.1m/s
空気流を反転させるのに必要な時間:3分。
トンネルの壁との摩擦によって生じる空気圧の降下
面積の起こり得る増加または減少によって生じる急激な損失
火災上方の空気圧の降下(火災がない場合には適用不可)
静止している、あり得る車両の上方の空気圧の降下
トンネルの口での風の影響。
トンネル口の間の高さの差によって生じるもののような、対抗する風または熱の駆動力であり得る。トンネルの長さおよびその断面積は、外部の風の影響とともに、トンネル1内で空気流を反転させる可能性に対して最も大きな影響を有するパラメータである。
ジッパーを有する。開口部27は、所望の方向の空気流25が起きた後で救助隊員または他の人物がトンネルに入ることを可能にするよう意図されている。開口部27を通しての換気は、別の目的である。開口部27の可能な実施例はいくつかある。それは、膜の半円または三角形状の部分であってもよい。
Claims (10)
- トンネルから煙、燃焼ガス、健康によくないガスまたは浮遊粉塵を換気するために、十分に大きい流れ(25)がトンネルを通って生成されることを容易にするための装置であって、前記装置は、火災時にトンネルの口(22)の大部分をカバーするよう意図された、本質的に気密性のある膜(20)を備え、前記装置は膜(20)に開口部(29)を備え、開口部(29)のサイズは、どう見ても、膜(20)の片側に位置付けられるよう意図された少なくとも1つの可動式ファン(21)の前方面積のサイズと同じサイズであり、少なくとも1つの可動式ファン(21)は、開口部(29)を通して空気流を生成するよう意図されている、装置。
- 気密性のある膜(20)は可動式である、請求項1に記載の装置。
- 前記装置は懸架要素を含む、請求項2に記載の装置。
- 火災の際のトンネルの換気のためのシステムであって、前記システムは、トンネルから煙、燃焼ガス、健康によくないガスまたは浮遊粉塵を換気するために、トンネルを通る十分に大きい流れ(25)を生成し、
前記システムは、
トンネルの口(22)のうちの1つの大部分をカバーするよう意図された、本質的に気密性のある膜(20)と、
膜(20)の片側に位置付けられるよう意図された、少なくとも1つの可動式ファン(21)と、
膜(20)の開口部(29)とを備え、開口部(29)のサイズは、どう見ても、開口部(29)を通る流れを生成するよう意図された少なくとも1つの可動式ファン(21)の前方面積と同じである、システム。 - 気密性のある膜(20)は可動式である、請求項4に記載のシステム。
- 気密性のある膜(20)は膨らませることが可能である、請求項5に記載のシステム。
- 前記装置は懸架要素を含む、請求項6に記載のシステム。
- 少なくとも1つのファン(21)は、30m3/sの最大容量を有する、請求項7に記載のシステム。
- トンネルから煙、燃焼ガス、健康によくないガスまたは浮遊粉塵を換気するために、トンネルを通る十分に大きい流れ(25)を生成する方法であって、
本質的に気密性のある膜(20)を、膜がトンネルの一方の口(22)の大部分をカバーするようにトンネル内に取付けるステップ(30)と、
膜(21)の開口部(29)に少なくとも1つの可動式ファン(21)を位置付けるステップ(31)と、
少なくとも1つの可動式ファン(21)によって、開口部(29)を通して空気流を起こすステップ(32)とに特徴付けられ、
開口部(29)のサイズは、どう見ても、少なくとも1つの可動式ファン(21)の前方面積と同じである、方法。 - 排出装置効果が達成される、膜(20)の穴(26)からカバーを取外す追加のステップ(33)に特徴付けられる、請求項9に記載の方法。
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