JP6978809B2 - 火災避難室 - Google Patents

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Description

本発明は、火災避難室に関するもので、より詳細には、アパートなどの高層ビルの室内に設置されて、火災発生時に外部に脱出していない人が安全に避難することができる空間を提供する火災避難室に関する。
私たちの生活空間が徐々に都市化されながら居住空間が高層化されている傾向であるが、このように発展した住宅環境にもかかわらず、まだ、火災発生時に不安を感じるのが現実である。
特に、夜間の睡眠中に発生する火災は、他の地域で避けられない状況になることができる。
また、患者、妊婦、子供、障害者など挙動が不便な人は、単独で、または保護者がいるとしても安全な場所に避難することは容易ではない。
このように限られた空間で多くの人が生活して仕事をする高層ビルの場合には、火災が発生したときに致命的な人命の被害が懸念されるため、非常口と防火扉の設置が義務付けられており、また、緩降機など各種の避難設備を備えている実情である。
しかし、通常、高層ビルで火災が発生した場合には、緩降機の使い方を熟知している人が極めて少なく緩降機を介する避難がほとんど行われておらず、非常口の場合でも、火災時に煙突の役割をして煙が満ちてくることにより、非常口を介して避難することも困難である。
このような点を考慮して、最近、アパート及び共同住宅のバルコニーまたは高層建物の内部などに火災時にまだ避難していない人が消防隊員が到着するまで避難することができる火災避難室を多く設置している傾向にある。
通常の火災避難室は共同住宅のバルコニーや高層ビルの内部に設置されることで、四方の周囲と、上部と下部が遮断されている避難室、人々が入ることができるように避難室の室内側の壁に備えられる防火扉、避難室に避難した人たちがはしご車を介して地上に脱出することができるように避難室の室外側の壁に備えられる出口のドアなどを含む構造で構成されている。
一例として、韓国登録特許第10−1578929号には、「地下室用火災避難室」が開示されている。
前記「地下室用火災避難室」は、地下室の床に設置される本体、人の出入りのための観音開き式防火扉、本体の上部壁を貫通して地上の外部に引き出される空気吸入管、本体の上部壁を貫通して地上の外部に引出される排気管などを含む構造で構成されており、火災発生時に人が脱出していない場合、一時的に安全に避難するし、助けを待つことができるようにする機能をする。
そこで、本発明は、「地下室用火災避難室」の構造と機能を改善し、安全性と機能性をさらに向上させた「地下室用火災避難室」をその案出の対象とする。
韓国登録特許第10−1578929号
したがって、本発明は、このような点を勘案して案出されたものであり、建物の室内や地下室などに自由に設置して、火災発生時に建物の外部に避難していなかった人々が安全に避難できるようにした火災避難室を提供することにその目的がある。
また、本発明の他の目的は、避難空間に入ってくる空気量と避難空間から出る空気量を適切に制御して、避難空間内が外部に対して加圧されるようにすることで、落下物などによる毀損によって避難空間の内部にリーク(Leak)が発生する場合でも、これを補償することができ、したがって、呼吸用空気の不足を完全に排除することができる火災避難室を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、建物の各フロアに設置される火災避難室のそれぞれの空気流入管を建物の除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続して、それぞれの火災避難室への空気供給を建物の内部で一括して運用することにより、空気供給と関連した全体的なシステム運用の効率を向上させることができる火災避難室を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、避難空間内の内側の壁に空気強制排出用ファンを設置して、ドアの開閉作動に連系して、空気強制排出用ファンを作動させることにより、ドアの開き時に避難空間内の空気を強制的に排出させることができ、したがって、避難空間の内部へ外部の煙や熱気が入ってくることを遮断することができる火災避難室を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、避難室本体内へ外気が流入する空気流入管の一側に分岐管を造成し、分岐管の上に煙など有毒ガスを浄化することができるフィルタ装置はもちろん、酸素を発生させる酸素発生装置を設置し、外部の有毒ガスの遮断と同時に避難室本体の内部へ避難者の呼吸のための空気を供給したり、または避難室本体のフレーム空間を活用した空気貯蔵タンクを運用して、外部の有毒ガスの遮断と同時に避難室本体の内部へ避難者の呼吸のための空気を供給するための新しいシステムを実装することにより、火災避難室の内部へ有毒ガスが流入される問題を完全に排除することができるなどの避難者の安全を最大限に保護することができる火災避難室を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明で提供される火災避難室は次のような特徴がある。
本発明の第1の実施形態に係る火災避難室は前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体及び前記避難室本体の出入口に設置される開閉可能なドアと、前記避難室本体において前記ドアに対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気を誘導する空気流入管と、前記避難室本体において前記ドアに対する天井部の前方に、避難空間から出る空気を誘導する空気排出管と、前記避難室本体の内部の前記ドアが閉まった状態で対向する壁(以下、本明細書において裏側の壁と呼ぶ)に出入口を見て設置されてドアの開閉作動に連系してON/OFF作動されて、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを遮断する空気強制排出用ファンと、前記避難室本体の内部の天井部に設置されるランプと、前記避難室本体の内部に設置されて自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御するコントロールボックスを含む構造で構成される。
ここで、前記空気流入管の直径は空気排出管13の直径に比べ相対的に大きい直径を有して、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることができる。
そして、前記避難室本体の上下及び左右の壁と裏側の壁、そして前記ドア板体は、互いに空間を造成する内部パネルと外部パネルの二重のパネル構造からなることができ、前記各内部パネルにはケブラー繊維で製織した防彈板が付着されることができる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体の底面には、移動及び固定のための手段として前後及び左右4つの車輪及びストッパーが設置されることができ、前記避難室本体の内部の裏側の壁には空気流入及び排出設備の異常時に避難空間内の空気を冷却させてくれるエアコンが設置されることができる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体は、高層ビルの各フロアに設置され、各フロアに設置される各避難室本体の空気流入管は、建物の除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続されて、各避難室本体への空気の供給は建物の内部領域で一括して運用することができる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体の各壁との間の連接部位には、「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなるとともに、前記帯状の部材の前記断面形状における溝内に挿入されるシリカロープを有して壁との間の連接部位を介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる壁遮熱部材が挿入されて設置されることができる。
好ましい実施形態であって、前記ドアはドアの4辺の縁に沿って設置され、ドアを介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる9段の曲げ型断面を有するドア遮熱部材を含むことができる。
一方、本発明の第2の実施形態に係る火災避難室は前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体及び前記避難室本体の出入口に設置される開閉可能なドアと、前記避難室本体においてドアに対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気を誘導する空気流入管と、前記避難室本体においてドアに対する天井部の前方に、避難空間から出る空気を誘導する空気排出管と、前記避難室本体の内部の裏側の壁に出入口を見て設置されてドアの開閉作動に連系してON/OFF作動されて、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを遮断する空気強制排出用ファンと、前記避難室本体の内部に設置されて自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御するコントロールボックスと、前記空気流入管の一側から分岐されたサブ空気流入管と前記空気流入管とサブ空気流入管にそれぞれ設置される第1のソレノイドバルブ及び第2のソレノイドバルブと前記サブ空気流入管の上に設置されて空気中の有毒ガスを浄化するフィルタ装置と前記サブ空気流入管に接続されて空気の提供を受けると同時に、酸素を発生させる酸素発生器で構成されて空気の流入観測に設置されるセンサーの信号の入力を受けるコントロールボックスの出力制御により、第1のソレノイドバルブがOFF作動されると同時に、第2のソレノイドバルブがON作動されて、これに加え、酸素発生器が作動し、酸素発生器から提供される酸素を避難室本体の内部に供給できる呼吸用空気供給装置を含んでいるのが特徴である。
ここで、前記サブ空気流入管、第2のソレノイドバルブ、フィルタ装置及び酸素発生器は、避難室本体の壁の内部に造成される空間部に設置されることができる。
そして、前記空気流入管の直径は空気排出管の直径に比べ相対的に大きい直径を有して、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることができる。
また、前記避難室本体の上下及び左右の壁と裏側の壁、そして前記ドア板体は、互いに空間を造成する内部パネルと外部パネルの二重のパネル構造からなり、前記各内部パネルにはケブラー繊維で製織した防彈板が付着されることができる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体の内部の裏側の壁には空気流入及び排出設備の異常時に避難空間内の空気を冷却させてくれるエアコンが設置されることができる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体は、高層ビルの各フロアに設置され、各フロアに設置された各避難室本体の空気流入管は、建物の除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続されて、各避難室本体への空気の供給は建物の内部領域で一括して運用できる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体の各壁との間の連接部位には、「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなるとともに、前記帯状の部材の前記断面形状における溝内に挿入されるシリカロープを有して壁との間の連接部位を介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる壁遮熱部材が挿入されて設置されることができる。
好ましい実施形態であって、前記ドアはドアの4辺の縁に沿って設置され、ドアを介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる9段の曲げ型断面を有するドア遮熱部材を含むことができる。
一方、本発明の第3の実施形態に係る火災避難室は前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体及び前記避難室本体の出入口に設置される開閉可能なドアと、前記避難室本体においてドアに対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気を誘導する空気流入管と、前記避難室本体においてドアに対する天井部の前方に、避難空間から出る空気を誘導する空気排出管と、前記避難室本体の内部の裏側の壁に出入口を見て設置されてドアの開閉作動に連系してON/OFF作動されて、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを遮断する空気強制排出用ファンと、前記避難室本体の内部に設置されて自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御するコントロールボックスと、前記空気流入管に設置される第1のソレノイドバルブと、前記避難室本体の底体の内部空間に設置される空気貯蔵タンクと、前記空気貯蔵タンクの吐出口に設置されるポンプ及び第3のソレノイドバルブで構成されて、空気流入観測に設置されるセンサーの信号の入力を受けるコントロールボックスの出力制御により、第1のソレノイドバルブがOFF作動されると同時に、第3のソレノイドバルブがON作動されて、これに加え、ポンプが作動され、空気貯蔵タンクに満たされている空気を避難室本体の内部へ供給できる呼吸用空気装置を含んでいることが特徴である。
ここで、前記空気流入管の直径は、空気排出管の直径に比べ相対的に大きい直径を有して、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることができる。
そして、前記避難室本体の上下及び左右の壁と裏側の壁、そして前記ドア板体は、互いに空間を造成する内部パネルと外部パネルの二重のパネル構造からなり、前記各内部パネルにはケブラー繊維で製織した防彈板が付着されることができる。
また、前記避難室本体の内部の裏側の壁には空気流入及び排出設備の異常時に避難空間内の空気を冷却させてくれるエアコンが設置されることができる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体は、高層ビルの各フロアに設置され、各フロアに設置された各避難室本体の空気流入管は、建物の除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続されて、各避難室本体への空気の供給は建物の内部領域で一括して運用できる。
好ましい実施形態であって、前記避難室本体の各壁との間の連接部位には「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなるとともに、前記帯状の部材の前記断面形状における溝内に挿入されるシリカロープを有して壁との間の連接部位を介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる壁遮熱部材が挿入されて設置されることができる。
好ましい実施形態であって、前記ドアはドアの4辺の縁に沿って設置され、ドアを介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる9段の曲げ型断面を有するドア遮熱部材を含むことができる。
本発明で提供される火災避難室は次のような効果がある。
第一に、建物の室内や地下室などに自由に設置して、火災発生時に建物の外部に避難していない人が救助要員が来るまで、安全に避難することができる効果がある。
第二に、火災避難室の空気流入管と空気排出管との間の配管サイズ(直径)の差を用いて、避難空間へ入ってくる空気量と避難空間から出る空気量が自動的に適切に制御されることにより、避難空間内が外部に対して加圧されることができ、したがって落下物などによる毀損により避難空間の内部にリーク(Leak)が発生した場合でも、これを補償して、呼吸用空気不足を完全に排除することができるなど、避難空間内の安全性を確保することができる効果がている。
第三に、建物の各フロアに設置される火災避難室のそれぞれの空気流入管を建物の室内に設置される除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続して、それぞれの火災避難室の空気供給を一括的に運用することにより、空気供給と関連した全体的なシステム運用の効率を向上させることができる効果があり、また、給気や排気が可能ではない建物や空気流入管を建物の外部へ抜き出すにくい構造の建物などにも有用に適用することができる効果がある。
第四に、火災避難室の避難空間内の内側の壁は、例えば出入口を正面に見る側の壁面にドアの開閉作動に連係して作動する空気強制排出用ファンを設置することにより、火災発生時に避難のためにドアを開くと、空気強制排出用ファンが作動して避難空間内の空気を出入口に向かって強制的に排出させることができ、したがって避難空間の内部へ外部の煙や熱気が入ってくることを完全に遮断することができる効果がある。
第五に、火災避難室の避難空間にエアコン設備が備えられているので、空気の供給と排気と関連して異常がある場合にも、避難空間内の空気が熱くなることを防げるなど、安全性を一層高めることができる効果がある。
第六に、避難室本体の内に外気が流入する空気流入管の一側に分岐管を造成し、分岐管の上に煙など有毒ガスを浄化することができるフィルタ装置はもちろん、酸素を発生させる酸素発生装置を設置して、外部の有毒ガスの遮断と同時に避難室本体の内部へ避難者の呼吸のための空気を供給したり、または避難室本体のフレーム空間を活用した空気貯蔵タンクを運用して、外部の有毒ガスの遮断と同時に避難室本体の内部へ避難者の呼吸のための空気を供給する新しいシステムを適用することにより、火災避難室の内部へ有毒ガスが流入される問題を完全に排除することができるなどの避難者の安全を最大限に保護することができる効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る火災避難室の設置状態の一例を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。
以下、添付された図面を参照して、本発明を詳細に説明すると、次の通りである。
図1乃至図3は本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す斜視図であり、図4乃至図6は本発明の第1の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。
図1乃至図6に示すように、前記火災避難室は前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体10及び前記避難室本体10の出入口に設置される開閉可能なドア11を含んでいる。
前記避難室本体10は、多数の人が入って避難することができる避難空間を有して、人の出入りのための前方の出入口が開放されている四角形の箱型構造物からなる。
例えば、前記避難室本体10は、上方と下方の壁、左側と右側の壁、裏側の壁を有して、出入口に対応する前方があいている四角形の箱型構造物からなる。
このような避難室本体10の各壁は、互いに空間(Gap)を造成し金属素材からなる内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなって、これにより、避難室本体10は自体的に構造的な剛性と断熱性能を発揮できる。
このとき、前記内部パネル17と外部パネル18との間には、多数の「コ」字形状や四角管形状の補強部材が介在されるので、内部パネル17と外部パネル18が互いに結束され、壁の全体的な構造的剛性を維持することができる。
また、前記避難室本体10の各壁との間の連接部位には、所定の折り曲げた形状からなる壁遮熱部材29が挿入されて設置される。
このような壁遮熱部材29は、略「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなり、壁との間の連接部位に沿って並んで配置され、リベット締結構造または溶接などにより壁側に固定される構造で設置される。
また、前記壁遮熱部材29の端面の溝内には、シリカロープ30が挿入されて設置され、この時のシリカロープ30は壁を介して伝達される熱を効果的に遮断する役割をする。
これにより、火災発生時に避難室本体10側に熱が伝達される場合は、ほとんどの熱は、厚い壁側で遮断され、この時の壁との間の連接部位を介して伝達される熱も壁遮熱部材29の曲げ形状が発揮する熱伝達経路の延長及び熱接触断面の縮小による熱伝導率の最小化作用及びシリカロープ30が発揮する熱遮断作用により完全に遮断されることができる。
特に、前記避難室本体10の各壁をなす内部パネル17と外部パネル18の内部、すなわち内部パネル17の内側面にはケブラー(Kevlar)繊維で製織された防彈板19が付着され、これにより、火災時の爆発などによる破片などが壁を突き抜けて避難空間内に浸透することを効果的に防ぐことができ、なお、人命被害を防げることはもちろん、避難室本体10の損傷や毀損を防いで内部の空気が流出することも防げる。
そして、前記避難室本体10の底面には、前後及び左右の4つの車輪20及び公知のストッパー21が設置され、これにより、避難室本体10をユーザーが容易に移動でき、ユーザーが望ましいところに容易に設置できる。
前記ドア11は、避難室本体10の出入口に設置される観音開き式の防火扉として、一方の側面のヒンジ部(図示せず)を用いて避難室本体10の前方出入口に開閉可能な構造で設置される。
ここで、前記ドア11の前方の一側に設置されるロック/アンロック可能な公知の開閉用ハンドル23を操作すると、ドア11を開閉することができ、ドア11を閉じた状態で避難室本体10の出入口回りは完全に密閉された状態に維持することができる。
このようなドア11のドア板体は、互いに空間(Gap)を造成し、金属素材からなる内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、これにより、ドア11は自体的に構造的な剛性及び断熱性能を発揮でき、この時の内部パネル17と外部パネル18の間には、多数の「コ」字形状や四角管形状の補強部材が介在されるので、内部パネル17と外部パネル18が互いに結束され板体の全体的な構造的剛性が維持されることができる。
このようなドア11もドア板体をなす内部パネル17と外部パネル18の内部、すなわち内部パネル17の内側面にケブラー(Kevlar)繊維で製織された防彈板19が付着され、これにより、火災時の爆発などによる破片などがドア板体を突き抜けて避難空間内に浸透することを効果的に防げ、なお、人命被害を防げることはもちろん、避難室本体10の損傷や毀損を防いで内部の空気が流出されるも防げる。
そして、前記ドア11には、確認窓23が内部パネル17と外部パネル18を貫通する構造で設置され、これにより、避難室本体10の内部に避難した人や外部の救助要員が互いに状態を確認することができる。
特に、前記ドア11には、9段の曲げ型断面を有するドア遮熱部材31が備えられて、ドア11を介した熱伝導率が最大限に低減されることができる。
このようなドア遮熱部材21は、ドアの内部パネル17とドアの外部パネル18との間の4辺の縁に沿って配置され、リベット締結構造や溶接などによりパネル側に結合される構造で設置される。
これにより、火災発生時にドア11側に熱が伝達されると、この時の熱はドア遮熱部材31の9段の曲げ型断面を経て、すなわち長い熱伝達経路を経て伝わるので、熱伝導率を最小限に抑えることができ、なお、ドア11側を介した熱伝導を完全に遮断することができる。
また、前記火災避難室は避難室本体10においてドアに対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気の通路の役割をする空気流入管12及び避難室本体10においてドアに対する天井部の前方に、避難空間から出る空気の通路の役割をする空気排出管13を含んでいる。
前記空気流入管12は、金属素材からなる管であって、避難室本体10の上方壁の内部パネル17と外部パネル18を貫通して内部の裏側の避難空間側と連通される構造で設置され、このように設置される空気流入管12は避難室本体10の裏側に一定の長さで延出されることができる。
このように設置される空気流入管12の後端の端部は、後述する建物の除煙設備側の配管25または建物内の別の送風装置側の配管25に接続されて空気の提供を受けることができる。
他の実施形態として、前記空気流入管12は、建物の除煙設備側の配管25または建物の送風装置側の配管25に接続されず、単独で空気を吸入することができる構造である場合には、空気流入管12の外側端部には吸気用ファン43が設置され、これにより、吸気用ファン43の作動時に外部の空気が空気流入管12を介して流入して避難室本体10の内部に供給されることができる。
このような空気流入管12は、二重管構造で構成されて、これにより、空気流入管12を介して避難室本体10の内部の避難空間に流入される空気が加熱されることを防げ、なお、加熱された空気による避難者の呼吸困難などの問題を完全に排除することができる。
前記空気排出管13は、金属素材からなる管であって、避難室本体10の上方壁の内部パネル17と外部パネル18を貫通して内部の前方避難空間側と連通される構造で設置され、このように設置される空気流入管12は避難室本体10の裏側に一定の長さで延出されることができる。
このように設置される空気排出管13の後端の端部は、建物の屋内に設けられる避難室(図7の図面符号26)の内部に露出され、これにより避難室本体10の内部から排出される空気は空気排出管13を介して抜け避難室測へ排出されることができる。
ここで、前記空気排出管13の端部、すなわち上方に向かって折れた端部には円錐形の帽子27が設置されており、この時の円錐形の帽子27は空気排出管13の内部へ粉塵などの異物が入ることを防いでくれる役割をする。
特に、前記避難室本体10の内部に避難空間は、外部に対して加圧される環境に維持されるので、避難空間内に呼吸に必要な充分な量の空気が常時確保されることができる。
このため、前記空気流入管12の直径は、空気排出管13の直径に比べ相対的に大きい直径を有することができる。
この時の前記空気流入管12の直径に比べ前記空気排出管13の直径は、約60%程度の直径、例えば、空気流入管12の直径が約50mm程度であり、空気排出管13の直径は約30mm程度であり得る。
ここで、前記空気排出管13の避難室本体10側の接続部は、空気流入管12と同じ直径であり得るので、避難室本体10の内部で初期に排出される空気の流れが円滑に行われるようになり、空気排出管13の初期区間はテーパ形状の軸菅部28が備えられことにより、空気排出管13の残りの区間は空気流入管12に比べ相対的に小さな直径であり得る。
したがって、前記空気流入管12の直径が空気排出管13の直径に比べて相対的に大きい直径を有することにより、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することができ、これにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることができる。
なお、火災発生に伴う落下物、爆発などによる外部衝撃などにより避難室本体10の破損によりリークが発生した場合でも、これを補償することができ、したがって、避難室本体10の内部に確保されている空気量により避難者が呼吸をするには、大きな問題がなくなり、したがって避難者の安全を最大限に保護することができる。
そして、前記避難室本体10の内部の避難空間が外部に対して加圧されることによって外部の煙や火災、汚染された空気が空気排出管13を介して逆流して入ってくることが基本的に封鎖されるので、避難者はさらに安全に保護されることができる。
これに加え、前記空気排出管13には、チェクバルブ45が設置されることができ、これにより、避難室本体10の内部の空気は空気排出管13を介して排出され、また、外部の空気、煙、有毒ガスなどが空気排出管13を逆流して避難室本体10の内部へ流入されることが基本的に封鎖されることができる。
また、前記火災避難室は避難者が避難室本体10の内部に入ってくるためにドア11を開いたときに、外部の煙や熱気が避難室本体10の内部へ流入されることを防いでくれる手段として空気強制排出用ファン14を含んでいる。
このような空気強制排出用ファン14は、避難室本体10の内部の裏側の壁に出入口、すなわちドア11を正面に見て設置され、ドア11の開き時にON作動されるとともに、ドアの閉じ時にOFF作動される。
このため、前記避難室本体10の出入口の一側には、公知のドア感知センサー(図示せず)が設置され、前記ドア感知センサーがドア11の開きを検出すると、この時の検出信号はコントロールボックス16に入力され、これと同時に、コントロールボックス16の出力制御により空気強制排出用ファン14が作動するので、すなわちドア11をオープンするとともに、強力な風が避難室本体1の内部の内側から外側に向かって強く吹くので、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを完全に遮断することができる。
また、前記火災避難室は避難空間内の快適で安全な環境を造成してくれることができるいくつかの施設を含むことができる。
一例として、前記避難室本体10の内部の天井部には、ランプ15が設置されることができ、この時のランプ15はコントロールボックス16側から電源の提供を受け、ON/OFF作動される。
もちろん、前記ランプ15の場合、ドア11のオープンとクローズ作動に連系してオンまたはオフすることができ、または避難室本体10の内部に設置される別のスイッチ(図示せず)を操作してオンまたはオフすることができる。
他の例としては、前記避難室本体10の内部の一側には空気貯蔵筒(図示せず)や酸素ボンベ(図示せず)が配置されることができ、これにより、避難者の中に呼吸困難が来る人が便利に使用することができる。
このように避難室本体10の内部に空気貯蔵筒や酸素ボンベが配置される場合には、外部からの空気の供給がなくても避難者が空気貯蔵筒や酸素ボンベを用いて、一定時間の間に 呼吸することができるので、火災避難室の設置構造をより簡素化することができる。
例えば、前記避難室本体10の空気流入管12を遮断するとともに、空気排出管13の端には、最小限の空気排出のみが行われるように、ノズル(図示せず)や微細な孔(図示せず)だけ形成した構造で、火災避難室を製作することができ、これにより、避難者は外部からの空気の供給がなくても、空気貯蔵筒や酸素ボンベを用いて呼吸しながら、避難室本体10内で救助を待つことができる。
このときの前記空気排出管13には、煙などが逆流して入ってくることを防止するためにチェクバルブ(図示せず)を設置することが望ましい。
このような火災避難室の場合、空気供給のための配管測との接続作業などを排除することができるので、設置構造が非常に簡単で、なお、各世代での火災避難室を効率的かつ経済的に運用することができる。
他の例としては、前記避難室本体10の外部の一側には火災感知センサー(図示せず)を介して火災が感知されると、光と音を出力する警告灯(図示せず)が備えられており、これにより、避難者または救助要員が迅速に火災避難室を識別して避難することができたり、避難者を救助することができる。
また、前記火災避難室は避難室本体10の内部環境を快適かつ安全に維持させてくれる手段でエアコン22を含んでいる。
前記エアコン22は、避難室本体10の内部の裏側の壁に設置され、空気の流入及び排出設備の異常時または正常に作動している場合でも、避難室本体10が加熱され、その内部の空気が熱くなると、エアコン22を稼動させて避難空間内の空気を冷却させてくれることができる。
このようなエアコン22のON/OFF作動は避難空間内の温度を感知する温度感知センサー(図示せず)の信号によるコントロールボックス16の出力制御により行うなったり、または避難者による別のスイッチ(図示せず)の操作によって行うことができる。
また、前記火災避難室は電源の供給はもちろん、各種機器の出力制御のための手段としてコントロールボックス16を含んでいる。
前記コントロールボックス16は、自体的に電力を供給することができる充電器、電池などを備えており、避難室本体10の内部の一側、例えば避難室本体10の内部の裏側の壁に設置され、自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御する役割をする。
例えば、前記コントロールボックス16は、避難室本体10に設置されている空気強制排出用ファン14、ランプ15、警告灯(図示せず)、エアコン22などと電気的に接続されて、これらに電源を供給する役割をして、また、ドア感知センサーや温度感知センサー、火災感知センサーなどから入力された信号をもとにして空気強制排出用ファン14、ランプ15、警告灯(図示せず時)、エアコン22などの電気機器の出力を制御する役割もできる。
図7は、本発明の一実施形態に係る火災避難室の設置状態の一例を示す概略図である。
図7に示すように、前記火災避難室100は、高層アパートや高層ビルなどの建物110の各フロアに設けられている避難室26にそれぞれ設置され、このように設置される各火災避難室100の空気流入管12は、建物110に設置されている除煙設備中の一つの施設物の配管25、例えば、建物110の機械室などで各フロアの避難室26に延びて設けられる配管25に接続される。
すなわち、前記建物110の各避難室26に沿って設けられる配管25から分岐されたラインにそれぞれの避難室26内の各火災避難室100の空気流入管12が接続されて、なお、前記配管25に沿って提供される空気は空気流入管12を介して、各火災避難室100に供給されることができる。
したがって、火災発生時に建物110をまだ脱出していない避難者が避難室26の内部にある火災避難室100のドア11を開くと、空気強制排出用ファン(図4の図面符号14)が作動して、火災避難室100の内部から外部に強制的に送風が行われるようにされ、外部の煙や熱気が火災避難室100の内部へ入らなくて、この状態で避難者が火災避難室100の内部に入った後にドア11を閉めると、空気強制排出用ファン(図4の図面符号14)は作動を停止する。
同時に、建物除煙設備の配管25から供給される空気が空気流入管12を介して火災避難室100の内部に供給されるとともに内部に供給された空気の一部が空気排出管13を介して排出され、これらの空気の適切な供給と排出が行われながら、火災避難室100の内部に避難している避難者が呼吸上の問題なく、安全な状態で救助要員が来るまで避難することができる。
ここで、前記配管25を介して空気を供給する方式は、火災の発生を認知した外部の管理者等が除煙設備を操作して、空気が供給されるようにする方式も可能であるが、火災避難室100の開きの信号と閉じの信号が入力されるコントロールボックス16と除煙設備側の制御盤(図示せず)に連系させて、火災避難室100のドア11の閉じと同時に空気が供給されることにより、各火災避難室100への空気の供給は建物の内部領域で一括して運用できることが望ましい。
他の例としては、前記火災避難室100側への空気供給は、建物内の別の送風装置(図示せず)側の配管25を介して行われることもできる。
したがって、建物の火災発生時にまだ脱出していない避難者が火災避難室に迅速に避難した後に救助を待つことで、火災発生による人命被害を最小限に抑えることができ、避難者の安全を最大限に保護することができる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。
図8に示すように、前記火災避難室は前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体10及び前記避難室本体10の出入口に設置される開閉可能なドア11を含んでいる。
前記避難室本体10は、多数の人が入って避難することができる避難空間を有して、人の出入りのための前方の出入口が開放されている四角形の箱型構造物からなる。
例えば、前記避難室本体10は、上方と下部の壁、左側と右側の壁、裏側の壁を有して、出入口に対応する前方があいている四角形の箱型構造物からなる。
このような避難室本体10の各壁は、互いに空間(Gap)を造成し、金属素材からなる内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、これにより、避難室本体10は自体的に構造的な剛性及び断熱性能を発揮できる。
このとき、前記内部パネル17と外部パネル18の間には、多数の「コ」字形状や四角管形状の補強部材が介在されるので、内部パネル17と外部パネル18が互いに結束され、壁の全体的な構造的剛性を維持することができる。
また、前記避難室本体10の各壁との間の連接部位には、所定の折り曲げた形状からなる壁遮熱部材29が挿入されて設置される。
このような壁遮熱部材29は、略「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなり、壁との間の連接部位に沿って並んで配置され、リベット締結構造または溶接などにより壁側に固定される構造で設置される。
そして、前記壁遮熱部材29の端面の溝内には、シリカロープ30が挿入されて設置され、この時のシリカロープ30は壁を介して伝達される熱を効果的に遮断する役割をする。
これにより、火災発生時に避難室本体10側に熱が伝達される場合は、ほとんどの熱は、厚い壁側で遮断し、この時の壁との間の連接部位を介して伝達される熱も壁遮熱部材29の曲げ形状が発揮する熱伝達経路の延長及び熱接触断面の縮小による熱伝導率の最小化作用及びシリカロープ30が発揮する熱遮断作用により完全に遮断されることができる。
特に、前記避難室本体10の各壁をなす内部パネル17と外部パネル18の内部、すなわち内部パネル17の内側面にはケブラー(Kevlar)繊維で製織された防彈板19が付着され、これにより、火災時の爆発などによる破片などが壁を突き抜けて避難空間内に浸透することを効果的に防げ、なお、人命被害を防げることはもちろん、避難室本体10の損傷や毀損を防いで内部の空気が流出することも防げる。
そして、前記避難室本体10の底面には、前後及び左右の4つの車輪20及び公知のストッパー21が設置され、これにより、避難室本体10をユーザーが容易に移動でき、ユーザーが望ましいところに容易に設置できる。
前記ドア11は、避難室本体10の出入口に設置される観音開き式の防火扉として、一方の側面のヒンジ部(図示せず)を用いて避難室本体10の前方出入口に開閉可能な構造で設置される。
ここで、前記ドア11の前方の一側に設置されるロック/アンロック可能な公知の開閉用ハンドル23を操作すると、ドア11を開閉することができ、ドア11を閉じた状態で避難室本体10の出入口回りは完全に密閉された状態に維持することができる。
このようなドア11のドア板体は、互いに空間(Gap)を造成し、金属素材からなる内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、これにより、ドア11は自体的に構造的な剛性及び断熱性能を発揮することができ、この時の内部パネル17と外部パネル18の間には、多数の「コ」字形状や四角管形状の補強部材が介在されるので、内部パネル17と外部パネル18が互いに結束され板体の全体的な構造的剛性が維持されることができる。
このようなドア11もドア板体をなす内部パネル17と外部パネル18の内部、すなわち内部パネル17の内側面にケブラー(Kevlar)繊維で製織された防彈板19が付着され、これにより、火災時の爆発などによる破片などがドア板体を突き抜けて避難空間内に浸透することを効果的に防げ、なお、人命被害を防げることはもちろん、避難室本体10の損傷や毀損を防いで内部の空気が流出されるも防げる。
そして、前記ドア11には、確認窓23が内部パネル17と外部パネル18を貫通する構造で設置され、これにより、避難室本体10の内部に避難した人や外部の救助要員が互いに状態を確認できる。
特に、前記ドア11には、9段の曲げ型断面を有するドア遮熱部材31が備えられて、ドア11を介した熱伝導率が最大限に低減されることができる。
このようなドア遮熱部材21は、ドアの内部パネル17とドアの外部パネル18との間の4辺の縁に沿って配置され、リベット締結構造や溶接などによりパネル側に結合される構造で設置される。
これにより、火災発生時にドア11側に熱が伝達されると、この時に熱はドア遮熱部材31の9段の曲げ型断面を経て、すなわち長い熱伝達経路を経て伝わるので、熱伝導率を最小限に抑えることができ、なお、ドア11側を介した熱伝導を完全に遮断することができる。
また、前記火災避難室は避難室本体10においてドアに対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気の通路の役割をする空気流入管12及び避難室本体10においてドアに対する天井部の前方に、避難空間から出る空気の通路の役割をする空気排出管13を含んでいる。
前記空気流入管12は、金属素材からなる管であって、避難室本体10の上方壁の内部パネル17と外部パネル18を貫通して内部の裏側の避難空間側と連通される構造で設置され、このように設置される空気流入管12は避難室本体10の裏側に一定の長さで延出されることができる。
このように設置される空気流入管12の後端の端部は、後述する建物の除煙設備側の配管25または建物内の別の送風装置側の配管25に接続されて空気の提供を受けることができる。
他の実施形態として、前記空気流入管12は、建物の除煙設備側の配管25または建物の送風装置側の配管25に接続されず、単独で空気を吸入することができる構造である場合には、空気流入管12の外側端部には吸気用ファン43が設置され、これにより、吸気用ファン43の作動時に外部の空気が空気流入管12を介して流入して避難室本体10の内部に供給されることができる。
これに加え、前記空気流入管12の外側端部には、センサー37が設置され、この時のセンサー37は、空気流入管12を介して流入される煙等の有毒ガスを検出する役割をして、このようにセンサー37が検出した信号はコントロールボックス16側に送ることができる。
ここで、前記センサー37は、有毒ガス、可燃性ガスなどを検出する公知のセンサーを適用することができる。
このような空気流入管12は、二重管構造で構成されて、これにより、空気流入管12を介して避難室本体10の内部の避難空間に流入される空気が加熱されることを防げ、なお、加熱された空気による避難者の呼吸困難などの問題を完全に排除することができる。
そして、前記空気流入管12の一側、例えば、後述する配管ティー44と避難室本体10の間の区間の一側には、第1のソレノイドバルブ33が設置され、このように設置される第1のソレノイドバルブ33はコントロールボックス16によって制御され、ON作動(開き状態)されたり、OFF作動(閉じ状態)されることができる。
例えば、平常時の第1のソレノイドバルブ33は、常時ON作動(開き)状態を維持することになる一方、前記センサー37による有毒ガスの検出信号がコントロールボックス16に入力されると、この時のコントロールボックス16による出力制御により、第1のソレノイドバルブ33がOFF作動(閉じた状態)され、これにより、空気流入管12が遮断され、空気流入管12を介して避難室本体10の内部に空気だけでなく、有毒ガスが流入することが遮断されることができる。
前記空気排出管13は、金属素材からなる管であって、避難室本体10の上方壁の内部パネル17と外部パネル18を貫通して内部の前方避難空間側と連通される構造で設置され、このように設置される空気流入管12は避難室本体10の裏側に一定の長さで延出されることができる。
このように設置される空気排出管13の後端の端部は、建物の屋内に設けられる避難室(図7の図面符号26)の内部に露出され、これにより避難室本体10の内部から排出される空気は空気排出管13を介して抜け避難室測へ排出されることができる。
ここで、前記空気排出管13の端部、すなわち上方に向かって折れた先端には円錐形の帽子27が設置されており、この時の円錐形の帽子27は空気排出管13の内部へ粉塵などの異物が入ることを防いでくれる役割をする。
特に、前記避難室本体10の内部に避難空間は、外部に対して加圧される環境に維持されるので、避難空間内に呼吸に必要な充分な量の空気が常時確保されることができる。
このため、前記空気流入管12の直径は、空気排出管13の直径に比べ相対的に大きい直径を有することができる。
この時の前記空気流入管12の直径に比べ前記空気排出管13の直径は、約60%程度の直径、例えば、空気流入管12の直径が約50mm程度であり、空気排出管13の直径は約30mm程度であり得る。
ここで、前記空気排出管13の避難室本体10側の接続部は、空気流入管12と同じ直径であり得るので、避難室本体10の内部で初期に排出される空気の流れが円滑に行われるようになり、空気排出管13の初期区間はテーパ形状の軸菅部28が備えられことにより、空気排出管13の残りの区間は空気流入管12に比べ相対的に小さな直径であり得る。
したがって、前記空気流入管12の直径が空気排出管13の直径に比べて相対的に大きい直径を有することにより、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することができ、これにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることができる。
なお、火災発生に伴う落下物、爆発などによる外部衝撃などにより避難室本体10の破損によりリークが発生した場合でも、これを補償することができ、したがって、避難室本体10の内部に確保されている空気量によって避難者が呼吸をするには、大きな問題がなくなり、したがって避難者の安全を最大限に保護することができる。
そして、前記避難室本体10の内部の避難空間が外部に対して加圧されることによって外部の煙や火災、汚染された空気が空気排出管13を介して逆流して入ってくることが基本的に封鎖されるので、避難者はさらに安全に保護されることができる。
これに加え、前記空気排出管13には、チェクバルブ45が設置されることができ、これにより、避難室本体10の内部の空気は、空気排出管13を介して排出され、また、外部の空気、煙、有毒ガスなどが空気排出管13を逆流して避難室本体10の内部へ流入されることが基本的に封鎖されることができる。
また、前記火災避難室は避難者が避難室本体10の内部に入ってくるためにドア11を開いたときに、外部の煙や熱気が避難室本体10の内部へ流入されることを防いでくれる手段として空気強制排出用ファン14を含んでいる。
このような空気強制排出用ファン14は、避難室本体10の内部の裏側の壁に出入口、すなわち、ドア11を正面に見て設置され、ドア11の開き時にON作動されるとともに、ドアの閉じ時にOFF作動される。
このため、前記避難室本体10の出入口の一側には、公知のドア感知センサー(図示せず)が設置され、前記ドア感知センサーがドア11の開きを検出すると、この時の検出信号はコントロールボックス16に入力され、これと同時に、コントロールボックス16の出力制御により空気強制排出用ファン14が作動するので、すなわちドア11をオープンするとともに、強力な風が避難室本体10の内部の内側から外側に向かって強く吹くので、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを完全に遮断することができる。
また、前記火災避難室は避難空間内の快適で安全な環境を造成してくれることができるいくつかの施設を含むことができる。
一例として、前記避難室本体10の内部の天井部には、ランプ15が設置されることができ、この時のランプ15はコントロールボックス16側から電源の提供を受け、ON/OFF作動される。
もちろん、前記ランプ15の場合、ドア11のオープンとクローズ作動に連系してオンまたはオフすることができ、または避難室本体10の内部に設置される別のスイッチ(図示せず)を操作してオンまたはオフすることができる。
他の例としては、前記避難室本体10の内部の一側には空気貯蔵筒(図示せず)や酸素ボンベ(図示せず)が配置されることができ、これにより、避難者の中に呼吸困難が来る人が便利に使用することができる。
このように避難室本体10の内部に空気貯蔵筒や酸素ボンベが配置される場合には、外部からの空気の供給がなくても避難者が空気貯蔵筒や酸素ボンベを用いて、一定時間の間に 呼吸することができるので、火災避難室の設置構造をより簡素化することができる。
例えば、前記避難室本体10の空気流入管12を遮断するとともに、空気排出管12の端部には、最小限の空気排出のみが行われるように、ノズル(図示せず)や微細な孔(図示せず)だけ形成した構造で火災避難室を製作することができ、これにより、避難者は外部からの空気の供給がなくても、空気貯蔵筒や酸素ボンベを用いて呼吸しながら、避難室本体10内で救助を待つことができる。
この時の前記空気排出管12には、煙などが逆流して入ってくることを防止するためにチェクバルブ(図示せず)を設置することが望ましい。
このような火災避難室の場合、空気供給のための配管測との接続作業などを排除することができるので、設置構造が非常に簡単で、なお、各世代での火災避難室を効率的かつ経済的に運用することができる。
他の例としては、前記避難室本体10の外部の一側には火災感知センサー(図示せず)を介して火災が感知されると、光と音を出力する警告灯(図示せず)が備えられており、これにより、避難者または救助要員が迅速に火災避難室を識別して避難することができたり、避難者を救助することができる。
また、前記火災避難室は避難室本体10の内部環境を快適かつ安全に維持させてくれる手段でエアコン22を含んでいる。
前記エアコン22は、避難室本体10の内部の裏側の壁に設置され、空気の流入及び排出設備の異常時または正常に作動している場合でも、避難室本体10が加熱され、その内部の空気が熱くなると、エアコン22を稼動させて避難空間内の空気を冷却させてくれることができる。
このようなエアコン22のON/OFF作動は避難空間内の温度を感知する温度感知センサー(図示せず)の信号によるコントロールボックス16の出力制御により行うなったり、または避難者による別のスイッチ(図示せず)の操作によって行うことができる。
また、前記火災避難室は電源の供給はもちろん、各種機器の出力制御のための手段としてコントロールボックス16を含んでいる。
前記コントロールボックス16は、自体的に電力を供給することができる充電器、電池などを備えており、避難室本体10の内部の一側、例えば避難室本体10の内部の裏側の壁に設置され、自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御する役割をする。
例えば、前記コントロールボックス16は、避難室本体10に設置されている空気強制排出用ファン14、ランプ15、警告灯(図示せず)、エアコン22などと電気的に接続されて、これらに電源を供給する役割をすることになり、また、ドア感知センサーや温度感知センサー、火災感知センサーなどから入力された信号をもとにして空気強制排出用ファン14、ランプ15、警告灯(図示せず時)、エアコン22などの電気機器を出力制御する役割もできるようになり、また、空気流入管12上の第1のソレノイドバルブ33はもちろん、サブ空気流入管32上の第2のソレノイドバルブ34、酸素発生器36と、空気貯蔵タンク40側の排出側に設置されるポンプ41と第3のソレノイドイブバルブ42を出力制御する役割もできる。
また、前記火災避難室は火災避難室内へ有毒ガスの浸透を基本的に遮断して避難者の安全を保護することができる手段として、呼吸用空気供給装置38aを含んでいる。
前記呼吸用空気供給装置38aは、空気流入管12側に流入される空気中の煙などの有毒ガスが検出されると、すぐに空気流入管12を遮断すると同時に、サブ空気流入管32を介して空気を吸入しながら有毒ガスを浄化することはもちろん、酸素を発生させて、これを避難室本体10の内部に提供する役割をする。
このため、前記空気流入管12の一側には、配管ティー44が設けられ、このように設置される配管ティー44から分岐するサブ空気流入管32は下に垂直に延長して形成される。
そして、前記サブ空気流入管32の経路上に第2のソレノイドバルブ34が設置され、この時の第2のレノイドバルブ34はコントロールボックス16によって出力制御されて、ON作動(開き状態)されたり、またはOFF作動(閉じ状態)されることができる。
例えば、第1のソレノイドバルブ33のOFF作動によって、空気流入管12が遮断された場合には、前記第2のソレノイドバルブ34がON作動されサブ空気流入管32側に外気が流れるようになり、空気流入管12を介して正常に外部の空気が供給される場合には、第2のソレノイドバルブ34はOFF作動状態を維持することができる。
これに加え、前記サブ空気流入管32には、空気中に含まれている有毒ガスを浄化する役割をするフィルタ装置35が設置される。
これにより、前記サブ空気流入管32へ流入される空気(有毒ガスを含む空気)がフィルタ装置35を経ると、空気中に含まれている有毒ガスが除去され、このように有毒ガスが除去されてきれいに浄化された空気が酸素発生器36側に送ることができる。
ここで、前記フィルタ装置35は、ガスマスクなどに使用されている浄化筒、キャニスターなどを適用することができる。
特に、前記呼吸用空気供給装置38aは酸素を発生させて、避難室本体10の内部に酸素を供給する役割をする酸素発生器36を含んでいる。
このような酸素発生器36の吸入側にはサブ空気流入管32が接続され、酸素発生器36の排出側は配管などを介して避難室本体10の内部に連結されて設置され、この時の酸素発生器36はコントロールボックス16の出力制御によりONまたはOFF作動されることができる。
これにより、前記酸素発生器36の吸入側にフィルタ装置35を経た空気、すなわち有毒ガスが除去された空気が流入され、続いて酸素発生器36の内部で作られた酸素が排出側を介して避難室本体10の内部に供給されることができる。
ここで、前記酸素発生器36の内部で酸素が作られるようにする方法などは、当該技術分野で通常的に知られている方法であれば特に制限されず用いることができる。
そして、前記呼吸用空気供給装置38aのサブ空気流入管32、第2のソレノイドバルブ34、フィルタ装置35及び酸素発生器36は、避難室本体10の壁の内部に造成される空間部39に設置されることができる。
例えば、前記避難室本体10の裏側の壁をなす内部パネル17と外部パネル18との間の空間部39内に空気流入管12側の配管ティー44から延長されるサブ空気流入管32が壁の上方を貫通して垂直に設けられ、このように設置されるサブ空気流入管32は、空間部39の内部に設置される第2のソレノイドバルブ34、フィルタ装置35及び酸素発生器36が連結されて設置され、この時の酸素発生器36の排出側は内部パネル17の上の金網などの流入口側に接続されて酸素が避難室本体10の内部に供給される。
したがって、火災発生時に、空気流入管12を介して入ってくる空気中に煙などの有毒ガスが含まれている場合に、これをセンサー37が検出される。
前記センサー37の検出信号がコントロールボックス16に入力されると、コントロールボックス16の出力制御により、第1のソレノイドバルブ33がOFF作動されながら閉じると同時に第2のソレノイドバルブ34がON作動して開かれ、この時、外部の空気はサブ空気流入管32に向かって流れて、これに加え、コントロールボックス16の出力制御により酸素発生器36も作動を開始する。
続いて、前記サブ空気流入管32に流入される空気は、フィルタ装置35を通過するようになり、この過程で、空気中の有毒ガスは除去され、このようにフィルタ装置35を経て浄化された空気は酸素発生器36に流入される。
続いて、前記酸素発生器36の作動によって生成された酸素は、避難室本体10の内部に供給され、避難者が呼吸できる。
このように、外部の有毒ガスの流入を完全に遮断するとともに、呼吸のための酸素を供給することにより、避難者を有毒ガスの危険から保護し、最大限の安全を確保することができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る火災避難室を示す断面図である。
図9に示したように、前記火災避難室は前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体10及び前記避難室本体10の出入口に設置される開閉可能なドア11を含んでいる。
前記避難室本体10は、多数の人が入って避難することができる避難空間を有して、人の出入りのための前方の出入口が開放されている四角形の箱型構造物からなる。
例えば、前記避難室本体10は、上方と下部の壁、左側と右側の壁、裏側の壁を有して、出入口に対応する前方があいている四角形の箱型構造物からなる。
このような避難室本体10の各壁は、互いに空間(Gap)を造成し、金属素材からなる内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、これにより、避難室本体10は自体的に構造的な剛性及び断熱性能を発揮できる。
このとき、前記内部パネル17と外部パネル18の間には、多数の「コ」字形状や四角管形状の補強部材が介在されるので、内部パネル17と外部パネル18が互いに結束され、壁の全体的な構造的剛性を維持することができる。
また、記避難室本体10の各壁との間の連接部位には、所定の折り曲げた形状からなる壁遮熱部材29が挿入されて設置される。
このような壁遮熱部材29は、略「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなり、壁との間の連接部位に沿って並んで配置され、リベット締結構造または溶接などにより壁側に固定される構造で設置される。
そして、前記壁遮熱部材29の端面の溝内には、シリカロープ30が挿入されて設置され、この時のシリカロープ30は、壁を介して伝達される熱を効果的に遮断する役割をする。
これにより、火災発生時に避難室本体10側に熱が伝達される場合は、ほとんどの熱は、厚い壁側で遮断し、この時の壁との間の連接部位を介して伝達される熱も壁遮熱部材29の曲げ形状が発揮する熱伝達経路の延長及び熱接触断面の縮小による熱伝導率の最小化作用及びシリカロープ30が発揮する熱遮断作用により完全に遮断されることができる。
特に、前記避難室本体10の各壁をなす内部パネル17と外部パネル18の内部、すなわち内部パネル17の内側面には、ケブラー(Kevlar)繊維で製織された防彈板19が付着され、これにより、火災時の爆発などによる破片などが壁を突き抜けて避難空間内に浸透することを効果的に防げ、なお、人命被害を防げることはもちろん、避難室本体10の損傷や毀損を防いで内部の空気が流出することも防げる。
そして、前記避難室本体10の底面には、前後及び左右の4つの車輪20及び公知のストッパー21が設置され、これにより、避難室本体10をユーザーが容易に移動でき、ユーザーが望ましいところに容易に設置できる。
前記ドア11は、避難室本体10の出入口に設置される観音開き式の防火扉として、一方の側面のヒンジ部(図示せず)を用いて避難室本体10の前方出入口に開閉可能な構造で設置される。
ここで、前記ドア11の前方の一側に設置されるロック/アンロック可能な公知の開閉用ハンドル23を操作すると、ドア11を開閉することができ、ドア11を閉じた状態で避難室本体10の出入口回りは完全に密閉された状態に維持することができる。
このようなドア11のドア板体は、互いに空間(Gap)を造成し、金属素材からなる内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、これにより、ドア11は自体的に構造的な剛性及び断熱性能を発揮することができ、この時の内部パネル17と外部パネル18の間には、多数の「コ」字形状や四角管形状の補強部材が介在されるので、内部パネル17と外部パネル18が互いに結束され板体の全体的な構造的剛性が維持されることができる。
このようなドア11もドア板体をなす内部パネル17と外部パネル18の内部、すなわち内部パネル17の内側面にケブラー(Kevlar)繊維で製織された防彈板19が付着され、これにより、火災時の爆発などによる破片などがドア板体を突き抜けて避難空間内に浸透することを効果的に防げ、なお、人命被害を防げることはもちろん、避難室本体10の損傷や毀損を防いで内部の空気が流出されるも防げる。
そして、前記ドア11には、確認窓23が内部パネル17と外部パネル18を貫通する構造で設置され、これにより、避難室本体10の内部に避難した人や外部の救助要員が互いに状態を確認できる。
特に、前記ドア11には、9段の曲げ型断面を有するドア遮熱部材31が備えられて、ドア11を介した熱伝導率が最大限に低減されることができる。
このようなドア遮熱部材21は、ドアの内部パネル17とドアの外部パネル18との間の4辺の縁に沿って配置され、リベット締結構造や溶接などによりパネル側に結合される構造で設置される。
これにより、火災発生時にドア11側に熱が伝達されると、この時に熱はドア遮熱部材31の9段の曲げ型断面を経て、すなわち長い熱伝達経路を経て伝わるので、熱伝導率を最小限に抑えることができ、なお、ドア11側を介した熱伝導を完全に遮断することができる。
また、前記火災避難室は避難室本体10においてドアに対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気の通路の役割をする空気流入管12及び避難室本体10においてドアに対する天井部の前方に、避難空間から出る空気の通路の役割をする空気排出管13を含んでいる。
前記空気流入管12は、金属素材からなる管であって、避難室本体10の上方壁の内部パネル17と外部パネル18を貫通して内部の裏側の避難空間側と連通される構造で設置され、このように設置される空気流入管12は避難室本体10の裏側に一定の長さで延出されることができる。
このように設置される空気流入管12の後端の端部は、後述する建物の除煙設備側の配管25または建物内の別の送風装置側の配管25に接続されて空気の提供を受けることができる。
他の実施形態として、前記空気流入管12は、建物の除煙設備側の配管25または建物の送風装置側の配管25に接続されず、単独で空気を吸入することができる構造である場合には、空気流入管12の外側端部には吸気用ファン43が設置され、これにより、吸気用ファン43の作動時に外部の空気が空気流入管12を介して流入して避難室本体10の内部に供給されることができる。
これに加え、前記空気流入管12の外側端部には、センサー37が設置され、この時のセンサー37は、空気流入管12を介して流入される煙等の有毒ガスを検出する役割をして、このようにセンサー37が検出した信号はコントロールボックス16側に送ることができる。
ここで、前記センサー37は、有毒ガス、可燃性ガスなどを検出する公知のセンサーを適用することができる。
このような空気流入管12は、二重管構造で構成されて、これにより、空気流入管12を介して避難室本体10の内部の避難空間に流入される空気が加熱されることを防げ、なお、加熱された空気による避難者の呼吸困難などの問題を完全に排除することができる。
そして、前記空気流入管12の一側には第1のソレノイドバルブ33が設置され、このように設置される第1のソレノイドバルブ33はコントロールボックス16によって制御され、ON作動(開き状態)されたり、OFF作動(閉じ状態)されることができる。
例えば、平常時の第1のソレノイドバルブ33は、常時ON作動(開き)状態を維持することになる一方、前記センサー37による有毒ガスの検出信号がコントロールボックス16に入力されると、この時のコントロールボックス16による出力制御により、第1のソレノイドバルブ33がOFF作動(閉じた状態)され、これにより、空気流入管12が遮断され、空気流入管12を介して避難室本体10の内部へ空気だけでなく有毒ガスが流入することが遮断されることができる。
前記空気排出管13は、金属素材からなる管であって、避難室本体10の上方壁の内部パネル17と外部パネル18を貫通して内部の前方避難空間側と連通される構造で設置され、このように設置される空気流入管12は避難室本体10の裏側に一定の長さで延出されることができる。
このように設置される空気排出管13の後端の端部は、建物の屋内に設けられる避難室(図7の図面符号26)の内部に露出され、これにより、避難室本体10の内部から排出される空気は空気排出管13を介して抜け避難室測へ排出されることができる。
ここで、前記空気排出管13の端部、すなわち上方に向かって折れた先端には円錐形の帽子27が設置されており、この時の円錐形の帽子27は空気排出管13の内部へ粉塵などの異物が入ることを防いでくれる役割をする。
特に、前記避難室本体10の内部に避難空間は、外部に対して加圧される環境に維持されるので、避難空間内に呼吸に必要な充分な量の空気が常時確保されることができる。
このため、前記空気流入管12の直径は、空気排出管13の直径に比べ相対的に大きい直径を有することができる。
この時の前記空気流入管12の直径に比べ前記空気排出管13の直径は、約60%程度の直径、例えば、空気流入管12の直径が約50mm程度であり、空気排出管13の直径は約30mm程度であり得る。
ここで、前記空気排出管13の避難室本体10側の接続部は、空気流入管12と同じ直径であり得るので、避難室本体10の内部で初期に排出される空気の流れが円滑に行われるようになり、空気排出管13の初期区間はテーパ形状の軸菅部28が備えられことにより、空気排出管13の残りの区間は空気流入管12に比べ相対的に小さな直径であり得る。
したがって、前記空気流入管12の直径が空気排出管13の直径に比べて相対的に大きい直径を有することにより、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することができ、これにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることができる。
なお、火災発生に伴う落下物、爆発などによる外部衝撃などにより避難室本体10の破損によりリークが発生した場合でも、これを補償することができ、したがって、避難室本体10の内部に確保されている空気量によって避難者が呼吸をするには、大きな問題がなくなり、したがって避難者の安全を最大限に保護することができる。
そして、前記避難室本体10の内部避難空間内部が外部に対して加圧されることによって外部の煙や火災、汚染された空気が空気排出管13を介して逆流して入ってくることが基本的に封鎖されるので、避難者はさらに安全に保護されることができる。
これに加え、前記空気排出管13には、チェクバルブ45が設置されることができ、これにより、避難室本体10の内部の空気は、空気排出管13を介して排出され、また、外部の空気、煙、有毒ガスなどが空気排出管13を逆流して避難室本体10の内部へ流入されることが基本的に封鎖されることができる。
また、前記火災避難室は避難者が避難室本体10の内部に入ってくるためにドア11を開いたときに、外部の煙や熱気が避難室本体10の内部へ流入されることを防いでくれる手段として空気強制排出用ファン14を含んでいる。
このような空気強制排出用ファン14は、避難室本体10の内部の裏側の壁に出入口、すなわちドア11を正面に見て設置され、ドア11の開き時にON作動されるとともに、ドアの閉じ時にOFF作動される。
このため、前記避難室本体10の出入口の一側には、公知のドア感知センサー(図示せず)が設置され、前記ドア感知センサーがドア11の開きを検出すると、この時の検出信号はコントロールボックス16に入力され、これと同時に、コントロールボックス16の出力制御により空気強制排出用ファン14が作動するので、すなわちドア11をオープンするとともに、強力な風が避難室本体10の内部の内側から外側に向かって強く吹くので、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを完全に遮断することができる。
また、前記火災避難室は避難空間内の快適で安全な環境を造成してくれることができるいくつかの施設を含むことができる。
一例として、前記避難室本体10の内部の天井部には、ランプ15が設置されることができ、この時のランプ15はコントロールボックス16側から電源の提供を受け、ON/OFF作動される。
もちろん、前記ランプ15の場合、ドア11のオープンとクローズ作動に連系してオンまたはオフすることができ、または避難室本体10の内部に設置される別のスイッチ(図示せず)を操作してオンまたはオフすることができる。
他の例としては、前記避難室本体10の内部の一側には空気貯蔵筒(図示せず)や酸素ボンベ(図示せず)が配置されることができ、これにより、避難者の中に呼吸困難が来る人が便利に使用することができる。
このように避難室本体10の内部に空気貯蔵筒や酸素ボンベが配置される場合には、外部からの空気の供給がなくても避難者が空気貯蔵筒や酸素ボンベを用いて、一定時間の間に呼吸することができるので、火災避難室の設置構造をより簡素化することができる。
例えば、前記避難室本体10の空気流入管12を遮断するとともに、空気排出管12の端部には、最小限の空気排出のみが行われるように、ノズル(図示せず)や微細な孔(図示せず)だけ形成した構造で、火災避難室を製作することができ、これにより、避難者は外部からの空気の供給がなくても、空気貯蔵筒や酸素ボンベを用いて呼吸しながら、避難室本体10内で救助を待つことができる。
このときの前記空気排出管12には、煙などが逆流して入ってくることを防止するためにチェクバルブ(図示せず)を設置することが望ましい。
このような火災避難室の場合、空気供給のための配管測との接続作業などを排除することができるので、設置構造が非常に簡単で、なお、各世代での火災避難室を効率的かつ経済的に運用することができる。
他の例としては、前記避難室本体10の外部の一側には火災感知センサー(図示せず)を介して火災が感知されると、光と音を出力する警告灯(図示せず)が備えられており、これにより、避難者または救助要員が迅速に火災避難室を識別して避難することができたり、避難者を救助することができる。
また、前記火災避難室は避難室本体10の内部環境を快適かつ安全に維持させてくれる手段でエアコン22を含んでいる。
前記エアコン22は、避難室本体10の内部の裏側の壁に設置され、空気の流入及び排出設備の異常時または正常に作動している場合でも、避難室本体10が加熱され、その内部の空気が熱くなると、エアコン22を稼動させて避難空間内の空気を冷却させてくれることができる。
このようなエアコン22のON/OFF作動は避難空間内の温度を感知する温度感知センサー(図示せず)の信号によるコントロールボックス16の出力制御により行うなったり、または避難者による別のスイッチ(図示せず)の操作によって行うことができる。
また、前記火災避難室は電源の供給はもちろん、各種機器の出力制御のための手段としてコントロールボックス16を含んでいる。
前記コントロールボックス16は、自体的に電力を供給することができる充電器、電池などを備えており、避難室本体10の内部の一側、例えば避難室本体10の内部の裏側の壁に設置され、自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御する役割をする。
例えば、前記コントロールボックス16は、避難室本体10に設置されている空気強制排出用ファン14、ランプ15、警告灯(図示せず)、エアコン22などと電気的に接続されて、これらに電源を供給する役割をすることになり、また、ドア感知センサーや温度感知センサー、火災感知センサーなどから入力された信号をもとにして空気強制排出用ファン14、ランプ15、警告灯(図示せず時)、エアコン22などの電気機器を出力制御する役割もできるようになり、また、空気流入管12上の第1のソレノイドバルブ33はもちろん、サブ空気流入管32上の第2のソレノイドバルブ34、酸素発生器36、そして空気貯蔵タンク40側の排出側に設置されるポンプ41と第3のソレノイドイブバルブ42を出力制御する役割もできる。
また、前記火災避難室は火災避難室内へ有毒ガスの浸透を基本的に遮断して避難者の安全を保護することができる手段として、呼吸用空気供給装置38aを含んでいる。
前記呼吸用空気供給装置38aは、空気流入管12側へ流入される空気中の煙などの有毒ガスが検出されると、すぐに空気流入管12を遮断すると同時に、避難室本体10に自体的に完備されている空気貯蔵タンク40の空気を避難室本体10の内部へ提供する役割をする。
このため、前記避難室本体10の底体の内部空間、すなわち、内部パネル17と外部パネル18との間に造成される密閉された空間には、空気が満たされている空気貯蔵タンク40が設置される。
この時の空気貯蔵タンク40は、床体の全面積にわたって形成されることができ、避難室本体10に収容される人員と避難時間などを考慮した充分な量の空気を確保することができる容量を有することが望ましい。
そして、前記空気貯蔵タンク40の排出側から延長される配管上に第3のソレノイドバルブ42が設置されると同時に、この時の配管は、ポンプ41の吸入側に接続され、前記ポンプ41の吐出側は内部パネル17上の金網などの流入口側に接続されて、空気が避難室本体10の内部へ供給されることができる。
ここで、前記ポンプ41は、コントロールボックス16の出力制御により作動することができ、前記第3のソレノイドバルブ42もコントロールボックス16の出力制御を受けてON作動されたり、OFF作動されることができ、前記配管は内部パネル17と外部パネル18との間の空間内に位置することができる。
これにより、前記空気流入管12側に設置されるセンサー37の信号の入力を受けるコントロールボックス16の出力制御により、第1のソレノイドバルブ33がOFF作動されると同時に、第3のソレノイドバルブ42がON作動され、これに加え、ポンプ41が作動されながら空気貯蔵タンク40に満たされている空気が避難室本体10の内部へ供給されることができる。
そして、前記呼吸用空気供給装置38bのポンプ41と第3のソレノイドバルブ42は、避難室本体10の壁の内部に造成される空間部39に設置されることができる。
例えば、前記避難室本体10の裏側の壁をなす内部パネル17と外部パネル18との間の空間部39内にポンプ41と第3のソレノイドバルブ42が設置され、この時のポンプ41の排出側は内部パネル17上の金網などの流入口側に接続されて酸素が避難室本体10の内部へ供給されることができる。
したがって、火災発生時に、空気流入管12を介して入ってくる空気中に煙などの有毒ガスが含まれている場合に、これをセンサー37が検出する。
前記センサー37の検出信号がコントロールボックス16に入力されると、コントロールボックス16の出力制御により、第1のソレノイドバルブ33がOFF作動されながら閉じると同時に、第3のソレノイドバルブ42がON作動されながら開かれ、これに加え、コントロールボックス16の出力制御によりポンプ41も作動を開始する。
続いて、前記ポンプ41の作動により、空気貯蔵タンク40に貯蔵されている空気は、避難室本体10の内部へ供給され、避難者が呼吸できる。
このように、外部の有毒ガスの流入を完全に遮断するとともに、呼吸のための空気を供給することにより、避難者を有毒ガスの危険から保護し、最大限の安全性を確保することができる。
つまり、避難室本体の底体をなす内部パネルと外部パネル18の間の空間部に空気貯蔵タンクを設置するとともに、避難室本体の壁をなす内部パネルと外部パネル18の間の空間部に第3のソレノイドバルブとポンプを設置して、このような空気貯蔵タンク、第3のソレノイドバルブ及びポンプを空間部の内で配管に相互に接続し、ポンプの吐出側は内部パネルに設置されている金網からなる流入口に接続して、空気貯蔵タンクに入っている空気を避難室本体へ供給することができる構造を採用することにより、呼吸用空気供給装置が火災発生時の火炎や落下物により被害を受ける問題を完全に排除することができ、したがって、火災発生時に避難室の周りに火炎が広がったり落下物が落ちる危険な状況に関係なく、呼吸用空気供給装置が正常に機能しながら外気遮断時にも呼吸のための空気を円滑に供給して避難者の安全を最大限に確保することができる効果がいる。
このように、本発明では、建物の室内や地下室などに自由に設置して、火災発生時に建物の外部に避難していなかった人々が安全に避難できるとともに、避難空間へ入ってくる空気量と避難空間から出る空気量を適切に制御して避難空間内が外部に対して加圧されるようにして、特に有毒ガスの発生時に、これを遮断するとともに、呼吸のための酸素を供給する新しい火災避難室を提供することにより、火災の危険から人命被害を最小限に抑えることができ、火災避難室空間の内部にリークが発生した場合でも、呼吸用空気を充分に確保でき、避難者の安全を最大限に確保することができる。
10:避難室本体
11:ドア
12:空気流入管
13:空気排出管
14:空気強制排出用ファン
15:ランプ
16:コントロールボックス
17:内部パネル
18:外部パネル
19:防彈板
20:車輪
21:ストッパー
22:エアコン
23:開閉用ハンドル
24:確認窓
25:配管
26:避難室
27:帽子
28:軸菅部
29:壁遮熱部材
30:シリカロープ
31:ドア遮熱部材
32:サブ空気流入管
33:第1のソレノイドバルブ
34:第2のソレノイドバルブ
35:フィルタ装置
36:酸素発生器
37:センサー
38a、38b:呼吸用空気供給装置
39:空間部
40:空気貯蔵タンク
41:ポンプ
42:第3のソレノイドバルブ
43:吸気用ファン
44:配管ティー
45:チェクバルブ

Claims (23)

  1. 前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体10及び前記避難室本体10の出入口に設置される開閉可能なドア11と、
    前記避難室本体10において前記ドア11に対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気を誘導する空気流入管12と、
    前記避難室本体10において前記ドア11に対する天井部の前方に、避難空間から出る空気を誘導する空気排出管13と、
    前記避難室本体10の閉まっている時の前記ドア11と対向する壁に設けられ、前記ドア11の開閉作動に連系してON/OFF作動され、前記ドア11がいた時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを遮断する空気強制排出用ファン14と、
    前記避難室本体10の内部の天井部に設置されるランプ15と、
    前記避難室本体10の内部に設置されて自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御するコントロールボックス16と、を含むことを特徴とする火災避難室。
  2. 前記空気流入管12の直径は、空気排出管13の直径に比べ相対的に大きい直径を有し、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することができるようにすることで、避難空間の内部が外部に対して加圧されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の火災避難室。
  3. 前記避難室本体10の上下及び左右の壁と閉まっている時の前記ドア11と対向する壁、そして前記ドア11の板体は、互いに空間を造成する内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、前記各内部パネル17にはケブラー繊維で製織した防彈板19が付着されることを特徴とする請求項1に記載の火災避難室。
  4. 前記避難室本体10の底面には、移動及び固定のための手段として前後及び左右の4つの車輪20及びストッパー21が設置されることを特徴とする請求項1に記載の火災避難室。
  5. 前記避難室本体10の閉まっている時の前記ドア11と対向する壁には空気流入及び排出設備の異常時に避難空間の内部の空気を冷却させてくれるエアコン22が設置されることを特徴とする請求項1に記載の火災避難室。
  6. 前記避難室本体10は、高層ビルの各フロアに設置され、各フロアに設置される各避難室本体10の空気流入管12は、建物の除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続されて、それぞれの避難室本体10への空気の供給は建物の内部領域で一括して運用することができることを特徴とする請求項1に記載の火災避難室。
  7. 前記避難室本体10の各壁との間の連接部位には、「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなるとともに、前記帯状の部材の前記断面形状における溝内に挿入されるシリカロープ30を有して壁との間の連接部位を介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる壁遮熱部材29が挿入されて設置されることを特徴とする請求項1に記載の火災避難室。
  8. 前記ドア11は、ドアの4辺の縁に沿って設置され、ドア11を介した熱伝導率を低減する波板状の断面を有するドア遮熱部材31を含むことを特徴とする請求項1に記載の火災避難室。
  9. 前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体10及び前記避難室本体10の出入口に設置される開閉可能なドア11と、
    前記避難室本体10において前記ドア11に対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気を誘導する空気流入管12と、
    前記避難室本体10において前記ドア11に対する天井部の前方に、避難空間から出る空気を誘導する空気排出管13と、
    前記避難室本体10の閉まっている時の前記ドア11と対向する壁に出入口を見て設置されて、ドア11の開閉作動に連系してON/OFF作動されて、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間に入ってくることを遮断する空気強制排出用ファン14と、
    前記避難室本体10の内部に設置されて自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御するコントロールボックス16と、
    前記空気流入管12の一側から分岐されたサブ空気流入管32と、前記空気流入管12とサブ空気流入管32にそれぞれ設置される第1のソレノイドバルブ33及び第2のソレノイドバルブ34と、前記サブ空気流入管32の経路上に設置されて空気中の有毒ガスを浄化するフィルタ装置35と、前記サブ空気流入管32に接続されて空気の提供を受けるとともに酸素を発生させる酸素発生器36で構成されて、空気流入管12側に設置されるセンサー37の信号の入力を受けるコントロールボックス16の出力制御により、第1のソレノイドバルブ33がOFF作動されると同時に、第2のソレノイドバルブ34がON作動され、これに加え、酸素発生器36が作動され、酸素発生器36から提供される酸素を避難室本体10の内部に供給することができる呼吸用空気供給装置38aと、を含むことを特徴とする火災避難室。
  10. 前記サブ空気流入管32、第2のソレノイドバルブ34、フィルタ装置35及び酸素発生器36は、避難室本体10の壁の内部に造成される空間部39に設置されることを特徴とする請求項9に記載の火災避難室。
  11. 前記空気流入管12の直径は空気排出管13の直径に比べ相対的に大きい直径を有し、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することができることにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることを特徴とする請求項9に記載の火災避難室。
  12. 前記避難室本体10の上下及び左右の壁と閉まっている時の前記ドア11と対向する壁、そして前記ドア11の板体は、互いに空間を造成する内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、前記各内部パネル17には、ケブラー繊維で製織した防彈板19が付着されることを特徴とする請求項9に記載の火災避難室。
  13. 前記避難室本体10の閉まっている時の前記ドア11と対向する壁には空気流入及び排出設備の異常時に避難空間内の空気を冷却させてくれるエアコン22が設置されることを特徴とする請求項9に記載の火災避難室。
  14. 前記避難室本体10は、高層ビルの各フロアに設置され、各フロアに設置される各避難室本体10の空気流入管12は、建物の除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続されて、それぞれの避難室本体10への空気の供給は建物の内部領域で一括して運用することができることを特徴とする請求項9に記載の火災避難室。
  15. 前記避難室本体10の各壁との間の連接部位には、「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなるとともに、前記帯状の部材の前記断面形状における溝内に挿入されるシリカロープ30を有して壁との間の連接部位を介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる壁遮熱部材29が挿入されて設置されることを特徴とする請求項9に記載の火災避難室。
  16. 前記ドア11は、ドアの4辺の縁に沿って設置され、ドア11を介した熱伝導率を低減する波板状の断面を有するドア遮熱部材31を含むことを特徴とする請求項9に記載の火災避難室。
  17. 前方の出入口と内部の避難空間を有して、建物の室内に設置される避難室本体10及び前記避難室本体10の出入口に設置される開閉可能なドア11と、
    前記避難室本体10において前記ドア11に対する天井部の後方に、避難空間へ入ってくる空気を誘導する空気流入管12と、
    前記避難室本体10において前記ドア11に対する天井部の前方に、避難空間から出る空気を誘導する空気排出管13と、
    前記避難室本体10の閉まっている時の前記ドア11と対向する壁に出入口を見て設置されて、ドア11の開閉作動に連系してON/OFF作動されて、ドアの開き時に外部の煙や熱気が避難空間へ入ってくることを遮断する空気強制排出用ファン14と、
    前記避難室本体10の内部に設置されて自体的に電源を提供するとともに、電気機器を制御するコントロールボックス16と、
    前記空気流入管12に設置される第1のソレノイドバルブ33と、前記避難室本体10の底体の内部空間に設置される空気貯蔵タンク40と、前記空気貯蔵タンク40の吐出口に設置されるポンプ41及び第3のソレノイドバルブ42で構成されて、空気流入管12側に設置されるセンサー37の信号の入力を受けるコントロールボックス16の出力制御により、第1のソレノイドバルブ33がOFF作動されると同時に、第3のソレノイドバルブ42がON作動され、これに加え、ポンプ41が作動され、空気貯蔵タンク40に満たされている空気を避難室本体10の内部に供給できる呼吸用空気供給装置38bと、を含むことを特徴とする火災避難室。
  18. 前記空気流入管12の直径は、空気排出管13の直径に比べ相対的に大きい直径を有して、避難空間の外部へ出る空気量より避難空間の内部へ入ってくる空気量をさらに確保することにより、避難空間の内部が外部に対して加圧されることを特徴とする請求項17に記載の火災避難室。
  19. 前記避難室本体10の上下及び左右の壁と閉まっている時の前記ドア11と対向する壁、そして前記ドア11の板体は、互いに空間を造成する内部パネル17と外部パネル18の二重のパネル構造からなり、前記各内部パネル17には、ケブラー繊維で製織した防彈板19が付着されることを特徴とする請求項17に記載の火災避難室。
  20. 前記避難室本体10の閉まっている時の前記ドア11と対向する壁には空気流入及び排出設備の異常時に避難空間内の空気を冷却させてくれるエアコン22が設置されることを特徴とする請求項17に記載の火災避難室。
  21. 前記避難室本体10は、高層ビルの各フロアに設置され、各フロアに設置される各避難室本体10の空気流入管12は、建物の除煙設備側の配管または建物内の別の送風装置側の配管に接続されて、各避難室本体10への空気の供給は建物の内部領域で一括して運用することを特徴とする請求項17に記載の火災避難室。
  22. 前記避難室本体10の各壁との間の連接部位には、「己」字型の断面形状を有する帯状の部材からなるとともに、前記帯状の部材の前記断面形状における溝内に挿入されるシリカロープ30を有して壁との間の連接部位を介した熱伝導率を最小限に抑えてくれる壁遮熱部材29が挿入されて設置されることを特徴とする請求項17に記載の火災避難室。
  23. 前記ドア11は、ドアの4辺の縁に沿って設置され、ドア11を介した熱伝導率を低減する波板状の断面を有するドア遮熱部材31を含むことを特徴とする請求項17に記載の火災避難室。
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