JP2017202680A - ゲートブッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂の材料コストを抑制可能であって且つ真円度の高い成形体を成形するゲートブッシュを提供する。
【解決手段】プラスチック成形用キャビティに樹脂を注入するゲートブッシュは、ピンポイントゲートブッシュであって、上流側の射出ノズルから射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する1本の流路と、該流路の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数のゲートとを備える。例えば、ゲートブッシュは、リング状のキャビティの中心に同軸に嵌り、複数のゲートは、流路の中心軸に対して周方向に等間隔に配置され、前記ゲートそれぞれの先端開口は前記流路の中心軸からずれた位置に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック成形用のキャビティに樹脂を注入する金型部品であるゲートブッシュに関し、特に、ピンポイントゲート形式のゲートブッシュ(ピンポイントゲートブッシュ)に関する。
一般に射出成形の金型は、固定型と可動型を有し、固定型と可動型の型閉じ状態で形成されるキャビティ内に、加熱により溶融可塑化された樹脂材料を高圧で充填し、その後可動型を動かして離型し、成形品を取り出す。
図12は、射出成形金型の一例の一部の断面を示した図である。図12において、金型は、スプル25、ランナロックピン26、ロケートリング27、固定側取付板28、ランナストリッパプレート29、ランナ30、固定側型板31、入れ子32、ピンポイントゲートブッシュ33を有して構成され、射出成形工程においては、射出成形機におけるスクリューを内蔵するシリンダで、加熱・溶融・混練した樹脂材料を、シリンダの先端に設けられたノズルから、金型のスプル25に圧入し、スプル25からランナ30、ピンポイントゲートブッシュ33を経て型締めされたキャビティへ充填・冷却・固化させ、次いで可動型を動かすことで型開きし、可動型側に設けられたエジェクタピンで、成形体を突き出し取り出すというサイクルで成形が行われる(例えば特許文献1)。
このような射出成形工程で、生産性を向上するには、成形サイクルに要する時間の短縮により、単位時間あたりの生産数を増加することが必要である。また成形コストの削減には、材料の歩留まり向上が重要となるが、射出成形においては、成形体の他に、上記スプル25、ランナ30、ピンポイントゲートブッシュ33の部分においても材料が消費されることから、これらの体積減少を考慮した金型設計が行われている。
また、プラスチック歯車などの円形状の製品を成形する場合において、要求される高い真円度を達成するために、円の中心部分に配置されたゲートから樹脂を注入することで、外周まで等距離となり、高い真円度を得ることができる。しかし、円形状であっても、中心部分が軸となるようなリング形状の場合、中心点から注入はできないため、中心点からずれた一つのゲートからの注入では、外周までの距離に差が生じ、必要な真円度を確保することができない。そのため、高い真円度が要求される場合、周方向に等間隔に配置された複数のゲートから樹脂を注入する成形方法が知られている(例えば特許文献2)。キャビティ内に注入された樹脂の流れる距離の差をできるだけ小さくするように、ゲートの数と位置を調整することで、真円度の高い成形体を製造することができる。
特開2013−075504号公報 特開2006−240038号公報
しかしながら、真円度を高めるために、複数のゲートを設ける場合、ゲート毎にゲートブッシュを配置し、すなわち、ゲートの数に応じた本数のゲートブッシュが必要となり、ゲートブッシュに設けられるゲート手前まで樹脂を導くスプル又はランナなどの流路もゲートの数だけ増大し、その流路体積分の材料コストが増大する。
そこで、本発明の目的は、樹脂の材料コストを抑制可能であって且つ真円度の高い成形体を成形することができるゲートブッシュを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のゲートブッシュの構成は、ピンポイントゲート形式によりプラスチック成形用キャビティに樹脂を注入するゲートブッシュであって、上流側の射出ノズルから射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する流路と、該流路の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数のゲートとを備えることを特徴とする。
好ましくは、複数のゲートは、流路の中心軸に対して周方向に等間隔に配置され、ゲートそれぞれの先端開口は流路の中心軸からずれた位置に設けられる。そして、ゲートは、湾曲しており、ゲートそれぞれは、先端開口に向けて先細形状を有する。
また、ゲートの先端開口は、ゲートブッシュの周面に設けられてもよい。その場合、ゲート跡による軸径の変化を防止するために、ゲートブッシュの周面におけるゲートの先端開口が設けられている領域を凸部とするように形成されてもよい。
本発明にゲートブッシュによれば、一つの流路から分岐する複数のゲートを有する構成とすることで、樹脂の材料コストを抑制可能であって、さらに、真円度の高い成形体を成形することができる。
本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第1の構成例を示す内部構造図である。 第1の構成例によるゲートブッシュ内に設けられたゲートとその状上流側の流路の形状を示す斜視図である。 第1の構成例によるゲートブッシュ内部の形状と歯車形状のキャビティ全体の形状を示す斜視図である。 樹脂が引き抜かれている状態を示す図である。 第1の構成例におけるゲートブッシュ10を4分割して、その内部構造を示す図である。 4分割した部分パーツを4つ組み合わせてゲートブッシュ10を構成した図である。 本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第2の構成例を示す内部構造図である。 本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第3の構成例を示す内部構造図である。 本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第4の構成例を示す内部構造図である。 可動側ゲートブッシュ部120の構成を示す図である。 本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第5の構成例を示す内部構造図である。 射出成形金型の一例の一部の断面を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第1の構成例を示す内部構造図であり、図1(a)は上面からの内部構造を示し、図1(b)は縦断面による内部構造を示す。成形体として、リング状のプラスチックギア(歯車)を例に示す。
第1の構成例において、ゲートブッシュ10は、ピンポイントゲート形式によりプラスチック成形用のキャビティ20に樹脂を注入するピンポイントゲートブッシュであって、上流側の射出ノズル(図示せず)から射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する流路12と、該流路12の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数のゲート14とを備える。
流路12は、断面円形の二次スプルであり、上流側のランナ(図示せず)と連通している。ゲート14は、流路12の下流側端部から該流路12の中心軸に対して周方向に等間隔の4つの位置から分岐して延びており、ゲート14それぞれの先端開口16は流路12の中心軸からずれた位置に設けられる。その先端開口16は、ゲートブッシュ10の底面に開口しており、ゲートブッシュ10は、リング状に形成された歯車形状のキャビティ20の中心と同軸に配置され、先端開口16は、キャビティ20の平面部に設けられた流入口に連通し、そこから樹脂がキャビティ20内に充填される。各ゲート14の先端開口16から外周までの距離は同じであって、各ゲート14からキャビティ内に注入された樹脂の流れる距離は同じであり、真円度の高い成形体を製造することができる。また、1本のスプルから複数のゲートを分岐させて樹脂を流入する構成であることから、各ゲート毎にスプルを設ける場合と比較して、流路体積分の樹脂の量を削減することができる。
図2は、第1の構成例によるゲートブッシュ内に設けられたゲート14とその上流側の流路12の形状を示す斜視図であり、また、図3は、第1の構成例によるゲートブッシュ内部の形状と歯車形状のキャビティ全体の形状を示す斜視図である。図2及び図3ともに、ゲートブッシュ内部で樹脂が流れる空間(樹脂通路)の形状を示し、1本の流路(二次スプル)12から複数のゲート14が分岐して延びる状態が表される。1本の流路(二次スプル)12に対して複数のゲート14が分岐する構成により、高い真円度を得られるとともに、樹脂量を削減することができる。
また、ゲート14は、流路12の下流側端部から外側に広がるように周方向に等間隔の4方向に延び、湾曲した形状を有し、詳しくは、ゲートブッシュの軸方向(垂直方向)から徐々に水平方向に湾曲するように形成される。これにより、樹脂の流れる方向を急激に変化させずに連続的且つスムーズに変更し、樹脂の流入方向を先端開口16から外周方向に向けることができる。また、このような湾曲形状とすることで、ゲートブッシュから固化した樹脂を引き抜く際、柔軟性を有する樹脂がしなり、容易に引き抜くことができる。
図4は、樹脂が引き抜かれている状態を示す図である。図4(a)は、上述の第1の構成例におけるピンポイントゲートブッシュにおける樹脂の引き抜き状態を示し、ゲートブッシュ10内の樹脂を上方向に引き抜く場合に、ゲート14内の部分の樹脂がしなって流路12の部分にまで抜き出されている状態が示される。なお、図4(b)及び図4(c)は、後述の第2の構成例及び第3の構成例におけるピンポイントゲートブッシュにおける樹脂の引き抜き状態を示す。また、ゲート14の断面は円、楕円又は長穴形状であり、その径は、流路12の径よりも十分に小さく、先端開口に向けて先細となるテーパ状に形成される。テーパ状に形成することで、樹脂の引き抜きを可能にする。
図5は、第1の構成例におけるゲートブッシュ10を4分割して、その内部構造を示す図である。ゲートが4つの場合、各ゲート14が半円筒になる位置で4分割した部分パーツを作成し、これらを4つ組み合わせることで、1本の流路から複数のゲートが分岐する本実施の形態におけるゲートブッシュ10を製作することができる。ゲートを半円筒になるように分割するので、分割数はゲートの数に対応する。図5では、ゲートブッシュ10の外形形状を円柱(断面円形)ではなく角柱形状(断面矩形)のゲートブッシュの例を示す。
図6は、4分割した部分パーツを4つ組み合わせてゲートブッシュ10を構成した図を示す。または、第1の構成例におけるゲートブッシュ10は、ゲート数に応じて分割した部分パーツを組み合わせて形成する手法に加えて、いわゆる光造形加工技術を利用することにより、内部に中空領域を有する上述構成のゲートブッシュを一体的に形成することができる。ゲート数は4つに限らず、2個、3個、6個など適宜必要に応じて設計することができる。ただし、円形状又はリング形状など高い真円度を必要とする成形体については、3個以上のゲート数であることが好ましい。光造形加工技術を利用して製作する場合は、任意の複数のゲート数について一体的に形成することができる。
図7は、本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第2の構成例を示す内部構造図であり、図7(a)は上面からの内部構造を示し、図7(b)は縦断面による内部構造を示す。第2の構成例は、第1の構成例と比較して、ゲートの先端開口がゲートブッシュ10の周面に開口しており、リング状のキャビティ20の内周面に設けられた流入口に接続し、そこから樹脂がキャビティ20内に充填される。リング状のキャビティの最も内側から樹脂を注入することが可能となり、より同心円状に樹脂が外周方向に広がって流入することで、成形体の真円度の向上を図ることができる。
図8は、本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第3の構成例を示す内部構造図であり、図8(a)は上面からの内部構造を示し、図8(b)は縦断面による内部構造を示す。第3の構成例は、上述の第2の構成例と同様に、ゲートの先端開口がゲートブッシュ10の周面に開口しており、リング状のキャビティ20における貫通中心孔の内周面に設けられた流入口に接続し、そこから樹脂がキャビティ20内に充填される。そして、第2の構成例との相違点として、ゲートブッシュ10の周面に、ゲートの先端開口を含む領域を突出させた凸部18を設ける。凸部18を設けることで、対応するキャビティ20側の流入口部分は凹み、これにより、樹脂注入後にゲートブッシュ10を引き抜く際に、ゲート跡がキャビティ20の内周面側にはみ出た場合でも、その凹みにより、軸の径にまではみ出るのを抑え、軸の径に影響を及ぶのを防止することができる。
図9は、本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第4の構成例を示す内部構造図である。第4の構成例は、上述の図7に示した第2の構成例におけるゲートブッシュ10を固定型に設けられる固定側ゲートブッシュ部110とし、可動型側でそれと嵌合する可動側ゲートブッシュ部120とにより構成されるピンポイントゲートブッシュ100である。可動側ゲートブッシュ部120は、固定側ゲートブッシュ部110と同軸に可動型に設けられる。
固定側ゲートブッシュ部110は、上述の図7に示した第2の構成例におけるゲートブッシュ10の構成と同様に、上流側の射出ノズルから射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する流路112と、該流路112の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数の第一のゲート部分114とを有する。
第一のゲート部分114の先端開口116は、固定側ゲートブッシュ部110の先端部分に設けられ、当該先端部分がリング状のキャビティ20の貫通孔部分を貫通して可動型側に突出するように配置され、先端開口116が可動型側に現れる程度まで突出させる。
図10は、可動側ゲートブッシュ部120の構成を示す図であり、図10(a)は上面図、図10(b)は断面図を示す。可動側ゲートブッシュ部120は、可動型側に突出した固定側ゲートブッシュ部110の先端部分と嵌合する凹部122を有する。具体的には、可動側ゲートブッシュ部120は筒状部品であり、その中空部分により凹部122が形成される。さらに、可動側ゲートブッシュ部120は、固定側ゲートブッシュ部110の第一のゲート部分14の先端開口16のそれぞれと対応して連通する第二のゲート部分124とを有する。
第二のゲート部分124は、固定側ゲートブッシュ部110の第一のゲート部分114の先端開口116の位置と合うように、凹部122の内側面に開口が設けられ、第二のゲート部分124の先端開口126は、可動型側のキャビティ20に面する可動側ゲートブッシュ部の端面に設けられる。
当該構成により、流路112からの樹脂は、第一のゲート部分114を通過して、さらに、それと連通する第二のゲート部分124を通って、可動型側の流入口からキャビティ20に流入するので、離型時に残るゲート跡は可動型の面となる。製品としてのプラスチック成形品では、固定型側の面が製品における表面であり、可動型側の面が製品における裏面となるので、商品の外観面となるプラスチック成形品の固定型側の面にゲート跡を付けずに、成形加工が可能となる。
図9及び図10に示す例では、第一のゲート部分114の先端開口116は、固定側ゲートブッシュ部110の先端部分の外周面に設けられ、可動側ゲートブッシュ部120の凹部122の内周面で第二のゲート部分124と連通する構成例を示したが、連通する位置はこれに限られず、例えば、第一のゲート部分14の先端開口16が、固定側ゲートブッシュ部110の先端部分の底面(端面)に設けられ(図1(b)に示す先端開口の位置と同様)、可動側ゲートブッシュ部120の凹部122を(中空形状ではなく)底面を有する構成とし、その凹部122の底面で第二のゲート部分124と連通する構成であってもよい。
図11は、本発明の実施の形態におけるゲートブッシュの第5の構成例を示す内部構造図である。図11(a)に示す第5の構成例におけるゲートブッシュ200は、上述の図7に示した第2の構成例におけるゲートブッシュ10を、固定型に設けられる固定型側ゲートブッシュ部210と、可動型に設けられる可動側ゲートブッシュ部220とに分割した構成であり、キャビティ20の貫通部分を介して2つのゲートブッシュ部を組み合わせて流路を連通させる。
具体的には、固定型に設けられる固定側ゲートブッシュ部210は、上流側の射出ノズルから射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する流路212を有する。また、固定側ゲートブッシュ210と連通して接続する可動側ゲートブッシュ部220は、該流路12の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数のゲート224を有しており、固定側ゲートブッシュ部210と同軸に可動型に設けられ、キャビティ20の貫通部分に嵌合して、流路212とゲート224とが連通する。
図11(a)は、上述の図7に示した第2の構成例におけるゲートブッシュ10を、固定側ゲートブッシュ部210と可動側ゲートブッシュ部220との組み合わせにより構成されるピンポイントゲートブッシュ200の例を示す。可動側ゲートブッシュ部220に設けられる複数のゲート223の先端開口226は、リング状のキャビティ20の貫通部分に嵌合している可動側ゲートブッシュ部220の外周面に設けられる。可動側ゲートブッシュ部220には、キャビティ20の貫通部分の内周部分に内径差が生じさせる段差222が形成される。これにより、上述の図8に示した第3の構成例と同様に、対応するキャビティ20側の流入口部分は凹み、これにより、樹脂注入後にゲートブッシュ10を引き抜く際に、ゲート跡が内周面側にはみ出た場合でも、その凹みにより、軸の径にまではみ出るのを抑え、軸の径に影響を及ぶのを防止することができる。
図11(b)は、上述の図9に示した第4の構成例におけるゲートブッシュ100を、固定側ゲートブッシュ部310と可動側ゲートブッシュ部320との組み合わせにより構成されるピンポイントゲートブッシュ300の例を示す。可動側ゲートブッシュ部320に設けられる複数のゲート324の先端開口326は、可動型側のキャビティ20に面する可動側ゲートブッシュ部320の端面に設けられる。図11(c)は、固定側ゲートブッシュ部310と可動側ゲートブッシュ部320が離れた状態を示す。可動側ゲートブッシュ部を取り替えることで、ゲートの形状を変更することができ、固定側ゲートブッシュ部を共通とすることができる。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の分野における通常の知識を有する者であれば想到し得る各種変形、修正を含む要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても、本発明に含まれることは勿論である。
10:ピンポイントゲートブッシュ、12:流路、14:ゲート、16:先端開口、18:凸部、20:キャビティ、100:ゲートブッシュ、110:固定側ゲートブッシュ部、120:可動側ゲートブッシュ部、122:凹部、124:第一のゲート部分、126:先端開口、200:ゲートブッシュ、210:固定側ゲートブッシュ部、220:可動側ゲートブッシュ部、222:段差、224:ゲート、226:先端開口、300:ゲートブッシュ、310:固定側ゲートブッシュ部、320:可動側ゲートブッシュ部、324:ゲート、326:先端開口

Claims (12)

  1. ピンポイントゲート形式によりプラスチック成形用キャビティに樹脂を注入するゲートブッシュにおいて、
    上流側の射出ノズルから射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する流路と、
    該流路の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数のゲートとを備えることを特徴とするゲートブッシュ。
  2. 複数の前記ゲートは、前記流路の中心軸に対して周方向に等間隔に配置され、前記ゲートそれぞれの先端開口は前記流路の中心軸からずれた位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載のゲートブッシュ。
  3. 前記ゲートは、湾曲していることを特徴とする請求項2に記載のゲートブッシュ。
  4. 前記ゲートそれぞれは、先端開口に向けて先細形状を有することを特徴とする請求項3に記載にゲートブッシュ。
  5. 前記ゲートの先端開口は、前記ゲートブッシュの周面に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のゲートブッシュ。
  6. 前記ゲートブッシュの周面における前記ゲートの先端開口が設けられている領域は凸部を形成することを特徴とする請求項5に記載のゲートブッシュ。
  7. 前記ゲートの数は3個以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のゲートブッシュ。
  8. プラスチック成形におけるピンポイントゲート形式によりキャビティに樹脂を注入するためのゲートブッシュにおいて、
    固定型に設けられる固定側ゲートブッシュ部と、
    前記固定側ゲートブッシュ部と同軸に可動型に設けられる可動側ゲートブッシュ部とを備え、
    前記固定側ゲートブッシュ部は、上流側の射出ノズルから射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する流路と、該流路の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数の第一のゲート部分とを有し、前記第一のゲート部分の先端開口は前記固定側ゲートブッシュ部の先端部分に設けられ、当該先端部分が前記キャビティの貫通部分を貫通して可動型側に突出するように配置され、
    前記可動側ゲートブッシュ部は、可動型側に突出した前記固定側ゲートブッシュ部の前記先端部分と嵌合する凹部と、当該凹部の内側面で前記第一のゲート部分の先端開口と連通する第二のゲート部分とを有し、前記第二のゲート部分の先端開口は、可動型側の前記キャビティに面する前記可動側ゲートブッシュ部の端面に設けられることを特徴とするゲートブッシュ。
  9. 前記第一のゲート部分の先端開口は、前記固定側ゲートブッシュ部の前記先端部分の周面に設けられ、前記可動側ゲートブッシュ部の前記凹部の内周面で前記第二のゲート部分と連通することを特徴とする請求項8に記載のゲートブッシュ。
  10. プラスチック成形におけるピンポイントゲート形式によりキャビティに樹脂を注入するためのゲートブッシュにおいて、
    固定型に設けられる固定側ゲートブッシュ部と、
    前記固定側ゲートブッシュ部と同軸に可動型に設けられ且つ前記キャビティの貫通部分に嵌合して前記固定側ゲートブッシュと連通する可動側ゲートブッシュ部とを備え、
    前記固定側ゲートブッシュ部は、上流側の射出ノズルから射出される樹脂が流れるスプル又はランナの一部を構成する流路を有し、
    前記可動側ゲートブッシュ部は、該流路の下流側端部から異なる方向に分岐して延びる複数のゲートを有することを特徴とするゲートブッシュ。
  11. 前記ゲートの先端開口は、前記キャビティの貫通部分に嵌合している前記可動側ゲートブッシュの外周面に設けられることを特徴とする請求項10に記載のゲートブッシュ。
  12. 前記ゲートの先端開口は、可動型側の前記キャビティに面する前記可動側ゲートブッシュ部の端面に設けられることを特徴とする請求項10に記載のゲートブッシュ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03193320A (ja) * 1989-12-25 1991-08-23 Niigata Polymer Kk 射出成形用金型
JPH04331120A (ja) * 1991-04-25 1992-11-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd 射出成形金型

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