JP2017200462A - 駐車場緑化構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で植物の生育が良く、長期に亘って安定した緑化を維持することが可能な駐車場緑化構造を提供する。【解決手段】駐車領域の幅方向両側に長さ方向に沿って帯状に形成された一対の第1領域101と、一対の第1領域の間に存在する第2領域102を有し、第1領域の上面部は、第2領域の上面部よりも低く形成され、第1領域の上面部上に長さ方向に沿って配設される一対の嵩上げ材120と、嵩上げ材相互間で上面部上に敷設された育成材と、育成材に植栽された植物と、嵩上げ材を架橋すると共に、育成材を覆うように、嵩上げ材に固定状態で載置された網状体130で構成され、網状体の上面が第2領域の上面と略同一面である駐車場緑化構造100。【選択図】図4

Description

発明の詳細な説明
本発明は、所定形状に区画された駐車領域内に植物を植栽してなる駐車場緑化に関する。
近年、ヒートアイランド現象の軽減を目的とし、駐車場に芝生などを植栽した駐車場緑化構造の試みがなされている。例えば特許文献1に矩形枠と、該矩形枠を複数、第1の取付手段により連結して縦及び若しくは横方向に連設することにより構成され、少なくとも車両一台分が駐車可能なスペースを有する保護枠と、該保護枠内に敷設される芝生等のシート又は土及び芝生等と、保護枠内に縦及び若しくは横方向に連設して設置されるグレーチングよりなる駐車場用の緑化パネルがある。
また、特許文献2に屋外に設けられる駐車場を緑化するためのシステムであって、1代の車両が駐車する駐車スペースを対象として該駐車スペース内の両側部に確保される車両乗入部の下部にその周辺への降雨を集水して貯留する貯水槽をそれぞれ設置し、前記両側の貯水層の間を緑化対象の緑化部としてその表層部を土壌層として該土壌層に植栽を行うとともに、該土壌層の下層側には水分を保有可能な導水シートを敷設して、該導水シートの両端部をそれぞれ前記貯水槽内の貯留水中に浸漬することにより、前記貯水槽に貯留されている雨水を前記導水シートにより吸い上げて該導水シートにより前記緑化部の土壌層への給水を行う構成とした駐車場緑化システムがある。
特開2008−255686 特開2010−207108
しかしながら、上記特許文献1は、駐車場全面にグレーチングが設置されることから、材料自体が高価になると共に、施工も手間がかかり、結果的に高価な駐車場緑化構造となっていた。
また、上記特許文献2は、車輪乗入部にグレーチングを設置し、その下を貯水槽とし、緑化部は車の下となっているため、日当りが悪い箇所に主の緑化部が形成されていることから、枯れの原因となってしまうという不具合が生じていた。
本発明は上記不具合を解消し、安価で、植物の生育の良い駐車場緑化構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、長期に亘って安定した緑化を維持可能な駐車場緑化構造を提供することを目的とする。
本発明の駐車場緑化構造は、所定形状に区画された駐車領域内に植物を植栽してなる駐車場緑化構造において、該駐車領域の幅方向両側に長さ方向に沿って帯状に形成された一対の第1領域と、一対の該第1領域の間に存在する第2領域を有し、該第1領域の上面部は、該第2領域の上面部よりも低く形成され、該第1領域の上面部上に長さ方向に沿って配設される一対の嵩上げ材と、該嵩上げ材相互間で該上面部上に敷設された育成材と、該育成材に植栽された植物と、該嵩上げ材を架橋すると共に、該育成材を覆うように、該嵩上げ材に固定状態で載置された網状体で構成され、該網状体の上面が該第2領域の上面と略同一面であることを特徴とする。
また、本発明の駐車場緑化構造は、所定形状に区画された駐車領域内に植物を植栽してなる駐車場緑化構造において、該駐車領域の幅方向両側に長さ方向に沿って帯状に形成された一対の第1領域と、一対の該第1領域の間に存在する第2領域を有し、該第1領域の上面部は、該第2領域の上面部よりも低く形成され、該第1領域の上面部上に長さ方向に沿って配設される一対の嵩上げ材と、該嵩上げ材相互間で該上面部上に敷設された育成材と、該育成材に植栽された植物と、該嵩上げ材を架橋すると共に、該育成材を覆うように、該嵩上げ材に固定状態で載置された網状体で構成され、該第2領域の上面部は、複数の凹部と、該凹部に植栽された植物で構成され、該網状体の上面が該第2領域の上面と略同一面であることを特徴とする。
さらに、本発明の駐車場緑化構造は、前記凹部内に収納され、該凹部の高さと略同一高さとなる壁部を有する筒状部を有することを特徴とする。
さらに、本発明の駐車場緑化構造は、前記第1領域の植物と、前記第2領域の植物の種類が異なることを特徴とする。
さらに、本発明の駐車場緑化構造は、前記固定状態は、固定部材と被固定部材により行われ、前記嵩上げ材が固定部材又は被固定部材を有するブロック材と、固定部材及び被固定部材を有さないブロック材とを長さ方向に並べることにより形成され、前記網状体は、固定部材又は被固定部材を有するブロック材に被固定部材又は固定部材で固定した状態で載置されていることを特徴とする。
さらに、本発明の駐車場緑化構造は、前記固定状態は、固定部材と被固定部材により行われ、前記嵩上げ材は、上面と、該上面の両端縁を下方へ屈曲延設してなる両側面と、該両側面の下端を互いに向き合うように屈曲延設してなる底片を有する断面略凹型で構成され、該上面に前記固定部材又は被固定部材を有し、前記網状体は、固定部材又は被固定部材に被固定部材又は固定部材で固定した状態で載置されていることを特徴とする。
さらに、本発明の駐車場緑化構造は、前記嵩上げ材と、前記第1領域の上面との間にモルタルが介在していることを特徴とする。
本発明の駐車場緑化構造は、安価で、植物の生育の良く、長期に亘って安定した緑化を維持することが可能となる。
(A)は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造の施工前の状態を示す断面図、(B)は(A)の平面図、(C)は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造の掘削作業後を示す断面図、(D)は(C)の平面図。 (A)は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造の嵩上げ材を配設した状態を示す断面図、(B)は(A)の平面図、(C)は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造の第1領域に植栽を施した状態を示す断面図、(D)は(C)の平面図。 (A)は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造の嵩上げ材に網状体を載置した状態を示す断面図、(B)は(A)の平面図、(C)は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造の第2領域を形成した状態を示す断面図、(D)は(C)の平面図。 (A)は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造の完成状態を示す断面図、(B)は(A)の平面図。 (A)は本発明の第1実施例の第1嵩上げ材を示す断面図、(B)は(A)の平面図、(C)は(A)の正面図、(D)は本発明の第1実施例の第2嵩上げ材を示す断面図、(E)は(D)の平面図、(F)は(D)の正面図、(G)は本発明の第1実施例の第3嵩上げ材を示す断面図、(H)は(G)の平面図、(I)は(G)の正面図。 は「図4」(A)の拡大及び一部拡大図。 (A)は本発明の第1実施例の車輪止めを示す側面図、(B)は(A)の正面図、(C)は(A)の平面図。 (A)は本発明の第2実施例の駐車場緑化構造の完成状態を示す断面図、(B)は(A)の平面図。 は「図8」(A)の拡大及び一部拡大図。 (A−1)は本発明の第2実施例の駐車場緑化構造に使用する嵩上げ材を示す平面図、(A−2)は(A−1)の正面図、(A−3)は(A−1)の側面図、(B−1)は本発明の第2実施例の駐車場緑化構造に使用する嵩上げ本体を示す平面図、(B−2)は(B−1)の正面図、(B−3)は(B−1)の側面図、(C−1)は本発明の第2実施例の駐車場緑化構造に使用する接続部材を示す平面図、(C−2)は(C−1)の正面図、(C−3)は(C−1)の側面図。 (A)他の第1例の嵩上げ材を示す平面図、(B−1)他の第2例の第1嵩上げ材を示す平面図、(B−2)他の第2例の第2嵩上げ材を示す平面図、(C−1)他の第3例の第1嵩上げ材を示す平面図、(C−1)他の第3例の第2嵩上げ材を示す平面図、(C−3)他の第3例の仕切板を示す斜視図。
以下、本発明の駐車場緑化構造について、図面に沿って説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
<第1実施例>
図1〜図7は本発明の第1実施例の駐車場緑化構造を示し、図1は施工前から掘削作業を終了した状態を示す図であり、図2は嵩上げ材を配設した状態から第1領域に植栽を施した状態を示す図であり、図3は網状体を載置した状態から第2領域を形成した状態を示す図であり、図4は車輪止めを取り付けて完成した状態を示す図であり、図5は嵩上げ材を示す図であり、図6は図4(A)の拡大及び、一部拡大図であり、図7は車輪止めを示す図である。
図4に示すように、第1実施例の駐車場緑化構造100は、地上面110の平面視長方形の駐車領域において、幅方向両側に第1領域101を、一対の第1領域101の間に第2領域102を形成し、第1領域101には、嵩上げ材120と、嵩上げ材120上に架橋配置された網状体130からなるグレーチング130により形成され、グレーチング130の下で、且つ嵩上げ材120の間に植栽が施されており、グレーチング130の上端面と第2領域102の上端面が同一平面上に形成されている。また、第1領域101と第2領域102に跨って車輪止めが取り付け固定されて、駐車場緑化構造が形成されている。
本駐車場緑化構造は、図1に示すように、地上面110を掘削し、クラッシャランを敷き並べて転圧整地して、凹状部111を形成する。その後、図2に示すように幅方向両端部近傍に、所定間隔を開けて一対のブロック状の嵩上げ材120を長手方向に敷き並べて一対の第1領域101を形成し、この一対の第1領域に育成材131を充填し、植栽132を施すことにより、緑化部を形成する。その後、図3に示すように嵩上げ材120上を架橋するようにグレーチング130を敷き並べ、嵩上げ材121に固定し、最後に幅方向両外側に存在する嵩上げ材120の上端とグレーチング130の外端の空間及び第1領域101の内側に位置する嵩上げ材120相互間にクラッシャランを敷き並べて、クラッシャラン面140からなる第2領域102を形成する。その後、図4に示すように第1領域101のグレーチング130から第2領域102に跨って車輪止め150を固定することにより駐車場緑化構造100が完成する。
図5に示すように嵩上げ材120は、四角柱のブロック状に形成された第1嵩上げ材121と、ナット124が4つ埋め込まれた四角柱のブロック状に形成された第2嵩上げ材122と、ナット124が2つ埋め込まれた四角柱のブロック状に形成された第3嵩上げ材で構成され、第1領域101の長さ方向両端部に第3嵩上げ材123が敷設され、一定間隔を開けて第2嵩上げ材122が敷設され、一定間隔内に第1嵩上げ材122が敷設され、全ての嵩上げ材120が所定の間隔の隙間を設けて長さ方向に一直線上に敷設されており、駐車領域において、4列の嵩上げ材120列が形成されていることとなる。尚、嵩上げ材120に隙間を設けることにより、雨水等の水分や空気が第1領域と第2領域或いは他の領域へ行き来できるようになっており、植物132の生育を良好にすると共に、夏季などの熱によるグレーチング130の伸びを吸収することが可能となっており、嵩上げ材120の破損を未然に防止することができる。
図6に示すように、上記嵩上げ材120列間に育成材131を充填し、植物132を施し、嵩上げ材120列上にグレーチング130を載置固定することにより、第1領域が形成される。その際、グレーチング130下端と育成材131上端との間に空間133を形成すると好適であり、空気の流通が良くなり、植物132の生育を良好にするだけでなく、グレーチング130の熱の影響を植物132に与えることがなくなる。尚、図示省略するが、グレーチング130の四隅には孔が穿設されており、その孔と第2嵩上げ材122及び第3嵩上げ材123のナット124が平面視同一位置に形成されていることにより、上方からボルトを締め付けることにより、グレーチング130が嵩上げ材120に強固に固定されることとなる。また、図示省略するがグレーチング130も所定の隙間を設けて嵩上げ材120に固定されていることから、グレーチング130の熱による膨張を吸収可能になっている。
図7に示すように車輪止め150は、底面151、上面152、背面153、両側面154、前面155と前面155の上方に傾斜面156を有しており、断面略台形状に形成されており、上面152と底面151を貫通する孔157が2個穿設されていると共に、傾斜面156に凹溝部158が3個ずつ計6個形成されており、貫通部に図示しないアンカーボルトを挿通して、第2領域102のクラッシャラン面140に固定、及び第1領域のグレーチング130の網を介して、育成材131からクラッシャラン面140まで貫通させて固定する構造となっている。以上の構成により車輪止め150へ力が加わったとしても、クラッシャラン面140により強固に固定されているだけでなく、機械的に固定されているグレーチング130の網で移動を防止することが可能となっている。
尚、本発明で載置される育成材131としては、自然の土壌、或いは例えばパーライト、バーミキュウライト、ピートモス、バーク堆肥、チャフコン、木質腐朽有機物、ゼオライト、木炭、下水或いは浄水場から発生する汚泥、或いは汚泥の焼却灰、火山灰、竹炭等とすることができ、又、これらの内の数種類を選定し、これらを保水性、排水性を良好にするためにバランス良く配合したもの、若しくはこれらの数種類を層状に設けたもの、或いはこれらの単体で若しくは配合して固化しブロック状にした軽量育成材や、スポンジ、ロックウール、ウレタン、ヤシガラ等の繊維材等を結合してなるマット状の軽量育成材等としてもよい。かかる通気性良好な軽量育成材を育成材として採用することにより、植物の根が傷むことを防止できる。尚、ブロック状、或いはマット状の育成材を使用すると施工性が向上すると共に飛散を防止することができる。また、粒状の育成材を使用するとコスト低減効果を発揮することができる。
また、育成材131に施される植物132は洋芝、高麗芝、野芝等の芝類、イワダレソウ等からなる地被植物、草花、木、セダム等の多肉植物、蔓性植物、苔等どのような植物であってもよく、また、これらの組み合わせであっても良く、更には、これらの植物132の種を播種して施す、或いはこれらの植物132をマット状にして育成材131上に載置する、或いはこれらの植物132をポット状として育成材131に施す等適宜である。尚、ポット状の植物132を施す場合は、育成材131として、比重が重いものを使用する或いは上層だけ比重の重いものを使用すると好適であり、育成材131の飛散防止効果が発揮できる。
以上、本発明の第1実施例の駐車場緑化構造を使用することにより、安価で長期に亘って植物の良好な生育が可能な駐車場緑化構造を提供することが可能となる。
<第2実施例>
次に、本発明の第2実施例について、上記第1実施例と異なる箇所の詳細を説明する。図8及び図9は本発明の第2実施例の駐車場緑化構造を示し、図8は断面及び一部拡大断面を示し図であり、図9は嵩上げ材を示す図である。尚、第1実施例と同一構造の場合は同一符号を付している。
第2実施例の駐車場緑化構造は第1実施例と比較して、2台分の駐車領域を形成する構成であり、且つ第1領域を形成する嵩上げ材220並びに嵩上げ材220の施工方法が異なり、さらに、第2領域に植栽を施した点が異なる。
図8に示すように2台分の駐車領域が並んで形成され、第1領域101が並ぶところには、3列の嵩上げ材220が形成されており、中央の嵩上げ材220と両側の嵩上げ材220をそれぞれ架橋するようにグレーチング130が載置固定されている。
図9及び図10に示すように嵩上げ材220は、嵩上げ本体221と、接続部材231で構成されており、嵩上げ本体221は、上面222と、上面222の両側縁を下方に屈曲延設してなる両側面223と、両側面223の下端を内方に屈曲延設してなる底片224を有し、断面略凹型に形成されている。また、嵩上げ本体の長さ方向片端部は、上面222を下方に屈曲延設してなる終端面225を形成し、この終端面225を有さない片端近傍における両側面223には、長穴227が穿設されており、且つ上面222に所定間隔でボルト226が取り付けられている。
接続部材231は、上面232と、上面232の両端縁を下方に屈曲延設してなる両側面233からなる断面略凹型で形成されており、長さ方向両端部において、上面232の内面に上面接続片234、両側面の内面に側面接続片235が接着又は溶接されていると共に、側面接続片235には長穴236が穿設されている。
以上からなる嵩上げ本体221を接続部材231で接続する場合、接続部材231の上面接続片234及び側面接続片235が、終端面225を有さない嵩上げ本体221のそれぞれ上面222及び両側面223の内面に収納当接するように配置し、嵩上げ本体221の両側面223に穿設された長穴227と、側面接続片235に穿設された長穴236とをボルトナット等の締着具で固定することにより、嵩上げ本体221と接続部材231は接続され、これを繰り返すことにより、嵩上げ材220が形成される。尚、長穴227・246相互をボルトナットで接続することから、嵩上げ材220の熱膨張に対する伸びを吸収することが可能となっている。
形成された嵩上げ材220は第1領域に設置する訳だが、設置場所に予めモルタル260を敷設しておき、このモルタル260上に嵩上げ材220を設置すると共に、押圧する。その結果、図9に示すようにモルタル260が嵩上げ本体221の底片224を抱え込み、結果的に嵩上げ材220全体が強固に固定されると共に、水平をとれるようになる。
その後、第1実施例同様に第1領域に育成材131及び植物132を施し、グレーチング130を載置し、嵩上げ材220のボルト226をグレーチング130に挿通し、上方からナット止めすることにより、グレーチング130と嵩上げ材220が強固に固定され、第1領域が完成する。
また、第2領域102は、クラッシャラン面140に平面視略円形の凹部を形成し、この凹部内に筒状部244を収納し、この筒状部244内に育成材243を収納すると共に、育成材243に日陰に強い植物242を施すことにより、第2領域102の植栽部241が形成され、第2領域140全体が完成する。
以上、本発明の第2実施例の駐車場緑化構造を使用することにより、第1実施例同様の効果を発揮することができると共に、タイヤ等の圧力がかかる部分、日陰の部分等、駐車場の各部特性に合わせた緑化が可能となる。
また、第2領域102の植栽部241は育成材243の周りに筒状部244を形成することにより、車のタイヤ等の圧力に対して、筒状部244で支持することが可能となり、育成材243の固化を未然に防止することが可能となっている。
<実施例の変形例等>
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は要旨の範囲内において、拡張及び変形が可能であり、各発明や実施例の構成の他に、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用構成が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれ、例えば下記のような変形例も包含される。
上記駐車場緑化構造は、1台分或いは2台分について説明したが、当然3台分以上であっても良いことは言うまでもない。
また、2台分以上の場合に、グレーチング130が長さ方向に接する部分に、白線塗料を塗布し、或いは目印部材を取り付ける等しても良く、1台分の駐車スペースを目視で確認することができるようになる。
また、網状体は、グレーチングである必要はなく、植物を保護でき、且つ目視できるものであれば全て含まれる。
また、本発明の嵩上げ材を、図11(A)に示すように第1実施例の第1嵩上げ材121と第3嵩上げ材を一体123に成型した嵩上げ材320としても良く、1種類の嵩上げ材320を並べるだけで嵩上げ材列を形成できると共に、敷設数が少なくなり、施工費の低減が期待できる。また、図11(B−1)に示すように第1実施例の第1嵩上げ材121と第2嵩上げ材122を一体化した第1嵩上げ材421と、第1実施例の第3嵩上げ材と同形状の第2嵩上げ材422で構成しても良く、図11(A)と同じ効果及びグレーチング130を固定した際に、全てのグレーチング130が嵩上げ材420により一体化され、第1領域101自体が強固になる。また、図11(C−1)、(C−2)記載の通り、図11(B−1)、(B−2)同様の嵩上げ材520とし、グレーチング130が固定されるナット524において長さ方向中間部の両側面に溝525を形成する構成とし、図11(C−3)に記載の仕切板530を溝525にはめ込み配設する構成とすることにより、第1領域101の端部を仕切板530にて仕切ることができ、第1領域101内への土壌やクラッシャラン等の侵入を防止することができると共に、第1領域101内で植物を異ならせ、異なる植物相互の侵食を防止することが可能となる。また、図11全ての例に関して、嵩上げ材とグレーチングが全て固定されているため、第2領域を形成する際に、嵩上げ材が移動することを未然に防止することができる(第1実施例の場合は第2嵩上げ材が固定されていない)。
また、本発明の第1実施例の嵩上げ材は、ナットを埋め込んでいることから、施工中にナット内に異物が入る虞があり、ボルトを締め付ける際に問題となることが考えられるため、ナットにキャップを取り付ける、或いはテープを張る、ボルトを取り付けておく等、異物混入を防止する手段をとっておくと好適である。
また、本発明は、第1領域及び第2領域共に駐車スペースとしても良いが、第2領域のみ駐車スペースとしても良く、より第1領域の植物の生育が良くなる。
本発明は、地面に設けられる駐車場に適用できるだけでなく、人工地盤上の駐車場緑化構造でも適用できる。
100・・・駐車場緑化構造
101・・・第1領域
102・・・第2領域
110・・・地上面
111・・・凹状部
120、220、320、420、520・・・嵩上げ材
121、421、521・・・第1嵩上げ材
122、422、522・・・第2嵩上げ材
123・・・第3嵩上げ材
124、324、424、524・・・ナット
130・・・網状体(グレーチング)
131、243・・・育成材
132、242・・・植物
140・・・クラッシャラン面
150・・・車輪止め
151・・・底面
152・・・上面
153・・・背面
154・・・両側面
155・・・前面
156・・・傾斜面
157・・・孔
158・・・凹溝部
221・・・嵩上げ本体
222、232・・・上面
223、233・・・両側面
224・・・底片
225・・・終端面
226・・・ボルト
227、236・・・長穴
231・・・接続部材
234・・・上面接続片
235・・・側面接続片
241・・・植栽部
244・・・筒状部
260・・・モルタル
525・・・溝
530・・・仕切板

Claims (7)

  1. 所定形状に区画された駐車領域内に植物を植栽してなる駐車場緑化構造において、
    該駐車領域の幅方向両側に長さ方向に沿って帯状に形成された一対の第1領域と、
    一対の該第1領域の間に存在する第2領域を有し、
    該第1領域の上面部は、該第2領域の上面部よりも低く形成され、
    該第1領域の上面部上に長さ方向に沿って配設される一対の嵩上げ材と、
    該嵩上げ材相互間で該上面部上に敷設された育成材と、
    該育成材に植栽された植物と、
    該嵩上げ材を架橋すると共に、該育成材を覆うように、該嵩上げ材に固定状態で載置された網状体で構成され、
    該網状体の上面が該第2領域の上面と略同一面であることを特徴とする駐車場緑化構造。
  2. 所定形状に区画された駐車領域内に植物を植栽してなる駐車場緑化構造において、
    該駐車領域の幅方向両側に長さ方向に沿って帯状に形成された一対の第1領域と、
    一対の該第1領域の間に存在する第2領域を有し、
    該第1領域の上面部は、該第2領域の上面部よりも低く形成され、
    該第1領域の上面部上に長さ方向に沿って配設される一対の嵩上げ材と、
    該嵩上げ材相互間で該上面部上に敷設された育成材と、
    該育成材に植栽された植物と、
    該嵩上げ材を架橋すると共に、該育成材を覆うように、該嵩上げ材に固定状態で載置された網状体で構成され、
    該第2領域の上面部は、複数の凹部と、
    該凹部に植栽された植物で構成され、
    該網状体の上面が該第2領域の上面と略同一面であることを特徴とする駐車場緑化構造。
  3. 前記凹部内に収納され、該凹部の高さと略同一高さとなる壁部を有する筒状部を有することを特徴とする請求項2記載の駐車場緑化構造。
  4. 前記第1領域の植物と、前記第2領域の植物の種類が異なることを特徴とする請求項2又は3記載の駐車場緑化構造。
  5. 前記固定状態は、固定部材と被固定部材により行われ、
    前記嵩上げ材が固定部材又は被固定部材を有するブロック材と、固定部材及び被固定部材を有さないブロック材とを長さ方向に並べることにより形成され、
    前記網状体は、固定部材又は被固定部材を有するブロック材に被固定部材又は固定部材で固定した状態で載置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の駐車場緑化構造。
  6. 前記固定状態は、固定部材と被固定部材により行われ、
    前記嵩上げ材は、上面と、該上面の両端縁を下方へ屈曲延設してなる両側面と、該両側面の下端を互いに向き合うように屈曲延設してなる底片を有する断面略凹型で構成され、該上面に前記固定部材又は被固定部材を有し、
    前記網状体は、固定部材又は被固定部材に被固定部材又は固定部材で固定した状態で載置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の駐車場緑化構造。
  7. 前記嵩上げ材と、前記第1領域の上面との間にモルタルが介在していることを特徴とする請求項1なしい6の何れか1項に記載の駐車場緑化構造。
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