JP2017199759A - 電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法 - Google Patents

電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な製造プロセスにより製造でき、製造コストの増大を抑えることができるうえ、折り畳んだ形状を容易にかつ自由に設計できる。
【解決手段】第1基材上の半導体電極と、第2基材上の対向電極とに接し、且つ半導体電極と対向電極との間に設けられた導通材と、半導体電極と対向電極との間で導通材同士の間に設けられる液状又は擬液状の電解質とを備え、導通材の延在方向X1に交叉する電池幅方向X2には、電解質が封入されたセルCを形成するように間隔をあけて配置される絶縁及び接着された絶縁部8が設けられ、絶縁部8で折り曲げ可能な折目部P1が形成され、隣り合うセルC、C同士の間の絶縁部8は、導通材の延在方向X1に隙間をあけて並列に配置され、折目部P1は、並列する絶縁部8A,8Bのうち隙間Sを挟んで対向する端縁8a、8aで折り曲げられた構成の電気モジュールを提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法に関する。
従来、色素増感太陽電池として、例えば特許文献1、2に示されるように、透明電極を形成させた透明基板と、対向電極を形成させた対極基板と、前記透明電極上に形成させ多孔質の半導体材料に増感色素を担持させて形成させた半導体層と、前記半導体層と対向電極との間に設けられる液状又は擬液状の電解質と、前記電解質を封止して前記透明基板と前記対極基板とを固着させる封止材と、を備えた構造が知られている。
このような色素増感太陽電池では、持ち運びの利点から、例えば特許文献1、2に示されるような折畳み可能なものが知られている。
特許文献1には、色素増感太陽電池の複数のセルが可撓性を有するフレキシブルな接続部材によって電気的に接続された電気モジュールについて記載されている。
また、特許文献2には、フレキシブルなシート基材と、シート基材の表面に貼付される複数の色素増感太陽電池とを備え、シート状となるように複数の色素増感太陽電池が電気的に接続され、これら色素増感太陽電池ごとに積み重なるように折り畳まれる構成について記載されている。
特開2011−8962号公報 実用新案登録第3195116号公報
しかしながら、従来の色素増感太陽電池では、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載されるようなフレキシブルな接続部材によって色素増感太陽電池を電気的に接続する場合には、接続部材が太陽電池とは別部材で設けられるため、それらを一体的に製造するという複雑な製造プロセスが必要となり、製造コストが増加するという問題があった。
また、特許文献2の場合も、フレキシブルなシート基材に対して複数の色素増感太陽電池を貼り付ける構造であって、太陽電池とシート基材とがそれぞれ別体であるので、一体的に貼り付けて製造するという複雑な製造プロセスが必要となる。
さらに、特許文献1、2において、折り畳む大きさを変更する場合には、製造過程において太陽電池自体の大きさを変更する必要があった。そのため、製造装置に大掛かりな変更が必要であるうえ、その太陽電池の大きさの自由度も小さいことから、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、簡単な製造プロセスにより製造でき、製造コストの増大を抑えることができるうえ、折り畳んだ形状を容易にかつ自由に設計できる電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電気モジュールは、第1基材上の第1電極と、第2基材上の第2電極とに接し、且つ前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた導通材と、前記第1電極と前記第2電極との間で前記導通材同士の間に設けられる液状又は擬液状の電解質と、を備えた電気モジュールであって、前記導通材の延在方向に交叉する方向には、電解質が封入されたセルを形成するように間隔をあけて配置される絶縁及び接着された絶縁部が設けられ、前記絶縁部で折り曲げ可能な折目部が形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る色素増感太陽電池は、上述した電気モジュールは、前記第1電極又は前記第2電極が光増感色素を含むことを特徴としている。
また、本発明に係る電気モジュールの製造方法は、上述した電気モジュールの製造方法であって、前記第1電極と前記第2電極とを任意の距離をあけて対向させ、前記第1電極と前記第2電極との間に前記導通材および前記電解質を配置する第1工程と、前記第1基材と前記第2基材とを互いに近づけるように押圧し、前記第1基材と前記第2基材とを貼り合わせる第2工程と、前記導通材の延在方向に交叉する方向に沿って接着することで絶縁部を設け、隣り合う前記絶縁部同士の間に電解質が封入されたセルを形成する第3工程と、前記絶縁部で折り曲げることで折目部を形成する第4工程と、を有することを特徴としている。
本発明では、第1基材と第2基材とを貼り合せた状態で、導通材の延在方向に交叉する方向に沿って絶縁及び接着された絶縁部で折り曲げることで、電気モジュールを延在方向に複数に折り返して折り畳むことができる。これにより、持ち運びが容易になり、運搬効率や、施工やメンテナンスにかかる作業効率を向上させることができる。そして、絶縁部は、例えば超音波融着や熱融着等の手段によって接着され、他の非接着部に比べて硬く、強度が大きい部分による折り曲げ構造となるので、折り曲げに伴って生じる破損を抑制することができる。
また、一体に製造された電気モジュール自体を絶縁部で折り曲げる構成であるため、電気モジュールの製造プロセスの最終段階で折り曲げプロセスのみを組み込んだ連続的な製造が可能となり、簡単な製造プロセスにより製造することができる。そのため、例えば折目部が電気モジュールとは別体で設けられる構造のように複雑な製造装置が不要となるため、製造コストの増大を抑えることができる。
さらに、絶縁部が形成される接着位置を延在方向の適宜な位置に容易に調整することができるので、折り畳んだ形状を容易にかつ自由に設計することができる。
また、本発明に係る電気モジュールは、隣り合う前記セル同士の間の前記絶縁部は、前記導通材の延在方向に隙間をあけて並列に配置され、前記折目部は、前記並列する前記絶縁部のうち前記隙間を挟んで対向する端縁で折り曲げられていることが好ましい。
この場合には、折目部となる絶縁部の端縁が非接着部となる隙間に接しているので、折り目が形成され易く、より容易に折り曲げることが可能となり、製造にかかる効率を向上させることができる。
また、本発明では、折目部となる端縁が絶縁部を挟んでセルの反対側に位置するので、仮にこの折目部で破損してしまっても、セル内の電解質の液漏れを防ぐことが可能となる。そのため、電池としての機能の低下を防止することができる。
また、本発明に係る電気モジュールは、前記折目部は、前記絶縁部と前記セルとの間の境界で折り曲げられていてもよい。
この場合には、絶縁部の一方が非接着部となるので折り目が形成され易く、より容易に折り曲げることが可能となり、製造にかかる効率を向上させることができる。
また、本発明に係る電気モジュールは、前記折目部は、前記絶縁部の幅方向の中間に配置されていることが好ましい。
この場合には、折目部が硬い絶縁部上に位置することから、折り曲げに強く、繰り返しによる折り曲げにも効果を発揮し、耐久性を確保することができる。
また、本発明に係る電気モジュールは、前記絶縁部の厚さ方向の表裏面のうち少なくとも一方に切欠部が形成されていることが好ましい。
この場合には、切欠部が折目部となるので、絶縁部の両側に位置するセルを切欠部を中心に回動させることで、容易に折り曲げることができる。
また、本発明に係る電気モジュールは、前記絶縁部の厚さは、幅方向の中央部で小さくなっていることが好ましい。
この場合には、絶縁部における幅方向の中央部が薄肉部となるので折り曲げ易さを向上させることができ、絶縁部としての強度を保って折り曲げに伴う耐久性を維持することができる。
また、本発明に係る電気モジュールは、前記絶縁部には、幅方向の中央部に当該絶縁部の長手方向に沿って延在するヒンジが形成され、前記絶縁部の両側に位置する前記セルは前記ヒンジを中心に回動可能に設けられていることが好ましい。
この場合には、ヒンジが折目部となるので、絶縁部の両側に位置するセルをヒンジを中心に回動させることで、容易に折り曲げることができる。
また、本発明に係る電気モジュールの製造方法は、前記第4工程において、前記絶縁部で交互に折り返すことで折り畳められることが好ましい。
この場合には、交互につづら折り状に複数折り返すことで、容易にかつ効率よく製造することができる。
また、本発明に係る電気モジュールの製造方法は、前記電気モジュールは、ロール・ツー・ロール方式で連続搬送させることが好ましい。
この場合には、ロール・ツー・ロール方式で第1基材と第2基材が貼り合わされ、連続搬送により延在方向に延ばされて製造された電気モジュールを、最終段階で折り曲げ工程の製造プロセスを設けることで所定の大きさに折り畳まれた電気モジュールを得ることができる。
本発明の電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法によれば、簡単な製造プロセスにより製造でき、製造コストの増大を抑えることができるうえ、折り畳んだ形状を容易にかつ自由に設計できる。
本発明の第1の実施の形態による色素増感太陽電池の使用状態を示す平面図である。 図1に示す色素増感太陽電池の概略構成を示す断面図である。 図1に示す色素増感太陽電池を折り曲げた状態を示す斜視図である。 (a)は図3に示す色素増感太陽電池の側面図、(b)は色素増感太陽電池を完全に折り畳んだ状態を示す側面図である。 色素増感太陽電池の絶縁部を示す平面図である。 絶縁部で折り曲げた状態の詳細を示す側面図である。 色素増感太陽電池の製造方法を説明するための図であって、製造装置の概略構成を示す図である。 第2の実施の形態による色素増感太陽電池の絶縁部を示す図であって、(a)はその平面図、(b)は折り曲げた状態の一例を示す側面図、(c)は折り曲げた状態の例を示す側面図である。 変形例による絶縁部の構成を示す拡大側面図である。 (a)〜(c)は、他の変形例による絶縁部の構成を示す拡大側面図である。 (a)〜(c)は、他の変形例による絶縁部の構成を示す拡大側面図である。 他の変形例による絶縁部の配置領域を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態による電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態の電気モジュールは、フィルム型の色素増感太陽電池を一例として説明するが、本発明の電気モジュールは色素増感太陽電池に限定されない。図1は、色素増感太陽電池10の使用状態を示す平面図である。
色素増感太陽電池10は、図2に示すように、半導体電極(第1電極)1と対向電極(第2電極)2とが封止機能付きの導通材6を介して対向配置されてなる電気モジュールである。
なお、本実施の形態では、第1基材3及び第2基材4の間に形成された複数のセルCの封止と、各セルC,C,…,C同士の電気的な直列接続又は並列接続とを要する種々の電気モジュールを対象としている。
図1に示すように、本実施の形態の色素増感太陽電池10は、直列接続されたセルセルC,C,…,Cのうち、色素増感太陽電池10の長さ方向(後述する延在方向X1)の両端に位置するセルC、Cのそれぞれから取り出した端子10b、10cを介して色素増感太陽電池10の外部に設けられる端子ボックス14、14に接続された構成となっている。
そして、本実施の形態の色素増感太陽電池10は、図3及び図4(a)、(b)に示すように、後述する絶縁部8で折り曲げ可能な折目部P1が形成されている。
図2に示すように、具体的には、色素増感太陽電池10は、第1基材3と、第2基材4と、半導体電極1と、対向電極2と、電解質5と、導通材6と、を備えている。
半導体電極1は、第1基材3上に積層された透明導電膜11と、透明導電膜11上に積層された多孔質の半導体層12と、を備えている。
対向電極2は、第2基材4上に積層された対向導電膜21と、対向導電膜21上に積層された触媒層22と、を備えている。
色素増感太陽電池10の導通材6の両側方には、封止材7,7が配されている。導通材6と封止材7とにより、電極間(即ち、半導体電極1と対向電極2との間)を接着している。一方、導通材6の延在方向X1に交叉する方向(電池幅方向X2)には、超音波融着等の手段により絶縁及び接着されている(以下、絶縁された部分を「絶縁部8」という)。このようにして、それぞれに半導体層12を有するセルCが液密に封止されている。そして、導通材6に含まれた導電粒子によって、半導体電極1と対向電極2の間には厚み方向に間隙が形成され、その間隙内に電解質5が封止されている。融着された絶縁部8は、例えば延在方向X1と一致する絶縁幅方向D(図5参照)の幅寸法が3mmで、他の部分(非融着部)よりも硬く形成されている。
導通材6は、半導体電極1及び対向電極2を構成する透明導電膜11及び対向導電膜21に直接接触している。透明導電膜11及び対向導電膜21の所定の箇所には、レーザ照射等によって絶縁された複数のパターニング部が設けられている。
隣接するセルC,C同士の透明導電膜11及び対向導電膜21は、パターニング部により複数に区画され、複数の透明導電膜11及び対向導電膜21のパターンが形成される。区画された各セルCにおいて、第1セルC1の対向電極2を構成する対向導電膜21と、第1セルC1に隣接する第2セルC2の半導体電極1を構成する透明導電膜11とが導通材6によって電気的に接続されている。この結果、第1セルC1と第2セルC2が直列に接続されている。すなわち、第1基材3と第2基材4との間の間隙において複数のセルCを直列に並べて作製する場合には、例えば、(封止材7/導通材6/封止材7)/(第1セルC1)/(封止材7/導通材6/封止材7)/(第2セルC2)/(封止材7/導通材6/封止材7)/(第3セルC3)・・・の順に配置することができる。
第1基材3及び第2基材4の材質は、特に限定されず、例えば、樹脂等の絶縁体、半導体、金属、ガラス等が挙げられる。前記樹脂としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリイミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド等が挙げられる。薄くて軽いフレキシブルな色素増感太陽電池10を製造する観点からは、基材は透明樹脂製であることが好ましく、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム又はポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムであることがより好ましい。なお、第1基材3の材質と第2基材4の材質とは、異なっていても構わない。
透明導電膜11、対向導電膜21の種類や材質は、特に限定されず、公知の色素増感太陽電池に使用される導電膜が適用可能であり、例えば、金属酸化物で構成される薄膜が挙げられる。前述の金属酸化物としては、スズドープ酸化インジウム(ITO)、フッ素ドープ酸化スズ(FTO)、アルミドープ酸化亜鉛(ATO)、酸化インジウム/酸化亜鉛(IZO)、ガリウムドープ酸化亜鉛(GZO)等が例示できる。
半導体層12は、吸着した光増感色素から電子を受け取ることが可能な材料によって構成され、通常は多孔質であることが好ましい。半導体層12を構成する材料は特に限定されず、公知の半導体層12の材料が適用可能であり、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズ等の金属酸化物半導体が挙げられる。
半導体層12に担持される光増感色素は特に限定されず、例えば有機色素、金属錯体色素等の公知の色素が挙げられる。前述の有機色素としては、例えば、クマリン系、ポリエン系、シアニン系、ヘミシアニン系、チオフェン系等が挙げられる。前記金属錯体色素としては、例えば、ルテニウム錯体等が好適に用いられる。
触媒層22を構成する材料は、特に限定されず、公知の材料を適用可能であり、例えば、白金、カーボンナノチューブ等のカーボン類、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリ(スチレンスルホン酸)(PEDOT/PSS)等の導電性ポリマー等が挙げられる。
電解質5は、特に限定されず、公知の色素増感太陽電池で使用されている電解質を適用できる。電解質5としては、例えばヨウ素とヨウ化ナトリウムが有機溶媒に溶解された電解液等が挙げられる。
電解質5が接触する半導体層12において多孔質内部を含む表面には、図示しない公知の光増感色素が吸着している。
導通材6は、互いに平行に且つ一方向に延びる複数の半導体層12の間に配され、第1基材3上の半導体電極1と第2基材4上の対向電極2とに接し、且つ半導体電極1と対向電極2との間に設けられている。
導通材6としては、例えば、導線、導電チューブ、導電箔、導電板および導電メッシュ、導電ペーストから選ばれる1種以上が用いられる。ここで導電ペーストとは、比較的剛性が低く、柔らかい形態の導電性材料であり、例えば固形の導通材が有機溶媒、バインダー樹脂等の粘性を有する分散媒に分散された形態を有し得る。導通材6は両面接着タイプの銅テープのように、導通と接着の両方の機能を有していても良い。
導通材6としては、例えば、金、銀、銅、クロム、チタン、白金、ニッケル、タングステン、鉄、アルミニウム等の金属、或いはこれらの金属のうち2種以上の合金等が挙げられるが、特に限定されない。また、導電性の微粒子(例えば、前記金属又は合金の微粒子、カーボンブラックの微粒子等)が分散された、ポリウレタン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の樹脂組成物等も前記材料として挙げられる。
封止材7は、対向する第1基材3及び第2基材4を接着し、且つこれら基材3、4間に形成されたセルCを封止することが可能な非導電性の部材であれば特に制限されない。
封止材7の材料としては、例えば、ホットメルト接着剤(熱可塑性樹脂)、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂、並びに、紫外線硬化性樹脂及び熱硬化性樹脂を含んだ樹脂等、一時的に流動性を有し、適当な処理により固化される樹脂材料等が挙げられる。前記ホットメルト接着剤としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。前記熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、ベンゾオキサゾン樹脂等が挙げられる。前記紫外線硬化性樹脂としては、例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の光重合性のモノマーを含むものが挙げられる。
本実施の形態の色素増感太陽電池10は、図3、図4(a)、(b)に示すように、隣り合う絶縁部8同士の間の1単位のセルCの大きさで折り畳み可能に設けられ、絶縁部8で折り曲げられた折目部P1が形成され、この折目部P1で引き伸ばし可能に設けられている。なお、図1は、折目部P1で引き伸ばした状態を示しており、複数(ここでは7つ)のセルC・・・Cが直列に配列されている。
具体的には、図5及び図6に示すように、隣り合うセルC、C同士の間の絶縁部8(8A、8B)は、導通材6の延在方向X1に隙間Sをあけて並列に配置されている。折目部Pは、並列する絶縁部8A,8Bのうち隙間Sを挟んで対向する第1端縁8a、8aで互いに向き合う方向に折り曲げられている。
次に、上述した色素増感太陽電池10の製造方法について、一例に挙げて説明する。
本実施の形態の色素増感太陽電池10の製造方法は、図7に示すように、半導体電極1と対向電極2とを任意の距離をあけて対向させ、半導体電極1と対向電極2との間に導通材6および電解質5を配置する第1工程と、第1基材3と第2基材4とを互いに近づけるように押圧し、第1基材3と第2基材4とを貼り合わせる第2工程と、電池幅方向X2に沿って接着することで絶縁部8を設け、隣り合う絶縁部8、8同士の間に電解質5が封入されたセルCを形成する第3工程と、絶縁部8で折り曲げることで折目部Pを形成する第4工程と、を有している。
以下、各工程について図2及び図7等を用いて具体的に説明する。
[第1工程]
先ず、ロール・ツー・ロール方式を用いた公知の色素増感太陽電池の製造装置9を用いて、所定の第1搬送方向V1に連続搬送される第1基材3上のセルを形成するための所定の位置に透明導電膜11を形成し、その後、所定の位置に半導体層12を形成し、半導体層12の両側(即ち、周囲)に封止材7を形成した後、電解質5を積層する。これにより、半導体電極1及び封止材7を備えると共に、適所に隙間が形成された第1貼合せ基材31を得る。なお、本実施の形態では、第1搬送方向V1は色素増感太陽電池10の延在方向X1に一致している。
次に、所定の第2搬送方向V2に連続搬送される第2基材4上のセルを形成するための所定の位置に対向導電膜21を形成し、その後、所定の位置に触媒層22を形成する。これにより、対向電極2を備えた第2貼合せ基材41を得る。
次いで、第1貼合せ基材31の隙間(第1電極と第2電極との間)に、導電性ペースト供給部(図示省略)から少なくともバインダーと導電粒子とを含有する導電性ペーストを充填し、導通材6とする。実際には、封止材7や配線材料等が後述する第二工程において押し潰され、拡がることを勘案して、導電性ペーストを所定の厚みよりもやや厚く充填してもよい。
[第2工程]
続いて、第1貼合せ基材31の半導体層12と第2貼合せ基材41の触媒層22とを対向させ、第1貼合せ基材31と第2貼合せ基材41とを互いに近づける。貼合せ基材31,41の厚み方向に所定の間隔をあけた状態で該厚み方向に沿って配置され一対のローラー91A,91Bを用いて、第1貼合せ基材31と第2貼合せ基材41とを互いにより近づけるように押圧する。
一対のローラー91A,91Bによって押圧された押圧空間に対して適当に配置された紫外線照射部92から紫外線UVを照射し、紫外線硬化樹脂からなる封止材7を硬化させることで第1貼合せ基材31(第1基材3)と第2貼合せ基材41(第2基材4)とを貼り合わせる。この後、時間の経過に伴って、導電性ペーストの流動性等が低下し、適度に硬化される。
[第3工程]
次に、貼り合わされた第1基材3と第2基材4の第1搬送方向V1の所定位置において超音波融着部93により超音波振動を付与し、電池幅方向X2に沿って例えば幅3mm程度で融着して接着することで絶縁部8を設ける。これにより、延在方向X1に隣り合う絶縁部8、8同士の間に電解質5が封入されたセルCが形成される。なお、本実施の形態では、1箇所の絶縁部8において互いに隙間Sをあけて2箇所の絶縁部8A,8Bが形成される。
以上の第1工程〜第3工程により、図1に示すような延在方向X1に延びた状態の色素増感太陽電池10が得られる。
[第4工程]
次いで、超音波融着部93における第1搬送方向V1の下流側には折曲げ部94が設けられている。この折曲げ部94において、第3工程で製造された色素増感太陽電池10に対して絶縁部8の折目部P1で交互に重なるように折り返すことでセルCの形状に合わせてつづら折り状に折り畳められた状態の色素増感太陽電池10が得られる。
次に、上述した色素増感太陽電池10及びその製造方法の作用について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態では、図2に示すように、第1基材3と第2基材4とを貼り合せた状態で、図5及び図6に示すように電池幅方向X2に沿って絶縁及び接着された絶縁部8で折り曲げることで、色素増感太陽電池10を延在方向X1に複数に折り返して折り畳むことができる。これにより、持ち運びが容易になり、運搬効率や、施工やメンテナンスにかかる作業効率を向上させることができる。
そして、絶縁部8は、超音波融着等の手段によって接着され、他の非接着部に比べて硬く、強度が大きい部分による折り曲げ構造となるので、折り曲げに伴って生じる破損を抑制することができる。具体的に本実施の形態では隣り合うセルC、C同士の間の絶縁部8A、8Bは、延在方向X1に隙間をあけて並列に配置されており、折目部P1が並列する絶縁部8A,8Bのうち隙間Sを挟んで対向する端縁8a、8aで折り曲げられる構成となっている。つまり、折目部P1となる絶縁部8A,8Bのそれぞれの端縁8a、8aが非接着部となる隙間Sに接しているので、折り目が形成され易く、より容易に折り曲げることが可能となり、製造にかかる効率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、並列する一対の絶縁部8A、8Bの対向する端縁8a、8aを折目部P1が絶縁部8を挟んでセルCの反対側に位置するので、仮にこの折目部P1で破損してしまっても、セルC内の電解質5の液漏れを防ぐことが可能となる。そのため、電池としての機能の低下を防止することができる。
また、一体に製造された色素増感太陽電池10の自体を絶縁部8で折り曲げる構成であるため、色素増感太陽電池10の製造プロセスの最終段階で折り曲げプロセスのみを組み込んだ連続的な製造が可能となり、簡単な製造プロセスにより製造することができる。そのため、例えば折目部P1が色素増感太陽電池10とは別体で設けられる構造のように複雑な製造装置が不要となるため、製造コストの増大を抑えることができる。
さらに、絶縁部8が形成される接着位置を延在方向X1の適宜な位置に容易に調整することができるので、折り畳んだ形状を容易にかつ自由に設計することができる。
また、本実施の形態では、製造時において、交互につづら折り状に複数折り返すことで、容易にかつ効率よく製造することができる。
しかも、ロール・ツー・ロール方式で第1基材3と第2基材4が貼り合わされ、連続搬送により延在方向X1に延ばされて製造された色素増感太陽電池10を、最終段階で折り曲げ工程の製造プロセスを設けることで所定の大きさに折り畳まれた色素増感太陽電池10を得ることができる。
このように本実施の形態では、製造コストの増大を抑えることができ、折り畳んだ形状を容易にかつ自由に設計できる。
次に、本発明のフィルム基材を用いた電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法による他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
次に、図8(a)に示す第2の実施の形態による色素増感太陽電池10A(電気モジュール)は、第1の実施の形態のように一対の絶縁部8A、8B(図5参照)に代えて、一箇所のみの絶縁部8を設けた構成である。
第2の実施の形態では、図8(b)に示すように、折目部P2が絶縁部8の絶縁幅方向Dの中間に配置され、この折目部P2を中心に両側のセルC1、C2が互いに近接するように回動させることで折り曲げる構造がある。
この場合には、折目部P2が硬い絶縁部8上に位置することから、折り曲げに強く、繰り返しによる折り曲げにも効果を発揮し、耐久性を確保することができる。
また、図8(c)に示すように、絶縁部8におけるセルCとの間の境界(第2端縁8b)に折目部P3が設けられた折り曲げ構造がある。
この場合には、絶縁部8の一方が非接着部のセルCとなるので折り目が形成され易く、より容易に折り曲げることが可能となり、製造にかかる効率を向上させることができる。
上述した図8(b)に示すような絶縁部8の絶縁幅方向Dの中心に折目部P2が設けられる場合には、図9に示すように、絶縁部8の厚さが絶縁幅方向Dの中央部で小さくなるように薄肉部81が形成された構成としてもよい。この薄肉部81は、表面及び裏面の両側において絶縁部8の厚さ方向の中心側に突となる凹曲面81a、81bを形成している。
この場合には、折り曲げ易さを向上させることができ、絶縁部8としての強度を保って折り曲げに伴う耐久性を維持することができる。
さらに、絶縁部8の他の形状として、図10(a)に示すように絶縁部8の一方の表面に1つの切欠部82が形成される構成、図10(b)に示すように2つの切欠部83、83が形成される構成であっても良い。
さらにまた、切欠きを設ける絶縁部8の他の形状として、図10(c)に示すように、表面及び裏面の両側において、複数の切欠きが絶縁幅方向Dの全体にわたって設けられた切欠群80を形成させた構成であっても良い。この切欠群80に形成される切欠きは、異なる深さのものが混在している。この場合、切欠群80の凹凸の平均高さ位置がセルC1、C2の表面と同等とすることで、絶縁部8の材料の増大を抑えることができ好ましい。
また、図11(a)、(b)に示すように、さらに絶縁部8の他の構成として、絶縁幅方向Dの中央部に絶縁部8の長手方向(電池幅方向X2)に沿って延在するヒンジ84A、84Bが形成され、絶縁部8の両側に位置するセルC1、C2がヒンジ84A、84Bを中心に回動可能に設けられたものであってもよい。図11(a)の第1ヒンジ84Aは、一方の表面に切欠き凹部84aが形成され、該切欠き凹部84aに対応する他方の表面に外側に突となる膨出部84bが形成された構成となっている。図11(b)の第2ヒンジ84Bは、図11(a)に示す第1ヒンジ84Aの膨出部84bの変形例であって、その膨出部84bの両側において、膨出部84bと同じ表面に切欠き部84cが形成された構成となっている。
また、絶縁部8の他の構成として、図11(c)に示すように、表面及び裏面の両側において、絶縁幅方向Dの中心に向うに従って漸次、段の深さが深くなる段状切欠部85が形成された構成であっても良い。
上述したような切欠部82、83、ヒンジ84A、84Bの位置が折目部P2となり、切欠群80及び段状切欠部85の絶縁幅方向Dの中心部分が折目部P2となるので、絶縁部8の両側に位置するセルCを切欠部82、83やヒンジ84を中心に回動させることで、容易に折り曲げることができる。
以上、本発明によるフィルム基材を用いた電気モジュール、色素増感太陽電池及び電気モジュールの製造方法の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述の実施の形態では、超音波融着によって接着した絶縁部を形成しているが、超音波融着に限定されることはなく、例えば熱融着や機械的な接着手段、或いは高周波ウェルダーを用いた高周波誘電加熱による溶接手段によって絶縁部が形成されていてもよい。なお、このような接着手段のうち最も好ましい手段は、融着時間が短く生産性があり、折曲げ部の形状形成工程を同時に行うことが可能という点で超音波融着となる。
また、色素増感太陽電池10における折り曲げ数(折返し回数)は、任意に設定することができる。
さらに、本実施の形態では、折り畳み形態として、交互に折返しの向きを変えたつづら折り状としているが、これに限定されず、セルの両端に位置する両セルを互いに近接する向きに折り曲げる構成であってもかまわない。
また、色素増感太陽電池10の製造方法について、上述した実施の形態ではロール・ツー・ロール方式で連続搬送させることによって製造される例を示しているが、このような製造方法であることに制限されることはない。また、色素増感太陽電池10を絶縁部8で折り曲げる装置においても、色素増感太陽電池10を長尺の状態で製造する製造ラインとは別で折り曲げ工程を実施する折曲げ装置を設けるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、絶縁部8が電池幅方向X2に連続した形態となっているが、これに限定されることはない。例えば、図12に示す色素増感太陽電池10Bのように、絶縁部8が電池幅方向X2に沿って断続的に配置されていてもよい。
さらにまた、本実施の形態では、絶縁部8が電池幅方向X2に沿って直線状に形成されているが、直線であることに限定されることはない。例えば、電池幅方向X2に沿って交互に緩い角度をつけて所謂、ミウラ折り(登録商標)を可能とするように融着した絶縁部8であってもかまわない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 半導体電極(第1電極)
2 対向電極(第2電極)
3 第1基材
4 第2基材
5 電解質
6 導通材
7 封止材
8、8A、8B 絶縁部
8a 第1端縁
8b 第2端縁
10、10A、10B 色素増感太陽電池(電気モジュール)
11 透明導電膜
12 半導体層
81 薄肉部
82、83 切欠部
84 ヒンジ
93 超音波融着部
94 折曲げ部
C セル
D 絶縁幅方向
P1、P2、P3 折目部
X1 延在方向
X2 電池幅方向

Claims (11)

  1. 第1基材上の第1電極と、第2基材上の第2電極とに接し、且つ前記第1電極と前記第2電極との間に設けられた導通材と、前記第1電極と前記第2電極との間で前記導通材同士の間に設けられる液状又は擬液状の電解質と、を備えた電気モジュールであって、
    前記導通材の延在方向に交叉する方向には、電解質が封入されたセルを形成するように間隔をあけて配置される絶縁及び接着された絶縁部が設けられ、
    前記絶縁部で折り曲げ可能な折目部が形成されていることを特徴とする電気モジュール。
  2. 隣り合う前記セル同士の間の前記絶縁部は、前記導通材の延在方向に隙間をあけて並列に配置され、
    前記折目部は、前記並列する前記絶縁部のうち前記隙間を挟んで対向する端縁で折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の電気モジュール。
  3. 前記折目部は、前記絶縁部と前記セルとの間の境界で折り曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の電気モジュール。
  4. 前記折目部は、前記絶縁部の幅方向の中間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気モジュール。
  5. 前記絶縁部の厚さ方向の表裏面のうち少なくとも一方に切欠部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電気モジュール。
  6. 前記絶縁部の厚さは、幅方向の中央部で小さくなっていることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気モジュール。
  7. 前記絶縁部には、幅方向の中央部に当該絶縁部の長手方向に沿って延在するヒンジが形成され、前記絶縁部の両側に位置する前記セルは前記ヒンジを中心に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電気モジュール。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気モジュールは、前記第1電極又は前記第2電極が光増感色素を含むことを特徴とする色素増感太陽電池。
  9. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電気モジュールの製造方法であって、
    前記第1電極と前記第2電極とを任意の距離をあけて対向させ、前記第1電極と前記第2電極との間に前記導通材および前記電解質を配置する第1工程と、
    前記第1基材と前記第2基材とを互いに近づけるように押圧し、前記第1基材と前記第2基材とを貼り合わせる第2工程と、
    前記導通材の延在方向に交叉する方向に沿って接着することで絶縁部を設け、隣り合う前記絶縁部同士の間に電解質が封入されたセルを形成する第3工程と、
    前記絶縁部で折り曲げることで折目部を形成する第4工程と、
    を有することを特徴とする電気モジュールの製造方法。
  10. 前記第4工程において、前記絶縁部で交互に折り返すことで折り畳められることを特徴とする請求項9に記載の電気モジュールの製造方法。
  11. 前記電気モジュールは、ロール・ツー・ロール方式で連続搬送させることを特徴とする請求項9又は10に記載の電気モジュールの製造方法。
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