JP2017199271A - 発券装置 - Google Patents

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俊男 田多井
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俊男 田多井
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Abstract

【課題】ロール紙の幅方向に配列される磁気データが記録される券が発行される場合であっても、ロール紙が搬送される搬送路の長さを短縮することが可能な発券装置を提供する。
【解決手段】発券装置1は、ロール紙3を回転可能に保持するロール紙保持部4と、ロール紙保持部4から発券口5に向かってロール紙3を搬送するロール紙搬送機構6と、ロール紙3の搬送経路上に配置されロール紙3に磁気データを記録する磁気ヘッド14と、ロール紙3の搬送方向に直交するロール紙3の幅方向へ磁気ヘッド14を移動させるヘッド移動機構15と、ロール紙3の搬送経路上に配置され磁気ヘッド14によって磁気データが記録された後のロール紙3を切断する切断機構16とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動券売機等に組み込まれて使用される発券装置に関する。
従来、電車やバス等の交通機関で用いられる乗車券を発行する自動券売機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の自動券売機は、ロール紙が取り付けられる回転軸および搬送路にロール紙を供給するフィードローラを有する給紙部と、給紙部から供給されるロール紙を切断するカッターと、給紙部からカッターに向かってロール紙を搬送する駆動ローラおよび搬送ローラとを備えている。
また、特許文献1に記載の自動券売機は、カッターで切断された券紙をカッターから発券口に向かって搬送する複数の搬送ローラと、カッターで切断された券紙に文字情報を印字するサーマルヘッドと、搬送ローラによって搬送される券紙に磁気データを記録する記録ヘッドおよび記録ヘッドで記録された磁気データをベリファイリードする読取ヘッドを備える磁気ヘッドとを備えている。この自動券売機では、ロール紙から切断された券紙に、ロール紙の幅方向に配列される磁気データが記録されるため、文字情報が印字された券紙を90°回転させる反転部が、サーマルヘッドと磁気ヘッドとの間に設置されている。
なお、特許文献1に記載の自動発券機で発行される乗車券は、一般に、長方形状に形成されており、乗車券には、長方形状に形成される乗車券の長手方向(長辺方向)に沿って配列される磁気データが記録されている。そのため、特許文献1に記載の自動発券機においてロール紙から切断された券紙は、ロール紙の幅方向を長手方向とする長方形状に形成されており、記録ヘッドで磁気データが記録される前に90°回転させられる。
特開平9−6996号公報
特許文献1に記載の自動券売機では、ロール紙から切断された券紙にロール紙の幅方向に配列される磁気データが記録されるため、サーマルヘッドと磁気ヘッドとの間に反転部が設置されている。したがって、この自動券売機では、反転部が設置されている分、給紙部から発券口までの搬送路の長さが長くなる。
そこで、本発明の課題は、ロール紙の幅方向に配列される磁気データが記録される券が発行される場合であっても、ロール紙が搬送される搬送路の長さを短縮することが可能な発券装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の発券装置は、ロール紙を回転可能に保持するロール紙保持部と、ロール紙保持部から発券口に向かってロール紙を搬送するロール紙搬送機構と、ロール紙の搬送経路上に配置されロール紙に磁気データを記録する磁気ヘッドと、ロール紙の搬送方向に直交するロール紙の幅方向へ磁気ヘッドを移動させるヘッド移動機構と、ロール紙の搬送経路上に配置され磁気ヘッドによって磁気データが記録された後のロール紙を切断する切断機構とを備えることを特徴とする。
本発明の発券装置は、ロール紙の搬送方向に直交するロール紙の幅方向へ磁気ヘッドを移動させるヘッド移動機構を備えている。そのため、本発明では、特許文献1に記載の自動発券機のように反転部が設置されていなくても、ロール紙の幅方向に配列される磁気データをロール紙に記録することが可能になる。したがって、本発明では、ロール紙の幅方向に配列される磁気データが記録される券が発行される場合であっても、ロール紙が搬送される搬送路の長さを短縮することが可能になる。
また、本発明では、切断機構は、磁気データが記録された後のロール紙を切断している。そのため、本発明では、切断機構で切断されて形成される券の、ロール紙の搬送方向の幅が狭くても(長さが短くても)、磁気ヘッドでロール紙に磁気データを記録するときには、ロール紙搬送機構によってロール紙を確実に把持することが可能になり、その結果、磁気ヘッドでロール紙に磁気データを記録するときのロール紙のずれを抑制することが可能になる。したがって、本発明では、磁気ヘッドによってロール紙に記録される磁気データの記録位置のずれを抑制することが可能になる。すなわち、本発明では、発券口から発行される券の、磁気データの記録位置のずれを抑制することが可能になる。
本発明において、ロール紙搬送機構は、切断機構によるロール紙の切断後に、ロール紙をロール紙保持部側に巻き戻すことが好ましい。このように構成すると、切断機構で切断された後のロール紙の先端側を磁気ヘッドの配置位置まで戻してからロール紙に磁気データを記録することが可能になるため、磁気ヘッドよりも発券口側に切断機構が配置されていても、ロール紙を無駄なく使用することが可能になる。また、このように構成すると、ロール紙を巻き戻す際に所定の制御を行うことで、ロール紙の先端側と磁気ヘッドとを精度良く位置合わせすることが可能になる。
本発明において、巻戻し後のロール紙の所定の位置にたるみが生じていることが好ましい。このように構成すると、ロール紙保持部に保持されるロール紙のロール部分の重量が重くても、次の券を発行する際の、ロール紙搬送機構の起動時の負荷を軽減することが可能になる。
本発明において、たとえば、ロール紙搬送機構および切断機構は、長辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券が形成されるようにロール紙を搬送して切断する。この場合、切断機構で切断されて形成される券の、ロール紙の搬送方向の幅が狭くなるが、本発明では、磁気ヘッドでロール紙に磁気データを記録するときには、ロール紙搬送機構によってロール紙を確実に把持することが可能であり、磁気ヘッドでロール紙に磁気データを記録するときのロール紙のずれを抑制することが可能であるため、ロール紙に記録される磁気データの記録位置のずれを抑制することが可能になる。
本発明において、発券装置は、ロール紙の搬送方向においてロール紙保持部と磁気ヘッドとの間、または、磁気ヘッドと切断機構との間に配置されるとともにロール紙搬送機構による搬送動作に伴ってロール紙に磁気データを記録する第2の磁気ヘッドを備え、長辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券と、短辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券とを発行することが好ましい。このように構成すると、特許文献1に記載の自動発券機のように反転部が設置されていなくても、磁気ヘッドによって、長辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券の磁気データを記録し、第2の磁気ヘッドによって、短辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券の磁気データを記録することが可能になる。したがって、ロール紙が搬送される搬送路の長さを短縮しつつ、形状の異なる2種類の券を発行することが可能になる。
本発明において、ロール紙搬送機構および切断機構は、磁気ヘッドによってロール紙に磁気データが記録されると、長辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券が形成されるようにロール紙を搬送して切断し、第2の磁気ヘッドによってロール紙に磁気データが記録されると、短辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券が形成されるようにロール紙を搬送して切断することが好ましい。このように構成すると、長辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券が形成される場合、および、短辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券が形成される場合のいずれの場合であっても、共通の切断機構を用いてロール紙を切断することができる。したがって、発券装置の構成を簡素化することが可能になるとともに、ロール紙が搬送される搬送路の長さをより短縮することが可能になる。
本発明において、ロール紙搬送機構は、切断機構で切断された後の券の、ロール紙の幅方向における一端側に接触して券を発券口まで搬送する切断後搬送部を備え、切断後搬送部の一部は、発券口よりも発券装置の前側に突出する突出部の中に配置されていることが好ましい。このように構成すると、長辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券が発券口から発行される場合であっても、切断後搬送部に把持された状態の券の全部または大半部分を発券口から露出させることが可能になる。したがって、長辺方向の幅がロール紙の幅と等しい長方形状の券が発券口から発行される場合であっても、使用者は、切断後搬送部に把持された状態の券を掴んで発券装置から引き抜くことが可能になる。
以上のように、本発明の発券装置では、ロール紙の幅方向に配列される磁気データが記録される券が発行される場合であっても、ロール紙が搬送される搬送路の長さを短縮することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる発券装置の概略構成を説明するための側面図である。 図1に示すロール紙の先端側部分の平面図である。 図1に示す発券装置で発行される券の平面図である。 図1に示す磁気ヘッドおよびヘッド移動機構の構成を上面から説明するための図である。 図1に示す磁気ヘッドおよびヘッド移動機構の構成を正面から説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかるロール紙搬送機構の構成を上面から説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(発券装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる発券装置1の概略構成を説明するための側面図である。図2は、図1に示すロール紙3の先端側部分の平面図である。図3は、図1に示す発券装置1で発行される券2の平面図である。図4は、図1に示す磁気ヘッド14およびヘッド移動機構15の構成を上面から説明するための図である。図5は、図1に示す磁気ヘッド14およびヘッド移動機構15の構成を正面から説明するための図である。
本形態の発券装置1は、自動券売機等に組み込まれて使用される装置である。たとえば、発券装置1は、電車やバス等の交通機関で用いられる券(乗車券)2を発行する自動券売機に組み込まれて使用される。この発券装置1は、ロール紙3を回転可能に保持するロール紙保持部4と、ロール紙保持部4から発券口5に向かってロール紙3を搬送するロール紙搬送機構6とを備えている。ロール紙保持部4と発券口5との間には、ロール紙3が搬送される搬送路7が形成されている。
また、発券装置1は、ロール紙3に所定の文字情報を印字するサーマルヘッド11と、3個の磁気ヘッド12〜14と、磁気ヘッド14を移動させるヘッド移動機構15と、ロール紙3を切断する切断機構16とを備えている。サーマルヘッド11と磁気ヘッド12〜14と切断機構16とは、ロール紙3の搬送経路上に配置されている。すなわち、サーマルヘッド11と磁気ヘッド12〜14と切断機構16とは、搬送路7に沿って配置されており、同一の搬送経路上に配置されている。また、サーマルヘッド11と磁気ヘッド12と磁気ヘッド13と磁気ヘッド14と切断機構16とは、ロール紙保持部4から発券口5に向かうロール紙3の搬送方向において、ロール紙保持部4から発券口5に向かってこの順番で配置されている。
ロール紙3は、円筒状に巻回されるロール部3aと、ロール部3aから引き出された帯状の帯状部3bとから構成されている。ロール紙3のおもて面には、文字情報が印字される印字部が形成され、ロール紙3の裏面には、磁気データが記録される磁気ストライプが形成されている。本形態では、ロール紙3のおもて面の全体に印字部が形成され、ロール紙3の裏面の全体に磁気ストライプが形成されている。
本形態の発券装置1は、形状の異なる2種類の券2を発行する。具体的には、発券装置1は、長辺方向の幅H1がロール紙3の幅Hと等しい長方形状の券2(図2、図3(A)参照)と、短辺方向の幅H2がロール紙3の幅Hと等しい長方形状の券2(図2、図3(B)参照)との2種類の券2を発行する。以下では、図3(A)に示す券2と、図3(B)に示す券2とを区別して表す場合には、図3(A)に示す券2を「小券2A」とし、図3(B)に示す券2を「大券2B」とする。
ロール紙保持部4は、ロール部3aの内周側に挿通される回転軸19を備えており、ロール部3aを回転可能に保持している。回転軸19は、ロール紙3の搬送方向(すなわち、帯状部3bの長手方向)に直交するロール紙3の幅方向と回転軸19の軸方向とが一致するように、図示を省略する発券装置1のフレームに回転可能に保持されている。ロール部3aは、回転軸19に固定されており、回転軸19は、ロール紙搬送機構6によるロール紙3の搬送動作に伴って回転する。なお、回転軸19は、モータに連結されていても良い。
ロール紙搬送機構6は、ロール紙保持部4に保持されるロール部3aから帯状部3bを引き出すためのフィードローラ対20と、フィードローラ対20によって引き出された帯状部3bを搬送する複数の搬送ローラ対21とを備えている。フィードローラ対20および搬送ローラ対21は、図示を省略する駆動機構に連結される駆動ローラと、この駆動ローラに対向配置されるとともに駆動ローラに向かって付勢されるパッドローラとから構成されている。
フィードローラ対20は、ロール紙3の搬送方向において、サーマルヘッド11よりもロール紙保持部4側に配置されている。ロール紙保持部4とフィードローラ対20との間には、フィードローラ対20へ帯状部3bを案内するガイドローラ22が配置されている。搬送ローラ対21は、ロール紙3の搬送方向において、サーマルヘッド11と磁気ヘッド12との間、磁気ヘッド13と磁気ヘッド14との間、磁気ヘッド14と切断機構16との間、および、切断機構16と発券口5との間に配置されている。
サーマルヘッド11には、対向ローラ23が対向配置されている。サーマルヘッド11は、ロール紙3のおもて面の印字部に接触して文字情報を印字する。磁気ヘッド12、13は、たとえば、下側から搬送路7に臨むように配置されている。磁気ヘッド12、13には、対向ローラ24が上側から対向配置されている。磁気ヘッド12は、ロール紙3の裏面の磁気ストライプに接触して磁気データを記録する。磁気ヘッド13は、磁気ヘッド12によってロール紙3の磁気ストライプに磁気データが適切に記録されたのか否かを確認するために、ロール紙3の磁気ストライプに接触して磁気ストライプに記録された磁気データを読み取る。
磁気ヘッド12、13は、たとえば、板バネ等の付勢部材(図示省略)に取り付けられており、付勢部材の付勢力によって、対向ローラ24に向かって付勢されている。磁気ヘッド12、13は、ロール紙3の搬送方向およびロール紙3の幅方向では動かないようになっている。磁気ヘッド12による磁気データの記録は、ロール紙搬送機構6による搬送動作に伴って行われ、ロール紙3には、磁気ヘッド12によってロール紙3の搬送方向に配列される磁気データが記録される。また、磁気ヘッド13による磁気データの読取りも、ロール紙搬送機構6による搬送動作に伴って行われる。本形態の磁気ヘッド12は、第2の磁気ヘッドである。
磁気ヘッド14は、下側から搬送路7に臨むように配置されている。ヘッド移動機構15は、ロール紙3の幅方向へ磁気ヘッド14を移動させる。このヘッド移動機構15は、磁気ヘッド14が搭載されるキャリッジ27と、ロール紙3の幅方向へキャリッジ27を案内するガイド軸28と、キャリッジ27をロール紙3の幅方向へ送るリードスクリュー29と、磁気ヘッド14を上下動させるためのカム板30と、ガイド軸28を中心とするキャリッジ27の回動を防止するための回動防止軸31とを備えている。
キャリッジ27は、キャリッジ本体32と、磁気ヘッド14を保持するヘッド保持部材33とを備えている。キャリッジ本体32には、リードスクリュー29に係合するメネジ部材34と、ガイド軸28に係合する摺動軸受と、回動防止軸31に係合する摺動部材36とが取り付けられている。リードスクリュー29には、プーリおよびベルトから構成される動力伝達機構37を介してモータ38が連結されている。
キャリッジ本体32には、ヘッド保持部材33を回動可能に保持する固定軸41が固定されている。固定軸41は、固定軸41の軸方向とロール紙3の幅方向とが一致するように配置されている。キャリッジ本体32とヘッド保持部材33との間には、ネジリコイルバネ42が配置されており、ヘッド保持部材33は、ネジリコイルバネ42の付勢力によって、固定軸41を中心にして、磁気ヘッド14が上昇する方向へ付勢されている。カム板30は、ロール紙3の幅方向に細長い長尺状に形成されている。ロール紙3の幅方向におけるカム板30の両端側には、カム30aが形成されており、ヘッド保持部材33には、カム30aに当接するローラ43が回転可能に取り付けられている。
本形態では、モータ38が駆動して、リードスクリュー29が回転すると、ガイド軸28に沿って、磁気ヘッド14がキャリッジ27とともにロール紙3の幅方向へ移動する。ロール紙3の幅方向における両端側では、カム30aにローラ43が当接しており、図5の二点鎖線で示すように、磁気ヘッド14は、ネジリコイルバネ42の付勢力に抗して搬送路7よりも下側へ退避している。この状態の磁気ヘッド14がキャリッジ27とともにロール紙3の幅方向へ移動して、カム30aからローラ43が外れると、磁気ヘッド14がネジリコイルバネ42の付勢力で上昇して、ロール紙3の裏面に接触する。すなわち、磁気ヘッド14がロール紙3の裏面の磁気ストライプに接触する。
ロール紙3に接触しながらキャリッジ27と一緒にロール紙3の幅方向へ移動する磁気ヘッド14は、ロール紙3の裏面の磁気ストライプに磁気データを記録する。すなわち、ロール紙3には、磁気ヘッド14によってロール紙3の幅方向に配列される磁気データが記録される。また、磁気データの記録後にロール紙3に接触しながらキャリッジ27と一緒にロール紙3の幅方向へ移動する磁気ヘッド14は、磁気ヘッド14によってロール紙3の磁気ストライプに磁気データが適切に記録されたのか否かを確認するために、ロール紙3の磁気ストライプに記録された磁気データを読み取る。すなわち、磁気ヘッド14は、磁気データの記録と読取りを行う。
上昇した状態の磁気ヘッド14の、ロール紙3の幅方向への移動範囲は、ロール紙3の幅H以上となっており、磁気ヘッド14は、ロール紙3の幅方向の全域で、ロール紙3に磁気データを記録することが可能になっている。磁気ヘッド14の上側には、磁気ヘッド14とロール紙3とを所定の接触圧で接触させるための対向部材45が配置されている。なお、磁気ヘッド14は、ロール紙3の幅方向における一端側のみで搬送路7より下側へ退避しても良いし、ロール紙3の幅方向における両端側で搬送路7より下側へ退避しなくても良い。
切断機構16は、切断刃と、この切断刃を移動させる移動機構とを備えている。上述のように、切断機構16は、磁気ヘッド12、14よりも発券口5側に配置されており、磁気ヘッド12、14によって磁気データが記録された後のロール紙3を切断する。なお、切断機構16と発券口5との間には、図示を省略するフラッパが設置されており、切断機構16で切断されて形成された券2が発券口5に向かって搬送される搬送経路と、切断機構16で切断されて形成された券2が廃券回収箱(図示省略)に向かって搬送される搬送経路とに、切断機構16と発券口5との間の券2の搬送経路を切り替えることが可能になっている。
以上のように構成された発券装置1では、発券装置1が組み込まれる自動券売機から発券装置1に小券2Aの発行指令が入力されると、ヘッド移動機構15が起動し、磁気ヘッド14によってロール紙3に磁気データが記録されるとともに、磁気ストライプに記録された磁気データが磁気ヘッド14によって読み取られる。その後、ロール紙搬送機構6および切断機構16は、長辺方向の幅H1がロール紙3の幅Hと等しい長方形状の小券2Aが形成されるように、ロール紙3を搬送して切断する。具体的には、図2の破線で示す位置で、ロール紙3を切断する。小券2Aでは、ロール紙3の幅に配列される磁気データが記録されている。切断機構16で切断されて形成された小券2Aは、発券口5から発行される。
一方、発券装置1が組み込まれる自動券売機から発券装置1に大券2Bの発行指令が入力されると、ロール紙搬送機構6が起動し、磁気ヘッド12によってロール紙3に磁気データが記録されるとともに、記録された磁気データが磁気ヘッド13によって読み取られる。その後、ロール紙搬送機構6および切断機構16は、短辺方向の幅H2がロール紙3の幅Hと等しい長方形状の大券2Bが形成されるように、ロール紙3を搬送して切断する。具体的には、図2の二点鎖線で示す位置で、ロール紙3を切断する。大券2Bでは、ロール紙3の搬送方向に配列される磁気データが記録されている。切断機構16で切断されて形成された大券2Bは、発券口5から発行される。
このように、発券装置1では、ロール紙搬送機構6および切断機構16は、磁気ヘッド14によってロール紙3に磁気データが記録されると、小券2Aが形成されるようにロール紙3を搬送して切断し、磁気ヘッド12によってロール紙3に磁気データが記録されると、大券2Bが形成されるようにロール紙3を搬送して切断する。
また、ロール紙搬送機構6は、切断機構16によるロール紙3の切断後に、ロール紙3をロール紙保持部4側に巻き戻す。具体的には、ロール紙3の先端が磁気ヘッド12よりもロール紙保持部4側に配置されるまで、あるいは、ロール紙3の先端側がロール紙3の搬送方向において磁気ヘッド14と対向部材45との間に配置されるまで、ロール紙搬送機構6は、ロール紙3をロール紙保持部4側に巻き戻す。巻戻し後のロール紙3の所定の位置にはたるみが生じている。具体的には、ロール紙3の搬送方向におけるフィードローラ対20とロール紙保持部4との間にたるみが生じている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の発券装置1は、ロール紙3の幅方向に磁気ヘッド14を移動させるヘッド移動機構15を備えており、磁気ヘッド14によって、ロール紙3の幅方向に配列される磁気データがロール紙3に記録されている。すなわち、本形態では、特許文献1に記載の自動発券機のように反転部が設置されていなくても、ロール紙3の幅方向に配列される磁気データをロール紙3に記録することができる。そのため、本形態では、ロール紙3の幅方向に配列される磁気データが記録された小券2Aが発行される場合であっても、搬送路7の長さを短縮することが可能になる。
また、本形態では、磁気ヘッド12によって、ロール紙3の搬送方向に配列される磁気データがロール紙3に記録されているため、搬送路7の長さを短縮しつつ、形状の異なる2種類の券2(小券2Aおよび大券2B)を発行することが可能になる。また、本形態では、共通の切断機構16によってロール紙3が切断されて小券2Aおよび大券2Bが形成されているため、小券2Aを形成するための切断機構と大券2Bを形成するための切断機構とが個別に設けられている場合と比較して、発券装置1の構成を簡素化することが可能になるとともに、搬送路7の長さをより短縮することが可能になる。
本形態では、磁気ヘッド14によって磁気データが記録された後のロール紙3が切断機構16によって切断されており、磁気ヘッド14でロール紙3に磁気データを記録するときには、ロール紙搬送機構6によってロール紙3が把持されている。そのため、本形態では、切断機構16で切断されて形成された小券2Aの、ロール紙3の搬送方向の幅は狭くなっているが、磁気ヘッド14でロール紙3に磁気データを記録するときには、ロール紙搬送機構6によってロール紙3を把持してロール紙3のずれを抑制することが可能になる。したがって、本形態では、磁気ヘッド14によってロール紙3に記録される磁気データの記録位置のずれを抑制することが可能になる。すなわち、本形態では、発券口5から発行される小券2Aの磁気データの記録位置のずれを抑制することが可能になる。
本形態では、ロール紙搬送機構6は、切断機構16によるロール紙3の切断後に、ロール紙3の先端が磁気ヘッド12よりもロール紙保持部4側に配置されるまで、あるいは、ロール紙3の先端側がロール紙3の搬送方向において磁気ヘッド14と対向部材45との間に配置されるまで、ロール紙3をロール紙保持部4側に巻き戻している。そのため、本形態では、次の券2の発行時に、ロール紙3の先端側に磁気データを記録することが可能になる。したがって、本形態では、磁気ヘッド12、14よりも発券口5側に切断機構16が配置されていても、ロール紙3を無駄なく使用することが可能になる。また、本形態では、ロール紙3を巻き戻す際に所定の制御を行うことで、ロール紙3の先端側と磁気ヘッド12、14とを精度良く位置合わせすることが可能になる。
また、本形態では、巻戻し後のロール紙3の所定の位置にたるみが生じているため、ロール紙保持部4に保持されるロール紙3のロール部3aの重量が重くても、次の券2を発行する際の、ロール紙搬送機構6の起動時の負荷を軽減することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、ロール紙搬送機構6は、切断機構16によるロール紙3の切断後に、ロール紙3をロール紙保持部4側に巻き戻しているが、ロール紙搬送機構6は、切断機構16によるロール紙3の切断後に、ロール紙3を巻き戻さなくても良い。また、上述した形態では、磁気ヘッド12、13は、ロール紙3の搬送方向において、サーマルヘッド11と磁気ヘッド14との間に配置されているが、磁気ヘッド12、13は、ロール紙3の搬送方向において、磁気ヘッド14と切断機構16との間に配置されていても良い。
上述した形態において、発券装置1は、切断機構16に加えて、磁気ヘッド12、13よりもロール紙保持部4側に配置される切断機構を備えていても良い。この切断機構は、たとえば、ロール紙3の搬送方向において、フィードローラ対20とサーマルヘッド11との間に配置されている。この場合には、大券2Bが発行されるときに、この切断機構によってロール紙3が切断され、切断後のロール紙3(券紙)に磁気ヘッド12によって磁気データが記録される。一方、この場合であっても、小券2Aが発行されるときには、切断機構16によってロール紙3が切断される。また、上述した形態において、発券装置1は、磁気ヘッド12、13を備えていなくても良い。この場合には、たとえば、発券装置1では、小券2Aのみが発行される。
上述した形態では、ロール紙搬送機構6は、複数の搬送ローラ対21を備えているが、ロール紙搬送機構6は、全ての搬送ローラ対21に代えて、あるいは、いくつかの搬送ローラ対21に代えて、ロール紙3に接触してロール紙3を搬送するベルト等を備えていても良い。また、ロール紙搬送機構6は、全ての搬送ローラ対21に代えて、あるいは、いくつかの搬送ローラ対21に代えて、ロール紙3を把持して移動する把持機構を備えていても良い。
上述した形態において、切断機構16と発券口5との間に配置される搬送ローラ対21は、図6に示すように、切断機構16で切断された後の券2の、ロール紙3の幅方向における一端側に接触して、券2を発券口5まで搬送しても良い。この場合には、切断機構16と発券口5との間に複数の搬送ローラ対21が配置されており、複数の搬送ローラ対21のうちの、たとえば、1個の搬送ローラ対21が、発券口5よりも発券装置1の前側に突出する突出部50の中に配置されている。
このように構成されていると、小券2Aが発券口5から発行される場合であっても、突出部50の中に配置される搬送ローラ対21に把持された状態の小券2Aの全部または大半部分を発券口5から露出させることが可能になる。したがって、小券2Aが発券口5から発行される場合であっても、使用者は、突出部50の中に配置される搬送ローラ対21に把持された状態の小券2Aを掴んで発券装置1から引き抜くことが可能になる。この場合には、切断機構16と発券口5との間に配置される複数の搬送ローラ対21によって、切断機構16で切断された後の券2の、ロール紙3の幅方向における一端側に接触して券2を発券口5まで搬送する切断後搬送部51が構成されており、切断後搬送部51の一部である1個の搬送ローラ対21は、突出部50の中に配置されている。
なお、切断後搬送部51は、ベルト等によって構成されても良い。この場合には、ベルトが、切断機構16で切断された後の券2の、ロール紙3の幅方向における一端側に接触して、券2を発券口5まで搬送する。また、ベルトの一部は、突出部50の中に配置されている。また、切断後搬送部51は、切断機構16で切断された後の券2を把持して移動する把持機構であっても良い。
上述した形態において、磁気ヘッド12をロール紙3の搬送方向に移動させることも可能である。この場合には、発券装置1は、磁気ヘッド12をロール紙3の搬送方向に移動させるヘッド移動機構を備えている。このヘッド移動機構は、ヘッド移動機構15と同様に構成されている。この場合には、ロール紙3を停止させた状態で、ロール紙3の搬送方向に配列される磁気データを記録することが可能になるため、搬送路7の長さをより短縮することが可能になる。また、この場合には、磁気ヘッド12によって、ロール紙3の磁気ストライプに記録された磁気データの読取りも可能になるため、磁気ヘッド13が不要になる。
1 発券装置
2 券
3 ロール紙
4 ロール紙保持部
5 発券口
6 ロール紙搬送機構
12 磁気ヘッド(第2の磁気ヘッド)
14 磁気ヘッド
15 ヘッド移動機構
16 切断機構
50 突出部
51 切断後搬送部
H ロール紙の幅
H1 長辺方向の幅
H2 短辺方向の幅

Claims (7)

  1. ロール紙を回転可能に保持するロール紙保持部と、前記ロール紙保持部から発券口に向かって前記ロール紙を搬送するロール紙搬送機構と、前記ロール紙の搬送経路上に配置され前記ロール紙に磁気データを記録する磁気ヘッドと、前記ロール紙の搬送方向に直交する前記ロール紙の幅方向へ前記磁気ヘッドを移動させるヘッド移動機構と、前記ロール紙の搬送経路上に配置され前記磁気ヘッドによって磁気データが記録された後の前記ロール紙を切断する切断機構とを備えることを特徴とする発券装置。
  2. 前記ロール紙搬送機構は、前記切断機構による前記ロール紙の切断後に、前記ロール紙を前記ロール紙保持部側に巻き戻すことを特徴とする請求項1記載の発券装置。
  3. 巻戻し後の前記ロール紙の所定の位置にたるみが生じていることを特徴とする請求項2記載の発券装置。
  4. 前記ロール紙搬送機構および前記切断機構は、長辺方向の幅が前記ロール紙の幅と等しい長方形状の券が形成されるように前記ロール紙を搬送して切断することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発券装置。
  5. 前記ロール紙の搬送方向において前記ロール紙保持部と前記磁気ヘッドとの間、または、前記磁気ヘッドと前記切断機構との間に配置されるとともに前記ロール紙搬送機構による搬送動作に伴って前記ロール紙に磁気データを記録する第2の磁気ヘッドを備え、
    長辺方向の幅が前記ロール紙の幅と等しい長方形状の券と、短辺方向の幅が前記ロール紙の幅と等しい長方形状の券とを発行することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発券装置。
  6. 前記ロール紙搬送機構および前記切断機構は、前記磁気ヘッドによって前記ロール紙に磁気データが記録されると、長辺方向の幅が前記ロール紙の幅と等しい長方形状の前記券が形成されるように前記ロール紙を搬送して切断し、前記第2の磁気ヘッドによって前記ロール紙に磁気データが記録されると、短辺方向の幅が前記ロール紙の幅と等しい長方形状の前記券が形成されるように前記ロール紙を搬送して切断することを特徴とする請求項5記載の発券装置。
  7. 前記ロール紙搬送機構は、前記切断機構で切断された後の前記券の、前記ロール紙の幅方向における一端側に接触して前記券を前記発券口まで搬送する切断後搬送部を備え、
    前記切断後搬送部の一部は、前記発券口よりも前記発券装置の前側に突出する突出部の中に配置されていることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の発券装置。
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