JP2017198236A - 高圧水素製造システム - Google Patents

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Abstract

【課題】水素ステーションの建設費を削減しつつ、燃料電池自動車に供給する水素量を増加させる。【解決手段】高圧水素製造システム110は、水素を製造する水素製造装置210と、水素製造装置210から出力された水素を昇圧する第1の圧縮機230と、第1の圧縮機230によって昇圧された水素を貯留する可変圧蓄圧器250と、可変圧蓄圧器250に貯留された水素を昇圧する第2の圧縮機260と、第1の圧縮機230によって昇圧された水素、および、第2の圧縮機260によって昇圧された水素を貯留する高圧蓄圧器240と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、高圧水素を製造して燃料電池自動車等の供給先に供給する高圧水素製造システムに関する。
近年、燃料電池を搭載した自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle、以下、「燃料電池自動車」と称する。)が開発されている。燃料電池自動車に水素を供給する水素ステーションは、水素製造装置(例えば、特許文献1)と、水素製造装置によって製造された水素を昇圧する圧縮機と、昇圧された水素を貯留する蓄圧器とを含んで構成され、蓄圧器に貯留された水素が燃料電池自動車に供給されることとなる。
特開2011−132103号公報
上記水素ステーションでは、時間帯、月日、天候等によって、水素の消費量(燃料電池自動車に供給される水素量、つまり、燃料電池自動車が訪れる数)が変動する。したがって、例えば、水素の供給を所望する燃料電池自動車の数の平均値に基づいて、圧縮機や蓄圧器の数を決定して水素ステーションを建設すると、平均値を上回る数の燃料電池自動車が水素の供給を所望する場合には、上回った分の燃料電池自動車には水素を供給できなくなってしまう。一方、例えば、水素の供給を所望する燃料電池自動車の数の最大値に基づいて、圧縮機の数や蓄圧器の数を決定して水素ステーションを建設すると、圧縮機や蓄圧器が膨大となってしまい、建設費が増加してしまうという問題がある。
本発明は、水素ステーションの建設費を削減しつつ、所定期間において燃料電池自動車に供給する水素量を増加させることが可能な高圧水素製造システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の高圧水素製造システムは、水素を製造する水素製造装置と、前記水素製造装置から出力された水素を昇圧する第1の圧縮機と、前記第1の圧縮機によって昇圧された水素を貯留する可変圧蓄圧器と、前記可変圧蓄圧器に貯留された水素を昇圧する第2の圧縮機と、前記第1の圧縮機によって昇圧された水素、および、前記第2の圧縮機によって昇圧された水素を貯留する高圧蓄圧器と、を備えたことを特徴とする。
また、前記第2の圧縮機は、吸入圧力の上限値を吐出圧力とすることが可能であるとしてもよい。
また、前記第2の圧縮機は、吸入圧力の上限値が吐出圧力未満であるとしてもよい。
また、前記可変圧蓄圧器は、第1蓄圧器と、第2蓄圧器とを有し、前記高圧蓄圧器の圧力が所定の常用圧力に基づく制御上限圧力未満であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器の圧力が前記第2の圧縮機の所定の目標流量を維持可能な吸入圧力の下限値である維持下限値を上回る場合、該第1蓄圧器および該第2蓄圧器に貯留された水素を該第2の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させ、該高圧蓄圧器の圧力が該制御上限圧力未満であり、該第1蓄圧器および該第2蓄圧器のいずれか一方の圧力が該維持下限値を上回り、他方の圧力が該維持下限値未満である場合、該一方の蓄圧器に貯留された水素を前記第2の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させる制御部を備えるとしてもよい。
また、前記制御部は、前記高圧蓄圧器の圧力が前記制御上限圧力未満であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器の圧力が前記維持下限値を上回る場合、該第1蓄圧器および該第2蓄圧器に貯留された水素を前記第1の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させるとしてもよい。
また、前記制御部は、前記高圧蓄圧器の圧力が前記制御上限圧力未満であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器のいずれか一方の圧力が前記維持下限値を上回り、他方の圧力が該維持下限値未満である場合、該他方の蓄圧器に貯留された水素を前記第1の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させるとしてもよい。
また、前記制御部は、前記高圧蓄圧器の圧力が前記制御上限圧力以上であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器のいずれか一方の圧力が前記維持下限値を上回り、かつ、他方の圧力が前記維持下限値未満である場合、該他方の蓄圧器に貯留された水素を前記第1の圧縮機で昇圧させて該一方の蓄圧器に貯留させるとしてもよい。
本発明によれば、水素ステーションの建設費を削減しつつ、燃料電池自動車に供給する水素量を増加させることが可能となる。
水素ステーションを説明するための図である。 高圧水素製造システムを説明するための図である。 状態(A)の場合の制御部の処理を説明する図である。 状態(B)の場合の制御部の処理を説明する図である。 状態(C)の場合の制御部の処理を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(水素ステーション100)
図1は、水素ステーション100を説明するための図である。図1に示すように、水素ステーション100は、高圧水素製造システム110と、プレクーラー120と、ディスペンサー130とを含んで構成される。なお、図1中、水素の流れを実線の矢印で示す。なお、以下では、圧力をゲージ圧(絶対圧−大気圧)として示す。
図1に示すように、高圧水素製造システム110は、水素を製造し、製造した水素を、例えば、82MPaに昇圧して貯留する。高圧水素製造システム110に貯留された水素は、プレクーラー120によって冷却され(例えば、−40℃)、ディスペンサー130の充填制御弁を介して、燃料電池自動車に設けられた水素タンクに供給(差圧充填)される。ここで、高圧水素製造システム110から燃料電池自動車の水素タンクへ水素が供給される際に断熱圧縮によって水素が加熱されるため、水素の温度が水素タンクの耐熱温度に達しないように、プレクーラー120が設けられている。以下、高圧水素製造システム110の具体的な構成について説明する。
(高圧水素製造システム110)
図2は、高圧水素製造システム110を説明するための図である。図2に示すように、高圧水素製造システム110は、水素製造装置210と、サクションタンク220と、第1の圧縮機230と、高圧蓄圧器240と、可変圧蓄圧器250と、第2の圧縮機260と、圧力測定部270と、制御部280と、配管302〜326と、バルブV1〜V7と、減圧弁RVとを含んで構成される。なお、図2中、配管302〜326を実線で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。
水素製造装置210は、例えば、都市ガス、液化石油ガス(LPG:Liquefied Petroleum Gas)等の化石燃料から純度の高い水素を製造する。また、水素製造装置210を、水電解装置で構成することもできる。
水素製造装置210は、後述する制御部280による制御指令に応じて、通常運転処理、出力低下処理、出力増加処理を遂行する。ここで、通常運転処理は、所定の出力(例えば、最大出力(100%出力))で水素を製造する処理(ロードキープ)である。また、出力低下処理は、水素の出力を低下させる処理(ロードダウン)である。なお、出力低下処理のうち、特に、停止状態に至るまで水素の出力を低下させる処理、すなわち、水素の出力を所定の出力(ここでは、最小出力)まで低下させ、所定の出力に至った後に出力を停止する処理を停止処理と称する。また、出力増加処理は、水素の出力を増加させる処理(ロードアップ)である。なお、出力増加処理のうち、特に、停止状態から所定の出力(例えば、最大出力(100%出力))まで水素の出力を増加させる処理を開始処理と称する。また、停止状態は、外部に水素を出力しない状態(水素の出力停止中)を指す。なお、制御部280による水素製造装置210の具体的な制御処理については、特開2015−183766号公報等、既存の技術を参照できるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
サクションタンク220は、水素製造装置210と第1の圧縮機230との間に設けられ、クッションタンクとして機能する。
第1の圧縮機230は、水素製造装置210によって製造された水素(0.6MPa)を圧縮して、例えば、82MPaに昇圧する。
高圧蓄圧器240は、第1の圧縮機230によって昇圧された水素(例えば、82MPa)、および、後述する第2の圧縮機260によって昇圧された水素(例えば、82MPa)を貯留する。つまり、高圧蓄圧器240の常用圧力(最大許容圧力)は、例えば、82MPaである。そして、高圧蓄圧器240に貯留された水素は、プレクーラー120によって冷却され、ディスペンサー130によって、燃料電池自動車に設けられた水素タンクに供給(充填)される(図1参照)。なお、高圧蓄圧器240および後述する可変圧蓄圧器250の容量の設計については、特開2015−183766号公報等、既存の技術を参照できるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
可変圧蓄圧器250は、第1蓄圧器252および第2蓄圧器254で構成され、第1の圧縮機230によって昇圧された水素を貯留する。なお、本実施形態において、第1蓄圧器252および第2蓄圧器254の常用圧力(最大許容圧力)は、高圧蓄圧器240の常用圧力(82MPa)と異なってもよく、例えば、40MPaとしてもよい。
第2の圧縮機260は、可変圧蓄圧器250に貯留された水素を圧縮して、例えば、82MPaに昇圧する。本実施形態において、第2の圧縮機260は、所謂ブースタ型圧縮機で構成される。つまり、第2の圧縮機260は、吸入圧力(吸い込み圧力)の上限値を吐出圧力(例えば、82MPa)とすることができ、また、吸入圧力の下限値を、例えば、0MPa程度(ここでは、0.6MPa程度)とすることができる圧縮機である。したがって、第2の圧縮機260は、吸入圧力の上限値と下限値とが広範囲に亘っており、可変圧蓄圧器250の圧力が40MPaである場合から0.6MPaになるまで水素を吸入することが可能となる。このため、可変圧蓄圧器250に貯留された水素の大部分を圧縮して高圧蓄圧器240に供給することが可能となる。
また、本実施形態にかかる第2の圧縮機260は、吸入圧力が相対的に低いと、処理流量(供給能力)は小さくなるものの、吸入圧力が相対的に高いと、処理流量が大きくなる。このため、可変圧蓄圧器250に貯留された水素量が相対的に多い(圧力が相対的に高い)場合には、大きい処理流量で高圧蓄圧器240に水素を供給することができる。例えば、可変圧蓄圧器250の圧力(吸入圧力)が0.6MPaである場合には、処理流量は50Nm/h程度であるが、30MPaである場合には処理流量が300Nm/h程度となり、40MPaである場合には処理流量が400Nm/h程度にもなる。
したがって、水素ステーション100に立ち寄る燃料電池自動車の数が増加した場合であっても短時間で高圧蓄圧器240の貯留量を増加させることができ、高圧蓄圧器240自体の容量(本数)を増加させずとも、所定期間(例えば、営業時間内の所定の期間)において、燃料電池自動車への水素供給量(水素を供給できる燃料電池自動車の数)を増加させることが可能となる。
さらに、ブースタ型圧縮機自体の価格は、ブースタ型圧縮機による処理流量を確保するために必要な本数の高圧蓄圧器240の価格と比較して低い。したがって、本実施形態の高圧水素製造システム110によれば、ブースタ型圧縮機で構成される第2の圧縮機260を備えるだけの構成で、水素ステーション100の建設費を削減しつつ、高圧蓄圧器240を増加させた場合と同様に燃料電池自動車に供給する水素量を増加させることが可能となる。
圧力測定部270は、高圧蓄圧器240の圧力Phpa、および、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2を測定する。
制御部280は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して高圧水素製造システム110全体を管理および制御する。
詳しくは後述するが、本実施形態において制御部280は、第1の圧縮機230、および、第2の圧縮機260を制御する。また、制御部280は、水素製造装置210の駆動制御(出力制御)、および、バルブV1〜V7の開閉制御を実行する。なお、バルブV1〜V7は開閉弁で構成される。
また、本実施形態において、配管302〜326が設けられており、配管302は、水素製造装置210とサクションタンク220とを接続する。配管304は、サクションタンク220と第1の圧縮機230の吸入口とを接続する。配管306は、第1の圧縮機230の吐出口と高圧蓄圧器240とを接続する。また、配管306にはバルブV1が設けられている。配管308は、高圧蓄圧器240とプレクーラー120とを接続する。また、配管308にはバルブV6が設けられている。
配管310は、第1の圧縮機230の吐出口(配管306における第1の圧縮機230とバルブV1との間)と第1蓄圧器252とを接続する。また、配管310にはバルブV2が設けられている。配管312は、第1の圧縮機230の吐出口(配管306における第1の圧縮機230とバルブV1との間)と第2蓄圧器254とを接続する。また、配管312にはバルブV4が設けられている。
配管314は、第1蓄圧器252とサクションタンク220とを接続する。また、配管314には、バルブV3および減圧弁RVが設けられている。配管316は、第2蓄圧器254とサクションタンク220(配管314におけるバルブV3と減圧弁RVとの間)とを接続する。なお、減圧弁RVは、配管314におけるバルブV3と第1蓄圧器252との間、および、配管316におけるバルブV5と第2蓄圧器254との間に設けられてもよい。減圧弁RVの設定圧力は、サクションタンク220の目標値よりも高い圧力とし、例えば0.6MPaとする。
配管318は、第1蓄圧器252(配管310におけるバルブV2と第1の圧縮機230との間)と第2の圧縮機260の吸入口とを接続する。配管320は、第2蓄圧器254(配管312におけるバルブV4と第1の圧縮機230との間)と第2の圧縮機260の吸入口とを接続する。配管322は、第2の圧縮機260の吐出口と高圧蓄圧器240(配管306におけるバルブV1と高圧蓄圧器240との間)とを接続する。
配管324は、第1蓄圧器252(配管314における第1蓄圧器252とバルブV3との間)とプレクーラー120(配管308におけるバルブV6とプレクーラー120との間)とを接続する。また、配管324にはバルブV7が設けられている。配管326は、第2蓄圧器254(配管316における第2蓄圧器254とバルブV5との間)とプレクーラー120(配管324における第1蓄圧器252とバルブV7との間)とを接続する。
なお、上記バルブV6は、燃料電池自動車への水素の供給開始に伴って開弁される。具体的に説明すると、制御部280は、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1、および、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が、ディスペンサー130を燃料電池自動車に接続した際のディスペンサー130の水素配管の圧力Ppadに所定値加算した値(ディスペンサー圧力)未満である場合、バルブV7を閉弁するとともに、バルブV6を開弁する。
また、制御部280は、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1、および、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が、ディスペンサー圧力以上である場合、バルブV7を開弁するとともに、バルブV6を閉弁する。第1蓄圧器252の圧力Pvpa1、および、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が、ディスペンサー圧力以上である場合、可変圧蓄圧器250に貯留されている水素を昇圧せずとも、燃料電池自動車に直接充填(供給)することができる。
したがって、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1、および、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が、ディスペンサー圧力以上である場合、制御部280がバルブV6、V7を開閉制御して、高圧蓄圧器240を通さず、第1蓄圧器252および第2蓄圧器254から直接燃料電池自動車に水素を送出する。かかる構成により、第1の圧縮機230、第2の圧縮機260による不要な昇圧を抑制することができ、第1の圧縮機230、第2の圧縮機260の消費エネルギーを削減することが可能となる。
(高圧水素製造システム110の運転処理)
続いて、上記高圧水素製造システム110の運転処理について説明する。ここでは、下記(A)〜(D)の4つの状態における第1の圧縮機230、第2の圧縮機260、バルブV1〜V5の制御について説明する。
(A)高圧蓄圧器240の圧力Phpaが制御上限圧力未満であり、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1、および、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が、第2の圧縮機260の所定の目標流量を維持可能な吸入圧力の下限値(以下、「維持下限値」と称する)を上回る場合。ここで、制御上限圧力は、常用圧力に基づいて決定される圧力であり、例えば、常用圧力より1〜2MPa低い圧力(つまり、常用圧力が82MPaである場合には81MPa〜82MPa)である。所定の目標流量は、水素の供給量が基準(定格)より増加する場合に、必要とされる流量(能力)である。なお、この目標流量は、水素ステーション100の事業者や設計者によって任意に設定される。
図3は、状態(A)の場合の制御部280の処理を説明する図である。なお、図3中、水素の流れを矢印で示す。なお、状態(A)の場合、水素製造装置210は停止状態である。状態(A)の場合、制御部280は、バルブV1、V2、V3、V4、V5を開弁し、第1の圧縮機230および第2の圧縮機260を駆動する。そうすると、図3に示すように、第1蓄圧器252および第2蓄圧器254に貯留された水素は、第2の圧縮機260で昇圧されて高圧蓄圧器240に貯留されることとなる。また、第1蓄圧器252および第2蓄圧器254に貯留された水素は、第1の圧縮機230で昇圧されて高圧蓄圧器240に貯留されることとなる。
かかる処理により、高圧蓄圧器240の圧力が制御上限圧力未満になった場合であっても、第1蓄圧器252、第2蓄圧器254から直ちに高圧蓄圧器240へ高圧(82MPa)の水素を供給することが可能となる。したがって、高圧蓄圧器240を制御上限圧力に維持することができる。
(B)高圧蓄圧器240の圧力Phpaが制御上限圧力未満であり、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1が維持下限値を上回り、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が維持下限値未満である場合。
図4は、状態(B)の場合の制御部280の処理を説明する図である。なお、図4中、水素の流れを矢印で示す。状態(B)の場合、制御部280は、バルブV1、V2、V5を開弁し、V3、V4を閉弁して、第1の圧縮機230および第2の圧縮機260を駆動する。そうすると、図4に示すように、第1蓄圧器252に貯留された水素は、第2の圧縮機260で昇圧されて高圧蓄圧器240に貯留されることとなる。また、第2蓄圧器254に貯留された水素は、第1の圧縮機230で昇圧されて高圧蓄圧器240に貯留されることとなる。
(C)高圧蓄圧器240の圧力Phpaが制御上限圧力以上であり、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1が維持下限値を上回り、かつ、制御上限圧力(例えば、40MPaより1〜2Pa低い圧力)未満であり、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が維持下限値未満である場合。
図5は、状態(C)の場合の制御部280の処理を説明する図である。なお、図5中、水素の流れを矢印で示す。状態(C)の場合、制御部280は、バルブV2、V5を開弁し、V1、V3、V4を閉弁して、第1の圧縮機230を駆動する。そうすると、図5に示すように、第2蓄圧器254に貯留された水素は第1の圧縮機230で昇圧されて第1蓄圧器252に貯留されることとなる。
ここで、高圧蓄圧器240の圧力Phpaが82MPaであるということは、燃料電池自動車への水素の供給を行っていないということである。したがって、この場合、第2の圧縮機260を停止することで、第2の圧縮機260の消費エネルギーを削減することができる。
また、第1蓄圧器252の圧力を上昇させることができるため、次回燃料電池自動車への水素の供給を開始する際に、第2の圧縮機260の処理能力を高めることが可能となる。
(D)高圧蓄圧器240の圧力Phpaが制御上限圧力であり、第1蓄圧器252および第2蓄圧器254の圧力Pvpaが維持下限値を上回り、かつ、制御上限圧力以下である場合。
状態(D)の場合、制御部280は、バルブV1、V2、V3、V4、V5を閉弁して、第1の圧縮機230、第2の圧縮機260を停止する。
なお、上記状態(A)〜状態(D)に拘らず、水素製造装置210が水素を製造している際には、制御部280は、バルブV1を開弁し、V2、V3、V4、V5を閉弁して、第1の圧縮機230を駆動する。そうすると、水素製造装置210によって製造された水素は、第1の圧縮機230で昇圧されて高圧蓄圧器240に貯留されることとなる。そして、高圧蓄圧器240の圧力Phpaが制御上限圧力に到達すると、制御部280は、バルブV1を閉弁するとともに、バルブV2を開弁して、第1の圧縮機230を駆動する。そうすると、水素製造装置210によって製造された水素は、第1の圧縮機230で昇圧されて第1蓄圧器252に貯留されることとなる。そして、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1が制御上限圧力に到達すると、制御部280は、バルブV2を閉弁するとともに、バルブV4を開弁し、第2蓄圧器254への水素の貯留を開始する。こうして、水素製造装置210によって製造された水素は、第1の圧縮機230で昇圧されて第2蓄圧器254に貯留されることとなる。そして、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が制御上限圧力となると、制御部280は、バルブV4を閉弁するとともに、第1の圧縮機230を停止する。このように、高圧蓄圧器240への水素の貯留は、第1蓄圧器252への水素の貯留より優先して行われ、第1蓄圧器252への水素の貯留は、第2蓄圧器254への水素の貯留より優先して行われることとなる。
なお、水素製造装置210は、停止状態である場合に、下記式(1)が成立すると、開始処理(起動シーケンス)を遂行する。
W+Z≦X−Y …式(1)
ここで、Wは、第1蓄圧器252が、所定の圧力P0(A)から維持下限値まで蓄圧できる水素量を示し、Xは、水素製造装置210が起動されて最大出力(100%出力)に達するまでに予想される水素需要量を示す。また、Yは、水素製造装置210で製造される水素量を示し、Zは、第2蓄圧器254が、所定の圧力P0(B)から最小の圧力値(第1の圧縮機230の吸入圧力の下限値(所定の能力が保障される吸入圧力の下限値)、例えば、0.6MPa)まで蓄圧できる水素量を示す。なお、上記P0(A)は、第1蓄圧器252における水素製造装置210の起動圧力条件値であり、P0(B)は、第2蓄圧器254における水素製造装置210の起動圧力条件値である。
具体的に説明すると、下記条件1〜条件3の場合、上記式(1)が成立することから、水素製造装置210は起動シーケンスを遂行し、下記条件4の場合、上記式(1)が成立せず、水素製造装置210は起動シーケンスを遂行しない。
(条件1)維持下限値<P0(A)=Pvpa1(第1蓄圧器252の現在の圧力)、0.6MPa<P0(B)=Pvpa2(第2蓄圧器254の現在の圧力)
この場合、0<W、0<Zとなり、下記式(2)が成立することから、上記式(1)が成立することとなる。
W+Z=X−Y …式(2)
なお、維持下限値<P0(A)=Pvpa1であり、0.6MPa=P0(B)=Pvpa2である場合にはZ=0となり、下記式(3)が成立する。
W=X−Y …式(3)
この場合、高圧蓄圧器240の圧力Phpaが制御上限圧力未満であると、制御部280は、バルブV1、V2、V3を開弁し、V4、V5を閉弁して、第1の圧縮機230および第2の圧縮機260を駆動する。そうすると、第1蓄圧器252に貯留された水素は、第1の圧縮機230および第2の圧縮機260で昇圧されて高圧蓄圧器240に貯留されることとなる。
(条件2)維持下限値=P0(A)=Pvpa1、0.6MPa<P0(B)<Pvpa2
この場合、W=0、0<Zとなり、下記式(4)が成立することから、上記式(1)が成立することとなる。
Z=X−Y …式(4)
(条件3)P0(A)=Pvpa1<維持下限値、0.6MPa<P0(B)=Pvpa2(水素の供給量を基準(定格)より増加させる必要がない場合)
この場合、W<0、0<Zとなり、下記式(5)が成立することから、上記式(1)が成立することとなる。
W+Z=X−Y …式(5)
(条件4)P0(A)<Pvpa1、0.6MPa<P0(B)<Pvpa2
この場合、下記式(6)が成立し、上記式(1)が成立しなくなることから、水素製造装置210は起動シーケンスを遂行しない。
W+Z>X−Y …式(6)
なお、上記条件1〜条件4において、Z=0、または、W=0である場合、P0(A)、P0(B)は、任意の一次関数で決定される固定値となる。
一方、0<Z、0<Wの場合(W+Z=X−Yが成立する場合)、P0(A)、P0(B)は、任意の二次関数で決定される変数となる。例えば、0<Z、0<Wの場合、Pvpa1、Pvpa2に基づき、W、Zを送出し、W+Z≦X−Yが成立すれば、水素製造装置210は起動シーケンスを遂行することとなる。
また、水素製造装置210が水素を製造している場合(通常運転処理中、出力低下処理中、出力増加処理中)、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が制御上限圧力未満であり、かつ、所定の圧力P1と等しい場合、停止処理(停止シーケンス)を遂行する(なお、この際、第1蓄圧器252と第2蓄圧器254とは連通されていない)。ここで、圧力P1は、水素製造装置210が停止処理に移行した後、製造されるすべての水素を第2蓄圧器254に貯留しても、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が制御上限圧力を上回らないように設計された設計値である。
また、水素製造装置210が水素を製造している場合(通常運転処理中、出力低下処理中、出力増加処理中)、第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が制御上限圧力未満であり、かつ、所定の圧力P2と等しい場合、停止処理(停止シーケンス)を遂行する(なお、この際、第1蓄圧器252と第2蓄圧器254とは連通されている)。ここで、圧力P2は、水素製造装置210が停止処理に移行した後、製造されるすべての水素を第1蓄圧器252および第2蓄圧器254に貯留しても、第1蓄圧器252の圧力Pvpa1および第2蓄圧器254の圧力Pvpa2が制御上限圧力を上回らないように設計された設計値である。
(変形例)
上記実施形態では、第2の圧縮機260としてブースタ型圧縮機を例に挙げて説明した。しかし、第2の圧縮機260は、吸入圧力の上限値が吐出圧力未満である圧縮機、つまり、所謂レシプロ型圧縮機や、ダイヤフラム型圧縮機で構成されてもよい。この場合、第2の圧縮機260が動作できる吸入圧力(吸い込み圧力)の圧力範囲(以下、「動作圧力範囲」と称する)は、下限値が30MPa程度、上限値が40MPa程度と、上記ブースタ型圧縮機と比較して動作圧力範囲が狭い。しかし、レシプロ型圧縮機や、ダイヤフラム型圧縮機の方が、ブースタ型圧縮機より、処理流量に対し、消費電力を少なく、また、設備コストを少なくすることができる。
したがって、変形例にかかる第2の圧縮機260であっても、水素ステーション100に立ち寄る燃料電池自動車の数が増加した場合に、短時間で高圧蓄圧器240の貯留量を増加させることができ、高圧蓄圧器240自体の容量(本数)を増加させずとも、燃料電池自動車への水素供給量(水素を供給できる燃料電池自動車の数)を増加させることが可能となる。
さらに、レシプロ型圧縮機や、ダイヤフラム型圧縮機は、高圧蓄圧器240と比較して、コストが安い。したがって、レシプロ型圧縮機や、ダイヤフラム型圧縮機で構成される第2の圧縮機260を備えるだけの構成で、水素ステーション100の建設費を削減しつつ、高圧蓄圧器240を増加させた場合と同様に燃料電池自動車に供給する水素量を増加させることが可能となる。
また、変形例の第2の圧縮機260を備えた高圧水素製造システム110では、上記状態(C)の場合、第1蓄圧器252は水素を30MPa程度以上に維持しなければならない。したがって、制御部280が、バルブV2、V5を開弁し、V1、V3、V4を閉弁して、第1の圧縮機230を駆動することで、第2蓄圧器254に貯留された水素を第1の圧縮機230の吸入圧力(0.6MPa)まで消費する動作を行う。
(建設費の比較)
水素ステーション100の建設費についてシミュレーションを行ったところ、高圧蓄圧器240を4本備え、第1の圧縮機230を1つ備える構成を基準として、基準の2倍の水素を1時間で供給するためには、基準の2.5倍程度の建設費を要することが分かった。また、基準の3倍の水素を1時間で供給するためには、基準の4倍程度の建設費を要し、基準の4倍の水素を1時間で供給するためには、基準の5.5倍程度の建設費を要することとなる。
一方、基準の構成に第2の圧縮機260(ブースタ型圧縮機)を追加した場合、基準の2倍の水素を1時間で供給するためであっても、基準の2倍程度の建設費(第1の圧縮機230を1つ備える構成を基準とすると2.5倍を要するところ)に抑えることができる。また、基準の3倍の水素を1時間で供給するためであっても、基準の3倍程度の建設費(第1の圧縮機230を1つ備える構成を基準とすると4倍を要するところ)に抑えることができ、基準の4倍の水素を1時間で供給するためであっても、基準の3.9倍程度の建設費(第1の圧縮機230を1つ備える構成を基準とすると5.5倍を要するところ)に抑えることができる。
また、基準の構成に第2の圧縮機260(レシプロ型圧縮機や、ダイヤフラム型圧縮機)を追加した場合、基準の2倍の水素を1時間で供給するためであっても、基準の2.3倍程度の建設費に抑えることができる。また、基準の3倍の水素を1時間で供給するためであっても、基準の2.9倍程度の建設費に抑えることができ、基準の4倍の水素を1時間で供給するためであっても、基準の3.6倍程度の建設費に抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態の高圧水素製造システム110によれば、第2の圧縮機260を備えるだけといった簡易な構成で、水素ステーション100の建設費を削減しつつ、高圧蓄圧器240を増加させた場合と同様に燃料電池自動車に供給する水素量を増加させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、減圧弁RVは、下流圧を機械的に一定に保つバネ式の減圧弁であってもよいし、下流圧を一定に保つ電子式の制御弁であってもよい。
また、上記実施形態において、第2の圧縮機260として、ブースタ型圧縮機、または、レシプロ型圧縮機やダイヤフラム型圧縮機を備える構成を例に挙げて説明した。しかし、2種類の第2の圧縮機260、つまり、ブースタ型圧縮機、および、レシプロ型圧縮機やダイヤフラム型圧縮機を備えるとしてもよい。
また、上記実施形態において、可変圧蓄圧器250を第1蓄圧器252と第2蓄圧器254とに分ける構成を例に挙げて説明した。しかし、可変圧蓄圧器250を複数に分けずともよい。
また、上記実施形態において、制御上限圧力として、常用圧力より1〜2MPa低い圧力を例に挙げて説明したが、制御上限圧力と常用圧力が等しくてもよい。
また、上記実施形態において、水素ステーション100の供給先が燃料電池自動車である場合を例に挙げて説明した。しかし、水素ステーション100の供給先は、燃料電池自動車に限定されず、水素を利用して駆動力を発生させる車両(二輪車等)、船舶等であってもよい。
本発明は、水素を製造して燃料電池自動車等の供給先に供給する高圧水素製造システムに利用することができる。
110 高圧水素製造システム
210 水素製造装置
230 第1の圧縮機
240 高圧蓄圧器
250 可変圧蓄圧器
252 第1蓄圧器
254 第2蓄圧器
260 第2の圧縮機
280 制御部

Claims (7)

  1. 水素を製造する水素製造装置と、
    前記水素製造装置から出力された水素を昇圧する第1の圧縮機と、
    前記第1の圧縮機によって昇圧された水素を貯留する可変圧蓄圧器と、
    前記可変圧蓄圧器に貯留された水素を昇圧する第2の圧縮機と、
    前記第1の圧縮機によって昇圧された水素、および、前記第2の圧縮機によって昇圧された水素を貯留する高圧蓄圧器と、
    を備えたことを特徴とする高圧水素製造システム。
  2. 前記第2の圧縮機は、吸入圧力の上限値を吐出圧力とすることが可能であることを特徴とする請求項1に記載の高圧水素製造システム。
  3. 前記第2の圧縮機は、吸入圧力の上限値が吐出圧力未満であることを特徴とする請求項1に記載の高圧水素製造システム。
  4. 前記可変圧蓄圧器は、第1蓄圧器と、第2蓄圧器とを有し、
    前記高圧蓄圧器の圧力が所定の常用圧力に基づく制御上限圧力未満であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器の圧力が前記第2の圧縮機の所定の目標流量を維持可能な吸入圧力の下限値である維持下限値を上回る場合、該第1蓄圧器および該第2蓄圧器に貯留された水素を該第2の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させ、該高圧蓄圧器の圧力が該制御上限圧力未満であり、該第1蓄圧器および該第2蓄圧器のいずれか一方の圧力が該維持下限値を上回り、他方の圧力が該維持下限値未満である場合、該一方の蓄圧器に貯留された水素を前記第2の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させる制御部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の高圧水素製造システム。
  5. 前記制御部は、前記高圧蓄圧器の圧力が前記制御上限圧力未満であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器の圧力が前記維持下限値を上回る場合、該第1蓄圧器および該第2蓄圧器に貯留された水素を前記第1の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させることを特徴とする請求項4に記載の高圧水素製造システム。
  6. 前記制御部は、前記高圧蓄圧器の圧力が前記制御上限圧力未満であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器のいずれか一方の圧力が前記維持下限値を上回り、他方の圧力が該維持下限値未満である場合、該他方の蓄圧器に貯留された水素を前記第1の圧縮機で昇圧させて該高圧蓄圧器に貯留させることを特徴とする請求項4に記載の高圧水素製造システム。
  7. 前記制御部は、前記高圧蓄圧器の圧力が前記制御上限圧力以上であり、前記第1蓄圧器および前記第2蓄圧器のいずれか一方の圧力が前記維持下限値を上回り、かつ、他方の圧力が前記維持下限値未満である場合、該他方の蓄圧器に貯留された水素を前記第1の圧縮機で昇圧させて該一方の蓄圧器に貯留させることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の高圧水素製造システム。
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