JP2017198052A

JP2017198052A - 両面引出しの引出し固定装置

Info

Publication number: JP2017198052A
Application number: JP2016100895A
Authority: JP
Inventors: 文雄 ▲辻▼; Fumio Tsuji
Original assignee: Dimatsukinzokukougyou Co Ltd
Current assignee: Dimatsukinzokukougyou Co Ltd
Priority date: 2016-04-26
Filing date: 2016-04-26
Publication date: 2017-11-02

Abstract

【課題】引き出し操作で、取っ手に指を差し入れ引出しを引く自然の動作で固定を外すことが可能で、前後両方に所定の位置で止まり、収納時には確実に固定され、地震の揺れでも引き出しが出てこない引出し固定装置の提供を課題とする。【解決手段】引出し（１）の取っ手（２）に跳ね上げ板（４）を設け、回転自在に軸（１０）で連動した鉤（３）を取り付ける。係止部（６）を配置した案内板（５）を収納棚側面（７）の内側に設ける。以上の機構を引出し（１）の平面基準に回転対称に配置したことを特徴とする。【選択図】図１

Description

本発明は、両面引出しに於いての引出しを固定する装置に関するものである。

前面と背面の両面に引出しの出入りが可能な構造の収納棚などの引き出しは、地震時に飛び出ない為の引出しの固定装置が必要である。
一般に前後の出入りは引出しレールなどを利用し、収納時の引き出し固定、引き出した時の引き出し固定を何らかの機構で行わなければならない。しかし、引き出しの出し入れの操作が違和感なく引出しを出し入れする普通の動作で行える適切な機構はなかった。

引き出し操作で、取っ手に指を差し入れ引出しを引く自然の動作で固定を外すことが可能で、前後両方に所定の位置で止まり、収納時には確実に固定され、地震の揺れでも引き出しが出てこない引出し固定装置の提供を課題とする。

課題を解決する手段

引出し（１）の取っ手（２）に跳ね上げ板（４）を設け、回転自在に軸（１０）で連動した鉤（３）を取り付ける。係止部（６）を配置した案内板（５）を収納棚側面（７）の内側に設ける。以上の機構を引出し（１）の平面基準に回転対称に配置する。
本発明は、以上の構成よりなる両面引出しの引出し固定装置である。

発明の効果

本発明は、収納時には引出し（１）は鉤（３）が案内板（５）の係止部（６）に掛かり固定されているが、引出し（１）を引き出す時に取っ手（２）に指を差し入れると指が跳ね上げ板（４）を上に回転させて連動した鉤（３）も回転し係止部（６）から外れ引き出すことができる。さらに引き出すと回転対称に位置する鉤（３）の先端部（８）が案内板（５）の手前側の係止部（６）に当接し止まることで引き出し（１）は抜けてしまうことはない。
また、回転対称に左右に配置した鉤（３）と案内板（５）により手前と奥に引出しても同じ操作になる。
引出し（１）を収めた時は、回転対称に配置した両方の鉤（３）で係止され、地震時でも前後に飛び出すことはない。

本発明の平面図である。本発明の引き出しを引き出した時の平面図である。本発明の斜視図である。本発明の案内板の他の実施例をしめす斜視図である。

以下、本発明を実施するための形態を説明する。
収納棚側面（７）にガイドレール（９）で前後両方に引き出せる引出し（１）を配置し、前面に取り付けた取っ手（２）に跳ね上げ板（４）と横方向引出し側面に突き出た軸（１０）を連結させ、先端に鉤（３）を取り付ける。
鉤（３）の下に前後方向に溝（１１）と上角に傾斜面（１３）を設けた案内板（５）を収納棚側面（７）に取り付ける。
鉤（３）は、跳ね上げ板（４）の奥側が下に回転し下がった状態で案内板（５）の係止部（６）にかかる状態で配置すれば良い。
上記の片側に配置した跳ね上げ板（４）、軸（１０）、鉤（３）、案内板（５）を引出し（１）の平面中心で回転対称に対面側に配置すれば、両面引き出しができる。
案内板（５）に設けた溝の長さは、引き出した時に当接する鉤（３）の先端部（８）位置で引き出し（１）の出方が決まるので適当な長さに調節すれば良い。
案内板（５）は図３が示すように係止部（１２）が段差にした形状で実施しても良い。段差形状の係止部（１２）が鉤（３）にかかり同じ作用をする。
本発明は、以上のような構造である。
本発明を使用するときは、引出し（１）の取っ手（２）に指を差し入れると跳ね上げ板（４）が上に回転し跳ね上がり鉤（３）も連動し回転し案内板（５）の係止部（６）から外れ、引き出しが引き出せる。ある程度引き出した時点で回転対称に配置した鉤（３）の先端部（８）が同じように回転対称に配置した案内板（５）の溝（１１）の手前側の係止部（６）に当接し、引出しの出が止まる。
更に引出し（１）を押して戻すと回転対称に配置した鉤（３）の両方が係止部（６）掛かり固定される。その時に傾斜面（１３）は鉤（３）が滑らかに滑って案内板（５）に乗る役目をする。
奥側に引出し時も手前側に引き出すのと同様に作用し引出し（１）は引出され固定される。

１引出し
２取っ手
３鉤
４跳ね上げ板
５案内板
６係止部
７キャビネット
８先端部
９カイドレール
１０軸
１１溝
１２係止部
１３傾斜面

Claims

引出し（１）の取っ手（２）に跳ね上げ板（４）を設け、回転自在に軸（１０）で連動した鉤（３）を取り付ける。係止部（６）を配置した案内板（５）を収納棚側面（７）の内側に設ける。以上の機構を引出し（１）の平面基準に回転対称に配置したことを特徴とする両面引き出しの引き出し固定装置。