JP2017197979A - 便器洗浄装置、便器装置および便器装置の施工方法 - Google Patents

便器洗浄装置、便器装置および便器装置の施工方法 Download PDF

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Takeshi Higuchi
健 樋口
岳也 一柳
Takeya Ichiyanagi
岳也 一柳
康宏 近藤
Yasuhiro Kondo
康宏 近藤
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【課題】洗浄水供給部を容易に配管に接続することができる便器洗浄装置、便器装置および便器装置の施工方法を提供する。【解決手段】便器洗浄装置1は、便鉢80の上部に形成されたリム吐水孔へ水を通流するリム側配管と、リム側配管に水を供給する洗浄水供給部11とを備える。リム側配管の上流端部にソケット部14が設けられている。洗浄水供給部11は、ソケット部14に接続される連結管を有する。保持部材50は、ソケット部14を保持し、便器100の水平方向に移動可能に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、便器洗浄装置、便器装置および便器装置の施工方法に関する。
便器洗浄装置は、給水源から供給される水を便器の便鉢内に吐出し、便鉢を洗浄する。便鉢を洗浄した水は、便鉢内を旋回しつつ流下し、便鉢の底部に接続された排水通路部から汚物とともに排出される。
例えば、特許文献1には、便鉢の上端開口部の内周部に形成されたリム部に水を通流するための配管と、該配管に接続されて洗浄水を供給する洗浄水供給部とを備える便器洗浄装置が開示されている。配管は、洗浄水供給部を便器に取付けるためのベースプレートに端部が固定されている。洗浄水供給部は、ベースプレートに固定された配管に連結するようにベースプレートに取付けられる。
特開平03−253628号公報
しかしながら、特許文献1に記載の便器洗浄装置では、ベースプレートに配管を固定した後、洗浄水供給部を配管に連結させてベースプレートに取付ける必要があり、ベースプレートに予め洗浄水供給部を取付けておくことができないという制約があった。
昨今の便器には、ユーザがより快適に便器を利用できるようにするために、例えば、臀部を洗浄する洗浄機器、便座を暖める便座暖房機器、および温風を送出する送風機器等の各種機器が搭載されている。これらの各種機器は、通常、洗浄水供給部とともにベースプレートに配置されるが、上述の制約のために洗浄水供給部を取付けるためのスペースに干渉しないようにベースプレートに配置しなければならなかった。
このような制約を回避するために、便器側に配管を固定しておき、該配管に洗浄水供給部を接続する構成とすることが考えられる。この場合、配管と洗浄水供給部の位置を合わせるために、配管と洗浄水供給部との接続に関係する部品、例えば便器やベースプレート等に対する寸法精度要求が高くなるとともに、組立時の位置調整が難しくなって手間がかかるという問題点が生じてしまう。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗浄水供給部を容易に配管に接続することができる便器洗浄装置、便器装置および便器装置の施工方法を提供することにある。
本発明に係る便器洗浄装置は、便鉢の上部に形成されたリム吐水孔へ水を通流する配管と、前記配管に水を供給する洗浄水供給部とを備えた便器洗浄装置において、前記配管の上流端部に接続部が設けられており、前記洗浄水供給部は、前記接続部に接続される被接続部を有し、前記接続部を保持する保持部材が、便器の水平方向に移動可能に設けられていることを特徴とする。
本発明にあっては、便器洗浄装置は、便鉢の上部に形成されたリム吐水孔へ水を通流する配管と、該配管に水を供給する洗浄水供給部とを備える。接続部は、配管の上流端部に設けられている。洗浄水供給部は被接続部を有し、該被接続部が接続部に接続される。接続部を保持する保持部材が、便器の水平方向に移動可能に設けられている。これにより、被接続部を接続部に接続する際に、接続部が水平方向に移動するので、洗浄水供給部を容易に配管に接続することができる。
本発明に係る便器装置は、上述の便器洗浄装置と、前記洗浄水供給部を取付けるベースプレートとを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、洗浄水供給部がベースプレートに取付けられるので、便器装置の組立性が良くなる。
本発明に係る便器装置の施工方法は、前記ベースプレートに前記洗浄水供給部を取付ける第1工程と、前記接続部に前記被接続部を接続する第2工程と、を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、第1工程により洗浄水供給部をベースプレートに取付け、第2工程により接続部に被接続部を接続するので、洗浄水供給部を配管に容易に接続することができる。
本発明によれば、接続部が配管の上流端部に設けられている。洗浄水供給部は被接続部を有し、該被接続部が接続部に接続される。接続部を保持する保持部材が、便器の左右方向に移動可能に設けられている。このため、被接続部を接続部に接続する際に、接続部が左右方向に移動するので、洗浄水供給部を容易に配管に接続することができる。
実施形態に係る便器洗浄装置を備えた便器装置の分解斜視図である。 実施形態に係る便器洗浄装置を配置した便器装置の外観を示す斜視図である。 便器の外観を示す斜視図である。 便器洗浄装置の外観を示す斜視図である。 保持部材およびソケット部の斜視図である。 保持部材およびソケット部の正面図である。 保持部材の平面図である。 ソケット部の縦断面図である。 便器装置の平面図である。 ベースプレートを便器に取付ける前の図9に示すA−A線による断面図である。 ベースプレートを便器に取付けた後の図9に示すA−A線による断面図である。 便器装置の施工方法を示す模式図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図12を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は実施形態に係る便器洗浄装置1を備えた便器装置101の分解斜視図である。便器100は、前端F側に便鉢80、該便鉢80の後方に機器収容部90を有する。機器収容部90には、便器洗浄装置1の洗浄水供給部11のほか、臀部を洗浄する洗浄機器、便座を暖める便座暖房機器、便鉢80内へ温風を送出する送風機器、および洗浄泡供給機器等の機器(以下、「各種機器」と表記する。)が収容される。便器装置101は、便器100、便器洗浄装置1および各種機器等によって構成されている。
便器洗浄装置1は、便鉢80に吐出する洗浄水を通流するための配管を有し、該配管の上流端部に設けたソケット部14に洗浄水供給部11が連結される。ソケット部14は、便器100に取付けた保持部材50によって保持されている。洗浄水供給部11は、ベースプレート40に取付けられており、ベースプレート40を介して上方から機器収容部90に取付けられる。ソケット部14は、洗浄水供給部11に連結された後、ボルト70によってベースプレート40に固定される。
図2は実施形態に係る便器洗浄装置1を配置した便器装置101の外観を示す斜視図であり、図3は便器100の外観を示す斜視図である。図2において、ベースプレート40の表記は省略している。便器100は、上端の周縁部分がほぼ同じ高さにあり、便鉢80と機器収容部90との間に周縁部分から一段下がった凹所95が形成されている。
便鉢80は汚物を受けるための鉢状の受け面部80aと、上端開口部の内周部に形成されたリム部81を有する。図2および図3に示すリム部81には、第1リム吐水孔82aおよび第2リム吐水孔82bから吐出される水を棚部81aで受けて一方向に旋回させるように導くリム導水路81bが形成される。棚部81aは、棚部81aの下方に連なる受け面部80aの内周面部分より緩やかな勾配となるように形成される。また、リム導水路81bは、便鉢80の上端内周部のほぼ全周に形成されている。リム部81は、前端F側および左右両側でほぼ同じ高さの位置に、後部側で一段下がった低い位置に形成されており、左右両側と後部側は傾斜面によって接続されている。前端F側から見て便鉢80の左側のリム部81には、前方向に臨む第1リム吐水孔82aが設けられている。また、便鉢80の後部右側のリム部81には、左方向に臨む第2リム吐水孔82bが設けられている。第1リム吐水孔82aおよび第2リム吐水孔82bは、便鉢80後方の機器収容部90側に設けられた取付孔等に連通している。
第1リム吐水孔82aには、後述する便器洗浄装置1の第1リム通水管21の先端部が配置されている。第1リム吐水孔82aは、第1リム通水管21から供給される水を吐出する。第1リム吐水孔82aから吐出された水は、リム部81のリム導水路81bを左側から前側を通って右側に通流し、一方向に旋回しつつ便鉢80内を受け面部80aに沿って流下する。また、第2リム吐水孔82bには、後述する便器洗浄装置1の第2リム通水管22の先端部が配置されている。第2リム吐水孔82bは、第2リム通水管22から供給される水を吐出する。第2リム吐水孔82bから吐出された水は、リム部81のリム導水路81bを後部側から左側へと通流し、第1リム吐水孔82aから吐出された水と合流し、一方向に旋回しつつ便鉢80内を受け面部80aに沿って流下する。
受け面部80aに沿って流下した水は、便鉢80の底部に接続された排水通路から汚物とともに排出される。排水通路の上流側には後述する便器洗浄装置1のジェット通水管30が取付けられている。ジェット通水管30から吐出された水は、受け面部80aに沿って流下した水に合流して流速を増し、排水通路から排出される。
機器収容部90は、便器100の後部に設けた左右壁体90aおよび後壁体90bを有し、前方は凹所95に開口している。左右壁体90aおよび後壁体90bは、便器100の底部から上端部に亘って設けられている。凹所95の後方には、保持部材50を取付ける取付座部96が設けられている。取付座部96は、上面が平坦であり、後方側の周側部が半円状に形成されている。機器収容部90は、左右壁体90aおよび後壁体90bで囲む空間および凹所95上方の空間に、ベースプレート40に取付けた便器洗浄装置1の洗浄水供給部11および上述の各種機器を収容する。各種機器は、便器洗浄装置1の配管と機械的に干渉することなくアクセス性を考慮して機器収容部90の上端部側に収容することが好ましい。
図4は便器洗浄装置1の外観を示す斜視図である。便器洗浄装置1は、洗浄水供給部11、ソケット部14、第1リム通水管21、第2リム通水管22およびジェット通水管30を備える。洗浄水供給部11は、給水源から供給される水の流量、水圧を調節し、給水/止水を制御する複数のバルブが組み込まれており、リム側排水口12およびジェット側排水口13から排水して下流側へ給水する。洗浄水供給部11は、リム側排水口12に接続された連結管12aおよびジェット側排水口13に接続された連結管13aをソケット部14に上方から差し込むようにして接続し、機器収容部90内部に収容される。
ソケット部14は、筒状の2つのソケットを有し、各ソケットにリム側排水口12およびジェット側排水口13に接続された連結管12aおよび13aが挿入され、接続される。ソケット部14の各ソケットには、軟質性のリム側配管15およびジェット側配管16の上流端部が取付けられている。リム側配管15は、ソケット部14から下方に延び、左方向へ屈曲し、さらに前方へ屈曲して、配管固定部15aに至る。ジェット側配管16は、ソケット部14から左下方向に延び、前方へ屈曲して配管固定部16aに至る。
リム側配管15は、配管固定部15aの手前で右方向へ分岐するリム側分岐配管17を有する。リム側分岐配管17は、略水平に右方向に延び、前方へ屈曲して、配管固定部17aに至る。配管固定部15aは、便鉢80の後方に設けられた取付孔に取付けられている。同様に、配管固定部16aおよび17aは、便鉢80の後方に設けられた取付孔に取付けられている。
第1リム通水管21は、軟質性または硬質性の配管である。第1リム通水管21の下流端部である先端部は、略水平で直線状であり、円環状の規制部材21aを介して第1リム吐水孔82aに嵌合し、リム部81とほぼ平行に配置されている。第1リム通水管21は、先端部から右斜め下の後方へ屈曲し、さらに略水平に後方へ屈曲して後端部に至る。第1リム通水管21の後端部は、配管固定部15aに取付けられて便器100に設けた取付孔に固定される。
第2リム通水管22は、軟質性又は硬質性の配管である。第2リム通水管22の下流端部である先端部は直線状であり、半径方向に3つの舌片が形成された規制部22aによって第2リム吐水孔82bに嵌合し、リム部81とほぼ平行に配置されている。第2リム通水管22は、先端部から後方へ屈曲して後端部に至る。第2リム通水管22の後端部は、配管固定部17aに取付けられて便器100に設けた取付孔に固定される。
ジェット通水管30は、部分的に硬質性および軟質性の配管を組み合わせ、中途部に適宜ベローズ部を設けて伸縮性を持たせた配管であり、便鉢80の底部に接続された排水通路の上流側に下流端部が取付けられている。ジェット通水管30は、下流端部から一旦前方へ延び、左斜め上の後方へ屈曲し、後方へ屈曲して後端部に至る。ジェット通水管30の後端部は、配管固定部16aに取付けられて便器100に設けた取付孔に固定される。
図5は保持部材50およびソケット部14の斜視図であり、図6は保持部材50およびソケット部14の正面図であり、図7は保持部材50の平面図である。保持部材50は、扇形の板状をなす基部51、基部51の円弧部分から下方に屈曲した周側部52、および周側部52の周方向における中央部から側方へ突出し、上方に屈曲してL字状をなすアーム部53を有する。
図6、7に示すように、アーム部53における上方へ延びる柱状部分53aの上端面54は、平坦状であり、円弧状に両長辺部分54aが穿たれた長方形状をなす。上端面54は、両長辺部分54aが円弧状に穿たれているため、長手方向の中央部における短手方向の幅よりも、両短辺部分54bの幅が広くなっている。
保持部材50は、便器100に設けられた取付座部96に基部51を載せ、扇形の要に設けた通し孔および取付座部96に設けた通し孔にボルト71を挿入し、取付座部96の下方からナットをボルト71に螺合して取付座部96に取付けられている。基部51は、ボルト71によって取付座部96に締め付けられているものではなく、保持部材50が取付座部96から外れないようにしており、例えば、基部51および取付座部96の厚みを合計した寸法よりもボルト71の円筒部の長さ寸法を大きくしてある。このため、保持部材50は、ボルト71を中心として取付座部96上で上下方向の軸まわりに回動可能である。
ソケット部14は、リム側配管15の上流端部が接続される第1ソケット14a、およびジェット側配管16の上流端部が接続される第2ソケット14bを有する。第1ソケット14aおよび第2ソケット14bは、軸方向が互いに平行となるように柱状の基部14cに固定されている。基部14cは、上端部に上述のボルト70に螺合されるナット70aを収容する収容室14dを有し、下端部における第1ソケット14aおよび第2ソケット14bの間に平坦な下端面14eが形成されている。ナット70aは、収容室14dの内側面に当接して回転しないように規制されている。ソケット部14は、保持部材50の上端面54にソケット部14の下端面14eが接触するように、保持部材50に対して上方から載せられ、保持部材50によって保持されている。第1ソケット14aおよび第2ソケット14bの周側部は、保持部材50の上端面54における円弧状に穿たれた長辺部分54aに沿っており、長辺部分54aとの間に若干の隙間を有する。
図8はソケット部14の縦断面図である。第1ソケット14aは、洗浄水供給部11の連結管12aの下流端部に嵌め合わされる嵌合部14f、および嵌合部14fの上部に嵌合部14fよりも内径寸法が大きい案内部14gを有する。同様に、第2ソケット14bは、洗浄水供給部11の連結管13aの下流端部に嵌め合わされる嵌合部14f、および嵌合部14fの上部に嵌合部14fよりも内径寸法が大きい案内部14gを有する。第1ソケット14aおよび第2ソケット14bそれぞれの案内部14gの内径寸法は、連結管12aおよび13aの外径寸法よりも大きい。
次に、実施形態の便器洗浄装置1を便器100に取付ける際の動作および施工方法について説明する。図9は便器装置101の平面図であり、図10はベースプレート40を便器100に取付ける前の図9に示すA−A線による断面図であり、図11はベースプレート40を便器100に取付けた後の図9に示すA−A線による断面図である。便器洗浄装置1の洗浄水供給部11は、ベースプレート40の後部寄りに取付けられており、ベースプレート40の中央側の上方に連結管12aおよび13aが配置されている。ベースプレート40には、連結管12aおよび13aをベースプレート40の下方に位置するソケット部14に接続するために、連結管12aおよび13aの位置に対応する中央部において上下に貫通する貫通孔40aが形成されている。
ベースプレート40は、連結管12aおよび13aの間にボルト70の通し孔を設けた座部40bを有している。ベースプレート40は、フランジ部40cにより便器100の後部における左右壁体90aの上端面に上方から載せられる。
便器100には、リム側配管15およびジェット側配管16が配索されている。また、便器100の取付座部96(図2、図5参照)には、保持部材50が上下方向の軸まわりに回動可能に取付けられている。リム側配管15およびジェット側配管16の端部を接続したソケット部14は、下端面14eが保持部材50の上端面54に接触するように載せられている。
保持部材50が扇状の基部51の要における上下方向の軸まわりに回動することにより、上端面54が左右方向に移動し、上端面54に載せられたソケット部14も上端面54の動きに対応して左右方向に移動することができる。第1ソケット14aおよび第2ソケット14bの周側部は、保持部材50の上端面54における円弧状に穿たれた長辺部分54aに沿っており、周側部間の距離が上端面54の長手方向の中央部における短手方向の幅と同程度か若干の隙間の分だけ大きい。上端面54の長手方向の中央部における短手方向の幅よりも両短辺部分54bの幅が広くなっているため、第1ソケット14aおよび第2ソケット14bの周側部は、両短辺部分54bを乗り越えて上端面54の長手方向に移動することができないように制限されている。
ソケット部14は、保持部材50の回動に伴う左右方向への移動のほか、部材間の隙間の分だけ水平な任意の方向に移動できる。ソケット部14は、取付座部96および保持部材50に設けた通し孔の内径とボルト71の円筒部の外径との差によって生じる隙間の分、水平な任意の方向に移動できる。また、ソケット部14は、第1ソケット14aおよび第2ソケット14bの周側部と保持部材50における上端面54の長辺部分54aとの間に生じる隙間の分、水平な任意の方向に移動できる。
図12は便器装置101の施工方法を示す模式図である。各図(a)〜(c)は、施工作業の流れを斜め前方からの斜視図で示している。便器装置101の施工方法は、ベースプレート40に洗浄水供給部11を取付ける第1工程と、ソケット部14に連結管12aおよび13aを接続する第2工程とを備える。図12(a)に示すように、第1工程において、ベースプレート40に洗浄水供給部11をねじ等の締結具で取付ける。これにより、ベースプレート40と洗浄水供給部11が一体のユニット102となる。この際、ベースプレート40には、洗浄水供給部11のほか、各種機器を取付けておくことができる。
続いて、図12(b)に示すように、第2工程において、洗浄水供給部11およびベースプレート40を含むユニット102を便器100の上方から下降させ、ソケット部14に連結管12aおよび13aを接続しつつ、便器100の上端面に載せる。ボルト70は、ユニット102を便器100に載せた後、後述のようにベースプレート40とソケット部14を締結する。この第2工程の結果、洗浄水供給部11およびベースプレート40を含むユニット102が便器100に取付けられ、図12(c)に示すように便器装置101が組み上がる。
この第2工程では、洗浄水供給部11が取付けられたベースプレート40を便器100の上方から下降させ、連結管12aおよび13aの下流端部をソケット部14の案内部14gの上端開口部分に嵌め合わす(図10、図11参照)。案内部14gの内径寸法は、連結管12aおよび13aの外径寸法よりも大きいので、連結管12aおよび13aの下流端部を容易に案内部14gの上端開口部分に嵌め合わせることができる。
さらにベースプレート40を下降させると、連結管12aおよび13aは、ソケット部14の案内部14gの内周面によって案内され、第1ソケット14aおよび14b内に挿入されていく。ソケット部14において、案内部14gは嵌合部14fよりも内径寸法が大きいので、案内部14gの内周部に接触して案内される連結管12aおよび13aは、案内部14gの内周部の周上のいずれかの箇所に内接した状態となっている。このため、案内部14gの内周部に接触して案内される連結管12aおよび13aの軸線は、嵌合部14fの軸線からずれた状態になっている可能性がある。
連結管12aおよび13aの下流端部が嵌合部14fに嵌め合わされる際に、ソケット部14は、連結管12aおよび13aの軸線と嵌合部14fの軸線とが一致するように移動する。ソケット部14が保持部材50の回動に伴って左右方向へ移動することができ、さらには部材間の隙間の分だけ水平な任意の方向に移動することができるので、連結管12aおよび13aの下流端部を嵌合部14fに嵌め合わす作業が容易に行える。
ベースプレート40は、フランジ部40cの下面が便器100の後部における左右壁体90aの上端面に当接する。ボルト70をベースプレート40の上方から挿入し、ソケット部14側に設けたナット70aに螺合させて締め付けることによって、ソケット部14をベースプレート40に固定することができる。
さらに、左右におけるフランジ部40cの外面と、左右壁体90aの外壁面との左右方向の位置関係が同等になるように、ベースプレート40の左右方向の位置を調整する。この調整の際、ソケット部14がベースプレート40とともに移動するが、ソケット部14の移動に追従するように保持部材50が回動して左右方向に移動することができる。ベースプレート40は、左右方向の位置を調整した後、締結具によって便器100に固定される。
次に、実施形態に係る便器洗浄装置1の特徴を説明する。
本発明の実施形態に係る便器洗浄装置1は、便鉢80の上部に形成されたリム吐水孔である第1リム吐水孔82aおよび第2リム吐水孔82bへ水を通流する配管であるリム側配管15と、リム側配管15に水を供給する洗浄水供給部11とを備える。リム側配管15の上流端部に接続部であるソケット部14が設けられている。洗浄水供給部11は、ソケット部14に接続される被接続部である連結管12aを有する。保持部材50は、ソケット部14を保持し、便器100の水平方向に移動可能に設けられている。これにより、連結管12aをソケット部14に接続する際に、ソケット部14が水平方向に移動するので、洗浄水供給部11を容易にリム側配管15に接続することができる。
またソケット部14は、上下方向を軸方向とする筒状をなす。連結管12aは、ソケット部14に上方から挿入されている。便器100の上方から洗浄水供給部11を下降させてリム側配管15に接続することができるので、作業性が良い。
またソケット部14は、端部の内周面に連結管12aを軸方向に案内する案内部14gを有する。これにより、連結管12aをソケット部14に取付ける作業を確実に行うことができる。
またソケット部14は、便器100の水平方向へ移動可能に保持部材50によって保持されている。これにより、ソケット部14に連結管12aを連結する際に、ソケット部14が水平方向に移動するので、洗浄水供給部11を容易にリム側配管15に接続することができる。
また保持部材50は、上下方向の軸まわりに回動可能に取付けられている。これにより、保持部材50の取付構造を簡潔化することができる。
また便器装置101は、上述の便器洗浄装置1と、洗浄水供給部11を取付けるベースプレート40とを備える。これにより、洗浄水供給部11がベースプレート40に取付けられるので、便器装置101の組立性が良くなる。ベースプレート40は、洗浄水供給部11のほか各種機器を搭載し、便器100へ取付けることで、さらに便器装置101の組立性が向上する。
また便器装置101の施工方法は、ベースプレート40に洗浄水供給部11を取付ける第1工程と、ソケット部14に連結管12aを接続する第2工程とを備える。これにより、便器装置の施工の際に、洗浄水供給部11をリム側配管15に容易に接続することができる。
上述の実施形態においては、ソケット部14に第1ソケット14aおよび第2ソケット14bの2つを設ける構成としているが、例えばジェット側配管16が無いような場合に対応して、ソケット部14にソケットを1つ設けるようにしても良い。ソケット部14にソケットを1つ設ける場合、保持部材50のアーム部53における柱状部分53aの上端部にソケットの周側部を把持する把持部を設けるとよい。把持部は、周上の一部を切除して開口が形成されたリング状をなし、該開口の幅を配管の外径寸法よりも大きく、かつソケットの外径寸法より小さくすれば良い。これにより、配管部分を開口から把持部内部に挿入することができ、ソケットの周側部を把持した状態では開口からソケットが抜けないようにすることができる。また、保持部材50がソケット部14を保持する構成には、保持部材50に接着剤や締結具によってソケット部14を固定する構成や、保持部材50およびソケット部14を一体成形した構成も含まれており、本発明の特許請求の範囲内にある。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
1 便器洗浄装置、 11 洗浄水供給部、 12a 連結管(被接続部)、
14 ソケット部(接続部)、 14g 案内部、 15 リム側配管(配管)、
40 ベースプレート、 50 保持部材、
82a 第1リム吐水孔(リム吐水孔)、 82b 第2リム吐水孔(リム吐水孔)、
101 便器装置。

Claims (7)

  1. 便鉢の上部に形成されたリム吐水孔へ水を通流する配管と、前記配管に水を供給する洗浄水供給部とを備えた便器洗浄装置において、
    前記配管の上流端部に接続部が設けられており、
    前記洗浄水供給部は、前記接続部に接続される被接続部を有し、
    前記接続部を保持する保持部材が、便器の水平方向に移動可能に設けられていることを特徴とする便器洗浄装置。
  2. 前記接続部は、上下方向を軸方向とする筒状をなし、
    前記被接続部は、前記接続部に上方から挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の便器洗浄装置。
  3. 前記接続部は、端部に前記被接続部を軸方向に案内する案内部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の便器洗浄装置。
  4. 前記接続部は、便器の水平方向へ移動可能に前記保持部材によって保持されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の便器洗浄装置。
  5. 前記保持部材は、上下方向の軸まわりに回動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の便器洗浄装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の便器洗浄装置と、
    前記洗浄水供給部を取付けるベースプレートとを備えることを特徴とする便器装置。
  7. 請求項6に記載の便器装置の施工方法であって、
    前記ベースプレートに前記洗浄水供給部を取付ける第1工程と、
    前記接続部に前記被接続部を接続する第2工程と、
    を備えることを特徴とする便器装置の施工方法。
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