JP2017197359A - 粉粒体の輸送方法および輸送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送手段の動作中における検知手段の挙動に関わらず、粉粒体の輸送が完了したかどうかを、精度よく検知できる輸送方法および輸送装置を提供する。
【解決手段】この輸送装置1は、第1ホッパ10から第2ホッパ20へ粉粒体を輸送するための気力を発生させるブロワ50と、第1ホッパ10に設けられたレベルセンサ60と、ブロワ50およびレベルセンサ60を制御する制御部70と、を有する。粉粒体の輸送時には、まず、ブロワ50を所定時間動作させる。そして、ブロワ50の動作を停止させた後、レベルセンサ60により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを確認する。このため、ブロワ50の動作中におけるレベルセンサ60の挙動に関わらず、粉粒体の輸送が完了したかどうかを、精度よく検知できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、輸送元から輸送先へ粉粒体を輸送する輸送方法および輸送装置に関する。
従来、粉体または粒体からなる材料(以下「粉粒体」と称する)を輸送する輸送装置が知られている。従来の輸送装置については、例えば、特許文献1,2に記載されている。特許文献1の粉粒体輸送装置は、粉粒体輸送タンクから、ロータリーフィーダを介して粉粒体輸送配管へ、粉粒体を輸送する。特許文献2の気力輸送装置は、気密貯蔵容器内に収容した粉粒体材料をガス圧により輸送経路を通じて輸送する。
この種の輸送装置では、輸送元の材料レベルを検知して輸送のON/OFFを行う場合がある。例えば、特許文献1の粉粒体輸送装置は、粉粒体輸送タンク内に設置された下限粉面レベル検出指示装置によって、粉面レベルの低下を検出する。また、特許文献2の気力輸送装置は、気密貯蔵容器に設けられたレベル検出センサーによって、材料の上限レベルおよび下限レベルを検出する。
特開平11−20942号公報 特公平8−29825号公報
従来、粉粒体のレベルを検知するために、トルク式のレベルセンサが広く用いられている。トルク式のレベルセンサは、モータによりトルクを与えられた羽根が、周辺に粉粒体が無くなったときに回転することを利用して、粉粒体のレベルを検知する。しかしながら、粉粒体の輸送中には、輸送元の粉粒体のレベルが徐々に低下する。このとき、粉粒体の下方への流動によって、レベルセンサの羽根が動いてしまう場合がある。その場合、粉粒体の輸送が未完了であるにもかかわらず、レベルセンサから、輸送完了を示す信号が出力されることになる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、輸送手段の動作中における検知手段の挙動に関わらず、粉粒体の輸送が完了したかどうかを、精度よく検知できる輸送方法および輸送装置を提供することを目的とする。
本願の第1発明は、輸送元から輸送先へ、輸送手段の動作により粉粒体を輸送する輸送方法であって、前記輸送手段を所定時間動作させる第1輸送工程と、前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記輸送元に設けられた検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを確認する第1確認工程と、を有する。
本願の第2発明は、第1発明の輸送方法であって、前記第1確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記輸送手段をさらに動作させる第2輸送工程と、前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを判断する第2確認工程と、をさらに有する。
本願の第3発明は、第2発明の輸送方法であって、前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作時間は、前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作時間よりも短い。
本願の第4発明は、第2発明または第3発明の製造方法であって、前記第2確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記第2輸送工程および前記第2確認工程を、再度実行する。
本願の第5発明は、第4発明の製造方法であって、前記第2輸送工程および前記第2確認工程の実行回数が、予め設定された上限値を超えたときに、警報を発する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の輸送方法であって、前記検知手段は、トルク式レベルセンサである。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明までのいずれか1発明の輸送方法であって、前記輸送手段は、前記輸送先から気体を吸い出して前記輸送先の圧力を低下させる機構である。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明までのいずれか1発明の輸送方法であって、前記粉粒体は、樹脂ペレットである。
本願の第9発明は、輸送元から輸送先へ粉粒体を輸送する輸送装置であって、前記輸送元から前記輸送先へ粉粒体を輸送する輸送手段と、前記輸送元に設けられた検知手段と、前記輸送手段および前記検知手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記輸送手段を所定時間動作させる第1輸送工程と、前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを確認する第1確認工程と、を実行する。
本願の第10発明は、第9発明の輸送装置であって、前記制御手段は、前記第1確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記輸送手段をさらに動作させる第2輸送工程と、前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを判断する第2確認工程と、をさらに実行する。
本願の第11発明は、第10発明の輸送装置であって、前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作時間は、前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作時間よりも短い。
本願の第12発明は、第10発明または第11発明の製造装置であって、前記制御手段は、前記第2確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記第2輸送工程および前記第2確認工程を、再度実行する。
本願の第13発明は、第12発明の製造装置であって、前記制御手段は、前記第2輸送工程および前記第2確認工程の実行回数が、予め設定された上限値を超えたときに、警報を発する。
本願の第14発明は、第9発明から第13発明までのいずれか1発明の輸送装置であって、前記検知手段は、トルク式レベルセンサである。
本願の第15発明は、第9発明から第14発明までのいずれか1発明の輸送装置であって、前記輸送手段は、前記輸送先から気体を吸い出して前記輸送先の圧力を低下させる機構である。
本願の第16発明は、第9発明から第15発明までのいずれか1発明の輸送装置であって、前記粉粒体は、樹脂ペレットである。
本願の第1発明〜第16発明によれば、輸送手段の動作中における検知手段の挙動に関わらず、粉粒体の輸送が完了したかどうかを、精度よく検知できる。
特に、本願の第2発明および第10発明によれば、粉粒体の輸送が未完了の場合に、輸送手段をさらに動作させて、輸送元に残存する粉粒体を輸送先へ輸送することができる。
特に、本願の第3発明および第11発明によれば、第2輸送工程によって、輸送元における粉粒体の残存を防止し、かつ、輸送完了までの時間が過剰に長くなることを防止できる。
特に、本願の第4発明および第12発明によれば、輸送元に残存する粉粒体を、より確実に輸送先へ輸送することができる。
特に、本願の第5発明および第13発明によれば、粉粒体を輸送不能な状態であることを、ユーザに知らせることができる。
特に、本願の第6発明および第14発明によれば、安価なトルク式レベルセンサを用い、かつ、粉粒体の輸送が完了したかどうかを精度よく検知できる。
輸送装置の構成を示した図である。 輸送処理の流れを示したフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.輸送装置の構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る輸送装置1の構成を示した図である。この輸送装置1は、粉粒体である樹脂ペレットを輸送する装置である。輸送装置1は、例えば、プラスチック製品の製造工程において、射出成形機へ樹脂ペレットを供給するために用いられる。図1に示すように、本実施形態の輸送装置1は、第1ホッパ10、第2ホッパ20、輸送管30、排気管40、ブロワ50、レベルセンサ60、および制御部70を有する。
第1ホッパ10は、輸送前の樹脂ペレットを内部に貯留する容器である。第1ホッパ10は、本発明における輸送元の一例となる。第1ホッパ10は、略円筒状の側壁11と、側壁11の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の底部12と、第1ホッパ10の上部を覆う天板部13とを有する。第1ホッパ10の内部には、樹脂ペレットを貯留するための空間が、設けられている。また、第1ホッパ10の底部12の中央には、第1ホッパ10から樹脂ペレットを排出するための第1排出口14が設けられている。なお、第1ホッパ10の形状は、他の形状であってもよい。例えば、第1ホッパ10の側壁11は、矩形の筒状であってもよい。
第1ホッパ10の上方には、第1ホッパ10に対して樹脂ペレットを供給する装置(上流装置)が設置される。上流装置は、複数種類の樹脂ペレットを、所定の混合比率となるように計量して、第1ホッパ10に供給する。ただし、第1ホッパ10は、必ずしも上流装置に接続されていなくてもよい。例えば、作業者が、第1ホッパ10に、手動で樹脂ペレットを投入してもよい。
第2ホッパ20は、第1ホッパ10から輸送される樹脂ペレットを、一時的に貯留する容器である。第2ホッパ20は、本発明における輸送先の一例となる。第2ホッパ20は、略円筒状の側壁21と、側壁21の下端部から下方へ向かうにつれて徐々に収束する漏斗状の底部22と、第2ホッパ20の上部を覆う天板部23とを有する。第2ホッパ20の内部には、樹脂ペレットを貯留するための空間が、設けられている。なお、第2ホッパ20の形状は、他の形状であってもよい。例えば、第2ホッパ20の側壁21は、矩形の筒状であってもよい。
第2ホッパ20の側壁21には、樹脂ペレットを受け入れるための搬入口24が設けられている。第2ホッパ20の底部22の中央には、第2ホッパ20から樹脂ペレットを排出するための第2排出口25が設けられている。また、第2ホッパ20の天板部23には、第2ホッパ20から気体を吸い出すための排気口26が設けられている。
また、第2ホッパ20は、第2排出口25の開閉を制御する排出弁27を有する。排出弁27には、例えば、制御部70からの指令に応じてエアシリンダを動作させて、弁体を進退させる機構が用いられる。第2ホッパ20の下方には、第2ホッパ20から排出される樹脂ペレットを受ける装置(下流装置)が設置される。下流装置は、例えば、射出成形機である。第2排出口25を開放すると、第2ホッパ20内の樹脂ペレットが、第2排出口25を通って下流装置へ排出される。
輸送管30は、第1ホッパ10と第2ホッパ20とを繋ぐ配管である。輸送管30の上流側の端部は、第1ホッパ10の第1排出口14に接続されている。輸送管30の下流側の端部は、第2ホッパ20の搬入口24に接続されている。輸送管30は、第1ホッパ10から第2ホッパ20への樹脂ペレットの輸送経路となる。また、輸送管30は、第1排出口14の近傍に、外気導入口31を有する。外気導入口31には、開閉弁32と、図示を省略したフィルタとが、設けられている。開閉弁32を開放すると、フィルタを介して輸送管30の内部へ外気を取り込むことができる。
排気管40は、第2ホッパ20から気体を吸い出すための配管である。排気管40の上流側の端部は、第2ホッパ20の排気口26に接続されている。排気管40の下流側の端部は、ブロワ50に接続されている。
ブロワ50は、粉粒体を吸引輸送するための気力を発生させる機構である。ブロワ50は、本発明における輸送手段の一例となる。ブロワ50は、制御部70から入力される駆動信号に応じてインペラを回転させることによって、排気管40内に気流を発生させる。ブロワ50を駆動させると、第2ホッパ20内の気体が、排気管40へ吸い出され、ブロワ50を通って外部へ排出される。これにより、第2ホッパ20内の気圧が、外気圧よりも低い負圧となる。そうすると、外気導入口31から輸送管30内に外気が取り込まれ、輸送管30内に第2ホッパ20へ向かう気流が発生する。第1ホッパ10の第1排出口14から輸送管30へ排出された樹脂ペレットは、当該気流とともに、第2ホッパ20へ輸送される。
なお、第2ホッパ20の排気口26には、フィルタ28が設けられている。フィルタ28は、気体の通過を許容しつつ、樹脂ペレットが排気管40へ流れ込むことを防止する。フィルタ28には、例えば、樹脂ペレットよりも小さい複数の貫通孔を有するパンチングメタルプレートが用いられる。
レベルセンサ60は、第1ホッパ10の底部12付近において、樹脂ペレットの有無を検知する検知手段である。本実施形態では、レベルセンサ60として、トルク式のレベルセンサ60が用いられている。トルク式のレベルセンサ60は、羽根61と、羽根61を回転させるモータ62とを有する。羽根61は、第1ホッパ10の底部12の内側に配置される。羽根61に樹脂ペレットが接触していなければ、モータ62の駆動により、羽根61が一定のトルクで回転する。一方、羽根61の高さまで樹脂ペレットが貯留されていると、樹脂ペレットが抵抗となって、羽根61は回転しない。レベルセンサ60は、このような羽根61の回転状態を検出し、検出信号を制御部70へ送信する。制御部70は、レベルセンサ60から得られる検出信号に基づき、第1ホッパ10からの粉粒体の輸送が完了したかどうかを検知する。
制御部70は、輸送装置1の各部を動作制御する制御手段である。図1中に破線で示すように、制御部70は、上述した排出弁27、ブロワ50、およびレベルセンサ60と、それぞれ電気的に接続されている。制御部70は、CPU等の演算処理部やメモリを有するコンピュータにより構成されていてもよく、あるいは、電気回路により構成されていてもよい。制御部70は、予め設定された動作シーケンス、予め設定されたパラメータ、外部からの入力信号、およびレベルセンサ60から得られる検出信号に基づき、上記の各部を動作制御する。これにより、輸送装置1における樹脂ペレットの輸送が進行する。
<2.輸送装置の動作>
続いて、上述した輸送装置1において、第1ホッパ10から第2ホッパ20へ、樹脂ペレットを輸送するときの動作について説明する。図2は、樹脂ペレットの輸送処理の流れを示したフローチャートである。
この輸送装置1では、樹脂ペレットの輸送を行う前に、予め上流装置から第1ホッパ10へ、樹脂ペレットが供給される。このため、樹脂ペレットの輸送開始時には、レベルセンサ60の羽根61は、樹脂ペレットに埋没している。したがって、レベルセンサ60の羽根61は回転しない。制御部70は、レベルセンサ60からの検出信号に基づき、第1ホッパ10内に樹脂ペレットが貯留されていることを検知する。
樹脂ペレットを輸送するときには、図2のように、まず、ステップS1〜S3の第1輸送工程を実行する。第1輸送工程では、制御部70が、ブロワ50に駆動信号を供給する。これにより、ブロワ50の動作が開始される(ステップS1)。そうすると、ブロワ50により発生する気力で、第1ホッパ10内の樹脂ペレットが、輸送管30を通って、第2ホッパ20へ輸送される。
制御部70には、第1輸送工程におけるブロワ50の動作時間(以下、「第1動作時間t1」と称する)が、予め設定されている。ブロワ50の動作を開始させた後、制御部70は、動作開始から第1動作時間t1が経過したかどうかを監視する(ステップS2)。そして、第1動作時間t1が経過すると、制御部70は、ブロワ50の動作を停止させる(ステップS3)。これにより、第1ホッパ10から第2ホッパ20への樹脂ペレットの輸送が停止される。
第1輸送工程における樹脂ペレットの輸送中には、第1ホッパ10内の樹脂ペレットが徐々に第1排出口14へ移動する。これにより、レベルセンサ60の羽根61が回転することがある。しかしながら、この輸送装置1の制御部70は、ブロワ50の動作中には、レベルセンサ60からの検出信号に基づいて、樹脂ペレットの輸送が完了したかどうかの判断を行わない。したがって、レベルセンサ60の羽根61がまだ樹脂ペレットに埋没しているにも関わらず、樹脂ペレット輸送が完了したと誤検知することはない。
制御部70は、ステップS3においてブロワ50を停止させた後に、レベルセンサ60からの検出信号に基づいて、樹脂ペレットの輸送が完了したかどうかを判断する(ステップS4、第1確認工程)。具体的には、レベルセンサ60の羽根61が回転している場合には、制御部70は、樹脂ペレットの輸送が完了したと判断して、樹脂ペレットの輸送処理を正常終了する。一方、レベルセンサ60の羽根61が回転しない場合には、制御部70は、樹脂ペレットの輸送が未完了であると判断する。その場合、引き続き、ステップS6〜S8の第2輸送工程を実行する。
第2輸送工程を実行する前に、制御部70は、まず、制御部70内のカウント値nを0とする(ステップS5)。その後、制御部70は、ブロワ50に駆動信号を供給する。これにより、ブロワ50の動作が開始される(ステップS6)。そうすると、ブロワ50により発生する気力で、第1ホッパ10に残存する樹脂ペレットが、輸送管30を通って、第2ホッパ20へ輸送される。
制御部70には、第2輸送工程におけるブロワ50の動作時間(以下、「第2動作時間t2」と称する)が、予め設定されている。ブロワ50の動作を開始させた後、制御部70は、動作開始から第2動作時間t2が経過したかどうかを監視する(ステップS7)。そして、第2動作時間t2が経過すると、制御部70は、ブロワ50の動作を停止させる(ステップS8)。これにより、第1ホッパ10から第2ホッパ20への樹脂ペレットの輸送が停止される。
第2輸送工程は、第1輸送工程で輸送しきれなかった残りの樹脂ペレットを輸送する工程である。したがって、第2輸送工程では、残りの樹脂ペレットを、短い時間で輸送できる可能性がある。このため、第2動作時間t2は、第1動作時間t1よりも短い時間に設定されることが好ましい。これにより、輸送完了までの時間が過剰に長くなることを防止できる。
第2輸送工程においても、制御部70は、ブロワ50の動作中には、レベルセンサ60からの検出信号に基づいて、樹脂ペレットの輸送が完了したかどうかの判断を行わない。したがって、レベルセンサ60の羽根61がまだ樹脂ペレットに埋没しているにも関わらず、樹脂ペレット輸送が完了したと誤検知することはない。
制御部70は、ステップS8においてブロワ50を停止させた後に、レベルセンサ60からの検出信号に基づいて、樹脂ペレットの輸送が完了したかどうかを判断する(ステップS9,第2確認工程)。具体的には、レベルセンサ60の羽根61が回転している場合には、制御部70は、樹脂ペレットの輸送が完了したと判断して、樹脂ペレットの輸送処理を正常終了する。
一方、レベルセンサ60の羽根61が回転しない場合には、制御部70は、樹脂ペレットの輸送が未完了であると判断する。その場合、制御部70は、カウント値nを1つインクリメントする(ステップS10)。制御部70には、カウント値nの上限値Nが、予め設定されている。制御部70は、インクリメント後のカウント値nが、上限値N以下であるかどうかを判断する(ステップS11)。そして、カウント値nが上限値N以下の場合には、ステップS6に戻り、再び第2輸送工程および第2確認工程を実行する。
一方、ステップS11において、カウント値nが上限値Nを超えると、制御部70は、異常警報を発する。例えば、制御部70に接続されたディスプレイにエラーメッセージを表示する。ただし、制御部70は、警告灯やブザーなどの他の方法で、異常警報を発してもよい。制御部70は、異常警報を発することにより、樹脂ペレットの輸送が完了できない状態であることを、ユーザに通知する。
以上のように、この輸送装置1では、ブロワ50の動作中には、樹脂ペレットの輸送が完了したかどうかの判断を行わない。そして、ブロワ50の動作を停止させた後に、レベルセンサ60によって、樹脂ペレットの輸送が完了したかどうかを判断する。このため、樹脂ペレットの輸送中にレベルセンサ60の羽根61が回転したとしても、それによって、輸送完了の判断を誤ることはない。したがって、樹脂ペレットの輸送が完了したかどうかを、精度よく検知できる。
特に、本実施形態では、第1輸送工程において樹脂ペレットの輸送が完了しなかった場合に、第2輸送工程を実行する。これにより、第1ホッパ10に残存する樹脂ペレットを、第2ホッパ20へ輸送することができる。また、第2輸送工程において樹脂ペレットの輸送が完了しなかった場合には、第2輸送工程を再度実行する。これにより、第1ホッパ10に残存する樹脂ペレットを、より確実に第2ホッパ20へ輸送することができる。
また、本実施形態の輸送装置1は、第2輸送工程および第2確認工程の実行回数を示すカウント値nが上限値Nを超えると、警報を発する。このため、当該警報により、輸送装置1のユーザは、樹脂ペレットの輸送が完了できない状態となったことに気づき、輸送装置1のチェックを実施することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、第2輸送工程におけるブロワ50の動作時間である第2動作時間t2は、一定であった。しかしながら、第2輸送工程を繰り返す場合に、カウント値nが増加するに従って、第2動作時間t2を徐々に短くしてもよい。
また、上記の実施形態では、検知手段としてトルク式のレベルセンサ60を用いていた。しかしながら、検知手段として、トルク式のレベルセンサ以外のセンサを用いてもよい。ただし、輸送元からの粉粒体の輸送中に、検出信号の値が不安定となるセンサを用いる場合に、本発明は特に有用である。また、トルク式のレベルセンサは安価であるため、振動式のレベルセンサなどの他のセンサを用いるよりも、装置の製造コストを低減できる。
また、上記の実施形態では、輸送先を負圧にして粉粒体を吸引輸送していた。しかしながら、本発明における粉粒体の輸送方式は、輸送元を陽圧にして、粉粒体を輸送先へ圧送するものであってもよい。また、気力を発生させるための手段は、必ずしもブロワでなくてもよい。
また、上記の実施形態では、輸送元と輸送先とが、いずれも粉粒体を一時的に貯留するホッパであった。しかしながら、本発明における輸送元および輸送先は、ホッパ以外の貯留容器であってもよい。
また、本発明の輸送装置は、樹脂ペレット以外の粉粒体を輸送するものであってもよい。
また、輸送装置の細部の構成については、本願の各図に示された構成と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、任意に組み合わせてもよい。
1 輸送装置
10 第1ホッパ
14 第1排出口
20 第2ホッパ
24 搬入口
25 第2排出口
26 排気口
27 排出弁
28 フィルタ
30 輸送管
31 外気導入口
40 排気管
50 ブロワ
60 レベルセンサ
61 羽根
62 モータ
70 制御部
n カウント値
N 上限値
t1 第1動作時間
t2 第2動作時間

Claims (16)

  1. 輸送元から輸送先へ、輸送手段の動作により粉粒体を輸送する輸送方法であって、
    前記輸送手段を所定時間動作させる第1輸送工程と、
    前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記輸送元に設けられた検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを確認する第1確認工程と、
    を有する輸送方法。
  2. 請求項1に記載の輸送方法であって、
    前記第1確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記輸送手段をさらに動作させる第2輸送工程と、
    前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを判断する第2確認工程と、
    をさらに有する輸送方法。
  3. 請求項2に記載の輸送方法であって、
    前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作時間は、前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作時間よりも短い輸送方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載の製造方法であって、
    前記第2確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記第2輸送工程および前記第2確認工程を、再度実行する輸送方法。
  5. 請求項4に記載の製造方法であって、
    前記第2輸送工程および前記第2確認工程の実行回数が、予め設定された上限値を超えたときに、警報を発する輸送方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の輸送方法であって、
    前記検知手段は、トルク式レベルセンサである輸送方法。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の輸送方法であって、
    前記輸送手段は、前記輸送先から気体を吸い出して前記輸送先の圧力を低下させる機構である輸送方法。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の輸送方法であって、
    前記粉粒体は、樹脂ペレットである輸送方法。
  9. 輸送元から輸送先へ粉粒体を輸送する輸送装置であって、
    前記輸送元から前記輸送先へ粉粒体を輸送する輸送手段と、
    前記輸送元に設けられた検知手段と、
    前記輸送手段および前記検知手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記輸送手段を所定時間動作させる第1輸送工程と、
    前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを確認する第1確認工程と、
    を実行する輸送装置。
  10. 請求項9に記載の輸送装置であって、
    前記制御手段は、
    前記第1確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記輸送手段をさらに動作させる第2輸送工程と、
    前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作を停止させた後、前記検知手段により、粉粒体の輸送が完了したかどうかを判断する第2確認工程と、
    をさらに実行する輸送装置。
  11. 請求項10に記載の輸送装置であって、
    前記第2輸送工程における前記輸送手段の動作時間は、前記第1輸送工程における前記輸送手段の動作時間よりも短い輸送装置。
  12. 請求項10または請求項11に記載の製造装置であって、
    前記制御手段は、
    前記第2確認工程において、粉粒体の輸送が未完了であった場合に、前記第2輸送工程および前記第2確認工程を、再度実行する輸送装置。
  13. 請求項12に記載の製造装置であって、
    前記制御手段は、
    前記第2輸送工程および前記第2確認工程の実行回数が、予め設定された上限値を超えたときに、警報を発する輸送装置。
  14. 請求項9から請求項13までのいずれか1項に記載の輸送装置であって、
    前記検知手段は、トルク式レベルセンサである輸送装置。
  15. 請求項9から請求項14までのいずれか1項に記載の輸送装置であって、
    前記輸送手段は、前記輸送先から気体を吸い出して前記輸送先の圧力を低下させる機構である輸送装置。
  16. 請求項9から請求項15までのいずれか1項に記載の輸送装置であって、
    前記粉粒体は、樹脂ペレットである輸送装置。
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CN115009867A (zh) * 2022-05-30 2022-09-06 烟台杰瑞石油装备技术有限公司 储砂输砂设备及其控制方法、设备以及存储介质

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