JP2017197197A - 補給容器及びこれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール部材としてブチルゴムやエチレンプロピレンゴムなどのゴムが貫通穴を有した円筒状に成形されたものが用いられており、貫通穴を形成するために、通常、穴打ち抜き用のポンチや穴打ち抜き工程、穴の打ち抜き部に発生するバリの検査、除去工程などが必要となり、製造コストを高くする要因となっていた。【解決手段】液体を貯蔵する貯蔵室を有し、開口部が形成された貯蔵部材と、前記貯蔵部材の開口部を封止する栓部材と、前記栓部材を覆う蓋部材と、前記栓部材と前記蓋部材の間に備えられたシール部材とを有し、前記シール部材は円筒部と円筒部の内側の穴を塞ぐ底部を有し、前記蓋部材は、前記シール部材の円筒部と同心状に空けられた貫通穴を有し、前記シール部材の貫通穴の一部あるいは全部の内径は前記蓋部材の貫通穴の内径より小さいことを特徴とする補給容器である。【選択図】図1

Description

本発明は、補給容器及びこれを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
本技術分野の背景技術として、特許文献1(国際公開第2015−079547号公報)がある。この公報には、「シール部材314は貫通穴361を有した円筒状であり、シール部材314の貫通穴361の内側面には2個の環状突起362、363が備えられ、環状突起362、363は貫通穴361と同心状に形成されており、また第1の蓋部材313の貫通穴353と同心状に配置されている。」と記載されている。
また、実施例として、「また、シール部材314には弾性体であるブチルゴムあるいはエチレンプロピレンゴムが用いられ、液体吸収材315には連続気泡のポリオレフィン系発泡体あるいはポリオレフィン不織布が用いられる。なお、上記材質は本実施例における好適なものであり、他のものを用いてもよい。」と記載されている。
国際公開第2015−079547号公報
特許文献1では、インクあるいは溶剤補給時にインクあるいは溶剤による汚れを低減可能な補給容器及びインクジェット記録装置を提供することを目的として、上述の構成をとるものと記載されている。しかしながら、上述の構成では、シール部材としてブチルゴムやエチレンプロピレンゴムなどのゴムが貫通穴を有した円筒状に成形されたものが用いられており、貫通穴を形成するために、通常、穴打ち抜き用のポンチや穴打ち抜き工程、穴の打ち抜き部に発生するバリの検査、除去工程などが必要となり、製造コストを高くする要因となっていた。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、液体を貯蔵する貯蔵室を有し、開口部が形成された貯蔵部材と、前記貯蔵部材の開口部を封止する栓部材と、前記栓部材を覆う蓋部材と、前記栓部材と前記蓋部材の間に備えられたシール部材とを有し、前記シール部材は円筒部と円筒部の内側の穴を塞ぐ底部を有し、前記蓋部材は、前記シール部材の円筒部と同心状に空けられた貫通穴を有し、前記シール部材の貫通穴の一部あるいは全部の内径は前記蓋部材の貫通穴の内径より小さいことを特徴とする。
本発明によれば、インクあるいは溶剤補給時等にインクあるいは溶剤による汚れを低減可能な補給容器及びこれを備えたインクジェット記録装置を、より低コストで提供することができる。
実施例1にかかるインク補給容器の全体構造を示す断面図である。 実施例1にかかる補給容器を搭載するインクジェット記録装置を示す全体図である。 実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置の実使用状態の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置の制御構成を示す図である。 実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置のインク循環システムの系統図である。 実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置においてインクサブ容器の液面制御フローの一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置のインク循環エリアの概観図である。 実施例1にかかる補給容器の栓部材の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器の第1の蓋部材の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器の液吸収材の一例を示す図である。 実施例1にかかるインク補給容器の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置のインクサブ容器の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器のシール部材の製造方法の一例を示す図である。 従来のインク補給容器の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器とインクジェット記録装置のインクサブ容器が接続された状態の一例を示す図である。 実施例1にかかる補給容器がインクジェット記録装置のインクサブ容器に接続される途中の状態の一例を示す図である。 実施例2にかかるインク補給容器の一例を示す図である。 実施例3にかかるインク補給容器の一例を示す図である。 実施例4にかかるインク補給容器の一例を示す図である。 実施例5にかかるインク補給容器の一例を示す図である。 実施例6にかかるインク補給容器の一例を示す図である。
以下において本発明の実施例について図示例を用いて説明を行う。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図2は、実施例1にかかる補給容器を搭載するインクジェット記録装置を示す全体図である。
インクジェット記録装置100には、外部に操作表示部3が備えられた本体1とインク吐出ヘッド2が備えられており、本体1とインク吐出ヘッド2は導管4で接続されている。また本体1には状態表示灯5が備えられており、インクジェット記録装置100の運転状態、例えば電源通電状態、印字可能状態、警報状態、異常状態などを点灯により表示可能である。インクジェット記録装置100にはメンテナンス扉6が備えられ、ユーザーはメンテナンス扉6を開いてインクの補給などのメンテナンスを行うことができる。
図3は、実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置の実使用状態の一例を示す図である。
インクジェット記録装置100は、例えば、食品や飲料などが生産される工場内の生産ラインに据え付けられ、本体1は使用者が操作できる位置に設置され、インク吐出ヘッド2はベルトコンベア15などの生産ライン上を搬送される印字対象物13に近接できる位置に設置される。
ベルトコンベア15などの生産ライン上には搬送速度に係わらず同じ幅で印字するために、搬送速度に応じた信号をインクジェット記録装置100に出力するエンコーダ16や、印字対象物13を検出してインクジェット記録装置100に印字を指示する信号を出力する印字センサ17が設置されていて、それぞれは本体1内の図示しない制御部200に接続されている。
エンコーダ16や印字センサ17からの信号に応じて制御部200がノズル8から吐出されるインク粒子10への帯電量や帯電タイミングを制御し、印字対象物13がインク吐出ヘッド2近傍を通過する間に帯電、偏向されたインク粒子10を印字対象物13へ付着させて印字を行うようになっている。
図4は、実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置の制御構成を示す図である。
制御構成としては、演算機能を有しインクジェット記録装置全体を制御するMPU101が、バス120によりMPUが動作するために必要なプログラムやデータを記憶するROM102、プログラム実行中に必要なデータを一時的に記憶するRAM103、印字内容や設定値などを入力する入力装置104、入力装置104で入力された内容や状態などを表示する表示装置105、インク吐出ヘッド2内のノズル151に取り付けられた励振素子152に与える励振電圧を発生させる励振電圧発生回路111、ノズル151から吐出されたインク粒子161に電荷を与えるための帯電電極153に与える帯電電圧を発生させる帯電電圧発生回路112、帯電したインク粒子161を印字内容に合わせて偏向するための偏向電極154に与える偏向電圧を発生させる偏向電圧発生回路113、インクや溶剤の流れの開閉を行う電磁弁の制御を行う電磁弁制御回路114、インクに圧力を与えるポンプの制御を行うポンプ制御回路115、インク容器201、インクサブ容器202、溶剤サブ容器203の液面を検出する液面検出回路116に接続されている。
インク容器、インクサブ容器、溶剤サブ容器については後で説明する。
図5は、実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置のインク循環システムの系統図である。
本体1内には、ノズル151へ供給するインクを貯留し、またノズルへ供給したインクのうち印字に使用されなかったインクを回収し再び貯留するインク容器201、インク容器201に補給するインクを貯留するインクサブ容器202、インクの希釈や経路の洗浄に使用する溶剤を貯留する溶剤サブ容器203、インクまたは溶剤に圧力を与えるポンプ211から214、インクや溶剤の経路を開閉する電磁弁221から228、インク中のごみを捕集するフィルター231、ポンプ211により高められたインクの圧力を低減し必要な圧力に調整する減圧弁232、インクの圧力を測定する圧力計233、インクの粘度を測定する粘度計234が備えられている。インク吐出ヘッド2には、減圧弁232のOUT側、電磁弁228のOUT側へそれぞれ通じる2つのINポートとノズル151のIN側へ通じるOUTポートを持ち、2つのインポートのうちどちらかを閉じどちらかを開きOUTポートと連通させる三方電磁弁229、ノズルから吐出されたインクのうち印字に使用されないインクを捕らえるガター241が備えられている。
インクサブ容器202にはインク補給容器301が、溶剤サブ容器203には溶剤補給容器302がそれぞれ接続されている。インクサブ容器202および溶剤サブ容器203の内部のインクはそれぞれポンプ211、ポンプ214によって吸引、圧送され、インクや溶剤の経路を経てインク容器201に補給される。図は省略するが、インク容器201に接続されているポンプ212、ポンプ213、粘度計234とつながる経路をインクサブ容器202につなぎ、インク容器201から電磁弁222、および本体1の外部につながる経路を廃止して、インク容器201とインクサブ容器202を一体化とすることもできる。
図7は、実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置のインク循環エリアの概観図である。
インク循環エリア251はメンテナンス扉6を開くことでアクセスが可能である。インク循環エリア251には、ポンプ211から214や電磁弁221から228をユニット化したインク循環ユニット261やインクサブ容器202、溶剤サブ容器203が備えられており、それらの図示は省略するが、ねじなどにより固定されている。前述したように、インクサブ容器202にはインク補給容器301が、溶剤サブ容器203には溶剤補給容器302がそれぞれ接続されており、これらのインク補給容器301、溶剤補給容器302はユーザーにより着脱、交換が可能である。
図13は、実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置のインクサブ容器の一例を示す図である。
インクサブ容器の貯蔵部材501は貯蔵部511、補給口512、センサ口513を有し、補給口512にはアダプタ502がねじ503で固定されている。補給口512とアダプタ502の間にはゴム製のシール部材504が備えられ当該部分のシール性を確保している。貯蔵部材501の材質としては、ポリプロピレン樹脂や高密度ポリエチレン樹脂などが用いられる。
アダプタ502はインク補給容器301と接続するものであり、接続状態については後で説明する。アダプタ502には、その上部が鋭角形状532を形成する円筒部531と外壁部533が備えられる。アダプタ502の材質としては、ポリプロピレン樹脂やポリブチレンテレフタレート樹脂などが用いられる。
貯蔵部材501のセンサ口513には、液面センサ505、吸引パイプ506、大気開放パイプ507が取り付けられたブロック508が蓋509のねじ嵌合により固定されている。吸引パイプ506の先端に吸引口522があり、この部分からインクサブ容器内の液は吸引され、経路の先へと運ばれる。
液面センサ505は、2本の金属棒から成り、導電性を有するインクの液面が2本の金属棒に触れる位置ではその2本が導通し、インク液面が2本の金属棒に触れない位置ではその2本は導通せず、この原理によりある1点の検出レベル521において液面が到達しているか否かを検出可能である。ここで2本の金属棒の上部には、図は省略するが導線が嵌合された端子などがねじどめなどにより固定され導線は液面検出回路116へとつながる。液面センサ505の金属棒の数を増やし複数の検出レベルをもつこともできる。
図6は、実施例1にかかる補給容器が搭載されるインクジェット記録装置においてインクサブ容器の液面制御フローの一例を示す図である。
ステップ401において、インクサブ容器202に設けられた液面センサ505が検出レベル521において液面を検出しているかどうか確認する。
液面を検出していない場合、インクサブ容器内のインクが少なくなっていることを意味し、ステップ402においてに警報を表示する。またこのときインクサブ容器に接続されたインク補給容器は、その内部に貯留されていたインクをほとんど全てインクサブ容器内へ排出し、空の状態である。図13においてはインク補給容器の図は省略している。インク補給容器とインクサブ容器との接続状態の一例についてはあとで説明する。ステップ402における警報表示の例としては、状態表示灯5の警報ランプを点灯し、操作表示部3に警報マークおよびインク補給容器を規定時間T以内に新しいものに交換する必要がある内容のメッセージを表示する。通常、警報が解除されるまでの間は、前記警報ランプと警報マークは常時表示し、メッセージについてはユーザーが操作により消去可能である。警報が表示されたとしてもインクジェット記録装置100は通常通り印字や操作などを実行可能である。
ステップ401において液面を検出している場合は、インクサブ容器内のインクは十分残っているため警報の表示は行わない。
ステップ403では液面を非検出となってから規定時間Tが経過したかどうかを確認する。規定時間Tが経過した場合、使用環境や印字頻度によってはインクサブ容器内のインクがほとんど残っていないことが想定され、仮にその後も印字を継続するとインク経路にインクの代わりに空気を吸い込み、ポンプ性能を低下させたり、ノズルから空気を噴出させることにより、印字乱れが発生する恐れがあるため、ステップ406にて異常状態を表示し、インクジェット記録装置100の運転を停止させる。
規定時間Tが経過していない場合は、ステップ404において液面をいまだ検出していないかどうか確認する。ステップ404においても液面を検出していない場合はステップ403に戻る。
インク補給容器が新しいものに交換されると、インク補給容器内のインクはインクサブ容器内に排出され、インクサブ容器内の液面が上昇し液面センサが検出レベル521において液面を検出し、ステップ405に移行する。
ステップ405ではステップ402において表示した警報を解除する。図6に示す液面制御フローは溶剤サブ容器についても同様であり、溶剤サブ容器の液面センサが液面を検出しない場合の、ステップ402における警報表示の例としては、溶剤補給容器を規定時間T以内に新しいものに交換する必要がある内容のメッセージを表示する。
検出レベル521は吸引パイプ506の吸引口522より上方にある一定距離隔てた位置に設けられる。これにより、インクジェット記録装置100の運転中に印字などによりインクサブ容器202内のインクが減少し、液面が検出レベル521より低下し警報が発せられてから、吸引不可能になるまでに一定時間の間隔が開き、ユーザーが警報の発生を認知しインク補給容器301を交換するまでの猶予時間を設けることができる。
吸引パイプ506の上部にはフッ素樹脂チューブが圧入により接続されインク循環ユニット261へ接続され、その経路は電磁弁221を介してポンプ211へとつながる。大気開放パイプ507の上部にはフッ素樹脂チューブが圧入により接続されその経路はインクジェット記録装置100の外部の大気へとつながり、インクサブ容器内のインクが吸引パイプ506より吸引されると大気開放パイプから空気がインクサブ容器内へ流入する。溶剤サブ容器203は、内部に貯蔵する溶剤が通常導電性を有さないためインクサブ容器とは異なる方式の液面センサを用いるが、図6に示す液面制御フローは同様であり、液面センサを除けば図12に示す構造は同様である。溶剤サブ容器の液面センサとしては、フロートセンサなどが用いられる。またフロートセンサをインクサブ容器202に用いてもよい。溶剤サブ容器の構造図については省略する。
図1は、実施例1にかかるインク補給容器の全体構造を示す断面図である。
なお、インク補給容器301及び溶剤補給容器302は同様の構造であり、以下ではインク補給容器についてのみ説明し、溶剤補給容器についての説明は省略する。
図1(a)は全体構造を、図1(b)はインク補給容器301の先端部を拡大して示したものである。図1(a)に示すように、インク補給容器301は、貯蔵部材311と栓部材312と第1の蓋部材313とシール部材314と液体吸収材315と第2の蓋部材316を備えている。
インク補給容器301の材質の例としては、貯蔵部材311、第1の蓋部材313、第2の蓋部材316には、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)や低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)やポリプロピレン樹脂(PP)が用いられ、栓部材312には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)が用いられる。
また、シール部材314には弾性体であるブチルゴムあるいはエチレンプロピレンゴムが用いられ、液体吸収材315には連続気泡のポリオレフィン系発泡体あるいはポリオレフィン系不織布が用いられる。なお、上記材質は本実施例における好適なものであり、他のものを用いてもよい。
インク補給容器301の詳細構造を説明すれば、貯蔵部材311は直方体形状の貯蔵室321を有し、貯蔵室321の一端部から延出した壁面の先端部322は円筒形状をしており、その端面は開口している。先端部322の外周縁にはねじが形成されている。貯蔵室321は直方体形状以外に円筒形状などでもよい。先端部322と貯蔵室321をつなぐ壁面は傾斜しており、インク補給容器301の開口を下に向けて内容液を排出する際に内部に液が残りにくくしている。
先端部322の開口部には、先端部322の内部に挿入されるように栓部材312が取り付けられている。栓部材312は円筒部331、鍔部332、底部333を備え、円筒部331の端部に鍔部332が形成され、他方の端部には底部333が形成されている。鍔部332が貯蔵部材311の先端部322の開口端部に掛止されて栓部材312が取り付けられ、その接触部は円周に沿って1周連続的に密接しており、当該部のシール性を確保している。また、円筒部331の外側面は貯蔵部材の先端部322の内側面に対し1周連続的に密接し、当該部のシール性を確保し、以上のように二重シール構造とすることで、信頼性の高い液漏れ防止構造となっている。
栓部材312の底部333には環状にその周囲より肉厚の小さい薄肉部341を有している。本実施例では、インク補給容器301と本体機側のサブインク容器202とを接続する際に、サブインク容器202に設けられた接続部突起によって、インク補給容器301の栓部材312の底部333の一部が突き破られる構成となっており、この薄肉部341はインクを補給する際に小さい操作力で突き破るためのものであり、薄肉部の肉厚は0.2から0.5mm程度が望ましい。
図8は、実施例1にかかる補給容器の栓部材の一例を示す図である。
図8(a)は環状に連続的に薄肉部341が形成され、図8(b)は環状に断続的に薄肉部341が形成されている。
続いて、図1(b)で示すように、第1の蓋部材313は円筒部351、底部352を有し、円筒部351の内側面にはねじが形成され、貯蔵部材311の先端部322外側に形成されたねじと係合し固定されている。
第1の蓋部材の底部352には貫通穴353を有しており、第1の蓋部材の貫通穴353は栓部材312の環状薄肉部341と同心状に配置されている。
図9は、実施例1にかかる補給容器の第1の蓋部材の一例を示す図である。
図9(a)は貫通穴353が円形に形成され、図9(b)は貫通穴353が円354に沿った部分355とその周囲に凹である部分356で形成されている。
さらに、図1(b)で示すように、栓部材312の底面部333には、底面部333の周縁に沿ってシール部材314が設けられている。
シール部材314は、円筒部366、鍔部367、底部368を備え、円筒部366の端部に鍔部367が形成されている。円筒部366の他方の端部には底部368が形成され、円筒の内径側の穴361を塞いでいる。円筒部366の内側面には2個の環状突起362、363が備えられ、環状突起362、363は円筒部366と同心状に形成されており、また第1の蓋部材313の貫通穴353と同心状に配置されている。円筒部366は底部368に対し、貯蔵部材311のより外側に配置される。
また、環状突起362、363は底部368に対し、貯蔵部材311のより外側に配置される。ここで、少なくとも1つの環状突起が底部368に対し、貯蔵部材311のより外側に配置されるものでもよい。また底部368は円筒部366の端部でなく、円筒部366の中間位置に設けられてもよい。
鍔部367は、液吸収材315を鍔部367と接触するように配置するときに、接触面積を広く設け、液吸収材315をより安定して配置するためのものである。液吸収部材315は鍔部367に接着剤や両面粘着テープによって接着され固定される。液吸収材315はインク補給容器301の中で多少の配置のずれがあってもインク漏れに影響がないため、接着せずに配置するだけでもよい。その際は液吸収材315の円筒形状の両端面をそれぞれ、シール部材314、第1の蓋部材と接触または近接させ、円筒形状の外径を第1の蓋部材と接触または近接させ、移動可能量を制限するのがよい。シール部材314の鍔部367はなくてもよい。
シール部材314の内側面の環状突起は、例えばある円筒状部材の外側面が環状突起と円周に沿って1周連続的に密接しシール部材を圧縮することで当該部のシール性を確保するためのものである。更にその円筒状部材の外側面がシール部材314の円筒部366の内面のうち、環状突起部には密接しシール部材を圧縮し、それ以外の部分を圧縮しない寸法関係にすることで、シール部材の圧縮反力を必要最低限にし、その円筒状部材がシール部材314を圧縮したまま軸方向に移動するときにシール部材の圧縮反力により生じる摩擦力を軽減する効果がある。なお、環状突起の数は2個に限定されるものではなく1個あるいは3個以上でもよく、突起を有していなくてもシール性が確保されていればよい。ここで述べた円筒状部材は、インクサブ容器202のアダプタ502の円筒部531が該当する。
シール部材314の外側面には2個の環状突起364、365が形成されており、環状突起364、365は栓部材の円筒部331の内側面と円周に沿って1周連続的に密接しシール性を確保している。ここで外側面の環状突起の数は2個に限定されるものではなく1個あるいは3個以上でもよく、また突起がなくシール部材の外側面が栓部材の円筒部の内側面と円周に沿って連続的に密接する形でもよい。また、インク補給容器301がインクサブ容器202のアダプタ502と非接続のときには、シール部材の外側面の環状突起364、365と栓部材の円筒部331の内側面との間にシール性は不要であり、当該部分は密接していなくてもよく、インク補給容器301がアダプタ502と接続されているときに、円筒部531との接触によってシール部材314が変形して栓部材の円筒部の内側面と密接する形態でもよい。
シール部材314の内側面の環状突起362、363の内径372、373は蓋部材の貫通穴353の内径371より小さくなっている。これにより蓋部材の貫通穴353の内径より小さいがほとんど同一寸法の外径であって、環状突起の内径372、373より大きい外径である本体側インク補給容器のアダプタ502の円筒部531が蓋部材の貫通穴353より同軸状に挿入されたときに、シール部材314の内側面の環状突起362、363と前記円筒部531の外側面が円周上に1周連続的に密接し、当該部分のシール性を確保することができる。
図14は、実施例1にかかる補給容器のシール部材の製造方法の一例を示す図である。
図14(a)はコンプレッション成形法において、上部金型451と下部金型452によってゴム材料453が成形される様子を示している。金型にはゴムの所望形状が複数設けられており、それにより生産性を高め製造コストを低減している。ゴムは所望形状部461とシート部462が一体につながった状態に成形され、この金型から取り出される。
図14(b)は、前述の状態で金型から取出されたゴムをポンチ471とダイ472によって所望形状部461をシート部462から切り離す様子を示している。ポンチ471は図中の矢印方向に移動し、シート部462をせん断加工により切り離す。
図14(c)は、せん断加工後のゴムの所望形状部461を示している。切断箇所480には、せん断加工におけるポンチ471とダイ472のクリアランスなどにより、微小なバリ481が残る。このバリ481はシール部材314にとって不要なものであり、またシール部材314が栓部材312に挿入・組み立てされる際などに部材同士の擦れ合いによりバリ481がシール部材314から切り離され、場合によってはそれがシール部に付着しシール性を阻害する恐れがある。そのため、通常せん断加工後のゴムに対し、バリの有無や程度を検査し、バリの大きさが許容値から外れて大きい場合はバリをカッターなどで除去するか、バリの大きい完成品は廃棄するなどの処置が取られる。
図15は、従来のインク補給容器の一例を示す図である。
図15(a)はインク補給容器601の先端部を示す。インク補給容器601は、貯蔵部材602、栓部材603、第1の蓋部材604、シール部材605、液吸収材606、第2の蓋部材607で構成される。ここで貯蔵部材602の一部と第2の蓋部材607の図は省略されているが、前述のインク補給容器301と同様である。図15(b)はインク補給容器601のシール部材605を示している。
シール部材605は円筒部611と鍔部612を備えており、円筒部611の中央には貫通穴613を有する。シール部材605の製造方法の一例としては、図は省略するがシール部材314と同様の製造方法が用いられる。
まず、図14(a)と同様にゴム材料が成形されるが、このとき円筒内側の穴にはシート形状が円筒部のいずれかの端面、もしくは円筒部の中間位置に、穴をふさぐように一体的につながって成形される。その後図14(b)と同様にポンチとダイで所望形状がシートからせん断加工により切り離される。そのとき円筒中央のシート形状も切り離される。
せん断加工後は、図14(c)のようなバリが円筒部周囲の切断部と円筒部内部の切断部に発生し、その後それらのバリの検査、除去などの作業が行われる。前述した本発明の一実施例であるシール部材314は、公知のシール部材605と比較し、その製造工程において円筒部内側のシートの切断、およびその部分に発生するバリの検査、除去などの作業が不要であり、製造コストを低減することができる。
公知のシール部材605の製造方法において、前述した図14(a)と同様の成形時に、円筒中央部の金型を当接させて、円筒部内側にシート形状を成形せず、円筒部内側のシート切断作業を省略することは可能であるが、その際にも円筒部中央の金型当接部にも一部ゴム材料が入り込みバリが発生するため、当該部のバリの検査、除去などの作業は結局必要となる。
インク補給容器301の先端部は図10に示すような形態であってもよい。
図10は、実施例1にかかる補給容器の一例を示す図である。
本例ではシール部材314は、円形断面部411と底部412で構成され、円形断面部を概円筒形状とみなすと概円筒形状の端部に円筒内側の穴を塞ぐように底部412が形成されている。ここで底部412は概円筒形状の端部でなく中間位置であってもよい。インク補給容器301において、シール部材の概円筒形状は底部412に対し、貯蔵部材311のより外側に配置される。シール部材の概円筒形状の内径は第1の蓋部材313の貫通穴353の内径より小さくなっている。このインク補給容器では液吸収材315はシール部材314と接着せず、接触させて配置される。
インク補給容器301の先端部の構造は図12に示すようなものでもよい。
図12は、実施例1にかかるインク補給容器の一例を示す図である。
図12で示すインク補給容器301は貯蔵部材311、栓部材421、シール部材314、液吸収材315、第1の蓋部材422と第2の蓋部材316で構成される。第2の蓋部材は図1で示すインク補給容器301のものと同様でありこの図では省略する。栓部材421は、前述の栓部材312と第1の蓋部材313の円筒部351が一体的に成形された形態である。また、第1の蓋部材422は、前述の第1の蓋部材313の底部352に該当する。栓部材421と第1の蓋部材422は、それぞれに設けられた凸部426、427の係り合いによって取り付けられる。栓部材421と第1の蓋部材422の材質の例としては、栓部材421には低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、第1の蓋部材422には高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)や低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)やポリプロピレン樹脂(PP)が用いられる。
次に吸収剤315について説明する。吸収材315の材質の例として、前述のように連続気泡のポリオレフィン発泡体やポリオレフィン不織布が用いられる。いずれにしても吸収材315の外面から内部に連続的に隙間を有しており、その隙間部に液体を吸収することができる。 また、吸収材315は貫通穴381を有しており、吸収材の貫通穴381は蓋部材の貫通穴353と同心状に配置されている。吸収材315の固定方法としては、前述しておりここでは省略する。
図11は、実施例1にかかる補給容器の液吸収材の一例を示す図である。
図11(a)は貫通穴381が円形に形成され、図11(b)は貫通穴381が円382に沿った部分383とその周囲に凹である部分384で形成されている。
次に第2の蓋部材316について説明する。図1に示すように第2の蓋部材316は、その一例として円筒部391と底部392を有した形状であり、蓋部材313の貫通穴353を覆うように配置され、インク補給容器301を取り扱う際や保管中に栓部材312、シール部材314、吸収材315を誤って傷つけたり、ごみが外部から侵入して付着したりすることを防いでいる。
第2の蓋部材の円筒部391の開口部周縁の内側面には環状突起393が備えられ、蓋部材313と係合し固定される。この係合は、ユーザーが手作業で第2の蓋部材を抜け方向に引っ張ると外れるものであり、インク補給容器301とアダプタとの接続は、第2の蓋部材316は取り外して行われる。
また、第2の蓋部材316は、ユーザーが手作業で蓋部材313と係合させることができ、使用済みのインク補給容器に第2の蓋部材316を係合させることできる。それにより、使用済みインク補給容器の内部に少量残留したインクが取り扱い時の衝撃などで外部に飛散したり、内部のインクの臭いが外部に漏れ出すことを抑止している。
第2の蓋部材のその他の例としては、図示は省略するが、第2の蓋部材は粘着ラベルであり、蓋部材313の貫通穴353を覆って貼り付けられたものでもよい。なお、図1に示す構造と図1に関し前述した内容は、溶剤補給容器302にも適用できる。
以上のように本実施例のインクあるいは溶剤補給容器によれば、インクあるいは溶剤補給時等にインクあるいは溶剤による汚れを低減可能な補給容器を安価で提供することができる。
図16は、実施例1にかかる補給容器とインクジェット記録装置のインクサブ容器が接続された状態の一例を示す図である。
図16(a)は全体図、図16(b)は接続部の詳細図である。
インク補給容器301は貯蔵部材311の先端部322を下方に向けた状態でインクサブ容器202のアダプタ502に挿入され接続される。その接続は、インク補給容器301のシール部材314の円筒形状の内側面の環状突起362、363とアダプタ502の円筒部531の外側面の嵌合によるものであり、また、接続時にアダプタの円筒部の上部の鋭角形状532によって栓部材312は突き破られ、栓部材312は一部のつなぎ部541を残して環状に切り離される。このとき、栓部材の環状に切り離された内側の部分542は、アダプタ502の円筒部531によって押し上げられ、流路となるアダプタの円筒部531の内側を塞がない状態で維持される。シール部材314の底部368についても同様にアダプタ502の鋭角形状532によって突き破られ、一部のつなぎ部548を残して環状に切り離される。環状に切り離された内側の部分547は、アダプタ502の円筒部531によって押し上げられ、アダプタの円筒部531の内側の流路を塞がない状態を維持される。
接続させる操作としては、ユーザーがインク補給容器301から第2の蓋部材316を取り外した後、インク補給容器301の蓋部材313の円筒部351が、インクサブ容器202のアダプタの外壁部533の中に納まるように挿入後、インク補給容器301を下方に押し込む操作である。
このとき、インクサブ容器301のアダプタの外壁部533は、その内径がインク補給容器301の蓋部材313の円筒部351の外径より大きいがその差が0.1〜1mm程度の近い寸法であり、またアダプタの円筒部531の外径は、蓋部材313の貫通穴353の内径より小さいがその差が0.1〜1mm程度の近い寸法であり、それぞれがインク補給容器301をアダプタに挿入する際の案内の役割をする。
インク補給容器301を押し込む際、インクサブ容器202のアダプタの円筒部531とインク補給容器301のシール部材314との間の摩擦力によって、またアダプタの円筒部531の鋭角部532が栓部材314を突き破るために要する力によって、ある程度の押し込み力が必要となるが、前記の操作でも押し込むことができる。
アダプタ502の円筒部531の外径は、インク補給容器の蓋部材313の貫通穴353の内径より小さいがほとんど同一寸法であり、またシール部材314の内側面の環状突起362、363の内径は、蓋部材の貫通穴353およびアダプタの円筒部531の外径より小さく、それにより前述したように当該部分のシール性が確保される。
これはすなわちインク補給容器301をインクサブ容器202に接続しインクを補給する際に、インクはインク補給容器の内部の環状突起362または363の部分でシールされてとどまり、インク補給容器の外面、例えば特に蓋部材313の底部352の外面546がインクで汚れないことを意味し、これによりユーザが使用済みのインク補給容器を取り扱う際に手がインク補給容器の任意の外面に触れても手をインクで汚さず作業することができる。
ここで、アダプタの円筒部531の外側面と栓部材312が突き破られてできた穴とは嵌合状態にあるが、円周の全周にわたって密接するとは限らず、当該部分のシール性は安定して確保できるものではない。接続時、アダプタの円筒部531の内側は流路となり、インク補給容器からインクサブ容器へインクをその自重で流し、同時に空気をインクサブ容器からインク補給容器へ流し、インク補給容器内部のインク流出により減少する分の体積を補う。その際、アダプタの円筒部531の内径が小さいと、インクが表面張力などの作用により流れ落ちない場合があり、アダプタの内径は約8mm以上が望ましい。
また、本実施例においてはインク補給容器301の貯蔵部材311はある程度の剛性を有しており、インク補給容器301の容積はほとんど変わらないものであるが、その他の例としてインク補給容器の貯蔵部材311は剛性が小さく、内部のインクが自重で流出しようとする際発生する負圧や貯蔵部材311を加圧圧縮する外力によって容易に変形し容積が小さくなるものでもよい。
インク補給容器301は、インクサブ容器202と接続しその内部のほとんど全てのインクを流出させた後、ユーザによって引き上げられ新しいインクサブ容器と交換される。インク補給容器引き上げの際には、例えば栓部材312の上部スペース544やシール部材314の環状突起362の上部スペース545に残留していた少量のインクがシール部材314の貫通穴の内面を伝ってインク補給容器の外面に流れ出る恐れがあるが、それに対して吸収材をシール部材314と蓋部材313の間に配置したことによって、残留インクが流れ出ることを抑止している。
図17は、実施例1にかかる補給容器がインクジェット記録装置のインクサブ容器に接続される途中の状態の一例を示す図である。
インク補給容器301は本体1内に固定されているインクサブ容器202に対し矢印方向に挿入されている途中である。このとき栓部材312とシール部材314はアダプタ502によって突破られる前であり、一方アダプタの円筒部531の外側面はシール部材314の環状突起363と円周に沿って連続的に密接しシール性を確保している。これはシール部材314の環状突起363が底部368に対し、貯蔵部材のより外側に配置されていたことによるものであり、これによってインク補給容器が接続される途中であっても外部へのインク漏れを防いでいる。
以上のことから、本実施例にかかる発明によれば、インクあるいは溶剤補給時等にインクあるいは溶剤による汚れを低減可能な補給容器を、より低コストで提供することができる。
図18は、実施例2にかかるインク補給容器の一例を示す図である。
図18(a)はインク補給容器301の口部の構造を、図18(b)はインク補給容器301とインクサブ容器202との接続状態の一例を示している。
インク補給容器301は貯蔵部材311、栓部材312、蓋部材313、シール部材551、吸収材552、第2の蓋部材316を備えている。本実施例は図1に関し前述した内容と同様であり、その際、シール部材314とシール部材551、吸収材315と吸収材552とがそれぞれ対応している。本実施例では、シール部材314と吸収材315の形状が一部変更されたものであり、変更部分について説明する。
吸収材552の貫通穴361の内径は、蓋部材313の貫通穴353の内径より小さく、インク補給容器301とインクサブ容器202との接続によって、アダプタの円筒部531が当該部分に挿入された際、アダプタの円筒部の外側面と吸収材の貫通穴の内側面が接触する関係である。
それによりインク補給容器301をインクサブ容器202から引き上げる過程で、シール部材551とアダプタ円筒部とのシール性を有する係合が外れ、前述のようなインク補給容器内に残留した少量のインクがインク補給容器外面に流れ出ようとした場合であっても、吸収材552により確実に該インクを捕らえることができ、また、吸収材552がアダプタの円筒部外側面と接触したまま円筒部の上方に移動することで、アダプタ円筒部の外側面に付着したインクを拭き取ることができる。シール部材551は、その貫通穴361と同心状の円形凹部561を有しており、円形凹部561は吸収材552と対面して配置される。円形凹部561の内径は、蓋部材313の貫通穴353の内径より大きく、それにより、インク補給容器301とインクサブ容器202との接続時、前述のようにアダプタ円筒部と吸収材の貫通穴の内面が密接することにより、吸収材552にめくれ部571が発生するがめくれ部571はシール部材の円形凹部561の中に収められ、めくれ部571がアダプタ円筒部とシール部材との密接部に巻き込まれることを防いでいる。吸収材552の固定方法としては、例えばシール部材551に設けられた突起部562によって吸収材552を押し込み、楔状の嵌合を形成し固定する。なお、図18に示す構造および図18に関し前述した内容は溶剤補給容器302にも適用できる。
以上のことから、本実施例にかかる発明によれば、インクあるいは溶剤補給時等にインクあるいは溶剤による汚れを低減可能な補給容器を提供することができる。
図19は、実施例3にかかるインク補給容器の一例を示す図である。
図19(a)はインク補給容器651の口部の構造を、図19(b)はインク補給容器651とインクサブ容器202との接続状態の一例を示している。
インク補給容器651は貯蔵部材652、栓部材653、シール部材654、第1の蓋部材655、を備えている。貯蔵部材652、シール部材654、第1の蓋部材655の材質の例としては、それぞれ前述のインク補給容器301と同様のものが用いられる。栓部材653は一例として、図は省略するが、アルミ箔の層と熱可塑性樹脂層の二層からなり、熱可塑性樹脂層は貯蔵部材652の端面と結合している。結合手段としては例えば公知技術である高周波誘導加熱によるヒートシールが用いられる。シール部材654は第1の蓋部材655によって栓部材653に押し付けられ固定されている。
インク補給容器651の栓部材653とシール部材654はインクサブ容器202との接続時にアダプタ502の円筒部531の上部の鋭角形状532によって突き破られ、それぞれ一部のつなぎ部661、662を残して環状に切り離される。このとき、栓部材とシール部材の環状に切り離された内側の部分663、664は、アダプタ502の円筒部531によって押し上げられ、流路となるアダプタの円筒部531の内側を塞がない状態で維持される。
このとき、シール部材654の突き破りによって生じた穴のとアダプタの円筒部531の外径の接触によって当該部からのインクの漏れを低減する。
本構成で用いられるシール部材654の製造方法の例としては、ゴム材料が公知技術であるカレンダー成形法によってシート状に成形された後、前述したようなポンチとダイやその他の打ち抜き型によるせん断加工が施されて所望形状に成形される。一般にこの製造方法は前述したコンプレッション成形による製造方法より生産性が高く、製造コストを抑えることができる。
インク補給容器651は、栓部材653がなくてもよく、その際にはシール部材654が第1の蓋部材655によって貯蔵部材652の端面に押し付けられ、それにより貯蔵部材652からの漏れを防ぐことができる。
図20は、実施例4にかかるインク補給容器701の一例を示す図である。
図20(a)はインク補給容器701の口部の構造を、図20(b)はインク補給容器701とインクサブ容器202との接続状態の一例を示している。
インク補給容器701は貯蔵部材702、栓部材703、第1の蓋部材704、を備えている。貯蔵部材702、、第1の蓋部材704の材質の例としては、前述のインク補給容器301と同様のものが用いられる。栓部材703は前述した栓部材653と同様の材質、固定方法が用いられる。
貯蔵部材702の先端部711は円筒形状をしている。
第1の蓋部材704は、第1の円筒部712、底部713、第2の円筒部714を有している。第1の円筒部712の内側にはねじが設けられており、貯蔵部材702に設けられたねじと嵌合し固定される。底部713は貯蔵部材702の端面に栓部材703を押さえつけている。第2の円筒部714は、貯蔵部材702の先端部711と同心状に配置され、第2の円筒部714の内径は貯蔵部材702の先端部711の内径より小さく、更にインクサブ容器202のアダプタ502の円筒部531の外径より小さい。また第2の円筒部714は栓部材703に対し、貯蔵部材702のより外側に配置される。
インク補給容器701の栓部材703はインクサブ容器202との接続時にアダプタ502の円筒部531の上部の鋭角形状532によって突き破られ、一部のつなぎ部721を残して環状に切り離される。このとき、栓部材の環状に切り離された内側の部分722は、アダプタ502の円筒部531によって押し上げられ、流路となるアダプタの円筒部531の内側を塞がない状態で維持される。
このとき、アダプタ502の円筒部531の外側面と第1の蓋部材704の第2の円筒部の内径は、1周連続的に密接しており、当該部からのインクの漏れを防いでいる。ここで、この密接部分の接触面圧が高いとインク補給容器652をインクサブ容器202に接続、取り外しする際に本部分の摩擦力が大きくなり、操作力が大きくなるため、第2の円筒部714の肉厚は1mm以下にすることが望ましい。また、第2の円筒部714の先端の内径は、アダプタ502の円筒部531の外径より大きくなっており、アダプタを案内しやすくなっている。
本構成では、前述のインク補給容器601に備えられるシール部材605の役割、すなわちインクサブ容器202にインク補給容器601を接続したにアダプタ502の円筒部531と係合してインク漏れを防ぐ機能を、第1の蓋部材704に一体的に成形された第2の円筒部714に持たせることで、ゴム製のシール部材314を不要とし、製造コストを低減している。
図21は、実施例5にかかるインク補給容器731の一例を示す図である。
図21(a)はインク補給容器731の口部の構造を、図21(b)はインク補給容器731とインクサブ容器202との接続状態の一例を示している。
インク補給容器731は貯蔵部材732、栓部材733を備えている。貯蔵部材732、第1の蓋部材733の材質の例としては、それぞれ前述のインク補給容器301と同様のものが用いられる。
貯蔵部材732の先端部741は円筒形状をしている。
栓部材733は、第1の円筒部742、底部743、第2の円筒部744、円板部745、第3の円筒部746を有している。第1の円筒部742の内側にはねじが設けられており、貯蔵部材732に設けられたねじと嵌合し固定される。底部743は貯蔵部材732の端面を押さえつけている。第2の円筒部744は、貯蔵部材732の先端部741と同心状に配置され、第2の円筒部744の内径は貯蔵部材732の先端部741の内径より小さく、更にインクサブ容器202のアダプタ502の円筒部531の外径より小さい。円板部745は底部743の内側の穴を塞いでいる、第2の円筒部744は円板部745に対し、インク補給容器731のより外側に配置されている。第3の円筒部746は貯蔵部材732の先端部741の内側面と1周連続的に密接し当該部のシール性を確保している。
インク補給容器731の栓部材733はインクサブ容器202との接続時にアダプタ502の円筒部531の上部の鋭角形状532によって突き破られ、一部のつなぎ部751を残して環状に切り離される。このとき、栓部材の環状に切り離された内側の部分752は、アダプタ502の円筒部531によって押し上げられ、流路となるアダプタの円筒部531の内側を塞がない状態で維持される。
このとき、アダプタ502の円筒部531の外側面と栓733の第2の円筒部744の内径は、1周連続的に密接しており、当該部からのインクの漏れを防いでいる。ここで、この密接部分の接触面圧が高いとインク補給容器731をインクサブ容器202に接続、取り外しする際に本部分の摩擦力が大きくなり、操作力が大きくなるため、第2の円筒部714の肉厚は1mm以下にすることが望ましい。また、第2の円筒部744の先端の内径は、アダプタ502の円筒部531の外径より大きくなっており、アダプタを案内しやすくなっている。
本構成では、前述のインク補給容器601に備えられるシール部材605の役割、すなわちインクサブ容器202にインク補給容器601を接続したときにアダプタ502の円筒部531と係合してインク漏れを防ぐ機能を、栓部材733に一体的に成形された第2の円筒部744に持たせることで、ゴム製のシール部材314を不要とし、製造コストを低減している。
図22は、実施例6にかかるインク補給容器761の一例を示す図である。
図22(a)はインク補給容器761の口部の構造を、図22(b)はインク補給容器761とインクサブ容器202との接続状態の一例を示している。
インク補給容器761は貯蔵部材762、栓部材763、第1の蓋部材764を備えている。貯蔵部材762、栓部材763、第1の蓋部材764の材質の例としては、それぞれ前述のインク補給容器301と同様のものが用いられる。
貯蔵部材762の先端部771は円筒形状をしている。
栓部材763は、第1の円筒部772、底部773、第2の円筒部774、円板部775、環状凸形状776を有している。第1の円筒部772の内側にはねじが設けられており、貯蔵部材762に設けられたねじと嵌合し固定される。底部773は貯蔵部材762の端面を押さえつけている。第2の円筒部774は貯蔵部材762の先端部771の内側面と1周連続的に密接し、当該部のシール性を確保している。円板部775は第2の円筒部774の内側の穴を塞いでいる。環状凸形状776は、貯蔵部材762の先端部771と同心状に配置され、環状凸形状776の内径は貯蔵部材762の先端部771の内径より小さく、更にインクサブ容器202のアダプタ502の円筒部531の外径より小さい。環状凸形状776は、円板部775に対し、インク補給容器761のより外側に配置されている。
インク補給容器761の栓部材763はインクサブ容器202との接続時にアダプタ502の円筒部531の上部の鋭角形状532によって突き破られ、一部のつなぎ部781を残して環状に切り離される。このとき、栓部材の環状に切り離された内側の部分782は、アダプタ502の円筒部531によって押し上げられ、流路となるアダプタの円筒部531の内側を塞がない状態で維持される。
このとき、アダプタ502の円筒部531の外側面と栓733の環状凸形状776の内側面は、1周連続的に密接しており、当該部からのインクの漏れを防いでいる。
本構成では、前述のインク補給容器601に備えられるシール部材605の役割、すなわちインクサブ容器202にインク補給容器601を接続したときにアダプタ502の円筒部531と係合してインク漏れを防ぐ機能を、栓部材763の環状凸形状776に持たせることで、ゴム製のシール部材314を不要とし、製造コストを低減している。
1…本体、2…インク吐出ヘッド、3…操作表示部、4…導管、5…状態表示灯、6…メンテナンス扉、13…印字対象物、15…ベルトコンベア、16…エンコーダ、17…印字センサ、100…インクジェット記録装置、101…MPU、102…ROM、103…RAM、104…入力装置、105…表示装置、111…励振電圧発生回路、112…帯電電圧発生回路、113…偏向電圧発生回路、114…電磁弁制御回路、115…ポンプ制御回路、116…液面制御回路、151…ノズル、152…励振素子、153…帯電電極、154…偏向電極、161…インク粒子、201…インク容器、202…インクサブ容器、203…溶剤サブ容器、211、212、213
、214…ポンプ、221、222、223、224、225、226、227、228…電磁弁、229…三方電磁弁、231…フィルター、232…減圧弁、233…圧力計、234…粘度計、241…ガター、251…インク循環エリア、261…インク循環ユニット、301…インク補給容器、302…溶剤補給容器、311…貯蔵部材、312…栓部材、313…第1の蓋部材、314…シール部材、315…吸収材、316…第2の蓋部材、321…貯蔵室、322…先端部、331…円筒部、332…鍔部、333…底部、341…薄肉部、351…円筒部、352…底部、353…貫通穴、354…円、355…円に沿った部分、356…凹である部分、361…穴、362、363…環状突起、364、365…環状突起、371…貫通穴の内径、372、373…環状突起の内径、381…貫通穴、382…円、383…凹である部分、391…円筒部、392…底部、393…環状突起、401〜406…液面制御フロー、411…円形断面部、412…底部、421…栓部材、422…第1の蓋部材、426…凸部、427…凸部、451…上部金型、452…下部金型、453…ゴム材料、461…所望形状部、462…シート部、471…ポンチ、472…ダイ、480…切断箇所、481…バリ、501…貯蔵部材、502…アダプタ、503…ねじ、504…シール部材、505…液面センサ、506…吸引パイプ、507…大気開放パイプ、508…ブロック、509…蓋、511…貯蔵部、512…補給口、513…センサ口、521…検出レベル、522…吸引口、531…円筒部、532…鋭角形状、533…外壁部、541…つなぎ部、542…環状に切り離された内側の部分、544…栓部材の上部スペース、545…環状突起の上部スペース、546…底部の外面、547…環状に切り離された内側の部分、548…つなぎ部、551…シール部材、552…吸収材、561…円形凹部、571…めくれ部、601…インク補給容器、602…貯蔵部材、603…栓部材、604…第1の蓋部材、605…シール部材、606…液吸収材、607…第2の蓋部材、651…インク補給容器、652…貯蔵部材、653…栓部材、654…シール部材、655…第1の蓋部材、661…つなぎ部、662…つなぎ部、663…環状に切り離された内側の部分、664…環状に切り離された内側の部分、701…インク補給容器、702…貯蔵部材、703…栓部材、704…第1の蓋部材、711…先端部、712…第1の円筒部、713…底部、714…第2の円筒部、721…つなぎ部、722…環状に切り離された内側の部分、731…インク補給容器、732…貯蔵部材、733…栓部材、741…先端部、742…第1の円筒部、743…底部、744…第2の円筒部、745…円板部、746…第3の円筒部、751…つなぎ部、752…環状に切り離された内側の部分、761…インク補給容器、762…貯蔵部材、763…栓部材、764…第1の蓋部材、771…先端部、772…第1の円筒部、773…底部、774…第2の円筒部、775…円板部、776…環状凸形状、781…つなぎ部、782…環状に切り離された内側の部分

Claims (19)

  1. 液体を貯蔵する貯蔵室を有し、開口部が形成された貯蔵部材と、
    前記貯蔵部材の開口部を封止する栓部材と、
    前記栓部材を覆う蓋部材と、
    前記栓部材と前記蓋部材の間に備えられたシール部材とを有し、
    前記シール部材は円筒部と円筒部の内側の穴を塞ぐ底部を有し、
    前記蓋部材は、前記シール部材の円筒部と同心状に空けられた貫通穴を有し、前記シール部材の円筒部の一部あるいは全部の内径は前記蓋部材の貫通穴の内径より小さいことを特徴とする補給容器。
  2. 請求項1に記載の補給容器であって、
    前記シール部材の円筒部の内径側に凸部を有し、その凸部は内径部に沿って1周連続的につながっていることを特徴とする補給容器
  3. 請求項1または2に記載の補給容器であって、
    前記シール部材の円筒部の方が前記シール部材の底部よりも、前記貯蔵部材の外側に配置されることを特徴とする補給容器。
  4. 請求項1または2に記載の補給容器であって、
    前記シール部材の円筒部の内側の凸部の方が前記シール部材の底部よりも、前記貯蔵部材の外側に配置されることを特徴とする補給容器。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の補給容器であって、
    前記シール部材は弾性体であることを特徴とする補給容器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の補給容器であって、
    前記シール部材と前記蓋部材の間に、前記蓋部材に設けられた貫通穴と同心状の貫通穴を有する吸収材を備えることを特徴とする補給容器。
  7. 請求項6に記載の補給容器であって、
    前記吸収材の貫通穴の内径が前記蓋部材の貫通穴の内径より小さいことを特徴とする補給容器。
  8. 請求項7に記載の補給容器であって、
    前記シール部材と前記吸収材との間に間隙があることを特徴とする補給容器。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載の補給容器であって、
    前記シール部材の一端部に突起が設けられており、前記突起が前記吸収材と接続していることを特徴とする補給容器。
  10. インクまたは溶剤を貯蔵する貯蔵室を有し、開口部が形成された貯蔵部材と、
    前記貯蔵部材の開口部を封止する栓部材と、
    前記栓部材を覆う蓋部材を備える補給容器であって、
    前記栓部材と蓋部材の間にシール部材を備え、
    前記蓋部材は前記貯蔵部材の開口と同心状の貫通穴を有することを特徴とする補給容器。
  11. 請求項10に記載の補給容器であって、
    前記栓部材は熱可塑性樹脂層を有しており、前記栓部材と前記貯蔵部材の開口部は溶着により接続していることを特徴とする補給容器。
  12. 請求項10または11に記載の補給容器であって、
    前記シール部材は弾性体であることを特徴とする補給容器。
  13. 請求項12に記載の補給容器であって、
    前記シール部材はシート状ゴムであることを特徴とする補給容器。
  14. インクまたは溶剤を貯蔵する貯蔵室を有し、開口部が形成された貯蔵部材と、
    前記貯蔵部材の開口部を封止する栓部材と、
    前記栓部材を覆う蓋部材を備える補給容器であって、
    前記蓋部材は前記貯蔵部材の開口と同心状の円筒部を有し、円筒部の内径の一部は貯蔵部材の開口部の内径よりも小さいことを特徴とする補給容器。
  15. 請求項14に記載の補給容器であって、
    前記蓋部材の円筒部の内側は貫通穴であることを特徴とする補給容器。
  16. 請求項14に記載の補給容器であって、
    前記栓部材は熱可塑性樹脂層を有しており、前記栓部材と前記貯蔵部材の開口部が溶着されていることを特徴とする補給容器。
  17. 請求項14に記載の補給容器であって、
    前記栓部材と前記蓋部材が一体的に形成され、前記栓部材が前記蓋部材の円筒部の穴を塞いでいることを特徴とする補給容器。
  18. 請求項14に記載の補給容器であって、
    前記栓部材に対し、貯蔵部材のより内側に配置される円筒部を有し、この円筒部は前記貯蔵部材の開口部の内側面と1周連続的に接触していることを特徴とする補給容器。
  19. インクを噴出するノズルと、
    前記ノズルから噴出されたインクを帯電する帯電電極と、
    前記帯電電極により帯電されたインクを偏向する偏向電極と、を備えるインクジェット記録装置であって、
    請求項1乃至18のいずれかに記載の補給容器を搭載したことを特徴とするインクジェット記録装置。
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