JP2017196628A - 異形金属線の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
最初に本願発明の実施態様を列記して説明する。本願の異形金属線の製造方法は、金属からなり、長手方向に垂直な断面の外周において曲率半径の異なる複数の領域を含む異形断面を有する異形金属線の製造方法である。この異形金属線の製造方法は、上記金属からなる原料線材を準備する工程と、原料線材を圧延して、長手方向に垂直な断面形状が原料線材に非相似である圧延線材を得る工程と、圧延線材を引抜き加工して、上記異形断面を有する異形金属線を得る工程と、を備える。原料線材を圧延して圧延線材を得る工程は、長手方向に垂直な断面の外周において、第1の曲率半径を有する第1加工領域と、第2の曲率半径を有する第2加工領域と、第1の曲率半径および第2の曲率半径よりも小さい第3の曲率半径を有し、第1加工領域と第2加工領域とをつなぐコーナー加工領域とを含むロールにより圧延が実施される工程を含む。
次に、本発明にかかる異形金属線の製造方法の実施の形態を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
実施の形態1では、異形金属線の製造方法の一例として、鋼からなる異形金属線(異形鋼線)の製造方法について説明する。図1を参照して、本実施の形態における異形金属線の製造方法では、まず工程(S10)として原料線材準備工程が実施される。この工程(S10)では、図2を参照して、長手方向に垂直な断面の外周11が円形である原料線材10が準備される。原料線材10としては、たとえば硬引き線、オイルテンパー線などを採用することができる。硬引き線は、たとえばパテンティングが実施された線材を引抜き加工して準備することができる。オイルテンパー線は、たとえばパテンティングが実施された線材を引抜き加工した後、焼入処理および焼戻処理を実施して準備することができる。上記硬引き線およびオイルテンパー線は、パテンティングを実施することなく準備されてもよい。原料線材10を構成する材料としては、たとえばJIS G3502(ピアノ線材)に記載の成分組成を有するもの、JIS G3506(硬鋼線材)に記載の成分組成を有するもの、JIS G3560(ばね用オイルテンパー線)に記載の成分組成を有するもの、JIS G3561(弁ばね用オイルテンパー線)に記載の成分組成を有するもの、などを採用することができる。
次に、本発明の異形金属線の製造方法の他の実施の形態である実施の形態2について説明する。実施の形態2における異形金属線の製造方法は、基本的には実施の形態1の場合と同様に実施され、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態2においては、圧延を実施するためのロールおよび引抜きを実施するためのダイスの形状を変更することで、第1引抜き工程が省略される点において、実施の形態1の場合とは異なっている。
11 外周
20 第1圧延線材
21 外周
21A 平坦部
21B 突出部
30 第2圧延線材
31 外周(外周面)
31A 短辺
31B 長辺
31C コーナー
31D 上底
31E 脚
31F コーナー
40 第1引抜き線材
41 外周面
50 第2引抜き線材
51 外周面
60 第3引抜き線材
61 外周面
110 ロール
110C 回転軸
111 加工面
120 ロール
120C 回転軸
121 加工面
121A 短辺加工領域
121B 長辺加工領域
121C コーナー加工領域
130 第1ロール
130C 回転軸
131 加工面
131E 下側脚加工領域
131G 下底加工領域
131H コーナー加工領域
135 第2ロール
135C 回転軸
136 加工面
136D 上底加工領域
136E 上側脚加工領域
136F コーナー加工領域
140 ダイス
141 加工面
141A 短辺加工領域
141B 長辺加工領域
141C コーナー加工領域
148 入口
149 出口
150 ダイス
151 加工面
151A 短辺加工領域
151B 長辺加工領域
151C コーナー加工領域
151D 上底加工領域
151E 下底加工領域
151F 脚加工領域
158 入口
159 出口
160 ダイス
161 加工面
161A 下底加工領域
161B 脚加工領域
161C コーナー加工領域
161D 上底加工領域
168 入口
169 出口
170 ダイス
171 加工面
171D 上底加工領域
171E 脚加工領域
171F コーナー加工領域
171G 下底加工領域
171H コーナー加工領域
Claims (7)
- 金属からなり、長手方向に垂直な断面の外周において曲率半径の異なる複数の領域を含む異形断面を有する異形金属線の製造方法であって、
前記金属からなる原料線材を準備する工程と、
前記原料線材を圧延して、長手方向に垂直な断面形状が前記原料線材に非相似である圧延線材を得る工程と、
前記圧延線材を引抜き加工して、前記異形断面を有する前記異形金属線を得る工程と、を備え、
前記原料線材を圧延して前記圧延線材を得る工程は、長手方向に垂直な断面の外周において、第1の曲率半径を有する第1加工領域と、第2の曲率半径を有する第2加工領域と、前記第1の曲率半径および前記第2の曲率半径よりも小さい第3の曲率半径を有し、前記第1加工領域と前記第2加工領域とをつなぐコーナー加工領域とを含むロールにより圧延が実施される工程を含む、異形金属線の製造方法。 - 前記圧延線材を引抜き加工して前記異形金属線を得る工程は、長手方向に垂直な断面の形状が入口側と出口側とで非相似である非相似ダイスにより引抜き加工が実施される工程を含む、請求項1に記載の異形金属線の製造方法。
- 前記圧延線材を引抜き加工して前記異形金属線を得る工程は、長手方向に垂直な断面の形状が入口側と出口側とで相似である相似ダイスにより引抜き加工が実施される工程を含む、請求項1または2に記載の異形金属線の製造方法。
- 前記原料線材の長手方向に垂直な断面の断面積に対する、前記原料線材の長手方向に垂直な断面の断面積と前記異形金属線の長手方向に垂直な断面の断面積との差の割合である減面率は、15%以上85%以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の異形金属線の製造方法。
- 前記異形金属線の長手方向に垂直な断面の外周は、
第4の曲率半径を有する第1外周領域と、
第5の曲率半径を有する第2外周領域と、
前記第4の曲率半径および前記第5の曲率半径よりも小さい第6の曲率半径を有し、前記第1外周領域と前記第2外周領域とをつなぐコーナー領域と、を含み、
前記第6の曲率半径は0.1mm以上3.5mm以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の異形金属線の製造方法。 - 前記金属は鋼である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の異形金属線の製造方法。
- 前記原料線材の長手方向に垂直な断面は円形である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の異形金属線の製造方法。
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JP2016087533A JP2017196628A (ja) | 2016-04-25 | 2016-04-25 | 異形金属線の製造方法 |
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JP (1) | JP2017196628A (ja) |
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2016
- 2016-04-25 JP JP2016087533A patent/JP2017196628A/ja active Pending
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