JP2017196373A - 収納家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 分離して効率的に運搬できる上、収納スペース全体を有効に利用可能な収納家具を提供する。【解決手段】 底板2、天板3、左右一対の側板4及び背板5を備え、前面が開口して形成された収納家具1であって、前記左右一対の側板4は、側板連結材8を介して高さ方向を分離可能に連結された右上側板部材41a及び右下側板部材41bと、側板連結材8を介して高さ方向を分離可能に連結された左上側板部材42a及び左下側板部材42bとからなり、前記背板5は、中央連結材6を介して高さ方向を分離可能に連結された上背板部材5a及び下背板部材5bとからなる。【選択図】図1

Description

本発明は、分離して効率的に運搬できる上、収納スペース全体を有効に利用可能な収納家具に関する。
ロッカー又は書棚等の比較的大きな収納家具を購入時又は引越し等で運搬する際、該収納家具をそのまま運搬するには運送業者等であっても手間が掛かり、また、狭い玄関から室内へ搬入できない等、運搬作業を容易かつ効率的に行えない。また、該収納家具の天板、側板、棚板、背板又は底板等の各部材を夫々に分離し、該部材を梱包することによって運搬することもあるが、比較的大きな収納家具においては、該部材のうち特に側板及び背板、又は、扉がある場合は扉が他の部材に比べて丈長になってしまい、同一梱包内に収めるには非効率であるという問題があった。そんな中、以下のような収納家具が提供されている。
例えば、下段の収納棚の上面に上段の収納棚を載置して組み立てる収納家具が開示されている。(特許文献1)。
また、側板及び背板が上下の二段に分割され、補強用桟を介してジョイント金具により上下二段に分割された側板及び背板が連結されたノックダウン式タンスが開示されている(特許文献2)。
実登3062662号公報 実開昭63−172340号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、収納棚が上下二段に分割されているため、前記比較的大きな収納家具と比べて運搬は容易であるが、下段の収納家具の天板と上段の収納スペースの底板とが仕切りとなって上下段の収納棚全体の収納スペースが区切られてしまい、上段収納棚の底板及び下段収納棚の天板によって強度は確保できるものの、コート等を吊り下げて収納する等、当該収納スペース全体を有効に利用することができないという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、前記特許文献1のように上下二段を仕切るものがなく収納スペース全体を有効に利用することが可能であるが、左右の補強用桟を介してのみ上下段を連結するのは、複数のコート等を吊り下げた際に強度上の問題が生じ得るとともに、地震等の揺れにも弱いと推察され、また、二段吊用パイプを前記補強用桟に取り付けた際には当該上下段の連結箇所の強度向上に寄与させることは可能であるものの、当該二段吊用パイプによって収納スペースが上下段で遮られるため、収納スペース全体を有効に利用することができないという問題があった。
そこで、本発明は、分離して効率的に運搬できる上、収納スペース全体を有効に利用可能であるとともに、強度にも優れた収納家具を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に係る請求項1に記載の収納家具は、底板、天板、左右一対の側板及び背板を備え、前面が開口して形成された収納家具であって、前記左右一対の側板は、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された右上側板部材及び右下側板部材と、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された左上側板部材及び左下側板部材とからなり、前記背板は、中央連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上背板部材及び下背板部材とからなり、前記中央連結材は、前記背板の幅方向と略同じ長さの幅で形成され、当該中央連結材の右側端上方の領域に前記右上側板部材を取り付ける右上側板取付部と、右側端下方の領域に前記右下側板部材を取り付ける右下側板取付部と、左側端上方の領域に前記左上側板部材を取り付ける左上側板取付部と、左側端下方の領域に前記左下側板部材を取り付ける左下側板取付部とを備え、かつ、当該中央連結材の上端側に前記上背板部材を取り付ける上背板取付部と、下端側に前記下背板部材を取り付ける下背板取付部とを備えてなることを特徴としている。
また、請求項2に記載の収納家具は、前記中央連結材が、前記背板の幅方向と略同じ長さの幅を有する板状に形成されてなり、当該板状の右側端面の上方領域を右上側板取付部とし、右側端面の下方領域を右下方側板取付部とし、左側端面の上方領域を左上側板取付部とし、左側端面の下方領域を左下側板取付部として、左右両側方から前記各側板部材を取り付けて固定されてなるとともに、前記板状の上端面及び下端面には長手方向に断面視凹状に切り欠かれた溝部が上背板取付部及び下背板取付部として形成されており、当該上背板取付部及び下背板取付部の溝部に上背板部材及び下背板部材を嵌合して固定されてなることを特徴としている。
また、請求項3に記載の収納家具は、前記収納家具において、底板、天板、左右一対の側板及び背板に囲まれた空間を高さ方向に仕切る仕切板を設けるとともに、当該仕切板は、仕切板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上仕切板部材及び下仕切板部材とからなり、当該上仕切板部材の背板側下端及び下仕切板部材の背板側上端を切り欠いて前記中央連結材を嵌合可能とする嵌合部を形成し、当該嵌合部に中央連結材が嵌合して固定されてなることを特徴としている。
また、請求項4に記載の収納家具は、前記開口した前面に、前記左右の一方又は両方の側板の前面側端部に回転可能に軸支された扉が設けられ、当該扉が、扉連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上扉部材及び下扉部材とからなることを特徴としている。
また、請求項5に記載の収納家具は、底板、天板及び左右一対の側板を備え、前面及び後面が開口して形成された収納家具であって、前記左右一対の側板は、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された右上側板部材及び右下側板部材と、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された左上側板部材及び左下側板部材とからなり、右側端上方の領域に前記右上側板部材を取り付ける右上側板取付部と、右側端下方の領域に前記右下側板部材を取り付ける右下側板取付部と、左側端上方の領域に前記左上側板部材を取り付ける左上側板取付部と、左側端下方の領域に前記左下側板部材を取り付ける左下側板取付部とを備え、前記左右一対の側板間の幅方向と略同じ長さの幅で形成された中央連結材に、夫々前記各側板部材を取り付けて固定されてなることを特徴としている。
また、請求項6に記載の収納家具は、前記中央連結材が、前記左右一対の側板間の幅方向と略同じ長さの幅を有する板状に形成されてなり、当該板状の右側端面の上方領域を右上側板取付部とし、右側端面の下方領域を右下方側板取付部とし、左側端面の上方領域を左上側板取付部とし、左側端面の下方領域を左下側板取付部として、左右両側方から前記各側板部材を取り付けて固定されてなることを特徴としている。
また、請求項7に記載の収納家具は、前記収納家具において、底板、天板及び左右一対の側板に囲まれた空間を高さ方向に仕切る仕切板を設けるとともに、当該仕切板は、仕切板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上仕切板部材及び下仕切板部材とからなり、当該上仕切板部材の後方側下端及び下仕切板部材の後方側上端を切り欠いて前記中央連結材を嵌合可能とする嵌合部を形成し、当該嵌合部に中央連結材が嵌合して固定されてなることを特徴としている。
さらに、請求項8に記載の収納家具は、前記右上側板部材の後方側下端及び右下側板部材の後方側上端並びに左上側板部材の後方側下端及び右下側板部材の後方側上端を切り欠いて前記中央連結材を嵌合可能とする嵌合部を形成し、当該嵌合部に中央連結材が嵌合して固定されてなることを特徴としている。
本発明に係る請求項1に記載の収納家具によれば、当該収納家具を構成する側板及び背板を分離解体することができるため、収納家具を構成するその他部材と同一梱包が可能となって容易に運搬することができ、梱包及び運搬の作業効率を向上させることができる。また、収納家具を分離可能に形成した上で、収納スペース全体を有効利用することができるとともに、前記中央連結材を核として、右上側板部材、右下側板部材、左上側板部材及び左下側板部材並びに上背板部材及び下背板部材を取り付けて固定するため、側板及び背板を分離可能でありながら十分に強度を確保することができる。
また、請求項2に記載の収納家具によれば、前記中央連結材を板状に形成したことにより、その側端面全体を利用して側板を取り付けて固定することができ、また、その上下端面全体を利用して溝部を形成し、背板を嵌合して固定することができるため、より強固に収納家具を組み立てることができる。さらに、中央連結材を板状に形成したことにより、その上下に配される背板と外観上違和感なく美観性にも優れている。
また、請求項3に記載の収納家具によれば、収納スペースに高さ方向に仕切板を設けた場合であっても、当該仕切板を分離可能に連結することにより梱包及び運搬を容易にでき、作業効率を向上させることができる。また、中央連結材を前記仕切板に形成された嵌合部に嵌合して固定することにより、収納家具の強度の向上を図ることができる。
また、請求項4に記載の収納家具によれば、扉を設けた収納家具においても、当該扉を分離可能に連結することにより梱包及び運搬を容易にでき、作業効率を向上させることができる。
また、請求項5に記載の収納家具によれば、前記請求項1に記載の収納家具の効果のほか、背板を設けずとも中央連結材を核として右上側板部材、右下側板部材、左上側板部材及び左下側板部材を取り付けて固定することにより十分な強度を確保することができる。
また、請求項6に記載の収納家具によれば、背板を設けずとも、前記中央連結材を板状に形成したことにより、当該中央連結材を核としてその側端面全体を利用して側板を取り付けて固定することができるため、十分な強度を確保することができる。
また、請求項7に記載の収納家具によれば、中央連結材を核として右上側板部材、右下側板部材、左上側板部材及び左下側板部材を取り付けて固定し、かつ、中央連結材を前記仕切板に形成された嵌合部に嵌合して固定することにより、背板を設けずとも十分な強度を確保することができる。
さらに、請求項8に記載の収納家具によれば、前記左右一対の側板に設けられた嵌合部に嵌め込んで中央連結材を固定できるため、当該中央連結材の取付け位置の位置決めを容易に行うことができ、作業効率を向上させることができる。
本発明に係る収納家具の構造を示す外観斜視図である。 中央連結材を示す拡大図である。 中央連結材を示すA−A線断面図である。 収納家具の使用状態を示す外観斜視図である。 書棚型の収納家具を示す外観斜視図である。 書棚型の収納家具を示す外観斜視図である。 仕切板及び中央連結材を示す拡大斜視図である。 扉付きの収納家具を示す外観斜視図である。 その他形状の中央連結材を示す拡大図である。 その他形状の中央連結材を示す拡大図である。 その他形状の中央連結材を示す拡大図である。 その他実施例の収納家具を示す外観斜視図である。 その他実施例の収納家具を示す外観斜視図である。 その他実施例の収納家具を示す外観斜視図である。 その他実施例の収納家具を示す外観斜視図である。 その他中央連結材の取付状態を示す外観斜視図である。 その他中央連結材の取付状態を示す外観斜視図である。
以下、図面に基づいて本発明を具体的に説明する。まず、図1は、本発明に係る収納家具1の構造を示す外観斜視図である。なお、ここで、収納家具1とは、衣類を収納するタンス、ワードローブ、ロッカー、又は、書籍やビデオテープやDVD等を収納する書棚やラック、飾り棚、靴棚、その他前面を開口した箱状の収納棚等を含むものであり、第一実施例としては、衣類を収納するロッカー型の収納家具1について説明する。
当該ロッカー型の収納家具1は、基本的な構成として、当該収納家具1の底部に位置する底板2と、上面に位置する天板3と、左右一対に位置して夫々上下に分離してなる側板4と、背面に位置して上下に分離してなる背板5と、当該背板5を連結する中央連結材6とからなり、これらに囲まれた空間を収納スペースとし構成されている。また、底板2の下方前面には、当該収納家具1の底部を被覆する幕板7が設けられている。これら各構成要素は、分離解体した状態で運搬容易にするため、木製、合成樹脂製又は金属製で板状に形成されている。
前記左右一対の側板4は、右上側板部材41a、右下側板部材41b、左上側板部材42a及び左下側板部材42bからなり、前記右上側板部材41a及び右下側板部材41bの右側同士を上下に側板連結材8を介して連結した右側の側板4と、また、左上側板部材42a及び左下側板部材42bの左側同士を上下に側板連結材8を介して連結した左側の側板4とから構成されている。
当該左右の側板連結部材8は、一般的な家具の組立に用いられる所謂カムロックであって、前記右上側板部材41a及び左上側板部材42aの下端面と前記右下側板部材41b及び左下側板部材42bの上端面の夫々に設けた上下位置で対向する孔にカムロックネジを挿通したのち、カムロックナットを締め付けることにより、右上側板部材41a及び右下側板部材41b、そして、左上側板部材42a及び左下側板部材42bを夫々連結して固定する。なお、当該側板連結材8は、本発明に係る収納家具1の分離解体及び組立の作業効率に鑑み、本実施例のように所謂カムロックを用いるのが好ましいが、板状の各側板部材を分離可能に連結できれば、その他どのような側板連結材8を用いてもよい。
前記背板5は、上背板部材5a及び下背板部材5bを中央連結材6により分離可能に連結して形成されている。当該上背板部材5a及び下背板部材5bは、夫々通常市販されているような収納家具1にある背板と同様に木製等の板状であって、特に図示はしないが、底板2、天板3及び側板4に接する背板5の上端部又は下端部及び側端部において、当該底板2、天板3及び側板4の後方に設けられた断面視凹状の溝部に嵌合したり、ネジ留め等したりすることにより固定されている。中央連結材6による上背板部材5a及び下背板部材5bの連結については、以下、図2及び図3を用いて詳細に説明する。
図2は、前記中央連結材6について、前記側板4及び背板5を取り付けて固定する様子を示す拡大図である。当該中央連結材6は、前記背板5の幅方向と略同じ長さの幅で形成された板状で、その周端面に前記側板4及び背板5を取り付けて固定する。すなわち、当該中央連結材6の右側端面の上方領域を右上側板取付部6aとして前記右上側板部材41aを取り付け、また、右側端面の下方領域を右下側板取付部6bとして右下側板部材41bを取り付けるとともに、中央連結材6の左側端面の上方領域を左上側板取付部6cとして前記左上側板部材42aを取り付け、また、左側端面の下方領域を左下側板取付部6dとして左下側板部材42bを取り付ける。これら側板4の取り付けは、ネジXにより外側から側板4を介して中央連結材6まで貫通することにより固定して取り付けられる。なお、当該各側板4の固定はネジXによるものに限られず、着脱可能に固定できればどのようなものであってもよい。
また、図3は、前記中央連結材6及び背板5を抽出して示すA−A線断面図であり、中央連結材6の上端面及び下端面において前記上背板部材5a及び下背板部材5bを取り付ける様子を示す図である。中央連結材6は、上端面及び下端面に上背板部材5a及び下背板部材5bを取り付けるべく断面視凹状の溝部6e、6fが当該端面の長手方向に形成されており、上端面に形成された溝部6eに上背板部材5aの下端を嵌合して取り付けるとともに、下端面に形成された溝部6fに下背板部材5bの上端を嵌合して取り付けて固定する。
また、当該中央連結材6は、前記側板4及び背板5をより堅固に取り付けるという観点からすれば、その正面視における高さ方向の幅を可及的に広く形成するのが好ましいが、梱包及び運搬の効率性という観点から、その他各部材の大きさを越えず、その他各部材と同一梱包内に収まる程度のサイズで形成するのが好ましい。具体的には、上背板部材5a又は下背板部材5bよりも高さ方向において同一か短く形成することにより、当該上背板部材5a及び下背板部材5bと同一梱包内に梱包することができる。
このように形成した前記各構成要素を組立てることにより、ロッカー型の収納家具1を形成することができる。なお、底板2、天板3及び側板4の固定には、特に図示はしないが、適宜ネジX等を用いて固定してもよく、着脱可能に固定できればどのように固定してもよい。図4は、ロッカー型収納家具1の使用状態を示す図であって、図4(a)は、収納スペース全体を有効に利用している状態を示しており、図4(b)は、収納スペースの高さ方向略中間に中板9を設けて二段吊りの使用状態を示している。図4(a)に示す収納スペースの上方には、吊り棒Yを設けてハンガーを吊り下げ可能とし、ロングコートを掛けることもでき、また、図4(b)に示した中板9によって分離された上下段の収納スペースの各上方にも吊り棒Yが設けて、上下段の収納スペースに夫々衣類を掛けることも可能である。なお、当該中板9も、分離解体した状態で運搬容易にするため、木製、合成樹脂製又は金属製で板状に形成されている。
このように、ロッカー型の収納家具1によれば、収納スペース全体を一つの収納スペースとして有効に利用することができるとともに、或いは、選択的に中板9を設けて二段吊りの収納家具1とすることもできる。また、当該収納家具1によれば、比較的丈長な側板4及び背板5を分離することができるため、容易に各部材を梱包して運搬することができ、梱包及び運搬の作業効率を向上させることができ、さらに、前記中央連結材6を核として上下に分離された側板4及び背板5を固定することができるため、当該収納家具1の組立て後の強度をも確保することができる。
次に、第二実施例として、書物を収納する書棚型の収納家具11を説明する。具体的な構成において、底板12、天板13、側板14、背板15、中央連結材16、幕板17及び側板連結材18及びネジXの構成は前記第一実施例における底板2、天板3、側板4、背板5、中央連結材6、幕板7、側板連結材8及びネジXと同様であるため説明は省略し、前記第一実施例との差異についてのみ具体的に説明する。
書棚型の収納家具11は、左右夫々の側板14の内側面に約1cm間隔でダボ穴Zが高さ方向に前後一対並設されており、当該ダボ穴Zに高さを揃えて一対のダボ(図示せず。)を挿入した後、ダボ上に棚板19を載置することにより書棚型の収納家具11を形成することができる。
当該書棚型の収納家具11によれば、従来技術のように上下段の収納スペース間に仕切りがないため、収納スペース全体を有効に利用して棚板19を設ける高さを自由に設定することができる上、前記第一実施例に係る収納家具1と同様に、側板14及び背板15を分離できるため、棚板19を含めても分離解体による梱包及び運搬の効率向上を図ることができ、また、中央連結材16を核として側板14及び背板15を取り付け固定できるため、収納家具1の組立て後の強度確保を図ることができる。また、当該書棚型の収納家具1は、書物の収納に限られず、棚板19の上面に装飾物を載置して飾り棚として利用することも可能である。
次に、第三実施例として、前記第二実施例に係る収納家具11の収納スペースを高さ方向に仕切る仕切板20を設けた書棚型の収納家具11について説明する。
当該書棚型の収納家具11は、前記第二実施例の収納家具11と基本的な構成は同様であり、その差異である仕切板20及び中央連結材16の構成についてのみ説明する。
仕切板20は、上仕切板部材20aと下仕切板部材20bとから構成され、分離可能に仕切板連結材21を介して連結して構成されている。当該仕切板20は、幅広の収納スペースを有する書棚型の収納家具11において、当該収納スペースを左右に分割するものであり、書物をカテゴライズして収納する際等に利用する。したがって、仕切板20の両面には、夫々側板14に設けた複数のダボ穴Zに対向する位置に同じくダボ穴Zが形成され、分割された収納スペース夫々に棚板19を設置可能としている。また、仕切板連結材21は、本実施例では前記側板連結材8,18と同様に所謂カムロックを用いて連結し固定しているので説明は省略するが、当該カムロックに限られず、上仕切板部材20a及び下仕切板部材20bを連結し固定できればどのようなものであってもよい。なお、前記棚板19及び当該仕切板20も、分離解体した状態で運搬容易にするため、木製、合成樹脂製又は金属製で板状に形成されている。
前記背板15は、仕切板20を介して幅方向で分割されている。当該左右に分割された背板15は、図示しないが、仕切板20の後方に設けられた溝部に嵌合することにより、仕切板20のダボ穴Zが設けられた面と鉛直方向に固定されている。このように、当該収納家具11が幅方向に長くなった場合であっても、背板5を幅方向に分割することにより梱包及び運搬に支障は出ず、収納家具11の梱包及び運搬作業を容易とし、その作業効率性を向上させることができる。
図7は、当該仕切板20及び中央連結材16を抽出して示す拡大斜視図である。上仕切板部材20aの下端後方及び下仕切板部材20bの上端後方には、中央連結材16の高さ方向の幅に応じて形成された切欠きが嵌合部20cとして設けられている。上仕切板部材20a及び下仕切板部材20bを仕切板連結材21により連結し固定した後、当該嵌合部20cに中央連結材16を嵌め込んで取り付ける。そして、中央連結材16の後方から仕切板20へ貫通するようにしてネジXにより固定する。
このように、当該実施例の仕切板20を設けた収納家具11によれば、図6に示す側方からのネジXによる固定のほか、図7に示すように後方から仕切板20へのネジXによる固定も可能であり、側方及び後方からのネジXの固定により、収納家具11自体の強度と安定性をさらに向上させることができる。なお、当該後方からのネジXによる固定も、ネジXに限られず、その他着脱可能に固定できればどのようなものであってもよい。
また、本実施例では、収納スペースの幅方向を仕切板20により二分割したが、三分割、四分割等の多分割することも可能であり、収納物のサイズや種類等に応じて分割すればよく、また、書棚型の収納家具11自体の幅方向のサイズが広い場合等にも自由に多分割してよい。
さらに、本実施例のような幅方向のサイズが広い収納家具11において、前記底板2、天板3又は中央連結材6は、前記第一実施例等で示した収納家具1に対して比較的丈長になるため、特に図示はしないが、連結材等を用いて長手方向を分離可能に連結してもよく、当該底板2、天板3又は中央連結材6を二分割、三分割等の多分割可能にすることにより、梱包及び運搬を容易とし作業効率を向上させることができる。
次に、第四実施例の収納家具1について説明する。本実施例の収納家具1は、基本的な構成において第一実施例に係るロッカー型の収納家具1と同様であり、以下にその差異とする構成について説明する。
図8は、収納家具1に扉101を取り付けた状態を示す外観斜視図である。本実施例における収納家具1には、収納スペースの前面に扉101が開閉可能に取り付けられている。なお、図示において、扉101は、観音開き状に一対形成され、その図中右側を破線で表示したが、左右の両扉101は、左右対称に形成されるため、実線で示した左側の扉101についてのみ説明する。当該扉101は、前記側板4、14及び背板5、15と同様に、上下に複数分離して形成されており、上扉部材101aと下扉部材101bを扉連結材102を介して分離可能に連結して形成されている。また、左側の上扉部材101a及び左側の下扉部材101bは、夫々その上下両端で左上側板部材41a及び左下側板部材42bの前面側端部に蝶番等の回転部材Aを介して回転自在に設けられており、当該収納家具1の収納スペースを左右から観音開き状に開閉可能に形成されている。なお、当該扉101も、分離解体した状態で運搬容易にするため、木製、合成樹脂製又は金属製で板状に形成されている。
このように、扉101を設けた収納家具1であっても、比較的丈長である扉101を分離解体可能とすることにより、他部材と同一梱包が可能となり、梱包及び運搬の効率性が向上する。なお、本実施例では観音開き状の扉101を設けたが、収納スペースの前面全体を覆う板状の扉101を左右どちらか一方の側板4の前面側端部に回転自在に取り付けた一枚扉101としてもよく、当該扉101も同様に扉連結材102により分離可能に連結されることにより、梱包及び運搬の効率性を向上させることができる。
図9は、前記各実施例における種々の中央連結材6を示す図である。前記各実施例においては、板状に形成された中央連結材6を用いて収納家具1を構築したが、図9(a)乃至(c)で例示するような中央連結材6を用いてもよい。例えば、図9(a)に示すように、当該中央連結材6は、板状の左右両側中央を切り欠いた正面視で「工」字状に形成され、左右上下の四つの端部を夫々取付領域として、右上側板取付部6a、右下側板取付部6b、左上側板取付部6c及び左下側板取付部6dに形成し、右上側板部材41a、右下側板部材41b、左上側板部材42a及び左下側板部材42bを側方からネジXにより取り付け固定するとともに、上辺及び下辺の上端面及び下端面の長手方向に設けた断面視凹状の溝部6e、6fにおいて、夫々上背板部材5a及び下背板部材5bを嵌合して固定することができる。また、特に図示はしないが、中央連結材6を正面視で「H」字状に形成し、その両側端で側板4を取り付け固定するとともに、「H」字状の左右の上端面及び下端面に夫々溝部を設けて上背板部材5a及び下背板部材5bを嵌合して取り付け固定することもできる。なお、当該中央連結材6のように、板状を切り欠いた空隙部を外部から被覆すべく化粧板等を用いてもよい。
また、図10に示すように、板状の中央部を切り欠いた正面視で「ロ」字状に形成された中央連結材6としてもよく、また、図11に示すように、正面視「ロ」字状で対角線上に「X」字状の筋かいを設けた中央連結材6としてもよい。このように形成した当該中央連結材6でも、左右の側端部を右上側板取付部6a、右下側板取付部6b、左上側板取付部6c及び左下側板取付部6dとして左右の側板4をネジXにより取り付け固定でき、また、上辺及び下辺の上端面及び下端面に長手方向に設けた溝部6e、6fにより上背板部材5a及び下側板部材5bを嵌合して固定することができる。
このように、前記中央連結材6は、その強度又は美観的な観点から前記第一乃至四実施例のように板状に形成するのが好ましいものの、その両側端の上方及び下方により前記右上側板部材41a、右下側板部材41b、左上側板部材42a及び左下側板部材42bを取り付け固定でき、かつ、その上下の端部により上背板部材5a及び下背板部材5bを取り付け固定できれば、その形状は何ら限られるものではない。また、このような中央連結材6の形状は、第二実施例又は第三実施例に係る書棚型の収納家具11の中央連結材16においても同様である。
また、前記側板4、14、背板5、15、仕切板20及び扉101は、前記実施例では上下に二分割して形成されていたが、前記収納家具1、11の高さに応じて、上下に三分割、四分割又は多分割して形成することも可能であり、各分割された部材間を夫々側板連結材8、中央連結材6、仕切板連結材21及び扉連結材102により連結可能で、分割箇所における各中央連結材6を核としてその上下左右の右上側板部材41a、右下側板部材41b、左上側板部材42a、左下側板部材42b、上背板部材5a及び下背板部材5bを前記各実施例の中央連結材6と同様に取り付け固定できればよい。このように、各部材を三分割以上でより小さく分割することにより、さらに梱包及び運搬を容易にすることも可能である。
さらに、上記第一乃至第四実施例に記載の収納家具1、11において、以下のように上記背板5、15を設けない収納家具1、11とすることも可能である。
具体的には、図12に示すように、図1で示した収納家具1から背板5を取り除いた状態のロッカー型の収納家具1としてもよい。この際、板状に形成された中央連結材6は(図2を参照。)、その右側端面の上方領域を右上側板取付部6aとして前記右上側板部材41aを取り付け、また、右側端面の下方領域を右下側板取付部6bとして右下側板部材41bを取り付けるとともに、中央連結材6の左側端面の上方領域を左上側板取付部6cとして前記左上側板部材42aを取り付け、また、左側端面の下方領域を左下側板取付部6dとして左下側板部材42bを取り付けて固定する。これら側板4の取り付けは、ネジXにより外側から側板4を介して中央連結材6まで貫通することにより固定して取り付けられるが、当該各側板4の固定はネジXによるものに限られず、着脱可能に固定できればどのようなものであってもよい。
このように、前記背板5を設けないロッカー型の収納家具1においても、中央連結材6を核として右上側板部材41a、右下側板部材41b、左上側板部材42a及び左下側板部材42bを取り付けて固定することにより十分な強度を確保することができるため、側板4を分離可能とする前記効果のほか、ロッカー型の収納家具1の収納スペースに十分にコート等の物品を収納することができる。
また、図13に示すように、図5で示した収納家具11から背板15を取り除いた状態の書棚型の収納家具11とすることも可能である。当該背板15を設けない収納家具11においても、前記中央連結材16を核として側板14を取り付けて固定することにより十分な強度を確保することができるため、側板14を分離可能とする前記効果のほか、書棚型の収納家具11の棚板19で区切られた収納スペースに十分に書物等を収納することができる。
また、図14に示すように、図6で示した仕切板20を備えた収納家具11から背板15を取り除いた状態の書棚型の収納家具11とすることも可能である。当該仕切板20を設けた収納家具11においても、中央連結材16を核として側板14を取り付けて固定することにより、かつ、前記仕切板20に形成された嵌合部20cに中央連結材16を嵌合して固定することにより(図7を参照。)、十分な強度を確保することができるため、側板14及び仕切板20を分離可能とする前記効果のほか、仕切られた書棚型の収納家具11の各収納スペースに十分に書物等を収納することができる。
さらに、特に図示はしないが、図8で示す扉101を取り付けたロッカー型の収納家具1においても、背板5を設けない収納家具1とすることも可能であり、前記図8で示す収納家具1と同様の効果を奏することができ、また、中央連結材6を核として十分な強度を確保することができる。
なお、このような背板5、15を取り除いた状態の収納家具1、11に係る中央連結材6においては、その上下端に背板5、15を取り付ける必要がないため、前記実施例のような溝部6e、6fを別段設けなくてもよく、また、板状に限られず、前記図9乃至図11に示すような種々の中央連結材6とすることも可能である。
また、このように背板5、15を設けない収納家具1、11は、強度の確保という観点から、左右一対の側板4、14の後方上端側又は後方下端側に、前記左右一対の側板4、14を橋架して固定するような補強材22を設けてもよく、また、収納家具1、11のデザイン性又は長丈物の収納等という観点、或いは、収納家具1、11の上部に高さ方向に上下するスライド式の棚部を追加する等という目的から、図15に示すように、天板3を設けずに収納家具1、11の上方を開口させ、当該天板3の代替として前記補強材22を設けることも可能である。また、図15に示す補強材22は、前記図13及び14で示す書棚型の収納家具11においても、天板13の代替として設けることが可能である。当該補強材22の取付けは、左右一対の側板4、14の間に取り付けて、両側方からネジXにより固定してもよく、或いは、左右一対の側板4、14の後方端に補強材22の高さ方向の長さに応じた切欠きを設け、当該切欠きに補強材22を嵌め込むととともに、後方からネジXにより固定してもよい。
さらに、前記各実施例において、前記中央連結材6、16は、左右一対の側板4、14の間に配置し、両側方からネジXにより固定したが、図16(a)及び(b)に示すように、中央連結材6、16の上端面及び下端面に溝部6e及び6fを設けて背板5、15を取り付けるかどうかにかかわらず、前記右上側板部材41aの後方側下端及び右下側板部材41bの後方側上端並びに左上側板部材42aの後方側下端及び右下側板部材42bの後方側上端を切り欠いて前記中央連結材を嵌合可能とする嵌合部43を形成し、当該嵌合部43に中央連結材6、16を嵌め込むとともに、後方からネジXにより固定して取り付けることもできる。これにより、中央連結材6、16の取付け位置の位置決めが容易となり、作業効率を向上させることができる。なお、図16では、右上側板部材41a及び右下側板部材41bに設けた嵌合部43のみを表示したが、左上側板部材42a及び左下側板部材42bにおいても左右対称に表れるため、図示は省略する。
また、図17に示すように、前記右上側板部材41aの後方側下端及び右下側板部材41bの後方側上端並びに左上側板部材42aの後方側下端及び右下側板部材42bの後方側上端の厚み方向内側のみを切り欠いて前記中央連結材6、16を嵌合可能とする嵌合部43を形成すれば、当該嵌合部43に嵌め込んだ中央連結材6、16をネジXにより側方からでも後方からでもどちらからでも固定することができる。なお、図中では、背板5、15の取付け用として溝部6eを設けたが、背板を設けない前記実施例においても同様に中央連結材6、16を固定することができ、また、右上側板部材41a及び右下側板部材41bに設けた嵌合部43のみを表示したが、左上側板部材42a及び左下側板部材42bにおいても左右対称に表れるため、図示は省略する。
上記実施例では、本発明に係る収納家具1、11をロッカー型又は書棚型としたが、その他箱型の収納家具1、11であれば前記構成とすることにより梱包及び運搬を容易とし、その効率性を向上させることができるとともに、収納家具1、11の収納スペース全体を有効に利用することができる。また、中央連結材6が核となって側板4及び背板5を固定することができるため、収納家具1、11の強度も確保することができる。
1、11 収納家具
2、12 底板
3、13 天板
4、14 側板
41a 右上側板部材
41b 右下側板部材
42a 左上側板部材
42b 左下側板部材
43 嵌合部
5、15 背板
5a 上背板部材
5b 下背板部材
6、16 中央連結材
6a 右上側板取付部
6b 右下側板取付部
6c 左上側板取付部
6d 左下側板取付部
6e、6f 溝部
7、17 幕板
8、18 側板連結材
9 中板
19 棚板
20 仕切板
20a 上仕切板部材
20b 下仕切板部材
20c 嵌合部
21 仕切板連結材
22 補強材
W 回転部材
X ネジ
Y 吊り棒
Z ダボ穴

Claims (8)

  1. 底板、天板、左右一対の側板及び背板を備え、前面が開口して形成された収納家具であって、
    前記左右一対の側板は、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された右上側板部材及び右下側板部材と、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された左上側板部材及び左下側板部材とからなり、
    前記背板は、中央連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上背板部材及び下背板部材とからなり、
    前記中央連結材は、前記背板の幅方向と略同じ長さの幅で形成され、当該中央連結材の右側端上方の領域に前記右上側板部材を取り付ける右上側板取付部と、右側端下方の領域に前記右下側板部材を取り付ける右下側板取付部と、左側端上方の領域に前記左上側板部材を取り付ける左上側板取付部と、左側端下方の領域に前記左下側板部材を取り付ける左下側板取付部とを備え、かつ、当該中央連結材の上端側に前記上背板部材を取り付ける上背板取付部と、下端側に前記下背板部材を取り付ける下背板取付部とを備えてなることを特徴とする収納家具。
  2. 前記中央連結材は、前記背板の幅方向と略同じ長さの幅を有する板状に形成されてなり、
    当該板状の右側端面の上方領域を右上側板取付部とし、右側端面の下方領域を右下方側板取付部とし、左側端面の上方領域を左上側板取付部とし、左側端面の下方領域を左下側板取付部として、左右両側方から前記各側板部材を取り付けて固定されてなるとともに、
    前記板状の上端面及び下端面には長手方向に断面視凹状に切り欠かれた溝部が上背板取付部及び下背板取付部として形成されており、当該上背板取付部及び下背板取付部の溝部に上背板部材及び下背板部材を嵌合して固定されてなることを特徴とする請求項1に記載の収納家具。
  3. 前記収納家具において、底板、天板、左右一対の側板及び背板に囲まれた空間を高さ方向に仕切る仕切板を設けるとともに、
    当該仕切板は、仕切板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上仕切板部材及び下仕切板部材とからなり、
    当該上仕切板部材の背板側下端及び下仕切板部材の背板側上端を切り欠いて前記中央連結材を嵌合可能とする嵌合部を形成し、当該嵌合部に中央連結材が嵌合して固定されてなることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の収納家具。
  4. 前記開口した前面に、前記左右の一方又は両方の側板の前面側端部に回転可能に軸支された扉が設けられ、
    当該扉は、扉連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上扉部材及び下扉部材とからなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の収納家具。
  5. 底板、天板及び左右一対の側板を備え、前面及び後面が開口して形成された収納家具であって、
    前記左右一対の側板は、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された右上側板部材及び右下側板部材と、側板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された左上側板部材及び左下側板部材とからなり、
    右側端上方の領域に前記右上側板部材を取り付ける右上側板取付部と、右側端下方の領域に前記右下側板部材を取り付ける右下側板取付部と、左側端上方の領域に前記左上側板部材を取り付ける左上側板取付部と、左側端下方の領域に前記左下側板部材を取り付ける左下側板取付部とを備え、前記左右一対の側板間の幅方向と略同じ長さの幅で形成された中央連結材に、夫々前記各側板部材を取り付けて固定されてなることを特徴とする収納家具。
  6. 前記中央連結材は、前記左右一対の側板間の幅方向と略同じ長さの幅を有する板状に形成されてなり、
    当該板状の右側端面の上方領域を右上側板取付部とし、右側端面の下方領域を右下方側板取付部とし、左側端面の上方領域を左上側板取付部とし、左側端面の下方領域を左下側板取付部として、左右両側方から前記各側板部材を取り付けて固定されてなることを特徴とする請求項5に記載の収納家具。
  7. 前記収納家具において、底板、天板及び左右一対の側板に囲まれた空間を高さ方向に仕切る仕切板を設けるとともに、
    当該仕切板は、仕切板連結材を介して高さ方向を分離可能に連結された上仕切板部材及び下仕切板部材とからなり、
    当該上仕切板部材の後方側下端及び下仕切板部材の後方側上端を切り欠いて前記中央連結材を嵌合可能とする嵌合部を形成し、当該嵌合部に中央連結材が嵌合して固定されてなることを特徴とする請求項5又は6のいずれかに記載の収納家具。
  8. 前記右上側板部材の後方側下端及び右下側板部材の後方側上端並びに左上側板部材の後方側下端及び右下側板部材の後方側上端を切り欠いて前記中央連結材を嵌合可能とする嵌合部を形成し、当該嵌合部に中央連結材が嵌合して夫々右上側板取付部、右下側板取付部、左上側板取付部及び左下側板取付部に固定されてなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の収納家具。
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