JP2017195031A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】過充電を精度よく防止できる蓄電素子を提供する。【解決手段】ケース3の内部に配置される受圧部7を有し、受圧部7が所定値以上の圧力を受けたときに外部端子と電極体とを繋ぐ導通経路を遮断する電流遮断機構7を備え、外部端子4が配置された壁部32の外面が上を向く第一姿勢及び壁部32の外面が水平方向を向く第二姿勢において、ケース3の内部に溜まっている電解液が活物質層と接すると共に、受圧部7が溜まっている電解液より上方に位置する蓄電素子。【選択図】図11

Description

本発明は、外部端子と電極体との間を繋ぐ導通経路を遮断する電流遮断機構を備えた蓄電素子に関する。
従来から、過充電等によって電池内圧が上昇したときに電流を遮断する電流遮断機構を備えた電池が知られている(特許文献1参照)。この電池の具体的構成は、以下の通りである。
前記電池では、外装缶内に、渦巻電極体が収容されており、封口板により外装缶の開口が封口されている。また、封口板から電池の外方に突出した外部正極端子と外部負極端子とを備えている。電極体の一方端面から突出した正極集電板群には、集電タブ部材が接続されている。この正極集電板群は、電極体の一方端面から突出した複数の正極集電板を束ねたものである。図14に示すように、外部正極端子101は、ガスケット102、絶縁部材104および封口体リード105を封口板103に嵌め付けている。外部正極端子101と封口体リード105は、電気的に接続されている。封口体リード105とダイアフラム106は、接続部分の気密を保つように接続されており、これによりダイアフラム106と外部正極端子101とが電気的に接続されている。ダイアフラム106の電池内側面の中央部分には、金属薄膜108の中央部分が電気的に接続されている。また、金属薄膜108の周辺部分は、ダイアフラム106の下方に位置する集電タブ部材109に設けられた貫通穴109cを覆うように取り付けられている。また、外部正極端子101には、圧力逃がし穴101aが形成されている。
以上の電池では、電池内圧が通常時には、集電タブ部材109から金属薄膜108を経由してダイアフラム106に電流が流れる。一方、電池100の過充電等によって電池内圧が上昇したときには、図15に示すように、ダイアフラム106の中央部分が電池外方側に浮き上がり、これに接続された金属薄膜108が引きちぎられるように破断して、集電タブ部材109からダイアフラム106への電流が遮断される。これにより、電池100の過充電時のそれ以上の充電が阻止される。
近年、多くの充放電が繰り返される電池の使用状況から、渦巻電極体が保持できる量以上の電解液が外装缶内に注液されている。この場合、電解液は、渦巻電極体の一部が漬かった状態で外装缶の底に溜まっている。この状態で、例えば、図16に示すように、外部正極端子101と外部負極端子110とが突出した封口板103の面を横に向けた姿勢で電池100が配置されると、電池内圧が加わるダイアフラム106(受圧部)が外装缶111内に溜まっている電解液(余剰電解液)に漬かった状態となる。
電解液等の液体は、気体より粘性が高く且つ非圧縮性である。このため、例えば、電池100の充電時に過充電によって電池内圧が上昇したときに、ダイアフラム106が余剰電解液に漬かっていると、気体中にある場合よりも変位量が僅かとなるため、電流遮断機構112が有効に機能しない、又は、気体中にあるときより内圧が高くなるまで電流を遮断しない場合がある。しかも、電池100において、渦巻電極体113が電解液に漬かった状態で過充電(電位が通常使用範囲を超えた状態)となったときにガスが発生し易いため、電池内圧が設定値になったときに精度よく電流が遮断されないと、電池内圧が前記設定値(電流遮断機構112のダイアフラム(受圧部)106が気体中に有る場合に電流が遮断される値)を大きく超える場合がある。
特許第5084205号公報
そこで、本実施形態は、過充電を精度よく防止できる蓄電素子を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電素子は、
電解液と、
活物質層を含む電極を有する電極体と、
前記電解液及び前記電極体を内部に収容するケースと、
前記ケースにおいて平面状に広がる壁部の外面に配置される外部端子と、
前記ケースの内部に配置される受圧部を有し、該受圧部が所定値以上の圧力を受けたときに前記外部端子と前記電極体とを繋ぐ導通経路を遮断する電流遮断機構と、を備え、
前記壁部の外面が上を向く第一姿勢及び前記壁部の外面が水平方向を向く第二姿勢において、前記ケースの内部に溜まっている電解液が前記活物質層と接すると共に、前記受圧部が前記溜まっている電解液より上方に位置する。
かかる構成によれば、ケースが第一姿勢及び第二姿勢となるように蓄電素子が配置されていれば、活物質層が、電極体に保持されずにケース内に溜まっている電解液(余剰電解液)と接していても受圧部がケースの内部に溜まっている電解液より上方に位置するため、過充電時、即ち、ケースの内部圧力が設定値となったときに電流遮断機構が精度よく作動し、これにより、蓄電素子の過充電を精度よく防止することができる。
前記蓄電素子では、
過充電状態の前記電極体の前記活物質層と接することでガスを発生させる過充電防止剤であって前記電解液に添加される過充電防止剤を備えてもよい。
かかる構成によれば、ケースの内部において過充電時により多くのガスが発生することで、過充電時にケースの内部圧力が十分に上昇するため、電流遮断機構がより精度よく作動し、これにより、蓄電素子の過充電をより精度よく防止することができる。尚、本願において、過充電状態とは、蓄電素子の電位が通常使用の範囲を超えた状態である。
また、前記蓄電素子では、
前記活物質層は、正極活物質層と、負極活物質層とを有し、
前記電極体は、前記正極活物質層を含む正極と、前記負極活物質層を含む負極とを有し、
一対の前記外部端子は、前記正極と導通する正極外部端子と、前記負極と導通する負極外部端子とを有し、
前記ケースが前記第一姿勢及び前記第二姿勢のときに、前記ケースの内部に溜まっている電解液は、前記正極活物質層と接してもよい。
蓄電素子において、正極活物質層が電解液に接している状態で過充電となったときの方が、負極活物質層が電解液に接している状態で過充電となったときより、多量のガスが発生する。このため、上記構成によれば、第一姿勢及び第二姿勢において負極活物質層が電解液と接する場合に比べ、ケースの内部において、過充電時により多くのガスが発生する。これにより、電流遮断機構が過充電時により精度よく作動し、その結果、蓄電素子の過充電をより精度よく防止することができる。
この場合、
前記電流遮断機構は、前記正極外部端子と、前記電極体の前記正極との間を繋ぐ導通経路を遮断することが好ましい。
過充電時に電極体の正極側でガスが発生し易いため、正極に近い位置(正極外部端子と電極体の正極との間を繋ぐ導通経路)に電流遮断機構が配置されることで、過充電(詳しくは、過充電時に発生したガスによる内部圧力の上昇)に対する応答性がよくなり、その結果、蓄電素子の過充電をより精度よく防止することができる。
また、本実施形態の蓄電素子は、
電解液と、
活物質層を含む電極を有する電極体と、
前記電解液及び前記電極体を内部に収容するケースと、
前記ケースにおいて平面状に広がる壁部の外面に配置される外部端子と、
前記ケースの内部に配置される受圧部を有し、該受圧部が所定値以上の圧力を受けたときに前記外部端子と前記電極体とを繋ぐ導通経路を遮断する電流遮断機構と、を備え、
前記壁部の外面が上を向く第一姿勢、前記壁部の外面が水平方向を向く第二姿勢、及び、前記壁部の外面が前記第一姿勢において向く方向から前記第二姿勢において向く方向までの間の各方向を向く第三姿勢のいずれの姿勢においても、前記ケースの内部に溜まっている電解液が前記活物質層と接すると共に、前記受圧部が前記溜まっている電解液より上方に位置する。
ケースが第一姿勢、第二姿勢及び第三姿勢となるように蓄電素子が配置されていれば、活物質層が、電極体に保持されずにケースの内部に溜まっている電解液(余剰電解液)と接していても受圧部がケースの内部に溜まっている電解液より上方に位置するため、電流遮断機構が過充電時に精度よく作動し、これにより、蓄電素子の過充電を精度よく防止することができる。
以上より、本実施形態によれば、過充電を精度よく防止する蓄電素子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る蓄電素子の斜視図である。 図2は、前記蓄電素子の分解斜視図である。 図3は、図1のIII−III位置の断面図である。 図4は、前記蓄電素子の電極体を説明するための図である。 図5は、図3における負極外部端子の周辺の拡大図である。 図6は、図3における正極外部端子の周辺の拡大図である。 図7は、図3における正極外部端子の周辺の拡大図である。 図8は、前記正極外部端子の周辺の分解斜視図である。 図9は、ケースへの組み付け前の状態の外部端子の断面図である。 図10は、前記蓄電素子の第一姿勢を示す模式図である。 図11は、前記蓄電素子の第二姿勢の一例を示す模式図である。 図12は、前記蓄電素子の第三姿勢の一例を示す模式図である。 図13は、前記蓄電素子を含む蓄電装置の斜視図である。 図14は、従来の電池における電流遮断機構を説明するための拡大断面図である。 図15は、従来の電池における電流遮断機構を説明するための拡大断面図である。 図16は、従来の電池における電流遮断機構と電解液の液面との関係を示す模式図である。
以下、本発明に係る蓄電素子の一実施形態について、図1〜図12を参照しつつ説明する。蓄電素子には、二次電池、キャパシタ等がある。本実施形態では、蓄電素子の一例として、充放電可能な二次電池について説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
本実施形態の蓄電素子は、非水電解質二次電池である。より詳しくは、蓄電素子は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。この種の蓄電素子は、電気エネルギーを供給する。蓄電素子は、単一又は複数で使用される。具体的に、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧が小さいときには、単一で使用される。一方、蓄電素子は、要求される出力及び要求される電圧の少なくとも一方が大きいときには、他の蓄電素子と組み合わされて蓄電装置に用いられる。前記蓄電装置では、該蓄電装置に用いられる蓄電素子が電気エネルギーを供給する。
蓄電素子は、図1〜図4、及び図10に示すように、電解液と、活物質層232、242を含む電極23、24を有する電極体2と、電解液及び電極体2を内部に収容するケース3と、ケース3において平面状に広がる壁部32の外面に配置される外部端子4と、ケース3の内部圧力が所定値以上となったときに電極体2と外部端子4とを繋ぐ導通経路を遮断する電流遮断機構7と、を備える。また、蓄電素子1は、電極体2と外部端子4とを導通させる集電体5と、電極体2とケース3との間を絶縁する絶縁部材6と、を備える。本実施形態の蓄電素子1は、ケース3と外部端子4とを絶縁する絶縁部材9も備える。本実施形態の蓄電素子1では、活物質層は、正極活物質層232と負極活物質層242とを有し、電極は、正極23と負極24とを有する。
電極体2は、巻芯21と、正極23と負極24とが互いに絶縁された状態で積層された積層体22であって、巻芯21の周囲に巻回された積層体22と、を備える(図3及び図4参照)。電極体2においてリチウムイオンが正極23と負極24との間を移動することにより、蓄電素子1が充放電する。
巻芯21は、通常、絶縁材料によって形成される。本実施形態の巻芯21は、筒状、より詳しくは、偏平な筒状である。この巻芯21は、可撓性又は熱可塑性を有するシートを巻回することによって形成される。本実施形態の前記シートは、合成樹脂によって形成されている。
正極23は、帯状の金属箔231と、金属箔231に重ねられる正極活物質層232と、を有する。この正極活物質層232は、金属箔231における幅方向(短手方向)の一方の端縁部(非被覆部)を露出させた状態で、該金属箔231に重ねられている。本実施形態の金属箔231は、例えば、アルミニウム箔である。
正極活物質層232は、正極活物質と、バインダーと、を有する。
前記正極活物質は、例えば、リチウム金属酸化物である。具体的に、正極活物質は、例えば、LiMe(Meは、1又は2以上の遷移金属を表す)によって表される複合酸化物(LiCo、LiNi、LiMn、LiNiCoMn等)、LiMe(XO(Meは、1又は2以上の遷移金属を表し、Xは例えばP、Si、B、Vを表す)によって表されるポリアニオン化合物(LiFePO、LiMnPO、LiMnSiO、LiCoPOF等)である。本実施形態の正極活物質は、LiNi1/3Co1/3Mn1/3である。
正極活物質層232に用いられるバインダーは、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレンとビニルアルコールとの共重合体、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、スチレンブタジエンゴム(SBR)である。本実施形態のバインダーは、ポリフッ化ビニリデンである。
正極活物質層232は、ケッチェンブラック(登録商標)、アセチレンブラック、黒鉛等の導電助剤をさらに有してもよい。本実施形態の正極活物質層232は、導電助剤としてアセチレンブラックを有する。
負極24は、帯状の金属箔241と、金属箔241に重ねられる負極活物質層242と、を有する。この負極活物質層242は、金属箔241における幅方向(短手方向)の他方(正極23の金属箔231の非被覆部と反対側)の端縁部(非被覆部)を露出させた状態で、該金属箔241に重ねられている。本実施形態の金属箔241は、例えば、銅箔である。本実施形態の負極活物質層242の幅方向の寸法は、正極活物質層232の幅方向の寸法より大きい。
負極活物質層242は、負極活物質と、バインダーと、を有する。
前記負極活物質は、例えば、グラファイト、難黒鉛化炭素、及び易黒鉛化炭素などの炭素材、又は、ケイ素(Si)及び錫(Sn)などのリチウムイオンと合金化反応を生じる材料である。本実施形態の負極活物質は、難黒鉛化炭素である。
負極活物質層242に用いられるバインダーは、正極活物質層232に用いられたバインダーと同様のものである。本実施形態のバインダーは、ポリフッ化ビニリデンである。
負極活物質層242は、ケッチェンブラック(登録商標)、アセチレンブラック、黒鉛等の導電助剤をさらに有してもよい。本実施形態の負極活物質層242は、導電助剤を有していない。
本実施形態の電極体2では、以上のように構成される正極23と負極24とがセパレータ25によって絶縁された状態で巻回される。即ち、本実施形態の電極体2では、正極23、負極24、及びセパレータ25の積層体22が巻回されている。
セパレータ25は、絶縁性を有する部材であり、正極23と負極24との間に配置される。これにより、電極体2(詳しくは、積層体22)において、正極23と負極24とが互いに絶縁される。また、セパレータ25は、ケース3内において、電解液を保持する。これにより、蓄電素子1の充放電時において、セパレータ25を挟んで交互に積層される正極23と負極24との間を、リチウムイオンが移動可能となる。
このセパレータ25は、帯状であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース、ポリアミドなどの多穴質膜によって構成される。本実施形態のセパレータ25は、SiO粒子、Al粒子、ベーマイト(アルミナ水和物)等の無機粒子を含んだ無機層を、多穴質膜によって形成された基材の上に設けることで形成されている。本実施形態のセパレータ25の基材は、例えば、ポリエチレンによって形成される。
セパレータ25の幅方向(短手方向)の寸法は、負極活物質層242の幅より大きい。セパレータ25は、正極活物質層232と負極活物質層242とが厚さ方向に重なるように幅方向に位置ずれした状態で重ね合わされた正極23と負極24との間に配置される。このとき、正極23の非被覆部(金属箔231が露出した部位)と、負極24の非被覆部(金属箔241が露出した部位)とは重なっていない。即ち、正極23の非被覆部が、正極23と負極24との重なる領域から幅方向(積層方向と直交する方向)に突出し、且つ、負極24の非被覆部が、正極23と負極24との重なる領域から幅方向(正極23の非被覆部の突出方向と反対の方向)に突出する。このような状態で積層された正極23、負極24、及びセパレータ25(即ち、積層体22)が巻回されることによって、電極体2が形成される。また、本実施形態の電極体2では、正極23の非被覆部又は負極24の非被覆部のみが積層された部位によって、電極体2における非被覆積層部26が構成される。
非被覆積層部26は、電極体2における集電体5と導通される部位である。本実施形態の非被覆積層部26は、巻回された正極23、負極24、及びセパレータ25の巻回中心軸方向から見て、中空部27(図2及び図4参照)を挟んで二つの部位(二分された非被覆積層部)261に区分けされる。
以上のように構成される非被覆積層部26は、電極体2の各極に設けられる。即ち、正極23の非被覆部のみが積層された非被覆積層部26が電極体2における正極の非被覆積層部を構成し、負極24の非被覆部のみが積層された非被覆積層部26が電極体2における負極の非被覆積層部を構成する。
ケース3は、開口を有するケース本体31と、ケース本体31の開口を塞ぐ(閉じる)蓋板32と、を有する。本実施形態のケース3では、外部端子4が配置されている平面状に広がる壁部は、蓋板32である。ケース3は、電極体2、集電体5、及び電流遮断機構7等と共に、電解液を内部空間33(図3及び図10参照)に収容する。このため、ケース3は、電解液に耐性を有する金属によって形成される。本実施形態のケース3は、例えば、アルミニウム、又は、アルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料によって形成されている。
ケース3は、図1〜図3に示すように、ケース本体31の開口周縁部34と、蓋板32の周縁部とを重ね合わせた状態で接合することによって形成される。また、ケース3では、ケース本体31と蓋板32とによって内部空間33が画定されている。本実施形態のケース3では、ケース本体31の開口周縁部34と蓋板32の周縁部とが溶接によって接合されている。
ケース本体31は、板状の閉塞部311と、閉塞部311の周縁に接続される筒状の胴部312と、を備える。
閉塞部311は、ケース本体31が開口を上に向けた姿勢で配置されたときにケース本体31の下端に位置する(即ち、前記開口が上を向いたときのケース本体31の底壁となる)部位である。閉塞部311は、該閉塞部311の法線方向から見て、矩形状である。
以下では、閉塞部311の長辺方向をX軸方向とし、閉塞部311の短辺方向をY軸方向とし、閉塞部311の法線方向をZ軸方向とする。これに伴い、各図面に、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のそれぞれに対応する直交座標軸を補助的に図示する。
胴部312は、角筒形状、より詳しくは、偏平な角筒形状を有する。胴部312は、閉塞部311の周縁における長辺から延びる一対の長壁部313と、閉塞部311の周縁における短辺から延びる一対の短壁部314と、を有する。即ち、一対の長壁部313は、Y軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における短辺に相当する間隔)を空けて対向し、一対の短壁部314は、X軸方向に間隔(詳しくは、閉塞部311の周縁における長辺に相当する間隔)を空けて対向する。短壁部314が一対の長壁部313の対応する端部同士(詳しくは、Y軸方向に対向する端部同士)をそれぞれ接続することによって、角筒状の胴部312が形成される。
以上のように、ケース本体31は、開口方向(Z軸方向)における一方の端部が塞がれた角筒形状(即ち、有底角筒形状)を有する。
蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐ板状の部材である。具体的に、蓋板32は、Z軸方向から見て、ケース本体31の開口周縁部34に対応した輪郭形状を有する。即ち、蓋板32は、Z軸方向から見て、X軸方向に長い矩形状の板材である。この蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐように該ケース本体31に当接する。より具体的には、蓋板32が開口を塞ぐように、蓋板32の周縁部がケース本体31の開口周縁部34に重ねられる。開口周縁部34と蓋板32とが重ねられた状態で、蓋板32とケース本体31との境界部が溶接される。これにより、ケース3が構成される。
蓋板32は、ケース3内のガスを外部に排出可能なガス排出弁321を有する。ガス排出弁321は、ケース3の内部圧力が所定の圧力(ケース3の破裂等が起こらない所定の値:第一の閾値)まで上昇したときに、該ケース3内から外部にガスを排出する。本実施形態のガス排出弁321は、X軸方向における蓋板32の中央部に設けられる。
具体的に、ガス排出弁321は、破断溝が形成された薄肉部を有する。ガス排出弁321は、ケース3の内部圧力(ガス圧)が第一の閾値以上になったときに薄肉部が破断溝から裂けることによって、ケース3の内部(内部空間33)と外部(外部空間)とを連通させる。これにより、ガス排出弁321は、ケース3の内部のガスを外部へ排出する。このようにして、ガス排出弁321は、上昇したケース3の内部圧力を下げる。
蓋板32には、ケース3の内部と外部とを連通させる一対の貫通穴322が設けられる。一対の貫通穴322のそれぞれは、ケース3の内部に収容された電極体2と、少なくとも一部がケース3の外部に配置された外部端子4とを導通させるのに用いられる。具体的に、一対の貫通穴322のそれぞれは、蓋板32をZ軸方向(厚さ方向)に貫通する。この一対の貫通穴322のそれぞれは、X軸方向における蓋板32の両端部に設けられる。即ち、一対の貫通穴322は、蓋板32においてX軸方向に間隔を空けて設けられる。貫通穴322には、外部端子4の軸部42が挿通される(図2及び図3参照)。
外部端子4は、他の蓄電素子の外部端子又は外部機器等と電気的に接続される部位である。本実施形態の蓄電素子1は、一対の外部端子4を備える。一方の外部端子4は、電極体2の正極23と導通される正極外部端子4Aであり、他方の外部端子4は、電極体2の負極24と導通される負極外部端子4Bである。外部端子4は、導電性を有し且つ溶接性の高い金属材料によって形成される。例えば、正極外部端子4Aは、アルミニウム又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料によって形成され、負極外部端子4Bは、銅又は銅合金等の銅系金属材料によって形成される。
具体的に、外部端子4は、図2、図3、図5〜図9に示すように、蓋板32の外面に配置される頭部41と、頭部41から延びる軸部42と、を有する。
頭部41は、蓋板32に沿って広がる板状の部位である。本実施形態の頭部41は、矩形の板状である。
軸部42は、頭部41の蓋板32側の面から蓋板32の貫通穴322を通じてケース3の内側に向けて延びる。軸部42は、蓋板32に組み付けられる前は、軸部42の先端から基部(頭部41側)に向かって延びる非貫通状態の穴421を画定する筒状の部位であり(図9参照)、蓋板32に組み付けられた後は、先端側の部位がかしめによって軸部42の径方向の外側に押し広げられて鍔状(大径部423)になっている(図5及び図6参照)。即ち、組み付け後の軸部42は、先端部に大径部423を含む。本実施形態の蓄電素子1では、頭部41と大径部423とが、絶縁部材9(本実施形態の例では、内部絶縁部材91及び外部絶縁部材92)を蓋板32とともにZ軸方向に挟み込むことで、これら各部材91、92が蓋板32に固定される。尚、正極外部端子4Aでは、頭部41と大径部423とが、絶縁部材9(内部絶縁部材91及び外部絶縁部材92)に加え電流遮断機構7の一部も蓋板32とともにZ軸方向に挟み込むため、電流遮断機構7も蓋板32に固定されている(図6及び図7参照)。また、正極外部端子4Aは、非貫通状態の穴421と外部とを連通させる接続穴422も有する。この接続穴422の具体的な配置位置は限定されず、バスバ等が外部端子4に溶接等によって接続された状態で非貫通状態の穴421と外部とが連通する配置であればよい。
絶縁部材9は、複数の絶縁部材を含む。本実施形態の例では、絶縁部材9は、ケース3の内部に配置される内部絶縁部材91と、ケース3の外部に配置される外部絶縁部材92と、を含む。
内部絶縁部材91は、絶縁性を有し、蓋板32と、集電体5又は電流遮断機構7とを絶縁する。この内部絶縁部材91は、正極外部端子4A側では、ケース3の内部において蓋板32と電流遮断機構7との間に配置され、負極外部端子4B側では、ケース3の内部において蓋板32と集電体5との間に配置される。本実施形態の内部絶縁部材91は、絶縁性を有する樹脂によって形成されている。
具体的に、内部絶縁部材91は、板状の部材である。本実施形態の内部絶縁部材91は、蓋板32の内面に沿って広がり且つX軸方向に長い矩形板状の基部911と、基部911の周縁からケース3の内側(蓋板32と反対側)に向けて突出すると共に前記周縁に沿って延びる周壁部912と、を有する。この内部絶縁部材91では、基部911と周壁部912とによって、集電体5の一部又は電流遮断機構7の一部が嵌り込む凹部913が形成されている。基部911は、蓋板32の貫通穴322とZ軸方向に重なる位置に、外部端子4の軸部42が挿通される穴914を有する。
外部絶縁部材92は、絶縁性を有し、蓋板32と、外部端子4とを絶縁する。この外部絶縁部材92は、蓋板32と外部端子4との間に配置される。また、外部絶縁部材92は、蓋板32と外部端子4との間を封止(密閉)する。即ち、外部絶縁部材92は、絶縁性と封止性とを有する。本実施形態の外部絶縁部材92は、絶縁性を有する樹脂によって形成されている。
具体的に、外部絶縁部材92は、蓋板32の外面に沿って広がる基部921と、基部921の周縁からケース3の外側(蓋板32と反対側)に向けて突出すると共に前記周縁に沿って延びる周壁部922と、基部921における周壁部922と反対側に接続される環状凸部923と、を有する。この外部絶縁部材92では、基部921と周壁部922とによって、外部端子4の頭部41が嵌り込む凹部924が形成されている。
環状凸部923は、基部921から蓋板32の貫通穴322内に延びる筒状の部位である。環状凸部923の内周面と基部921の穴914を画定する内周面とは連接する。環状凸部923は、蓋板32の貫通穴322に挿通される軸部42と、蓋板32の貫通穴322を画定する内周面との間に隙間なく嵌り込む。これにより、環状凸部923は、軸部42と蓋板32の貫通穴322を画定する内周面との間を絶縁する。また、環状凸部923は、軸部42と蓋板32の貫通穴322を画定する内周面との間を封止する。
電流遮断機構7は、図6〜図8に示すように、ケース3の内部に配置されるダイアフラム(受圧部)71を有し、ダイアフラム71が所定値以上の圧力を受けたときに外部端子4と電極体2とを繋ぐ導通経路を遮断する。本実施形態の電流遮断機構7は、正極外部端子4Aと電極体2の正極23とを繋ぐ導通経路を遮断する。
具体的に、電流遮断機構7は、ダイアフラム71と、ダイアフラム71と正極外部端子4Aとを導通させる遮断機構導通部72と、遮断機構導通部72と集電体5との間に配置されて遮断機構導通部72と集電体5との間を絶縁する遮断機構絶縁部73と、を有する。
遮断機構導通部72は、金属等の導電性を有する部材によって形成されている。この遮断機構導通部72は、蓋板32に沿って広がる板状の第一基部721と、第一基部721の周縁から立ち上がる第一周壁部722と、第一周壁部722における第一基部721と反対側の端部から第一基部721と略平行に延びる第一フランジ部723と、を有する。本実施形態の第一基部721は、矩形板状であり、蓋板32の貫通穴322と重なる位置に貫通穴724を有する。この第一基部721の貫通穴724の周縁部が、蓋板32と絶縁部材9(内部絶縁部材91及び外部絶縁部材92)と共に、正極外部端子4Aの頭部41と大径部423とによってZ軸方向に挟み込まれることで、遮断機構導通部72と正極外部端子4Aとが導通する。
遮断機構絶縁部73は、樹脂等の絶縁性を有する部材によって構成されている。この遮断機構絶縁部73は、第一基部721と略平行に広がる板状の第二基部731と、第二基部731の周縁から立ち上がる第二周壁部732と、第二周壁部732における第二基部731と反対側の端部から第二基部731と略平行に延びる第二フランジ部733と、を有する。第二基部731は、第一基部721と対応する矩形板状である。この第二基部731は、中央に第一貫通穴7311を有すると共に、第一貫通穴7311の周囲に一つ以上(本実施形態の例では複数)の第二貫通穴7312を有する。第二基部731の第一貫通穴7311には、集電体5の一部が挿入されている。また、第二フランジ部733は、第一フランジ部723との間にダイアフラム71の周縁部を挟み込んだ状態で、第一フランジ部723と重なっている。このとき、第一フランジ部723とダイアフラム71の周縁部とは、気密状態で密着(密接)し、且つ、第二フランジ部733とダイアフラム71の周縁部とは、気密状態で密着(密接)している。
ダイアフラム71は、金属製の薄板状の部材であり、周縁部を第一フランジ部723と第二フランジ部733とによって挟み込まれている。これにより、遮断機構導通部72とダイアフラム71とによって囲まれた空間(外部側空間711)と、遮断機構絶縁部73とダイアフラム71とによって囲まれた空間(内部側空間712)とが、ダイアフラム71によって隔てられる。このとき、外部側空間711は、正極外部端子4Aの非貫通状態の穴421と接続穴422とを通じて外部(蓄電素子1の外部)と連通し、内部側空間712は、第一貫通穴7311及び第二貫通穴7312を通じてケース3の内部空間33と連通している。
薄板状のダイアフラム71は、遮断機構絶縁部73に向けて膨出しており、最も膨出している中央部713は、遮断機構絶縁部73の第一貫通穴7311に挿入されている集電体5の部位(一部)と接触している(図6参照)。これにより、ダイアフラム71は、集電体5と遮断機構導通部72とを導通させる。即ち、集電体5からダイアフラム71と遮断機構導通部72とを経て正極外部端子4Aに繋がる導通経路が形成されている。
このダイアフラム71は、ケース3の内部圧力を第一貫通穴7311及び第二貫通穴7312を通じて受圧する。そして、ダイアフラム71は、ケース3の内部圧力が第二の閾値(ガス排出弁321の作動圧である第一の閾値より低い値)以上になったときに、図7に示すように、中央部713が集電体5から離間して遮断機構導通部72に向けて膨出した状態となる。これにより、集電体5と正極外部端子4Aとを繋ぐ導通経路(即ち、正極外部端子4Aと電極体2の正極23とを繋ぐ導通経路)が遮断される。
集電体5は、ケース3内に配置され、電極体2と導通可能に直接又は間接に接続される。本実施形態の集電体5は、図2及び図3に示すように、クリップ部材50を介して電極体2と導通可能に接続される。即ち、蓄電素子1は、電極体2と集電体5とを導通可能に接続するクリップ部材50を備える。このクリップ部材50は、電極体2の非被覆積層部26(詳しくは、二分された非被覆積層部261)において積層された正極23又は負極24を束ねるように挟む。これにより、クリップ部材50は、非被覆積層部26において積層される正極23同士、又は負極24同士を導通させる。本実施形態のクリップ部材50は、板状の金属材料をX−Y面(X軸とY軸とを含む面)に沿った断面がU字状となるように曲げ加工することによって形成される。本実施形態では、電極体2の正極23の非被覆積層部26に二つのクリップ部材50が配置されると共に、負極24の非被覆積層部26に二つのクリップ部材50が配置される。
集電体5は、導電性を有する部材によって構成され、ケース3の内面に沿って配置される。本実施形態の集電体5は、外部端子4とクリップ部材50とを導通させる。具体的に、集電体5は、図5〜図8にも示すように、外部端子4と直接又は電流遮断機構7を介して間接に導通可能に接続される第一接続部51と、電極体2と通電可能に接続される第二接続部52と、第一接続部51と第二接続部52とを接続する屈曲部53と、を有する。集電体5では、屈曲部53がケース3内の蓋板32と短壁部314との境界近傍に配置され、第一接続部51が屈曲部53から蓋板32と略平行に延びると共に、第二接続部52が屈曲部53から短壁部314と略平行に延びる。即ち、集電体5は、L字状に形成される(図2及び図3参照)。
第一接続部51は、ケース3(詳しくは蓋板32)と絶縁された状態でケース3(蓋板32)の内面と略平行に屈曲部53から延びる板状の部位である。第一接続部51の先端部(屈曲部53と反対側の端部)には、貫通穴54が形成されている。この貫通穴54は、蓋板32の貫通穴322とZ軸方向において重なる位置に設けられる。
正極側の第一接続部51A(電極体2の正極23と接続される集電体5における第一接続部51)では、貫通穴54の周囲が蓋板32に向けて突出している。この突出している部位(突出部)511は、遮断機構絶縁部73の第一貫通穴7311に嵌り込む。即ち、正極側の第一接続部51Aの先端部には、中心部にZ軸方向に貫通する貫通穴54を有し、且つ第二基部731の第一貫通穴7311に嵌入(挿入)される円筒状の突出部511を有する。そして、内部側空間712は、第一接続部51の貫通穴54を通じてケース3の内部空間33と連通する。この第一貫通穴7311に突出部511が嵌り込んだ状態で、突出部511の先端面512は、第二基部731の内面(内部側空間712を向いた面)7315と面一又は、内面7315より内部側空間712の側に僅かに突出している。この先端面512は、ケース3の内部圧力が第二の閾値未満の状態では、ダイアフラム71(詳しくは、中央部713)と接している(図6参照)。
また、正極側の第一接続部51Aは、遮断機構絶縁部73の第二貫通穴7312と重なる位置に、貫通穴55を有する。この第二貫通穴7322と貫通穴55とがZ軸方向に連なった穴によっても、内部側空間712とケースの内部空間33とが連通している。本実施形態の蓄電素子1では、複数の第二貫通穴7322が遮断機構絶縁部73に設けられているため、正極側の第一接続部51Aも、複数(即ち、第二貫通穴7322の数と対応する数)の貫通穴55が設けられている。
一方、負極側の第一接続部51B(電極体2の負極24と接続される集電体5における第一接続部51)では、貫通穴54のみが設けられている(図2参照)。そして、貫通穴54の周縁部が蓋板32及び絶縁部材9と共に負極外部端子4Bの頭部41と大径部423との間に挟み込まれることで、負極側の第一接続部51Bが外部端子4と導通する(図5参照)。
第二接続部52は、電極体2(本実施形態では、クリップ部材50を介して電極体2の非被覆積層部26)に導通可能に接続される。具体的に、第二接続部52は、ケース3(詳しくは短壁部314)と絶縁された状態でケース3(短壁部314)の内面に沿って屈曲部53から延びる。第二接続部52は、短壁部314の近傍から非被覆積層部26に向けて延びると共に第二接続部52と同方向に延びる少なくとも一つ(本実施形態の例では二つ)の接合片56を有する。この接合片56は、クリップ部材50と接合される。本実施形態の接合片56は、例えば、超音波溶接によってクリップ部材50と接合される。
以上のように構成される集電体5において、電極体2における正極23の非被覆積層部26の近傍に配置される正極側の集電体5は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金によって形成され、電極体2における負極24の非被覆積層部26の近傍に配置される負極側の集電体5は、例えば、銅又は銅合金によって形成される。
絶縁部材6は、図2及び図3に示すように、ケース3(詳しくはケース本体31)と電極体2との間に配置される。本実施形態の絶縁部材6は、所定の形状に裁断された絶縁性を有するシート状の部材を折り曲げることによって袋状に形成されている。
電解液は、非水溶液系電解液である。電解液は、有機溶媒に電解質塩を溶解させることによって得られる。有機溶媒は、例えば、プロピレンカーボネート及びエチレンカーボネートなどの環状炭酸エステル類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートなどの鎖状カーボネート類である。電解質塩は、LiClO、LiBF、及びLiPF等である。本実施形態の電解液は、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートを、プロピレンカーボネート:ジメチルカーボネート:エチルメチルカーボネート=3:2:5の割合で調整した混合溶媒に、1mol/LのLiPFを溶解させたものである。
本実施形態の蓄電素子1では、電極体2(詳しくは、セパレータ25)が保持できる量以上の量の電解液がケース3内に注液されている。即ち、所定の量の電解液が、電極体2に保持されない状態でケース3の内部に溜まっている。以下では、この溜まっている電解液を余剰電解液と称する場合がある。
具体的に、蓋板32の外面が上を向く第一姿勢、即ち、蓋板32の外面が水平方向に沿った姿勢(図10参照)、及び蓋板32の外面が水平方向を向く第二姿勢、即ち、蓋板32の外面が垂直方向に沿った姿勢(例えば、一例として図11参照)において、ケース3の内部に溜まっている余剰電解液が、電極体2の活物質層232、242(好ましくは、正極活物質層232)と接し、且つ、電流遮断機構7のダイアフラム71(詳しくは、第一貫通穴7311及び第二貫通穴7312)より下方に余剰電解液の液面がある。より詳しくは、第一姿勢、第二姿勢、及び蓋板32の外面が第一姿勢において向く方向から第二姿勢において向く方向までの間の各方向を向く第三姿勢(例えば、一例として図12参照)のいずれの姿勢においても、ケース3の内部に溜まっている余剰電解液が、電極体2の活物質層232、242(好ましくは、正極活物質層232)と接し、且つ、電流遮断機構7のダイアフラム71(第一貫通穴7311及び第二貫通穴7312)より下方に余剰電解液の液面がある。
本実施形態の蓄電素子1では、過充電状態の電極体2(詳しくは、活物質層232、242、特に正極活物質層232)と接することでガスが発生する過充電防止剤が電解液に添加されている。この過充電防止剤は、例えば、シクロヘキシルベンゼン、ビフェニル、1,3,5-トリメチルベンゼンである。
以上の蓄電素子1によれば、ケース3(蓄電素子1)が第一姿勢、第二姿勢、及び第三姿勢となるように蓄電素子1が配置されていれば、活物質層232、242がケース3の内部に溜まっている余剰電解液と接していてもダイアフラム71(詳しくは、第一貫通穴7311及び第二貫通穴7312)がケース3の内部に溜まっている余剰電解液より上方に位置する。このため、過充電時、即ち、ケース3の内部圧力が第二の閾値(設定値)となったときに電流遮断機構7が精度よく作動し、これにより、蓄電素子1の過充電を精度よく防止することができる。
本実施形態の蓄電素子1では、電解液に過充電防止剤が添加されている。このため、ケース3の内部において過充電時により多くのガスが発生することで、過充電時にケース3の内部圧力が十分に上昇するため、電流遮断機構7がより精度よく作動する。これにより、蓄電素子1の過充電をより精度よく防止することができる。
蓄電素子1において、正極活物質層232が電解液に接している状態で過充電となったときの方が、負極活物質層242が電解液に接している状態で過充電となったときより、多量のガスが発生する。このため、第一〜第三姿勢の各姿勢において、正極活物質層232が余剰電解液と接するような量の電解液がケース3の内部に注液されていれば、第一〜第三姿勢の各姿勢において負極活物質層242が余剰電解液と接する場合に比べ、ケース3の内部において、過充電時により多くのガスが発生する。これにより、電流遮断機構7が過充電時により精度よく作動し、その結果、蓄電素子1の過充電をより精度よく防止することができる。尚、第二姿勢及び第三姿勢において、正極活物質層232が余剰電解液に接するとは、種々の第二姿勢及び種々の第三姿勢のうち、負極外部端子4Bより正極外部端子4Aが下方に位置するような姿勢のときに、正極活物質層232が余剰電解液に接することをいう。
また、本実施形態の蓄電素子1では、電流遮断機構7が、正極外部端子4Aと電極体2の正極23との間を繋ぐ導通経路を遮断する。このように電極体2の正極23に近い位置(正極外部端子4Aと電極体2の正極23との間を繋ぐ導通経路)に電流遮断機構7が配置されることで、過充電時に電極体2の正極側でガスが発生し易いため、過充電(詳しくは、過充電時に発生したガスによる内部圧力の上昇)に対する応答性がよくなる。これにより、蓄電素子1の過充電をより精度よく防止することができる。
尚、本発明の蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
電流遮断機構7の具体的な構成は、限定されない。例えば、上記実施形態の電流遮断機構7は、受圧部にダイアフラム71を用い、このダイアフラム71を導通経路の一部とする構成であるが、この構成に限定されない。電流遮断機構7は、ダイアフラム71を用いない構成でもよい。即ち、電流遮断機構7は、ケース3の内部圧力を受ける受圧部が第二の閾値以上の圧力を受けたときに、外部端子4と電極体2とを繋ぐ導通経路を遮断する構成であればよい。
上記実施形態の蓄電素子1では、電流遮断機構7は、正極外部端子4Aと電極体2の正極23とを繋ぐ導通経路を遮断するが、この構成に限定されない。電流遮断機構7は、負極外部端子4Bと電極体2の負極24とを繋ぐ導通経路を遮断する構成でもよく、正極外部端子4Aと電極体2の正極23とを繋ぐ導通経路と、負極外部端子4Bと電極体2の負極24とを繋ぐ導通経路とのそれぞれの導通経路を遮断する構成でもよい。即ち、電流遮断機構7は、負極外部端子4Bと電極体2の負極24とを繋ぐ導通経路に配置されてもよく、正極外部端子4Aと電極体2の正極23とを繋ぐ導通経路と、負極外部端子4Bと電極体2の負極24とを繋ぐ導通経路とのそれぞれの導通経路に配置されてもよい。
また、上記実施形態の蓄電素子1では、ケース3の外部端子4が配置される壁部は、蓋板32であるが、この構成に限定されない。例えば、外部端子4は、長壁部313に配置されてもよく、短壁部314に配置されてもよく、閉塞部311に配置されてもよい。即ち、外部端子4は、ケース3において平面状に広がる部位に配置されていればよい。
また、上記実施形態の蓄電素子1では、電解液に過充電防止剤が添加されているが、この構成に限定されない。電解液に過充電防止剤が添加されていなくてもよい。
上記実施形態の電極体2は、正極23及び負極24がセパレータ25を介して積層された状態で巻回されている、いわゆる巻回型の電極体であるが、毎葉状の正極23及び負極24がセパレータ25を介して積層された、いわゆる積層型の電極体であってもよい。
また、上記実施形態においては、蓄電素子が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、蓄電素子の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
蓄電素子(例えば電池)1は、図13に示すような蓄電装置(蓄電素子が電池の場合は電池モジュール)11に用いられてもよい。蓄電装置11は、少なくとも二つの蓄電素子1と、二つの(異なる)蓄電素子1同士を電気的に接続するバスバ部材12と、を有する。この場合、本発明の技術が少なくとも一つの蓄電素子1に適用されていればよい。
1…蓄電素子、2…電極体、21…巻芯、22…積層体、23…正極(電極)、231…金属箔、232…正極活物質層(活物質層)、24…負極(電極)、241…金属箔、242…負極活物質層(活物質層)、25…セパレータ、26…非被覆積層部、261…二分された非被覆積層部、27…中空部、3…ケース、31…ケース本体、311…閉塞部、312…胴部、313…長壁部、314…短壁部、32…蓋板(壁部)、321…ガス排出弁、322…貫通穴、33…内部空間、34…開口周縁部、4…外部端子、4A…正極外部端子、4B…負極外部端子、41…頭部、42…軸部、421…先端穴、422…接続穴、423…大径部、5…集電体、50…クリップ部材、51…第一接続部、51A…正極側の第一接続部、51B…負極側の第一接続部、511…突出部、512…先端面、52…第二接続部、53…屈曲部、54…貫通穴、55…貫通穴、56…接合片、6…絶縁部材、7…電流遮断機構、71…ダイアフラム(受圧部)、711…外部側空間、712…内部側空間、713…中央部、72…遮断機構導通部、721…第一基部、722…第一周壁部、723…第一フランジ部、724…貫通穴、73…遮断機構絶縁部、731…第二基部、7311…第一貫通穴、7312…第二貫通穴、7315…内面、732…第二周壁部、733…第二フランジ部、9…絶縁部材、91…内部絶縁部材、911…基部、912…周壁部、913…凹部、914…穴、92…外部絶縁部材、921…基部、922…周壁部、923…環状凸部、924…凹部、11…蓄電装置、12…バスバ部材

Claims (5)

  1. 電解液と、
    活物質層を含む電極を有する電極体と、
    前記電解液及び前記電極体を内部に収容するケースと、
    前記ケースにおいて平面状に広がる壁部の外面に配置される外部端子と、
    前記ケースの内部に配置される受圧部を有し、該受圧部が所定値以上の圧力を受けたときに前記外部端子と前記電極体とを繋ぐ導通経路を遮断する電流遮断機構と、を備え、
    前記壁部の外面が上を向く第一姿勢及び前記壁部の外面が水平方向を向く第二姿勢において、前記ケースの内部に溜まっている電解液が前記活物質層と接すると共に、前記受圧部が前記溜まっている電解液より上方に位置する、蓄電素子。
  2. 過充電状態の前記電極体の前記活物質層と接することでガスを発生させる過充電防止剤であって前記電解液に添加される過充電防止剤を備える、請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記活物質層は、正極活物質層と、負極活物質層とを有し、
    前記電極体は、前記正極活物質層を含む正極と、前記負極活物質層を含む負極とを有し、
    一対の前記外部端子は、前記正極と導通する正極外部端子と、前記負極と導通する負極外部端子とを有し、
    前記ケースが前記第一姿勢及び前記第二姿勢のときに、前記ケースの内部に溜まっている電解液は、前記正極活物質層と接する、請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 前記電流遮断機構は、前記正極外部端子と、前記電極体の前記正極との間を繋ぐ導通経路を遮断する、請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 電解液と、
    活物質層を含む電極を有する電極体と、
    前記電解液及び前記電極体を内部に収容するケースと、
    前記ケースにおいて平面状に広がる壁部の外面に配置される外部端子と、
    前記ケースの内部に配置される受圧部を有し、該受圧部が所定値以上の圧力を受けたときに前記外部端子と前記電極体とを繋ぐ導通経路を遮断する電流遮断機構と、を備え、
    前記壁部の外面が上を向く第一姿勢、前記壁部の外面が水平方向を向く第二姿勢、及び、前記壁部の外面が前記第一姿勢において向く方向から前記第二姿勢において向く方向までの間の各方向を向く第三姿勢のいずれの姿勢においても、前記ケースの内部に溜まっている電解液が前記活物質層と接すると共に、前記受圧部が前記溜まっている電解液より上方に位置する、蓄電素子。
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