JP2017194920A - タンパ検知機能付き装置 - Google Patents

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祐幸 池田
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Abstract

【課題】カバータンパ検知機能とウォールタンパ検知機能とを兼ね備えた装置でありながら、施工性に優れ、かつ部品数を少なく構成することが可能な装置を提供する。
【解決手段】作動部51を有するタンパスイッチ5が取り付けられ、シャーシ2の収納空間22内でシャーシ2に設けられたタンパスイッチ支持部材11と、カバー3に固定され、作動部51を一方向に駆動してタンパスイッチ5を非検知状態にする駆動部材27とを備え、作動部51が駆動部材27によって駆動されている状態のタンパスイッチ5が、一方向X1に少なくとも一定範囲移動自在となるように、タンパスイッチ支持部材11がシャーシ2に設けられ、さらに、装置支持部材Kに固定された規制部材34であって、駆動部材27とは反対側からタンパスイッチ支持部材11に当接して、タンパスイッチ5の一方向X1への移動を規制する規制部材34を備える。
【選択図】図8B

Description

本発明は、タンパ(いたずらなどの不正行為)を検知する機能を備えた装置に関する。
従来から、屋外に設置される防犯センサには、不正にそのカバーが開けられたことを検知するために、いわゆるカバータンパ検知機能が備えられている。この機能に加えて、防犯センサ自体が設置個所から取り外されたことを検知する、いわゆるウォールタンパ検知機能も、防犯センサの持ち去りを防止するためには必要である。カバータンパ検知機能とウォールタンパ検知機能とを兼ね備えるために、種々の機構が提案されている。
特許文献1に記載された図11Aに示す装置101では、シャーシ102にねじ体113で固定された基板111の2つの主面それぞれに、第1および第2のタンパスイッチ105a,105bが設けられている。装置101が設置されている間、第1のタンパスイッチ105aの作動部151が、カバー103に取り付けられた駆動部材127によって、押圧されている。また、第2のタンパスイッチ105bの作動部151が、シャーシ102の開口102bを介して装置支持部材Kによって押圧されている。
図11Bに示すようにカバー103がシャーシ102から取り外されると、第1のタンパスイッチ105aの作動部151から駆動部材127が離れて、カバータンパが検知される。また、図11Cに示すように装置101が装置支持部材Kから取り外されると、第2のタンパスイッチ105bの作動部151が装置支持部材Kから離れて、ウォールタンパが検知される。
特許文献2に記載された図12A示す装置201では、基板211がねじ体213でカバー203に固定されている。この装置201では、基板211のシャーシ202側の面のみにタンパスイッチ205が設けられている。装置201が設置されている間、タンパスイッチ205の作動部251が、シャーシ202の開口202bを介して装置支持部材Kによって押圧されている。
図12Bに示すようにカバー203がシャーシ202から取り外されると、タンパスイッチ205の作動部251が装置支持部材Kから離れて、カバータンパが検知される。また、図12Cに示すように装置201が装置支持部材Kから取り外された場合も、タンパスイッチ205の作動部251が装置支持部材Kから離れて、ウォールタンパが検知される。
特許第2896585号公報 特開平5−054269号公報 米国特許第7004784号明細書
特許文献1の装置101では、2つのタンパスイッチが設けられるため、コストがかかる。これに対して、特許文献2の装置201ではタンパスイッチは1つだけである。しかし、基板211がカバー203に設けられているため、装置支持部材Kに敷設された配線やシャーシ202に保持される電池からの配線がカバー203に接続される。そうすると、装置の設置時やメンテナンス時の施工性が損なわれる。図13Aに示す特許文献3の装置301でも基板311がカバー303に設けられているが、シャーシ302の端子台347に、基板311から延出する多数のピン348(図示では1つ)が差し込まれて電気接続される。シャーシ302は、複数のねじ体393で装置支持部材Kに取り付けられている。端子台347および複数のねじ体393が取り付けられたシャーシ302の固定部分302aは、シャーシ302の背壁321に切り込まれたノッチ329によって囲まれている。
図13Bに示すようにカバー303がシャーシ302から取り外されると、ピン348が端子台347から抜けて、カバータンパが検知される。また、図13Cに示すように装置301が装置支持部材Kから取り外されると、固定部分302aは装置303から分離して、装置支持部材Kに固定されたままになる。そのため、ピン348が端子台347から抜ける。これにより、ウォールタンパが検知される。端子台347およびピン348を採用することでカバー203への配線が不要になるため、施工性は向上する。しかし、装置301には端子台347と複数の電気接続ピン348が必要であるため、コストが増大する。
そこで、本発明は、カバータンパ検知機能とウォールタンパ検知機能とを兼ね備えた装置でありながら、施工性に優れ、かつ部品数を少なく構成することが可能な装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一構成にかかるタンパ検知機能付き装置は、装置支持部材に設置され、タンパ検知の機能を備えた装置であって、開口を持つ収納空間を有し、前記装置支持部材に取り付けられるシャーシと、このシャーシの前記開口を覆うカバーと、作動部を有するタンパスイッチと、前記タンパスイッチが取り付けられたタンパスイッチ支持部材であって、前記収納空間内で前記シャーシに設けられたタンパスイッチ支持部材と、前記カバーまたはシャーシに設けられ、前記作動部を一方向に駆動してタンパスイッチを非検知状態にする駆動部材とを備え、前記作動部が前記駆動部材によって駆動されている状態の前記タンパスイッチが、前記一方向に少なくとも一定範囲移動自在となるように、前記タンパスイッチ支持部材が前記シャーシに設けられ、さらに、前記装置支持部材または前記カバーに固定された規制部材であって、前記駆動部材とは反対側から前記タンパスイッチ支持部材に当接して、前記タンパスイッチの前記一方向への移動を規制する規制部材を備え、前記駆動部材による駆動が解除されることで、前記タンパスイッチを反転させて検知状態にする。なお、前記駆動部材による駆動が解除されるのは、前記カバーの前記シャーシからの取外しおよび前記シャーシの前記装置支持部材からの取外しによる。
この装置によれば、タンパスイッチが一方向に少なくとも一定範囲移動自在であるため、規制部材による規制がなくなると、タンパスイッチが前記一方向に移動できる。これによって、駆動部材によるその一方向への駆動が解除されてタンパスイッチが反転され、検知状態になる。したがって、駆動部材がタンパスイッチから離れて駆動が解除することによるタンパ検知に加えて、タンパスイッチが前記一方向に移動することでも駆動部材による駆動が解除されてタンパが検知される。このようにして、タンパスイッチが1つだけにもかかわらず、ウォールタンパ検知機能とカバータンパ検知機能とが兼ね備えられる。さらに、タンパスイッチ支持部材はカバーではなくシャーシに設けられているため、施工性が損なわれることがなく、配線のための端子台やピンなどが不要である。
好ましい実施形態においては、前記駆動部材が、前記作動部を一方向に押圧して前記タンパスイッチを非検知状態にする押圧部材であり、前記作動部が前記駆動部材によって押圧されている状態の前記タンパスイッチが、前記一方向に少なくとも一定範囲移動自在であり、前記駆動部材による押圧が解除されることで、前記タンパスイッチを反転させて検知状態にする。この構成によれば、作動部が駆動部材によって押圧されている状態のタンパスイッチが、一方向(押圧方向)に少なくとも一定範囲移動自在であるため、規制部材による規制がなくなると、駆動部材によって押圧されたタンパスイッチが押圧方向に移動する。したがって、駆動部材による押圧が確実に解除されてタンパスイッチが反転させられて検知状態になる。
代替の実施形態においては、前記駆動部材が、前記作動部を一方向から接触してすることでタンパスイッチを非検知状態にし、前記作動部が前記駆動部材によって接触されている状態の前記タンパスイッチが、前記一方向に少なくとも一定範囲移動自在であり、前記駆動部材が前記作動部に対して非接触になることで、前記タンパスイッチを反転させて検知状態にする。
好ましい実施形態においては、前記作動部の先端が、押圧力によって後退し、押圧力が解除されると復元する。この構成によれば、規制部材による規制がなくなると、後退していた作動部の先端が復元して前進しようとするが、タンパスイッチは押圧方向へ一定範囲移動自在であるため、タンパスイッチ自体が押圧方向へ移動する。これにより、タンパスイッチが反転させられて非検知状態から検知状態になる。
好ましい実施形態によれば、さらに、当該装置の動作に必要な電子部品が搭載された回路基板が、前記シャーシに設けられている。この構成によれば、回路基板がシャーシに設けられているため、施工性が損なわれることがなく、配線のための端子台やピンなどが不要である。また、タンパスイッチ支持部材もシャーシに設けられているため、回路基板とタンパスイッチ支持部材との間の接続が施工性を損なうことはない。特に、タンパスイッチ支持部材に電子部品としてタンパスイッチのみが設けられている場合、回路基板とタンパスイッチ支持部材との間の接続は簡易である。
好ましい実施形態においては、前記タンパスイッチ支持部材が、その一端部を支点として前記タンパスイッチを前記一方向とその逆方向に移動させるヒンジ運動をするように前記シャーシに設けられている。この構成によれば、ヒンジ運動によって、一方向(押圧方向)にタンパスイッチが一定範囲移動自在になる。
別の好ましい実施形態においては、前記タンパスイッチ支持部材が、前記シャーシの底面に対して垂直な方向に並進移動するように前記シャーシに設けられている。この構成によれば、並進移動によって、一方向(押圧方向)にタンパスイッチが一定範囲移動自在になる。
好ましい実施形態においては、さらに、弾性体からなり、前記規制部材によって前記タンパスイッチの前記一方向への移動が規制されている間、収縮してその復元力により前記一方向に前記タンパスイッチ支持部材を押圧する補助押圧部材を備える。この構成によれば、補助押圧部材がタンパスイッチ支持部材を押圧するため、規制部材による規制が解除された際に、タンパスイッチが確実に駆動部材から離れる。
好ましくは、当該装置が人体を検知する防犯センサにおける装置である。
本発明の装置によれば、カバータンパ検知機能とウォールタンパ検知機能とを兼ね備え、施工性に優れ、かつ部品数を少なく構成することが可能である。
本発明の第1から3の実施形態に係るタンパ検知機能付き装置を含む防犯システムを示す斜視図である。 図1のタンパ検知機能付き装置の斜視図である。 図1のタンパ検知機能付き装置の電源部カバーを取外した状態の斜視図である。 図1のタンパ検知機能付き装置の電源部カバーの背面図である。 図3のタンパ検知機能付き装置のV−V線から見た断面図であって、第1の実施形態に係るタンパ検知機能付き装置の断面図である。 図5のタンパ検知機能付き装置のVI−VIから見た断面図であるが、タンパスイッチ支持部材および規制部材の図示を省略した図である。 図5のタンパ検知機能付き装置のVI−VIから見た断面図である。 図5のタンパ検知機能付き装置のタンパ検知用空間部分を拡大した拡大断面図である。 図5のタンパ検知機能付き装置の断面図を模式的に示した図であって、設置された装置を示す断面模式図である。 図8Aのタンパ検知機能付き装置のカバータンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図8Aのタンパ検知機能付き装置のウォールタンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図3のタンパ検知機能付き装置のV−V線から見た断面図であって、第2の実施形態に係るタンパ検知機能付き装置の断面図を模式的に示し、設置された装置を示す断面模式図である。 図9Aのタンパ検知機能付き装置のカバータンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図8Aのタンパ検知機能付き装置のウォールタンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図3のタンパ検知機能付き装置のV−V線から見た断面図であって、第3の実施形態に係るタンパ検知機能付き装置の断面図を模式的に示し、設置された装置を示す断面模式図である。 図10Aのタンパ検知機能付き装置のカバータンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図10Aのタンパ検知機能付き装置のウォールタンパが検知される様子を示す断面模式図である。 従来のタンパ検知機能付き装置の断面図を模式的に示した図であって、設置された装置を示す断面模式図である。 図11Aのタンパ検知機能付き装置のカバータンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図11Aのタンパ検知機能付き装置のウォールタンパが検知される様子を示す断面模式図である。 別の従来のタンパ検知機能付き装置の断面図を模式的に示した図であって、設置された装置を示す断面模式図である。 図12Aのタンパ検知機能付き装置のカバータンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図12Aのタンパ検知機能付き装置のウォールタンパが検知される様子を示す断面模式図である。 さらに別の従来のタンパ検知機能付き装置の断面図を模式的に示した図であって、設置された装置を示す断面模式図である。 図13Aのタンパ検知機能付き装置のカバータンパが検知される様子を示す断面模式図である。 図13Aのタンパ検知機能付き装置のウォールタンパが検知される様子を示す断面模式図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、本発明の第1実施形態に係るタンパ検知機能付き装置を含むシステムSを示す。このシステムSは、人体などを検知して検知信号を出力する防犯センサであって、投光器1Aと、この投光器1Aと相対向して配置された受光器1Bとを備えたAIR型(能動型赤外線方式)である。
投光器1Aおよび受光器1Bは、それぞれポールや壁などの装置支持部材K,Kに装着される。なお、本明細書において、特段に断りがない限り、投光器1Aおよび受光器1Bにおける方向は、これらが装置支持部材Kに装着された状態を基準とする。また、投光器1Aおよび受光器1Bの前後方向Xについては、対向する方向を前方向X1とし、その逆方向を後方向X2とする。防犯センサSは、投光器1Aと受光器1Bを結ぶほぼ直線的な区域である警戒区域における物体を検知する。防犯センサSでは、投光器1Aおよび受光器1Bは、それぞれ同様の構造を有し、いずれもが本実施形態に係るタンパ検知機能付き装置1に該当する。なお、本実施形態では、投光器1Aおよび受光器1Bを備えたAIR型の防犯センサSについて説明しているが、単なる例示に過ぎず、PIR型などいかなる防犯センサであってもよい。また、本タンパ検知機能付き装置は、防犯センサ以外のシステムに構成されてもよい。
図2に示すように、装置1は、ケースCを備える。このケースCは、上下方向Zに長手方向が沿う中空の略直方形状である。ケースCは、シャーシ2、このシャーシ2の前面に取り付けられる光学系カバー4、および光学系カバー4の下側でシャーシ2の前面に取り付けられる電源部カバー(カバー)3から構成される。シャーシ2は背壁21を有し、この背壁21の取付面21aが装置支持部材K(図1)に当接され、複数のねじ体(図示せず)が背壁21の複数のねじ孔(図示せず)にそれぞれねじ込まれて装置支持部材Kに設置される。
図3に示すように、シャーシ2はその下側に収納空間22を有する。収納空間22は開口22aを有し、この開口22aを電源部カバー3(図2)が覆う。シャーシ2は収納空間22の上側に別の収納空間(図示せず)であって、光学系カバー4によってその開口が覆われる収納空間を有する。この収納空間には、AIRのセンサ本体(図示せず)が収納され、随意にデータを無線で送信する送信器(図示せず)も収納される。
収納空間22は、メイン配線基板となる回路基板23を収納する。回路基板23には、装置1の動作に必要な電子部品が搭載されている。回路基板23の後方に回路基板の電子部品に給電する電池を保持する電池保持部24が構成されている。収納空間22は、回路基板23および電池保持部24の下側に、タンパ検知用空間部分10を含む。タンパ検知用空間部分10については後述する。
光学系カバー4は、上端部の背面に係合爪(図示せず)を有し、下端部に光学系カバー貫通孔41を有する。図4に示すように、電源部カバー3の背面31は、上端部の両側方に係合フック32,32を有し、下端部に電源部カバー貫通孔33を有する。電源部カバー3の背面31には、また、前後方向Xにおける後方向X2に延出したタンパ検知用の規制棒(規制部材)34が設けられている。規制棒34は、電源部カバー3と一体に成形されても、別体で固着されていてもよい。
図3に示すように、シャーシ2のタンパ検知用空間部分10の下側には、ねじ孔25が形成され、電池保持部24の上側には、両側方に係合突起27,27が設けられている。電源部カバー3(図4)の係合フック32,32(図4)がシャーシ2の係合突起27,27に係合されてから、ねじ体91(図2)が、電源部カバー貫通孔33(図4)を通ってシャーシ2のねじ孔25にねじ込まれて、シャーシ2に取り付けられる。
図2に示すように、電源部カバー3の上側の端部35は、電源部カバー3がシャーシ2に取り付けられた状態では、光学系カバー4の光学系カバー貫通孔41(図3)のほぼ前方に位置し、電源部カバー3が光学系カバー貫通孔41の少なくとも一部を覆う。このため、光学系カバー4を係止させるねじ体(図示せず)は、電源部カバー3がシャーシ2に取り付けられている状態ではアクセス不可能であり、抜き出されることがない。
光学系カバー4がシャーシ2から取り外されるには電源部カバー3が取り外される必要があるため、光学系カバー4の取外しを検知するタンパスイッチは不要である。すなわち、電源部カバー3の取り外しを検知するカバータンパ検知機能のみによって、光学系カバー4がシャーシ2から取り外される可能性を検知できる。ただし、このように電源部カバー3が光学系カバー4のねじ体(図示せず)を必ずしも覆う必要はない。ただし、その場合には、電源部カバー3と光学系カバー4のそれぞれにタンパ検知機能が設けられる。
次に、タンパ検知用空間部分10について詳述する。図5に示すように、タンパ検知用空間部分10は、シャーシ2内に構成されている。シャーシ2は、基板支持部26を有し、この部分にタンパ検知用基板からなるタンパスイッチ支持部材11が片持ち式で取り付けられている。タンパスイッチ支持部材11は、シャーシ2の背壁21と電源部カバー3の前壁36と実質的に平行である。シャーシ2には、また、タンパスイッチ支持部材11に対して実質的に垂直な押圧部材(駆動部材)27が設けられている。
VI−VI線から見たタンパ検知用空間部分10を図6Aおよび6Bに示す。ただし、図6Aにおいては、タンパスイッチ支持部材11および規制棒34を図示していない。図6Aにおいて、基板支持部26は2つの突起26a,26aを有する。2つの突起26a,26aの間には、ねじ孔26bが形成されている。タンパ検知用空間部分10の横方向Yの中央部には、押圧部材27が位置する。タンパ検知用空間部分10の横方向Yの基板支持部26とは反対側に、ばね収納凹部28が形成されている。
図6Bは、図6Aとは異なり、タンパスイッチ支持部材11を図示している。タンパスイッチ支持部材11は横長形状である。タンパスイッチ支持部材11は、タンパ検知用空間部分10内において、その長手方向が横方向Yに延びるように配置されている。タンパ検知用空間部分10はタンパスイッチ支持部材11にほぼ相似する形状を有する。タンパ検知用空間部分10が横長の形状を有するため、装置1(図3)の上下方向Zの寸法は増大しない。
タンパスイッチ支持部材11の一端部11aには横長形状の開口窓12が形成されている。この開口窓12に、基板支持部26の2つの突起26a,26aが貫通される(図7)。これら突起26a,26aによって、タンパスイッチ支持部材11の鉛直方向Zの動きが規制されるが、横方向Yには可動のための遊びがある。開口窓12に突起26a,26aが貫通されてから、ねじ孔26bにねじ体13がねじ込まれる。そのため、タンパスイッチ支持部材11の前後方向Xの動きも規制されるが、後述するように突起26aによって前後方向Xの遊びが確保される。タンパスイッチ支持部材11の他端部11bには、規制棒34が位置する。規制棒34は、タンパスイッチ支持部材11の前方向X1への移動を規制できるのであれば、いかなる形状であってもよい。例えば、規制棒34の断面は、四角形状、丸形状または十字形状などであってもよい。規制部材34は、また、電源カバー3の前壁36の背面から延びる代わりに、電源カバー3の側壁に設けられた突起であってもよい。
図7に図5の一部を拡大して示すように、タンパスイッチ支持部材11は、基板支持部26の突起26a,26aの高さだけ前後方向Xに移動自在である。タンパスイッチ支持部材11は、また、開口窓12の横方向Yの幅だけその方向に移動自在である。直交する2方向への移動が可能であるため、タンパスイッチ支持部材11は、基板支持部26の突起26a,26aの中間位置付近(つまり、タンパスイッチ支持部材11の一端部11a)を支点として、XY平面内において前後回動方向R1,R2に回動するヒンジ運動が可能である。このようにして、タンパスイッチ5は、前方向X1および後方向X2にそれぞれ一定範囲移動自在となる。
タンパスイッチ支持部材11の一主面(本実施形態では、シャーシ2側の主面11c)には、タンパスイッチ5が取り付けられている。タンパスイッチ5は作動部51を有する。タンパスイッチ5は内部回路(図示せず)を含む。作動部51は、押圧されると押圧力によってタンパスイッチ5内に押し込まれて、その先端が前方向X1に後退する。作動部51が押圧されている間、タンパスイッチは非検知状態にされる。押圧力が解除されると作動部51は復元して、その先端が後方向X2に進出する。作動部51が復元するとタンパスイッチが反転されて検知状態になる。タンパスイッチが検知状態になると、内部回路から配線43を介してタンパ信号が回路基板23(図3)に出力される。タンパスイッチ5は、押圧部材27による押圧力が解除されるとタンパ信号を出力ものであれば、その作動部51はいかなるも形態を有してもよい。ただし、復元力によって元の位置や形状に戻るものが好ましい。作動部51は、例えば、図11A〜13Cに示したように、レバーから構成されてもよい。
押圧部材27が、シャーシ2の背壁21に設けられた孔21bに挿入されて、装置支持部材Kに取り付けられている。本実施形態において、押圧部材27は、好ましくは、ゴムからなると共に、前後方向Xに圧縮されやすい形状を有する。したがって、装置1を装置支持部材Kに設置すると、押圧部材27は、前後方向Xの圧縮力が加えられて押しつぶされ、装置1を装置支持部材Kから取り外すか、またはタンパスイッチ5が前方向X1に離反すると、圧縮力が解除されて元の形状に戻る。なお、本実施形態では押圧部材27はゴムとして示したが、これに限定されるわけではない。ただし、押圧部材27は、好ましくは弾性体から構成され、さらに好ましくは、ゴムから構成される。
シャーシ2のばね収納部28には、つるまきばね(補助押圧部材)45が収納されてもよい。カバー3がシャーシ2に被せられている間、つるまきばね45は収縮してその復元力により前方向X1にタンパスイッチ支持部材11を押圧する。なお、本実施形態では補助押圧部材45はつるまきばねとして示したが、これに限定されるわけではない。補助押圧部材45は、好ましくは弾性体から構成され、さらに好ましくは、つるまきばねから構成される。
カバー3がシャーシ2に被せられている間、電源部カバー3(図5)の規制棒34が、電源部カバー3側からタンパスイッチ支持部材11に当接する。規制棒34の前後方向Xの長さは、好ましくは、横方向Yに延びるタンパスイッチ支持部材11の電源部カバー3側の主面11dに当接する長さである。ただし、規制棒34がタンパスイッチ支持部材11に当接している間、タンパスイッチ支持部材11は、背壁21の背面21aと平行であっても前回動方向R1または後回動方向R2に傾いていてもよい。
カバー3がシャーシ2に被せられている間、作動部51の復元力によって、タンパスイッチ支持部材11は前回動方向R1へヒンジ運動しようとする。また、押圧部材27およびつるまきばね45がそれぞれ収縮していると、これらもタンパスイッチ支持部材11を前回動方向R1へヒンジ運動させようとする。これに対して、規制棒34がタンパスイッチ支持部材11に当接して、前回動方向R1へのヒンジ運動を規制する。
次に、この装置のタンパ検知時の動作について図8A〜8Cを参照して説明する。これに先立って、装置支持部材Kへの装置1の取付けについて簡単に説明する。
図8Aに示すように、シャーシ2の孔21bを介して押圧部材27がシャーシ2に取り付けられた状態で、装置1が装置支持部材Kに取り付けられる。ここで、押圧部材27が伸縮するため、図示していないが、装置支持部材Kとタンパスイッチ5との距離の変動が許容される。
その後、つるまきばね45がばね収納凹部28に収納され、タンパスイッチ支持部材11が基板支持部26に設けられる。なお、回路基板23(図3)は、シャーシ2が装置支持部材Kに取り付けられるよりも以前にシャーシ2内に取り付けられている。回路基板23がシャーシ2に設けられているため、施工性に優れる。タンパスイッチ支持部材11もシャーシ2に設けられるため、回路基板23との間の配線が施工やメンテナンスの作業の妨げにならない。シャーシ2内の必要な部品が取り付けられて各種の設定が行われた後、電源部カバー3がシャーシ2に被せられる。電源部カバー3の規制棒34は、タンパスイッチ支持部材11に当接する。
図8Bを参照して、本装置1のカバータンパ検知機能、つまり電源部カバー3が取り外された場合の動作について説明する。電源部カバー3がシャーシ2から取り外されると、規制棒34がタンパスイッチ支持部材11から離れる。規制がなくなることで、タンパスイッチ支持部材11は、前回動方向R1へヒンジ運動を行う。すなわち、作動部51の復元力、押圧部材27の復元力およびつるまきばね28の押圧力によって、タンパスイッチ支持部材11が前回動方向R1に移動する。その一方押圧部材27は移動しないため、押圧部材27は作動部51を押圧しなくなり、タンパスイッチ5が反転されて検知状態になってタンパ信号が出力される。
図8Cを参照して、本装置1のウォールタンパ機能、つまり装置1自体が装置支持部材Kから取り外された場合の動作について説明する。シャーシ2が装置支持部材Kから取り外されると、押圧部材27が装置支持部材Kから圧縮力を受けなくなるので、復元して作動部51から離れる。その結果、作動部51は押圧されなくなり、タンパスイッチ5が反転されて検知状態になってタンパ信号が出力される。
以上のように、本実施形態に係るタンパ検知機能付き装置によれば、図7のタンパスイッチ5が前回動方向R1に少なくとも一定範囲移動自在であるため、規制棒34による規制がなくなると、タンパスイッチ5が前方向X1に移動し、その一方押圧部材27は移動しないため、押圧部材27が作動部51を押圧しなくなる。したがって、タンパスイッチ5が1つだけにもかかわらず、ウォールタンパ検知機能に加えてカバータンパ検知機能も兼ね備えられる。また、タンパスイッチ支持部材11はカバー3ではなくシャーシ2に設けられているため、施工性が損なわれることがなく、配線のための端子台やピンなどが不要である。
なお、タンパスイッチ支持部材11は、回路基板23(図3)とは別に設けられるものとしたが、回路基板23がタンパスイッチ支持部材として機能してもよい。すなわち、回路基板23にタンパスイッチ5が取り付けられ、ヒンジ運動可能であり、規制部材34によってそのヒンジ運動が規制されてもよい。
次に、第2の実施形態に係る装置について、図9A〜9Cを参照して説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態に関して説明した構成要素と共通する構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図9Aに示すように、本実施形態においては、タンパ検知用基板からなるタンパスイッチ支持部材11のカバー側主面11dに、タンパスイッチ5が取り付けられている。押圧部材27Aは電源部カバー3の内面3aに取り付けられている。なお、本実施形態においても押圧部材27Aは好ましくはゴムのような弾性体からなる。シャーシ2の背壁21の内面21cに、規制棒34Aが取り付けられている。シャーシ2の背壁21は、内面側から切り込まれたノッチ29によって囲まれた固定部分2aを含む。ノッチ29は、固定部分2aの周囲に連続的または間欠的に形成される。規制棒34Aは、固定部分2aに固定されている。シャーシ2は、ノッチ29の内側において、複数のねじ体93で装置支持部材Kに強固に取り付けられている。装置1が装置支持部材Kから取り外されると、固定部分2aは装置1から分離して、固定部分2aおよび規制棒34Aは装置支持部材Kに固定されたままとなる。
装置1のシャーシ2およびその内部の必要な部品が取り付けられて各種の設定が行われた後、電源部カバー3がシャーシ2に被せられる。これによって、押圧部材27Aが作動部51を押圧する。タンパスイッチ支持部材11は後回動方向R2へヒンジ運動しようとするが、シャーシ2の規制棒34Aがタンパスイッチ支持部材11に当接して、このヒンジ運動を規制する。本実施形態において、規制棒34Aの前後方向Xの長さは、好ましくは、横方向Yに延びるタンパスイッチ支持部材11のシャーシ2側の主面11cに当接する長さである。
図9Bを参照して、本装置1のカバータンパ検知機能、つまり電源部カバー3が取り外された場合の動作について説明する。電源部カバー3がシャーシ2から取り外されると、作動部51を押圧していた押圧部材27Aが作動部51から離れるため、作動部51は押圧されなくなり、タンパスイッチが反転されて検知状態になってタンパ信号が出力される。
図9Cを参照して、本装置1のウォールタンパ機能、つまり装置1自体が装置支持部材Kから取り外された場合の動作について説明する。シャーシ2が装置支持部材Kから取り外されると、規制棒34Aが装置支持部材Kに固定されているため、シャーシ2から分離して装置支持部材Kに取り付けられたままとなる。規制がなくなることで、タンパスイッチ支持部材11は、後回動方向R2へヒンジ運動を行う。すなわち、作動部51の復元力および押圧部材27Aの押圧力によって、タンパスイッチ支持部材11が後方向X2に移動する。その一方押圧部材27Aは移動しないため、押圧部材27Aは作動部51を強く押圧しなくなり、タンパスイッチ5が反転されて検知状態になってタンパ信号が出力される。
以上のように、本実施形態に係るタンパ検知機能付き装置によれば、タンパスイッチ5が後回動方向R2に少なくとも一定範囲揺動自在であるため、規制棒34Aによる規制がなくなると、タンパスイッチ5が後方向X2に移動し、その一方押圧部材27Aは移動しないため、押圧部材27Aが作動部51を押圧しなくなる。したがって、タンパスイッチ5が1つだけにもかかわらず、カバータンパ検知機能に加えてウォールタンパ検知機能も兼ね備えられる。
なお、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、図9Aに二点鎖線で示すつるまきばね(補助押圧部材)45が設けられてもよい。ただし、本実施形態では、電源部カバー3の内面3aに設けられる。
上記第1および/または第2の実施形態において、ヒンジ運動の支点は、一端部以外、例えばタンパスイッチ支持部材11の中央部であってもよい。
次に、第3の実施形態に係る装置について、図10A〜10Cを参照して説明する。なお、本実施形態において、第1および/または第2の実施形態に関して説明した構成要素と共通する構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略する。
図10Aに示すように、本実施形態においては、基板支持部26Bが、シャーシ2の横方向Yの両端に設けられている。また、本実施形態では、図示しないが、タンパ検知用基板からなるタンパスイッチ支持部材11Bの2つの開口窓は、タンパスイッチ支持部材11の上下方向Z(図3)の動きのみでなく、横方向Yの動きも規制するような寸法を有する。したがって、タンパスイッチ支持部材11Bは、横方向Yの移動が実質的に規制され、前後方向Xにだけ一定範囲移動自在である。タンパスイッチ5は、第2の実施形態と同様に、タンパスイッチ支持部材11Bのカバー側主面11dに取り付けられている。本実施形態において、押圧部材27Bは非弾性体から構成されるものとする。ただし、押圧部材27Bは、弾性体から構成されてもよい。シャーシ2の背壁21の内面21cに、規制ばね(規制部材)34Bが取り付けられている。規制ばね34Bは、つるまきばねから構成される。ただし、規制部材34は、ばねを含む弾性体に限定されるわけではなく、非弾性体から構成されてもよい。
押圧部材27Bが取り付けられた状態で、シャーシ2が装置支持部材Kに取り付けられる。シャーシ2内の必要な部品が取り付けられて各種の設定が行われた後、電源部カバー3がシャーシ2に被せられる。これによって、押圧部材27Bが作動部51を押圧する。タンパスイッチ支持部材11Bは後方向X2へ直線運動しようとするが、シャーシ2の規制ばね34Bがタンパスイッチ支持部材11Bに当接して、この直線運動を規制する。本実施形態では、規制ばね34Bは前後方向Xに伸縮自在であるため、特定の長さを有さなくてもよく、少なくとも、カバー3がシャーシ2に被せられている間タンパスイッチ支持部材11Bのシャーシ2側の主面11cに当接できる長さを有すればよい。また、電源部カバー3がシャーシ2に被せられた状態において、規制ばね34Bは、作動部51をタンパスイッチ5に押し込むだけの押圧力を発揮する。
図10Bを参照して、本装置1のカバータンパ検知機能、つまり電源部カバー3が取り外された場合の動作について説明する。電源部カバー3がシャーシ2から取り外されると、作動部51を押圧していた押圧部材27Bが作動部51から離れるため、作動部51は押圧されなくなり、タンパスイッチが反転されて検知状態になってタンパ信号が出力される。
図10Cを参照して、本装置1のウォールタンパ機能、つまり装置1自体が装置支持部材Kから取り外された場合の動作について説明する。シャーシ2が装置支持部材Kから取り外されると、規制ばね34Bがシャーシ2の固定部分2aに取り付けられているため、シャーシ2から分離して装置支持部材Kに取り付けられたままとなる。規制がなくなることで、タンパスイッチ支持部材11Bは、後方向X2へ直線運動を行う。すなわち、作動部51の復元力によって、タンパスイッチ支持部材11Bが突起26aに沿って後方向X2に移動する。その一方押圧部材27Bは移動しないため、押圧部材27Bは作動部51を押圧しなくなり、タンパスイッチが反転されて検知状態になってタンパ信号が出力される。
以上のように、本実施形態に係るンパ検知機能付き装置によれば、タンパスイッチ5が後方向X2に少なくとも一定範囲移動自在であるため、規制ばね34Bによる規制がなくなると、タンパスイッチ5が後方向X2に移動し、その一方押圧部材27Bは移動しないため、押圧部材27Bが作動部51を押圧しなくなる。したがって、タンパスイッチ5が1つだけにもかかわらず、カバータンパ検知機能に加えてウォールタンパ検知機能も兼ね備えられる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。
各実施形態の構成要素は、任意に組み合わされてもよい。例えば、タンパスイッチ5のタンパスイッチ支持部材11における配置、押圧部材27の形態、補助押圧部材45の有無、および規制部材34の形態は、第1〜第3の実施形態におけるそれぞれのものが任意に組み合わされてもよい。
また、各実施形態において、タンパスイッチ5はタンパスイッチ支持部材11(11B)の横方向Yにおける中央部に位置するものとして示したが、いかなる位置に取り付けられてもよい。ただし、第1および第2の実施形態のようにタンパスイッチ支持部材11がヒンジ運動する場合、ヒンジ運動の支点から離れた箇所に設けられるのが好ましい。
さらに、駆動部材27(27A,27B)は押圧部材でなくてもよい。例えば、駆動部材は、作動部51を一方向から接触してタンパスイッチ5を非検知状態にし、作動部51に対して非接触になることで、タンパスイッチ5が反転されて検知状態になってもよい。ただし、この場合、タンパスイッチの一方向への移動を促進するために、タンパスイッチ支持部材11を一方向に押圧する補助押圧部材45が設けられるのが好ましい。
さらに、第1および第2の実施形態において説明したヒンジ運動ならびに第3の実施形態において説明した並進移動は、いかなる機構によって達成されてもよい。すなわち、タンパスイッチ支持部材11の開口窓12、突起26a,26aおよびねじ体13によってタンパスイッチ支持部材11が一定範囲移動自在であるものとしたが、別の機構であってもよい。例えば、ねじ体の代わりにスナップを孔に嵌め込むものであってもよい。
さらに、本装置は、防犯センサ以外の装置であってもよい。カバータンパ検知機能およびウォールタンパ検知機能を必要とする装置であれば、いかなる装置に対しても適用可能である。
1 タンパ検知機能付き装置
2 シャーシ
3 カバー
5 タンパスイッチ
11 タンパスイッチ支持部材
22 収納空間
22a 開口
23 回路基板
27(27A,27B) 駆動部材
34(34A,34B) 規制部材
51 作動部
K 装置支持部材
X1,X2 一方向

Claims (8)

  1. 装置支持部材に設置され、タンパ検知の機能を備えた装置であって、
    開口を持つ収納空間を有し、前記装置支持部材に取り付けられるシャーシと、
    このシャーシの前記開口を覆うカバーと、
    作動部を有するタンパスイッチと、
    前記タンパスイッチが取り付けられたタンパスイッチ支持部材であって、前記収納空間内で前記シャーシに設けられたタンパスイッチ支持部材と、
    前記カバーまたはシャーシに設けられ、前記作動部を一方向に駆動してタンパスイッチを非検知状態にする駆動部材とを備え、
    前記作動部が前記駆動部材によって駆動されている状態の前記タンパスイッチが、前記一方向に少なくとも一定範囲移動自在となるように、前記タンパスイッチ支持部材が前記シャーシに設けられ、
    さらに、
    前記装置支持部材または前記カバーに固定された規制部材であって、前記駆動部材とは反対側から前記タンパスイッチ支持部材に当接して、前記タンパスイッチの前記一方向への移動を規制する規制部材を備え、
    前記駆動部材による駆動が解除されることで、前記タンパスイッチを反転させて検知状態にするタンパ検知機能付き装置。
  2. 請求項1に記載のタンパ検知機能付き装置において、
    前記駆動部材が、前記作動部を一方向に押圧して前記タンパスイッチを非検知状態にする押圧部材であり、
    前記作動部が前記駆動部材によって押圧されている状態の前記タンパスイッチが、前記一方向に少なくとも一定範囲移動自在であり、
    前記駆動部材による押圧が解除されることで、前記タンパスイッチを反転させて検知状態にするタンパ検知機能付き装置。
  3. 請求項2に記載のタンパ検知機能付き装置において、
    前記作動部の先端が、押圧力によって後退し、押圧力が解除されると復元するタンパ検知機能付き装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のタンパ検知機能付き装置において、さらに、
    当該装置の動作に必要な電子部品が搭載された回路基板が、前記シャーシに設けられているタンパ検知機能付き装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のタンパ検知機能付き装置において、
    前記タンパスイッチ支持部材が、その一端部を支点として前記タンパスイッチを前記一方向とその逆方向に移動させるヒンジ運動をするように前記シャーシに設けられているタンパ検知機能付き装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載のタンパ検知機能付き装置において、
    前記タンパスイッチ支持部材が、前記シャーシの底面に対して垂直な方向に並進移動するように前記シャーシに設けられているタンパ検知機能付き装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のタンパ検知機能付き装置において、さらに、
    弾性体からなり、前記規制部材によって前記タンパスイッチの前記一方向への移動が規制されている間、収縮してその復元力により前記一方向に前記タンパスイッチ支持部材を押圧する補助押圧部材を備えた、タンパ検知機能付き装置。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載のタンパ検知機能付き装置において、
    当該装置が人体を検知する防犯センサにおける装置である、タンパ検知機能付き装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112906849A (zh) * 2021-05-06 2021-06-04 北京数盾信息科技有限公司 一种密码卡开盖检测方法、装置及密码卡

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