(A)主たる実施形態
以下、本発明による情報処理装置及び情報処理プログラムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、この実施形態に係る各装置の接続構成及び各装置(情報処理装置100及び印刷装置200)の機能的構成について示したブロック図である。
画像形成装置としての印刷装置200は、情報処理装置100等から送信された印刷データを受信し、当該印刷データに設定された印刷条件で、当該印刷データに基づく画像を印刷用紙(媒体)に印刷(画像形成)するものである。
情報処理装置100は、情報処理装置100に印刷データを送信して印刷処理を依頼することが可能な装置(端末)である。
情報処理装置100は、例えば、PC、タブレット端末、スマートホン等のコンピュータ上にプログラム(実施形態に係る情報処理プログラムを含む)をインストールすることにより実現するようにしてもよい。
次に、情報処理装置100の内部構成について、図1を用いて説明する。
情報処理装置100は、制御部110、記憶部120、操作入力部130、表示出力部140、及びネットワークインターフェース(I/F)150を有している。
記憶部120は、制御部110により実行されるプログラム(制御部110の各機能を実現するためのプログラム)やパラメータ等を格納する機能を担っている。記憶部120の例としてRAM、ROM等が挙げられる。この実施形態では、記憶部120には、制御プログラム121、アプリケーション122、及びプリンタードライバー123を含むプログラムが格納されているものとする。
操作入力部130及び表示出力部140は、ユーザインタフェースの機能を担っている。情報処理装置100では、操作入力部130を用いてユーザから操作やデータ入力を受付け、表示出力部140を用いてユーザへの情報出力や操作画面の提示を行う機能を担っている。
操作入力部130は、例えば、キーボードやマウス等により構成することができる。表示出力部140としては、例えば、ディスプレイ等が挙げられる。
ネットワークインターフェース150は、ネットワークNに接続するためのインタフェースである。情報処理装置100は、ネットワークインターフェース150を用いてネットワークNに接続し、ネットワークNを介して印刷装置200と通信する。
制御部110は情報処理装置100全体を制御する機能を担っており、入力制御部111、表示制御部112、実行部113、及び通信制御部114を有している。
入力制御部111は、操作入力部130からの操作信号(ユーザの操作に応じた操作信号)を取得し、ユーザの操作/入力内容を認識(例えば、プリンタードライバー123の印刷設定情報等を認識)するものである。
表示制御部112は、表示出力部140に画像(例えば、印刷データに基づく印刷イメージ等)を表示させる処理を行うものである。
実行部113は、記憶部120に格納されている各プログラム(制御プログラム121、アプリケーション122、プリンタードライバー123等)を実行する機能(プログラムを実行するプロセッサの機能)を担っている。
通信制御部114は印刷装置200との通信を制御する機能を担っている。
制御プログラム121は制御部110を入力制御部111、表示制御部112、実行部113、通信制御部114として機能させるためのプログラム(例えば、OS等のミドルウェアに相当するプログラム)である。
アプリケーション122は、この実施形態では文書等のデータ(印刷対象となるデータ)を作成するプログラムであるものとする。
プリンタードライバー123は印刷装置200を用いた印刷の挙動を制御するプログラムである。プリンタードライバー123が記憶される領域には、印刷の各設定項目についてデータを保持するための設定データテーブル123aも記憶されているものとする。設定データテーブル123aの内部構成については後述する。
次に、印刷装置200の内部構成について説明する。
印刷装置200は、制御部210、記憶部220、操作入力部230、印刷部240、及びネットワークインターフェース(I/F)250を有している。
制御部210は印刷装置200全体を制御するものであり、印刷制御部211及び通信制御部212を有している。
印刷制御部211は、印刷部240が行う印刷プロセスを制御するものである。
通信制御部212は情報処理装置100との通信に関する制御を行うものである。
記憶部220は、制御部210が行う各処理に際して用いられるプログラムやデータを格納するものである。
操作入力部230はユーザからの操作入力を受付けるデバイスである。
印刷部240は、制御部210(印刷制御部211)の制御に従って、印刷用紙に印刷を行う装置(プリンターエンジン)である。
ネットワークインターフェース250はネットワークNに接続するためのインタフェースである。印刷装置200は、ネットワークインターフェース250を用いてネットワークNに接続し、ネットワークNを介して情報処理装置100にアクセスする。
次に、情報処理装置100の制御部110で動作する実行部113の内部構成について図2を用いて説明する。図2では、制御部110の実行部113が、記憶部120を構成する各プログラムを実行した場合の機能的構成について示している。
図2に示すように、実行部113では、アプリケーション実行部113a、データ作成部113b、画面作成部113c、情報登録部113d、及び情報表示切替部113eが構成されている。
アプリケーション実行部113aは、実行部113が、記憶部120上のアプリケーション122を実行することにより構成されるものである。アプリケーション実行部113aは、記憶部120内でアプリケーション122に割当てられた領域を作業領域として動作する。
アプリケーション実行部113aは、印刷するための描画データを作成し、グラフィックエンジンなどによって描画データをプリンタードライバー123に依存する描画形式に変換した後、そのデータをデータ作成部113bに供給する。
データ作成部113bは、アプリケーション実行部113aから供給されたデータ(描画データに基づくデータ)に基づいて、印刷装置200が処理可能な印刷データを作成し、作成したデータを通信制御部114に供給する。
画面作成部113cは、プリンタードライバー123のユーザインタフェース(以下、「UI」と呼ぶ)としてのダイヤログ画面(操作画面;GUI画面)を作成し、表示制御部112に表示させる処理を行う。以下では、プリンタードライバー123(設定データテーブル123a)が印刷設定の各設定項目について入力を受付けるダイヤログ画面を、「プリンタードライバーUI画面」(第1の操作画面)と呼ぶものとする。
情報登録部113dは、画面作成部113cが表示させたプリンタードライバーUI画面(ダイアログ画面)で、ユーザが操作した内容(操作入力部130を用いて操作した内容)を認識して、ユーザの操作に従った入力情報を取得する。そして、情報登録部113dは、取得した入力情報に基づいて、プリンタードライバー123の設定データテーブル123aを更新する。
情報表示切替部113eは、画面作成部113cが表示させたプリンタードライバーUI画面等の操作画面で、ユーザの操作に従い、表示内容を切替える指示を画面作成部113cに与える。そして、データ作成部113bは情報表示切替部113eの指示に従って表示内容を切替える。
次に、設定データテーブル123aの構成について説明する。
図8は、設定データテーブル123aのデータ構造の例について示した説明図である。
設定データテーブル123aには、印刷設定の設定項目ごとに、項目名810、初期値820、現在の設定値830、最終更新日840、判定結果850を含むデータ(情報)が登録されている。
項目名810は、当該設定項目の名称を示している。
初期値820の項目は、当該設定項目の現在の設定値830に初期に設定される標準設定値(デフォルト値)を示している。初期値820の項目は、例えば、プリンタードライバー123がインストールされる際に設定(例えば、インストール時にプリンタードライバー123の一部として記憶部120に格納される図示しないドライバー情報ファイルのデータに基づいて設定)される。
現在の設定値830の設定項目は、現在のプリンタードライバー123における印刷設定に適用される設定値を示している。現在の設定値830の設定項目には、初期値820の値が初期値として設定され、その後実行部113(情報登録部113d)により設定変更される。
最終更新日840は、現在の設定値830の項目が最後に更新された日時を示している。
判定結果850の項目は、現在の設定値830の状態に関する判定結果を示す項目である。具体的には、判定結果850は、初期値820及び最終更新日840に基づき現在の設定値830の状態を判定した結果について示している。判定結果850は、初期値820と現在の設定値830の値が異なり、かつ、最終更新日840と現在時刻(例えば、制御部110を構成する図示しない時計によるOSシステム時刻)との差が一定期間以上(例えば、10日間以上)であるという所定の条件を満たすか否かの判定結果を示している。言い換えると、上述の所定の条件は、初期値から変更されており、かつ、最後に変更されてから所定期間以上経過しているという条件となる。各設定項目の判定結果850は、上述の所定の条件を満たす場合FALSEとなり、それ以外の場合(上述の条件を満たさない場合)はTRUEとなる。
次に、情報処理装置100の制御部110(実行部113)がプリンタードライバーUI画面を用いてユーザから印刷設定の各項目について情報入力を受け付ける際の操作画面の概要について説明する。実行部113では、画面作成部113c及び情報表示切替部113eによりプリンタードライバーUI画面の表示制御が行われ、情報登録部113dにより当該プリンタードライバーUI画面で入力された入力情報が認識され、プリンタードライバー123に設定される。
図3は、情報処理装置100が表示出力部140に表示するプリンタードライバーUI画面の構成例を示した説明図である。
プリンタードライバーUI画面は、プリンタードライバー123の初期値である印刷設定を示したダイヤログ画面である。
図3に示すように、プリンタードライバーUI画面の左側にはメイン画像表示部310と、サブ画像表示部320が配置されている。
メイン画像表示部310には、メイン画像として給紙トレイを明示的に図示した装置画像311、サブ画像として用紙レイアウトを明示的に示したイメージ画像321が表示されている。
プリンタードライバーUI画面の右側には、設定項目ごとの設定値を入力可能な印刷設定部330が配置されている。印刷設定部330には、印刷設定の各設定項目について設定値の入力を受付ける設定部が配置されている。図3において、印刷設定部330には、「用紙サイズ」の設定値の入力を受付ける用紙サイズ設定部331a、「給紙トレイ」の設定値の入力を受付ける給紙トレイ設定部332a、「モノクロ印刷」の設定値(モノクロ印刷を行う可否かを示す設定値)の入力を受付けるモノクロ印刷設定部333a、及び「トナーセーブ印刷」の設定値(トナーセーブ印刷を行うか否かを示す設定値)の入力を受付けるトナーセーブ印刷設定部334aが表示されている。また、用紙サイズ設定部331a、給紙トレイ設定部332aについては、設定値を選択する用紙サイズ選択コンボボックス331b、給紙トレイ選択コンボボックス332bが表示されている。さらに、モノクロ印刷設定部333a及びトナーセーブ印刷設定部334aについては、設定値(ON又はOFF)を選択するモノクロ印刷選択チェックボックス333b、トナーセーブ印刷選択チェックボックス334bが表示されている。
プリンタードライバーUI画面で、OKボタン340が押下されると、制御部110(情報登録部113d)が、現在のプリンタードライバーUI画面における各項目の設定値を入力情報として取得し、当該入力情報に基づいて、プリンタードライバー123の設定を更新する。また、プリンタードライバーUI画面でOKボタン340が押下されると、情報表示切替部113eがOKボタン340の押下を認識して、画面作成部113cにプリンタードライバーUI画面の表示終了を指示する。そして、画面作成部113cは、プリンタードライバーUI画面の表示を終了する。
プリンタードライバーUI画面で、標準設定ボタン350(初期値設定部)が押下されると、情報表示切替部113eは、画面作成部113cに、印刷設定部330の各設定部(用紙サイズ選択コンボボックス331b、給紙トレイ選択コンボボックス332b、モノクロ印刷選択チェックボックス333b、トナーセーブ印刷選択チェックボックス334b)の設定値を初期値(設定データテーブル123aの初期値820)に戻すように指示する。そして、画面作成部113cは、情報表示切替部113eの指示に従って、印刷設定部330の各設定部の設定値を初期値に変更する。また、プリンタードライバーUI画面で、標準設定ボタン350が押下されると、情報表示切替部113eは、画面作成部113cに、プリンタードライバーUI画面の表示を終了させて後述する標準設定オプション画面(第2の操作画面)を表示させる。なお、このとき、情報登録部113dは、プリンタードライバーUI画面の表示内容を、プリンタードライバー123に反映させない。
図5は、標準設定オプション画面の構成例について示した説明図である。
標準設定オプション画面は、図3のプリンタードライバーUI画面で標準設定オプションボタン360が押下された後に表示されるダイヤログ画面である。
標準設定オプション画面の左側にはプリンタードライバーUI画面の標準設定ボタン350をユーザが押下しても、初期値に戻さないよう固定化(変更規制)する設定を受付けるオブジェクト(以下、「設定固定部」又は「規制設定部」と呼ぶ)が配置されている。図5に示す標準設定オプション画面では、印刷設定のうち、用紙サイズ、給紙トレイ、モノクロ印刷、トナーセーブ印刷の設定項目について、それぞれ設定固定部としてのチェックボックスが配置されている。具体的には、図5では、用紙サイズ、給紙トレイ、モノクロ印刷、トナーセーブ印刷のそれぞれの設定項目に対応する設定固定部として、用紙サイズ設定固定部501a、給紙トレイ設定固定部502a、モノクロ印刷設定固定部503a、トナーセーブ印刷設定固定部504aが配置されている。そして、各設定固定部には、当該設定項目の設定値を固定化対象(変更規制対象)とするか否かを選択可能なチェックボックスが配置されている。図5に示すように、用紙サイズ設定固定部501aには用紙サイズ設定固定選択チェックボックス501b、給紙トレイ設定固定部502aには給紙トレイ設定固定選択チェックボックス502b、モノクロ印刷設定固定部503aにはモノクロ印刷設定固定選択チェックボックス503b、トナーセーブ印刷設定固定部504aにはトナーセーブ印刷設定固定選択チェックボックス504bがそれぞれ配置されている。
推奨表示アイコン説明表示部510には、後述する推奨表示アイコンの意味を説明するメッセージが表示されている。
標準設定オプション画面では、OKボタン520が押下されると、固定化する項目を設定した状態で終了する(プリンタードライバーUI画面の表示に戻る)。
標準設定オプション画面は、キャンセルボタン530が押下されると、ユーザからの設定を反映せずに終了する(プリンタードライバーUI画面の表示に戻る)。標準設定オプション画面では、初期値から変更して一定期間経過した設定項目が存在する場合、当該設定項目に対応する設定固定部に、後述する推奨表示アイコンを表示する。
各設定固定部において、設定固定選択チェックボックスがオン(チェックON)に設定されると、当該設定固定部に対応する設定項目は、プリンタードライバーUI画面の標準設定ボタン350が押下されても、初期値に戻ることはない設定となる。なお、標準設定オプション画面で設定された内容(各設定項目について、設定固定化対象とするか否かを示す情報)については、一時的に制御部110(情報登録部113d)が保持するようにしてもよいし、設定データテーブル123aの一部として記憶部120(プリンタードライバー123)に保持し、次回以降も用いるようにしてもよい。
また、標準設定オプション画面では、初期値から設定値が変更された状態で一定期間以上経過した設定項目(設定データテーブル123aで判定結果850がFALSEの設定項目)の設定固定部については、チェックボックスをオンとしないように推奨するアイコン(画像、シンボル)(以下、「推奨表示アイコン」と呼ぶ)が追加表示されるようになっている。図5に示す標準設定オプション画面では、用紙サイズ設定固定部501a及びトナーセーブ印刷設定固定部504aに、それぞれ推奨表示アイコン501c、504cが表示されている。したがって、図5に示す標準設定オプション画面では、用紙サイズとトナーセーブの項目について、初期値から変更された状態で、一定期間使用し続けていることを示している。
次に、情報処理装置100において、設定固定部に対する操作により設定値が固定される処理について説明する。
ここでは、図3のプリンタードライバーUI画面における印刷設定部330の各設定値が初期値であるものとして説明する。図3のプリンタードライバーUI画面における印刷設定部330では、用紙サイズが「A4」、給紙トレイが「トレイ1」、モノクロが「OFF」(チェック無し)、トナーセーブが「OFF」(チェック無し)となっている。
そして、図3のプリンタードライバーUI画面において、印刷設定部330の一部の項目について図4のように設定が変更された状態で一定期間が経過したものとする。
図4は、情報処理装置100が表示出力部140に表示するプリンタードライバーUI画面の遷移の例を示した説明図である。
図4に示すプリンタードライバーUI画面は、図3に示すプリンタードライバーUI画面と比較して、一部の設定項目(用紙サイズ、及びトナーセーブの設定項目)が異なっている。具体的には、図4に示すプリンタードライバーUI画面では、用紙サイズ選択コンボボックス331bにおいて「A5」が選択されており、トナーセーブ印刷選択チェックボックス334bにおいてチェックが「ON」に設定変更されている点で、図3のプリンタードライバーUI画面と異なっている。
図4のプリンタードライバーUI画面では、初期値(図3の状態)と比較して、用紙サイズ(用紙サイズ選択コンボボックス331b)の設定値と、トナーセーブ印刷(トナーセーブ印刷選択チェックボックス334b)の設定値について、初期値から変更されている。そして、図4のような設定内容で一定期間経過すると、図5の標準設定オプション画面に示すように、初期値から変更された設定項目に対応する用紙サイズ設定固定部501aとトナーセーブ印刷設定固定部504aに、それぞれ推奨表示アイコン501c、504cが表示されることになる。
次に、標準設定オプション画面において、各設定固定部にカーソル(マウスカーソル)が当てられた場合(重ねられた場合)の動作について説明する。
図6は、標準設定オプション画面において、トナーセーブ印刷設定固定部504aにマウスカーソルが当てられた状態について示している。
標準設定オプション画面では、いずれかの設定固定部にカーソル(マウスカーソル)が当てられると、当該設定固定部に係る設定項目の状態に関する情報(例えば、当該設定項目の初期値や現在の設定等)を提示するためのメッセージ(いわゆるツールチップメッセージ)が追加表示(ポップアップ表示)される。
図6では、トナーセーブ印刷設定固定部504aにマウスカーソルを当てている状態である。そして、図6では、マウスカーソルが当てられたトナーセーブ印刷設定固定部504a(トナーセーブ印刷の項目)に対応するツールチップメッセージ504dが追加表示されている。ツールチップメッセージ504dには、トナーセーブ印刷設定項目の初期値を示すメッセージ(図6では「初期値:トナーセーブ設定ON」というメッセージ)と、現在の設定値を示すメッセージ(図6では、「現在の設定値:トナーセーブ設定OFF」というメッセージ)が含まれている。当然ながら、標準設定オプション画面では、トナーセーブ印刷設定固定部504a以外の設定固定部(用紙サイズ設定固定部501a、給紙トレイ設定固定部502a、モノクロ印刷設定固定部503a)にマウスカーソルを当てた場合にも、当該設定固定部に係る設定項目に対応したツールチップメッセージが追加表示される。
次に、プリンタードライバーUI画面において、標準設定ボタン350にカーソル(マウスカーソル)が当てられた場合(重ねられた場合)の動作について説明する。
図7は、図6の標準設定オプション画面600の設定が適用された後、プリンタードライバーUI画面において、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態について示している。
プリンタードライバーUI画面では、標準設定ボタン350にカーソル(マウスカーソル)が当てられると、標準設定オプションの設定状態に関する情報を提示するためのツールチップメッセージが追加表示(ポップアップ表示)される。
図7に示すプリンタードライバーUI画面では、標準設定ボタン350にカーソルが当てられ、ツールチップメッセージ351がポップアップ表示された状態について示している。
図7に示すツールチップメッセージ351では、標準設定ボタン350を押下しても初期値(標準設定)に戻らない設定項目の名称(図7では、「トナーセーブ印刷」)と、初期値から変更した状態で一定期間使用しているが、標準設定オプション画面600にて固定化対象とならなかった設定項目の名称(図7では「用紙サイズ」)が表示されている。また、ツールチップメッセージ351では、初期値とは変更した状態で一定期間使用しているが、標準設定オプション画面600にて固定化対象とならなかった設定項目が存在する場合は、標準設定オプション画面600の機能を利用(設定固定化対象に変更)するよう促す警告メッセージも(警告メッセージ)追加される。
次に、情報処理装置100(制御部110)がプリンタードライバーUI画面を表示し、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられるまでの処理概要について図9のフローチャートを用いて説明する。
情報処理装置100(制御部110)では、ユーザの操作(操作入力部130に対する操作)に応じて、アプリケーション122の起動、印刷データの生成、及びネットワークNを介した印刷装置200への印刷データ送信(印刷実行依頼)が実行される。その際、制御部110では、プリンタードライバーUI画面をユーザに提示して、印刷設定の受付けを行うことが可能である。
まず、ユーザの操作により制御部110で、アプリケーション122が起動(アプリケーション実行部113aにより起動)されたものとする。そして、ユーザの操作により、アプリケーション122上で印刷を指示する操作(例えば、図示しないプリントボタンの押下等)が行われたものとする(S901)。
そして、制御部110は、印刷データの作成に先立ち、プリンタードライバーUI画面を用いて印刷設定を受け付けることを決定する(S902)。そして、制御部110は、プリンタードライバー123のプリンタードライバーUI画面を呼び出して表示出力部140に表示させる。以後制御部110は、プリンタードライバーUI画面上の操作(例えば、ユーザのマウスカーソルを用いた操作)を監視し、ユーザの操作に応じた入力受付(表示切替)を行う。また、制御部110は、プリンタードライバーUI画面で標準設定オプションボタン360が押下された場合は、標準設定オプション画面を表示して、固定化対象とする設定項目の選択を受付けることが可能である。
その後、制御部110は、現在プリンタードライバーUI画面に現在表示されている各設定項目の設定値と、プリンタードライバー123の初期値(設定データテーブル123aの初期値820)とを比較し、初期値から変更された設定項目の有無を確認する(S903)。制御部110は、初期値から変更された設定項目がない場合、図9のフローチャートでの処理を終了し、初期値から変更している設定項目があった場合、後述するステップS904の処理に移行する。
上述のステップS904で、初期値から変更している設定項目があると判定された場合、制御部110は、標準設定オプション画面において固定化対象として選択された設定項目の有無を確認する(S904)。制御部110は、設定値が固定化された設定項目が無かった場合は当該フローチャートでの処理を終了し、設定値が固定化された設定項目があった場合は、後述するステップS905の処理に移行する。
上述のステップS904で、設定値が固定化された設定項目があったと確認された場合、制御部110は、「固定化対象となった設定項目」と、「固定化対象となっておらず、かつ、初期値とは異なる設定値で一定期間使用し続けている設定項目」を確認する(S905)。具体的には、制御部110は、現在の時刻に基づいて、設定データテーブル123aの判定結果850を更新し、固定化対象となっていない設定項目のうち、判定結果850がFALSEとなっている設定項目を、「固定化対象となっておらず、かつ、初期値とは異なる設定値で一定期間使用し続けている設定項目」として認識する。
次に、制御部110は、標準設定ボタン350にカーソルが当てられているか否かを確認し(S906)、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられている場合には後述するステップS907から動作し、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられていない場合には、図9のフローチャートでの処理を終了する。
上述のステップS906で、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられていると判断された場合、制御部110は、プリンタードライバーUI画面上に、ツールチップメッセージを追加表示(例えば、図7に示すようなツールチップメッセージ351をポップアップ表示)して(S907)、図9のフローチャートでの処理を終了する。なお、制御部110は、一旦ツールチップメッセージを表示すると、標準設定ボタン350が押下されるか、マウスカーソルが標準設定ボタン350から離れる、当該ツールチップメッセージを表示し続ける。
次に、情報処理装置100(制御部110)が標準設定オプション画面を表示し、推奨表示アイコンを表示するまでの動作概要について図10のフローチャートを用いて説明する。
制御部110は、プリンタードライバーUI画面で標準設定オプションボタン360が押下されると、まず直前のプリンタードライバーUI画面で、初期値から変更された設定項目の有無を確認する(S1001)。制御部110は、プリンタードライバーUI画面で初期値から変更された設定項目が無かった場合、図10のフローチャートでの処理を終了し、プリンタードライバーUI画面で初期値から変更された設定項目があった場合は、後述するステップS1002の処理に移行する。
上述のステップS1001において、プリンタードライバーUI画面で初期値から変更された設定項目があったと確認された場合、制御部110は、初期値から変更された設定項目のそれぞれについて、最後に変更してから一定期間経過しているものの有無を判断する(S1002)。具体的には、制御部110は、現在の時刻に基づいて、設定データテーブル123aの判定結果850を更新し、判定結果850がFALSEとなっている設定項目を、該当する設定項目(初期値から変更されており、かつ、最後に変更してから一定期間経過している設定項目)として認識する。制御部110は、該当する設定項目が無かった場合図10のフローチャートでの処理を終了し、該当する設定項目があった場合には後述するステップS1003から動作する。
上述のステップS1002で、該当する設定項目があったと判断された場合、制御部110は、その該当する設定項目のそれぞれの設定固定部に推奨表示アイコン(例えば、図6に示すような「!」のアイコン)を、追加表示して(S1003)、図10のフローチャートの処理を終了する。推奨表示アイコンに対応するアイコン(画像)については、「!」に限定されず、種々のアイコン(画像)を適用することができる。
以上のように、この実施形態では、制御部110(主として画面作成部113c及び情報表示切替部113e)により、第1の操作画面としてのプリンタードライバーUI画面に関する処理を行う第1の操作画面提供手段と、プリンタードライバーUI画面上の各設定入力部の値を所定の初期値に変更する処理を行う入力値初期化手段と、第2の操作画面としての標準設定オプション画面に関する処理を行う第2の操作画面提供手段が実現されている。また、この実施形態では、制御部110(主として情報登録部113d)及び記憶部120(プリンタードライバー123)により、印刷処理(画像形成処理)を依頼する際の印刷設定(画像形成設定)の各設定項目の設定情報(この実施形態では、現在の設定値830)を保持する設定情報保持手段と、設定情報を更新する設定情報更新手段とが実現されている。さらにまた、この実施形態では、制御部110(主としてデータ作成部113b)により印刷処理(画像形成処理)を依頼する処理を行う画像形成依頼処理手段が実現されている。また、この実施形態では、制御部110(主として情報登録部113d)により、設定項目ごとに、最後に現在の設定値830が初期値以外の設定に変更されてからの経過期間を管理(例えば、判定結果850を更新管理)する経過時間管理手段が実現されている。
また、この実施形態の情報処理プログラムは、主として実行部113において設定データテーブル123aを更新する処理を行うプログラムにより実現される。具体的には、例えば、画面作成部113c、情報登録部113d、及び情報表示切替部113eを含む機能を実現するプログラムにより、本発明の情報処理プログラムは構成されている。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態における情報処理装置100の動作を説明する。
まず、制御部110が、設定データテーブル123aの最終更新日840を更新する動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部110において、設定データテーブル123aの現在の設定値830を変更する処理発生が検知されたものとする(S1101)。なお、図11では、ユーザの操作により、制御部110が現在の設定値830を変更する処理については別のフローチャートの処理(例えば、後述する図12のフローチャートに基づく別スレッドの処理)により処理されるものとした処理フローとなっている。
次に、制御部110が、プリンタードライバー123で変更した設定項目を取得する(S1102)。
次に、制御部110が現在時刻(設定変更を検知した時刻)を取得する(S1103)。制御部110が現在時刻を取得する手段については限定されないものであり、例えば、図示しない内部の時計に基づく時刻(OSシステム時刻)を用いるようにしてもよいし、外部装置と通信して現在時刻を取得するようにしてもよい。
次に、制御部110が、上述のステップ1101で設定変更を検知した設定項目の最終更新日840にステップS1101で取得した現在時刻を書き込み(S1104)、図11のフローチャートの処理を終了する。
次に、制御部110が、設定データテーブル123aの現在の設定値830を更新する際の一連の動作について、図12のフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部110が、ユーザの操作に応じてプリンタードライバーUI画面を表示出力部140に表示したものとする(S1201)。以後、プリンタードライバーUI画面では、ユーザの操作に応じて、各設定項目について設定値の変更が可能となる。
その後、プリンタードライバーUI画面でOKボタン340が押下されると、制御部110は、現在のプリンタードライバーUI画面に設定された全設定項目の値を取得する(S1202)。
次に、制御部110は、取得した全設定項目の値を、設定データテーブル123aの現在の設定値830に書き込む(S1203)。なお、このとき、制御部110は、設定値の変更があった設定項目についてのみ、設定データテーブル123aの現在の設定値830に書込むようにしてもよい。
次に、制御部110は、設定データテーブル123aの各設定項目について、後述するステップS1204〜S1212のループ処理を行う。
まず、制御部110は、未処理の設定項目(ステップS1204〜S1212のループ処理を行っていない設定項目)を選択し、選択した設定項目(以下、「注目設定項目」とも呼ぶ)の初期値820と現在の設定値830とを比較する(S1204)。
そして、制御部110は、ステップS1204における比較結果を確認する(S1205)。制御部110は、注目設定項目の初期値820と現在の設定値830が同一だった場合には後述するステップS1210に移行し、注目設定項目の初期値820と現在の設定値830が異なる場合には、後述するステップS1206に移行する。
注目設定項目の初期値820と現在の設定値830が異なる場合、制御部110は、現在時刻を取得し(S1206)、注目設定項目の最終更新日840とを比較し(S1207)、比較結果が同一だったか否かを確認する(S1208)。なお、制御部110が現在時刻を取得する方法は、上述の通り限定されないものである。そして、制御部110は、現在時刻と注目設定項目の最終更新日840が同一である場合には、後述するステップS1210に移行し、現在時刻と注目設定項目の最終更新日840が異なる場合には、後述するステップS1209に移行する。
現在時刻と注目設定項目の最終更新日840が同一でない場合、制御部110は、比較結果の差異が一定期間未満であるか否かを判断する(S1209)。なお、ここでの一定期間は、設定データテーブル123aの判定結果850を判定する際の閾値となる期間(例えば、10日間)である。そして、制御部110は、比較結果の差異が一定期間未満の場合には後述するステップS1210に移行し、比較結果の差異が一定期間以上の場合には、後述するステップS1211の処理に移行する。
現在時刻と注目設定項目の最終更新日840の差異が一定期間以上の場合、制御部110は、注目設定項目の判定結果850をFALSEに更新して(S1211)後述するステップS1212の処理に移行する。
ステップS1210の処理に移行すると、制御部110は、注目設定項目の判定結果850をTRUEに更新して、後述するステップS1212の処理に移行する。
ステップS1212の処理に移行すると、制御部110は、今回のループ処理を終了し、未選択の設定項目がある場合には、上述のステップS1204の処理に戻って動作する。未選択の設定項目がない場合、制御部110は、図12のフローチャートの処理を終了する。
次に、プリンタードライバーUI画面で、標準設定オプションボタン360が押下された場合の動作全体について図13のフローチャートを用いて説明する。
まず、プリンタードライバーUI画面で、標準設定オプションボタン360が押下されたことを制御部110が認識したもとする。そうすると、制御部110は、標準設定オプション画面を表示出力部140に表示させる(S1301)。
次に、制御部110は、記憶部120に格納されている設定データテーブル123aで、判定結果850の値がFALSEとなっている設定項目(項目名810)を取得する(S1302)。
そして、制御部110は、判定結果850の値がFALSEとなっている設定項目の固定設定部に対して推奨表示アイコン(所定の画像)を追加表示する処理を行う(S1303)。
そして、その後、制御部110が、標準設定オプション画面の各設定項目にマウスカーソルに当てられたことを検知した場合、判定結果850の値がFALSEとなっている設定項目に関する情報(例えば、図6に示すツールチップメッセージ504dのように、当該設定項目の初期値820及び現在の設定値830を含む情報)をツールチップメッセージとして表示する(S1304、S1305)。
次に、プリンタードライバーUI画面が呼び出された場合の制御部110の動作について、図14のフローチャートを用いて説明する。
なお、図14において、DefaultSettingOptionフラグは、標準設定オプション画面を用いて、いずれかの設定項目について固定化する旨の選択を受け付けたか否かを管理するためのフラグ情報(変数)である。図14のフローチャートにおいて、DefaultSettingOptionフラグの初期値は、FALSE(いずれかの設定項目についても固定化する旨の選択を受け付けていないことを示す値)であるものとする。
まず、ユーザの操作に応じて、制御部110が、プリンタードライバーUI画面を表示するように、表示出力部140を制御したものとする(S1401)。これにより、制御部110は、プリンタードライバーUI画面の各設定項目の設定値変更、及び、標準設定オプション画面を用いた固定化対象となる設定項目の受け付けを行うことが可能となる。
その間、制御部110は、プリンタードライバーUI画面で標準設定オプションボタン360が押下され、固定化する設定項目の選択を受付け、OKボタン520が押下されると、固定化対象となる設定項目(設定固定部でチェックボックスがONに操作された設定項目)を保持すると共に、DefaultSettingOptionフラグの値をTRUE(いずれかの設定項目について固定化対象とする旨の選択を受け付けたことを示す値)に更新する(S1402、S1403)。
その後、制御部110は、プリンタードライバーUI画面を表示中に、設定データテーブル123aの情報を取得する(S1404)。
そして、制御部110は、DefaultSettingOptionフラグの値がTRUEであるかを判断する(S1405)。制御部110は、DefaultSettingOptionフラグの値がTRUEの場合は後述するステップS1406の処理に移行し、DefaultSettingOptionフラグの値がFALSEの場合は後述するステップS1407に移行する。
上述のステップS1405で、DefaultSettingOptionフラグの値がTRUEと確認された場合、制御部110は、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっているか否かを判断し(S1406)、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっている場合には後述するステップS1408の処理に移行し、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっていない場合には図14のフローチャートの処理を終了する。
上述のステップS1406において、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっていると判断された場合、制御部110は、ツールチップメッセージとして、標準設定オプション画面で固定化する旨が選択された設定項目の項目名と、初期値から変更して一定期間使用し続けている設定項目(初期値に戻ってしまう項目)を含むメッセージを追加表示して(S1408)、図14のフローチャートの処理を終了する。
一方、上述のステップS1405で、DefaultSettingOptionフラグの値がFALSEと確認された場合、制御部110は、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっているか否かを判断し(S1407)、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっている場合には後述するステップS1409の処理に移行し、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっていない場合には図14のフローチャートの処理を終了する。
上述のステップS1407において、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた状態となっていると判断された場合、制御部110は、ツールチップメッセージとして、初期値から変更して一定期間使用し続けている設定項目(初期値に戻ってしまう項目)を含むメッセージを追加表示して(S1409)、図14のフローチャートの処理を終了する。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
この実施形態の情報処理装置100では、任意の設定項目(ユーザの操作に応じたせって項目)について、原則として全設定項目が初期値に戻る操作を実行(標準設定ボタン350の押下)しても初期値に戻らないようにする設定固定化(設定変更規制)の対象とすることができる。これにより、情報処理装置100を利用するユーザは、固定化対象とする設定項目と、初期値に戻す設定項目を容易に判断可能となり、所望の設定を行う際の利便性が向上する。
また、この実施形態の情報処理装置100では、標準設定オプション画面において、初期値から変更された状態で一定期間使用し続けている設定項目の固定設定部に、所定の画像(例えば、推奨表示アイコン)を表示している。これにより、情報処理装置100を利用するユーザは、標準設定オプション画面において、設定項目ごとに、固定化対象とするか、初期値に戻すかの判断がしやすくなり、利便性が向上する。
さらに、この実施形態の情報処理装置100では、標準設定オプション画面において、固定設定部にマウスカーソルが当てられた場合、ツールチップメッセージとして初期値と現在の設定値を追加表示することで、ユーザに当該設定項目を固定化対象とすることを促している。これにより、情報処理装置100を利用するユーザは、標準設定オプション画面において、設定項目ごとに、固定化対象とするか、初期値に戻すかの判断がしやすくなり、利便性が向上する。
さらに、この実施形態の情報処理装置100では、プリンタードライバーUI画面において、標準設定ボタン350にマウスカーソルが当てられた場合に、ツールチップメッセージとして「初期値から変更された状態で一定期間使用し続けており、かつ固定化対象となっていない設定項目」と、「固定化対象となっている設定項目」を追加表示している。これにより、この実施形態の情報処理装置100では、ユーザに、各設定項目を個別に固定化対象とすることができる機能(以下、「設定値固定化機能」と呼ぶ)の利用を促し、設定値固定化機能の存在を知らないユーザの利便性を向上させることができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態では、本発明の情報処理装置で印刷処理の依頼先となる装置をプリンタとしての印刷装置200であるものとして説明したが、プリント機能(外部から印刷データを受信して印刷する機能)に対応していれば、複合機等の他の画像形成装置であってもよい。
(B−2)上記の実施形態の情報処理装置100では、接続する印刷装置を1台であるものとして説明したが、複数台の印刷装置に接続可能とするようにしてもよい。その場合、情報処理装置100では、印刷装置毎(又は印刷装置の種類毎)に異なるプリンタードライバーがインストールされている必要がある。
(B−3)上記の実施形態では、各設定項目に関する情報(初期値820、現在の設定値830、最終更新日840、判定結果850)を1つの設定データテーブル123aで管理しているが、項目ごとに複数のデータ(ファイル)に分散して管理するようにしてもよい。また、設定データテーブル123aを記憶する媒体や位置(領域)についても限定されないものであり、種々の記憶手段に置き換えるようにしてもよい。