JP2017194807A - 往診端末装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】患者の選択が誤っているおそれがある場合に、ユーザーに対して注意を促し、患者の選択ミスを防ぐ。
【解決手段】往診端末装置10は、患者毎に、当該患者の所在を示す患者位置情報を記憶する記憶部16と、記憶部16に記憶されている患者の中から往診対象患者を選択するための操作部12と、往診先で現在地を示す現在地位置情報を取得する現在地位置情報取得部15と、を備え、選択された往診対象患者に対応する患者位置情報を記憶部16から取得し、当該取得された患者位置情報と現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報とを比較し、両者が一致しない場合に警告を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、往診端末装置及びプログラムに関する。
近年、医療分野においても情報の電子化が進み、患者情報や医用画像等が電子データとして管理されている。患者を撮影して得られた医用画像の画像データは、その患者と対応付けられて保存される。
例えば、患者を撮影する撮像装置において、撮像装置の位置情報を取得し、位置情報をサーバに送信し、位置情報から特定された患者の情報をサーバから受信することで、患者の情報と撮影画像とを対応付けて記録するものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2015−133046号公報
ところで、往診時にも、患者を撮影したり、検査を行ったりして患者から各種データを採取する場合があるが、このデータを患者と対応付けるためには、登録されている多数の患者が表示された患者リストの中から該当患者を選択する必要がある。
この際、ユーザーは、患者IDや患者氏名、同姓同名の患者が存在する場合にはさらに生年月日等、予め患者の詳細な情報を知った上で、患者リストから患者を選択する必要があり、人的な選択ミスを防ぐことは難しかった。そこで、患者の選択が誤っている場合には、ユーザーに対して注意を促すことが望ましい。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、患者の選択が誤っているおそれがある場合に、ユーザーに対して注意を促し、患者の選択ミスを防ぐことを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、患者毎に、当該患者の所在を示す患者位置情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている患者の中から往診対象患者を選択するための選択手段と、往診先で現在地を示す現在地位置情報を取得する現在地位置情報取得手段と、前記選択された往診対象患者に対応する患者位置情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された患者位置情報と前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報とを比較し、両者が一致しない場合に警告を行う制御手段と、を備える往診端末装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の往診端末装置において、前記制御手段は、前記選択された往診対象患者に対応する患者位置情報と前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報とが一致しない場合に、前記記憶手段に記憶されている患者のうち、前記患者位置情報が示す位置が前記現在地から所定の範囲内にある患者を、往診対象患者候補として抽出し、当該抽出された往診対象患者候補を表示手段に表示させる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の往診端末装置において、前記患者位置情報及び前記現在地位置情報は、緯度及び経度を含む。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の往診端末装置において、予め各患者の往診先において前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報を、当該患者に対応する患者位置情報として前記記憶手段に記憶させる患者位置情報登録手段を備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の往診端末装置において、複数の患者が属する施設について、当該施設内の各部屋と当該部屋内における各ベッドの配置の組み合わせに対して、当該ベッドの位置を示すベッド位置情報を対応付けて記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段に記憶されている各部屋と当該部屋内における各ベッドの配置の組み合わせに対して、対応付ける患者を指定するための指定手段と、を備え、前記制御手段は、前記指定手段から指定された患者に対して、当該患者が対応付けられた部屋とベッドの配置の組み合わせに対応するベッド位置情報を、当該患者に対応する患者位置情報として用いる。
請求項6に記載の発明は、患者毎に、当該患者の所在を示す患者位置情報を記憶する記憶手段を備える往診端末装置のコンピューターを、前記記憶手段に記憶されている患者の中から往診対象患者を選択するための選択手段、往診先で現在地を示す現在地位置情報を取得する現在地位置情報取得手段、前記選択された往診対象患者に対応する患者位置情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された患者位置情報と前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報とを比較し、両者が一致しない場合に警告を行う制御手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、患者の選択が誤っているおそれがある場合に、ユーザーに対して注意を促し、患者の選択ミスを防ぐことができる。
第1の実施の形態における往診端末装置の機能的構成を示すブロック図である。 患者情報テーブル、患者位置情報テーブル、画像情報テーブルの構造及びテーブル間の対応関係を示す図である。 往診端末装置により実行される患者位置情報登録処理を示すフローチャートである。 患者情報画面を示す図である。 位置情報登録ダイアログを示す図である。 往診端末装置により実行される往診時患者選択処理を示すフローチャートである。 往診端末装置により実行される往診時患者選択処理を示すフローチャートである。 受付リスト画面を示す図である。 検索画面を示す図である。 ビューアー画面を示す図である。 警告メッセージを示す図である。 警告メッセージを示す図である。 第2の実施の形態における施設内の各部屋における各ベッドの配置例を示す図である。 施設内患者位置情報の例を示す図である。 患者情報テーブル、患者位置情報テーブル、画像情報テーブル、施設情報マスタテーブル、施設位置情報詳細テーブルの構造及びテーブル間の対応関係を示す図である。 患者位置情報テーブルの例を示す図である。 施設情報マスタテーブルの例を示す図である。 施設位置情報詳細テーブルの例を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
まず、本発明に係る往診端末装置の第1の実施の形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1に、第1の実施の形態における往診端末装置10の機能的構成を示す。往診端末装置10は、可搬型PC(Personal Computer)により構成される。図1に示すように、往診端末装置10は、制御部11、操作部12、表示部13、通信部14、現在地位置情報取得部15、記憶部16等を備えて構成され、各部はバス17により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、往診端末装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、制御部11は、記憶部16に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部12は、カーソルキー、文字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部11に出力する。また、操作部12は、表示部13に積層されたタッチパネルを備え、ユーザーの指等によるタッチ操作の位置を検出し、その位置に応じた操作信号を制御部11に出力することとしてもよい。操作部12は、記憶部16に記憶されている患者の中から往診対象患者を選択する際に用いられる。すなわち、操作部12は、選択手段として機能する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部11から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部14は、外部装置との間でデータの送受信を行うインターフェースである。例えば、通信部14は、インターネット等の通信ネットワークを介して、外部装置との間でデータの送受信を行う。また、通信部14は、CR(Computed Radiography)、DR(Digital Radiography)、超音波診断装置等から医用画像の画像データ(以下、医用画像データという。)を取得する。
現在地位置情報取得部15は、往診先で現在地を示す現在地位置情報を取得する。現在地位置情報は、緯度及び経度を含む。現在地位置情報取得部15は、例えば、インターネットに接続されたWEBブラウザーを介して、往診端末装置10が存在する位置(現在地)の位置情報を取得する。具体的には、IPアドレスとプロバイダーの所在地とを対応付けたデータベースを利用して、往診端末装置10のIPアドレスから現在地を推定する方法や、周囲のWi−Fi機器の電波を利用して現在地を推定する方法等が用いられる。
また、現在地位置情報取得部15は、GPS(Global Positioning System)衛星から発信される電波を受信し、現在地を推定するものであってもよい。
記憶部16は、ハードディスクや不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種データを記憶する。具体的には、記憶部16には、患者情報テーブルT1、患者位置情報テーブルT2、画像情報テーブルT3、医用画像データ等が記憶されている。
図2に、患者情報テーブルT1、患者位置情報テーブルT2、画像情報テーブルT3の構造及びテーブル間の対応関係を示す。
患者情報テーブルT1は、患者に関する患者情報を管理するためのテーブルである。患者情報テーブルT1には、患者LID(Link Identification)毎に、患者ID、患者氏名、生年月日、性別等が対応付けられている。
患者位置情報テーブルT2は、患者の所在(住所等)に関する情報を管理するためのテーブルである。患者位置情報テーブルT2には、患者位置情報LID毎に、患者LID、郵便番号、住所、患者位置情報等が対応付けられている。患者位置情報は、患者の所在に対応する緯度及び経度を含む。患者位置情報テーブルT2内の患者LIDは、患者情報テーブルT1内の患者LIDとリンクされており、各患者位置情報がいずれの患者に属するものであるかを示している。すなわち、患者情報テーブルT1及び患者位置情報テーブルT2では、患者毎に、当該患者と、当該患者の所在を示す患者位置情報と、が対応付けられている。
なお、一の患者に対して複数の患者位置情報を対応付けることが可能となっている。つまり、患者位置情報テーブルT2において、「患者LID」フィールドの値が同一のレコードが複数存在する場合もある。
画像情報テーブルT3は、医用画像データに関する画像情報を管理するためのテーブルである。画像情報テーブルT3には、画像情報LID毎に、VISIT LID、患者LID、画像取得日時、デバイスID、ファイル保存パス、患者位置情報LID等が対応付けられている。VISIT LIDは、往診や来院を識別するための識別情報である。画像取得日時は、医用画像データが取得(撮影)された日時である。デバイスIDは、医用画像データが生成されたモダリティーの識別情報である。ファイル保存パスは、医用画像データのファイルが保存されている場所を示す情報である。画像情報テーブルT3内の患者位置情報LIDは、患者位置情報テーブルT2内の患者位置情報LIDとリンクされており、各医用画像データがどこで取得されたものであるかを示している。
医用画像データは、各種モダリティーにより生成された画像データである。医用画像データのヘッダーには、DICOM規格に則って、付帯情報が書き込まれている。
制御部11は、予め各患者の往診先において現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報を、当該患者に対応する患者位置情報として記憶部16の患者位置情報テーブルT2に記憶させる。すなわち、制御部11は、患者位置情報登録手段として機能する。
制御部11は、操作部12から選択された往診対象患者に対応する患者位置情報を記憶部16から取得し、当該取得された患者位置情報と、往診先で現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報と、を比較する。
制御部11は、選択された往診対象患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報とが一致した場合に、選択された往診対象患者を処理対象の患者として設定する。患者が処理対象に設定されると、例えば、往診端末装置10において取り込まれた情報(医用画像データ等)や入力された情報が、当該患者と対応付けられて保存されることになる。
制御部11は、選択された往診対象患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報とが一致しない場合に、警告を行う。
制御部11は、警告にもかかわらず、ユーザーにより選択された往診対象患者を処理対象の患者とする旨の指示があった場合には、選択された往診対象患者を処理対象の患者として設定する。
制御部11は、選択された往診対象患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報とが一致しない場合に、記憶部16に記憶されている患者のうち、患者位置情報が示す位置が現在地から所定の範囲内にある患者を、往診対象患者候補として抽出し、当該抽出された往診対象患者候補を表示部13に表示させる。
制御部11は、表示された往診対象患者候補の中からユーザーにより選択された患者を処理対象の患者として設定する。
次に、動作について説明する。
図3は、往診端末装置10により実行される患者位置情報登録処理を示すフローチャートである。この処理は、各患者に対して予め患者位置情報を登録しておく処理であり、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部11は、患者情報画面を表示部13に表示させる(ステップS1)。
図4に、表示部13に表示される患者情報画面131の一例を示す。
患者情報画面131は、各患者に関する情報を登録したり、参照したりするための画面である。
患者情報画面131には、住所情報設定領域20が含まれる。住所情報設定領域20には、患者の住所(所在)毎に、郵便番号入力欄21、住所入力欄22、位置情報登録済みチェックボックス23が設けられている。また、住所情報設定領域20には、「位置情報登録」ボタンB1、削除ボタンB2、追加ボタンB3、「住所検索」ボタンB4が含まれる。
郵便番号入力欄21、住所入力欄22には、それぞれ、郵便番号、住所が入力される。
位置情報登録済みチェックボックス23は、対応する住所に患者位置情報(緯度及び経度)が登録されているか否かを示すものである。
「位置情報登録」ボタンB1は、住所情報設定領域20において選択されている住所情報に対して、患者位置情報を対応付けて登録するためのボタンである。図4では、住所情報設定領域20において、2番目の住所情報が選択されている。
削除ボタンB2は、住所情報設定領域20において選択されている住所情報を削除するためのボタンである。
追加ボタンB3は、患者情報画面131に対応する患者に対して、新たに住所情報を追加するためのボタンである。追加ボタンB3が押下されると、郵便番号入力欄21、住所入力欄22、位置情報登録済みチェックボックス23が1行追加される。
「住所検索」ボタンB4は、郵便番号入力欄21に郵便番号が入力された状態で押下されると、郵便番号に対応する住所が住所入力欄22に自動的に入力される。
ユーザーが操作部12からの操作により、住所情報設定領域20においていずれかの住所情報を選択し(ステップS2)、「位置情報登録」ボタンB1を押下すると(ステップS3;YES)、制御部11は、位置情報登録ダイアログを表示部13に表示させる(ステップS4)。
図5に、位置情報登録ダイアログ132の表示例を示す。位置情報登録ダイアログ132は、患者の所在を示す患者位置情報(緯度及び経度)の取得方法を選択させるために表示される。位置情報登録ダイアログ132には、「住所から登録」ボタンB11、「現在地から登録」ボタンB12が含まれる。
ここで、制御部11は、操作部12からの操作により、位置情報登録ダイアログ132において、「住所から登録」ボタンB11、「現在地から登録」ボタンB12のいずれが押下されたかを判断する(ステップS5)。なお、「現在地から登録」ボタンB12を押下する際には、往診端末装置10が往診先(登録対象の患者がいる位置)に置かれている必要がある。
「住所から登録」ボタンB11が押下された場合には(ステップS5;住所から登録)、制御部11は、ステップS2で選択された住所情報に含まれる住所に対応する位置情報(緯度及び経度)を取得する(ステップS6)。具体的には、制御部11は、インターネットを介して住所から位置情報を取得するツールを利用する。住所から位置情報を取得するAPI(Application Programming Interface)として、例えば、国土交通省の位置参照情報ダウンロードサービス、Yahoo!ジオコーダAPI、Google(登録商標) Geocoding(登録商標) V3等が挙げられる。
ステップS5において、「現在地から登録」ボタンB12が押下された場合には(ステップS5;現在地から登録)、制御部11は、現在地位置情報取得部15に、現在地に対応する位置情報(緯度及び経度)を取得させる(ステップS7)。例えば、現在地位置情報取得部15は、インターネットを介してGoogleマップを利用し、現在地に対応する位置情報を取得する。この際、現在地位置情報取得部15は、現在地周辺の地図を表示部13に表示させ、地図上に現在地を示すアイコン及び現在地に対応する緯度・経度を表示させ、ユーザーに確認を求めるようにしてもよい。
ステップS6又はステップS7の後、制御部11は、取得された位置情報を患者位置情報テーブルT2に登録する(ステップS8)。具体的には、制御部11は、新たな患者位置情報LIDを生成し、患者位置情報テーブルT2の新たなレコードとして、この患者位置情報LIDを「患者位置情報LID」フィールドに格納するとともに、患者情報画面131に対応する患者の患者LIDを「患者LID」フィールドに格納し、ステップS6又はステップS7で取得された位置情報(緯度・経度)を「患者位置情報」フィールドに格納する。また、制御部11は、郵便番号入力欄21、住所入力欄22において入力された情報を、それぞれ、「郵便番号」フィールド、「住所」フィールドに格納する。
次に、制御部11は、位置情報が登録された住所情報に対応する位置情報登録済みチェックボックス23をオン状態にする(ステップS9)。
ステップS9の後、又は、ステップS3において、「位置情報登録」ボタンB1が押下されない場合には(ステップS3;NO)、患者位置情報登録処理が終了する。
図6及び図7は、往診端末装置10により実行される往診時患者選択処理を示すフローチャートである。この処理は、医師が患者を往診した際に行われる処理であり、制御部11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部11は、患者リスト画面を表示部13に表示させる(ステップS11)。患者リスト画面として、受付リスト画面や検索画面が用いられる。
図8に、表示部13に表示される受付リスト画面133の一例を示す。
受付リスト画面133には、患者リスト表示欄31等が含まれる。患者リスト表示欄31には、記憶部16に記憶されている患者の中から、当日の往診先として予め登録されている患者のリストが表示される。
図9に、表示部13に表示される検索画面134の一例を示す。
検索画面134は、患者ID、患者氏名等の検索条件に従って、条件に該当する患者のリストを表示する際に用いられる。
検索画面134には、患者リスト表示欄41等が含まれる。患者リスト表示欄41には、記憶部16に記憶されている患者の中から、検索結果として抽出された患者のリストが表示される。
次に、ユーザーは、操作部12からの操作により、患者リストからいずれかの患者(往診対象患者)を選択する(ステップS12)。
なお、記憶部16に記憶されている全ての患者の中から、いずれかの患者を選択することとしてもよい。
次に、制御部11は、現在地位置情報取得部15に、現在地に対応する位置情報(現在地位置情報)を取得させる(ステップS13)。
次に、制御部11は、選択された患者に対応する患者位置情報を取得する(ステップS14)。具体的には、制御部11は、記憶部16に記憶されている患者位置情報テーブルT2において、「患者LID」フィールドの情報が選択された患者の患者LIDと一致するレコードを抽出し、当該抽出されたレコード内の「患者位置情報」フィールドの情報を取得する。
次に、制御部11は、ステップS14において取得された患者位置情報と、ステップS13において取得された現在地位置情報と、を比較する(ステップS15)。
次に、図7に移り、制御部11は、選択された患者に対応する患者位置情報と、現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報と、が一致するか否かを判断する(ステップS16)。ステップS14において、選択された患者に対応する患者位置情報が複数取得された場合には、いずれかの患者位置情報が現在地位置情報と一致したときに、位置情報が一致したと判断する。
なお、患者位置情報と現在地位置情報とを比較するにあたり、予め定められている範囲内であれば、一致と判断することとしてもよい。
選択された患者に対応する患者位置情報と、現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報と、が一致した場合には(ステップS16;YES)、制御部11は、選択された患者のビューアー画面を表示部13に表示させる(ステップS24)。ビューアー画面は、処理対象の患者に関する患者情報や医用画像を表示するための画面である。選択された患者のビューアー画面が表示されることで、当該患者が処理対象に設定される。
図10に、表示部13に表示されるビューアー画面135の一例を示す。
ビューアー画面135には、画像表示欄51が含まれる。画像表示欄51には、処理対象患者を撮影して得られた過去の医用画像や、往診先で取り込まれた医用画像が表示される。
ステップS16において、選択された患者に対応する患者位置情報と、現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報と、が一致しない場合には(ステップS16;NO)、制御部11は、患者位置情報が示す位置が現在地から所定の範囲内の患者を検索する(ステップS17)。具体的には、制御部11は、記憶部16に記憶されている患者位置情報テーブルT2において、「患者位置情報」フィールドの情報が現在地から所定の範囲内(例えば、半径10m以内、半径100m以内等)のレコードを抽出し、レコード内の患者LIDを取得する。すなわち、制御部11は、この患者LIDに対応する患者を往診対象患者候補として抽出する。
該当患者がいない場合(ステップS18;NO)、すなわち、患者位置情報が示す位置が現在地から所定の範囲内の患者がいない場合には、制御部11は、選択された患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致しないことを含む警告メッセージを表示部13に表示させる(ステップS19)。
図11に、表示部13に表示される警告メッセージ136の一例を示す。
警告メッセージ136には、選択された患者の住所(に対応する患者位置情報)が現在地と異なることを示すメッセージが表示されるとともに、「はい」ボタンB21、「いいえ」ボタンB22が表示される。
警告メッセージ136内の患者の情報は、患者LIDに基づいて、患者情報テーブルT1及び患者位置情報テーブルT2から取得される。
ユーザーは、操作部12からの操作により、「はい」ボタンB21又は「いいえ」ボタンB22を押下する。制御部11は、「はい」ボタンB21が押下されたか否かを判断する(ステップS20)。
「はい」ボタンB21が押下された場合には(ステップS20;YES)、制御部11は、ステップS12で選択された患者のビューアー画面を表示部13に表示させる(ステップS24)。
ステップS20において、「はい」ボタンB21が押下されなかった場合(ステップS20;NO)、すなわち、「いいえ」ボタンB22が押下された場合には、ステップS11に戻る。
ステップS18において、該当患者がいる場合(ステップS18;YES)、すなわち、患者位置情報が示す位置が現在地から所定の範囲内の患者がいる場合には、制御部11は、選択された患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致しないこと、及び、現在地に該当する患者(往診対象患者候補)が他にいることを含む警告メッセージを表示部13に表示させる(ステップS21)。
図12に、表示部13に表示される警告メッセージ137の一例を示す。
警告メッセージ137には、選択された患者の住所(に対応する患者位置情報)が現在地と異なること、及び、現在地に該当する患者が他にいることを示すメッセージが表示される。また、警告メッセージ137には、選択患者表示欄61、往診対象患者候補表示欄62、「確定」ボタンB31、「キャンセル」ボタンB32が含まれる。
選択患者表示欄61には、ステップS12においてユーザーにより選択された患者が表示される。また、選択患者表示欄61には、チェックボックス63が設けられている。
往診対象患者候補表示欄62には、現在地から所定の範囲内の患者(往診対象患者候補)が表示される。また、往診対象患者候補表示欄62には、往診対象患者候補毎に、チェックボックス64が設けられている。
各患者の情報は、患者LIDに基づいて、患者情報テーブルT1及び患者位置情報テーブルT2から取得される。
ユーザーは、操作部12からの操作により、警告メッセージ137において表示された患者の中からいずれかの患者を選択する(ステップS22)。具体的には、選択患者表示欄61の患者を選択する場合には、チェックボックス63にチェックを入れ、往診対象患者候補表示欄62の患者を選択する場合には、チェックボックス64にチェックを入れる。
次に、ユーザーは、操作部12からの操作により、「確定」ボタンB31又は「キャンセル」ボタンB32を押下する。制御部11は、「確定」ボタンB31が押下されたか否かを判断する(ステップS23)。
「確定」ボタンB31が押下された場合には(ステップS23;YES)、制御部11は、ステップS22で選択された患者のビューアー画面を表示部13に表示させる(ステップS24)。
ステップS23において、「確定」ボタンB31が押下されなかった場合(ステップS23;NO)、すなわち、「キャンセル」ボタンB32が押下された場合には、ステップS11に戻る。
ステップS24の後、制御部11は、通信部14を介して接続されたモダリティーから、往診先の患者を撮影して得られた医用画像データを取得する(ステップS25)。
制御部11は、取得された医用画像データに、往診先に対応する位置情報を対応付けて保存する(ステップS26)。具体的には、制御部11は、記憶部16の画像情報テーブルT3において、取得された医用画像データに対応するレコードを追加し、新たな画像情報LIDを生成して「画像情報LID」フィールドに格納するとともに、「患者位置情報LID」フィールドに、ステップS24で表示されたビューアー画面に対応する患者(処理対象患者)の往診先に対応する「患者位置情報LID」を格納する。
より詳細には、ステップS12で選択された患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致した場合(ステップS16;YES)、又は、ステップS22で(ステップS12で選択された患者ではなく)往診対象患者候補が選択された場合には、制御部11は、患者位置情報テーブルT2から選択患者(患者LID)に対応付けられている患者位置情報LIDを取得し、取得された患者位置情報LIDを画像情報テーブルT3の「患者位置情報LID」フィールドに格納する。選択患者に対応付けられている患者位置情報LIDが複数存在する場合には、現在地に対応する患者位置情報LIDを採用する。
一方、ステップS12で選択された患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致せず(ステップS16;NO)、警告したにもかかわらず、ステップS12で選択された患者が処理対象患者として設定された場合には、制御部11は、新たな患者位置情報LIDを生成し、患者位置情報テーブルT2の新たなレコードとして、この患者位置情報LIDを「患者位置情報LID」フィールドに格納するとともに、「患者LID」フィールドに該当患者の患者LIDを格納し、「患者位置情報」フィールドに現在地位置情報を格納する。また、制御部11は、画像情報テーブルT3に追加されたレコードの「患者位置情報LID」フィールドに、患者位置情報テーブルT2に追加されたレコードの患者位置情報LIDを格納する。なお、患者位置情報テーブルT2の郵便番号及び住所については、後から登録可能とする。
また、制御部11は、医用画像データのヘッダーに往診先に対応する位置情報として、患者位置情報テーブルT2から取得した患者位置情報を書き込み、医用画像データを記憶部16に記憶させる。また、制御部11は、従来と同様、医用画像データのヘッダーに患者情報を格納する。
また、制御部11は、画像情報テーブルT3の「VISIT LID」フィールド、「患者LID」フィールド、「画像取得日時」フィールド、「デバイスID」フィールド、「ファイル保存パス」フィールドに、それぞれ、VISIT LID、処理対象患者の患者LID、画像取得日時、モダリティーのデバイスID、医用画像データの保存場所を格納する。
以上で、往診時患者選択処理が終了する。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、選択された往診対象患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致しない場合に、警告を行うので、患者の選択が誤っているおそれがある場合に、ユーザーに対して注意を促し、患者の選択ミスを防ぐことができる。したがって、或る患者について取得したデータを、別患者に対応付けてしまうリスクを低減させることができる。
また、選択された往診対象患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致しない場合に、患者位置情報が示す位置が現在地から所定の範囲内の患者を表示するので、選択された患者以外に、往診対象患者候補を提示することができる。
また、患者位置情報を登録する際に、予め各患者の往診先において現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報を、当該患者に対応する患者位置情報として患者位置情報テーブルT2に記憶させることで、患者位置情報の登録を容易に行うことができる。
なお、図6及び図7に示した往診時患者選択処理では、或る患者を処理対象として設定する例として、当該患者のビューアー画面を表示する場合について説明したが、この例に限定されない。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態における往診端末装置は、第1の実施の形態に示した往診端末装置10と同様の構成であるため、図1を援用し、その構成については図示及び説明を省略する。以下、第2の実施の形態に特徴的な構成及び処理について説明する。
第2の実施の形態では、複数の患者が属する施設における、各患者に対応する位置情報の登録方法及び利用方法について説明する。
図13に、或る施設内の各部屋における各ベッドの配置例を示す。部屋番号101号室には、ベッド1〜6が配置され、各ベッド1〜6を含む領域が1患者の領域単位として設定されている。
図14は、記憶部16に記憶される施設内患者位置情報70の例である。施設内患者位置情報70には、施設名、施設位置情報、部屋番号、部屋位置情報、ベッド番号、ベッド位置情報が予め対応付けられている。また、施設内患者位置情報70において、部屋番号及びベッド番号の組み合わせに対して、患者LID及び患者氏名が対応付けられる。
施設名は、施設の名称である。施設位置情報は、施設の領域(矩形)を示す情報であり、領域の四隅それぞれに該当する緯度・経度を含む。部屋番号は、各部屋の番号である。部屋位置情報は、該当する部屋の領域を示す情報であり、領域の四隅それぞれに該当する緯度・経度を含む。ベッド番号は、各ベッドの配置を示す番号である。ベッド位置情報は、該当するベッドの領域を示す情報であり、領域の四隅それぞれに該当する緯度・経度を含む。施設位置情報、部屋位置情報、ベッド位置情報を登録する際には、現在地位置情報取得部15により、その場で位置情報を取得すればよい。
すなわち、施設内患者位置情報70では、複数の患者が属する施設について、当該施設内の各部屋と当該部屋内における各ベッドの配置の組み合わせに対して、当該ベッドの位置を示すベッド位置情報が対応付けられている。
なお、図14に示した施設内患者位置情報70において、「施設名」フィールド、「施設位置情報」フィールド、「部屋番号」フィールド、「部屋位置情報」フィールドにおける空欄部分は、上の行と同じ情報であることを示している。
記憶部16には、患者情報テーブルT1、患者位置情報テーブルT2、画像情報テーブルT3、医用画像データに加え、施設情報マスタテーブルT4、施設位置情報詳細テーブルT5等が記憶されている。図15に、患者情報テーブルT1、患者位置情報テーブルT2、画像情報テーブルT3、施設情報マスタテーブルT4、施設位置情報詳細テーブルT5の構造及びテーブル間の対応関係を示す。また、図16〜図18に、それぞれ、患者位置情報テーブルT2、施設情報マスタテーブルT4、施設位置情報詳細テーブルT5の例を示す。
患者位置情報テーブルT2には、患者位置情報LID毎に、患者LID、郵便番号、住所、患者位置情報、施設情報マスタLID、施設位置情報詳細テーブルLID等が対応付けられている。
郵便番号、住所、患者位置情報については、個人宅用の情報であり、該当するレコードが施設居者用の情報である場合には、NULLとなる。
施設情報マスタLIDは、施設情報マスタテーブルT4の各レコードに付与された識別情報である。施設位置情報詳細テーブルLIDは、施設位置情報詳細テーブルT5の各レコードに付与された識別情報である。患者位置情報テーブルT2において、施設情報マスタLID、施設位置情報詳細テーブルLIDについては、施設居者用の情報であり、該当するレコードが個人宅用の情報である場合には、NULLとなる。
施設情報マスタテーブルT4は、施設毎の施設情報を管理するためのテーブルである。施設情報マスタテーブルT4には、施設情報マスタLID毎に、施設コード、施設名、施設位置情報、施設郵便番号、施設住所、大分類カテゴリー名称、中分類カテゴリー名称、小分類カテゴリー名称等が対応付けられている。施設コード、施設名は、それぞれ、各施設に付与された識別情報、各施設の名称である。施設位置情報は、施設内患者位置情報70(図14参照)における「施設位置情報」と同様である。施設郵便番号、施設住所は、それぞれ、各施設の郵便番号、各施設の住所である。大分類カテゴリー名称、中分類カテゴリー名称、小分類カテゴリー名称は、それぞれ、施設内における場所を特定するための分類区分の名称である。大分類カテゴリー名称については、ここでは使用しないが、中分類カテゴリー名称としては、例えば「部屋番号」という文字列が登録され、小分類カテゴリー名称としては、例えば「ベッド番号」という文字列が登録されている。施設情報マスタテーブルT4内の施設情報マスタLIDは、患者位置情報テーブルT2内の施設情報マスタLIDとリンクされており、患者位置情報テーブルT2の各レコードがどの施設に対応するものであるかを示している。
施設位置情報詳細テーブルT5は、施設毎の詳細な位置情報を管理するためのテーブルである。施設位置情報詳細テーブルT5には、施設位置情報詳細テーブルLID毎に、施設情報マスタLID、大分類コード、大分類名称、大分類位置情報、中分類コード、中分類名称、中分類位置情報、小分類コード、小分類名称、小分類位置情報、患者LID、患者氏名等が対応付けられている。
大分類コード、大分類名称、大分類位置情報については、ここでは使用しないため、説明を省略する。なお、施設内の分類区分がより細かい場合には、大分類も使用する。
中分類コード、中分類名称、中分類位置情報は、それぞれ、施設内の各部屋に付与された識別情報、各部屋の名称、各部屋の位置情報である。中分類名称は、施設内患者位置情報70における「部屋番号」に対応している。中分類位置情報は、施設内患者位置情報70における「部屋位置情報」に対応している。
小分類コード、小分類名称、小分類位置情報は、それぞれ、部屋内の各ベッドの配置に付与された識別情報、各ベッドの名称、各ベッドの位置情報である。小分類名称は、施設内患者位置情報70における「ベッド番号」に対応している。小分類位置情報は、施設内患者位置情報70における「ベッド位置情報」に対応している。
患者LID、患者氏名は、それぞれ、中分類で特定された部屋及び小分類で特定されたベッドの配置の組み合わせに対応付けられた患者の患者LID、氏名である。
施設位置情報詳細テーブルT5内の施設情報マスタLIDは、患者位置情報テーブルT2内の施設情報マスタLIDとリンクされており、施設位置情報詳細テーブルT5内の患者LIDは、患者位置情報テーブルT2内の患者LIDとリンクされている。すなわち、患者位置情報テーブルT2及び施設位置情報詳細テーブルT5から、集合施設に属する各患者に対応する患者位置情報(小分類位置情報)が求められる。
操作部12は、記憶部16に記憶されている施設内患者位置情報70において、各部屋(部屋番号)と当該部屋内における各ベッドの配置(ベッド番号)の組み合わせに対して、対応付ける患者を指定する際に用いられる。すなわち、操作部12は、指定手段として機能する。
制御部11は、操作部12から指定された患者に対して、当該患者が対応付けられた部屋とベッドの配置の組み合わせに対応するベッド位置情報を、当該患者に対応する患者位置情報として用いる。
次に、動作について説明する。
患者位置情報を登録する際には、制御部11は、記憶部16に記憶されている施設内患者位置情報70(図14参照)を読み出し、表示部13に表示させる。
ユーザーは、操作部12からの操作により、施設毎に、施設内の各部屋と当該部屋内における各ベッドの配置の組み合わせに対して、対応付ける患者を指定する。具体的には、施設内患者位置情報70の「患者LID」フィールド及び「患者氏名」フィールドに対して、該当する患者の患者LID、氏名を入力する。
次に、制御部11は、操作部12から登録された情報(患者LID、氏名)を含む施設内患者位置情報70を、CSV形式のファイルに変換する。
次に、制御部11は、このCSV形式のファイルのデータを読み込み、読み込んだデータを記憶部16の施設位置情報詳細テーブルT5に格納する。具体的には、制御部11は、読み込んだデータ内の「施設名」に対応する「施設情報マスタLID」を施設情報マスタテーブルT4から取得し、施設位置情報詳細テーブルT5の「施設情報マスタLID」フィールドに格納する。また、制御部11は、読み込んだデータ内の「部屋番号」、「部屋位置情報」、「ベッド番号」、「ベッド位置情報」、「患者LID」、「患者氏名」を、施設位置情報詳細テーブルT5の「中分類名称」フィールド、「中分類位置情報」フィールド、「小分類名称」フィールド、「小分類位置情報」フィールド、「患者LID」フィールド、「患者氏名」フィールドにそれぞれ格納する。なお、制御部11は、施設位置情報詳細テーブルT5の「施設位置情報詳細テーブルLID」については、レコード順に付与し、「中分類コード」及び「小分類コード」については、分類が変わる毎に順に付与していく。
なお、各患者に対して、部屋の移動やベッド位置の変更等があった場合には、制御部11は、その都度施設内患者位置情報70を更新し、施設位置情報詳細テーブルT5に反映させる。
往診時患者選択処理(図6及び図7参照)については、第1の実施の形態と異なる処理のみを説明する。
ステップS14において、制御部11は、選択された患者に対応する患者位置情報を取得する。具体的には、制御部11は、記憶部16に記憶されている施設位置情報詳細テーブルT5において、「患者LID」フィールドの情報が選択された患者の患者LIDと一致するレコードを抽出し、レコード内の「小分類位置情報」フィールドの情報を取得し、患者位置情報とする。また、制御部11は、抽出されたレコード内の「施設情報マスタLID」フィールドの情報を取得し、選択された患者が属する施設を特定する。
ステップS15,S16において、制御部11は、選択された患者に対応する患者位置情報(小分類位置情報)と、現在地位置情報取得部15により取得された現在地位置情報と、を比較し、両者が一致するか否かを判断する。具体的には、制御部11は、選択された患者に対応する小分類位置情報が示すベッドの領域に、現在地位置情報が示す現在地が含まれる場合に、選択された患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致すると判断する。
ステップS17において、制御部11は、患者位置情報(小分類位置情報)が示す位置が現在地から所定の範囲内の患者を検索する。具体的には、制御部11は、記憶部16に記憶されている施設位置情報詳細テーブルT5において、「小分類位置情報」フィールドの情報が示すベッドの領域が、現在地から所定の範囲内のレコードを抽出し、レコード内の患者LID及び施設情報マスタLIDを取得する。この患者LID及び施設情報マスタLIDによって、患者及び施設が特定される。制御部11は、この患者LIDに対応する患者を往診対象患者候補として抽出する。
ステップS26において、制御部11は、取得された医用画像データに、往診先に対応する位置情報を対応付けて保存する。具体的には、制御部11は、記憶部16の画像情報テーブルT3において、取得された医用画像データに対応するレコードを追加し、新たな画像情報LIDを生成して「画像情報LID」フィールドに格納するとともに、「患者位置情報LID」フィールドに、ステップS24で表示されたビューアー画面に対応する患者(処理対象患者)の往診先に対応する「患者位置情報LID」を格納する。
より詳細には、ステップS12で選択された患者に対応する患者位置情報(小分類位置情報)と現在地位置情報とが一致した場合(ステップS16;YES)、又は、ステップS22において(ステップS12で選択された患者ではなく)往診対象患者候補が選択された場合には、制御部11は、患者位置情報テーブルT2から選択患者の患者LID及び施設情報マスタLIDに対応付けられている患者位置情報LIDを取得し、取得された患者位置情報LIDを画像情報テーブルT3の「患者位置情報LID」フィールドに格納する。
また、制御部11は、医用画像データのヘッダーに往診先に対応する位置情報として、施設位置情報詳細テーブルT5から取得した小分類位置情報を書き込み、医用画像データを記憶部16に記憶させる。
一方、ステップS12で選択された患者に対応する患者位置情報と現在地位置情報とが一致せず(ステップS16;NO)、警告したにもかかわらず、ステップS12で選択された患者が処理対象患者として設定された場合における、画像情報テーブルT3の「患者位置情報LID」フィールドへの患者位置情報LIDの格納方法、医用画像データのヘッダーへの位置情報の格納方法については、第1の実施の形態と同様である。
また、制御部11は、画像情報テーブルT3の「VISIT LID」フィールド、「患者LID」フィールド、「画像取得日時」フィールド、「デバイスID」フィールド、「ファイル保存パス」フィールドに、それぞれ、VISIT LID、処理対象患者の患者LID、画像取得日時、モダリティーのデバイスID、医用画像データの保存場所を格納する。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様、患者の選択が誤っているおそれがある場合に、ユーザーに対して注意を促し、患者の選択ミスを防ぐことができる。
また、老人ホーム等、複数の患者が属する施設では、予め、各部屋及び各ベッドの配置に対してベッド位置情報を登録し、部屋及びベッドの配置に対して患者を対応付けることで、患者に対応する患者位置情報を容易に登録することができる。
なお、往診先で患者を選択する際に、集合施設の場合、部屋番号とベッド番号での絞り込みを可能としてもよい。
例えば、検索画面に「施設名選択欄」が設けられ、施設情報マスタテーブルT4に登録されている各施設の「施設名」が選択肢として表示される。「施設名選択欄」において、いずれかの「施設名」が選択されると、施設情報マスタテーブルT4で、この「施設名」に対応付けられている「中分類カテゴリー名称」及び「小分類カテゴリー名称」が取得され、中分類に対応する項目名が「部屋番号」に設定され、小分類に対応する項目名が「ベッド番号」に設定される。
次に、選択された「施設名」に対応付けられている「施設情報マスタLID」が施設情報マスタテーブルT4から取得され、施設位置情報詳細テーブルT5から、この「施設情報マスタLID」を含むレコードが抽出され、各レコードに含まれる「中分類名称(101号室、102号室、・・・)」が「部屋番号」の選択肢として表示される。
次に、いずれかの「中分類名称」が選択されると、施設位置情報詳細テーブルT5から抽出されたレコードのうち、選択された「中分類名称」に該当するもののみが残され、残された各レコードに含まれる「小分類名称(ベッド1、ベッド2、・・・)」が「ベッド番号」の選択肢として表示される。
次に、いずれかの「小分類名称」が選択され、検索ボタンが押下されると、施設位置情報詳細テーブルT5において、選択された「中分類名称(部屋番号)」と「小分類名称(ベッド番号)」の組み合わせに対応付けられている「患者LID」が取得され、患者が特定される。
また、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る往診端末装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや不揮発性の半導体メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 往診端末装置
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 通信部
15 現在地位置情報取得部
16 記憶部
70 施設内患者位置情報
131 患者情報画面
132 位置情報登録ダイアログ
133 受付リスト画面
134 検索画面
135 ビューアー画面
136 警告メッセージ
137 警告メッセージ
T1 患者情報テーブル
T2 患者位置情報テーブル
T3 画像情報テーブル
T4 施設情報マスタテーブル
T5 施設位置情報詳細テーブル

Claims (6)

  1. 患者毎に、当該患者の所在を示す患者位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている患者の中から往診対象患者を選択するための選択手段と、
    往診先で現在地を示す現在地位置情報を取得する現在地位置情報取得手段と、
    前記選択された往診対象患者に対応する患者位置情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された患者位置情報と前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報とを比較し、両者が一致しない場合に警告を行う制御手段と、
    を備える往診端末装置。
  2. 前記制御手段は、前記選択された往診対象患者に対応する患者位置情報と前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報とが一致しない場合に、前記記憶手段に記憶されている患者のうち、前記患者位置情報が示す位置が前記現在地から所定の範囲内にある患者を、往診対象患者候補として抽出し、当該抽出された往診対象患者候補を表示手段に表示させる請求項1に記載の往診端末装置。
  3. 前記患者位置情報及び前記現在地位置情報は、緯度及び経度を含む請求項1又は2に記載の往診端末装置。
  4. 予め各患者の往診先において前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報を、当該患者に対応する患者位置情報として前記記憶手段に記憶させる患者位置情報登録手段を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の往診端末装置。
  5. 複数の患者が属する施設について、当該施設内の各部屋と当該部屋内における各ベッドの配置の組み合わせに対して、当該ベッドの位置を示すベッド位置情報を対応付けて記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段に記憶されている各部屋と当該部屋内における各ベッドの配置の組み合わせに対して、対応付ける患者を指定するための指定手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記指定手段から指定された患者に対して、当該患者が対応付けられた部屋とベッドの配置の組み合わせに対応するベッド位置情報を、当該患者に対応する患者位置情報として用いる請求項1から3のいずれか一項に記載の往診端末装置。
  6. 患者毎に、当該患者の所在を示す患者位置情報を記憶する記憶手段を備える往診端末装置のコンピューターを、
    前記記憶手段に記憶されている患者の中から往診対象患者を選択するための選択手段、
    往診先で現在地を示す現在地位置情報を取得する現在地位置情報取得手段、
    前記選択された往診対象患者に対応する患者位置情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された患者位置情報と前記現在地位置情報取得手段により取得された現在地位置情報とを比較し、両者が一致しない場合に警告を行う制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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