JP2017194506A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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【課題】定着ニップを通過した記録媒体がカールするのを効果的に抑制する。【解決手段】本発明の定着装置は、回転軸の周りを回転可能に設けられる定着部材15と、定着部材15に圧接して定着ニップNを形成し、回転可能に設けられる加圧部材16と、記録媒体Sの搬送方向Yにおいて定着ニップNの下流側に設けられ、記録媒体Sの回転軸方向一端部S1をガイドする第1搬送ガイド47と、記録媒体Sの搬送方向Yにおいて定着ニップNの下流側に設けられ、記録媒体Sの回転軸方向他端部をガイドする第2搬送ガイドと、を備えていることを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機やプリンターなどの電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体にトナー像を定着させる定着装置を備えている。
例えば、回転軸の周りを回転可能に設けられる定着部材と、前記定着部材に圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、を備えた定着装置がある(特許文献1参照)。
特開平1−274176号公報
上記のように構成された定着装置では、記録媒体が定着ニップを通過した後に、定着部材と加圧部材のうちのいずれか温度が低い方(通常は、加圧部材)の側に向かって記録媒体の回転軸方向両端部が収縮する恐れがある。このような現象が発生すると、記録媒体がカールしてしまい、記録媒体のストック不良の原因になる恐れがある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、定着ニップを通過した記録媒体がカールするのを効果的に抑制することを目的とする。
本発明の定着装置は、回転軸の周りを回転可能に設けられる定着部材と、前記定着部材に圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、記録媒体の搬送方向において前記定着ニップの下流側に設けられ、記録媒体の前記回転軸方向一端部をガイドする第1搬送ガイドと、記録媒体の搬送方向において前記定着ニップの下流側に設けられ、記録媒体の前記回転軸方向他端部をガイドする第2搬送ガイドと、を備えていることを特徴とする。
本発明の定着装置は、前記加圧部材の回転を検知するセンサーと、前記センサーが取り付けられる取付部材と、を更に備え、前記第1搬送ガイドは、前記取付部材と一体化されていても良い。
本発明の定着装置は、前記加圧部材の前記回転軸方向の端部を保持する保持部材を更に備え、前記取付部材は、前記保持部材の前記回転軸方向外側の面に沿って設けられる取付片と、前記保持部材の前記回転軸方向内側の面に沿って設けられ、前記取付片に接続される接続片と、を備え、前記センサーは、前記取付片に取り付けられ、前記第1搬送ガイドは、前記接続片と一体化されていても良い。
本発明の定着装置は、駆動源の回転駆動力を前記定着部材又は前記加圧部材に伝達するための伝達ギアと、前記伝達ギアに塗布されたグリスの飛散を防止する飛散防止部材と、を更に備え、前記第2搬送ガイドは、前記飛散防止部材と一体化されていても良い。
本発明の定着装置は、前記加圧部材の前記回転軸方向の端部を保持する保持部材を更に備え、前記伝達ギアは、前記保持部材の前記回転軸方向外側に設けられ、前記飛散防止部材は、前記保持部材に設けられる切欠部を少なくとも部分的に覆う被覆片と、前記被覆片から記録媒体の搬送方向上流側に向かって延びる延出片と、を備え、前記第2搬送ガイドは、前記延出片と一体化されていても良い。
本発明の定着装置は、前記定着部材としての定着ベルトを加熱する熱源と、前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、を更に備え、前記押圧部材の前記加圧部材側の面には、前記加圧部材の外周面に沿って円弧状に湾曲する湾曲部が設けられ、前記第1搬送ガイド及び前記第2搬送ガイドは、記録媒体の前記加圧部材側の面に接触しても良い。
本発明の画像形成装置は、上記の定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着ニップを通過した記録媒体がカールするのを効果的に抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す右前方からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す左後方からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着装置本体の前端部及びその周辺を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、第1保持フレーム及びその周辺を示す前側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、第1保持フレーム及びその周辺を示す後側からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、定着装置本体の後端部及びその周辺を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置において、第2保持フレーム及びその周辺を示す斜視図である。
まず、図1を用いて、プリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側をプリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれプリンター1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2(装置本体)を備えている。プリンター本体2の下部には、用紙S(記録媒体)を収納する給紙カセット3が収容されている。プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。プリンター本体2の上部には、排紙トレイ4の下方に露光器5が収容されている。
プリンター本体2の内部には、用紙Sの搬送経路Pが設けられている。搬送経路Pの上流端部には、給紙部6が設けられている。搬送経路Pの中流部には、画像形成部7が設けられている。搬送経路Pの下流部には、定着装置8が設けられている。搬送経路Pの下流端部には、排紙部9が設けられている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の動作について説明する。
まず、露光器5からのレーザー光(図1の二点鎖線参照)により画像形成部7において静電潜像が形成される。次に、画像形成部7において上記の静電潜像が現像され、トナー像が形成される。これにより、画像形成動作が完了する。
一方、給紙部6によって給紙カセット3から取り出された用紙Sは、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて画像形成部7へと搬送され、画像形成部7において上記のトナー像が用紙Sに転写される。トナー像を転写された用紙Sは、搬送経路Pを下流側へと搬送されて定着装置8に進入し、この定着装置8において用紙Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、排紙部9から排紙トレイ4に排出される。
次に、図2〜図10を参照しつつ、定着装置8について更に説明する。
なお、図3以降の各図に適宜付される矢印Yは、用紙の搬送方向(以下、「用紙搬送方向Y」と称する)を示している。また、図4以降の各図に適宜付される矢印Iは定着装置8の前後方向内側を示し、図4以降の各図に適宜付される矢印Oは定着装置8の前後方向外側を示している。
図2を参照して、定着装置8は、プリンター本体2の左端部に取り付けられた開閉可能なカバー11の右側(内側)に設けられている。定着装置8は、その全体が一体化されており、プリンター本体2に対して着脱可能となっている。
図3を参照して、定着装置8は、箱型形状の定着装置本体12と、定着装置本体12の左側部に取り付けられる搬送ローラー13、14(搬送部材)と、定着装置本体12の略中央部に収容される定着ベルト15(定着部材)と、定着装置本体12の下部に収容され、定着ベルト15の下側(径方向外側)に配置される加圧ローラー16(加圧部材)と、定着ベルト15の径方向内側の空間の上部に配置されるヒーター17(熱源)と、定着ベルト15の径方向内側の空間においてヒーター17の下側に配置される反射部材18と、定着ベルト15の径方向内側の空間の下端部に配置される押圧部材19と、押圧部材19に巻き付けられるシート部材21と、定着ベルト15の径方向内側の空間において押圧部材19の上側に配置される支持部材22と、を備えている。以下、これらの部材について順番に説明する。
図3を参照して、定着装置本体12の右下部には、上流側ガイド部23が設けられている。上流側ガイド部23は、搬送経路Pの下側(加圧ローラー16側)に設けられている。上流側ガイド部23の上面(搬送経路Pと対向する面)及び右面(外面)には、複数の上流側リブ24が設けられている。図4を参照して、複数の上流側リブ24は、前後方向に間隔をおいて並んでいる。
図3を参照して、定着装置本体12の左下部には、下流側ガイド部25が設けられている。下流側ガイド部25は、搬送経路Pの下側(加圧ローラー16側)に設けられている。下流側ガイド部25の上面(搬送経路Pと対向する面)及び左面(外面)には、複数の下流側リブ26が設けられている。図5を参照して、複数の下流側リブ26は、前後方向に間隔をおいて並んでいる。
図6を参照して、定着装置本体12の前端部には、第1保持フレーム27(第1保持部材)が設けられている。図7、図8を参照して、第1保持フレーム27は、前後方向に対して直交する平面に沿って設けられる保持板28と、保持板28の左端部から前側に向かって屈曲される屈曲板29と、を備えている。保持板28の左側部には、貫通穴31が設けられている。
図9を参照して、定着装置本体12の後端部には、第2保持フレーム32(第2保持部材)が設けられている。図10を参照して、第2保持フレーム32は、前後方向に対して直交する平面に沿って設けられる保持壁33と、保持壁33の左端部から後側に向かって屈曲される第1屈曲壁34と、第1屈曲壁34の後端部から左側に向かって屈曲される第2屈曲壁35と、第2屈曲壁35の左端部から後側に向かって屈曲される第3屈曲壁36と、を備えている。第2保持フレーム32の上部には、保持壁33と第1屈曲壁34にまたがって、切欠部37が設けられている。
図3を参照して、搬送ローラー13、14は、用紙搬送方向Yにおいて定着装置本体12の下流側ガイド部25よりも下流側に設けられている。上側の搬送ローラー13は、搬送経路Pの上側(定着ベルト15側)に設けられている。下側の搬送ローラー14は、搬送経路Pの下側(加圧ローラー16側)に設けられている。
図5を参照して、上側の搬送ローラー13は、前後方向に間隔をおいて2個設けられている。下側の搬送ローラー14は、前後方向に間隔をおいて4個設けられている。4個の下側の搬送ローラー14のうちの前後方向内側の2個の下側の搬送ローラー14は、2個の上側の搬送ローラー13と圧接して搬送ニップMを形成している。
図3を参照して、定着ベルト15は、前後方向に長い略円筒状を成している。定着ベルト15は、可撓性を有しており、周方向には無端状である。定着ベルト15は、前後方向に延びる回転軸Aの周りを回転可能に設けられている。つまり、本実施形態では、前後方向が定着ベルト15の回転軸方向である。
加圧ローラー16は、前後方向に長い略円柱状を成している。加圧ローラー16は、定着ベルト15に圧接しており、定着ベルト15と加圧ローラー16の間には定着ニップNが形成されている。
加圧ローラー16の後端部には駆動ギア38が固定されている。駆動ギア38は、その左側に設けられた伝達ギア39と噛み合っている。伝達ギア39は、モーターなどによって構成される駆動源41に接続されている。伝達ギア39には、駆動源41の駆動トルクを減少させるためのグリスが塗布されている。図10を参照して、伝達ギア39は、第2保持フレーム32の後側(前後方向外側)に設けられている。
図7を参照して、加圧ローラー16の前端部(前後方向一端部)は、軸受け(図示せず)を介して第1保持フレーム27の保持板28に回転可能に保持されている。加圧ローラー16の前端部には、出力用ギア42が固定されている。図10を参照して、加圧ローラー16の後端部(前後方向他端部)は、軸受け(図示せず)を介して第2保持フレーム32の保持壁33に回転可能に保持されている。
図3を参照して、ヒーター17は、例えば、ハロゲンランプによって構成されている。ヒーター17は、定着ベルト15の回転軸Aに対して上側(加圧ローラー16から離間する側)に偏った位置に設けられている。
反射部材18は、上側(加圧ローラー16から離間する側)に向かって凸となる略コ字状の断面を有している。反射部材18は、例えば、光輝アルミニウム等の金属によって形成されている。反射部材18は、ヒーター17と支持部材22の間に配置されている。
押圧部材19は、略平板状を成している。押圧部材19は、例えば、LCP(液晶ポリマー)等の耐熱性樹脂によって形成されている。押圧部材19は、シート部材21を介して定着ベルト15を下側(加圧ローラー16側)に向かって押圧している。押圧部材19の下面(加圧ローラー16側の面)の右側部分(用紙搬送方向Yにおける上流側の部分)には平面部43が設けられ、押圧部材19の下面の左側部分(用紙搬送方向Yにおける下流側の部分)には湾曲部44が設けられている。湾曲部44は、加圧ローラー16の外周面に沿って円弧状に湾曲している。
シート部材21は、例えばPTFEなどのフッ素系樹脂によって形成されており、押圧部材19よりも摩擦係数が小さく、摺動性が高い。シート部材21の下部は、定着ベルト15の内周面と押圧部材19の下面の間に介装されている。
支持部材22は、SECC(亜鉛メッキ鋼板)等から成るL字状の板金を組み合わせて形成されており、略四角筒状を成している。支持部材22は、押圧部材19を上側から支持している。
図7、図8を参照して、定着装置8には、定着装置本体12の第1保持フレーム27の周辺に、取付部材45と、取付部材45の前上部に取り付けられるセンサー46と、取付部材45の右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に配置される第1搬送ガイド47と、が設けられている。以下、これらの部材について順番に説明する。
取付部材45は、その全体が一体化されている。取付部材45は、第1保持フレーム27の保持板28の前面(前後方向外側の面)に沿って設けられる取付片48と、第1保持フレーム27の保持板28の後面(前後方向内側の面)に沿って設けられる接続片49と、を備えている。
図7を参照して、取付部材45の取付片48の上部には、センサー取付部51が設けられている。取付片48の下部には、第1軸受け部52が設けられている。第1軸受け部52には、アイドルギア53が回転可能に支持されている。アイドルギア53は、加圧ローラー16の前端部に固定された出力用ギア42と噛み合っている。取付片48の略中央部には、第2軸受け部54が設けられている。第2軸受け部54には、検知用ギア55が回転可能に支持されている。検知用ギア55は、アイドルギア53と噛み合っている。検知用ギア55には、周方向に間隔をおいて複数の被検知片56が設けられている。
図8を参照して、取付部材45の接続片49は、ベース部57と、ベース部57から右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に向かって延びるアーム部58と、を備えている。ベース部57は、第1保持フレーム27の保持板28に設けられた貫通穴31を介して、取付片48のセンサー取付部51に接続されている。アーム部58は、右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に向かって縮径している。
図7を参照して、センサー46は、取付部材45の取付片48のセンサー取付部51に取り付けられている。センサー46は、PIセンサー(Photo Interrupter Sensor)によって構成されている。センサー46は、発光部61と、発光部61から出射される光を受け入れる受光部62と、を備えている。発光部61から受光部62に至る光路LPは、検知用ギア55の各被検知片56の回転軌跡を通過している。
図6を参照して、第1搬送ガイド47は、定着装置本体12の下流側ガイド部25の各下流側リブ26よりも前側(前後方向外側)に配置されている。第1搬送ガイド47は、各搬送ローラー13、14よりも前側(前後方向外側)且つ右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に配置されている。
図8を参照して、第1搬送ガイド47は、定着ニップNの左側(用紙搬送方向Yにおける下流側)に設けられている。第1搬送ガイド47は、取付部材45と一体に成型されている。第1搬送ガイド47は、第1ガイド板63と、第1ガイド板63の右端部(用紙搬送方向Yにおける上流側の端部)から下側(加圧ローラー16側)に向かって屈曲される第1補助板64と、を備えており、L字状を成している。第1ガイド板63の前端部(前後方向外側の端部)は、取付部材45の接続片49に設けられたアーム部58の右端部(用紙搬送方向Yにおける上流側の端部)に接続されている。これにより、第1搬送ガイド47が取付部材45の接続片49と一体化されている。
図10を参照して、定着装置8には、定着装置本体12の第2保持フレーム32の周辺に、飛散防止部材65と、飛散防止部材65の右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に配置される第2搬送ガイド66と、が設けられている。以下、これらの部材について順番に説明する。
飛散防止部材65は、その全体が一体化されている。飛散防止部材65は、第2保持フレーム32の保持壁33の前面(前後方向内側の面)に沿って設けられている。飛散防止部材65は、被覆片67と、被覆片67の右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に配置される延出片68と、を備えている。被覆片67は、第2保持フレーム32に設けられた切欠部37を部分的に覆っている。被覆片67は、水平部71と、水平部71の右端部(用紙搬送方向Yにおける上流側の端部)から下側に向かって延びる垂直部72と、を備えており、略L字状を成している。延出片68は、被覆片67の垂直部72の上下方向略中央部から右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に向かって延びている。
図9を参照して、第2搬送ガイド66は、定着装置本体12の下流側ガイド部25の各下流側リブ26よりも後側(前後方向外側)に配置されている。第2搬送ガイド66は、各搬送ローラー13、14よりも後側(前後方向外側)且つ右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に配置されている。
図10を参照して、第2搬送ガイド66は、定着ニップNの左側(用紙搬送方向Yにおける下流側)に設けられている。第2搬送ガイド66は、飛散防止部材65と一体に成型されている。第2搬送ガイド66は、第2ガイド板73と、第2ガイド板73の右端部(用紙搬送方向Yにおける上流側の端部)から下側(加圧ローラー16側)に向かって屈曲される第2補助板74と、を備えており、L字状を成している。第2ガイド板73の後端部(前後方向外側の端部)は、飛散防止部材65の延出片68に接続されている。これにより、第2搬送ガイド66が飛散防止部材65の延出片68と一体化されている。
上記のように構成された定着装置8において、用紙Sにトナー像を定着させる際には、駆動源41(図3参照)を駆動させる。このように駆動源41が駆動すると、駆動源41の回転駆動力が伝達ギア39に伝達されて伝達ギア39が回転し、伝達ギア39の回転が駆動ギア38に伝達されて駆動ギア38が回転し、駆動ギア38の回転が加圧ローラー16に伝達されて加圧ローラー16が回転する(図3の矢印B参照)。つまり、駆動源41の回転駆動力が伝達ギア39及び駆動ギア38を介して加圧ローラー16に伝達され、加圧ローラー16が回転する。このように加圧ローラー16が回転すると、加圧ローラー16に圧接する定着ベルト15が加圧ローラー16とは逆方向に従動回転する(図3の矢印C参照)。このように定着ベルト15が回転すると、定着ベルト15がシート部材21に対して摺動する。
また、用紙Sにトナー像を定着させる際には、ヒーター17を通電させる。このようにヒーター17が通電すると、ヒーター17から輻射熱が放射される。ヒーター17から放射された輻射熱の一部は、定着ベルト15の内周面に直接照射され、吸収される。また、ヒーター17から放射された輻射熱の別の一部は、反射部材18によって定着ベルト15の内周面に向かって反射され、定着ベルト15の内周面に吸収される。以上のような作用により、ヒーター17によって定着ベルト15が加熱される。
この状態で用紙Sが定着装置8に導入されると、用紙Sが上流側ガイド部23の各上流側リブ24によってガイドされながら定着ニップNに進入する。用紙Sが定着ニップNに進入すると、用紙S上のトナー像が加熱されて溶融し、用紙Sに定着される。定着ニップNを通過した用紙Sは、下流側ガイド部25の各下流側リブ26によってガイドされながら搬送ニップMに進入する。搬送ニップMに進入した用紙Sは、各搬送ローラー13、14によって定着装置8の外部へと送り出される。
図7を参照して、上記のように加圧ローラー16が回転すると、この回転が出力用ギア42及びアイドルギア53を介して検知用ギア55に伝達され、検知用ギア55が回転する。この回転に伴って、検知用ギア55の各被検知片56がセンサー46の光路LPを断続的に遮断する。これに伴って、センサー46が加圧ローラー16の回転を検知する。
図10を参照して、上記のように伝達ギア39が回転すると、伝達ギア39に塗布されたグリスが飛散し、第2保持フレーム32の切欠部37を介して第2保持フレーム32の前側の空間に入り込んで、定着ベルト15や加圧ローラー16に付着する恐れがある。そこで、本実施形態では、飛散防止部材65の被覆片67によって第2保持フレーム32の切欠部37を部分的に覆うことでグリスの飛散を防止し、グリスが定着ベルト15や加圧ローラー16に付着するのを抑制している。
ところで、本実施形態では、ヒーター17によって定着ベルト15を加熱しているため、用紙Sにトナー像を定着させる際には、定着ベルト15の温度が加圧ローラー16の温度よりも高くなる。そのため、上記のように用紙Sが定着ニップNを通過すると、用紙Sの前後両端部S1、S2が下側(加圧ローラー16側)に向かって収縮する恐れがある。このような現象が発生すると、用紙Sがカールしてしまい、排紙トレイ4上において用紙Sのストック不良が発生する恐れがある。
しかしながら、本実施形態では、図8に示されるように、用紙Sが定着ニップNを通過すると、用紙Sの前端部S1(前後方向一端部)の下面(加圧ローラー16側の面)が第1搬送ガイド47の第1ガイド板63の上面に接触する。これにより、用紙Sの前端部S1が第1搬送ガイド47によってガイドされる。そのため、用紙Sの前端部S1が下側に向かって収縮しにくくなり、定着ニップNを通過した用紙Sがカールするのを抑制し、排紙トレイ4上において用紙Sのストック不良が発生するのを防止することが可能となる。
また、図10に示されるように、用紙Sが定着ニップNを通過すると、用紙Sの後端部S2(前後方向他端部)の下面(加圧ローラー16側の面)が第2搬送ガイド66の第2ガイド板73の上面に接触する。これにより、用紙Sの後端部S2が第2搬送ガイド66によってガイドされる。そのため、用紙Sの後端部S2が下側に向かって収縮しにくくなり、定着ニップNを通過した用紙Sがカールするのを抑制し、排紙トレイ4上において用紙Sのストック不良が発生するのを防止することが可能となる。
また、本実施形態では特に、第1搬送ガイド47が用紙Sの前端部S1のみをガイドし、第2搬送ガイド66が用紙Sの後端部S2のみをガイドしている。そのため、各ガイド部材47、66の構成を簡易なものとすることができる。
また、第1搬送ガイド47は、センサー46が取り付けられる取付部材45と一体化されている。このような構成を採用することで、第1搬送ガイド47を取付部材45とは別体に設ける場合と比較して、部品点数を削減することが可能となり、定着装置8の構成を簡易なものとすることが可能となる。
また、取付部材45は、第1保持フレーム27の保持板28の前面(前後方向外側の面)に沿って設けられる取付片48と、第1保持フレーム27の保持板28の後面(前後方向内側の面)に沿って設けられ、取付片48に接続される接続片49と、を備え、センサー46は、取付片48に取り付けられ、第1搬送ガイド47は、接続片49と一体化されている。このような構成を採用することで、第1保持フレーム27の前側(前後方向外側)の空間にセンサー46が配置されることになり、センサー46の配置スペースを容易に確保することが可能となる。また、上記のような構成を採用することで、第1保持フレーム27の後側(前後方向内側)の空間に第1搬送ガイド47が配置されることになり、第1搬送ガイド47によって用紙Sの前端部S1を確実にガイドすることが可能となる。
また、第2搬送ガイド66は、伝達ギア39に塗布されたグリスの飛散を防止する飛散防止部材65と一体化されている。このような構成を採用することで、第2搬送ガイド66を飛散防止部材65とは別体に設ける場合と比較して、部品点数を削減することが可能となり、定着装置8の構成を簡易なものとすることが可能となる。
また、飛散防止部材65は、第2保持フレーム32に設けられる切欠部37を部分的に覆う被覆片67と、被覆片67から右側(用紙搬送方向Yにおける上流側)に向かって延びる延出片68と、を備え、第2搬送ガイド66は、延出片68と一体化されている。このような構成を採用することで、被覆片67に付着したグリスが第2搬送ガイド66まで回り込むのを抑制することが可能となり、用紙Sにグリスが付着するような事態を確実に回避することが可能となる。
また、押圧部材19の下面(加圧ローラー16側の面)には、加圧ローラー16の外周面に沿って円弧状に湾曲する湾曲部44が設けられている。そのため、定着ニップNを通過した用紙Sが下側を向きやすくなり、定着ベルト15から用紙Sが分離しやすくなる。また、第1搬送ガイド47及び第2搬送ガイド66は、用紙Sの下面(加圧ローラー16側の面)に接触している。そのため、上記のように押圧部材19に湾曲部44を設ける構成を採用しつつ、用紙Sの前後両端部S1、S2が下側に向かって収縮するのを確実に抑制することができる。
本実施形態では、定着ベルト15を定着部材として用いる場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、定着ローラーなどを定着部材として用いても良い。
本実施形態では、駆動源41の回転駆動力が加圧ローラー16に伝達されて加圧ローラー16が回転し、加圧ローラー16の回転に従動して定着ベルト15が回転する場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、駆動源41の回転駆動力が定着ベルト15などの定着部材に伝達されて定着部材が回転し、定着部材の回転に従動して加圧ローラー16などの加圧部材が回転しても良い。
本実施形態では、飛散防止部材65の被覆片67が第2保持フレーム32に設けられた切欠部37を部分的に覆う場合について説明した。一方で、他の異なる実施形態では、飛散防止部材65の被覆片67が第2保持フレーム32に設けられた切欠部37を全体的に覆っても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
8 定着装置
15 定着ベルト(定着部材)
16 加圧ローラー(加圧部材)
17 ヒーター(熱源)
19 押圧部材
27 第1保持フレーム(第1保持部材)
32 第2保持フレーム(第2保持部材)
37 切欠部
39 伝達ギア
41 駆動源
44 湾曲部
45 取付部材
46 センサー
47 第1搬送ガイド
48 取付片
49 接続片
65 飛散防止部材
66 第2搬送ガイド
67 被覆片
68 延出片
A 回転軸
N 定着ニップ
S 用紙(記録媒体)
S1 用紙の前端部(回転軸方向一端部)
S2 用紙の後端部(回転軸方向他端部)
Y 用紙の搬送方向

Claims (7)

  1. 回転軸の周りを回転可能に設けられる定着部材と、
    前記定着部材に圧接して定着ニップを形成し、回転可能に設けられる加圧部材と、
    記録媒体の搬送方向において前記定着ニップの下流側に設けられ、記録媒体の前記回転軸方向一端部をガイドする第1搬送ガイドと、
    記録媒体の搬送方向において前記定着ニップの下流側に設けられ、記録媒体の前記回転軸方向他端部をガイドする第2搬送ガイドと、を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加圧部材の回転を検知するセンサーと、
    前記センサーが取り付けられる取付部材と、を更に備え、
    前記第1搬送ガイドは、前記取付部材と一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加圧部材の前記回転軸方向の端部を保持する保持部材を更に備え、
    前記取付部材は、
    前記保持部材の前記回転軸方向外側の面に沿って設けられる取付片と、
    前記保持部材の前記回転軸方向内側の面に沿って設けられ、前記取付片に接続される接続片と、を備え、
    前記センサーは、前記取付片に取り付けられ、
    前記第1搬送ガイドは、前記接続片と一体化されていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 駆動源の回転駆動力を前記定着部材又は前記加圧部材に伝達するための伝達ギアと、
    前記伝達ギアに塗布されたグリスの飛散を防止する飛散防止部材と、を更に備え、
    前記第2搬送ガイドは、前記飛散防止部材と一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記加圧部材の前記回転軸方向の端部を保持する保持部材を更に備え、
    前記伝達ギアは、前記保持部材の前記回転軸方向外側に設けられ、
    前記飛散防止部材は、
    前記保持部材に設けられる切欠部を少なくとも部分的に覆う被覆片と、
    前記被覆片から記録媒体の搬送方向上流側に向かって延びる延出片と、を備え、
    前記第2搬送ガイドは、前記延出片と一体化されていることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記定着部材としての定着ベルトを加熱する熱源と、
    前記定着ベルトを前記加圧部材側に向かって押圧する押圧部材と、を更に備え、
    前記押圧部材の前記加圧部材側の面には、前記加圧部材の外周面に沿って円弧状に湾曲する湾曲部が設けられ、
    前記第1搬送ガイド及び前記第2搬送ガイドは、記録媒体の前記加圧部材側の面に接触することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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