JP2017193886A - 天井システム - Google Patents
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Abstract
Description
そのため、この特許文献1記載の天井システムは、天井埋込型の照明装置の荷重が天井材吊下構造に作用することがなく、天井材吊下構造の負担重量(つまり、天井の重量)が低減されている。
このように天井材吊下構造の負担重量が低減されると、地震の揺れに対して有利となり、地震時に天井が脱落するのを抑制することができるとともに、天井が脱落した場合でも、重量低減分だけ被害も少なくすることができる。
しかしながら、このような天井設置機器についても、天井材吊下構造に重量を負担させない状態で機器吊下構造にて上階床部に支持させることで、天井材吊下構造の負担重量を一層低減し、地震時の天井脱落を一層抑制するとともに、天井脱落時の被害を一層少なくすることが望まれる。
前記機器吊下構造が、天井設置機器の荷重を前記天井材吊下構造に負担させない状態で天井設置機器を上階床部に支持させるように構成されているとともに、
前記機器吊下構造として、複数種類の天井設置機器を取り付け可能な設備フリーパネルを介して当該設備フリーパネルに取り付けた天井設置機器を上階床部に支持させる第1機器吊下構造と、
前記設備フリーパネルを介さずに天井設置機器を上階床部に支持させる第2機器吊下構造と、が備えられている点にある。
そのため、例えば、天井の下面から突出させる機器や小型の機器などの天井設置機器は、設備フリーパネルを使用した納まりのよい状態で第1吊下構造にて効率的に支持させ、他方、天井に埋め込む機器や大型の機器などの天井設置機器を、設備フリーパネルを使用せずに第2機器吊下構造にて効率的に支持させることが可能となる。
したがって、天井材吊下構造に重量を負担させない状態で各種の天井設置機器を機器吊下構造にて効率的に上階床部に支持させることができ、天井材吊下構造の負担重量(所謂、天井の重量)の大幅な低減を良好に達成することができる。
前記設備フリーパネルが、前記ライン状の設備ゾーンの幅に略対応した幅で構成され、
前記第1機器吊下構造が、前記ライン状の設備ゾーンに前記設備フリーパネルを配設自在で、且つ、当該設備ゾーンの長さ方向で設備フリーパネルの配設位置を変更自在に構成されている点にある。
しかも、設備フリーパネルが、ライン状の設備ゾーンの幅に略対応した幅で構成されているので、ライン天井のライン状の設備ゾーンに設備フリーパネルを配設した状態で、設備フリーパネルによりライン状の設備ゾーンを略閉塞することができる。よって、第1機器吊下構造にて天井設置機器を見栄え良くライン状の設備ゾーンに配設することができる。
また、将来的に天井設置機器のレイアウト変更などの要望があった場合でも、同様に設備フリーパネルをライン状設備ゾーンの長さ方向に沿ってスライド移動させて位置変更することにより、容易に対応することができる。
前記設備フリーパネルの係止部と前記第1被係止部とが、前記上階床部に支持された第1被係止部に対する設備フリーパネルの下方側からの接近移動に伴って係止可能に構成されている点にある。
しかも、天井設置機器を取り付けた設備フリーパネルを天井側に移動させるだけの簡単な操作により、上階床部に支持された第1被係止部に設備フリーパネルの係止部を係止させることができる。
前記設備フリーパネルに対して天井設置機器を固定自在な機器固定部材が備えられ、この機器固定部材には、当該機器固定部材が天井設置機器を固定する固定姿勢となる状態で前記設備フリーパネルの前記係止部と係止自在な第2被係止部が備えられている点にある。
また、機器固定部材が天井設置機器を固定する固定姿勢となる状態で機器固定部材に備えられた第2被係止部と設備フリーパネルの係止部とを係止させることで、設備フリーパネルに天井設置機器を適切に固定することができる。
しかも、設備フリーパネルの係止部が、上階床部に支持された第1被係止部に対する係止用と、機器固定部材に備えられた第2被係止部に対する係止用とに兼用構成されているので、構造の簡素化も図ることができる。
前記天井材吊下構造には、上階床部に支持され、且つ、前記天井材の外周辺部を下方から受け止める天井材受止部が備えられているとともに、
前記天井材が、隣り合う一対の前記天井材受止部の間に一対の前記撓み変形抑制部材を亘らせる状態で、隣り合う一対の前記天井材受止部の間に架設されている点にある。
そして、天井材に備えられた撓み変形抑制部材を架材に利用し、当該天井材を隣り合う一対の天井材受止部の間に落下し難い状態で適切に架設することができる。
前記天井材には、前記天井基材の少なくとも室内側となる下面部を被覆する不燃性又は難燃性で可撓性を有した表面材が備えられ、
この表面材の両端側が、天井基材の相対向する一対の辺部の前記撓み変形抑制部材の各々に接着接合されている点にある。
しかも、可撓性を有した表面材は、繊維質材を矩形板状に成形してなる天井基材の一対の辺部に対して、直接に接着接合するのではなく、天井基材よりも撓み難い撓み変形抑制部材を介して接着接合されているので、例えば、表面材の面方向に強い引張力を付与する状態にて天井基材に表面材を取り付けることが可能となり、表面材に皺のない美麗な天井を構成することができる。
図1は、建物の一例であるオフィスビルに採用された天井システムを下方側から見上げた状態を示している。この図では、便宜上、天井面を形成する多数の天井材2のうち、一部の天井材2を取り外した状態で記載している。
なお、本発明に係る天井システムは、このようなライン天井に限らず、グリッド天井などの各種の天井に適用することが可能である。
以下、各吊下構造について説明を加える。
図1に示すように、天井材吊下構造Tには、上階の床スラブSの下面に埋設された多数の吊りボルト3A(吊り具の一例)と、当該吊りボルト3Aの下端側に取り付けられたX方向に延びる多数本の野縁受け4と、当該野縁受け4の下面側に取り付けられたY方向に延びる多数本のバー材5とが備えられている。
そして、この天井材吊下構造Tは、一般天井ゾーンBを挟んで隣り合うバー材5どうしの間に天井材2を架設することにより、天井材2を一般天井ゾーンBに配置する状態で上階の床スラブSに支持させることができる。
なお、この天井システムでは、前述したように天井材吊下構造Tの負担重量が大幅に低減されているので、野縁受け4の配設ピッチを広くして野縁受け4の本数を削減することも可能である。このようにすれば、野縁受け4の本数を削減する分、更に天井材吊下構造Tの負担重量を低減することができる。
この野縁受け取付部5Aは、上端側横板部5bの上面部を野縁受け4の下面部に当接させた姿勢で、上端側横板部5bの下面側の一対の被係合凹部5eに対して、野縁受け4に取り付けたバー材用ハンガー7の後述する係合爪部7bを係合させることでバー材用ハンガー7を介してバー材5を野縁受け4に安定的に取り付けることができる。
この脱落抑制板部5hは、天井材2の端部を下端側横板部5gの上面側に載置した状態で天井材2の上面の近傍箇所且つ対面箇所に配置される。換言すれば、天井材2の端部は、下端側横板部5gと脱落抑制板部5hとの間に配置されることになる。
そのため、下端側横板部5gと脱落抑制板部5hとの間で天井材2の端部の動きを規制することができ、天井材2の脱落などを適切に抑制することができる。
更に、バー材用ハンガー7には、前記野縁受け装着部7Aに野縁受け4を配置した状態で前記被係合部7Bを上方に引き上げることで、野縁受け装着部7Aへの野縁受け4の装着と、被係合部7Bへのバー材5の係合を強固にするための引き上げ操作部7Dが備えられている。
バー材用ハンガー7の野縁受け装着部7Aに野縁受け4を配置し、且つ、バー材用ハンガー7の被係合部7Bに対してバー材5の野縁受け取付部5Aを係合させた状態で、当該操作ボルト7eを下向きに螺進させることで、被係合部7Bを上方側に引き上げて、バー材5における野縁受け取付部5Aの上端側横板部5bの上面部を野縁受け4の下面部に当接させる状態で野縁受け4を締め付けることができる。そのため、野縁受け装着部7Aへの野縁受け4の装着と被係合部7Bへのバー材5の係合が強固なものとなる。
次に、機器吊下構造Kについて説明する。
前述の如く、機器吊下構造Kとしては、図6に示すように、設備フリーパネル8を介して小型の天井設置機器1Aを上階の床スラブSに支持させる第1機器吊下構造K1と、図9、図10に示すように、設備フリーパネル8を介さずに主として大型の天井設置機器1Bを上階の床スラブSに支持させる第2機器吊下構造K2とが備えられている。
小型の天井設置機器1Aは、第1機器吊下構造K1にて設備フリーパネル8を使用した納まりのよい状態で効率的に支持させ、他方、大型の天井設置機器1Bは、第2機器吊下構造K2にて、設備フリーパネル8を使用せずに効率的に支持させることができる。
図6に示すように、第1機器吊下構造K1には、上階の床スラブSの下面に埋設される多数の吊りボルト3B(吊り具の一例、図1参照)と、当該吊りボルト3Bに取り付けられた設備フリーパネル8と、当該設備フリーパネル8との間で天井設置機器1Aを挟み込み固定可能な機器固定プレート(機器固定部材)9とが備えられている。吊りボルト3Bは、設備ゾーンAの直上に位置し、天井材吊下構造Tを構成しないものである。
この第1機器吊下構造K1は、設備ゾーンAに配設された設備フリーパネル8に所望の天井設置機器1Aを取り付けることにより、当該天井設置機器1Aを天井材吊下構造Tに荷重を負担させない状態で上階の床スラブSに支持させることができる。
また、この設備フリーパネル8は、設備ゾーンAの適所に設置可能であり、しかも、設備フリーパネル8の自身の適所に天井設置機器1Aが取り付け可能であるので、設備ゾーンAの適切な位置に天井設置機器1Aを配置することができる。
そして、この取付板部8aは、天井設置機器1Aの種別などに応じた大きさ・形状の取り付け穴8b(図8(a)参照)を適宜の箇所に開口形成することで、複数種類の天井設置機器1Aを任意の箇所に取り付けることができる。また、例えば、取付板部8aは、複数種類の天井設置機器1Aに応じた複数種類の大きさ・形状の取り付け穴8bを開口形成することで、複数種類の天井設置機器1Aを同時に取り付けることもできる。なお、当該取り付け穴8bは、取付板部8aに予め形成されていてもよい。
当該フリーパネル用ハンガー10は、X方向を長手方向とする略水平姿勢の上板部10aと、当該上板部10aの長手方向の両端部から下方に延びる4つの側板部10bとを備えて構成されている。
なお、ボルト挿通穴10dはX方向に長い長孔形状とされており、フリーパネル用ハンガー10の吊り下げ位置をX方向に沿って調整することができる。
そして、この機器押さえ板部9aには、複数種類の天井設置機器1Aの中央部を配置可能な大きさの挿通穴9bが開口形成され、当該挿通穴9bに天井設置機器1Aの中央部を挿通させる状態で、天井設置機器1Aの外周部を上方側から押圧可能に構成されている。
なお、挿通穴9bは、天井設置機器1Aの種別などに応じた大きさ・形状にて施工現場にて開口形成するようにしてもよい。
次に、図8(b)に示すように、天井設置機器1Aを上方側から設備フリーパネル8に接近移動させることで、天井設置機器1Aの中央部が取り付け穴8bの内部に配置され、且つ、天井設置機器1Aの外周部を設備フリーパネル8の取付板部8aに上面に載置される状態で天井設置機器1Aを設備フリーパネル8の機器取付部8Aの取付板部8aの上に配置する。
その後、図8(b)に示すように、機器固定プレート9を、機器固定プレート9の機器押さえ板部9aの挿通穴9bに天井設置機器1Aの中央部を挿通させる状態で、上方側から設備フリーパネル8に接近移動させることで、設備フリーパネル8の係止爪部8eを弾性変形させながら、設備フリーパネル8の左右の側板部8dの間の設置空間に機器固定プレート9を進入させる。設備フリーパネル8の係止爪部8eは、機器固定プレート9が設置空間に到達した固定姿勢となったときに弾性復元して、機器固定プレート9を設備フリーパネル8に自動的に固定する。
このようにして、天井設置機器1の外周部を設備フリーパネル8と機器固定プレート9とで上下方向から挟む込む状態で天井設置機器1Aを設備フリーパネル8に固定することができる。
第2機器吊下構造K2は、図9、図10に示すように、設備ゾーンAにおいて設備フリーパネル8を介さず、大型の天井設置機器1Bを天井材吊下構造Tに荷重を負担させない状態で上階の床スラブSに支持させるものである。
例えば、図9では、設備ゾーンAの直上に位置し、天井材吊下構造Tを構成しない吊りボルト3Bが備えられ、当該吊りボルト3Bで天井設置機器1Bの一例であるライン状の照明装置を支持する第2機器吊下構造K2を例に示している。また、図10では、ダクト支持具の一例である吊りボルト3Bで上階の床スラブSに支持されたダクトなどを介して天井設置機器1Bの一例である吹き出し口装置を上階の床スラブSに支持する第2機器吊下構造K2を例に示している。
このように、第2機器吊下構造K2は、設備フリーパネル8、及び、天井材吊下構造Tの支持力を使用せず、天井設置機器1Bを上階の床スラブSに支持させることが可能な各種の構造を採用することができる。
なお、この第2機器吊下構造K2において、天井設置機器1Bを吊りボルト3Bに取り付ける場合には、直接的に取り付けるのに限らず、勿論、ハンガー等の取付部材を介して取り付けるようにしてもよい。
図12(a)は、既設の天井システムを示している。この既設の天井システムは、吊りボルト3Aにて吊り下げ支持された野縁受け4の下面側にC型鋼等のチャンネル材からなる野縁11を取り付け、この野縁11に対してビス等の固定手段(図示省略)にて単層又は複層の石膏ボードなどからなる天井材12を取り付けて構成されている。
この既設の天井システムでは、野縁11や天井材12の重量が重く、更に、図示は省略するが、小型の天井設置機器1Aは天井材12に取り付けられているため、天井の重量が重い天井システムとなっている。
そして、図12(c)に示すように、撤去せずに残した野縁受け4に対して、バー材用ハンガー7を介してバー材5を取り付け、バー材5どうしの間に軽量な天井材2を架設して天井材吊下構造Tを構成する。
また、図2、図6、図9、図10に示すように、上階の床スラブSにおける設備ゾーンAの直上部位に新たな吊りボルト3Bを取り付け、当該吊りボルト3Bに対して、設備フリーパネル8を介して天井吊下機器1Aを取り付け、又は、設備フリーパネル8を介さず天井設置機器1Bを取り付け、機器吊下構造Kを構成する。
このようにして、既設の吊りボルト3Aや野縁受け4を利用しながら、既設の天井システムを本発明に係る天井システムを効率的に改修し、天井の大幅な軽量化を図って地震時の安全性を向上させることができる。
また、本発明に係る天井システムでは、野縁受け4の下面から天井材2の下面までの高さ寸法Zが、埋め込み型の照明器具などの天井設置機器1を野縁受け4に干渉せずに配置可能な寸法に設定されているので、このような天井設置機器1を野縁受け4を切断することなく設置することも可能となる。
(1)前述の実施形態の改良として、天井材吊下構造Tに対して天井材2の脱落を防止する防止する脱落阻止措置を施してもよい。
この場合、例えば、脱落防止措置として、天井材吊下構造Tと天井材2との間に軽量のワイヤー(脱落防止部材としての連結部材の一例)を亘らせるなどにより実施することが可能である。例えば、図11中で点線で示したように、天井材2の側の撓み変形抑制部材2Bに形成した挿通穴2aに環状のワイヤー2bを挿通状態で付設しておく。そして、図示は省略するが、天井材2を一般天井ゾーンBに配設した状態で、天井材吊差下構造Tの側のバー材5に対して当該ワイヤー2bの他端側をクリップなどの接続手段で接続して実施することができる。このようにすれば、重量の増加を回避しながらワイヤーを介して天井材2の脱落を防止することができる。
なお、脱落防止措置としては、ワイヤーなどの連結部材で連結するものに限らず、天井材2の脱落を防止可能な各種のものを用いることができる。
K 機器吊下構造
K1 第1機器吊下構造
K2 第2機器吊下構造
S 床スラブ(上階床部)
1 天井設置機器
2 天井材
2A 天井基材
2B 撓み変形抑制部材
2C 表面材
5B 天井材受止部
8 設備フリーパネル
8B 係止部
9 機器固定プレート(機器固定部材)
9B 被係止部(第2被係止部)
10B 被係止部(第1被係止部)
Claims (7)
- 天井面を形成する多数の天井材を天井材吊下構造にて上階床部に支持させ、且つ、天井設置機器を機器吊下構造にて上階床部に支持させて天井を構成する天井システムであって、
前記機器吊下構造が、天井設置機器の荷重を前記天井材吊下構造に負担させない状態で天井設置機器を上階床部に支持させるように構成されているとともに、
前記機器吊下構造として、複数種類の天井設置機器を取り付け可能な設備フリーパネルを介して当該設備フリーパネルに取り付けた天井設置機器を上階床部に支持させる第1機器吊下構造と、
前記設備フリーパネルを介さずに天井設置機器を上階床部に支持させる第2機器吊下構造と、が備えられている天井システム。 - 前記天井が、前記天井材が配置されないライン状の設備ゾーンを備えたライン天井として構成され、当該設備ゾーンに前記第1機器吊下構造及び前記第2機器吊下構造にて天井設置機器が配設されるように構成され、
前記設備フリーパネルが、前記ライン状の設備ゾーンの幅に略対応した幅で構成され、
前記第1機器吊下構造が、前記ライン状の設備ゾーンに前記設備フリーパネルを配設自在で、且つ、当該設備ゾーンの長さ方向で設備フリーパネルの配設位置を変更自在に構成されている請求項1記載の天井システム。 - 前記第1機器吊下構造が、前記ライン状の設備ゾーンの長さ方向に沿ってスライド移動可能な状態で前記設備フリーパネルを設備ゾーンに配設するように構成されている請求項2記載の天井システム。
- 前記第1機器吊下構造には、上階床部に支持され、且つ、前記設備フリーパネルに設けられた係止部と係止自在な第1被係止部が備えられているとともに、
前記設備フリーパネルの係止部と前記第1被係止部とが、前記上階床部に支持された第1被係止部に対する設備フリーパネルの下方側からの接近移動に伴って係止可能に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の天井システム。 - 前記第1機器吊下構造には、上階床部に支持され、且つ、前記設備フリーパネルに設けられた係止部と係止自在な第1被係止部が備えられているとともに、
前記設備フリーパネルに対して天井設置機器を固定自在な機器固定部材が備えられ、この機器固定部材には、当該機器固定部材が天井設置機器を固定する固定姿勢となる状態で前記設備フリーパネルの前記係止部と係止自在な第2被係止部が備えられている請求項1〜4のいずれか1項目に記載の天井システム。 - 前記天井材が、繊維質材を矩形板状に成形してなる天井基材と、当該天井基材の外周辺部のうちの相対向する一対の辺部の夫々に添設された撓み変形抑制部材とから構成され、
前記天井材吊下構造には、上階床部に支持され、且つ、前記天井材の外周辺部を下方から受け止める天井材受止部が備えられているとともに、
前記天井材が、隣り合う一対の前記天井材受止部の間に一対の前記撓み変形抑制部材を亘らせる状態で、隣り合う一対の前記天井材受止部の間に架設されている請求項1〜5のいずれか1項目に記載の天井システム。 - 前記撓み変形抑制部材が、前記天井基材の相対向する一対の辺部の各々に接着接合され、
前記天井材には、前記天井基材の少なくとも室内側となる下面部を被覆する不燃性又は難燃性で可撓性を有した表面材が備えられ、
この表面材の両端側が、天井基材の相対向する一対の辺部の前記撓み変形抑制部材の各々に接着接合されている請求項6記載の天井システム。
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