JP2017193812A - 紡機における集綿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】集綿装置のフィルタに付着した繊維綿を簡単な構成で動力消費を増大させることなく除去する。【解決手段】スライドシャッタ13が矢印R方向へ移動し、第1吸引口21が第1開口部14と一致して第1吸引領域16の吸引力を発生させ、第2吸引口22が第2開口部15の間に位置して第2吸引領域17の吸引力を停止させる。風綿は、第1吸引領域16に付着して繊維綿51Aを形成する。スライドシャッタ13が反対方向へ移動すると、第2吸引口22が第2開口部15と一致して第2吸引領域17の吸引力を発生させ、第1吸引口21が第1開口部14の間に位置して第1吸引領域16の吸引力を停止させる。繊維綿51Aは第2吸引領域17に移動する。一定時間後、スライドシャッタ13の矢印R方向の移動により第1吸引領域16の吸引力を発生させ、第2吸引領域17の吸引力を停止させる。第2吸引領域17の繊維綿は負圧により2次集綿室に収容される。【選択図】図4

Description

本願発明は、紡機の運転中に発生する風綿を集める紡機における集綿装置に関する。
紡機では、繊維の加工を行うために多くの風綿が発生している。発生した風綿は、紡機に備えられた集綿装置に集められる。
例えば、特許文献1には、精紡機における集綿装置が開示されている。特許文献1の集綿装置は、吸気ダクトと吸気ダクトに接続した個別集綿装置(精紡機一台毎に設けられる集綿装置)とを備えている。吸気ダクトは、各錘の牽伸部に設置された多数の吸気ノズルと接続する。
個別集綿装置の筐体内部の略中央部には、J形仕切板が配設され、J形仕切板の両側に第1吸気室及び集中集綿接続室が区画形成されている。また、J形仕切板内に上面の開口した第2吸気室を形成するとともに第1吸気室の下端に吸気ダクトを接続している。第2吸気室の上面開口部の上方には、回動可能に枢支された切換ダンパが設けられている。切換ダンパは、第1吸気室と第2吸気室との間を連通あるいは遮断する機能を有する。
第1吸気室と集中集綿接続室との間には、切換ダンパの切換動作に連動して両室を連通あるいは遮断する開閉ダンパが回動可能に枢支されている。第1吸気室の下方には、第1吸気室を横断するように風綿付着用のスクリーンが配設されている。第2吸気室の内部には、スクリーンを介して吸気ダクトに吸引力を作用させる吸気発生手段としての吸気ファンが配設されている。
特許文献1の集綿装置では、切換ダンパを切換えて第2吸気室に第1吸気室を連通させると、切換ダンパに連動して開閉ダンパが作動し、第1吸気室と集中集綿接続室との連通が遮断される。この状態で、吸気ファンにより吸気ダクトに吸引力を作用させると、吸気ダクト内の繊維綿は第1吸気室側へ吸引され、スクリーンに付着する。スクリーンに付着する繊維綿の量が増加すると、吸引ダクト内の吸引圧が下がるため、吸引圧の所定値までの低下を検出して切換ダンパ及び開閉ダンパが共に作動する。
切換ダンパの作動により第1吸気室及び第2吸気室の連通が遮断され、開閉ダンパの作動により第1吸気室及び集中集綿接続室が連通される。このため、吸引ダクトの繊維綿は第1吸気室を通り、集中集綿接続室から集中集綿装置(複数台の精紡機に共通して設けられる集綿装置)に吸引される。また、第1吸気室のスクリーンに付着している繊維綿は吸引エアにより吹き飛ばされ、吸引ダクトの風綿と共に集中集綿接続室に吸引される。スクリーンに付着していた繊維綿が掃除されると、切換ダンパ及び開閉ダンパが作動され、第1吸気室及び集中集綿接続室の連通が遮断され、第1吸気室及び第2吸気室が連通されて吸引ダクト内の繊維綿はスクリーンに付着する。
特許文献2には、集綿室に集められた風綿を扱い易い状態にして作業者の手間を軽減した風綿処理装置が開示されている。集綿室には、ダクトから吸引された風綿を付着するフィルタが設けられている。また、集綿室には、集綿室のフィルタに付着した風綿の除去作業時に、集綿室と切り換えてダクトに連通させるバイパス通路が設けられている。集綿室のフィルタに付着した風綿は、噴射ノズルから噴出される圧縮空気あるいは機械的な掻取板等の回収手段によりフィルタ下方の回収室へ集められる。回収室には、回収室内を往復移動する筒状の押出具が設けられている。回収室に集められた風綿は、押出具の移動により安定よく圧縮されながら回収室の出口から押し出される。
特開昭64−61522号公報 特開2001−254236号公報
特許文献1の集綿装置は、吸引ダクトによる風綿の吸引及び個別集綿装置のスクリーンに付着した繊維綿の除去に集中集綿装置による吸引力を用いる構成である。通常であれば、集中集綿装置の吸引力は個別集綿装置のスクリーンから繊維綿を除去するだけの吸引力であれば足りるが、特許文献1の集綿装置では、これに加えて紡機運転中の吸引ダクトによる風綿吸引のための吸引力も持たなければならないため、集中集綿装置の吸引力を大きくする必要が有り、集中集綿装置における動力消費が増大する。
特許文献2の風綿処理装置は、集綿室のフィルタから風綿を除去するために、噴射ノズル又は掻取板及びバイパス通路を備える必要があり、集綿装置の構造が複雑である。また、集綿室のフィルタ付近に噴射ノズルあるいは掻取板を設けると、ダクトから集綿室に吸引された風綿が噴射ノズルあるいは掻取板に引っ掛かり易くなり、除去できない風綿が集綿室内に堆積する恐れがある。
本願発明は、集綿装置のフィルタに付着した繊維綿を簡単な構成で動力消費を増大させることなく除去することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、吸引源の吸引力により風綿を集綿するフィルタを備えた1次集綿室を有する紡機における集綿装置において、前記フィルタに第1吸引領域と第2吸引領域とを設け、前記フィルタにおける吸引力を前記第1吸引領域及び前記第2吸引領域のいずれかの領域に切り換える吸引位置切換機構と、前記第2吸引領域に接続され、前記第2吸引領域に吸引された繊維綿を前記吸引源の吸引力により収容する2次集綿室とを設けることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、1次集綿室のフィルタに第1吸引領域と第2吸引領域とを設け、第1吸引領域及び第2吸引領域の吸引機能の切り換えにより、フィルタの吸引力の発生位置を切り換え、フィルタの第1吸引領域から第2吸引領域へ繊維綿を移動させる。第2吸引領域の繊維綿は、2次集綿室へ容易に収容される。フィルタから繊維綿を掻き落とすための機械的な掻き落し部材や圧縮空気の噴射機構等を必要としないため、集綿装置の構成を簡単にすることができる。また、繊維綿をフィルタから除去するために、1次集綿室に吸引力を作用させる吸引源以外の別の吸引源、例えば集中集綿装置を必要としないため、動力消費を増大させることがない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1吸引領域及び前記第2吸引領域を備えた前記フィルタを平面状に形成し、前記吸引位置切換機構を直線的に移動可能なスライドシャッタで構成し、前記スライドシャッタを前記フィルタの前記吸引源側に隣接して設けたことを特徴とする。請求項2に記載の発明によれば、スライドシャッタの直線的な移動のみでフィルタにおける吸引能力を第1吸引領域及び第2吸引領域のいずれかの領域に切り換えて形成することができるため、集綿装置全体の構成をコンパクト化することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記吸引位置切換機構を固定部と、前記固定部に重なる状態で直線的に移動可能な可動部とを備えたスライドシャッタで構成し、前記スライドシャッタと、前記フィルタとを離間した状態で設け、前記固定部に第1開口部及び第2開口部を設け、前記可動部に前記固定部の第1開口部及び第2開口部に対応する第1吸引口及び第2吸引口を設け、前記可動部の直線的な移動により、前記可動部の第1吸引口と前記固定部の第1開口部とが一致する時前記固定部の第2開口部を前記可動部により閉鎖し、前記可動部の第2吸引口が前記固定部の第2開口部と一致する時前記固定部の第1開口部を前記可動部により閉鎖するように、前記第1開口部、前記第2開口部、前記第1吸引口及び前記第2吸引口を前記スライドシャッタに配置した。
フィルタを保持するホルダ部に開口を設け、スライドシャッタの直線的な移動でホルダ部の開口を開閉して、フィルタにおける吸引能力を第1吸引領域及び第2吸引領域のいずれかの領域に切り換えて変更することができる。しかし、シャッタの移動でホルダ部の開口を開閉する構成では、ホルダ部の開口の面積は、シャッタプレートの非開口部より小さくしなければならない。そのため、フィルタの面積のうち繊維綿の捕集に有効に作用する面積がフィルタの半分以下となり、集綿により、吸引能力が短時間で低下する。
請求項3に記載の発明では、スライドシャッタと、フィルタとを離間した状態で設け、スライドシャッタの可動部の直線的な移動により、可動部の第1吸引口と固定部の第1開口部とが一致する時、固定部の第2開口部を可動部により閉鎖し、可動部の第2吸引口が固定部の第2開口部と一致する時、固定部の第1開口部を可動部により閉鎖する。そのため、フィルタを保持するホルダ部に開口を設けてシャッタとして機能させる場合と異なり、ホルダ部の開口を非開口部より大きく形成するための制約が無くなり、ホルダ部の開口を大きくとることができ、同じ大きさのフィルタで吸引能力を大きくすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記フィルタを板状のフィルタホルダと一体に形成し、前記フィルタホルダに前記第1吸引領域及び前記第2吸引領域を形成する複数の第1開口部及び第2開口部を設け、前記スライドシャッタに前記フィルタホルダの第1開口部及び第2開口部に対応する複数の第1吸引口及び複数の第2吸引口を設け、前記スライドシャッタの直線的な移動により、前記第1吸引口と前記第1開口部とが一致する時前記第2開口部を前記スライドシャッタにより閉鎖し、前記第2吸引口が前記第2開口部と一致する時前記第1開口部を前記スライドシャッタにより閉鎖するように、前記第1開口部、前記第2開口部及び前記第1吸引口、前記第2吸引口を前記フィルタホルダ及び前記スライドシャッタに配置したことを特徴とする。請求項4に記載の発明によれば、簡単な構成でフィルタに第1吸引領域および第2吸引領域を形成することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記第1吸引領域と前記第2吸引領域との間に気流を規制する仕切板を設けたことを特特徴とする。請求項5に記載の発明によれば、第1吸引領域と第2吸引領域との間の気流を抑制し、第2吸引領域から2次集綿室への繊維綿の移動を確実に行わせることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記2次集綿室に繊維綿を収容する筒状の2次フィルタ及び前記2次フィルタ内を移動可能な押出部材を設け、前記押出部材の押出面と対向する前記2次フィルタの位置に前記繊維綿を押し出す排出口を設けたことを特徴とする。請求項6に記載の発明によれば、押出部材の移動により2次フィルタ内に収容された繊維綿を適度に圧縮された繊維綿の塊に形成して2次フィルタの排出口から排出することができる。このため、繊維綿の後処理を容易化することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記2次フィルタの排出口を大気圧状態の貯留室に接続したことを特徴とする。請求項7に記載の発明によれば、貯留室を設けることにより、作業者が貯留室内に貯留された繊維綿を回収する構成や、貯留室を集中集綿室へ接続して繊維綿を自動的に回収処理する構成を容易に実現することができる。
本発明によれば、集綿装置のフィルタに付着した繊維綿を簡単な構成で動力消費を増大させることなく除去することができる。
第1の実施形態における集綿装置を示す図2(A)のB−B線断面図。 (A)は図1のA−A線断面図、(B)は仕切板の一部を示す拡大斜視図。 (A)はフィルタの正面図、(B)はフィルタホルダの正面図、(C)はスライドシャッタの正面図。 スライドシャッタの動作の第1段階を示す説明図。 スライドシャッタの動作の第2段階を示す説明図。 スライドシャッタの動作の第3段階を示す説明図。 2次集綿室に繊維綿を収容した状態を示す図2のC−C線断面図。 2次集綿室の繊維綿を排出した状態を示す図2のC−C線断面図。 (A)は第2の実施形態における集綿装置のスライドシャッタの可動部が上側閉かつ下側開に配置された状態を示す部分断面図、(B)は(A)のD−D線で切断しかつフィルタ本体の略半分を省略した断面図。 (A)は固定部の模式正面図、(B)は可動部の模式正面図。 (A)は集綿装置のスライドシャッタの可動部が上側開かつ下側閉に配置された状態を示す部分断面図、(B)は(A)のE−E線で切断しかつフィルタ本体の略半分を省略した断面図。 (A)は第3の実施形態における集綿装置を示す正面断面図、(B)は(A)の部分拡大図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1及び図2(A)において、精紡機(図示せず)の機台端部に設置された集綿装置(個別集綿装置)1は、本体2の内部に1次集綿室3及び2次集綿室4、駆動モータ室5、吸気ファン室6を備えている。また、駆動モータ室5の下方に貯留室7を備えている。
1次集綿室3及び2次集綿室4は、並べて配設され(図2(A)参照)、本体2の外壁8により密閉されている。また、1次集綿室3と2次集綿室4とは、内壁9(図2(A)参照)により区画されている。内壁9には、1次集綿室3と2次集綿室4との間を連通する収容口10が設けられている。なお、図1では、内壁9を省略して示している。
1次集綿室3と駆動モータ室5との間には、フィルタ11、フィルタホルダ12及びスライドシャッタ13が設置されている。フィルタ11は、図3(A)に示すように、平面状の部材により四角形状に構成され、1次集綿室3と駆動モータ室5との間を完全に閉鎖する大きさに形成されている。
フィルタホルダ12は、図3(B)に示すように、フィルタ11と略同一の大きさの板状の部材で四角形状に構成されている。また、フィルタホルダ12には、下段側に4つの第1開口部14が穿設され、上段側に第1開口部14と位相を合わせて4つの第2開口部15が穿設されている。各第1開口部14の開口面積は、各第2開口部15の開口面積より大きくなるように構成されている。なお、第1開口部14及び第2開口部15の数は、1以上で形成することができる。
4つの第1開口部14は、フィルタ11における通常時の吸引用の第1吸引領域16を形成する。4つの第2開口部15は、フィルタ11における清掃作業時の一時的な吸引用の第2吸引領域17を形成する。フィルタ11及びフィルタホルダ12は、一体となるように重ね合わせ、フィルタ11が1次集綿室3側、フィルタホルダ12が駆動モータ室5側となるように、外壁8及び内壁9に固定されている。
1次集綿室3において、第1吸引領域16と第2吸引領域17との境には、1次集綿室3内に突出する仕切板18が設けられ、第1吸引領域16と第2吸引領域17との間の気流を規制している。図2(B)に示すように、仕切板18には開口18aが形成されている。1次集綿室3には、吸引ダクト19が接続されている。吸引ダクト19は、図示していないが、精紡機の各錘に設けた吸引ノズルと接続している。各錘で発生した風綿は、各錘の吸引ノズルを介して吸引ダクト19に吸引される。
吸引ダクト19内には、吸引ダクト19内の負圧を検出する負圧計20が設置されている。吸引ダクト19から吸引された風綿がフィルタ11に付着してフィルタ11における吸引力が低下すると、制御装置は、負圧計20からの負圧信号に基づき、フィルタ11の清掃作業を行わせるための指令を発信する。
スライドシャッタ13は、図3(C)に示すように、板状の部材で四角形状に構成され、フィルタ11及びフィルタホルダ12よりも大きく形成されている。スライドシャッタ13には、下段側に4つの第1吸引口21が穿設され、上段側に4つの第2吸引口22が穿設されている。第1吸引口21はフィルタホルダ12の第1開口部14と同一形状に形成され、第2吸引口22はフィルタホルダ12の第2開口部15と同一形状に形成されている。第1吸引口21及び第2吸引口22は、横方向(図3における左右方向)にずらした状態で配置されている。
スライドシャッタ13は、図1に示すように、フィルタホルダ12の駆動モータ室5側に隣接して配設され、駆動モータ室5の上方を区画する外壁8の内面に固定されたガイド23及び駆動モータ室5の下方を区画する外壁8の内面に固定されたガイド25によって支持されている。ガイド23、25は、スライドシャッタ13の横方向の直線的な移動を案内する。スライドシャッタ13の移動は、図1及び図4に示すエアシリンダ26によって駆動される。
エアシリンダ26は、基端部がボルト27により本体2の外壁8に固定されている。図示していないが、エアシリンダ26には、圧縮エアの供給及び排出を行う開閉弁を備えたエア配管が接続されており、圧縮エアの供給、排出によりピストンロッド28を横方向に往復移動することができる。ピストンロッド28の先端は、スライドシャッタ13に固定されたL型の連結プレート29に固定されている。従って、スライドシャッタ13は、エアシリンダ26の作動により横方向に直線的に移動可能に構成されている。
図4は、精紡機の運転中における通常時の集綿状態を示している。エアシリンダ26の作動によりピストンロッド28が矢印R方向に最大に突出した状態にあると、スライドシャッタ13は図4の右方向に移動されている。このため、スライドシャッタ13の第1吸引口21はフィルタホルダ12の第1開口部14と一致して重なり、第1吸引領域16に吸引力を発生させている。一方、スライドシャッタ13の第2吸引口22は、第1吸引口21に対して横方向にずらしてあるため、フィルタホルダ12の第2開口部15と一致せず、第2開口部15の間に位置した状態になる。このため、第2開口部15は、スライドシャッタ13により閉鎖された状態となり、第2吸引領域17における吸引力は停止されている。
図5は、精紡機の運転中、清掃作業時に一時的に行う集綿状態を示している。エアシリンダ26の作動によりピストンロッド28が矢印L方向に最大に移動した状態にあると、スライドシャッタ13の第2吸引口22は、フィルタホルダ12の第2開口部15と一致して重なり、第2吸引領域17に吸引力を発生させる。一方、スライドシャッタ13の第1吸引口21はフィルタホルダ12の第1開口部14と一致せず、第1開口部14の間に位置した状態となる。このため、第1開口部14はスライドシャッタ13により閉鎖された状態となり、スライドシャッタ13は第1吸引領域16における吸引力を停止させる。
スライドシャッタ13は、第1吸引領域16及び第2吸引領域17における吸引力の発生と停止を行い、第1吸引領域16及び第2吸引領域17の吸引機能を切り換えることができる。従って、スライドシャッタ13は、第1吸引領域16及び第2吸引領域17に対する吸引位置切換機構を構成する。
図1において、駆動モータ室5には、駆動モータ室5と吸気ファン室6とを区画する内壁30に駆動モータ31が取り付けられている。また、内壁30には、駆動モータ室5と吸気ファン室6とを連通する通孔32が駆動モータ31を挟んで穿設されている。吸気ファン室6には、駆動モータ31の駆動軸33に固定された吸気ファン34が配置されている。
吸気ファン34は、駆動モータ31により回転され、吸気ファン室6内の空気を図示しない排気口から排出することにより通孔32を介して駆動モータ室5内を負圧状態に維持し、1次集綿室3に吸引気流を発生させることができる。1次集綿室3の吸引力は、吸引ダクト19を介して精紡機の各錘に設けた吸引ノズルに吸引作用を及ぼす。駆動モータ室5は、内壁9に穿設された通孔35により2次集綿室4と連通され、2次集綿室4に吸引作用を及ぼす。
2次集綿室4には、排出手段36が設けられている。排出手段36は、主要部として、2次フィルタ37及び2次フィルタ37内を移動可能な押出部材38から構成されている。2次フィルタ37は、円筒形状を有し、収容口10及び通孔35に対応できる長さに形成されている。2次フィルタ37には、排出口39が形成され、2次フィルタ37内の繊維綿を下方の空間40に排出することができる。
排出口39には、ゴム製の開閉板41が設けられ、2次フィルタ37内を閉鎖しているが、開閉板41は小さな力で弾性変形され、開かれる(図8参照)。また、2次フィルタ37の下部には、先細りに形成した筒状の逆流防止部材42が設けられている。逆流防止部材42は、空間40に排出された繊維綿が2次フィルタ37内に戻ることを防止する。
押出部材38は、2次フィルタ37の内径よりも小さな外形を有する円筒部材で形成され、排出口39と対向する側が閉鎖されている。押出部材38の閉鎖面は、繊維綿の押出面43を形成している。押出部材38の上方には、エアシリンダ44が設けられている。エアシリンダ44の上端は、本体2の外壁8に取り付けられた金具45にボルト46により固定されている。エアシリンダ44は、図示しない開閉弁を備えたエア配管が接続され、制御装置からの指令により作動される。
エアシリンダ44の作動により往復移動されるピストンロッド47は、押出部材38の筒内に突出し、先端が押出部材38の押出面43に固定されている。従って、エアシリンダ44が作動すると、押出部材38はピストンロッド47により2次フィルタ37内を図1の上下方向に往復移動される。押出部材38は、通常時、ピストンロッド47の突出により2次フィルタ37の排出口39の付近まで進入した状態に維持される。
2次フィルタ37の上端には、フェルト等からなるシール48が設けられ、2次集綿室4の内部が密閉されている。また、2次集綿室4は、下方の空間40との間も密閉され、2次フィルタ37内の負圧が空間40に及ばないように構成されている。空間40内には、2次集綿室4の2次フィルタ37から排出された繊維綿の塊を案内するガイド49が設けられている。ガイド49は、屈曲された板材からなり、一端が本体2の外壁8に固定され、他端が貯留室7の入口50まで延びている。
図4〜図6に基づいて、スライドシャッタ13による吸引位置切換動作を説明する。精紡機の運転中、通常時はエアシリンダ26の作動によりピストンロッド28が矢印R方向に最大に突出した状態に維持される。スライドシャッタ13は、ガイド23、25に案内されて矢印R方向に移動し、下段の第1吸引口21がフィルタホルダ12の第1開口部14と一致するため、第1開口部14を開放する。
一方、上段の第2吸引口22はフィルタホルダ12の第2開口部15の間に位置するため、スライドシャッタ13が第2開口部15を閉鎖する。従って、通常時は、第1吸引領域16において吸引力が働き、吸引ダクト19に吸引された風綿は、第1吸引領域16のフィルタ11に付着して堆積し、点線で示した繊維綿51Aを形成する。
第1吸引領域16のフィルタ11に風綿が大量に堆積すると1次集綿室3内の負圧が小さくなり、吸引ダクト19内の吸引力が低下し、精紡機各錘の吸引ノズルによる風綿の吸引力が低下する。吸引ダクト19内に設置した負圧計20は、負圧信号を制御装置に出力する。制御装置は、負圧信号に基づき吸引ダクト19内の吸引力の低下を検知すると、清掃作業信号を出力し、エアシリンダ26を作動する。
エアシリンダ26は、図5に示すように、ピストンロッド28を矢印L方向に移動させ、スライドシャッタ13が矢印L方向に移動する。スライドシャッタ13は、第1吸引口21がフィルタホルダ12の第1開口部14の間に位置するため、第1開口部14を閉鎖し、第1吸引領域16の吸引力を停止する。一方、スライドシャッタ13の第2吸引口22はフィルタホルダ12の第2開口部15と一致し、第2開口部15を開放するため、第2吸引領域17において吸引力を発生させる。
第1吸引領域16の吸引力が停止され、第2吸引領域17の吸引力が発生すると、第1吸引領域16に付着されていた繊維綿51Aが第2吸引領域17に移動し繊維綿51Bのように吸着される。予め設定された一定時間後、制御装置からの復帰信号によりエアシリンダ26が作動される。
図6に示すように、エアシリンダ26の作動によりピストンロッド28は、矢印R方向に移動される。このため、スライドシャッタ13の第1吸引口21がフィルタホルダ12の第1開口部14と一致して第1吸引領域16における吸引力を発生させる。一方、第2吸引口22がフィルタホルダ12の第2開口部15の間に位置し、スライドシャッタ13により第2開口部15を閉鎖するため、第2吸引領域17における吸引力が停止される。
制御装置の清掃作業信号は、2次集綿室4のエアシリンダ44にも発信される。エアシリンダ44は、制御装置からの清掃作業信号を受けて作動し、ピストンロッド47を上方に移動させて、押出部材38を2次フィルタ37から引き出す。押出部材38の引き出し長さは、2次集綿室4の収容口10を2次フィルタ37内に開放する位置に設定されている。
第2吸引領域17における吸引力の停止により、第2吸引領域17に付着していた繊維綿51Bは、繊維綿51Cで示すように、2次集綿室4における2次フィルタ37内の負圧により吸引され、収容口10から2次フィルタ37内に収容される。第2吸引領域17の吸引力が停止した時、第1吸引領域16で吸引力が発生し、1次集綿室3内に第1吸引領域16に向かう吸引気流が発生するが、図2に示した仕切板18の設置により第2吸引領域17側から第1吸引領域16側に向かう吸引気流が規制される。このため、押出部材38の引き出しにより開放された2次フィルタ37内の負圧による吸引力が第1吸引領域16の吸引力に勝り、図6に示した繊維綿51Bは、繊維綿51Cで示すように、2次集綿室4の収容口10に吸引される。
1次集綿室3では、図4で示した繊維綿51Aが除去されたため、第1吸引領域16の吸引力が清掃前よりも高まり、吸引ダクト19内の風綿を良好に吸引処理することができる。なお、1次集綿室3内では、第1吸引領域16及び第2吸引領域17のフィルタ11に付着せず、浮遊する風綿が存在する。
しかし、2次集綿室4において、2次フィルタ37の内周面と押出部材38の外周面との間に一定の空隙を形成するように構成しているため、2次集綿室4に常時吸引力が発生している。このため、1次集綿室3の浮遊風綿は収容口10から2次集綿室4の2次フィルタ37内に吸引処理され、1次集綿室3の浮遊風綿が処理不可能な場所に堆積する不具合を解消することができる。
図7及び図8において、2次集綿室4の2次フィルタ37内に収容された繊維綿51Cの処理について説明する。エアシリンダ44の作動によりピストンロッド47が上方へ移動されてから予め定められた一定時間が経過すると、制御装置からの指令によりエアシリンダ44が作動し、ピストンロッド47が下方へ移動する。ピストンロッド47の移動に伴い押出部材38が2次フィルタ37内に進入する。押出部材38の押出面43は、2次フィルタ37内に収容されている繊維綿51Cを圧縮しながら排出口39に向けて移動する。
繊維綿51Cは、2次フィルタ37内で徐々に圧縮され、繊維綿の塊に形成されていく。押出部材38の押出面43が排出口39に達すると、図8に示すように、圧縮されて塊となった繊維綿塊52Aは、排出口39の開閉板41を押し開き、逆流防止部材42を通って空間40内に排出される。繊維綿塊52Aの排出により、先に排出されていた繊維綿塊52B、52C、52Dが押し出され、空間40に設置したガイド49によって貯留室7の入口50に案内されて貯留室7に収納される。
図7及び図8に示すように、貯留室7は隔壁24により駆動モータ室5と区画されており、貯留室7には、吸気ファン34により発生する負圧が及んでいないため、ほぼ大気圧状態にある。大気圧状態にされた貯留室7は、作業者による貯留室7内の繊維綿塊52C、52Dの処理作業を容易にすることができる。また、貯留室7の設置は、精紡機工場内に集中集綿室(図示せず)を設置し、貯留室7を集中集綿室と接続することにより、作業者によることなく自動集綿処理を行い易くなる。
第1の実施形態では、1次集綿室3のフィルタ11に第1吸引領域16と第2吸引領域17とを設け、第1吸引領域16及び第2吸引領域17の吸引機能を切り換えることにより、フィルタ11における吸引力を利用してフィルタ11の繊維綿を第1吸引領域16から第2吸引領域17へ移動させ、第2吸引領域17から2次集綿室4へ容易に収容することができる。フィルタ11から繊維綿を掻き落とすための機械的な掻き落し部材や圧縮空気の噴射機構等を必要としないため、集綿装置1の構成を簡単にすることができる。また、風綿をフィルタ11に付着させる吸引力以外の吸引力を必要としないため、動力消費を減少させることができる。
また、スライドシャッタ13の直線的な移動のみでフィルタ11における吸引能力を第1吸引領域16及び第2吸引領域17のいずれかの領域に切り換えることができるため、集綿装置1全体の構成をコンパクト化することができる。また、第1吸引領域16と第2吸引領域17との間に仕切板18を設けることにより、第1吸引領域16と第2吸引領域17との間の気流を抑制し、第2吸引領域17から2次集綿室4への繊維綿の移動を確実に行わせることができる。
また、2次集綿室4に2次フィルタ37及び押出部材38からなる排出手段36を設けることにより、2次フィルタ37内に収容された繊維綿を適度に圧縮された繊維綿の塊に形成して2次フィルタ37の排出口39から排出することができる。このため、繊維綿の後処理を容易化することができる。また、貯留室7を設けることにより、作業者が貯留室7内に貯留された繊維綿を回収する構成や、集中集綿室へ接続して繊維綿を自動的に回収処理する構成を容易に実現することができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を図9〜図11にしたがって説明する。なお、この実施形態においては、フィルタにおける吸引力を第1吸引領域及び第2吸引領域のいずれかの領域に切り換える吸引位置切換機構の構成として、フィルタがシャッタの一部を構成しない点が第1の実施形態の集綿装置と大きく異なっている。そして、吸引位置切換機構以外の構成である1次集綿室、2次集綿室、駆動モータ室、吸気ファン室及び貯留室などの構成は第1の実施形態と同様に構成されている。そのため、吸引位置切換機構の構成について説明する。また、第1の実施形態と同様な部分は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
図9(A)に示すように、集綿装置54には、1次集綿室3と駆動モータ室5との間に、フィルタ55と、吸引位置切換機構を構成するスライドシャッタ56とが設けられている。フィルタ55とスライドシャッタ56とは、フィルタ55が1次集綿室3側に位置し、スライドシャッタ56が駆動モータ室5側に位置する状態で設けられている。スライドシャッタ56とフィルタ55とは離間した状態で設けられ、スライドシャッタ56とフィルタ55との間に空間Sが設けられている。スライドシャッタ56とフィルタ55との間には、仕切板18と対応する位置に空間Sを第1吸引領域16及び第2吸引領域17と対応する状態で分離する分離部材57が設けられている。
図9(A),(B)に示すように、フィルタ55は、フィルタ本体58と、フィルタ本体58を保持するフィルタホルダ59とで構成され、フィルタ本体58が1次集綿室3側、フィルタホルダ59がスライドシャッタ56側となるように設けられている。フィルタ55は、外壁8の底部内面にフィルタ55に沿って延びるように設けられた支持部材55aに下端が当接し、外壁8の上部内面に上端が当接する状態で固定されている。フィルタホルダ59には第1吸引領域16及び第2吸引領域17と対応する位置にそれぞれ複数の略矩形状の開口59aが形成されている。開口59aは、フィルタ本体58に吸引された繊維綿に作用する吸引力によるフィルタ本体58の撓みを支障のない大きさに抑制する面積に形成されている。
図9(A)に示すように、スライドシャッタ56は、固定部としての固定シャッタプレート60と、固定シャッタプレート60に重なる状態で直線的に移動可能な可動部としての可動シャッタプレート61とを備え、固定シャッタプレート60が駆動モータ室5側に位置する状態に設けられている。可動シャッタプレート61は、エアシリンダ66のピストンロッド66aに連結部材67を介して連結されている。固定シャッタプレート60には連結部材67の移動を許容する長孔が形成されている。
図10(A)に示すように、固定シャッタプレート60には、第1吸引領域16と対応する位置に複数の第1開口部62が形成され、第2吸引領域17と対応する位置に複数の第2開口部63が形成されている。第1開口部62は5行4列に形成され、第2開口部63は3行4列に形成されている。第1開口部62及び第2開口部63は、同じ大きさに形成されている。
図10(B)に示すように、可動シャッタプレート61には、第1吸引領域16と対応する位置に複数の第1吸引口64が形成され、第2吸引領域17と対応する位置に複数の第2吸引口65が形成されている。第1吸引口64は5行4列に形成され、第2吸引口65は3行4列に形成されている。第1吸引口64は第1開口部62と同じ大きさに形成され、第2吸引口65は第2開口部63と同じ大きさに形成されている。
図9(B)及び図11(B)に示すように、第1開口部62、第2開口部63、第1吸引口64、第2吸引口65は、フィルタホルダ59の開口59aより小さく形成されている。
図9(B)に示すように、可動シャッタプレート61は、エアシリンダ66の作動により、ピストンロッド66aが引き込み位置に配置された状態で、第1吸引口64が固定シャッタプレート60の第1開口部62と対向し、第2吸引口65が固定シャッタプレート60の非開口部と対向するように形成されている。
また、可動シャッタプレート61は、ピストンロッド66aが突出位置に配置された状態で、図11(B)に示すように、第1吸引口64が固定シャッタプレート60の非開口部と対向し、第2吸引口65が固定シャッタプレート60の第2開口部63と対向するように形成されている。可動シャッタプレート61は、固定シャッタプレート60との摺接面と反対側の面の両側部がガイド部材(図示せず)に係合した状態で、エアシリンダ66により上下方向に駆動されて、第1吸引領域16に吸引力が発生する位置と、第2吸引領域17に吸引力が発生する位置とに移動されるようになっている。
次にスライドシャッタ56による吸引位置切換動作を説明する。
精紡機の運転中、通常時は、図9(A)に示すように、エアシリンダ66のピストンロッド66aが引き込まれた状態に維持され、可動シャッタプレート61は、図9(B)に示すように、第1吸引口64が固定シャッタプレート60の第1開口部62と一致するため、第1開口部62を開放する。
一方、第2吸引口65は、固定シャッタプレート60の第2開口部63の間、すなわち非開口部と対向する位置にあるため、可動シャッタプレート61が第2開口部63を閉鎖する。従って、通常時は、第1吸引領域16において吸引力が働き、吸引ダクト19に吸引された風綿は、第1吸引領域16に対応するフィルタ本体58の部分に付着して堆積し、繊維綿(図示せず)を形成する。
フィルタ本体58の第1吸引領域16に対応する部分に風綿が大量に堆積すると1次集綿室3内の負圧が小さくなり、吸引ダクト19内の吸引力が低下し、精紡機各錘の吸引ノズルによる風綿の吸引力が低下する。吸引ダクト19内に設置した負圧計20は、負圧信号を制御装置に出力する。制御装置は、負圧信号に基づき吸引ダクト19内の吸引力の低下を検知すると、清掃作業信号を出力し、エアシリンダ66を作動する。
図11(A)に示すように、エアシリンダ66は、ピストンロッド66aを突出移動させ、図11(B)に示すように、可動シャッタプレート61は、第1吸引口64が固定シャッタプレート60の第1開口部62の間に位置して第1開口部62を閉鎖し、第1吸引領域16の吸引力を停止する。一方、可動シャッタプレート61の第2吸引口65は固定シャッタプレート60の第2開口部63と一致し、第2開口部63を開放するため、第2吸引領域17において吸引力を発生させる。
第1吸引領域16の吸引力が停止され、第2吸引領域17の吸引力が発生すると、第1吸引領域16に付着されていた繊維綿(図示せず)が第2吸引領域17に移動して、図11(B)に示す位置に配置された第2開口部63及び第2吸引口65からの吸引気流により、第2吸引領域17のフィルタ本体58に吸着される状態になる。予め設定された一定時間後、制御装置からの復帰信号によりエアシリンダ66が作動される。
エアシリンダ66の作動によりピストンロッド66aが引き込まれ、可動シャッタプレート61の第1吸引口64が固定シャッタプレート60の第1開口部62と一致して第1吸引領域16における吸引力を発生させる。一方、第2吸引口65が固定シャッタプレート60の第2開口部63の間に位置し、可動シャッタプレート61により第2開口部63を閉鎖するため、第2吸引領域17における吸引力が停止される。
制御装置の清掃作業信号は、2次集綿室4のエアシリンダ44にも発信される。エアシリンダ44は、制御装置からの清掃作業信号を受けて作動し、ピストンロッド47を上方に移動させて、押出部材38を2次フィルタ37から引き出す。押出部材38の引き出し長さは、2次集綿室4の収容口10を2次フィルタ37内に開放する位置に設定されている。
第2吸引領域17における吸引力の停止により、第2吸引領域17に付着していた繊維綿は、2次集綿室4における2次フィルタ37内の負圧により吸引され、収容口10から2次フィルタ37内に収容される。第2吸引領域17の吸引力が停止した時、第1吸引領域16で吸引力が発生し、1次集綿室3内に第1吸引領域16に向かう吸引気流が発生するが、仕切板18の設置により第2吸引領域17側から第1吸引領域16側に向かう吸引気流が規制される。このため、押出部材38の引き出しにより開放された2次フィルタ37内の負圧による吸引力が第1吸引領域16の吸引力に勝り、繊維綿は、2次集綿室4の収容口10に吸引される。2次集綿室4の2次フィルタ37内に収容された繊維綿の処理は、第1の実施形態と同様に行われる。
第2の実施形態においては、フィルタ55の第1吸引領域16及び第2吸引領域17の吸引機能の切り換えを行う吸引位置切換機構を、固定部(固定シャッタプレート60)と、固定部に重なる状態で直線的に移動可能な可動部(可動シャッタプレート61)とを備えたスライドシャッタ56で構成した。そして、スライドシャッタ56と、フィルタ55とを離間した状態で設け、可動シャッタプレート61の移動により、1次集綿室3のフィルタ55に設けた第1吸引領域16及び第2吸引領域17の吸引機能を切り換える。そして、フィルタ55における吸引力を利用して、フィルタ55に付着されていた繊維綿を第1吸引領域16から第2吸引領域17へ移動させ、第2吸引領域17から2次集綿室4へ容易に収容することができる。すなわち、フィルタ55から繊維綿を掻き落とすための機械的な掻き落し部材や圧縮空気の噴射機構等を必要としないため、集綿装置54の構成を簡単にすることができる。また、風綿をフィルタ55に付着させる吸引力以外の吸引力を必要としないため、動力消費を減少させることができる。
また、フィルタを保持するフィルタホルダに開口を設けてシャッタとして機能させる場合と異なり、開口を非開口部より大きく形成するための制約が無くなり、フィルタホルダ59の開口59aを大きくとることができ、同じ大きさのフィルタで吸引能力を大きくすることができる。
(第3の実施形態)
図12(A),(B)は第3の実施形態を示したもので、第1の実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。第3の実施形態は、集綿装置73の本体74内に円筒状のフィルタ75及び回転式のスライドシャッタ76を設け、フィルタ75の一部を板材77によりカバーすることにより1次集綿室78を構成している。1次集綿室78は、精紡機に配設された吸引ダクト97に接続されている。
フィルタ75は、内部に設置した半円形のブロック79に固定されている。フィルタ75には、通常時における吸引用の第1吸引領域82が形成され、清掃時の一時的な吸引用の第2吸引領域83が形成されている。また、1次集綿室78に隣接して2次集綿室84に連通する吸引部85が形成されている。
フィルタ75の中心部には、回転板86が設けられている。回転板86は、エアシリンダ87のピストンロッド88に連結され、エアシリンダ87の作動により矢印方向に往復回転することができる。回転板86には、アーム89が固定され、アーム89の先端には、弧状に形成されたスライドシャッタ76が取り付けられている。スライドシャッタ76は、フィルタ75の内周面に密接した状態でスライド可能に設置されている。また、フィルタ75の内部には、図示しないが、吸気ファン等の吸引源が設けられ、フィルタ75の内部を負圧状態に維持している。
2次集綿室84は、下部が1次集綿室78及び吸引部85に開口し、2次集綿室84の下方に設けた貯留室90との連通部に、ゴム製の開閉板91を備えている。2次集綿室84の内部には、排出手段92を構成する押出部材93が設けられている。押出部材93は、円筒状に形成され、開閉板91に対向する側に押出面94を有する。押出部材93の押出面94には、本体74に固定されたエアシリンダ95のピストンロッド96が連結されている。押出部材93は円筒状のフィルタ100内に挿入される。フィルタ100には、第2吸引領域83と連通する連通口100aが形成されている。第2吸引領域83と吸引部85とは、隔壁101により隔離されている。
精紡機の運転中、通常時は、スライドシャッタ76は、エアシリンダ87の作動により図12(A)の時計方向に回転された位置(実線で示す位置)に維持され、第1吸引領域82に吸引力を発生させ、第2吸引領域83を閉鎖して吸引力を停止させている。また、押出部材93は、エアシリンダ95の作動により押出面94が開閉板91に達する位置まで下降されている。
吸引ダクト97に吸引された風綿は、第1吸引領域82に付着し、繊維綿98Aを形成している。吸引ダクト97に設置した負圧計(図示せず)が負圧信号を制御装置(図示せず)に送信する。風綿の付着により繊維綿98Aが増大すると、第1吸引領域82における吸引力が低下するため、制御装置は負圧信号に基づきエアシリンダ87に作動指令を発信する。
エアシリンダ87は、制御装置の指令により作動し、スライドシャッタ76を反時計方向に回動する。スライドシャッタ76は、第2吸引領域83を開放して第2吸引領域83における吸引力を発生させるとともに、第1吸引領域82を閉鎖して第1吸引領域82における吸引力を停止させる。吸引力を停止された第1吸引領域82上の繊維綿98Aは、第2吸引領域83の吸引力により移動され、仮想線で示した繊維綿98Bのように、第2吸引領域83上に吸着される。
エアシリンダ87の作動後、予め設定された一定時間が経過すると、制御装置はエアシリンダ95及びエアシリンダ87に作動指令を発信する。エアシリンダ95は、制御装置の指令に基づき作動し、押出部材93を最上昇させて仮想線で示す位置に配置し、2次集綿室84を1次集綿室78に大きく開放する。エアシリンダ87は、制御装置の指令に基づき作動し、スライドシャッタ76を時計方向に回転する。
スライドシャッタ76は、第1吸引領域82を開放して第1吸引領域82における吸引力を発生させ、同時に第2吸引領域83を閉鎖して第2吸引領域83における吸引力を停止させる。第2吸引領域83に対して2次集綿室84側に隣接して吸引部85が設けられている。吸引ダクト97からの気流の一部は円筒状のフィルタ75内部に入らずに2次集綿室84側へ流れるため、吸引力を停止された第2吸引領域83上の繊維綿98Bは、吸引部85による吸引力により、仮想線で示した繊維綿98Cのように、フィルタ100内へ収容される。
エアシリンダ95には、押出部材93を上昇させた後、予め設定された一定時間が経過すると、制御装置から集綿処理作業のための作動指令が発信される。エアシリンダ95は、制御装置の指令に基づき作動し、押出部材93を開閉板91まで下降する。押出部材93の下降に伴い、押出面94は、フィルタ100内に収容されている繊維綿98Cを徐々に圧縮して繊維綿の塊を形成し、開閉板91を開いて繊維綿塊99Aを大気圧あるいは大気圧に近い状態にある貯留室90に排出する。
なお、貯留室90内には、先に排出された繊維綿塊99B、99C、99Dが貯留されている。貯留室90内の繊維綿塊99A、99B、99C、99Dは、第1の実施形態と同様に、作業者により容易に処理することができる。また、貯留室90を集中集綿室に接続することにより、自動集綿処理が行い易くなる。
第3の実施形態は、円筒形のフィルタ75に対し、回転式のスライドシャッタ76を移動させることにより、第1吸引領域82及び第2吸引領域83の吸引機能を切り換え、フィルタ75の吸引力を利用して1次集綿室78の繊維綿を2次集綿室84のフィルタ100内へ容易に収容することができ、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく、本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように実施することができる。
(1)第1の実施形態において、フィルタホルダ12の第1開口部14及び第2開口部15を横方向にずらし、スライドシャッタ13の第1吸引口21及び第2吸引口22の横方向に一致させるように構成しても良い。
(2)第1及び第2の実施形態において、仕切板18は設けない構成としても良い。仕切板18を設けない場合、第2吸引領域17に吸着された繊維綿51Bの一部が第1吸引領域16に移動するかもしれないが、清掃前よりは繊維綿の量が減少しているので第1吸引領域16の吸引力を清掃前より大きくすることができる。
(3)第1及び第2の実施形態において、2次集綿室4のゴム製の開閉板41は設けなくても良い。この場合、押出部材38の押出面43が2次集綿室4を閉鎖する機能を果たす。
(4)第1及び第2の実施形態において、逆流防止部材42は設けなくても良い。この場合、開閉板41又は押出部材38の押出面43が繊維綿の逆流を防止することができる。
(5)第1及び第2の実施形態において、2次集綿室4の2次フィルタ37は角筒で形成しても良く、押出部材38は2次フィルタ37に対応させて角筒で形成しても良い。
(6)第1〜第3の実施形態において、エアシリンダ26、44、66、87、95は、電動モータや油圧シリンダ等、他の駆動機構に置き換えても良い。
(7)第1〜第3の実施形態において、押出部材38、93はスクリュウで構成しても良い。
(8)第1〜第3の実施形態において、2次集綿室に収容された繊維綿の排出方向は、水平方向や上方向となるように構成しても良い。
(9)第1の実施形態において、フィルタホルダ12を使用せず、フィルタ11とスライドシャッタ13のみで構成しても良い。この構成では、スライドシャッタ13に1又は複数の吸引口を形成し、スライドシャッタ13を一方に移動した時、吸引口が対向するフィルタ11の部分を第1吸引領域とし、他方に移動した時、吸引口が対向するフィルタ11の部分を第2吸引領域として構成することができる。
(10)第1の実施形態において、フィルタ11を分割された2枚のフィルタで第1吸引領域と第2吸引領域を形成し、各フィルタに開閉板を備えた個別の吸引導管を接続して吸引位置切換機構を構成し、各開閉板を操作して吸引位置を切り換えるようにしてもよい。
(11)第1の実施形態において、フィルタ11の第1吸引領域16及び第2吸引領域17に対応させて駆動モータ室5を区分し、それぞれの吸気ファン室6への接続を切り換える切り換えダンパで吸引位置切換機構を構成してもよい。
(12)第2の実施形態において、第1開口部62、第2開口部63、第1吸引口64及び第2吸引口65は全て同じ大きさである必要はない。可動シャッタプレート61の移動により、第1開口部62と第1吸引口64が一致するとき、第2開口部63と第2吸引口65との重なる部分がなく、第2開口部63と第2吸引口65とが一致するとき、第1開口部62と第1吸引口64との重なる部分がなければ、大きさは異なっていてもよい。例えば、第2開口部63は変更せずに、行方向に隣り合う2個の第1開口部62同士を連続する状態に形成して、第1開口部62を5行2列とし、第2吸引口65は変更せずに、行方向に隣り合う2個の第1吸引口64同士を連続する状態に形成して、第1吸引口64を5行2列としてもよい。
また、各行の中央の2個の第1開口部62同士及び第1吸引口64同士を連続する状態に形成して、第1開口部62及び第1吸引口64をそれぞれ5行3列とし、各行の中央の2個の第2開口部63同士及び第2吸引口65同士を連続する状態に形成して、第2開口部63及び第2吸引口65をそれぞれ3行3列としてもよい。
(13)第2の実施形態において、フィルタホルダ59の開口59aの形状は、フィルタ本体58に吸引された繊維綿に作用する吸引力によるフィルタ本体58の撓みを支障のない大きさに抑制できればよく、略矩形に限らず、例えば、円形、楕円形、多角形等の任意の形状としてもよい。
(14)第2の実施形態において、可動シャッタプレート61を横方向に移動させることにより、第1吸引領域16及び第2吸引領域17の吸引力の発生、停止を行う構成としてもよい。この場合、固定シャッタプレート60及び可動シャッタプレート61に形成される第1開口部62、第2開口部63、第1吸引口64及び第2吸引口65は、縦長に形成されるのが好ましい。
(15)第1〜第3の実施形態において、集綿装置1、54、73は、精紡機に限らず粗紡機、カードあるいはコーマ等の他の紡機において実施することができる。
1,54,73…集綿装置、3,78…1次集綿室、4,84…2次集綿室、7,90…貯留室、11,55,75…フィルタ、12,59…フィルタホルダ、13,56,76…スライドシャッタ、14,62…第1開口部、15,63…第2開口部、16,82…第1吸引領域、17,83…第2吸引領域、18…仕切板、21,64…第1吸引口、22,65…第2吸引口、37…2次フィルタ、38,93…押出部材、39…排出口、43,94…押出面、51A,51B,51C,98A,98B,98C…繊維綿。

Claims (7)

  1. 吸引源の吸引力により風綿を集綿するフィルタを備えた1次集綿室を有する紡機における集綿装置において、
    前記フィルタに第1吸引領域と第2吸引領域とを設け、前記フィルタにおける吸引力を前記第1吸引領域及び前記第2吸引領域のいずれかの領域に切り換える吸引位置切換機構と、前記第2吸引領域に接続され、前記第2吸引領域に吸引された繊維綿を前記吸引源の吸引力により収容する2次集綿室とを設けることを特徴とする紡機における集綿装置。
  2. 前記第1吸引領域及び前記第2吸引領域を備えた前記フィルタを平面状に形成し、前記吸引位置切換機構を直線的に移動可能なスライドシャッタで構成し、前記スライドシャッタを前記フィルタの前記吸引源側に隣接して設けたことを特徴とする請求項1に記載の紡機における集綿装置。
  3. 前記吸引位置切換機構を固定部と、前記固定部に重なる状態で直線的に移動可能な可動部とを備えたスライドシャッタで構成し、前記スライドシャッタと、前記フィルタとを離間した状態で設け、前記固定部に第1開口部及び第2開口部を設け、前記可動部に前記固定部の第1開口部及び第2開口部に対応する第1吸引口及び第2吸引口を設け、前記可動部の直線的な移動により、前記可動部の第1吸引口と前記固定部の第1開口部とが一致する時前記固定部の第2開口部を前記可動部により閉鎖し、前記可動部の第2吸引口が前記固定部の第2開口部と一致する時前記固定部の第1開口部を前記可動部により閉鎖するように、前記第1開口部、前記第2開口部、前記第1吸引口及び前記第2吸引口を前記スライドシャッタに配置したことを特徴とする請求項2に記載の紡機における集綿装置。
  4. 前記フィルタを板状のフィルタホルダと一体に形成し、前記フィルタホルダに前記第1吸引領域及び前記第2吸引領域を形成する複数の第1開口部及び第2開口部を設け、前記スライドシャッタに前記フィルタホルダの第1開口部及び第2開口部に対応する複数の第1吸引口及び複数の第2吸引口を設け、前記スライドシャッタの直線的な移動により、前記第1吸引口と前記第1開口部とが一致する時前記第2開口部を前記スライドシャッタにより閉鎖し、前記第2吸引口が前記第2開口部と一致する時前記第1開口部を前記スライドシャッタにより閉鎖するように前記第1開口部、前記第2開口部及び前記第1吸引口、前記第2吸引口を前記フィルタホルダ及び前記スライドシャッタに配置したことを特徴とする請求項2に記載の紡機における集綿装置。
  5. 前記第1吸引領域と前記第2吸引領域との間に気流を規制する仕切板を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の紡機における集綿装置。
  6. 前記2次集綿室に繊維綿を収容する筒状の2次フィルタ及び前記2次フィルタ内を移動可能な押出部材を設け、前記押出部材の押出面と対向する前記2次フィルタの位置に前記繊維綿を押し出す排出口を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の紡機における集綿装置。
  7. 前記2次フィルタの排出口を大気圧状態の貯留室に接続したことを特徴とする請求項6に記載の紡機における集綿装置。
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