JP2017193540A - 固形化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、使用時の形状保持力に優れ、滑らかな使用感を有し、後肌のパウダリー感に優れ、自然なカバー力を持ち、さらには粒子同士の凝集抑制効果に優れる固形化粧料を提供することを課題とするものである。【解決手段】 本発明は、次の成分(a)〜(d);(a)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(b)シリコーン油(c)平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛(d)固形油を含有する固形化粧料であり、全油性成分中の成分(b)の含有量が50〜99.9質量%であり、全油性成分と全粉体の含有質量比が、(全油性成分)/(全粉体)=0.7〜1.25である固形化粧料を提供するものである。【選択図】なし

Description

本発明は、固形化粧料に関するものである。より詳細には、固形粉末化粧料のようなパウダリー感と油性固形化粧料のような滑らかな使用感を併せ持った固形化粧料に関するものである。
従来より、ファンデーション、チーク等のメークアップ化粧料においては、使用の簡便性や、携帯の利便性から、固形状の化粧料が好まれている。特に近年は、粉体の含有量が多い固形粉末化粧料のようなパウダリー感と、油性成分の含有量が多い油性固形化粧料のような滑らかな使用感を併せ持った固形化粧料が求められており、種々の検討がなされている。例えば、塗布時のパウダリー感、形状保持性等を向上させるために、特定量の液状油性成分及び粉体成分の油性固形化粧料にデキストリン脂肪酸エステル及び又はイヌリン脂肪酸エステルを用いる技術(特許文献1)等が知られている。
また、近年は紫外線防御効果を付与したファンデーション、チーク等のメークアップ化粧料の要望が高まってきており、紫外線防御効果がありながらも、自然なカバー力を演出する微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛を用いた技術が検討されてきている(例えば、特許文献2)。
特開2011−79767号 特開2015−168642号
しかしながら、紫外線防御効果がありながらも、自然なカバー力を演出する微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛は、粒子同士の凝集力が強く、特に、固形粉末化粧料のようなパウダリー感と油性固形化粧料のような滑らかな使用感を併せ持った固形化粧料(例えば、特許文献1等)に含有させると、微粒子同士が凝集してしまい、色むらやブツの原因となる場合があり、さらに微粒子特有のきしみ感が出てしまうことで、滑らかな使用感がありながらも、後肌のパウダリー感がある固形化粧料を得ることは困難であった。
そこで、本発明では、固形粉末化粧料のようなパウダリー感と、油性固形化粧料のような滑らかな使用感を併せ持ちながらも、自然なカバー力があり、微粒子の凝集抑制効果にも優れた固形化粧料を提供することを課題とするものである。
かかる実情を鑑み、本発明者らは鋭意研究を行なった結果、全油性成分と全粉体の含有質量比が0.7〜1.25である固形化粧料に、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛、固形油を含有させることで、自然なカバー力がありながらも、粒子同士の凝集を抑制し、さらに使用時の形状保持力にも優れた固形化粧料が得られることを見出し、さらに、全油性成分中にシリコーン油を50〜99.9質量%含有させることで、固形粉末化粧料のようなパウダリー感と、油性固形化粧料のような滑らかな使用感を具現化できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、 次の成分(a)〜(d);
(a)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
(b)シリコーン油
(c)平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛
(d)固形油
を含有する固形化粧料であり、全油性成分中の成分(b)の含有量が50〜99.9質量%であり、全油性成分と全粉体の含有質量比が、(全油性成分)/(全粉体)=0.7〜1.25である固形化粧料、
前記成分(a)の含有量が0.3〜3.5質量%、前記成分(c)の含有量が1〜30質量%、前記成分(d)の含有量が0.5〜6質量%である固形化粧料、
全油性成分と全粉体の含有質量比が、(全油性成分)/(全粉体)=0.8〜1.2である固形化粧料、
前記固形化粧料が紫外線防御化粧料である固形化粧料を提供するものである。
本発明の固形化粧料は、使用時の形状保持力に優れ、滑らかな使用感を有し、後肌のパウダリー感に優れ、自然なカバー力を持ち、さらには粒子同士の凝集抑制効果に優れる固形化粧料を提供するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本明細書において、「〜」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
本発明で用いる成分(a)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる、一部に三次元架橋構造を有する重合物である。これは、例えば、特公平8−6035号公報、特開平4−272932号公報、特開平5−140320号公報、特開2001−342255号公報、国際公開第2003/024413号パンフレットに記載されているものを使用することができる。
成分(a)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、例えば、次の(A)に示されるケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、(B)に示される分子中に平均で1.5個以上のビニル性反応部位を有する化合物との付加重合によって得ることができる。
(A)は、SiO単位、HSiO1.5単位、RSiO1.5単位、RHSiO単位、RSiO単位、RSiO0.5単位及びRHSiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く、置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基は、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等である。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つケイ素原子に結合した水素原子を平均で1.5個以上分子中に含有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンである。
(B)は次の(B−1)〜(B−3)から選ばれる1種又は2種以上である。(B−1)は、SiO単位、(CH=CH)SiO1.5単位、RSiO1.5単位、R(CH=CH)SiO単位、RSiO単位、RSiO0.5単位及びR(CH=CH)SiO0.5単位(ここで、Rは脂肪族不飽和基を除く置換もしくは非置換の炭素数1〜30の一価炭化水素基である。一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、ビニル基等の脂肪族不飽和基、メチル基、エチル基、プロピル基等の水素原子をフェニル基、トリル基等のアリール基で置換されたアラルキル基、シクロヘキシル基や、フルオロ基を含有するハロゲン化炭化水素基、エチレンオキサイド基を含有する炭化水素基等が挙げられる。)からなる群から選択された少なくとも1種の構造単位で構成され、且つ分子中にケイ素原子に結合したビニル基を平均で1.5個以上含有するオルガノポリシロキサンである。
(B−2)は、下記一般式(イ)で表わされるポリオキシアルキレンである。
2m−1O(CO)(CO)2m−1・・・(イ)
(式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ示す)
(B−3)は、下記一般式(ロ)で表される不飽和炭化水素である。
2n−1(CH2n−1・・・(ロ)
(但し、nは2〜6、jは1以上の整数である。)
成分(a)の具体例としては、特に限定されないが、化粧品の成分表示名称で表すと、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンが挙げられる。
また、分子中にポリオキシアルキレン基を含有する重合物としては、例えば、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー等の部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンが挙げられる。
分子中に長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル変性シリコーンが挙げられる。
分子中にポリオキシアルキレン基及び長鎖アルキル基を含有する重合物としては、例えば、PEG−15ラウリルジメチコンクロスポリマー等の部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンが挙げられる。
分子中にハロゲン化炭化水素基を含有する重合物としては、例えば、(トリフルオロプロピルジメチコン/トリフルオロプロピルジビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型フッ素変性シリコーンが挙げられる。
これらの1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
これらの中でも、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルフェニルポリシロキサン、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル変性シリコーン、(トリフルオロプロピルジメチコン/トリフルオロプロピルジビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型フッ素変性シリコーンを1種又は2種以上用いると、使用時の形状保持力、後肌のパウダリー感、後述する成分(c)等の凝集抑制効果等に、より優れるためより好ましく、特に、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型メチルポリシロキサン、(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等の部分架橋型アルキル変性シリコーンを1種又は2種以上用いるとそれらの効果が顕著に発揮される点等でさらに好ましい。
成分(a)は、混合物の形態で市販されており、本発明では、この状態のものも使用できる。部分架橋型メチルポリシロキサンと環状シリコーンとの混合物としてKSG−15(固形分5質量%(以下単に「%」と示す))、部分架橋型メチルポリシロキサンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−16(固形分20〜30%)、部分架橋型メチルフェニルポリシロキサンとフェニルトリメチコンとの混合物としてKSG−18(固形分10〜20%)、部分架橋型ポリエーテル変性シリコーンとジメチルポリシロキサンとの混合物としてKSG−210(固形分20〜30%)、部分架橋型アルキル変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−41(固形分25〜35%)、KSG−42(固形分20〜30%)、KSG−43(固形分25〜35%)及びKSG−44(固形分25〜35%)、部分架橋型アルキル・ポリエーテル共変性シリコーンと油剤との混合物としてKSG−310(固形分25〜35%)、KSG−320(固形分20〜30%)、KSG−330(固形分15〜25%)、KSG−340(固形分25〜35%)及びKSG−340(固形分25〜35%)(以上、信越化学工業社製)等が挙げられる。また、部分架橋型フッ素変性シリコーンは、フルオロアルキル基含有環状オルガノポリシロキサン等の環状フッ素含有シリコーンとの混合物として用いられ、例えばKSG−51(固形分15〜25%:信越化学工業社製)等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。
本発明に用いられる成分(a)の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の含有量は、特に限定されないが、0.3〜3.5%が好ましく、1.0〜3.5%がより好ましく、1.5〜3.5%がさらに好ましい。この範囲であると、使用時の形状保持力、滑らかな使用感、後肌のパウダリー感、粒子同士の凝集抑制効果に優れる点等でより好ましい。
本発明に用いられる成分(b)のシリコーン油は、通常化粧料に使用されるものであれば特に限定されず用いることができる。シリコーン油の性状としては、特に限定されないが、滑らかな使用感により優れる等の点から、25℃で液状であることがより好ましい。シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、メチルトリメチコン、ポリエーテル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を適宜選択して用いることができる。これらの中でも、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンを用いると、滑らかな使用感、後肌のパウダリー感に優れる点等で好ましく、特に、ジメチルポリシロキサンを用いるとこれらの効果が顕著に発揮されるためより好ましい。
本発明に用いられる成分(b)のシリコーン油の平均分子量は、特に限定されないが、500〜15000であることが好ましく、この範囲であると、滑らかな使用感、後肌のパウダリー感に優れる点等で好ましい。市販品としては、KF−96A−6CS(信越化学工業株式会社製)、KF−96−10CS(信越化学工業株式会社製)、SH200C FLUID 6CS(東レ株式会社製)等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の成分(b)のシリコーン油の含有量は、全油性成分中に、50〜99.9%含有させることが好ましく、60〜90%含有させることがより好ましく、65〜85%含有させることが特に好ましい。成分(b)のシリコーン油の含有量が、全油性成分中の50%未満もしくは99.9%を超える場合は、満足のいく滑らかな使用感や後肌のパウダリー感が得られない。
本発明に用いられる成分(c)の平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛は、化粧料に一般に使用されるものであれば、球状、板状、針状等の形状、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、用いることができる。成分(c)の平均粒子径は、0.01〜0.1μmであることが好ましく、平均粒子径が0.01μm未満の場合は、満足のいく後肌のパウダリー感や凝集抑制効果が得られず、平均粒子径が0.1μmより大きいと自然なカバー力が得られない。
本発明において、成分(c)の平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛の平均粒子径の測定方法は、走査型電子顕微鏡を用いて、任意の視野の粒子30個について、粒子径を測定した結果から算出する。
また、成分(c)の平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛は、表面処理されていてもよく、表面処理剤としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に制限はなく、例えば、シリコーン処理剤、フッ素処理剤、有機チタネート処理剤、金属石鹸処理剤、レシチン処理剤などが挙げられる。
シリコーン処理剤としては、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン類、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等の変性シリコーン類、トリメチルシロキシケイ酸やアクリレートシリコーン等のシリコーン樹脂類、シリコーンゴム類、部分又は全架橋オルガノポリシロキサン類、シリル化剤類、シランカップリング剤類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。シランカップリング剤の中でも、トリアルコキシアルキルシランが好ましい。トリアルコキシアルキルシランは、ケイ素原子に三つのアルコキシ基と一つのアルキル基が結合した化合物であり、該アルコキシ基が粉体表面の水酸基等と反応することにより、粉体表面を化学的に修飾する化合物である。該トリアルコキシアルキルシランにおける、アルコキシ基は、炭素数1〜3のアルコキシ基であるメトキシ、エトキシ、プロポキシ等が好ましい。また、該トリアルコキシアルキルシランにおける、アルキル基は、炭素数6〜18のアルキル基であるヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基等が好ましい。このようなトリアルコキシアルキルシランは、例えば、トリメトキシヘキシルシラン、トリメトキシオクチルシラン、トリメトキシデシルシラン、トリメトキシオクタデシルシラン、トリエトキシヘキシルシラン、トリエトキシオクチルシラン、トリエトキシデシルシラン、トリエトキシオクタデシルシラン等が挙げられる。これらのトリアルコキシアルキルシランの中でも、トリメトキシオクチルシラン、トリエトキシオクチルシランを選択すると、肌との親和性が向上するため特に好ましい。
フッ素処理剤としては、フッ素変性シリコーン、パーフルオロアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテル、フルオロアルコキシシラン、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロアルキルシラン等のフッ素化合物が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
有機チタネート処理剤としては、例えば、長鎖カルボン酸型、ピロリン酸型、亜リン酸型、アミノ酸型等のアルキルチタネート等が挙げられ、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルチタネートが好ましい。前記アルキルチタネートは、具体的には、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートとして、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等が挙げられ、ピロリン酸型アルキルチタネートとして、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート等が挙げられ、亜リン酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート等が挙げられ、アミノ酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(N−アミドエチル・アミノエチル)チタネート等が挙げられる。本発明においては、これらアルキルチタネートの中でも、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートを選択することが好ましく、特にイソプロピルトリイソステアロイルチタネートを選択すると、肌との親和性が向上するため特に好ましい。
成分(c)における表面疎水化処理の方法は特に制限はなく、公知の方法で実施できる。例えば、溶媒に表面被覆処理剤と処理される粉体粒子を添加し、撹拌処理又はボールミル処理した後、水洗、濾過を繰返し、夾雑物を除去した後、乾燥、粉砕することにより、目的の表面疎水化処理粉体を得ることができる。また、表面被覆処理剤である数種類の化合物を同時に表面処理することもでき、何れか一つの化合物で予め表面被覆処理をしてから、更に他の化合物を表面被覆処理することもできる。
本発明における成分(c)の平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛の市販品としては、例えば、FINEX−50(堺化学工業社製)、ZnO−350(住友大阪セメント社製)、酸化亜鉛FZO−50(石原産業社製)、微粒子酸化亜鉛MZ−500(テイカ社製)、SMT−500SAS(テイカ社製)、MICRO TITANIUM DIOXIDE MT−500SA(テイカ社製)等が挙げられ、これらを1種または2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明における成分(c)の平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛の含有量は、特に限定されないが、1〜30%であることが好ましく、5〜25%であることがより好ましい。この範囲であると、小皺や毛穴等の自然なカバー力や使用時の形状保持力に優れる点等で、より好ましい。
本発明に用いられる成分(d)の固形油は、25℃において固形であり通常化粧料に用いられる固形油であれば特に制約なく使用することができ、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず使用でき、例えば、セレシンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトワックス、エチレンプロピレンコポリマー、パラフィン・マイクロクリスタリンワックス混合物等の炭化水素類、モクロウ等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラロウ、ゲイロウ、モンタンワックス等のロウ類、シリコーンワックス等のシリコーン油類が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、セレシンワックス、ポリエチレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライトワックス、エチレンプロピレンコポリマー、パラフィン・マイクロクリスタリンワックス混合物等の炭化水素類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラロウ、ゲイロウ、モンタンワックス等のロウ類を1種又は2種以上用いると、使用時の形状保持力、成分(c)の凝集抑制効果に優れる点等から好ましく、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラロウ、ゲイロウ、モンタンワックス等のロウ類を少なくとも1種以上を用いると、これらの効果が顕著に発揮される点等でより好ましい。
本発明における成分(d)の固形油の含有量は、特に限定されないが、0.5〜6%であることが好ましく、1〜4%であることがより好ましい。この範囲であると、使用時の形状保持力、成分(c)等の凝集抑制効果に優れる点等において、より好ましい。
本発明における全油性成分と全粉体の含有質量比は、(全油性成分)/(全粉体)=0.7〜1.25であることが好ましく、0.8〜1.2であることがより好ましい。(全油性成分)/(全粉体)が0.7未満であると、満足のいく滑らかな使用感等が得られず、(全油性成分)/(全粉体)が1.25より大きい場合は、満足のいく後肌のパウダリー感等が得られない。
本発明の固形化粧料には、上記の(a)〜(d)の必須成分に加え、本発明の効果を妨げない範囲で、油性成分、粉体およびそれらの表面処理物、界面活性剤、水性成分、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、色素、香料等、通常化粧料に用いられる他の成分を含有することができる。
成分(a)、(b)、(d)以外の油性成分としては、通常化粧料に用いられる油性成分であれば特に制約なく使用することができ、例えば、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、炭化水素類、油脂類、エステル油類、高級アルコール類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、重質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ホホバ油、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、2−エチルヘキサン酸セチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、デカイソステアリン酸デカグリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリセリル、トリメリト酸トリトリデシル等のエステル類、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシル)等のアミノ酸系油剤、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、ワセリン、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)、等のアミノ酸系油剤、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、架橋型オルガノポリシロキサン、、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、油性ゲル化剤として、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミチン酸デキストリン、パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、オクタン酸デキストリン、パルミチン酸/ステアリン酸デキストリン、オレイン酸デキストリン、イソパルミチン酸デキストリン、イソステアリン酸デキストリンのデキストリン脂肪酸エステル類、ショ糖ステアリン酸エステル、酢酸ステアリン酸スクロースのショ糖脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウムが挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
成分(c)以外の粉体成分としては、通常化粧料に用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆ガラス末、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等の合成樹脂粉体、ポリプロピレン系樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素の複合粉体等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、必要に応じて、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等を用いて、公知の方法により表面処理を施したり、更に複合化したものを用いても良い。
界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。
水性成分としては、水の他に、例えば、エチルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン等のサリチル酸系;パラアミノ安息香酸、エチルジヒドロキシプロピルパラアミノ安息香酸、グリセリルパラアミノ安息香酸、オクチルジメチルパラアミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルへキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル等のPABA系;4−(2−β−グルコピラノシロキシ)プロポキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2、2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系;パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(別名;パラメトキシケイ皮酸オクチル)、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2,5−ジイソプロピルケイ皮酸メチル、2,4,6−トリス[4−(2−エチルへキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[[4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ]フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、トリメトキシケイ皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、p−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩等のケイ皮酸系;2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン等のベンゾイルメタン系;2−シアノ−3,3−ジフェニルプロパン−2−エン酸2−エチルヘキシルエステル(別名;オクトクリレン)、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルへキシル、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオン、シノキサート、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、オクチルトリアゾン、4−(3,4−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、これらの高分子誘導体、及びシラン誘導体等が挙げられ、目的に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
保湿剤としては、尿素、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ピロリドンカルボン酸塩等が挙げられる。
防腐剤、抗菌剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
酸化防止剤としては、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン等、pH調整剤としては乳酸、乳酸塩、クエン酸、クエン酸塩、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等、キレート剤としてはアラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン等、清涼剤としてはL−メントール、カンファ、薄荷油、ペパーミント油、ユーカリ油等、抗炎症剤としてはアラントイン、グリチルレチン酸塩、グリチルレチン誘導体、トラネキサム酸、アズレン等が夫々挙げられる。
美容成分としては、アルブチン、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ロイヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出液等の細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、タンニン酸等の皮膚収斂剤、イオウ、チアントロール等の抗脂漏剤等が挙げられる。
ビタミン類としてはビタミンA油、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、dl−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等が挙げられる。
アミノ酸類としては、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、トリプトファン、アラニン、グリシン、プロリン等が挙げられる。
本発明の固形化粧料の製造方法は、特に限定されず、通常の化粧料を製造する方法にて製造される。例えば、成分(a)、(b)、(d)を混合し、これに成分(c)及びその他の粉体成分を添加、混合し、必要に応じてその他成分を添加混合する方法等により製造することができる。
本発明の固形化粧料とは、流動性を有しない化粧料のことであり、本発明における流動性を有しないとは、内口径2.47cm、胴径4.05cm、全高7.4cmの容器(第一硝子株式会社製「薬ビンPS−6K」)に化粧料を30g充填し、付属の蓋で栓をした後、25℃、1気圧の環境下で90°傾け、1分間静置後、充填した化粧料の一部が蓋の内側に付着しない状態のことを意味する。
本発明の固形化粧料の硬さは、特に限定されないが、形状保持力、滑らかな使用感、後肌のパウダリー感に優れる等の観点から、針入荷重値(g)が80〜160gであることが好ましく、90〜130gであることが特に好ましい。本発明における硬さの測定方法としては、各試料を35℃に一昼夜置き、不動工業(株)社製レオメータ(条件;針状(3mmΦ)プランジャー、針入深度2mm、テーブル上昇速度2cm/min)にセットし、その針入荷重値(g)を測定することができる。
また、本発明の固形化粧料は、特に限定されないが、形状保持力、後肌のパウダリー感に優れる等の観点から、稠度が120〜300mmであってもよく、160〜260mmであることが特に好ましい。稠度の測定方法としては、測定温度30℃で、稠度計(日本油試験機工業株式会社製)を用い、JIS−K2220に基づき、2号アルミコーンを用いて測定することができる。
本発明の固形化粧料の比重は、特に限定されないが、滑らかな使用感、後肌のパウダリー感に優れる等の観点から、1.30〜1.55であることが好ましく、1.39〜1.44であることが特に好ましい。比重の測定方法としては、従来の方法を用いることができ、例えば、20℃環境下にて自動比重計で測定し、水を1としたときの値として算出する方法などが挙げられる。
本発明の固形化粧料は、ファンデーション、コンシーラー、白粉、頬紅、化粧下地、アイシャドウ、日焼け止め、乳液、クリーム等の何れにも適用可能であり、成分(c)の平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛を含有させることで、紫外線防御効果がありながらも、自然なカバー力に優れる点等から、紫外線防御効果を付与したファンデーション、コンシーラー、白粉、頬紅、化粧下地、アイシャドウ、日焼け止め、乳液、クリーム等の紫外線防御化粧料であることがより好ましい。
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜13および比較例1〜7:固形ファンデーション
表1に示す組成の固形ファンデーションを下記製造方法に従って調製した。得られた固形ファンデーションについて、下記評価方法によりイ.「使用時の形状保持力」、ロ.「滑らかな使用感」、ハ.「後肌のパウダリー感」、二.「自然なカバー力」、ホ.「凝集抑制効果」について評価を行った。その結果を併せて表1に示す。
(製造方法)
A:成分1〜6を加熱混合する。
B:成分7〜9をAに添加混合する。
C:成分10〜14をBに添加混合し、ローラーにて処理する。
D:Cを加熱して、金皿に充填し、固形ファンデーションを得た。
〔評価方法1:使用時の形状保持力、滑らかな使用感、後肌のパウダリー感、自然なカバー力〕
化粧料評価専門パネル20名に前記実施例及び比較例の固形ファンデーションを顔全体に使用してもらい、小道具(パフ)での使用時に、化粧料がヨレる等の問題が起きないか(イ.使用時の形状保持力)、肌上へ伸ばした際に滑らかな使用感を感じるか(ロ.滑らかな使用感)、化粧料を伸ばしきった際にパウダリーな使用感及び質感を感じるか(ハ.後肌のパウダリー感)、肌上の微小な凹凸やシミ等を目立たなくさせ自然な仕上がりになっているか(二.自然なカバー力)について、各自が以下の評価基準に従って7段階評価し、試料毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
(評点):(評価)
6 : 非常に良い
5 : 良い
4 : やや良い
3 : 普通
2 : やや悪い
1 : 悪い
0 : 非常に悪い
(判定基準)
(評点の平均点) :(判定)
5.0以上 :◎(非常に良好)
3.5以上5.0未満:○(良好)
2.0以上3.5未満:△(普通)
2.0未満 :×(不良)
〔評価方法2:ホ.凝集抑制効果〕
ガラス板の上に前記実施例及び比較例の固形ファンデーションを3gずつ量り取り、その上にもう1枚のガラス板を乗せ、前記試料の直径が4cmになるように上に乗せたガラス板を押し付け、薄く広がった試料中の凝集物の数を目視で確認し、下記評価基準に従って粒子同士の凝集抑制効果を評価した。
(評価基準)
(凝集物の数) :(判定)
0個 :◎(非常に良好)
1個 :○(良好)
2〜3個 :△(普通)
4個以上 :×(不良)
表1の結果から明らかなように、実施例1〜13の固形ファンデーションは、「使用時の形状保持力」、「滑らかな使用感」、「後肌のパウダリー感」、「自然なカバー力」、「凝集抑制効果」の全ての項目に優れた固形化粧料であった。一方、粉体成分の含有量が多い比較例1では、使用時の形状保持力が低く、滑らかな使用感に劣るものであった。粉体成分の含有量が少ない比較例2では、使用時の形状が保てず、後肌のパウダリー感や凝集抑制効果も不十分であった。成分(c)の代わりに成分(c)よりも粒子径の大きい酸化チタンを用いた比較例3では、使用時の形状保持力に劣り、カバー力が強すぎて自然な仕上がりとならなかった。成分(c)の代わりにシリカを用いた比較例4では、満足のいく滑らかな使用感が得られず、カバー力に劣るものであった。成分(a)を含有しない比較例5では、満足のいく後肌のパウダリー感が得られず、凝集抑制効果も不十分であった。成分(d)を含有しない比較例6では、使用時の形状保持力が低く、後肌のパウダリー感も劣るものであった。全油性量中の成分(b)のシリコーン油の割合が低い比較例7では、満足のいく滑らかな使用感と後肌のパウダリー感が得られなかった。
〔評価方法3:加熱充填前の化粧組成物の稠度〕
実施例1〜13において、加熱充填前の化粧組成物(工程C段階の組成物)の稠度を、測定温度30℃で、稠度計(日本油試験機工業株式会社製)を用い、JIS−K2220に基づき、2号アルミコーンを用いて測定した。結果、実施例1〜13全て160〜260mmに入るものであった。このまま固形化粧料として使用してもよいが、加熱充填することにより、形状保持力がより向上するため、加熱充填することがより好ましい。
〔評価方法4:固形化粧料の硬さ〕
金皿に充填した実施例1〜13の各試料を35℃に一昼夜置き、不動工業(株)社製レオメータ(条件;針状(3mmΦ)プランジャー、針入深度2mm、テーブル上昇速度2cm/min)にセットし、その針入荷重値(g)を測定した。結果、実施例1〜13全て90〜130gに入り、形状保持力により優れ、適量使用するのに良いものであった。
〔評価方法5:比重〕
実施例1〜13の各試料を、20℃環境下にて自動比重計で所定の測定方法に従い測定し、水を1としたときの値として比重を算出した。結果、実施例1〜13全て1.30〜1.55に入るものであった。
実施例14 ファンデーション
(成分) (%)
(1)部分架橋型オルガノポリシロキサン *2 5
(2)部分架橋型オルガノポリシロキサン *3 1.25
(3)カルナウバワックス 6
(4)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 19
(5)ジメチルポリシロキサン *8 23
(6)酸化チタン *5 5
(7)酸化亜鉛 *6 5
(8)酸化チタン(平均粒子径:0.25μm) 13
(9)マイカ 残量
*8シリコン KF−96−6CS (信越化学工業社製)
(製造方法)
A:成分3〜5を90℃に加熱し、均一に混合する。
B:成分6〜9を混合し、これをAに添加混合する。
C:成分1〜2をBに添加混合し、ローラーにて処理する。
D:Cを金皿にプレス成型してファンデーションを得た。
(評価結果)
得られた実施例14のファンデーションは、「使用時の形状保持力」、「滑らかな使用感」、「後肌のパウダリー感」、「自然なカバー力」、「凝集抑制効果」の全ての項目に優れたものであった。
実施例15:ほほ紅
(成分) (%)
(1)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 *9 10
(2)ジメチルポリシロキサン *1 18
(3)ポリエチレンワックス 3
(4)パラフィン・マイクロクリスタリンワックス混合物 3
(5)パルミチン酸2−エチルヘキシル 8
(6)リンゴ酸ジイソステアリル 2
(7)メチルフェニルポリシロキサン *10 12
(8)酸化チタン *5 10
(9)マイカ 残量
(10)酸化チタン(平均粒子径:0.25μm) 2
(11)雲母チタン 5
(12)黄酸化鉄 0.2
(13)ベンガラ 0.4
(14)黒酸化鉄 0.1
(15)赤色202号 0.5
(16)ジプロピレングリコール 0.1
(17)香料 0.1
*9:KSG−310(信越化学工業社製)
*10:SH556FLUID(東レ・ダウコーニング社製)
(製造方法)
A:成分2〜7を90℃に加熱し、均一に混合する。
B:成分8〜15を混合し、これをAに添加混合する。
C:Bを攪拌しながら成分1、成分16、17を添加し、均一に分散する。
D:Cを容器に充填しほほ紅を得た。
(評価結果)
実施例15のほほ紅は、「使用時の形状保持力」、「滑らかな使用感」、「後肌のパウダリー感」、「自然なカバー力」、「凝集抑制効果」の全ての項目に優れたものであった。
実施例16:アイシャドウ
(成分) (%)
(1)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 *2 4
(2)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 *4 4
(3)デカメチルシクロペンタシロキサン 15
(4)ジメチルポリシロキサン *1 25
(5)水添ポリイソブテン 1
(6)ミネラルオイル 5
(7)ジカプリン酸プロピレングリコール 1
(8)キャンデリラロウ 1
(9)カルナウバワックス 1
(10)酸化チタン *11 5
(11)セリサイト 残量
(12)シリカ 1
(13)酸化チタン被覆ガラス末 *12 3
(14)酸化チタン被覆合成金雲母 *13 3
(15)雲母チタン 5
(16)ベンガラ 0.4
(17)赤色226号 0.5
(18)黄色4号 1.2
(19)メチルパラベン 0.1
(20)香料 0.1
*11:MICRO TITANIUM DIOXIDE MT−500SA(テイカ社製)
*12:メタシャインMC1080TY(日本板硝子株式会社製)
*13:HELIOS R100S(トピー工業株式会社製)
(製造方法):
A:成分4〜9を90℃に加熱し、均一に混合する。
B:成分10〜19を混合し、これをAに添加混合する。
C:Bを攪拌しながら成分1〜3、成分20を添加し、均一に分散する。
D:Cを容器に充填しアイシャドウを得た。
(評価結果)
実施例16のアイシャドウは、「使用時の形状保持力」、「滑らかな使用感」、「後肌のパウダリー感」、「自然なカバー力」、「凝集抑制効果」の全ての項目に優れたものであった。
実施例17:コンシーラー
(成分) (%)
(1)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物の混合物*2 8
(2)ジメチルポリシロキサン *1 14
(3)ジメチルポリシロキサン *8 14
(4)イソノナン酸イソトリデシル 7
(5)トリメリト酸トリトリデシル 1
(6)キャンデリラロウ 3
(7)酸化亜鉛 *14 10
(8)酸化チタン(平均粒子径:0.25μm) 10
(9)黄酸化鉄 0.2
(10)ベンガラ 0.4
(11)黒酸化鉄 0.05
(12)香料 0.05
*14:ZnO−350(住友大阪セメント社製)
(製造方法)
A:成分2〜6を90℃に加熱し、均一に混合する。
B:成分7〜11を混合し、これをAに添加混合する。
C:Bを攪拌しながら成分1、成分12を添加し、均一に分散する。
D:Cを容器に充填しコンシーラーを得た。
(評価結果)
実施例17のコンシーラーは、「使用時の形状保持力」、「滑らかな使用感」、「後肌のパウダリー感」、「自然なカバー力」、「凝集抑制効果」の全ての項目に優れたものであった。
実施例18:日焼け止め
(成分) (%)
(1)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物 *3 2
(2)デカメチルシクロペンタシロキサン 5
(3)ジメチルポリシロキサン *1 15
(4)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2
(5)パルミチン酸2−エチルヘキシル 1
(6)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 7
(7)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2
(8)2,4−ビス[[4−(2−エチルヘキシルオキシ)
−2−ヒドロキシ]フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)
−1,3,5−トリアジン 1
(9)キャンデリラロウ 5
(10)酸化亜鉛 *6 8
(11)酸化チタン(平均粒子径:0.25μm) 1
(12)黄酸化鉄 0.2
(13)ベンガラ 0.4
(14)黒酸化鉄 0.05
(15)ジプロピレングリコール 0.5
(16)香料 0.1
(製造方法)
A:成分3〜9を90℃に加熱し、均一に混合する。
B:成分10〜14を混合し、これをAに添加混合する。
C:Bを攪拌しながら成分1〜2、成分15〜16を添加し、均一に分散する。
D:Cを容器に充填し日焼け止めを得た。
(評価結果)
実施例18の日焼け止めは、「使用時の形状保持力」、「滑らかな使用感」、「後肌のパウダリー感」、「自然なカバー力」、「凝集抑制効果」の全ての項目に優れたものであった。


Claims (4)

  1. 次の成分(a)〜(d);
    (a)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
    (b)シリコーン油
    (c)平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化チタン及び/又は平均粒子径が0.01〜0.1μmの酸化亜鉛
    (d)固形油
    を含有する固形化粧料であり、全油性成分中の成分(b)の含有量が50〜99.9質量%であり、全油性成分と全粉体の含有質量比が、(全油性成分)/(全粉体)=0.7〜1.25である固形化粧料。
  2. 前記成分(a)の含有量が0.3〜3.5質量%、前記成分(c)の含有量が1〜30質量%、前記成分(d)の含有量が0.5〜6質量%である請求項1に記載の固形化粧料。
  3. 全油性成分と全粉体の含有質量比が、(全油性成分)/(全粉体)=0.8〜1.2である請求項1又は2に記載の固形化粧料。
  4. 前記固形化粧料が紫外線防御化粧料である請求項1〜3のいずれかに記載の固形化粧料。
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