JP2017193014A - マイクロ流路デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を無駄にすることなく、マイクロ流の流路構造を容易に変更すること。【解決手段】マイクロ流路デバイスの製造方法であって、ダイボンディングフィルム(13)の一方の面(16)を第1の基板(11)に貼着する工程と、ダイボンディングフィルムにレーザ光線を照射させダイボンディングフィルムにマイクロ流路(15)を形成する工程と、ダイボンディングフィルムの他方の面(17)に第2の基板(12)を貼りつけて第1の基板と第2の基板とを貼り合わせる工程とを有する構成にした。【選択図】図2

Description

本発明は、微細な流路構造を備えたマイクロ流路デバイスの製造方法に関する。
近年、医薬品工業や細胞生物学の実験等においては、数μm〜数百μmの流路構造を備えたマイクロ流路デバイスが使用されている。マイクロ流路デバイスは、例えば、マイクロ流路を通じて複数の液体を合流させることで少量サンプルでの化学反応による実験や、複数のマイクロ流を通じて細胞集団をサイズや重さ毎に振り分ける操作等が行われている。この種のマイクロ流路デバイスの製造方法として、基板にマイクロ流路になる溝を形成し、この基板の溝を覆うように別の基板を熱溶着又は接着剤で貼り付けてマイクロ流路デバイスを形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−199340号公報
ところで、上記したような実験等では、基板に対するマイクロ流路の追加や流路幅の変更が必要になる場合があるが、特許文献1に記載の方法で製造されたマイクロ流路デバイスではマイクロ流路を形状変更することはできない。すなわち、基板に形成されたマイクロ流路の流路構造を変更するためには、新たな基板にマイクロ流路を作らなければならず、マイクロ流路デバイスを最初から作り直す必要があった。また、マイクロ流路デバイスの作り直しによって基板が無駄になってしまうため、製造コストが増大するという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、基板を無駄にすることなく、マイクロ流路の流路構造を容易に変更することができるマイクロ流路デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明のマイクロ流路デバイスの製造方法は、マイクロ流路を備えたマイクロ流路デバイスの製造方法であって、粘着層を両面に備えたフィルムの一方の面を基板に貼着するフィルム貼着工程と、該フィルムに対して吸収性を有する波長のレーザ光線を該フィルムの他方の面側から照射させ該フィルムに流路を形成する流路形成工程と、該流路形成工程後、該フィルムの該他方の面に第2の基板を貼りつけ該基板と該第2の基板とを貼り合わせる基板貼り合わせ工程と、を備える。
この構成によれば、流路が形成されたフィルムを挟んで基板と第2の基板とが貼り合せられることで、フィルムの流路をマイクロ流路としたマイクロ流路デバイスが製造される。フィルムに流路を加工するのでマイクロ流路を短時間で製造することができる。また、マイクロ流路の流路構造の変更が必要になった場合であっても、基板上のフィルムを新たなフィルムに貼り替えてマイクロ流路を作り直せばよいため、マイクロ流路の流路構造を容易に変更することができる。また、基板を再利用することができ、マイクロ流路デバイスの作り直しによって基板が無駄になることがなく、製造コストを低減することができる。
本発明のマイクロ流路デバイスの製造方法において、該粘着層を両面に備えた該フィルムは、ダイボンディングフィルムを用いている。
本発明の他のマイクロ流路デバイスの製造方法は、マイクロ流路を備えたマイクロ流路デバイスの製造方法であって、基板に一方の面に粘着層を有する粘着テープを貼着する粘着テープ貼着工程と、該粘着テープに対して吸収性を有する波長のレーザ光線を照射させ該粘着テープに流路を形成する流路形成工程と、該流路形成工程後、該粘着テープの上に第2の粘着テープを貼着する第2の粘着テープ貼着工程と、を備える。
この構成によれば、基板上の粘着テープに流路が形成され、粘着テープに第2の粘着テープが貼着されることで、粘着テープの流路をマイクロ流路としたマイクロ流路デバイスが製造される。マイクロ流路の流路構造の変更が必要になった場合であっても、基板上の粘着テープを新たな粘着テープに貼り替えてマイクロ流路を作り直せばよいため、マイクロ流路の流路構造を容易に変更することができる。また、基板を再利用することができ、マイクロ流路デバイスの作り直しによって基板が無駄になることがなく、製造コストを低減することができる。
本発明によれば、基板に貼着されたフィルムに流路が形成されているため、基板を無駄にすることなく、マイクロ流の流路構造を容易に変更することができる。
第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスの斜視図である。 第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスの製造方法の説明図である。 第2の実施の形態のマイクロ流路デバイスの製造方法の説明図である。 変形例のマイクロ流路デバイスの斜視図である。
一般的なマイクロ流路デバイスは、ガラス基板に対して溝を形成して、この溝を覆うように接着剤を介してフィルムや基板を貼り付けて構成されている。ガラス基板の溝がマイクロ流路として機能しているため、流路構造の変更が必要になった場合にはガラス基板を交換しなければならならない。また、ガラス基板は大量生産に向かず、コストが高いという問題もある。そこで、第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスでは、基板同士の接着剤となるダイボンディングフィルム(DAF:Die Attach Film)に流路を形成して、基板を再利用すると共に流路構造の変更を容易にしている。
以下、添付図面を参照して、第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスについて説明する。図1は、第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスの斜視図である。なお、第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスは、ダイボンディングフィルムにマイクロ流路が形成されていればよく、図1の構成に限定されず適宜変更が可能である。
図1に示すように、マイクロ流路デバイス10は、化学的な反応や細胞集団の分離操作に用いられる器具であり、第1の基板(基板)11上にダイボンディングフィルム13を介して第2の基板12を貼着して構成されている。ダイボンディングフィルム13は、例えば、100μmの厚みを有するフィルム状のボンディング材であり、数μm〜数百μm幅のマイクロ流路15が上面視Y字状に形成されている。ダイボンディングフィルム13は、液状接着剤のような接着剤の食み出しや基板の傾き等を起こすことなく、第1、第2の基板11、12を精度よく貼着することが可能になっている。
ダイボンディングフィルム13の一方の面16には第1の基板11が液密に貼着され、ダイボンディングフィルム13の他方の面17には第2の基板12が液密に貼着されている。第1、第2の基板11、12は、マイクロ流路デバイス10の用途に応じてガラス基板や樹脂基板等が使用されている。また、第2の基板12には、Y字状のマイクロ流路15の各端部に連なる投入口21、22及び排出口23が貫通形成されている。なお、以下の説明では、ダイボンディングフィルム13を例示して説明するが、ダイボンディングフィルム13の代わりに両面テープを使用してもよい。
続いて、図2を参照して、第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスの製造方法について説明する。図2は、第1の実施の形態のマイクロ流路デバイスの製造方法の説明図である。なお、図2Aはフィルム貼着工程、図2Bは流路形成工程、図2Cは基板貼り合わせ工程のそれぞれ一例を示す図である。
図2Aに示すように、先ずフィルム貼着工程が実施される。フィルム貼着工程では、粘着層を両面に備えたダイボンディングフィルム13の一方の面16が第1の基板11に貼着される。この場合、ローラ25によってダイボンディングフィルム13が第1の基板11の一端側から加温した状態で押し付けられ、第1の基板11上にダイボンディングフィルム13が貼着される。フィルム貼着工程では、貼着時の温度が第1の温度(例えば、70度)に設定されており、第1の基板11に対してダイボンディングフィルム13が比較的弱い貼着力で仮止めされている。なお、フィルム貼着工程は、専用装置で実施されてもよいし、オペレータの手作業によって実施されてもよい。
図2Bの図示左側に示すように、フィルム貼着工程の後に流路形成工程が実施される。流路形成工程では、ダイボンディングフィルム13の他方の面17側からレーザ光線が照射されてマイクロ流路15(図2C参照)が形成される。レーザ光線はダイボンディングフィルム13に対して吸収性を有する波長であり、ダイボンディングフィルム13に対するレーザ光線の照射によってダイボンディングフィルム13の一部が昇華されてアブレーションされる。この場合、Y字状のマイクロ流路15(図2C参照)の輪郭に沿ってレーザ照射手段29が移動されて、ダイボンディングフィルム13にY字状の切断パターン18が形成される。
アブレーション時には、第1の基板11に影響が無い高さにレーザ光線の焦点が調節されている。なお、ダイボンディングフィルム13は、アブレーションによってハーフカットされてもよいし、第1の基板11が傷付かなければフルカットされてもよい。また、アブレーションとは、レーザ光線の照射強度が所定の加工閾値以上になると、固体表面で電子、熱的、光科学的及び力学的エネルギーに変換され、その結果、中性原子、分子、正負のイオン、ラジカル、クラスタ、電子、光が爆発的に放出され、固体表面がエッチングされる現象をいう。
図2Bの図示右側に示すように、ダイボンディングフィルム13にY字状の切断パターン18が形成されると、切断パターン18の内側のY字部分19が第1の基板11から引き剥がされる。上記したように、ダイボンディングフィルム13は第1の基板11に対して仮止めされているため、第1の基板11からY字部分19を比較的弱い力で引き剥がすことが可能になっている。これにより、第1の基板11上のダイボンディングフィルム13にY字状のマイクロ流路15が形成される。なお、流路形成工程では、ダイボンディングフィルム13を型抜きして流路を形成する構成に限らず、アブレーションで基材部分を除去して流路を形成してもよい。
図2Cに示すように、流路形成工程の後に基板貼り合せ工程が実施される。基板貼り合せ工程では、ダイボンディングフィルム13の他方の面17に第2の基板12が貼り付けられ、第1の基板11と第2の基板12とがダイボンディングフィルム13を介して貼り合せられる。この場合、ダイボンディングフィルム13に対して第2の基板12が加温した状態で押し付けられ、ダイボンディングフィルム13上に第2の基板12が貼着される。基板貼り合せ工程では、貼着時の温度が上記の第1の温度よりも高い第2の温度(例えば、140度)に設定されており、ダイボンディングフィルム13に対して第2の基板12が比較的強い貼着力で貼着されている。
このとき、第1の基板11に仮止めされたダイボンディングフィルム13も第2の温度まで加温されるため、第1の基板11に対してダイボンディングフィルム13が本止めされる。第2の基板12が貼着されると、第2の基板12にマイクロ流路15に連なる投入口21、22及び排出口23が貫通形成される(図1参照)。このようにして、ダイボンディングフィルム13にマイクロ流路15が形成されたマイクロ流路デバイス10が製造される。マイクロ流路デバイス10の製造時には第1の基板11が傷付かないため、マイクロ流路15が形成されたダイボンディングフィルム13を剥がすことで第1の基板11を再利用することができる。なお、基板貼り合せ工程は、オペレータの手作業によって実施されてもよい。
以上のように、第1の実施の形態のマイクロ流路デバイス10の製造方法では、マイクロ流路15が形成されたダイボンディングフィルム13を挟んで第1、第2の基板11、12が貼り合せられることでマイクロ流路デバイス10が製造される。ダイボンディングフィルム13に流路を加工するのでマイクロ流路15を短時間で製造することができる。また、マイクロ流路15の流路構造の変更が必要になった場合であっても、第1の基板11上のダイボンディングフィルム13を新たなダイボンディングフィルム13に貼り替えてマイクロ流路15を作り直せばよいため、マイクロ流路15の流路構造を容易に変更することができる。また、第1の基板11を再利用することができ、マイクロ流路デバイス10の作り直しによって第1の基板11が無駄になることがなく、製造コストを低減することができる。
図3を参照して、第2の実施の形態のマイクロ流路デバイスの製造方法について説明する。図3は、第2の実施の形態のマイクロ流路デバイスの製造方法の説明図である。なお、図3Aは粘着テープ貼着工程、図3Bは流路形成工程、図3Cは第2の粘着テープ貼着工程のそれぞれ一例を示す図である。第2の実施の形態のマイクロ流路デバイスは、基板と片面接着の粘着テープを用いてマイクロ流路デバイスを製造する点で、第1の実施の形態と異なっている。
図3Aに示すように、先ず粘着テープ貼着工程が実施される。粘着テープ貼着工程では、一方の面36に粘着層を有する第1の粘着テープ(粘着テープ)32が基板31に貼着される。この場合、ローラ45によって第1の粘着テープ32が基板31の一端側から押し付けられ、基板31上に第1の粘着テープ32が貼着される。第1の粘着テープ32は、例えば、100μmの厚みのテープ基材の一方の面に粘着層が設けられ、この粘着層によって基板31に対して剥離可能な貼着力で貼り付けられている。なお、粘着テープ貼着工程は、専用装置で実施されてもよいし、オペレータの手作業によって実施されてもよい。
図3Bの図示左側に示すように、粘着テープ貼着工程の後に流路形成工程が実施される。流路形成工程では、第1の粘着テープ32の他方の面37側からレーザ光線が照射されてマイクロ流路35(図3C参照)が形成される。レーザ光線は第1の粘着テープ32に対して吸収性を有する波長であり、第1の粘着テープ32に対するレーザ光線の照射によって第1の粘着テープ32の一部が昇華されてアブレーションされる。この場合、Y字状のマイクロ流路35(図3C参照)の輪郭に沿ってレーザ照射手段49が移動されて、第1の粘着テープ32にY字状の切断パターン38が形成される。
アブレーション時には、基板31に影響が無い高さにレーザ光線の焦点が調節されている。なお、第1の粘着テープ32は、アブレーションによってハーフカットされてもよいし、基板31が傷付かなければフルカットされてもよい。図3Bの図示右側に示すように、第1の粘着テープ32にY字状の切断パターン38が形成されると、切断パターン38の内側のY字部分39が基板31から引き剥がされる。これにより、基板31上の第1の粘着テープ32にY字状のマイクロ流路35が形成される。なお、流路形成工程では、第1の粘着テープ32を型抜きして流路を形成する構成に限らず、流路全体をアブレーションによって形成してもよい。
図3Cに示すように、流路形成工程の後に第2の粘着テープ貼着工程が実施される。第2の粘着テープ貼着工程では、一方の面41に粘着層を有する第2の粘着テープ33が第1の粘着テープ32の他方の面37に貼着される。この場合、ローラ46によって第2の粘着テープ33が第1の粘着テープ32の一端側から押し付けられ、第1の粘着テープ32上に第2の粘着テープ33が貼着される。第2の粘着テープ33が貼着されると、第2の粘着テープ33にマイクロ流路35に連なる投入口及び排出口が貫通形成される(不図示)。なお、第2の粘着テープ33としては、第1の粘着テープ32と同一の粘着テープが使用されてもよいし、貼着力や厚みが異なる他の粘着テープが使用されてもよい。
このようにして、第1の粘着テープ32にマイクロ流路35が形成されたマイクロ流路デバイス30が製造される。マイクロ流路デバイス30の製造時には基板31が傷付かないため、マイクロ流路35が形成された第1の粘着テープ32を剥がすことで基板31を再利用することができる。また、第1の粘着テープ32が基板31に対して剥離可能な貼着力で貼り付けられているため、マイクロ流路35の流路構造の変更時には溶剤等を用いることなく基板31から第1の粘着テープ32を剥がすことが可能になっている。なお、第2のテープ貼着工程は、専用装置で実施されてもよいし、オペレータの手作業によって実施されてもよい。
以上のように、第2の実施の形態のマイクロ流路デバイス30の製造方法では、基板31上で流路が形成された第1の粘着テープ32に第2の粘着テープ33が貼着されることで、第1の粘着テープ32の流路をマイクロ流路35としたマイクロ流路デバイス30が製造される。マイクロ流路の流路構造の変更が必要になった場合であっても、基板31上の第1の粘着テープ32を新たな第1の粘着テープ32に貼り替えてマイクロ流路35を作り直せばよいため、マイクロ流路35の流路構造を容易に変更することができる。また、基板31を再利用することができ、マイクロ流路デバイス30の作り直しによって基板31が無駄になることがなく、製造コストを低減することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した第1の実施の形態において、第2の基板12に投入口21、22及び排出口23が形成される構成にしたが、この構成に限定されない。図4A及び図4Bに示すように、変形例のマイクロ流路デバイス50は、ダイボンディングフィルム53の一端から他端までマイクロ流路55を形成して、ダイボンディングフィルム53の端面に投入口57、58及び排出口59を形成するようにしてもよい。これにより、第1の基板51だけでなく、第2の基板52も再利用することができ、製造コストをさらに低減することができる。同様に、第2の実施の形態のマイクロ流路デバイス30において、第1の粘着テープ32に投入口及び排出口を形成してもよい。
また、上記した第1の実施の形態において、フィルム貼着工程の後に流路形成工程が実施される構成にしたが、この構成に限定されない。流路形成工程でダイボンディングフィルム13にマイクロ流路15を形成した後に、フィルム貼着工程でダイボンディングフィルム13を第1の基板11に貼着してもよい。
同様に、上記した第2の実施の形態において、粘着テープ貼着工程の後に流路形成工程が実施される構成にしたが、この構成に限定されない。流路形成工程で第1の粘着テープ32にマイクロ流路35を形成した後に、粘着テープ貼着工程で第1の粘着テープ32を基板31に貼着してもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態において、マイクロ流路15、35がY字状に形成される構成にしたが、この構成に限定されない。マイクロ流路15、35は流路として機能する形状に形成されていればよく、例えば、マイクロキャビティと呼ばれる微小空間を含んで形成されてもよい。
また、上記した第1、第2の実施の形態において、マイクロ流路デバイス10、30は、液体に限らず気体に用いられてもよい。
以上説明したように、本発明は、基板を無駄にすることなく、マイクロ流の流路構造を容易に変更することができるという効果を有し、特に、医薬品工業や細胞生物学の実験等に使用されるマイクロ流路デバイスの製造方法に有用である。
10、30、50 マイクロ流路デバイス
11、51 第1の基板(基板)
12、52 第2の基板
13、53 ダイボンディングフィルム(フィルム)
15、35、55 マイクロ流路(流路)
16 ダイボンディングフィルムの一方の面
17 ダイボンディングフィルムの他方の面
31 基板
32 第1の粘着テープ(粘着テープ)
33 第2の粘着テープ
36 第1の粘着テープの一方の面
37 第1の粘着テープの他方の面

Claims (3)

  1. マイクロ流路を備えたマイクロ流路デバイスの製造方法であって、
    粘着層を両面に備えたフィルムの一方の面を基板に貼着するフィルム貼着工程と、
    該フィルムに対して吸収性を有する波長のレーザ光線を該フィルムの他方の面側から照射させ該フィルムに流路を形成する流路形成工程と、
    該流路形成工程後、該フィルムの該他方の面に第2の基板を貼りつけ該基板と該第2の基板とを貼り合わせる基板貼り合わせ工程と、を備えるマイクロ流路デバイスの製造方法。
  2. 該粘着層を両面に備えた該フィルムは、ダイボンディングフィルムを用いた請求項1記載のマイクロ流路デバイスの製造方法。
  3. マイクロ流路を備えたマイクロ流路デバイスの製造方法であって、
    基板に一方の面に粘着層を有する粘着テープを貼着する粘着テープ貼着工程と、
    該粘着テープに対して吸収性を有する波長のレーザ光線を照射させ該粘着テープに流路を形成する流路形成工程と、
    該流路形成工程後、該粘着テープの上の第2の粘着テープを貼着する第2の粘着テープ貼着工程と、を備えるマイクロ流路デバイスの製造方法。
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