JP2017192020A - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影情報を用いて撮影条件(設定条件)を決定する際、ユーザーの意図しない画像が生成されることを低減する。【解決手段】カメラ100は、被写体を撮影して画像を生成する際、画像を生成するための設定条件に応じて画像を生成して当該画像を記録媒体200に記録する。システム制御部50は被写体を撮影した際の設定条件をリストとして記録し、記録媒体から画像を再生処理する際にユーザー操作に応じてリストに記録された設定条件に関する評価値を更新する。そして、システム制御部は評価値に基づいて撮影の際の設定条件を変更して画像を生成する。【選択図】図7

Description

本発明は、予め撮影条件を指定する所謂シーンプログラム撮影を行うデジタルカメラなどの撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関する。
近年、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)などの撮像装置では、撮影日時、画像サイズ、露出条件などの撮影情報を画像データとともに記録するようにしたものがある。この場合、撮影情報はExif(Exchang eable image file format)ヘッダなどに記録される。そして、ユーザーは、当該撮影情報を用いて複数の画像データから所望の画像データを検索し、新たな撮影の際に撮影条件の設定に活用するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のカメラでは、ユーザーが特徴データの記録を行った期間における画像データを撮影履歴データに記録して、撮影の際に被写体から抽出された特徴量と撮影履歴データの双方に基づいて撮影条件を決定するようにしている。
特開2007−274195号公報
特許文献1においては、撮影履歴データの記録の際、撮影の結果得られた全ての画像データから撮影履歴データを抽出している。このため、ユーザーが意図しない撮影条件が含まれた撮影履歴データが抽出されてしまうことがある。この結果、撮影履歴データを用いて撮影条件を決定する場合に、ユーザーの意図しない画像が撮影されてしまうことがある。
従って、本発明の目的は、撮影情報を用いて撮影条件を決定する際、ユーザーの意図しない画像が生成されることを低減することのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、画像を撮影する撮像手段と、前記撮像手段により撮影された画像に対して実行する複数の画像処理の設定条件を決定する制御手段と、前記撮像手段により撮影した画像に対して、前記制御手段により決定された複数の設定条件に基づいて画像処理を実行することにより、複数の画像を取得する画像処理手段と、画像を再生処理する際のユーザー操作に応じて、前記設定条件を評価する評価手段と、を有し、前記制御手段は、前記評価手段による前記設定条件の評価に基づいて前記設定条件を決定することを特徴とする。
本発明によれば、撮影情報を用いて撮影条件(設定条件)を決定する際、ユーザーの意図しない画像が生成されることを低減することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラで用いられるお気に入り効果リストの一例を説明するための図であり、(a)は第1の例を示す図、(b)は第2の例を示す図、(c)は第3の例を示す図である。 図1に示すカメラで行われるクリエイティブモード処理を説明するためのフローチャートである。 図3に示すシングルショット画像処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すカメラで行われる再生モード処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すカメラで行われる再生入力待ち状態のなった際の処理(再生入力待ち処理)を説明するためのフローチャートである(その1)。 図1に示すカメラで行われる再生入力待ち状態のなった際の処理(再生入力待ち処理)を説明するためのフローチャートである(その2)。 図6Bに示すお気に入り効果リスト加点更新処理を説明するためのフローチャートである。 図6Bに示すお気に入り効果リスト減点処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるマルチクリエイティブモード処理を説明するためのフローチャートである。 図9に示すマルチショット撮影処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態で用いられるお気に入り効果リストの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態によるカメラで行われるマルチショットモード処理を説明するためのフローチャートである。 本発明のお気に入り効果リスト減点処理の第2の実施例のフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、撮影レンズユニット(以下単に撮影レンズと呼ぶ)103を備えている。そして、撮影レンズ103には、少なくともズームレンズおよびフォーカスレンズが備えられている。
撮影レンズ103の後段には絞り機能を備えるシャッター101が配置されている。そして、シャッター101の後側には、光学像(被写体像)を電気信号(アナログ信号)に変換するCCD又はCMOSセンサなどの撮像素子を有する撮像部22が配置されている。撮像部22の出力であるアナログ信号はA/D変換器23によってデジタル信号(画像データ)に変換される。
なお、撮影レンズ103の前面側にはバリア102が配置されており、このバリア102は撮影レンズ103、シャッター101、および撮像部22などの撮像系を覆って、その汚れおよび破損を防止するためのものである。
画像処理部24は、A/D変換器23の出力である画像データ、又はメモリ制御部15から画像データを受けて、所定の画素補間および縮小などのリサイズ処理と色変換処理とを行う。また、画像処理部24は撮像の結果得られた画像データを用いて所定の演算処理を行う。
システム制御部50は、画像処理部24による所定の演算処理によって得られた演算結果に基づいて露光制御および測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、およびEF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。
さらに、画像処理部24は撮像の結果得られた画像データを用いて所定の演算処理を行って、当該演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
A/D変換器23からの出力である画像データは、画像処理部24およびメモリ制御部15を介して、或いは直接メモリ制御部15を介して、メモリ32に書き込まれる。このメモリ32は、所定枚数の静止画像又は所定時間の動画像および音声を格納するための十分な記憶容量を備えている。
図示のメモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねており、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して画像表示部28に与えられて、画像として表示される。
画像表示部28は、例えば、LCDである。また、メモリ32に蓄積された画像データをD/A変換器13においてD/A変換して画像表示部28に逐次転送して表示すれば、画像表示部28は電子ビューファインダとして機能しスルー画像表示(ライブビュー表示)を行うことができる。なお、画像表示部28は操作部707に備えられたタッチパネル717と一体的に構成される。
システム制御部50はカメラ100全体の制御を司る。不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであって、例えば、EEPROMが用いられる。不揮発性メモリ56にはシステム制御部50の動作用の定数、変数、およびプログラムなどが格納されている。このプログラムには、後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムが含まれる。
システムメモリ52は、例えば、RAMであり、システム制御部50は不揮発性メモリ56から動作用の定数、変数、およびプログラムなどを読み出して、システムメモリ52に展開する。
なお、メモリ32に書き込まれた画像データは、システム制御部50においてファイル化されて、記録媒体インターフェース(I/F)18を介して記録媒体200に記録される。この際には、圧縮/伸張部16によって画像データが圧縮処理される。記録媒体200から画像ファイルを読み出す際には、圧縮/伸張部16によって伸張処理が行われる。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器13、および表示部28などを制御することによって表示制御を行う。
システム制御部50にはシステムタイマー(RTC)40が接続されており、RTC40はシステム制御部50による各種制御で用いる時間を計測してシステム制御部50に与える。さらに、システム制御部50には記録媒体着脱検知部98が接続されており、システム制御部50は記録媒体着脱検知部98によってカメラ100に対する記録媒体200の着脱を検知する。
前述のモード切り替えスイッチ60は、例えば、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画記録モード、および再生モードなどのいずれかに切り替えるためのスイッチである。
上記の静止画記録モードには、例えば、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、およびカスタムモードがある。モード切り替えスイッチ60を用いれば、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。
また、モード切り替えスイッチ60によって静止画記録モードに一旦切り替えた後、上記のモードのいずれかに操作部70などを用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画記録モードにも複数のモードが含まれている。
シャッター操作部61が操作途中(半押し:撮影準備指示)であると、第1のシャッタースイッチ(図示せず)がオンとなって、第1のシャッタースイッチ信号SW1がシステム制御部50に与えられる。これによって、システム制御部50はAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、およびEF(フラッシュプリ発光)処理などの撮影準備動作を開始する。
シャッター操作部61が操作完了(全押し)になると、第2のシャッタースイッチ(図示せず)がオンとなって、第2のシャッタースイッチ信号SW2がシステム制御部50に与えられる。これによって、システム制御部50は撮像部22の信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮像処理の動作を開始する。
画像表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作すると、場面(撮影シーン)毎に適宜機能が割り当てられて、操作部70は各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとして、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、および属性変更ボタンがある。
操作部70においてメニューボタンが操作されると、システム制御部50は各種設定を行うためのメニュー画面を画像表示部28に表示する。ユーザーは画像表示部28に表示されたメニュー画面を見て、上下左右の4方向キーおよびSETボタンを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
電源制御部80は電池検出回路、DC−DCコンバータ、および通電するブロックを切り替えるスイッチ回路などを備えている。そして、電源制御部80は電池の装着の有無、電池の種類、および電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は上記の検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御して、所定の電圧を必要な期間の間、記録媒体200を含むカメラ100の各部に供給する。
電源制御部80には電源部30が接続されている。電池部30はアルカリ電池又はリチウム電池などの一次電池、又はNiCd電池、NiMH電池、又はLi電池などの二次電池を備えるとともに、ACアダプターなどを有している。
記録媒体I/F18は、メモリカード又はハードディスクなどの記録媒体200とのインターフェースであり、記録媒体200には撮影の結果得られた画像データが記録される。この記録媒体200は、例えば、半導体メモリ又は磁気ディスクから構成される。
図示のように、操作部70には、画像表示部28に対するタッチ操作を検知するタッチパネル71が備えられている。そして、タッチパネル71は、前述のように、画像表示部28と一体的に構成される。例えば、光の透過率が画像表示部28の表示を妨げないようにタッチパネル71を構成して、画像表示部28の表示面に取り付ける。そして、タッチパネル71における入力座標と画像表示部28の表示座標とを対応づける。
これによって、恰もユーザーが画像表示部28に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようにGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を構成することができる。システム制御部50はタッチパネル71に対する以下の操作又は状態を検出することができる。
タッチパネル71を指又はペンで触れたこと(以下タッチダウン(Touch−Down)という)。タッチパネル71を指又はペンで触れている状態であること(以下タッチオン(Touch−On)という)。タッチパネル71を指又はペンで触れた状態で指又はペンを移動すること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)という)。タッチパネル71に触れていた指又はペンを離したこと(以下タッチアップ(Touch−Up)という)。タッチパネル71に何も触れていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)という)。
これらの操作又は状態、そして、タッチパネル71に指又はペンが触れている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50にタッチ位置情報として通知される。そして、システム制御部50はタッチ位置情報に基づいてタッチパネル71でどのような操作が行なわれたかを判定する。
タッチムーブについてはタッチパネル71上で移動する指又はペンの移動方向について、システム制御部50は位置座標の変化に基づいてタッチパネル71の垂直成分および水平成分毎に判定することができる。また、タッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをした際、これをストロークを描いたことする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。
フリックはタッチパネル71に指を触れた状態である程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すという操作である。言い換えると、フリックはタッチパネル71を指ではじくように素早くなぞる操作である。
所定の距離以上を、所定の速度以上でタッチムーブしたことを検出し、そのままタッチアップを検出すると、システム制御部50はフリックが行なわれたと判定することができる。また、所定の距離以上を、所定の速度未満でタッチムーブしたことが検出されると、システム制御部50はドラッグが行なわれたと判定する。
タッチパネル71には、抵抗膜方式、静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、又は光センサ方式などののうちいずれの方式のものが用いられる。
図示のカメラ100においては、所謂クリエイティブモードおよびマルチクリエイティブモードによる撮影を行うことができる。これらのモードは静止画撮影モードの1つとして備えられた撮影モードである。モード切替スイッチ60の操作によって、静止画撮影モードの1つとしてクリエイティブモード又はマルチクリエイティブモードに切り替えることができる。
クリエイティブモードにおいては、システム制御部50は1回のシャッター操作部61の全押し操作に応じて1回の撮影を行う。そして、システム制御部50は撮影シーンの解析結果に応じて撮影方法を変える。例えば、システム制御部50は撮影の結果得られたRAW画像を解析する。そして、システム制御部50はその解析結果に応じてぼかし処理、色フィルター処理、およびトリミングなどの画像処理を組み合わせて行って画像を生成する。
一方、マルチクリエイティブモードにおいては、システム制御部50は1回のシャッター操作部61の全押し操作に応じて、露出およびフォーカス位置を変えて3回の撮影を行って、3枚のRAW画像をメモリ32に記録する。そして、システム制御部50は撮影後の後処理において3枚のRAW画像から最終的に6枚の画像を生成して記録媒体200に保存する。
3回の撮影を行う際には、露出値が異なるパターンで3回撮影するか又はピント位置を変えて3回撮影するなどがある。ここでも、撮影シーンの解析結果に応じて、システム制御部50は撮影方法を変える。
また、後処理において6枚の画像を生成する際には、システム制御部50は3枚のRAW画像のうちの任意の画像についてぼかし処理、色フィルター処理、およびトリミングなどの画像処理を組み合わせて行う。これによって、システム制御部50最終的に6枚の画像を生成する。これら6枚の画像は、短い期間で同一の被写体を撮影した画像であるにも拘わらず、構図、色、および明るさ、そして、ピントなどの組み合わせが異なるバリエーション豊かな画像となる。
上述の撮影モードを用いることによって、カメラの操作に詳しくないユーザー又は構図の設定に詳しくないユーザーであっても、同一の被写体について互いに雰囲気が異なり、かつ面白みのある画像を撮影することができる。
ところで、図示はしないが、シャッター操作部61は撮影レンズ103光軸と垂直な方向にスライド操作を行うことができる。そして、シャッター操作部61は上下の方向に半押し操作および全押し操作が可能である。
例えば、スライド方向の下側の中間位置までスライドさせて押し込めば、シャッター操作部61を半押し状態とすることができる。さらに、下側にスライドさせて押し込めば、シャッター操作部61を全押し状態とすることができる。なお、上側においても同様に半押しと全押しが可能である。
シャッター操作部61に触れていない状態では、シャッター操作部61は上下方向のいずれにおいても半押し状態および全押し状態とはならない中間位置に復帰する。また、シャッター操作部61は撮影レンズ103の光軸周りに回転操作することができる。回転操作することによってズームレンズを駆動させる光学ズームおよび電子ズームを行うことができる。つまり、シャッター操作部61は撮影を指示する機能とともに、所謂ズームレバーの機能を兼ねて備えている。なお、電源スイッチ72は、電源をオン又はオフを切り替えるための押しボタンである。
<お気に入り効果リスト>
図2は、図1に示すカメラで用いられるお気に入り効果リストの一例を説明するための図である。そして、図2(a)は第1の例を示す図であり、図2(b)は第2の例を示す図である。また、図2(c)は第3の例を示す図である。
お気に入り効果リスト201は、例えば、記録媒体200に記録される。図2(a)に示すように、当該リスト201は各項目の要素数を示すIndex(インデックス:No.)202、被写体特徴量203、画像処理効果204、および評価値205を有している。被写体特徴量202には、撮影の際の被写体の特徴量を示す属性情報が記録される。図示の例では、撮影距離や被写体における人物の有無が属性情報とされているが、その他の被写体特徴を示す情報を記録するようにしてもよい。
画像処理効果204には、撮影によって得られた画像に用いた画像処理効果(設定条件)が記録される。図示の例では、トリミング処理又はセピア風の色処理などが画像処理効果として記録される。
評価値205には、画像処理効果に対するユーザーの評価が記録される。後述するように、被写体特徴量203および画像処理効果204に一致する画像に対してユーザーがお気に入り又は画像転送操作を行うと評価値は加点される。一方、ユーザーが削除操作を行うと評価値が減点される。
図2(b)および図2(c)に示す評価値の加点206および減点207はその点数が同一であってもよく、異なっていてもよい。評価値は、後述するように、次回の撮影の際に評価され、システム制御部50はユーザーの好みを反映した画像処理効果を選択する。
<クリエイティブモード処理>
図3は、図1に示すカメラで行われるクリエイティブモード処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示の処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを、システムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することによって行われる。
モード切替スイッチ60の操作によって撮影モードがクリエイティブモードに切り替えられると、システム制御部50はクリエイティブモード処理を開始する。ます、システム制御部50は、記録媒体200からお気に入り効果リスト201をメモリ32に読み出す(ステップS301)。なお、お気に入り効果リストが既にメモリ32に読み出し済みであれば、この処理は省略される。
続いて、システム制御部50は、撮像部22で撮影された画像をほぼリアルタイムで画像表示部28に表示するスルー画像表示(ライブビュー)を行う(ステップS302)。そして、システム制御部50は、シャッター操作部61が半押しされて第1のシャッタースイッチ信号SW1がオンとなったか否かを判定する(ステップS303)。SW1がオフであると(ステップS303において、NO)、システム制御部50は、操作部70に備えられたMenuボタンが押下されたか否かを判定する(ステップS304)。
なお、タッチシャッターが有効となっている場合には、タッチパネル71においてスルー画像に対するタッチダウンがあるとSW1はオンとなる。また、以下の説明では、Menuボタンはハードウェアボタンとして説明するが、タッチパネル71に表示されるソフトキーであってもよい。
Menuボタンが押下されると(ステップS304において、YES)、システム制御部50は画像表示部28にMenu画面を表示する(ステップS305)。このMenu画面は、機能メニュー(Funcメニュー)とは異なるメニュー項目よりなる設定メニューである。Menu画面には、AFの設定項目、顔検出を行うか否かの設定項目、タッチシャッターを有効とするか否かの設定項目、およびレックレビュータイマーの設定項目などが含まれる。
レックレビュータイマーの設定項目においては、レックレビューなし(レビュー時間0秒)、レビュー時間0.5秒、レビュー時間2秒、レビュー時間10秒、およびホールドのいずれかを設定することができる。
なお、ホールドとは時間に応じて自動的に終了させることはしない設定をいう。システム制御部50は、Menu画面を表示している状態で受け付けたユーザー操作に応じて各種設定を行う。そして、システム制御部50は設定された内容および設定値を不揮発性メモリ56に記憶する。
続いて、システム制御部50はモード切替スイッチ60の操作による他モードの移行指示又は電源オフとする指示などのクリエイティブモードを終了させるイベントである終了処理の指示があったか否かを判定する(ステップS306)。クリエイティブモードを終了させるイベントがあると(ステップS306において、YES)、システム制御部50はクリエイティブモード処理を終了する。
一方、クリエイティブモードを終了させるイベントがないと(ステップS306において、NO)、システム制御部50はステップS302の処理に戻る。なお、Menuボタンが押下げられないと(ステップS304において、NO)、システム制御部50はステップS306の処理に進む。
一方、SW1がオンとなると(ステップS303において、YES)、システム制御部50はAFおよびAEなどの撮影準備処理を行う(ステップS307)。そして、システム制御部50はシャッター操作部61の全押し操作などによって第2のシャッタースイッチ信号SW2がオンとなったか否かを判定する(ステップS308)。SW2がオフであると(ステップS308において、NO)、システム制御部50はSW1がオンの状態であるか否かを判定する(ステップS309)。
なお、タッチシャッターが有効となっている場合は、SW1をオンとするトリガーとなったタッチダウンから継続してタッチアップが行われるとSW2はオンとなるものとする。
SW1がオンの状態であると(ステップS309において、YES)、システム制御部50はステップS308の処理に戻る。一方、SW1がオフであると(ステップS309において、NO)、システム制御部50はステップS304の処理に進む。
SW2がオンとなると(ステップS308において、YES)、システム制御部50は撮像部22で得られるスルー画像から現在撮影している被写体を解析する(ステップS310)。
例えば、システム制御部50は検出された顔又はモノなどの被写体が静止しているか否かについて解析する。さらに、システム制御部50は主被写体とその他の被写体との間に所定の距離が存在するか、逆光シーンであるか、そして、被写体に動きがあるか否かなどを解析する。
続いて、システム制御部50は、後述するシングルショット画像処理を行って、画像解析および画像処理効果を付加する。そして、システム制御部50は、シングルショットモード処理が終了の後、ステップS311の処理で生成された画像を画像表示部28にレックレビューとして表示する(ステップS313)。その後、システム制御部50はステップS302の処理に戻る。
図4は、図3に示すシングルショット画像処理を説明するためのフローチャートである。図示の処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することによって行われる。
シングルショット画像処理を開始すると、システム制御部50は撮像によって得られたRAW画像を解析して被写体特徴量を抽出して画像を生成するための画像処理内容を決定する(ステップS401)。この際、システム制御部50はRAW画像から得られた被写体特徴量に基づいてお気に入り効果リスト201を検索して画像処理効果204を抽出する。
この際には、システム制御部50は所定の閾値以上の評価値205を有する画像処理効果204のみを抽出するようにしても良い。そして、複数の画像処理効果204が抽出された場合には、システム制御部50は評価値205を比較して、その比較結果に応じて1つの画像処理効果204を選択する。
なお、システム制御部50は最大の評価値を有する画像処理効果204を選択するようにしてもよく、所定の閾値以上の評価値205を有する画像処理効果204から無作為に選択するようにしてもよい。
例えば、画像解析によって撮影距離情報を被写体特徴量203として抽出したとする。この撮影距離が無限であった場合には、システム制御部50はお気に入り効果リスト201から被写体特徴量203が『無限』の画像処理効果を抽出する。そして、システム制御部50は被写体特徴量が無限である画像処理効果204のうち、最大の評価値205を有する油絵風を画像処理効果204として選択する。
続いて、システム制御部50は、ステップS401で決定した画像処理をRAW画像に対して行い可視化画像(現像された画像)を生成する(ステップS402)。ステップS402で行われる画像処理には以下の処理のうちのいずれか又は組み合わせである。例えば、ステップS402で行われる画像処理においては、トリミング処理(アスペクト比変更処理を含む)、ぼかし処理、および色処理の少なくとも1つが行われる。
ぼかし処理には、主被写体と判定された被写体および画像中央部以外のエッジを和らげる処理(ジオラマ風など)が含まれる。色処理には、モノクロ画像にする処理および1色を残して他の色をモノクロにする処理(ワンポイントカラー)が含まれる。また、色処理には、セピアにする処理および画像周辺部を暗くする処理(トイカメラ風になる)などが含まれる。さらには、色処理には、暖色を強調する処理、寒色を強調する処理、彩度を淡くする処理、および彩度を高める処理などが含まれる。
ステップS402での画像処理が終了すると、システム制御部50は画像を画像表示部28にクイックレビューとして表示する(ステップS403)。そして、システム制御部50は、ステップS402の処理で生成した画像を画像ファイルとして記録媒体200に記録する(ステップS404)。その後、システム制御部50はシングルショット画像処理を終了する。この際、システム制御部50は解析の結果得られた被写体特徴量、画像処理内容、およびクリエイティブモードで撮影したことを示す撮影モード情報を画像ファイルに記録する。
<再生モード>
図5は、図1に示すカメラで行われる再生モード処理を説明するためのフローチャートである。図示の処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することによって行われる。
モード切替スイッチ60の操作によって再生モード(つまり、再生処理)が選択されるか又は操作部70に備えられた再生ボタンが押下げられると、システム制御部50は再生モード処理を開始する。まず、システム制御部50は記憶媒体200から最新の画像情報を取得する(ステップS501)。最新画像情報取得を総枚数計算および検索リスト作成よりも先に行うことによって、再生モードに入ると素早く画像表示を行うことができるというメリットがある。
続いて、システム制御部50は最新の画像情報取得が正しく行われたか否かをチェックする。ここでは、システム制御部50は画像が一枚も存在しない状態又はメディア不良によって画像情報が取得不可能な状態などをチェックする。以下の説明では、例えば、システム制御部50は画像が存在するか否かをチェックする(ステップS502)。
画像が存在すると(ステップS502において、YES)、システム制御部50は最新画像情報に基づいて記憶媒体200から最新の画像を読み込む(ステップS504)。そして、システム制御部50は、後述するようにして、読み込んだ最新画像の画像に係る撮影情報および属性情報などのファイル解析処理を行う(ステップS504)。
続いて、システム制御部50は最新画像を画像表示部28に表示する(ステップS505)。この際には、システム制御部50は撮影情報および属性情報などを設定に応じて画像表示部28に表示する。さらには、システム制御部50はファイル解析結果に応じて、ファイルの一部が壊れているなど誤ったデータであることが分かると画像表示部28にエラーを表示する。
次に、システム制御部50は記憶媒体200に記録された再生対象リストの作成を開始する。例えば、システム制御部50は記録媒体200に記録された画像の総枚数の算出を開始する(ステップS506)。なお、再生対象リストとは、例えば、DCF規格に従った再生機器においてはDCFルートディレクトリのディレクトリエントリを解析してその再生機器において再生可能な画像を予め取得し管理するリストをいう。
この処理は非同期で行われる結果、システム制御部50はその完了を待つことなく次の処理に進むことができる。これによって、多数の画像が記憶媒体200に記録された結果、再生対象リストの検索に時間が掛かる場合であっても画像の閲覧を可能にすることができる。
続いて、システム制御部50は検索リストの作成を開始する(ステップS507)。検索リストとは、画像に付加された属性情報を予め取得して管理するリストをいう。予め検索リストを作成すれば属性毎の再生および消去などの処理を素早く行うことが可能となる。検索リスト作成処理も総枚数計算と同様にその完了を待つことなく、システム制御部50は次の処理に進むことができる。
続いて、システム制御部50はお気に入り効果リストの作成を開始する(ステップS508)。お気に入り効果リスト201とはクリエイティブモード又はマルチクリエイティブモードで撮影された画像に付加された画像処理効果のうちユーザーがお気に入りである効果を予め取得して管理するリストをいう。予めこのリストを作成すれば、お気に入り画像処理効果204の抽出処理を素早く行うことが可能となる。お気に入り効果リスト作成も総枚数計算同様にその完了を待つことなく、システム制御部50は次の処理に進み、再生入力待ち状態となる。
画像が1枚も存在しないと(ステップS502において、NO)、システム制御部50は、「画像がありません」などのメッセージを画像表示部28に表示する(ステップS510)。そして、システム制御部50は再生入力待ち状態となる。
図6Aおよび図6Bは、図1に示すカメラで行われる再生入力待ち状態のなった際の処理(再生入力待ち処理)を説明するためのフローチャートである。図示の処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50が実行することによって行われる。
再生入力待ち受け状態となると、システム制御部50は入力があるか否かをチェックする(ステップS601)。この入力とは、例えば、ユーザーによるボタンおよび電池の蓋に対する操作、電源の低下などのイベント、起動時に開始された検索リスト処理の完了通知、そして、お気に入り効果リスト処理の完了通知などがある。
入力がないと(ステップS601において、NO)、システム制御部50は待機する。一方、入力があると(ステップS601において、YES)、システム制御部50は当該入力が画像送りボタンの操作があるか否かを判定する(ステップS602)。入力が画像送りボタンの操作であると(ステップS602において、YES)、システム制御部50は次の表示すべき画像を読み込む(ステップS603)。なお、画像送りボタンは進み方向および戻り方向を備え、その方向によって次の表示画像が変化する。
続いて、システム制御部50は読み込んだ画像に対して撮影情報および属性情報などのファイル解析処理を行う(ステップS604)。そして、システム制御部50は読み込んだ画像を画像表示部28に表示する。この際には、システム制御部50は撮影情報および属性情報などを設定に応じて画像表示部28に表示する。さらには、システム制御部50はファイル解析結果に応じて、ファイルの一部が壊れているなど誤ったデータであると分かるとエラーを画像表示部28に表示する。その後、システム制御部50はステップS601の処理に戻る。
入力が画像送りボタンの操作でないと(ステップS602において、NO)、システム制御部50は入力が終了ボタンの操作であるか否かを判定する(ステップS606)。入力が終了ボタンの操作であると(ステップS606において、YES)、システム制御部50は検索リスト作成処理を終了する(ステップS607)。なお、検索リストが作成途中であると、システム制御部50はその処理を中断し、既に作成が完了しているとその後何も行わない。
続いて、システム制御部50はお気に入り効果リスト作成処理を終了する(ステップS608)。この処理においても、既に作成が完了していれば、システム制御部50は何も行わない。そして、システム制御部50は総画像枚数計算の終了処理を行う(ステップS609)。なお、システム制御部50は総枚数計算が途中であるとその計算を中断し、既に完了していれば何も行わない。その後、システム制御部50は再生モード処理を終了する。
入力が終了ボタンの操作でないと(ステップS606において、NO)、システム制御部50は総画像枚数の計算が完了しているか否かをチェックする(ステップS610)。総画像枚数の計算が完了していないと(ステップS610において、NO)、システム制御部50はステップS601の処理に戻る。この際には、システム制御部50は、総画像枚数の計算が完了していない旨を伝えるメッセージの表示又はアイコン表示を行うようにしてもよい。
一方、総画像枚数の計算が完了していると(ステップS610において、YES)、システム制御部50は検索リストの作成が完了しているか否かをチェックする(ステップS611)。検索リストの作成が完了していないと(ステップS611において、NO)、システム制御部50はステップS601の処理に戻る。この際には、システム制御部50は、検索リストの作成が完了していない旨を伝えるメッセージの表示又はアイコン表示を行うようにしてもよい。
検索リストの作成が完了していると(ステップS611において、YES)、システム制御部50はお気に入り効果リスト作成処理が完了しているか否かをチェックする(ステップS612)。お気に入り効果リスト作成処理が完了していないと(ステップS616において、NO)、システム制御部50はステップS601の処理に戻る。お気に入り効果リスト作成処理が完了していると(ステップS616において、YES)、システム制御部50は入力が消去ボタンの操作であるか否かを判定する(ステップS613)。
入力が消去ボタンの操作であると(ステップS613において、YES)、システム制御部50は画像指定操作による消去ボタンの操作であるか否かを判定する(ステップS614)。なお、画像指定操作とは、画像表示部28に表示中の画像に対して1枚毎に指定を行う操作をいう。
画像指定操作であると(ステップS614において、YES)、システム制御部50は、後述するお気に入り効果リスト減点更新処理を行う(ステップS615)。そして、システム制御部50は画像を消去する(ステップS616)。一方、画像指定操作であると(ステップS614において、YES)、システム制御部50はステップS616の処理に進む。なお、ステップS616の消去処理においては、システム制御部50は画像ファイルを消去する。
続いて、システム制御部50は、消去後の総画像枚数をチェックして、総画像枚数=0であるか否かを判定する(ステップS617)。総画像枚数=0であると(ステップS617において、YES)、システム制御部50は画像なしを表示して(ステップS618)、ステップS601の処理に戻る。ステップS618においては、例えば、システム制御部50は「画像がありません」などのメッセージを画像表示部28に表示する。
総画像枚数=0でないと(ステップS617において、NO)、システム制御部50は次の画像を記録媒体200から読み込む(ステップS619)。この画像はファイル番号に応じて消去された画像の次のファイル番号の画像である。なお、最新画像が消去された場合には、消去された画像よりひとつ前の画像が次の画像となる。
続いて、システム制御部50は、読み込んだ画像について撮影情報および属性情報などのファイル解析処理を行う(ステップS620)。そして、システム制御部50は当該読み込んだ画像を画像表示部28に表示する(ステップS621)。この際には、システム制御部50は撮影情報および属性情報などを設定に応じて画像表示部28に表示する。また、システム制御部50はファイル解析結果に応じて、ファイルの一部が壊れているなど誤ったデータであることが分かると、画像表示部28にエラーを表示する。その後、システム制御部50はステップS601の処理に戻る。
入力が消去ボタンの操作でないと(ステップS613において、NO)、システム制御部50は入力が画像にお気に入りを付与するためのお気に入りボタンの操作であるか否かを判定する(ステップS622)。お気に入りボタンの操作であると(ステップS622において、YES)、システム制御部50は画像指定操作によるお気に入りボタンの操作であるか否かを判定する(ステップS623)。
画像指定操作であると(ステップS623において、YES)、システム制御部50は、後述するお気に入り効果リスト加点更新処理を行う(ステップS624)。そして、システム制御部50はお気に入り変更を行う(ステップS625)。なお、お気に入り変更とは画像ファイルの属性情報におけるお気に入り情報を変更することをいう。
この際には、システム制御部50はお気に入りを示す数値を変更してもよく、お気に入りの有無を変更するようにしてもよい。その後、システム制御部50は画像を表示して(ステップS626)、ステップS601の処理に戻る。
画像指定操作でないと(ステップS623において、NO)、システム制御部50はステップS625の処理に進む。
お気に入りボタンの操作でないと(ステップS622において、NO)、システム制御部50は入力が画像を転送するための画像転送ボタンの操作であるか否かを判定する(ステップS627)。画像転送ボタンの操作であると(ステップS627において、YES)、システム制御部50は画像指定操作による画像転送ボタンの操作であるか否かを判定する(ステップS628)。
画像指定操作であると(ステップS628において、YES)、システム制御部50は、後述するお気に入り効果リスト加点更新処理を行う(ステップS629)。そして、システム制御部50は当該画像を転送する転送処理を行う(ステップS628)。画像転送処理とはカメラ100から他の機器への画像転送である。この際には、無線で他の機器に画像を送信するようにしてもよく、有線ケーブルで画像を他の機器に画像を送信するようにしてもよい。
なお、図1に示すカメラ100においては、画像を転送するための通信部は省略されている。その後、システム制御部50はステップS601の処理に戻る。
画像指定操作でないと(ステップS628において、NO)、システム制御部50はステップS630の処理に進む。
画像転送ボタンの操作でないと(ステップS627において、NO)、システム制御部50はその入力に応じた処理を行う(ステップS631)。例えば、システム制御部50は、マルチ再生への切り替え又はメニューボタンによるメニュー表示などを行う。そして、システム制御部50はステップS601の処理に戻る。
<お気に入り効果リスト加点処理>
図7は、図6Bに示すお気に入り効果リスト加点更新処理を説明するためのフローチャートである。
お気に入り効果リスト加点更新処理を開始すると、システム制御部50はメモリ32に加点更新処理の対象である対象画像を読み込む(ステップS701)。そして、システム制御部50は読み込んだ画像のファイル解析を行う(ステップS702)。その後、システム制御部50はファイル解析結果に基づいて読み込んだ画像の撮影モードを取得する。システム制御部50は当該撮影モードが対象とする撮影モードであるか否かを判定する(ステップS703)。
なお、対象の撮影モードとは、例えば、カメラ100が自動的に撮影方法を変更する撮影モードであり、ここでは、クリエイティブモード又はマルチクリエイティブモードをいう。
対象の撮影モードであると(ステップS703において、YES)、システム制御部50は、ステップS702で得られたファイル解析結果に基づいて画像処理効果を読み出す(ステップS704)。なお、当該画像処理効果はステップS402で得られた画像処理結果をいう。
続いて、システム制御部50は、ステップS702で得られたファイル解析結果に基づいて被写体特徴量を取得する(ステップS705)。なお、当該被写体特徴量はステップS401で得られた被写体特徴量をいう。そして、システム制御部50は、記録媒体200からお気に入り効果リストをメモリ32に読み出す(ステップS706)。その後、システム制御部50は、前述の画像処理結果および被写体特徴量がお気に入り効果リストに既に存在しているか否かを判定する(ステップS707)。
お気に入り効果リストに画像処理結果および被写体特徴量が存在しないと(ステップS707において、NO)、システム制御部50は該当する項目をお気に入り効果リストに追加する(ステップS708)。そして、システム制御部50は該当する項目のお気に入り効果の評価値をインクリメントする(ステップS709)。
一方、お気に入り効果リストに画像処理結果および被写体特徴量が存在すると(S707において、YES)、システム制御部50はステップS709の処理に進む。
続いて、システム制御部50は対象となる全ての画像についてお気に入り効果の評価値を更新したか否かを判定する(ステップS710)。全の画像についてお気に入り効果の評価値の更新が完了していないと(ステップS710において、NO)、システム制御部50はステップS701の処理に戻る。一方、全の画像についてお気に入り効果の評価値の更新が完了すると(ステップS710において、YES)、システム制御部50はリスト加点処理を終了する。
なお、対象の撮影モードでないと(ステップS703において、NO)、システム制御部50はステップS710の処理に進む。
<お気に入り効果リスト減点処理>
図8は、図6Bに示すお気に入り効果リスト減点処理を説明するためのフローチャートである。
図8において、ステップS801〜S806までの処理は、図7に示すステップS701〜S706の処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。
ステップS806の処理の後、システム制御部50は、画像処理および被写体特徴量がお気に入り効果リストに既に存在しているか否かを判定する(ステップS807)。お気に入り効果リストに画像処理および被写体特徴量が存在すると(ステップS807において、YES)、システム制御部50は該当する項目のお気に入り効果の評価値をデクリメントする(ステップS808)。なお、デクリメントの際には、前述のインクリメントを行う際の加点数と同一の数値を減点するようにしてもよく、異ならせてもよい。
続いて、システム制御部50は対象となる全ての画像についてお気に入り効果の評価値を更新したか否かを判定する(ステップS809)。全の画像についてお気に入り効果の評価値の更新が完了していないと(ステップS809において、NO)、システム制御部50はステップS801の処理に戻る。一方、全の画像についてお気に入り効果の評価値の更新が完了すると(ステップS809において、YES)、システム制御部50はリスト減点処理を終了する。なお、対象の撮影モードでないと(ステップS803において、NO)、システム制御部50はステップS809の処理に進む。
このように、本発明の第1の実施形態では、クリエイティブモードで得られた画像について特定の処理(例えば、お気に入りの付与又は画像転送)を行ったか否かを判定する。そして、特定の処理が行われると、撮影の際に用いた画像処理がユーザーにお気に入りであると判定する。
一方、画像を削除する場合には、当該画像に係る画像処理がユーザーにお気に入りでないと判定する。これによって、クリエイティブモードによって次回の撮影を行う際にユーザーの好みに適した画像を撮影することができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様であるので、ここでは説明を省略する。
<クリエイティブモード処理>
図9は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われるマルチクリエイティブモード処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートにおいて、図3に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
いま、モード切替スイッチ60の操作によってマルチクリエイティブモードが設定されると、システム制御部50は前述のようにして、ステップS301〜S310の処理を行う。ステップS310の処理の後、システム制御部50は被写体の解析結果に基づいて露出ブラケット撮影を行うか否かを判定する(ステップS911)。なお、露出ブラケット撮影とはシャッター速度と絞りとの組み合わせによる露出設定を、自動的に少しずつ変えて複数枚の画像を撮影する手法である。
図示の例では、ステップS310における被写体解析結果が逆光シーンであると、システム制御部50は露出ブラケットを行うと判定する。一方、ステップS310における被写体解析結果において被写体が静止し、かつ被写体が互いに距離をおいて存在したとする。この場合、システム制御部50は露出ブラケット撮影ではなく、フォーカスブラケット撮影を行うと判定する。
露出ブラケット撮影を行う場合(ステップS911において、YES)、システム制御部50は露出ブラケット撮影を実行する(ステップS912)。ここでは、システム制御部50は露出値を通常値(適正値)、アンダー寄り(暗め)、およびオーバー寄り(明るめ)に設定して3回の連続撮影(連写)を行う。これによって、システム制御部50は3枚のRAW画像を得る。
露出ブラケット撮影を行わない場合(ステップS911において、NO)、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影を実行する(ステップS913)。フォーカスブラケット撮影においては、システム制御部50はフォーカス位置(ピント位置)を異ならせる。例えば、システム制御部50はフォーカス位置を合焦位置、合焦位置から手前側、そして、合焦位置から奥側にずらして3回の連続撮影(連写)を行う。これによって、システム制御部50は3枚のRAW画像(デモザイク処理を含む現像処理をする前のデータ)を得る。
ステップS912又はS913の処理の後、システム制御部50は、後述するようにしてマルチショット撮影処理を行って、画像解析処理結果および画像処理効果を画像に付ける(ステップS914)。そして、システム制御部50は、ステップS313において、ステップS914の処理で得られた画像を表示部28にレックレビュー表示する。その後、システム制御部50はステップS302の処理に戻る。
図10は、図9に示すマルチショット撮影処理を説明するためのフローチャートである。
マルチショット撮影処理(マルチショットモード処理ともいう)を開始すると、システム制御部50は、生成された画像の数をカウントするためシステムメモリ52に記録された変数iに初期値である1をセットする(ステップS1001)。そして、システム制御部50は、撮像されたRAW画像を解析して被写体特徴量を抽出する(ステップS1002)。その後、システム制御部50はi番目の画像として生成すべき画像を得るための画像処理を決定する。
この際、システム制御部50は撮影されたRAW画像から得られた被写体特徴量に基づいてお気に入り効果リスト201を検索して画像処理効果204を抽出する。なお、特別な画像処理を施していない通常画像を1枚は生成するように、システム制御部50はi=1の場合には特別な画像処理を行わないと決定する。なお、ここでは、通常画像の生成に必要な処理は行われる。また、一回の撮影指示に応じて生成される6枚の画像に同様の画像が含まれないように、システム制御部50は変数i毎に異なる画像処理条件となるようにする。
続いて、システム制御部50は、変数i=6であるか否かを判定する(ステップS1003)。変数i=6でないと(ステップS1003において、NO)、システム制御部50は、ステップS1002で決定した画像処理を3枚のRAW画像のいずれかに施して可視化画像(現像された画像)を生成する(ステップS1004)。ステップS1004の処理で行われる画像処理には次のいずれかの処理又はその組み合わせである。
例えば、ステップS1004で行われる画像処理には、トリミング処理(アスペクト比変更処理を含む)、ぼかし処理、および色処理がある。そして、ぼかし処理には、主被写体と判定された被写体および画像中央部以外のエッジを和らげる処理(ジオラマ風など)が含まれる。また、色処理には、モノクロ画像にする処理、1色を残して他の色をモノクロにする処理(ワンポイントカラー)、セピアにする処理、および画像周辺部を暗くする処理(トイカメラ風になる)などが含まれる。さらには、色処理には、暖色を強調する処理、寒色を強調する処理、彩度を淡くする処理、および彩度を高める処理などが含まれる。
なお、変数i=1の場合には、露出ブラケット撮影であれば、システム制御部50は3枚のRAW画像のうち適正露出(通常露出)で撮影された画像から可視化画像を生成する。フォーカスブラケット撮影であれば、システム制御部50はフォーカス位置を合焦位置として撮影された画像から可視化画像を生成する。
変数i=6である場合には(ステップS1003において、YES)、システム制御部50は、撮像されたRAW画像を解析して被写体特徴量を抽出する。そして、システム制御部50は生成すべき画像を生成するための画像処理を決定する(ステップS1005)。この際、システム制御部50はRAW画像から得られた被写体特徴量に基づいてお気に入り効果リスト201を検索して画像処理効果204を抽出する。
ステップS1004又はS1005の処理の後、システム制御部50は画像処理で生成された画像を画像表示部28にクイックレビューとして表示する(ステップS1006)。なお、クイックレビューの際には、システム制御部50は画像を1枚ずつ画像表示部28に表示する。
続いて、システム制御部50は、ステップS1004又はS1005で生成された画像を画像ファイルとして記録媒体200に記録する(ステップS1007)。なお、1回の撮影指示に応じて生成された6枚の画像の画像ファイルには、属性情報として同一の撮影指示に応じて撮影された同一グループに属する画像であることを示す識別子が付与される。例えば、画像ファイルのヘッダ情報に、同一グル―プの画像について同一のグループ識別子が記録される。このグループ識別子によって、互いに関連する画像であることを識別することができる。
次に、システム制御部50は、変数i=6であるか否かを判定する(ステップS1008)。つまり、システム制御部50は6枚の画像(グループ内の全画像)を生成したか否かを判定することになる。変数i=6であると(ステップS1008において、YES)、システム制御部50はマルチショットモード処理を終了する。一方、変数i=6でないと(ステップS1008において、NO)、システム制御部50は変数を1インクリメントして(ステップS1009)、ステップS1002の処理に戻る。
このようにして、変数i=6となるまで画像処理を繰り返すことによって、ステップS1006においては、生成された画像が1枚ずつ順次表示されることになる。
このように、本発明の第2の実施形態では、マルチクリエイティブモードで得られた画像について特定の処理(例えば、お気に入りの付与又は画像転送)を行ったか否かを判定する。そして、特定の処理が行われると、撮影の際に用いた画像処理がユーザーにお気に入りであると判定する。一方、画像を削除する場合には、当該画像に係る画像処理がユーザーにお気に入りでないと判定する。これによって、マルチクリエイティブモードによって次回の撮影を行う際にマルチクリエイティブモードの特色を活かしてユーザーの好みに適した画像を撮影することができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は図1に示すカメラと同様であるので、ここでは説明を省略する。
<お気に入り効果リスト>
図11は、本発明の第3の実施形態で用いられるお気に入り効果リストの一例を示す図である。
図示のお気に入り効果リスト301は、各項目の要素数を示すIndex(No.)302、被写体特徴量303、画像処理効果304、および評価値305を有している。さらに、評価値305はお気に入り度306と除外度307とを備えている。被写体特徴量302には、撮影の際の被写体の特徴量を示す属性情報が記録されるが、他の被写体特徴を示す情報を記録するようにしてもよい。画像処理効果304には、撮影の結果得られた画像に用いた画像処理効果が記録される。評価値305には、Index302が示す項目の画像処理効果に対するユーザーの評価が記録される。
被写体特徴量203と画像処理効果204とに一致する画像に対してユーザーがお気に入り球は画像転送操作を行うと、システム制御部50はお気に入り度306を加点する。また、ユーザーが削除操作を行うと、システム制御部50は除外度307を減点する。なお、加点と減点とは同一の数であってもよく、異ならせてもよい。また、評価値は次回の撮影の埼栄の際に用いられる。
図12は、本発明の第3の実施形態によるカメラで行われるマルチショットモード処理を説明するためのフローチャートである。
なお、第3の実施形態によるカメラで行われるマルチクリエイティブモード処理は、図9に示す処理と同様である。また、図12において、図10に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
ステップS1003において、変数i=6であると(ステップS1003において、YES)、システム制御部50は、ステップS1002において画像処理を、3枚のRAW画像のいずれかに施して可視化画像を生成する(ステップS1204)。そして、システム制御部50は、お気に入り効果リスト301を検索して除外度307を抽出する。システム制御部50は所定の数値以上の除外度307である項目を抽出する。その後、システム制御部50は当該項目の被写体特徴量303および画像処理効果304をメモリ32に記憶する。
なお、お気に入り効果リスト301のIndex302を記憶するようにしてもよく、さらには双方を記憶するようにしてもよい。また、所定の数値以上の除外度307である項目の全てについて記憶するようにしてもよく、除外度307の高い順から所定の数だけ記憶するようにしてもよい。
システム制御部50は次の画像処理のうちいずれかの処理又はそれらを組み合わせて画像処理を行う。例えば、システム制御部50はトリミング処理(アスペクト比変更処理を含む)、ぼかし処理、および色処理の少なくとも1つの処理を行う。
ぼかし処理には、主被写体と判定される被写体および画像中央部以外のエッジを和らげる処理(ジオラマ風など)が含まれる。色処理には、モノクロ画像にする処理、1色を残して他の色をモノクロにする処理、セピアにする処理、および画像周辺部を暗くする処理などが含まれる。また、色処理には、暖色を強調する処理、寒色を強調する処理、彩度を淡くする処理、および彩度を高める処理などが含まれる。
ここで、システム制御部50は除外度307が高い項目としてメモリ32に記憶された被写体特徴量303と画像処理効果304の組み合わせと一致しないようにする。つまり、システム制御部50はステップS1002の処理で得た被写体特徴量と組み合わせとなる画像処理効果を選択する。なお、アルゴリズム上他の候補がない場合には、除外度307が高い項目としてメモリ32に記録された被写体特徴量303と画像処理効果304の組み合わせを用いるようにしてもよい。
なお、変数i=1の場合には、露出ブラケット撮影であれば、システム制御部50は3枚のRAW画像のうち適正露出で撮影された画像から可視化画像を生成する。一方、フォーカスブラケット撮影であれば、システム制御部50はフォーカス位置を合焦位置として撮影された画像から可視化画像を生成する。
図13は、本発明の第3の実施形態によるカメラで行われるお気に入り効果リスト減点処理を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートにおいて、図8に示すフローチャートのステップと同一のステップについては同一の参照符号を付して説明を省略する。
お気に入り効果リストに画像処理および被写体特徴量が存在すると(ステップS807において、YES)、システム制御部50は除外する画像処理効果304をお気に入り効果リスト301に追加する(ステップS1308)。そして、システム制御部50は該当する項目の画像処理効果304について除外度をインクリメントして(ステップS1309)、ステップS809の処理に進む。一方、お気に入り効果リストに画像処理および被写体特徴量が存在しないと(ステップS807において、NOS)、システム制御部50はステップS1309の処理に進む。
このように、本発明の第2の実施形態では、マルチクリエイティブモードで得られた画像について特定の処理(例えば、お気に入りの付与又は画像転送)を行ったか否かを判定する。そして、特定の処理が行われると、撮影の際に用いた画像処理がユーザーにお気に入りであると判定する。一方、画像を削除する場合には、当該画像に係る画像処理がユーザーにお気に入りでないと判定する。これによって、マルチクリエイティブモードによって次回の撮影を行う際にユーザーの好みに適した画像を撮影することができる。
なお、上述の実施の形態では、お気に入り付与又は画像転送の際に当該画像に用いた画像処理をお気に入りとする例について説明した。一方、画像編集の実施(編集操作)又は画像拡大の実施などによって当該画像をお気に入りとするようにしてもよい。さらには、当該画像の再生時間又は再生回数に応じてその画像をお気に入りとするようにしてもよい。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例では、システム制御部50が評価手段として機能し、システム制御部50および画像処理部24が画像処理手段および制御手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも本発明は実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
22 撮像部
24 画像処理部
28 画像表示部
32 メモリ
50 システム制御部
60 モード切替スイッチ
61 シャッター操作部
70 操作部
71 タッチパネル
200 記録媒体

Claims (9)

  1. 画像を撮影する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮影された画像に対して実行する複数の画像処理の設定条件を決定する制御手段と、
    前記撮像手段により撮影した画像に対して、前記制御手段により決定された複数の設定条件に基づいて画像処理を実行することにより、複数の画像を取得する画像処理手段と、
    画像を再生処理する際のユーザー操作に応じて、前記設定条件を評価する評価手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記評価手段による前記設定条件の評価に基づいて前記設定条件を決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像は画像ファイルとして前記記録媒体に記録され、
    前記画像ファイルのヘッダ情報として前記設定条件が記録されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記設定条件は前記画像を識別するインデックスとともにリストとして記録されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、1回の撮影指示に応じて複数の撮影を行って得られた画像のうち少なくとも1枚について、前記評価手段による前記設定条件の評価に基づいて前記設定条件を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記ユーザー操作は、前記画像に対するお気に入りの付与、前記画像の転送操作、前記画像の編集操作、および前記画像の削除操作の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記評価手段は、前記お気に入りの付与、前記転送操作、および前記編集操作が行われると前記設定条件の評価値を加点し、前記削除操作が行われると前記設定条件の評価値を減点することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記設定条件の評価値して第1の評価値および第2の評価値が備えられており、
    前記評価手段は、前記お気に入りの付与、前記転送操作、および前記編集操作が行われると前記第1の評価値を更新し、前記削除操作が行われると前記第2の評価値を更新することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段により撮影された画像に対して実行する複数の画像処理の設定条件を決定する制御ステップと、
    前記撮像手段により撮影した画像に対して、前記制御ステップで決定された複数の設定条件に基づいて画像処理を実行することにより、複数の画像を取得する画像処理ステップと、
    画像を再生処理する際のユーザー操作に応じて、前記設定条件を評価する評価ステップと、を有し、
    前記制御ステップでは、前記評価ステップによる前記設定条件の評価に基づいて前記設定条件を決定することを特徴とする制御方法。
  9. 画像を撮影する撮像手段を備える撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記撮像手段により撮影された画像に対して実行する複数の画像処理の設定条件を決定する制御ステップと、
    前記撮像手段により撮影した画像に対して、前記制御ステップで決定された複数の設定条件に基づいて画像処理を実行することにより、複数の画像を取得する画像処理ステップと、
    画像を再生処理する際のユーザー操作に応じて、前記設定条件を評価する評価ステップと、を実行させ、
    前記制御ステップでは、前記評価ステップによる前記設定条件の評価に基づいて前記設定条件を決定することを特徴とする制御プログラム。
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