JP7170483B2 - 編集装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、編集装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
近年、デジタルカメラなどの撮像装置では、メカニカルシャッター方式に代えて、電子シャッター方式を採用する撮像装置が増加している。電子シャッター方式の採用により、撮像素子の読み出し速度の向上に伴って撮影速度を向上させることができ、近年では1秒間に数10コマを連続的に撮像可能な撮像装置も提案されつつある。
このような連続的に撮影可能な機能を活かして、ユーザからの撮影準備指示を受けた時点から画像の記録を開始することで撮影指示の前後で連続する複数の画像を記録しておき、ユーザが所望の画像又は連続範囲を切り出して保存可能にしたものがある。
連続する複数の画像が1つのファイルとして記録される場合、ファイルの内容を把握し易いように代表画像を生成して表示できるようにすることが望ましい。そして、ユーザが画像又は連続範囲を切り出した場合、切り出し後の画像や範囲と代表画像とが整合するように代表画像を適切に更新する必要がある。特許文献1では、動画像に含まれる複数のフレームから選択されたフレームを解析して、代表画像を更新することができる技術を提案している。
特開2006-39753号公報
しかしながら、特許文献1では、動画像ファイルから複数フレームを選択して保存する場合に、画像内の特徴量が最も類似する画像区間から代表画像を決定する技術を提案しており、代表画像を更新する必要がない場合にも不必要に更新する場合がある。すなわち、選択した複数フレームの代表画像を適切に更新することができず、所望とは異なるフレームが代表画像となる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、連続して撮影された複数の画像から画像又は連続範囲を切り出す場合に、対応する代表画像を適切な代表画像にすることが可能な技術を実現することである。
この課題を解決するため、例えば本発明の編集装置は以下の構成を備える。すなわち、撮影指示の前後に撮影された連続する複数の画像であって、前記撮影指示のタイミングで撮影された画像が代表画像と対応する、複数の画像を取得する取得手段と、前記複数の画像のうち、編集対象とする画像を指定する指定手段であって、前記複数の画像のうち、編集対象とする画像の範囲を指定する指定手段と、前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれる場合は、編集処理において代表画像を変更しないように制御し、前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれない場合は、編集処理において代表画像を前記指定手段により指定された編集対象の画像に含まれる画像と対応する画像に変更するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、連続して撮影された複数の画像から画像又は連続範囲を切り出す場合に、対応する代表画像を適切な代表画像にすることが可能になる。
本実施形態に係る編集装置の一例としてのデジタルカメラの外観構成例を示す図 本実施形態に係るデジタルカメラの機能構成例を示すブロック図 本実施形態に係るデジタルカメラの起動から終了までの一連の動作を示すフローチャート 本実施形態に係る再生モード処理の一連の動作を示すフローチャート 本実施形態に係る再生モードにおける画面遷移を説明する図 本実施形態に係るファイル構成の説明する図 本実施形態に係るグループ再生処理の一連の動作を示すフローチャート 本実施形態に係るファイル保存処理1の一連の動作を示すフローチャート 本実施形態に係るファイル保存処理2の一連の動作を示すフローチャート
(実施形態1)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では編集装置の一例として、撮影指示の前後に連続して撮影された複数の画像を切り出し可能なデジタルカメラを用いる例を説明する。しかし、本実施形態は、外部の装置によって撮影された当該複数の画像を取得して、取得した複数の画像を編集可能な装置であってもよい。また、デジタルカメラに限らず、例えば、パーソナルコンピュータやPDA、スマートフォンを含む携帯電話端末、携帯型の画像ビューア、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、タブレット端末、電子ブックリーダーなどが含まれてよい。更に、時計型や眼鏡型の情報端末、医療機器、ドライブレコーダ等の車載用システムなども含まれてよい。
(デジタルカメラの外観構成)
図1に、本発明を適用可能な装置の一例としてのデジタルカメラ100の外観図を示す。表示部28は、例えばLCD等の表示器を含み、画像やデジタルカメラ100を操作するためのGUI、各種情報を表示する。シャッターボタン61は撮影指示を行うためのボタンである。モード切替スイッチ60は各種モードを切り替えるためのスイッチである。コネクタ112は、パーソナルコンピュータやプリンタなどの外部機器と接続するための接続ケーブル111とデジタルカメラ100とのコネクタである。
操作部70はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン等の操作部材を含む。タッチパネル70aは操作部70に含まれ、後述するタッチ操作を可能にする。コントローラホイール73は操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材である。4方向ボタンは操作部70に含まれ、上ボタン141、下ボタン142、左ボタン143、右ボタン144とSETボタン145から構成される。
電源スイッチ72は、電源オン、電源オフを切り替えるための押しボタンである。記録媒体200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット201は記録媒体200を格納するためのスロットである。記録媒体スロット201に格納された記録媒体200は、デジタルカメラ100との通信が可能となり、記録や再生が可能となる。蓋202は記録媒体スロット201の蓋である。図においては、蓋202を開けて記録媒体スロット201から記録媒体200の一部を取り出して露出させた状態を示している。
(デジタルカメラの機能構成)
図2は、本実施形態に係る編集装置の一例としてデジタルカメラの機能構成例を示すブロック図である。なお、図2に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
図2において、撮影レンズ103はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター101は絞り機能を備えるシャッターである。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。バリア102は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ103を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ103、シャッター101、撮像部22を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部24は、A/D変換器23からの画像データ、又は、メモリ制御部15からの画像データに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像された画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器23からの画像データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に直接書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、LCD等の表示器上に、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示(ライブビュー表示)を行える。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能な記録媒体としてのメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのコンピュータプログラムのことである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサを有する制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリに展開、実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。システムメモリ52には、RAMが用いられる。システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出されたプログラム等を一時的に記憶する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画記録モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画記録モードに含まれるモードには、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)が含まれる。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、カスタムモード等も含まれる。ユーザがモード切替スイッチ60を操作することにより、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、ユーザが、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り換えた後に、表示された複数のモードのいずれかを選択し、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ62は、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。静止画像を1枚撮影する場合、システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
操作部70の各操作部材は、表示部28に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向ボタンのボタン141~144やSETボタン145とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
コントローラホイール73は、操作部70に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール73を回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部50はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラホイール73が回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、コントローラホイール73は回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール73自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール73自体は回転せず、コントローラホイール73上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。
電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや光ディスク、磁気ディスク等から構成される。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続し、映像信号や音声信号等の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Network)やインターネットとも接続可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(スルー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像なのかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録することが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサやジャイロセンサーなどを用いることができる。
なお、操作部70の一つとして、表示部28に対する接触を検知可能なタッチパネル70aを有する。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aを光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成し、表示部28の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を構成することができる。システム制御部50はタッチパネル70aへの以下の操作或いは状態を検出することができる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)。
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)。
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)。
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でもよい。
(デジタルカメラの起動から終了に係る一連の動作)
次に、図3を参照して、デジタルカメラの起動から終了に係る基本的な動作を説明する。なお、この動作は、例えば、電源スイッチ72が押下されてデジタルカメラが起動した後に実行される。また、この動作は、システム制御部50が不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムをシステムメモリ52の作業用領域に展開、実行すると共に、画像処理部24等の各部を制御することにより実現される。
S301では、システム制御部50は、撮影モードかどうかを判定する。システム制御部50は、モード切替スイッチ60の位置により撮影モードであると判定した場合はS303へ進み、撮影モードではないと判定した場合はS302に進む。
S302では、システム制御部50は、再生モードであるかを判定する。システム制御部50は、モード切替スイッチ60の位置により再生モードであると判定した場合はS304へ進み、再生モードではないと判定した場合はS305に進む。
S303では、システム制御部50は、撮影モードの処理を行う。ここでいう撮影モードの処理とは、静止画撮影や、動画撮影などが含まれる。S304では、システム制御部50は、再生モードの処理を行う。再生モード処理では、システム制御部50は、主に撮影した静止画や動画を表示したり、消去したり、編集したりする。本実施形態の再生モード処理では、後述するグループRAWデータの中身を表示するグループ再生の処理を含む。
S305では、システム制御部50は、その他の処理を行う。ここでいうその他の処理とは、現在時刻を表示するだけの時計表示モードでの処理などがあげられる。システム制御部50は、それぞれのモード処理が終了するとS306へ進み、カメラ動作をシャットダウンさせるか否かを判定する。例えば、電源ボタンの押下を検出するなどによりシャットダウンさせると判定した場合は本動作を終了する。シャットダウンしないと判定した場合はS301へ戻ってS301以降の処理を繰り返す。
(再生モード処理に係る一連の動作)
次に、図3に示したS304における再生モード処理に係る一連の動作について説明する。なお、本実施形態に係る再生モード処理は、デジタルカメラ100の再生モードにおいて、後述するグループRAWデータの中身を閲覧し、グループの中から保存するフレームを指定し、ファイル保存するまでの編集動作を含む。この再生モード処理について、図4、図7~9のフローチャートと、図5の画面遷移図、図6のファイル構成図を用いて説明する。
再生モード処理の具体的な説明の前に、まずグループRAWデータとその代表画像に係る課題について説明する。デジタルカメラ100は、撮影時に1秒間あたりに数10コマ(たとえば30コマ)の撮像を実現するため、撮像後の処理であるJPEG圧縮処理やファイル生成処理などを端折って処理時間を節約する方法を採る。このとき、1秒間あたり30コマのそれぞれのフレームデータを生データ(RAWデータ)として残しJPEG圧縮処理は行わないようにする。RAWデータで残す場合であっても表示用のサムネイルデータは必要となるため、撮像時のサイズよりも小さくした記録用サイズのサムネイルデータを各コマに埋め込む。ここで、複数コマのデータを1つのまとまったファイルとして生成されたデータをグループRAWデータまたはグループRAW画像という(データの詳細は別途図6を参照して後述する)。
ユーザがグループRAW画像を簡易的に閲覧できるようにするため、グループRAW画像の代表画像を生成する。そして、グループRAW画像に対する編集がなされる場合であっても、編集されたグループRAW画像に対して適切な代表画像が設定されることが望ましい。より具体的には、例えば、グループRAW画像を生成する際(すなわち撮影時)には、SW2押下時のタイミングのフレームのサムネイルや表示用画像を、代表画像として記録するようにすることができる。そして、グループRAW画像の撮影では、SW1押下中の画像もプリレックして、SW1押下中の画像とSW2押下時の画像をまとめてグループRAW画像に含める。このようにして生成されたグループRAW画像は、グループRAW画像から複数フレームを指定して編集・保存する場合、指定範囲に予め設定されている代表画像の位置が含まれない場合もある。このため、編集後の指定範囲に対する代表画像を適切に更新する必要がある。
次に、図4を参照して、本実施形態に係る再生モード処理について説明する。再生モード処理は、図3と同様、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをメモリ32に展開して実行することにより実現される。
S401では、システム制御部50は、記録媒体200から任意の画像ファイルを読み込み、読み込んだ画像ファイルの画像を表示部28全体に表示する。S402では、システム制御部50は、画像送り操作が行われたかどうかを判定する。システム制御部50は、操作部70からの信号に基づいて、画像送り操作が行われたと判定した場合はS403へ進み、そうではない場合はS411へ進む。
S403では、システム制御部50は、表示部28に表示されている画像ファイル(カレント画像)のデータ形式がグループRAW画像ファイルの画像であるかどうかを判定する。システム制御部50は、カレント画像がグループRAW画像ファイルの画像であると判定した場合はS404へ進み、そうではない場合はS406へ進む。
S404では、システム制御部50は、表示部28に、シングル再生画面として、グループRAW画像ファイルの代表画像を表示する。このS404の状態では、図5A(a)のようなシングル再生画面を表示する。図5A(a)のシングル再生画面では、グループRAWデータの代表画像5001を表示する。さらに記録媒体200の中から読み込んでいる画像ファイルを識別するために、ファイル番号502もOSDとして表示する。また、シングル再生画面で表示されるナビガイド503は、グループ画像であることを識別するためのものであり、また表示部28上のSETボタンをユーザが押下すればグループRAW画像の中身を閲覧できるという意味も兼ねたガイダンスである。
ここでグループRAWデータのファイル構成の詳細について図6(a)を参照して説明する。ここでは、グループRAWデータのフレーム数がN=60個である場合を例に説明する。また、グループRAWデータは撮影モードにおいて所定の撮影モードでシャッターボタンを押したときに生成され、シャッターボタンを押下している間には1秒間あたり30フレーム分をRAWファイルとしてキャプチャーできるものとする。1秒間あたり30フレーム分のRAWをキャプチャーしているため、そのRAWファイルを撮影時に逐一現像処理を行って高画質サイズ(サイズ:大)でJPEG化していくのはCPU処理速度的にも困難である場合がある。そこで、本実施形態では、撮影時としては上記サイズよりも小さいサイズ(サイズ:小)の表示用JPEGのために最低限の現像処理を行うように処理を端折るものとする。図6(a)に示すグループRAW画像は、このような条件下で生成されたファイルを表している。
ファイル構成としては、ftypボックス、moovボックス、uuidボックス、mdatボックスが含まれている。ftypボックスには、ファイルタイプが記述され、ファイルの先頭に1つ含まれる。
moovボックスは、メタ情報を含むコンテナであり、ファイルの中に1つ含まれる。メタ情報としては、動画データの撮影日時や撮影条件の情報、サムネイル画像等が含まれる。moovボックス内には、さらに複数のボックスを含めることが可能であり、メタ情報の種類ごとボックスを分けてmoovボックス内にメタ情報を格納することができる。図6(a)の例では、撮影情報、代表画像情報、及びサムネイルJPEGが含まれている。uuidボックスには、代表画像等が含まれる。代表画像には、グループ全体の代表画像の表示JPEGデータが含まれている。
mdatボックスについては、1つのファイルに複数のmdatボックスを含めることができる。しかし、本実施形態のデジタルカメラ100は、ファイルを生成する際に、1つのファイルに1つのmdatボックスを設け、mdatボックスに、画像データや音声データなどを格納する。図6(a)に示す例では、画像データとして1フレーム目のフレーム情報と表示用JPEG(サイズ:小)とそのRAWデータ、2フレーム目のフレーム情報と表示用JPEG(サイズ:小)とそのRAWデータ、のように各フレームの情報が順に含まれる。そして、最後の60フレーム目のフレーム情報と表示用JPEG(サイズ:小)とRAWデータが含まれる構成になる。つまり、このグループRAWデータは撮影時に2秒間シャッターボタンを押し続けていたものであり、図5A(a)で表示されている画像は図6(a)に示したグループRAW画像ファイルの代表画像である。1フレーム目、2フレーム目の表示用画像などについては後述のグループ再生処理において説明する。
S405では、システム制御部50は、グループ再生の実行が指示されかたどうかを判定する。ここでグループ再生の実行の指示は、ナビガイド503に示されているように、SETボタンの押下により与えることが可能であり、システム制御部50は、SETボタンへの操作を検出したことに応じて、実行が指示されたと判定して、グループ再生処理に進む。あるいは、図5A(a)のシングル再生画面上のナビガイド503をユーザがタッチ操作したことを検出することにより、グループ再生処理を実行するようにしてもよい。このように、システム制御部50は、グループ再生の実行が指示されたと判定した場合はS412に進み、そうではない場合はS413へ進む。S412では、システム制御部50は、グループ再生処理を実行する。グループ再生処理については、図7を参照して後述する。
S406では、システム制御部50は、(カレント画像がグループRAW画像でないため)表示部28に表示されている画像(すなわちカレント画像)が動画ファイルの画像かどうかを更に判定する。システム制御部50は、カレント画像が動画ファイルの画像であると判定した場合はS407へ進み、そうではない場合はS410へ進む。
S407では、システム制御部50は、表示部28に動画ファイルの先頭フレームをシングル再生画面に表示する。S408では、システム制御部50は、操作部70からの信号に基づき動画再生の実行についての指示があったかどうかを判定する。動画再生の実行についての指示があったと判定した場合はS409に進み、そうではない場合はS413へ進む。S409では、システム制御部50は、動画再生処理を実行する。ここでいう動画はRAWつきの動画またはRAWなしの動画の場合もある。
S410では、システム制御部50は、カレント画像が動画ファイルの画像でもなくグループRAW画像ファイルの画像でもない画像ファイルであり、この画像ファイルの表示用の静止画JPEGをシングル再生画面に表示する。S411では、システム制御部50は、(画像送り以外の操作を受け取ったため)再生モードのシングル再生画面において実行を指示可能な画像送り以外のその他の処理を行う。ここでいうその他の処理は、画像を拡大する処理や画像を消去する機能発動の場合を含む。S413では、システム制御部50は、再生モードを終了するか否かを判定する。システム制御部50は、再生モードを終了すると判定した場合は再生モードを終了してその後本動作を終了する。一方、終了しないと判定した場合はS402へ戻ってS402以降の処理を繰り返す。
(グループ再生処理に係る一連の動作)
次に、図7を参照して、上述のS412における本実施形態のグループ再生処理に係る一連の動作について説明する。このグループ再生処理は、図4に示した動作と同様、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをメモリ32に展開して実行することにより実現される。
S701では、システム制御部50は、S404においてグループ再生が選択されたグループRAW画像ファイルの中の代表画像フレームに設定されているフレームの表示用JPEGを、図5A(b)のようなフレーム選択画面として表示部28に表示する。そしてS702へ進む。フレーム選択画面では、処理対象となっているグループRAW画像ファイルの中身の画像をフレーム選択画面において閲覧し、切り出し処理の処理対象となる1つのフレームをユーザの操作に応じて選択することができる。
S702では、システム制御部50は、選択フレーム(表示フレーム)変更のための操作があったかを判断し、選択フレーム変更の操作があった場合は、S703において、フレーム選択画面において表示する画像を、選択されたフレームに変更して表示する。フレーム選択画面および、選択フレームの変更について、図5A(b)、図5A(c)を用いて説明する。
図5A(b)は、S701において、フレーム選択画面に遷移したときの表示状態を示しており、フレーム選択画面に遷移したときは、グループRAW画像のうちの代表画像のフレームが表示される。図5A(b)は、代表画像フレームが1フレーム目の場合を示している。そのため、図5A(b)のフレーム選択画面では、表示画像5002は図6(a)のフレーム1の表示用JPEGを表示する。図5A(b)のナビガイド505は、表示部28に表示されている1フレームのみを切りだすための実行ガイドである。この部分をタッチ操作するとこの1フレーム(5002)のみを切りだすことが可能である。またナビガイド506は、505とは異なり、複数フレームを一度にまとめて切りだすためのガイドであり、このガイドがタッチ操作された場合には、図5B(a)の複数フレーム選択画面に遷移する。また画面下部にあるコマ送り/戻しボタン508はタッチ操作により、フレーム送り/戻しさせることが可能なタッチボタンである。右側のコマ送りボタン508をタッチ操作すると、フレームが一枚先に進み、逆に左側のコマ戻しボタン508を操作すると、フレームを一枚先に戻すことが可能である。また、シークバー509中の現在表示中のフレーム位置を示すポインタ509-1をタッチしてその後ドラッグ操作することにより、フレーム選択画面に表示されるフレームを変更することも可能である。つまり、S702においては、コマ送り/戻しボタン508、ポインタ509-1への操作を検出し、これらの操作アイテムに対してタッチ操作があった場合には、フレーム選択画面において表示する画像を変更する。情報表示507は、グループ(フレームの総数)の中の何番目のフレームを閲覧しているかを示している。合計フレーム数は60で現在1フレーム目を閲覧しているという状態であるため『1/60』と表示する。
図5A(b)のフレーム選択画面において、コマ送りボタン508がタッチ操作されると1フレーム目から2フレーム目に送られる。このとき、情報表示507は『2/60』と表示される。そして、フレーム選択画面において表示される画像は、図6(a)のフレーム2の表示用JPEGとなる。なお、このS703でフレーム選択画面に表示する表示用JPEGは小さいサイズの画像であるためスムーズなフレーム選択が可能となっている。図5A(c)は、フレーム選択画面において、グループRAW画像ファイルにおける60フレーム中の15フレームが選択され、15フレーム目の画像の表示用JPEG画像が表示画像5003として表示されている状態を示している。
S704では、システム制御部50は、フレーム選択画面において、切り出し処理の処理対象のフレームとして、1つのフレームか選択されたどうかを判定する。具体的には、フレーム選択画面において選択フレームが表示された状態で、SETボタンが操作された、または、ナビガイド505がタッチされた場合は、切り出し処理の処理対象のフレームとして1つのフレームが選択されたと判断する。1つのフレームが選択された場合はS705へ進み、そうではない場合はS712へ進む。
S705では、システム制御部50は、フレーム選択画面で切り出し処理対象として選択されたフレームに対応するグループRAW画像ファイル内のRAWデータを記録媒体200から読み出し、読み出したRAW画像に対して画像処理部24により現像処理を行う。この現像処理により、表示用JPEGよりも解像度の大きい、現像後のJPEG画像(サイズ:大)を生成する。なお、S705では、現像処理だけではなく、現像後の画像データをJPEG形式に変換する処理も行う。S706では、システム制御部50は、S705で生成したJPEG画像を一時メモリ32に一時格納する。そして、S707において、システム制御部50は、フレーム選択画面で切り出し処理対象として選択されたフレームを、フレーム選択画面よりも高画質な状態で表示し、ユーザに対して切り出し処理を実行するかを確認する確認画面を表示部28に表示する。この確認画面では、S705で生成した現像後のJPEG画像に基づく表示画像を表示する。
確認画面について図5A(d)を用いて説明する。まず、現像処理について詳細を説明する。フレーム選択画面において表示部28に表示される表示画像は、図6(a)グループRAW画像ファイルに記録されている複数の画像のうち、選択されているフレームに対応する表示用JPEG(サイズ:小)である。この表示中のフレームを一枚の画像として切り出す操作指示をS704において検出した場合、図6(a)のグループRAW画像ファイルに記録されている複数の画像のうち、選択されているフレームに対応するRAWデータがS705における現像処理の対象となる。S705では、このRAWデータ内に含まれている撮影時のパラメータをもとに現像処理を行う。この現像処理では表示用画像5003及びグループRAW画像ファイルに記録されている表示用JPEGのサイズよりも解像度が大きいサイズとなるように現像処理を行ってJPEG形式に変換し現像後のJPEG画像を生成する。そして、この現像後のJPEG画像に基づく表示画像5004を確認画面として表示する。図5A(d)のように、確認画面には、表示画像5004のほかにも、実行ガイド等が表示される。実行ガイドとは、拡大ガイド510や、保存(JPEG保存実行511、RAW保存実行512、キャンセル)のためのガイドのことを挿す。つまり、確認画面においては、拡大操作を行うと画像の拡大ができ、保存ガイドをタッチして保存を実行すると選択したフレームを切り出して新たな画像ファイルとして保存する保存処理に遷移できることを示している。S707において確認画面を表示した後は、S708へ進む。
S708では、システム制御部50は、拡大処理を行うための拡大操作がされたか、つまり、拡大ガイド510がタッチされたかを判定する。拡大処理を行う操作がされた場合はS709へ進み、そうではない場合はS710へ進む。
S709では、システム制御部50は、拡大再生処理を行う。拡大再生処理は、前述のS704で生成しメモリ32に記憶したJPEG画像5004を図5A(f)で示すように表示部28に拡大状態で表示(拡大表示)する。このJPEG画像5004は高画質現像を行って生成したものであるためピントがあっているかどうかの確認に適している。拡大再生状態であることを示すために、表示部28に拡大位置インジケータ520を表示する。そしてS710へ進む。フレーム選択画面では、サイズの小さい表示用画像を用いて画像を表示しているため、拡大表示は不可としていたが、フレーム確認画面では高画質な現像後JEPG画像を用いて表示しているため、拡大表示を可能としている。
S710では、システム制御部50は、S702で選択した1フレームを切りだしてファイル保存を行うかどうかの判定を行う。確認画面において、保存ガイドへのタッチ操作を検出した場合はファイル保存を行うためにS711へ進み、そうではない場合はS702へ戻る。
S711では、システム制御部50は、フレーム選択画面で選択された1フレームを切りだして新たな画像ファイルとして記録するファイル保存処理1を行う。ファイル保存処理1については、別途図8を参照して後述する。
S712では、システム制御部50は、フレーム選択画面において複数フレームの選択の操作があったかどうかを判定する。システム制御部50は、フレーム選択画面において、ナビガイド506へのタッチ操作があった場合に、複数フレーム選択の操作があっと判断してS713へ進み、そうではない場合はS702へ戻る。
S713では、システム制御部50は、図5B(a)のような複数フレームの選択を行うための複数フレーム選択画面を表示部28に表示させる。複数フレームの選択画面では、ユーザのタッチ操作に応じて、グループRAW画像ファイル内のフレームに対し、始点と終点のフレームを指定することにより、指定した間の複数のフレームを切り出し対象のフレーム範囲として指定することができる。
S714では、システム制御部50は、ユーザからのタッチ操作により、複数フレーム選択画面においてフレーム範囲の選択を受け付ける。フレーム範囲選択の操作方法について説明する。複数フレーム選択画面内の前部フレーム指定ボタン534をタッチ操作すると、指針530がオンフォーカス状態となり、その後、タッチ操作で指針530を移動させることにより、始点フレームを選択することができる。また同様に、複数フレーム選択画面内の後部フレーム指定ボタン535をタッチ操作すると指針531がオンフォーカス状態となりタッチ操作で指針531を移動させて終点フレームを選択することができる。情報表示532は、選択しているフレーム数を示している。そしてユーザからのフレーム範囲の選択を受け付けた後S714へ進む。
図5B(b)に示す複数フレーム選択画面では、始点フレームが1フレーム目、終点フレームが3フレーム目であり、3枚のフレームが選択されている状態を示している。図5B(c)に示す複数フレーム選択画面では、始点フレームが59フレーム目、終点フレームが60フレーム目であり、2枚のフレームが選択されている状態を示している。図5B(d)に示す複数フレーム選択画面では、始点フレームが1フレーム目、終点フレームが20フレーム目であり、20枚のフレームが選択されている状態を示している。図5B(e)に示す複数フレーム選択画面では、始点フレームが19フレーム目、終点フレームが21フレーム目であり、3枚のフレームが選択されている状態を示している。
S715では、システム制御部50は、S714で範囲指定された複数のフレームを切りだしてファイル保存を行うための操作が行われたかどうかの判定を行う。ファイル保存をする操作が行われた場合はS716へ進み、そうではない場合はS702へ戻る。ここでいうファイル保存をする操作とは、図5B(d)の複数フレーム選択画面の保存ボタン526がタッチ操作されたことである。
S716では、システム制御部50は、S714で選択された複数のフレームを切りだしてファイル保存処理2を行う。ファイル保存処理2については、図9を参照して後述する。ファイル保存処理2が終了すると、グループ再生処理を終了する。グループ再生を終了すると、S716のファイル保存処理2で記録したグループRAW画像ファイルの代表画像をシングル再生画面として表示部28に表示する。
(ファイル保存処理に係る一連の動作)
次に、図8を参照して、編集対象とする画像の範囲が1つである、ファイル保存処理1の一連の動作を示す。ファイル保存処理は、図7の処理と同様に、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをメモリ32に展開して実行することにより実現される。
S801では、システム制御部50は、グループRAW画像の中の撮影情報と代表画像情報を取得し、一時的にメモリ32に格納する。撮影情報は、撮影開始時刻や撮影時のレンズ情報などを含む情報である。代表画像情報は、代表画像に対応するグループRAW画像の中のフレームのフレーム番号や撮影日時、代表画像の解像度などを含む情報である。
S802では、システム制御部50は、S702にて指定されたフレームを新代表画像フレームとして決定する。図5A(d)に示した例では、新代表画像フレームは表示部28に表示用画像5004として表示されているフレーム15である。
S803では、システム制御部50は、新代表画像フレームのフレーム情報をグループRAW画像から取得し、一時的にメモリ32に格納する。図5A(d)の場合では、図6(a)のフレーム15のフレーム情報を取得する。
S804では、システム制御部50は、新代表画像フレームのRAWデータをRAWファイルから取得し表示用JPEG(サイズ:大)を生成するための現像処理を行う。現像後のJPEG(サイズ:大)は一時的にメモリ32に格納される。ここで、現像処理について詳細を説明する。図5A(d)のフレーム確認画面が表示部28に表示されている場合、表示用画像5004は図6(a)のフレーム15の画像である。このフレーム15を一枚の画像として抜き出す操作指示が行われたため、現像の対象となるRAWデータは図6(a)のフレーム15のRAWデータとなる。システム制御部50は、S801で取得した撮影情報と、S803で取得したフレーム15のフレーム情報とに基づいて、フレーム15のRAWデータに対して現像処理を行う。この現像処理ではフレーム15の表示用JPEGよりも大きいサイズで現像処理を行って表示用JPEG画像(サイズ:大)を生成し、一時的にメモリ32に記憶しておく。
S805では、システム制御部50は、新代表画像フレームのRAWデータをRAWファイルから取得、現像処理を行って、サムネイルJPEGを生成する。現像後のサムネイルJPEGは一時的にメモリ32に格納される。ここで、現像処理について詳細を説明する。図5A(d)のフレーム確認画面が表示部28に表示されている場合、表示用画像5004は、図6(a)のフレーム15の画像である。このフレーム15を一枚の画像として抜き出す操作指示が行われたため、現像の対象となるRAWデータは図6(a)のフレーム15のRAWデータとなる。システム制御部50は、S801で取得した撮影情報と、S803で取得したフレーム15のフレーム情報とをもとに、フレーム15のRAWデータに対して現像処理を行ってサムネイルJPEGを生成し、一時的にメモリ32に記憶しておく。
S806では、システム制御部50は、代表画像情報の生成処理を行う。生成された代表画像情報は一時的にメモリ32に格納される。ここで代表画像情報の生成処理について詳細に説明する。図5A(d)のフレーム確認画面が表示部28に表示されている場合、表示用画像5004は図6(a)のフレーム15の画像である。このフレーム15を一枚の画像として抜き出す操作指示が行われたため、代表画像情報の生成処理の対象となるフレーム情報は図6(a)のフレーム15のフレーム情報となる。S801で取得した撮影情報と、S803で取得したフレーム15のフレーム情報をもとに、代表画像情報の生成処理を行う。
S807では、システム制御部50は、ファイル生成処理を行う。ファイル生成処理では、RAWデータと、S804~S806で生成した情報とをもとに図6(b)のようなファイル構造のファイルを生成して、記録媒体200に書き込みを行う。図6(b)は、図6(a)のフレーム15を選択して保存して生成されるファイルの例を示している。システム制御部50は、生成したファイルを記録媒体200に書き込むと、ファイル保存処理1を終了する。
(ファイル保存処理に係る一連の動作)
次に、図9を参照して、編集対象とする画像の範囲が複数である、ファイル保存処理2の一連の動作について説明する。ファイル保存処理2は、図8の処理と同様、システム制御部50が不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをメモリ32に展開して実行することにより実現される。また下記の説明では、図6(a)のようなファイル構成であって、フレーム数60、代表画像フレームがフレーム20であるグループRAW画像ファイルから、フレーム範囲を指定してファイル保存処理2を実行した場合について説明する。
S901では、システム制御部50は、グループRAW画像の中の撮影情報と代表画像情報を取得し、一時的にメモリ32に格納する。S902では、システム制御部50は、S714にて指定されたフレームの中に、代表画像に対応するフレームが含まれるかどうかを判定する。システム制御部50は、例えば、取得した代表画像情報に基づいて特定される代表画像のフレームと編集対象として指定された範囲とを比較する。そして、代表画像に対応するフレームが含まれると判定した場合はS904へ進み、そうではない場合はS903へ進む。
S903では、システム制御部50は、S714にて指定された範囲のフレームが、代表画像に対応するフレームよりも後であるかどうかを判定する。システム制御部50は、指定された範囲のフレームが、フレーム代表画像に対応するフレームより後であると判定した場合はS906へ進み、そうではない場合はS905へ進む。
S904では、システム制御部50は、S714にて指定されたフレームのうち、代表画像に対応するフレームが閾値よりも後方にあるかどうかを判定する。閾値は、例えば選択された範囲のフレームのうち、後方の10%のフレームなどである。システム制御部50は、代表画像に対応するフレームが閾値よりも後方であると判定した場合はS906へ進み、そうではない(閾値以前にある)場合はS907へ進む。
S905では、システム制御部50は、S714にて指定されたフレームの中の末尾フレームを新代表画像フレームとして決定する。S714で、複数フレーム選択画面において図5B(b)のように図6(a)のフレーム1~3が指定された場合、新代表画像フレームはフレーム3となる。
S906では、システム制御部50は、S714にて選択されたフレームの中の先頭フレームを新代表画像フレームとして決定する。S714で複数フレーム選択画面において図5B(c)のように図6(a)のフレーム59~60を指定した場合、新代表画像フレームはフレーム59となる。S714で複数フレーム選択画面において図5B(d)のように図6(a)のフレーム1~20を指定した場合、新代表画像フレームはフレーム1となる。
S907では、システム制御部50は、RAWデータ画像の代表画像フレーム(すなわち編集前の代表画像フレーム)を新代表画像フレームとして決定する。つまり、代表画像を変更しない。S714で複数フレーム選択画面において図5B(e)のように図6(a)のフレーム19~21を指定した場合、新代表画像フレームはフレーム20となる。すなわち、編集前の代表画像に対応するフレームが指定範囲に含まれており、その代表画像に対応するフレームは指定範囲の先頭ではないが、編集前の代表画像が新代表画像フレームとなる。
S908では、システム制御部50は、新代表画像フレームのフレーム情報をグループRAW画像から取得し、一時的にメモリ32に格納する。図5B(b)の場合は、図6(a)のフレーム3のフレーム情報を取得する。図5B(c)の場合、図6(a)のフレーム59のフレーム情報を取得する。図5B(d)の場合は、図6(a)のフレーム1のフレーム情報を取得する。図5B(e)の場合は、図6(a)のフレーム21のフレーム情報を取得する。
S909では、システム制御部50は、新代表画像フレームのRAWデータをRAWファイルから取得し現像処理を行って表示用JPEGを生成して、生成した表示JPEG(サイズ:小)を一時的にメモリ32に格納する。ここで現像処理についてより具体的に説明する。現像の対象となるRAWデータは新代表画像に対応するフレームのRAWデータとなる。システム制御部50は、S901で取得した撮影情報と、S908で取得したフレーム情報をもとに現像処理を行う。この現像処理では新代表画像に対応するフレームの表示用JPEGと同サイズ(解像度)で現像処理を行って表示用JPEG(サイズ:小)を生成し、一時的にメモリ32に記憶しておく。そしてS910へ進む。
S910では、システム制御部50は、新代表画像フレームのRAWデータをRAWファイルから取得し現像処理を行ってサムネイルJPEGを生成し、生成したサムネイルJPEGを一時的にメモリ32に格納する。ここで現像処理についてより具体的に説明する。現像の対象となるRAWデータは新代表画像に対応するフレームのRAWデータとなる。S901で取得した撮影情報と、S908で取得したフレーム情報をもとに現像処理を行う。この現像処理ではサムネイルJPEGを生成し、一時的にメモリ32に記憶しておく。
S911では、システム制御部50は、新代表画像フレームのフレーム情報をRAWファイルから取得し、代表画像情報の生成処理を行う。生成された代表画像情報は一時的にメモリ32に格納される。ここで代表画像情報の生成処理について具体的に説明する。代表画像情報の生成処理の対象となるフレーム情報はS905~907のいずれかで決定した新代表画像に対応するフレームのフレーム情報となる。システム制御部50は、S901で取得した撮影情報と、S908で取得したフレーム情報をもとに、代表画像情報の生成処理を行う。
S912では、システム制御部50は、ファイル生成処理を行う。ファイル生成処理では、S909~S911で生成した情報をもとに、グループRAW画像のファイルを生成して、記録媒体200に書き込みを行う。図6(c)は、図6(a)のフレーム1~3を指定して保存することによって生成されるファイルである。図6(d)は、図6(a)のフレーム59~60を指定して保存することによって生成されるファイルである。図6(e)は、図6(a)のフレーム1~20を指定して保存することによって生成するファイルである。図6(f)は、図6(a)のフレーム19~21を指定して保存することによって生成されるファイルである。なお、S907において、編集前の代表画像フレームを新代表画像フレームと指定設定した場合は、代表画像フレームが変更されない。そのため、S908~S911において、現像処理や生成処理等を行わずに、グループRAW画像ファイルのmoov、uuidから、代表画像フレームのフレーム情報、表示用JPEG、サムネイルJPEG、代表画像情報を取得してそのまま使用するとよい。システム制御部50は、ファイルを生成する処理を終了するとその後、本ファイル保存処理2を終了する。
なお、上述のS904の説明では、S714にて指定された編集対象となる指定範囲のフレームのうち、代表画像に対応するフレームが閾値(例えば10%)よりも後方にある場合に、編集前の代表画像を代表画像とした(すなわち代表画像を変更しない)。しかし、S714にて指定された編集対象となる指定範囲のフレームに代表画像に対応するフレームが含まれる場合、当該指定範囲内における代表画像に対応するフレームの位置に関わらず、編集前の代表画像を代表画像とし(代表画像を変更しない)てもよい。このようにすれば、代表画像フレームが編集対象となる指定範囲内である場合の処理を軽減しつつ、適切な代表画像を提供することができる。
以下、上述の本実施形態に係る効果について整理する。
図6(a)に示したグループRAW画像は上述のように撮影時のSW2押下時のフレームが代表画像に対応するようにしている。そのため、複数フレームを指定した編集処理を行って保存する場合に、指定範囲に応じて代表画像を更新しないと、編集後のグループRAW画像に対して適切に代表画像を更新できない場合がある。例えば、グループRAW画像を更新しなくてもよい場合に更新してしまったり、編集後のグループRAW画像に含まれない画像が代表画像になってしまったりするなど、所望とは異なるフレームが代表画像になる場合がある。本実施形態では、ファイル保存処理においてS905~S907のように新代表画像の決定処理を行うことで、編集後のグループRAW画像に適した代表画像を格納することが可能となる。また、S904で代表画像フレームが指定範囲の後方にあると判断した場合は、編集後の指定範囲内に編集前の代表画像に対応する画像が含まれていたとしても、適切な代表画像がグループRAW画像の前半にあると判断して更新するようにした。このようにすることで、グループRAW画像に格納される代表画像を適切な代表画像に変更することが可能となる。
また、図6(a)で示したグループRAW画像は、上述のように撮影時には画像圧縮等の処理を端折る必要があるため、表示用の画像としては高画質のJPEGを含んでいない。そのため、1フレームを選択した際に、現像処理を行わずファイル保存を行った場合には、図6(b)のmdatに示すフレーム21のデータのように表示用画像とRAWデータだけとなってしまう。これだけでは、この切り出したRAWデータとしては別途処理を行ってRAW現像を行わないと高品位の表示用画像が生成されず、例えば表示画像を拡大してピントがあっているかどうかの確認を行う操作では操作数が多くなってしまう。
これに対し、上述の実施形態では、切り出し処理の過程でS705のように切り出すフレームに対応するRAWデータから現像処理を行うようにした。なお、これに対しS705で現像とファイル保存を同時に行うことも考えられるが、ファイル保存まで実行してしまうと、後で画像を拡大したときに誤ってピントがあっていないものを切り出してしまう可能性もあり、手戻りが生じる可能性がある。そのため、S705とS711のように現像処理とファイル保存処理のタイミングを分け、そのうえで現像処理とファイル保存処理の過程の間で拡大再生して画像の詳細を確認できるようにした。そして、ファイル保存時には前段の現像処理で生成した高品位の画像に差し替えるようにする。つまり、現像処理で生成し、メモリに記憶していた画像とファイル保存後の表示用画像が同じものになる。
このようにすることで、ユーザはファイル保存前に画質確認を行うことができ、ユーザが意図しないフレームを切り出してしまう可能性を低減することができる。また、無駄な処理時間も少なくすることも可能となる。
以上説明したように、本実施形態では、上述のグループ再生処理、ファイル保存処理1、及びファイル保存処理2の各処理によって、撮影指示の前後に連続して撮影された複数の画像を切り出す際の操作性を向上させることができるようになる。具体的に、フレーム選択(S702)時はスムーズな操作ができ、かつファイル保存前に拡大(S709)して画質確認ができるようになる。すなわち、ユーザは意図しないフレームを切り出してしまう可能性が低くなり、画像を選択して切り出して確認するといった操作全体の時間(S704、S711の処理に重複処理がないため)も短縮可能になる。
そして、編集対象とする画像の範囲が複数である場合、編集対象として指定される範囲と代表画像に対応するフレームの関係を考慮して代表画像を更新(ファイル保存処理2のS905~907)するようにした。これにより、効果の整理において上述したように、編集後のグループRAW画像に対して適切な代表画像に変更することが可能となる。換言すれば、撮影指示の前後に連続して撮影された複数の画像から画像又は連続範囲を切り出す場合に、対応する代表画像を適切な代表画像にすることが可能になる。
なお、S711のファイル保存処理は、S710においてRAW保存512を選択した場合を例に説明した。一方、JPEG保存を選択した場合のファイル保存処理は、RAW保存を選択した場合のファイル保存処理よりも単純となる。具体的には、一時的にメモリ32に記憶された表示用JPEGをコピーするようにすればよい。この場合に生成されるファイル構成を図6(e)に示している。このように実行する場合、ファイル保存処理には従来技術に比べて処理時間を低減可能なメリットがある。
また、S714で複数フレームを指定する場合に、RAW画像に対する現像を行わない例を示した。これは、グループRAW画像を複数範囲で切り出す主なユースケースは、不要なフレームの削除であり、60フレーム存在する中の前半や後半は意図しないフレームが含まれていることも多いことを考慮したものである。上述のグループRAW画像は全てのフレームにRAWデータを含んでいるため、ファイルの容量が膨大になる可能性が高く、記憶容量を節約するニーズが生じ得る。そこで、複数枚指定(複数枚きりだし)の用途は一枚一枚ピント確認をするユースケースが少ないため、RAW画像の現像処理(高品位な画像を生成する現像処理)を行わないようにした。一方、複数枚選択の切り出し処理でも一枚一枚高品位のJPEG画像を生成したいという場合のために、複数指定した枚数によって現像処理の有無を切り替えるようにしてもよい。すなわち、編集対象として所定数より多くの画像を指定した場合に現像処理を行わないようにし、編集対象として所定数以下の画像を指定した場合は、一枚一枚RAW画像の現像処理を行うようにしてもよい。
更に、本実施形態では、グループRAW画像からの切出し処理を例に説明したが、動画のRAWファイルにおいても同様の処理を適用してもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
22…撮像部、50…システム制御部、61…シャッターボタン

Claims (13)

  1. 撮影指示の前後に撮影された連続する複数の画像であって、前記撮影指示のタイミングで撮影された画像が代表画像と対応する、複数の画像を取得する取得手段と、
    前記複数の画像のうち、編集対象とする画像を指定する指定手段であって、前記複数の画像のうち、編集対象とする画像の範囲を指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれる場合は、編集処理において代表画像を変更しないように制御し、前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれない場合は、編集処理において代表画像を前記指定手段により指定された編集対象の画像に含まれる画像と対応する画像に変更するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする編集装置。
  2. 前記制御手段は、前記指定手段により指定された編集対象の画像が所定数よりも少ない場合は、前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれるか否かに関わらず、編集処理において代表画像を更新する、ことを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
  3. 前記制御手段は、前記指定手段により編集対象として1つの画像が指定された場合は、前記指定手段により指定された編集対象の画像が前記代表画像に対応する画像であるか否かに関わらず、編集処理において代表画像を更新する、ことを特徴とする請求項1に記載の編集装置。
  4. 前記制御手段は、前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれる場合は、前記指定手段により指定された編集対象の画像における前記代表画像に対応する画像の位置に関わらず、編集処理において前記代表画像を更新しない、ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の編集装置。
  5. 前記制御手段は、前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれる場合は、
    前記代表画像に対応する画像の位置が前記指定手段により指定された編集対象の画像のうちの所定の閾値以前の位置であるときには、編集処理において前記代表画像を更新せず、
    前記代表画像に対応する画像の位置が前記指定手段により指定された編集対象の画像のうちの前記所定の閾値より後方の位置であるときには、編集処理において前記代表画像を前記指定手段により指定された編集対象の画像のうちの前記所定の閾値以前の位置の画像と対応する画像に更新することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の編集装置。
  6. 前記制御手段は、前記代表画像を前記指定手段により指定された編集対象の画像のうちの前記所定の閾値以前の位置の画像に更新するときには、前記代表画像を前記指定手段により指定された編集対象の画像の先頭の位置の画像と対応する画像に更新することを特徴とする請求項に記載の編集装置。
  7. 前記制御手段は、前記指定手段により指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれない場合は、編集処理において前記代表画像を、前記指定手段により指定された編集対象の画像のうち、前記代表画像に対応する画像の位置に最も近い位置の画像と対応する画像に更新することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の編集装置。
  8. 前記制御手段は、前記代表画像に対応する画像の位置が前記指定手段により指定された編集対象より後方の位置であるときには、編集処理において前記代表画像を前記指定手段により指定された編集対象の画像のうちの末尾の画像と対応する画像に更新し、前記代表画像に対応する画像の位置が前記指定手段により指定された編集対象の画像より前の位置であるときには、編集処理において前記代表画像を前記指定手段により指定された編集対象の画像のうちの先頭の画像と対応する画像に更新することを特徴とする請求項に記載の編集装置。
  9. 前記撮影指示の前後に撮影された連続する複数の画像は、該複数の画像のうちの前記代表画像の位置を記録した代表画像情報と共に1つのファイルに含まれ、
    前記制御手段は、前記代表画像を更新した場合には、前記代表画像情報を、更新した後の代表画像に対応する画像の位置に基づいて更新することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の編集装置。
  10. 前記撮影指示の前後に撮影された連続する複数の画像のそれぞれは、RAW画像であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の編集装置。
  11. 前記制御手段は、前記指定手段により指定された編集対象の画像が1つの画像である場合は、前記1つの画像であるRAW画像を現像した画像を表示手段に表示するように制御することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の編集装置。
  12. 取得手段が、撮影指示の前後に撮影された連続する複数の画像であって、前記撮影指示のタイミングで撮影された画像が代表画像と対応する、複数の画像を取得する取得工程と、
    指定手段が、前記複数の画像のうち、編集対象とする画像を指定する指定工程であって、前記複数の画像のうち、編集対象とする画像の範囲を指定する指定工程と、
    制御手段が、前記指定工程において指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれる場合は、編集処理において代表画像を変更しないように制御し、前記指定工程において指定された編集対象の画像に前記代表画像に対応する画像が含まれない場合は、編集処理において代表画像を前記指定工程において指定された編集対象の画像に含まれる画像と対応する画像に変更するように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする編集装置の制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1から11のいずれか1項に記載の編集装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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