JP2017191666A - 燃料電池装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】補機類による電力消費を抑制し、より高い効率で発電を行うことのできる燃料電池装置を提供する。【解決手段】燃料電池装置10は、原燃料ガス及び水蒸気の供給を受けて水蒸気改質を行い、これにより燃料ガスを生成する改質器120と、燃料ガスの供給を受けて発電するセルスタック110と、発電に寄与することなくセルスタック110から排出された残余の燃料ガス、である残余燃料を吸引し、当該残余燃料を前記改質器120に送り込むエジェクタ20と、を備える。エジェクタ20は、改質器120に供給される水蒸気の流れを利用して残余燃料を吸引し、水蒸気と共に残余燃料を改質器120に送り込むように構成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、燃料電池装置に関する。
燃料電池装置は、燃料ガス及び酸化剤ガスが有する化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する発電装置である。その発電効率は非常に高く、また排出されるガスも比較的クリーンであることから、次世代の発電装置として注目されている。
燃料電池装置は、既存インフラから得られる原燃料ガス(都市ガス、LPG等)を改質して水素を生成する改質器を備えるのが一般的となっている。改質器の内部には改質触媒が配置されている。改質器では、供給された原燃料ガス及び水蒸気が高温の改質触媒に触れることで水蒸気改質反応が生じ、水素が生成される。当該水素を含有するガスが、燃料ガスとして改質器からセルスタックへと供給される。
セルスタックから排出される残余の燃料ガス(以下、「残余燃料」とも称する)には、水素及び水蒸気が含まれている。そこで、残余燃料を再び改質器に戻すような流路を設けて、残余燃料に含まれる水素及び水蒸気を水蒸気改質のために再利用することが行われている(例えば下記特許文献1を参照)。このような構成の燃料電池装置では、原燃料ガスが有していた化学エネルギーが更に有効に利用される。
残余燃料を再び改質器に戻すために、下記特許文献1に記載の燃料電池装置では、改質器に原燃料ガスを供給するための流路の途中にエジェクタが配置されている。当該エジェクタには、セルスタックから排出された残余燃料を戻すための配管が接続されている。エジェクタの内部では、改質器に向かう原燃料ガスの流れによって残余燃料が引き込まれ、原燃料ガスの流れに合流する。その後、残余燃料は原燃料ガスと共に改質器に供給され、再び水蒸気改質反応に供される。
エジェクタは、ノズルの先端に形成された微小な径の開口から駆動流体を噴出し、駆動流体の高速な流れによって被駆動流体を内部に吸引するような構成となっている。上記特許文献1に記載の燃料電池装置では、上記の駆動流体として原燃料ガスがエジェクタに供給され、上記の被駆動流体として残余燃料がエジェクタに吸引される。このため、原燃料ガスは、ブロアやコンプレッサによって加圧された後にエジェクタに供給されると考えられる。
しかしながら、気体である原燃料ガスを圧縮する際におけるブロア等の動作負荷は比較的大きい。このため、ブロア等を含む補機類の駆動のために消費される電力によって、燃料電池装置の全体における発電効率が低下してしまう。発電効率を高めるためには、補機類の動作負荷をより小さくする必要がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、補機類による電力消費を抑制し、より高い効率で発電を行うことのできる燃料電池装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る燃料電池装置は、原燃料ガス及び水蒸気の供給を受けて水蒸気改質を行い、これにより燃料ガスを生成する改質器と、燃料ガスの供給を受けて発電するセルスタック(110)と、発電に寄与することなくセルスタックから排出された残余の燃料ガス、である残余燃料を吸引し、当該残余燃料を改質器に送り込む再循環装置(20,20A,20B,20C,40)と、を備える。再循環装置は、改質器に供給される水蒸気の流れを利用して残余燃料を吸引し、水蒸気と共に残余燃料を改質器に送り込むように構成されている。
このような燃料電池装置では、エジェクタのような再循環装置が、水蒸気の流れを利用して残余燃料を吸引するように構成されている。再循環装置に水蒸気を送り込むための補機類としては、例えば、加熱される前の液体の水を送り出すポンプを用いることができる。この場合、原燃料ガス等の気体がコンプレッサにより送り出されるような構成に比べると、補機類の動作負荷を著しく低減することができる。その結果、補機類による電力消費を抑制し、これにより燃料電池装置の発電効率を高めることができる。
本発明によれば、補機類による電力消費を抑制し、より高い効率で発電を行うことのできる燃料電池装置が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。第1実施形態に係る燃料電池装置10は、セルスタック110と、燃焼器130と、改質器120と、エジェクタ20と、を備えている。
セルスタック110は、複数の単セル(不図示)の集合体である。それぞれの単セルは、固体酸化物形の燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC)であって、平板状の固体電解質の一方側の面に燃料極(アノード)が形成され、他方側の面に空気極(カソード)が形成された構成となっている。これら燃料極及び空気極は、いずれも導電性のセラミックスで形成された多孔質体である。
セルスタック110には、配管156と、配管164とが接続されている。配管156は、後述の改質器120において生成された水素含有ガス(以下、「燃料ガス」とも称する)をセルスタック110に供給するための配管である。配管156を通ってセルスタック110に供給された燃料ガスは、それぞれの単セルの燃料極に到達し、発電に供される。
配管164は、後述の空気ブロア162から送り込まれた発電用の空気(酸化剤)をセルスタック110に供給するための配管である。配管164を通ってセルスタック110に供給された空気は、それぞれの単セルの空気極に到達し、発電に供される。
燃焼器130は、発電に寄与することなくセルスタック110から排出された残余の燃料ガス(以下、「残余燃料」とも称する)を燃焼させるためのバーナーである。燃焼器130には、配管157と、配管165と、配管191とがそれぞれ接続されている。
配管157は、セルスタック110から排出された残余燃料を燃焼器130に供給するための配管である。配管157は、一端がセルスタック110に接続されており、他端が燃焼器130に接続されている。
配管165は、発電に寄与することなくセルスタック110から排出された残余の空気を、燃焼器130に供給するための配管である。配管165は、一端がセルスタック110に接続されており、他端が燃焼器130に接続されている。
燃焼器130では、配管157を通った残余燃料と、配管165を通った残余の空気との混合気体が燃焼し、高温の燃焼排ガスが生じる。配管191は、このように生じた燃焼排ガスを外部に排出するための配管である。配管191は、その一端が燃焼器130に接続されている。また、配管191の他端側は2つの配管(配管192、配管195)に分岐している。
配管192は、配管191の下流側端部と後述の熱交換器180とを繋ぐ配管である。配管192を通って熱交換器180に供給された燃焼排ガスは、熱交換器180における熱交換に供された後、配管194を通って外部に排出される。
配管195は、配管191の下流側端部と後述の熱交換器170とを繋ぐ配管である。配管195を通って熱交換器170に供給された燃焼排ガスは、熱交換器170における熱交換に供された後、配管196を通って外部に排出される。
改質器120は、原燃料ガス(都市ガス)及び水蒸気の供給を受けて水蒸気改質を行い、これにより燃料ガスを生成するものである。改質器120には、配管156の上流側端部が接続されている。また、改質器120には、配管155の下流側端部も接続されている。配管155は、改質器120に原燃料ガス及び水蒸気等を供給するための配管である。配管155の上流側端部は、エジェクタ20の排出口231に接続されている。エジェクタ20の構成については後に説明する。
改質器120の内部には、アルミナの球体表面にニッケル等の触媒金属を担持させてなる改質触媒(不図示)が多数充填されている。配管155を通った原燃料ガス及び水蒸気が改質器120に供給されると、これらが改質触媒に触れることによって水蒸気改質反応が生じ、燃料ガスが生成される。既に述べたように、燃料ガスは、配管156を通ってセルスタック110に供給される。
尚、改質器120において水蒸気改質反応が生じるためには、改質器120及び内部の改質触媒が高温(約700℃)となっている必要がある。また、水蒸気改質反応は吸熱反応であるため、反応を維持するためには、外部から改質器120に対して継続的に熱が加えられる必要がある。本実施形態では、燃焼排ガスが通る配管192の一部が改質器120の近傍に配置されている。具体的には、配管192の一部が改質器120の外壁面に接しており、配管192を通る燃焼排ガスの熱が改質器120に伝達されるような構成となっている。燃焼排ガスの熱によって、改質器120の内部における水蒸気改質反応が維持される。
セルスタック110に供給される空気の流れについて説明する。空気は、空気供給源160から配管161を通って燃料電池装置10に供給され、空気ブロア162によってセルスタック110に送り込まれる。配管161は、空気供給源160と空気ブロア162とを繋ぐ配管である。本実施形態においては、空気供給源160は大気である。
空気ブロア162とセルスタック110との間には、熱交換器180が設けられている。空気ブロア162と熱交換器180との間は配管163で繋がれており、熱交換器180とセルスタック110との間は配管164で繋がれている。熱交換器180は、配管192を通る高温の燃焼排ガスと、配管163を通る空気との間で熱交換を行わせることにより、空気を加熱するための熱交換器である。空気は、熱交換器180において加熱されその温度を上昇させた後に、配管164を通ってセルスタック110に供給される。
改質器120に供給される水蒸気の流れについて説明する。水蒸気の原料となる液体の水は、水供給源150から配管151を通って燃料電池装置10に供給され、水供給ポンプ152によって改質器120側に送り込まれる。水供給ポンプ152は、液体の水を加圧して下流側に送り出すための装置(水供給装置)である。
水供給ポンプ152と改質器120との間は直結されておらず、両者の間には熱交換器170とエジェクタ20とが配置されている。本実施形態では、水供給源150は給水タンクである。
水供給ポンプ152と熱交換器170との間は配管153で繋がれており、熱交換器170とエジェクタ20との間は配管154で繋がれている。配管154の下流側端部は、エジェクタ20のうち供給口251に接続されている。
熱交換器170は、配管195を通る高温の燃焼排ガスと、配管153を通る水との間で熱交換を行わせることにより、水を加熱して水蒸気を生成するための熱交換器である。熱交換器170は、上記のように燃焼排ガスの熱によって水蒸気を生成し、当該水蒸気をエジェクタ20に供給する。熱交換器170は、本実施形態における「蒸発器」に該当するものである。
水は、熱交換器170において加熱され水蒸気となった後に、配管154を通ってエジェクタ20の供給口251に供給される。後に説明するように、エジェクタ20では、供給された水蒸気が内部において噴射される。これにより、配管143からの原燃料ガス、及び配管192からの残余燃料のそれぞれが、エジェクタ20の内部に吸引される。水蒸気、原燃料ガス、及び残余燃料は、混合された状態で配管155を通り改質器120に供給される。
このように、エジェクタ20は、発電に寄与することなくセルスタック110から排出された残余燃料を吸引し、当該残余燃料を改質器120に送り込むものとして機能する。エジェクタ20は、本実施形態における「再循環装置」に該当するものである。
改質器120に供給される原燃料ガスの流れについて説明する。原燃料ガスである都市ガスは、原燃料供給源140から配管141を通って燃料電池装置10に供給され、ガスブロア142によって改質器120側に送り込まれる。ただし、ガスブロア142と改質器120との間は直結されておらず、両者の間にはエジェクタ20が配置されている。本実施形態では、原燃料供給源140はガスメータである。
ガスブロア142とエジェクタ20との間は配管143で繋がれている。配管143の下流側端部は、エジェクタ20のうち第1吸引部260(後述)に接続されている。本実施形態では、ガスブロア142から送り込まれた原燃料ガスが、第1吸引部260からエジェクタ20の内部に吸引される。吸引された原燃料ガスは、エジェクタ20の内部において水蒸気等と混合され、配管155を通って改質器120に供給される。
セルスタック110と燃焼器130とを繋ぐ配管157は途中で分岐しており、分岐した配管158の下流側端部がエジェクタ20の第2吸引部270(後述)に接続されている。本実施形態では、配管157を流れる残余燃料の一部が、配管158をエジェクタ20に向かって流れた後、第2吸引部270からエジェクタ20の内部に吸引される。吸引された残余燃料は、エジェクタ20の内部において水蒸気及び原燃料ガスと混合され、配管155を通って改質器120に供給される。このような構成により、残余の燃料ガスに含まれる水蒸気や水素が、水蒸気改質や発電のために再利用される。
エジェクタ20の具体的な構成について、図2を参照しながら説明する。エジェクタ20は、駆動流体の流れを利用して被駆動流体を吸引する流体ポンプとして機能するものである。燃料電池装置10においては、配管154からエジェクタ20へと供給される水蒸気が駆動流体に該当する。また、配管143からエジェクタ20へと吸引される原燃料ガス、及び配管158からエジェクタ20へと吸引される残余燃料、のそれぞれが被駆動流体に該当する。エジェクタ20は、ケース200と、ノズル250と、第1吸引部260と、第2吸引部270と、を備えている。
ケース200は、内部に空間が形成された筒状の部材である。当該空間は直線状の流路として形成されている。図2では、ケース200の内部の空間において流体の流れる方向が点線の矢印DL1で示されている。ケース200は、流体の流れる方向に対して垂直な断面の形状が円形となっている。ただし、その直径(断面の内径及び外径)は、上記方向に沿った各部において異なっている。ケース200のうち上流側(図2では左側)の端部は、壁211により塞がれている。ケース200のうち下流側(図2では右側)の端部には、流体の出口である排出口231が形成されている。
ケース200は、本体部210と、混合部220と、ディフューザ部230と、を有しており、これらが一体となるように形成されている。本体部210は、ケース200のうち最も上流側の部分である。本体部210のうち混合部220側の部分はテーパー状に形成されており、下流側に行くほどその内径が小さくなっている。本体部210は、第1吸引部260や第2吸引部270を通ってエジェクタ20に吸引された被駆動流体を受け入れる部分となっている。
混合部220は、ケース200のうち本体部210よりも下流側の部分であり、ディフューザ部230よりも上流側の部分である。混合部220は円筒形状となっており、その内径は位置に寄らず概ね一定である。混合部220は、駆動流体と被駆動流体とが混合されながら流れる部分となっている。
ディフューザ部230は、ケース200のうち最も下流側の部分である。ディフューザ部230はテーパー状に形成されており、下流側に行くほどその内径が大きくなっている。ディフューザ部230は、混合部220を通過した流体(駆動流体及び被駆動流体)が、引き続きその圧力を上昇させながら流れる部分となっている。ディフューザ部230の下流側端部には、既に述べたように排出口231が形成されている。
ノズル250は、ケース200の内部において駆動流体を噴射するための部材である。ノズル250は略円筒形状となっており、その内部には直線状の空間が形成されている。当該空間が、駆動流体の流れる流路となっている。ノズル250の中心軸はケース200の中心軸に一致している。ノズル250は、ケース200の壁211を垂直に貫いた状態で、ケース200に対して固定されている。
ノズル250のうち上流側の端部は、ケース200の外側に向けて突出している。当該端部には、駆動流体の入口である供給口251が形成されている。ノズル250のうち下流側の端部近傍の部分はテーパー状に形成されており、下流側に行くほどその内径が小さくなっている。ノズル250の下流側の端部には、駆動流体の出口である噴射口252が形成されている。供給口251からノズル250に供給された駆動流体は、その流速を高めながらノズル250の内部を流れた後、ケース200の内部において噴射口252から噴射される。駆動流体が流れて噴射される方向は、混合部220及びディフューザ部230を流体が流れる方向、すなわち図2の矢印DL1で示される方向と同一である。以下では、当該方向のことを「噴射方向」とも称する。
第1吸引部260は円筒形状の配管であって、その一端がケース200のうち本体部210の側壁212に接続されている。第1吸引部260の内部空間と、本体部210の内部空間とは繋がっている。第1吸引部260は、エジェクタ20に吸引される被駆動流体をケース200の内部に導くための部分となっている。第1吸引部260の中心軸は、ケース200の中心軸に対して垂直に交差している。本実施形態では、第1吸引部260はケース200と一体に形成されている。第1吸引部260の下流側端部、すなわち第1吸引部260と側壁212との接続部分には、被駆動流体の出口である第1吸引口261が形成されている。
第2吸引部270は円筒形状の配管であって、その一端がケース200のうち本体部210の側壁212に接続されている。第2吸引部270が側壁212に接続されている位置は、第1吸引部260が側壁212に接続されている位置よりも噴射方向における下流側となっている。
第2吸引部270の内部空間と、本体部210の内部空間とは繋がっている。第1吸引部260と同様に、第2吸引部270は、エジェクタ20に吸引される被駆動流体をケース200の内部に導くための部分となっている。第2吸引部270の中心軸は、ケース200の中心軸に対して垂直に交差している。本実施形態では、第2吸引部270はケース200と一体に形成されている。第2吸引部270の下流側端部、すなわち第2吸引部270と側壁212との接続部分には、被駆動流体の出口である第2吸引口271が形成されている。
尚、エジェクタ20を噴射方向に沿って見た場合において、第1吸引部260の中心軸と、第2吸引部270の中心軸とのなす角は、0度であってもよくそれ以外の角度であってもよい。
ノズル250の噴射口252から駆動流体が噴射されると、駆動流体の流れに起因して、ケース200の内部における圧力は低下する。これにより、第1吸引部260及び第2吸引部270のそれぞれから被駆動流体が吸引され、本体部210の内部に流入する。吸引されたそれぞれの被駆動流体は、混合部220において駆動流体と合流し、駆動流体と混合されながら下流側に向かって流れる。その際、混合流体の圧力は、下流側に行くに従って次第に大きくなる。混合流体は、引き続き圧力を上昇させながらディフューザ部230を流れた後、排出口231から外部へと排出される。
図1に戻って説明を続ける。燃料電池装置10による発電が行われているときには、水供給ポンプ152によって液体の水が加圧され、蒸発器である熱交換器170に送り込まれる。水は、熱交換器170において加熱され、水蒸気となってノズル250に供給される。エジェクタ20の内部では、ノズル250の先端に形成された噴射口252から水蒸気が噴射される。当該水蒸気の流れによって、第1吸引部260からは原燃料ガスが吸引され、第2吸引部270からは残余燃料が吸引される。水蒸気、原燃料ガス、及び残余燃料は、エジェクタ20の混合部220において混合され、混合部220からディフューザ部230において昇圧された後に排出口231から排出される。その後、排出された混合流体は配管155を通って改質器120に供給される。
このように、エジェクタ20は、改質器120に供給される水蒸気の流れを利用して残余燃料を吸引し、水蒸気と共に残余燃料を改質器120に送り込むように構成されている。更に、エジェクタ20は、改質器120に供給される水蒸気の流れを利用して原燃料ガスをも吸引し、水蒸気及び残余燃料と共に原燃料ガスを改質器120に送り込むように構成されている。流体ポンプであるエジェクタ20が、残用燃料だけでなく原燃料ガスをも吸引するので、補機類(この場合はガスブロア142)の動作負荷が軽減されている。
尚、ガスブロア142の動作負荷を軽減する必要が無い場合には、配管143の下流側端部が、エジェクタ20ではなく配管155の途中に接続さているような態様としてもよい。つまり、エジェクタ20から排出された水蒸気及び残余燃料の流れに、原燃料ガスの流れが合流するような態様としてもよい。
ところで、エジェクタ20に供給される駆動流体としては、水蒸気に替えて例えば原燃料ガスを用いることも考えられる。しかしながら、本実施形態では、駆動流体として水蒸気を用いることにより、駆動流体を供給するために必要となる補機類(この場合は水供給ポンプ152)の動作負荷が軽減されている。この点について、図3を参照しながら説明する。
図3は所謂モリエル線図であって、その横軸は駆動流体の比エンタルピであり、その縦軸は駆動流体の圧力である。また、臨界点CPよりも左側に描かれた点線L1は飽和液線であり、臨界点CPよりも右側に描かれた点線L2は飽和蒸気線である。以下では、それぞれ「飽和液線L1」及び「飽和蒸気線L2」と表記する。
図3の状態点S01は、加圧及び加熱が行われる前における水の状態、すなわち、水供給ポンプ152によって加圧される前の水の状態を示す状態点である。また、状態点S04は、加圧及び加熱が行われた後における水(水蒸気)の状態、すなわち、駆動流体としてエジェクタ20に供給される直前における水蒸気の状態を示す状態点である。
本実施形態では既に述べたように、水は、加熱される前において先ず水供給ポンプ152によって加圧される。図3では、加圧された直後であって加熱されるよりも前における水の状態が、状態点S02として示されている。水供給ポンプ152の加圧により、水の状態は等エントロピ線CS1に沿って変化し、状態点S01から状態点S02へと移行する。
一般的に知られているように、モリエル線図のうち液体の領域(つまり、飽和液線L1よりも左側)における等エントロピ線CS1は、ほぼ縦軸と平行な線となる。このため、状態点S01から状態点S02に移行する際における比エンタルピの増加量Δh1は、比較的小さくなっている。増加量Δh1は、水供給ポンプ152が行った仕事、すなわち、水供給ポンプ152の動作負荷に該当する。
水供給ポンプ152によって加圧された後、水は、蒸発器である熱交換器170によって加熱され、水蒸気となる。既に述べたように、図3では、水蒸気となった水の状態が状態点S04として示されている。状態点S02から状態点S04に移行する際において、水(水蒸気)の圧力はほぼ一定である。
上記のような水の状態変化と比較するために、最初に水が加熱されて水蒸気となり、その後において水蒸気が加圧される場合の例について説明する。この場合であっても、最初の状態は状態点S01であり、最終的な状態は状態点S04である。
水の加熱が最初に行われる場合には、水の状態は状態点S01から状態点S03に移行する。このとき、水(水蒸気)の圧力はほぼ一定である。従って、状態点S03における水の圧力は、状態点S01と同じく低いままである。
その後、水の加圧が行われると、水の状態は等エントロピ線CS2に沿って変化し、状態点S03から状態点S04へと移行する。一般的に知られているように、モリエル線図のうち気体の領域(つまり、飽和蒸気線L2よりも右側)における等エントロピ線CS2は、等エントロピ線CS1に比べて右側に傾斜した線となる。このため、状態点S03から状態点S04に移行する際における比エンタルピの増加量Δh2は、比較的大きくなっている。
このように、水が水蒸気(つまり気体)となった後に加圧されるような構成においては、加圧に伴う水供給ポンプ152の動作負荷が大きくなってしまう。その結果、水供給ポンプ152における電力消費が大きくなり、燃料電池装置10の全体における発電効率が低下してしまう。駆動流体として他の気体(原燃料ガス等)を用いる場合であっても、同様の問題が生じる。
それに対し本実施形態では、水が液体となっている状態において先ず加圧を行う構成とすることで、駆動流体の圧力を上昇させるために必要な補機類(水供給ポンプ152)の電力消費を抑制している。このような電力消費の抑制は、エジェクタ20の駆動流体として水蒸気を用いることにより可能となるものである。
図1に戻って説明を続ける。エジェクタ20の内部では、ノズル250から駆動流体が噴射されることに伴い、内部の圧力分布が一様ではなくなる。エジェクタ20の内部における圧力は、噴射口252の近傍において最も低くなっており、噴射口252から遠ざかるほど高くなる傾向がある。このため、燃料電池装置10の動作中においては、第2吸引口271における圧力が、第1吸引口261における圧力よりも低くなっている。
本実施形態では、第2吸引部270に接続される配管158の内部圧力(残余燃料の圧力)の方が、第1吸引部260に接続される配管143の内部圧力(原燃料ガスの圧力)よりも低くなっている。つまり、低圧側の配管158が低圧側の第2吸引部270に接続されており、高圧側の配管143が高圧側の第1吸引部260に接続されている。本実施形態では、エジェクタ20の内部に生じている既存の圧力分布を利用することにより、配管158と配管143との間における圧力差が維持されている。圧力差を維持するために絞り等を設ける必要が無いので、流体が絞りを通過する際に生じるエネルギーロスが防止される。
尚、配管158の内部圧力の方が、配管143の内部圧力よりも高くなるような場合には、配管143を第2吸引部270に接続し、配管158を第1吸引部260に接続すればよい。
また、エジェクタ20の吸引効果のみによって原燃料ガスの供給が十分に行えるのであれば、ガスブロア142が備えられていない構成としてもよい。
本発明の第2実施形態について、図4を参照しながら説明する。本実施形態では、エジェクタ20Aの構成についてのみ第1実施形態と異なっており、他の構成については第1実施形態と同一である。
エジェクタ20Aにおいては、矢印DL1で示される噴射方向に沿った座標において、第1吸引部260が側壁212に接続されている位置と、第2吸引部270が側壁212に接続されている位置と、が互いに同一となっている。このため、ノズル250から駆動流体が噴射されているときには、第1吸引口261における圧力と、第2吸引口271における圧力と、が互いに同一となる。
例えば、配管158の内部圧力と、配管143の内部圧力とが概ね等しいような場合には、上記のようなエジェクタ20Aが用いられることとすればよい。このような構成であっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第3実施形態について、図5を参照しながら説明する。本実施形態では、エジェクタ20Bの構成、及びエジェクタ20Bへの配管の接続態様についてのみ第1実施形態と異なっており、他の構成については第1実施形態と同一である。
エジェクタ20Bは、第2吸引部270が設けられておらず、第1吸引部260のみが設けられている。また、第1吸引部260には合流部300(点線Aで囲まれた部分)が設けられている。
合流部300は、第1配管部310と、第2配管部320とを有している。第1配管部310は、概ね円筒形状に形成された配管であって、エジェクタ20Bの第1吸引部260に接続されている。第1配管部310の中心軸は、第1吸引部260の中心軸と一致している。
第1配管部310の内壁面312は、第1配管部310の長手方向における中央部分が中心軸側に突出している。つまり、第1配管部310は、内部に形成された流路の中央部分が絞られた形状となっている。
第2配管部320は円筒形状に形成された配管であって、その一端が第1配管部310の側面に接続されている。第2配管部320の中心軸は、第1配管部310の中心軸に対して垂直に交差している。第2配管部320の内部に形成された流路は、第1配管部310の内部に形成された流路と連通している。第1配管部310のうち第2配管部320が接続されている位置は、内部の流路(内壁面312)が絞られて最も狭くなっている位置となっている。
図示は省略するが、本実施形態では、第1配管部310の端部311には配管143が接続されており、第2配管部320の端部321には配管158が接続されている。配管143から原燃料ガスが供給されると、当該原燃料ガスは第1配管部310を通ってエジェクタ20Bの本体部210に供給される。第1配管部310の内部では、上記のように流路が絞られているので、原燃料ガスの流速が高められている。その結果、第2配管部320の内部の圧力が低下して、配管158からの残余燃料が第2配管部320内に吸引される。
つまり、合流部300は、第1配管部310における原燃料ガスの流れを利用して、第2配管部320の残余燃料を吸引するように構成されている。合流部300では、原燃料ガスの流れと残余燃料の流れとが、エジェクタ20B(再循環装置)に到達するよりも前において上記のように予め合流する。その結果、原燃料ガスと残余燃料との混合流体が、被駆動流体として合流部300からエジェクタ20Bに吸引される。
尚、配管158の内部圧力の方が、配管143の内部圧力よりも高くなるような場合には、第2配管部320の端部321に配管143を接続し、第1配管部310の端部311に配管158を接続すればよい。この場合、合流部300は、第1配管部310における残余燃料の流れを利用して、第2配管部320の原燃料ガスを吸引するものとして機能することとなる。このように、原燃料ガスと残余燃料とのうち圧力の高い方が端部311から流入し、圧力の低い方が端部321から流入するような構成とすることが望ましい。
また、合流部300に上記のようなベンチュリ管としての機能を持たせる必要が無い場合には、第1配管部310の流路における内径を一様としてもよい。
本発明の第4実施形態について、図6を参照しながら説明する。本実施形態では、エジェクタ20Cの構成、及びエジェクタ20Cへの配管の接続態様についてのみ第1実施形態と異なっており、他の構成については第1実施形態と同一である。
エジェクタ20Cは、被駆動流体が吸引される部分が第2吸引部270の1箇所のみとなっており、図2等に示されるような第1吸引部260を備えていない。エジェクタ20Cの構成は、この点においてのみエジェクタ20(図2)の構成と異なっており、その他の点においてはエジェクタ20の構成と同じである。
本実施形態に係る燃料電池装置10Cでは、図1の第1実施形態と同様に、配管158の下流側端部がエジェクタ20Cの第2吸引部270に接続されている。一方、配管143の下流側端部は、配管154の途中に接続されている。このため、再循環装置であるエジェクタ20Cに供給される水蒸気には、予め配管143からの原燃料ガスが混合されることとなる。本実施形態では、水蒸気及び原燃料ガスの混合流体が、駆動流体としてエジェクタ20Cに供給される。このような構成であっても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
尚、水蒸気の流れに原燃料ガスの流れを合流させるにあたっては、原燃料ガスを予め加熱しておくことが望ましい。例えば、燃焼器130から排出された燃焼排ガスとの熱交換により、原燃料ガスを予め加熱するような構成とすればよい。
本実施形態のように、再循環手段であるエジェクタに供給される駆動流体には、水蒸気以外の流体が含まれていてもよい。同様に、エジェクタに吸引される被駆動流体には、残余燃料や原燃料ガス以外の流体が含まれていてもよい。
本発明の第5実施形態について、図7を参照しながら説明する。本実施形態では、エジェクタ20に替えて圧縮機40が用いられている点において第2実施形態と異なっている。
圧縮機40は、本実施形態に係る燃料電池装置10Dにおいて、エジェクタ20と同様に再循環装置として機能するものである。圧縮機40は、第1容器410と、第2容器420と、第1羽根車41と、第2羽根車42と、を備えている。
第1容器410は、駆動流体を内部に受け入れるための容器である。第1容器410には、熱交換器170から伸びる配管154の端部が接続されている。第2容器420は、被駆動流体を吸引して受け入れるための容器である。第2容器420には、配管157から分岐して伸びる配管158の端部と、ガスブロア142から伸びる配管143の端部とが接続されている。また、第1容器410と第2容器420との間は、配管430によって接続されている。更に、第2容器420と改質器120との間は、配管155によって接続されている。
第1羽根車41は、外部(配管154)から供給される駆動流体の流れを受けて回転する羽根車である。第1羽根車41は、本実施形態における「第1回転部」に該当する。第1羽根車41は、第1容器410の内部に収納されている。第1容器410のうち配管154が接続されている部分は、第1羽根車41の中心軸からの距離が最も遠い部分となっている。このため、駆動流体である水蒸気は、第1羽根車41の外周側となる位置において第1羽根車41に当たり、第1羽根車41を回転させる。
また、第1容器410のうち配管430が接続されている部分は、第1羽根車41の中心軸と重なる部分となっている。このため、水蒸気は羽根車の外周側から中心に向かって流れた後、配管430を経由して第2容器420へと流入する。
第2羽根車42は、被駆動流体を吸引するために設けられた羽根車である。第2羽根車42は、第2容器420の内部に収納されている。第2羽根車42の中心軸は、第1羽根車41の中心軸と一致している。第1羽根車41と第2羽根車42との間は、シャフト43によって連結されている。シャフト43は円柱形状の部材であって、その中心軸は第1羽根車41等の中心軸と一致している。シャフト43は、第1容器410の一部及び第2容器420の一部を貫いており、これらによってその中心軸周りに回転自在な状態で支持されている。
このため、第1羽根車41が駆動流体の流れによって回転すると、シャフト43及び第2羽根車42も同時に回転する。第2羽根車42の回転によって、第2容器420の内部には、配管158からの残余燃料、配管143からの原燃料ガス、のいずれもが吸引される。更に、第2容器420の内部には、配管430を通った水蒸気も流入する。
第2容器420のうち配管155が接続されている部分は、第2羽根車42の中心軸からの距離が最も遠い部分となっている。また、第2容器420は、吸引された残余燃料、原燃料ガス、及び水蒸気が、第2羽根車42の中心軸側から外周側に向かって流れるように構成されている。残余燃料、原燃料ガス、及び水蒸気の混合流体は、第2羽根車42の回転によって圧縮され昇圧されながら外周側に向かって流れる。その後、配管155を通って改質器120に供給される。
このように、第2羽根車42は、第1羽根車41と共に回転することにより外部から被駆動流体(残余燃料及び原燃料ガス)を吸引し、駆動流体(水蒸気)と共に被駆動流体を圧縮して送り出す「第2回転部」に該当する。
本実施形態のように、再循環装置としてエジェクタ以外の装置を用いた場合でも、第1実施形態と同様の効果を奏する。
尚、圧縮機40の吸引効果のみによって原燃料ガスの供給が十分に行えるのであれば、ガスブロア142が備えられていない構成としてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10,10C,10D:燃料電池装置
20,20A,20B,20C:エジェクタ
40:圧縮機
41:第1羽根車
42:第2羽根車
110:セルスタック
120:改質器
130:燃焼器
152:水供給ポンプ
170:熱交換器(蒸発器)
300:合流部
20,20A,20B,20C:エジェクタ
40:圧縮機
41:第1羽根車
42:第2羽根車
110:セルスタック
120:改質器
130:燃焼器
152:水供給ポンプ
170:熱交換器(蒸発器)
300:合流部
Claims (9)
- 原燃料ガス及び水蒸気の供給を受けて水蒸気改質を行い、これにより燃料ガスを生成する改質器(120)と、
燃料ガスの供給を受けて発電するセルスタック(110)と、
発電に寄与することなく前記セルスタックから排出された残余の燃料ガス、である残余燃料を吸引し、当該残余燃料を前記改質器に送り込む再循環装置(20,20A,20B,20C,40)と、を備え、
前記再循環装置が、前記改質器に供給される水蒸気の流れを利用して残余燃料を吸引し、水蒸気と共に残余燃料を前記改質器に送り込むように構成されている燃料電池装置。 - 液体の水を加圧して送り出す水供給装置(152)と、
前記水供給装置から送り出された水を加熱して水蒸気を生成し、当該水蒸気を前記再循環装置に供給する蒸発器(170)と、を更に備える、請求項1に記載の燃料電池装置。 - 残余燃料を燃焼させて燃焼排ガスを生じさせる燃焼器(130)を更に備え、
前記蒸発器は、前記燃焼器から供給される燃焼排ガスの熱によって水蒸気を生成する、請求項2に記載の燃料電池装置。 - 前記再循環装置は、前記改質器に供給される水蒸気の流れを利用して原燃料ガスをも吸引し、水蒸気及び残余燃料と共に原燃料ガスを前記改質器に送り込むように構成されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記再循環装置に吸引される残余燃料及び原燃料ガスを、前記再循環装置に到達する前において予め合流させる合流部(300)を更に備える、請求項4に記載の燃料電池装置。
- 前記合流部は、
残余燃料及び原燃料ガスのうち一方の流れを利用して、他方を吸引するように構成されている、請求項5に記載の燃料電池装置。 - 前記再循環装置に供給される水蒸気には、予め原燃料ガスが混合されている、請求項1に記載の燃料電池装置。
- 前記再循環装置は、
外部から供給される駆動流体を内部で噴射し、噴射された駆動流体の流れによって外部から被駆動流体を吸引するエジェクタ(20,20A,20B,20C)として構成されている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の燃料電池装置。 - 前記再循環装置は、
外部から供給される駆動流体の流れによって回転する第1回転部(41)と、
前記第1回転部と共に回転することにより外部から被駆動流体を吸引し、駆動流体と共に被駆動流体を圧縮して送り出す第2回転部(42)と、を備えた圧縮機(40)として構成されている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の燃料電池装置。
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- 2016-04-12 JP JP2016079285A patent/JP2017191666A/ja active Pending
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