JP2017191032A - 張力計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】線材の張力を計測でき、かつセンサが破損し難い張力計測装置を提供する。
【解決手段】張力計測装置1において、線材100の張力を受けるように線材100に当接させられたときの線材100の張力の変化に応じて変位する変位部2と、変位部2の変位に応じて弾性変形する弾性体3と、弾性体3の弾性変形によって発生した熱流を検出する熱流センサ4とを備える構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、線材の張力を計測する張力計測装置に関する。
従来、ワイヤ等の線材の張力を制御するための技術が求められている。例えば、線材であるワイヤをボビンに巻き付ける自動巻線機においては、品質向上や作業効率の向上等のために、ボビンに供給されるワイヤの張力が常時均一とされることが要求される。
そこで、特許文献1に記載の技術では、ワイヤに対して所定の張力を与えるテンション制御装置を設けて、このテンション制御装置によって与えられるワイヤへの張力を適宜制御することにより、ワイヤの張力が常時均一とされるようにしている。具体的には、この特許文献1に記載のテンション制御装置は、ワイヤを支持するアームと、ワイヤに張力を与えるテンションローラと、テンションローラに回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構と、回転抵抗付与機構に指令を出すコントローラとを備える。この特許文献1に記載の技術では、ワイヤをアームによって支持することによりワイヤの張力を発生させる。また、コントローラからの指令に基づいて、回転抵抗付与機構によってテンションローラに回転抵抗を付与し、これにより、ワイヤの張力を随時変化させられるようになっている。そして、このコントローラによる指令は、自動巻線機の巻線作動中におけるワイヤの張力の経時変化が考慮されることで、ワイヤの張力が常時均一となるように設定されている。
すなわち、特許文献1に記載の技術では、アームで支持することでワイヤの張力を発生させ、テンションローラの回転を回転抵抗付与機構による回転抵抗付与によって調整することにより、ワイヤの張力を制御する。この特許文献1に記載のテンション制御装置は、以上で説明した制御を行うことによって、ワイヤの張力が常時均一となるように調整する。
特開昭64−41207号公報
上記したように、特許文献1に記載の技術では、アームで支持することでワイヤの張力を発生させ、テンションローラの回転を回転抵抗付与機構による回転抵抗付与によって調整することにより、ワイヤの張力を制御する。すなわち、特許文献1に記載のテンション制御装置は、アームによる支持抵抗と、テンションローラの回転抵抗という2つをコントロールすることにより、ワイヤの張力のかけ具合を調整する。このような方式では、例えば、アームの撓みや暴れなどによって制御に誤差が生じたり、回転抵抗付与機構によるテンションローラの制御に誤差が生じることで制御に誤差が生じたりする。このため、このテンション制御装置では、ワイヤの張力の制御を十分な精度で行うことはできていなかった。このことから、ワイヤの張力を測定することができる技術が望まれていた。
そこで、ワイヤの張力を測定する技術として、荷重を電気信号に変換することで荷重を検出するセンサ、いわゆるロードセルを用いるものがある。すなわち、ロードセルのセンシング部に線材を直接的に当接させて、線材の張力をセンシング部に直接受けさせる技術がある。しかしながら、この技術では、センシング部が線材の張力を直接受けるため、センサが破損し易いということが問題となっていた。
本発明は上記点に鑑みて、線材の張力を直接的に計測でき、かつセンサが破損し難い張力計測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1〜5に記載の発明では、張力計測装置において、線材(100)の張力を受けるように該線材に当接させられたときの該線材の張力あるいは張力の変化に応じて変位する変位部(2)と、変位部の変位に応じて弾性変形する弾性体(3)と、弾性体の弾性変形によって発生した熱流を検出する熱流センサ(4)とを備える構成とする。
この張力計測装置によれば、弾性体の変形による熱流の変化を熱流センサによって検出することで、線材の張力および張力の変化を測定することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す図である。 第1実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す別の図である。 第1実施形態における熱流センサを示す平面図である。 図3に示す熱流センサの図3中のIV-IV断面を示す図である。 第2実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す図である。 第2実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す別の図である。 第3実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す図である。 第3実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す別の図である。 第4実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す図である。 第4実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す別の図である。 他の実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す図である。 他の実施形態に係る張力計測装置の全体構成を示す別の図である。
以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に係る張力計測装置1について図1〜図4を参照して説明する。本実施形態に係る張力計測装置1は、ワイヤなどの線材100の張力を計測する装置である。この張力計測装置1は、例えば、ワイヤなどの線材100をボビンに巻き付ける自動巻線機において、ボビンに供給される線材100の張力の計測を行う用途などに用いられる。なお、図1は、計測開始時における張力計測装置1の全体構成を示す図であり、図2は、計測開始時よりも線材100の張力が高くなった時における張力計測装置1の全体構成を示す図である。また、図1中の符号Y1で示す矢印は、線材100の張力が図1の状態から高くなったときの弾性体3の変形方向を表している。
図1、図2に示すように、本実施形態に係る張力計測装置1は、変位部2と、弾性体3と、熱流センサ4と、板状部材5と、板状部材6と、張力算出部7と、表示部8とを備える。図1、図2に示すように、下から、板状部材6、熱流センサ4、弾性体3、板状部材5、変位部2の順に積層された構成とされている。
変位部2は、ワイヤなどの線材100の張力を受けるように線材100に当接させられる部分を有する部材である。変位部2は、線材100に当接させられたときの線材100の張力あるいは張力の変化に応じて変位する。図1、図2に示すように、本実施形態における変位部2は、基部2aと、ローラー部2bとを有する。
変位部2の基部2aは、弾性体3に対して直接的あるいは間接的に繋がることで、線材100の張力に応じた押圧力を弾性体3に対して与える部分である。ここでは一例として、変位部2の基部2aは、図1、図2に示すように、略立方体形状に形成され、弾性体3に対して板状部材5を介して繋がっている。変位部2の基部2aは、例えばステンレスなどの材料で構成される。板状部材5は、例えばステンレスなどの材料で構成される。
ローラー部2bは、回転可能に基部2aに支持された円筒状回転体である。ローラー部2bは、線材100に当接させられたときに回転することで、図1、図2中の矢印「線材の送られ向き」の向きに線材100を送る。ローラー部2bは、例えばデルリン樹脂などの材料で構成される。
基部2aおよびローラー部2bは、線材100の張力に応じて変位する。すなわち、本実施形態では、線材100の張力をローラー部2bが受けることにより、ローラー部2bと共に基部2aが、上記「線材の送られ向き」に交差する方向に変位する。そして、このように基部2aが変位することで、板状部材5を介して弾性体3に対して押圧力を与えることで、弾性体3が変形する。
弾性体3は、変位部2の変位に応じて弾性変形する部材である。すなわち、弾性体3は、線材100の張力あるいは張力の変化に応じて変位部2が変位したときに、変位部2の変位に応じて変形する。弾性体3は、例えばウレタンゴムなどの材料で構成される。弾性体3は、変位部2よりも弾性率が低い材料で構成されている。なお、弾性体3は、変位部2よりも弾性率が高い材料で構成されても良い。
熱流センサ4は、弾性体3の弾性変形による熱流を検出するセンサである。熱流センサ4は、弾性体3の弾性変形によって発生した熱流を検出できる位置に配置されている。具体的には、熱流センサ4は、弾性体3に当接させられている。そして、熱流センサ4は、弾性体3の内部から外部に向かう熱流に応じたセンサ信号を出力する。
本実施形態では一例として、熱流センサ4として、以下の構成のものが用いられている。すなわち、図3、図4に示すように、熱流センサ4は、絶縁基材40、表面保護部材41、裏面保護部材42が一体化され、この一体化されたものの内部で第1層間接続部材43、第2層間接続部材44が交互に直列に接続された構造を有する。なお、図3では、表面保護部材41を省略している。絶縁基材40、表面保護部材41、および裏面保護部材42は、それぞれ、可撓性を有する樹脂材料(例えば、熱可塑性樹脂)でフィルム状に構成されている。絶縁基材40は、その厚さ方向に貫通する複数の第1ビアホール401、第2ビアホール402が形成されている。第1ビアホール401には、熱電材料(例えば、金属、半導体など)で構成された第1層間接続部材43が埋め込まれている。第2ビアホール402には、第1層間接続部材43とは異なる熱電材料(例えば、金属、半導体など)で構成された第2層間接続部材44が埋め込まれている。また、絶縁基材40の表面40aには、表面導体パターン411が配置されている。この表面導体パターン411が、第1層間接続部材43および第2層間接続部材44のそれぞれの一方側を接続する接続部とされている。絶縁基材40の裏面40bには、裏面導体パターン421が配置されている。この裏面導体パターン421が、第1層間接続部材43および第2層間接続部材44のそれぞれの他方側を接続する接続部とされている。なお、以下において、第1、第2層間接続部材43、44の一方側すなわち表面保護部材41の側を、熱流センサ4の表側と称し、第1、第2層間接続部材43、44の他方側すなわち裏面保護部材42の側を、熱流センサ4の裏側と称する。
図1、図2に示すように、本実施形態では、このように構成された熱流センサ4が、熱流センサ4の表側に弾性体3が位置するように、配置されている。なお、熱流センサ4は、熱流センサ4の裏側に配置された板状部材6に固定された状態となっている。
本実施形態における熱流センサ4では、熱流センサ4に対して該熱流センサ4の厚さ方向に熱流が通過すると、該熱流センサ4の表側と裏側とで温度差が生じる。すなわち、熱流センサ4に対して該熱流センサ4の厚さ方向に熱流が通過すると、第1層間接続部材43および第2層間接続部材44の一方側の接続部と他方側の接続部とで温度差が生じる。これにより、ゼーベック効果によって、第1層間接続部材43および第2層間接続部材44において起電力が発生する。そして、熱流センサ4は、熱流センサ4の表側と裏側の間を流れる熱流に基づいて生じる起電力(例えば、電圧)をセンサ信号として出力する。本実施形態における熱流センサ4は、一例として、熱流センサ4の表側から裏側へ熱流が流れるときに正の起電力を発生させる構成とされている。
なお、弾性体3は、圧縮もしくは伸張されたときにはその内部において温熱を発し、また、外力が加えられて圧縮された状態から圧縮が解放されて、弾性変形により自然状態に戻るように復元したときにはその内部において冷熱を発する。また、熱流センサ4が発生させる起電力の絶対値の大きさと、弾性体3の変形(例えば、変形量あるいは変形量の変化量)には相関関係がある。すなわち例えば、基本的には、弾性体3の変形量が大きくなればなるほど、弾性体3の変形によって発生する熱流束が大きくなり、熱流センサ4の表側と裏側との温度差が大きくなる。このため、基本的には、弾性体3の変形量が大きくなればなるほど、第1層間接続部材43および第2層間接続部材44の一方側の接続部と他方側の接続部とで温度差が大きくなり、熱流センサ4が発生させる起電力の絶対値が大きくなる。
本実施形態における熱流センサ4は、上記のような構成であるため、単純な平面ではない形状の面(例えば、曲面)などに対してもフレキシブルに配置可能である。また、この熱流センサ4は、十分な起電力を出せるようにしつつ熱流センサ4の厚さを薄くすることができ、熱流センサ4の厚さを薄くすることで、熱流センサ4内の熱抵抗を低くさせて検出誤差を低くすることができるという利点もある。
張力算出部7は、熱流センサ4によって検出された弾性体3の弾性変形による熱流に基づいて、線材100の張力あるいは張力の変化を算出する装置である。具体的には、張力算出部7は、熱流センサ4が出力したセンサ信号すなわち熱流センサ4にて発生した起電力に基づいて、線材100の張力や張力の変化を算出する。張力算出部7は、例えばマイクロコンピュータ、記憶部としてのメモリ、その周辺回路にて構成される電子制御装置などである。なお、本実施形態では、メモリには、板状部材6が所定設置位置に置かれた場合の線材100の張力と熱流センサ4が発生させる起電力との対応関係に関するデータが格納されている。また、メモリには、線材100の張力の変化と熱流センサ4が発生させる起電力との対応関係に関するデータが格納されている。なお、メモリは、非電体的非遷移的記憶媒体である。
また、張力算出部7は、予め設定されたプログラムに従って所定の演算処理を行って、表示部8の作動を制御する。例えば、張力算出部7は、その制御により、線材100の張力やその変化などの情報の表示等を表示部8にさせる。
次に、本実施形態に係る張力計測装置1の作動について説明する。
図1に示すように、張力計測装置1を所定位置に配置して、張力計測装置1の変位部2に線材100を当接させる。このとき、張力計測装置1の変位部2の位置や線材100の張力に応じて、変位部2が変位して弾性体3がある程度圧縮させられた状態となる。これが、本実施形態における計測開始時の張力計測装置1の状態である。
計測開始時においては、まず、本張力計測装置1では、上記のように弾性体3が圧縮されることで、弾性体3の内部の不規則な分子構造が整列し、弾性体3の内部において温熱が発生する。これにより、弾性体3の内部から外部へ流れる熱流が生じ、該熱流が熱流センサ4の表側に流れることで、熱流センサ4の表側と裏側とで温度差が生じる。そして、熱流センサ4によって、線材100の張力に対応したセンサ信号としての起電力が発生し、張力算出部7によって、該起電力に基づいた線材100の張力の算出がなされる。このとき、張力算出部7は、メモリに格納された線材100の張力と熱流センサ4が発生させる起電力との対応関係に関するデータを読み込んで、該データに基づいて線材100の張力を算出する。この線材100の張力が、計測開始時における線材100の張力(以下、単に初期張力と称する)としてメモリに記憶される。なお、本実施形態において、計測開始時における弾性体3の圧縮によって発生する熱流束は、時間の経過と共に外部に解放され、所定時間経過すると、熱流センサ4に検出されない程度にまで小さくなる。
そして、計測開始後に線材100の張力が高くなった場合には、図2に示すように、変位部2が図2中の下向きに変位し、これにより、弾性体3が計測開始時より大きく圧縮される。これにより、熱流センサ4によって、線材100の張力の変化の度合いに応じた起電力が発生し、張力算出部7によって、線材100の張力の上昇として算出される。このとき、張力算出部7は、この線材100の張力の上昇と上記初期張力とに基づいて、目下の線材100の張力(以下、単に第2期張力と称する)を算出する。なお、線材100の張力が所定値以上に高くなった場合には、線材100が略直線状となる。
また、弾性体3が圧縮された状態(例えば、計測開始時や、弾性体3が計測開始時より大きく圧縮された時の状態)から線材100の張力が低くなった場合には、変位部2が、計測開始時の状態に戻るように図2中の上向きに変位する。これにより、弾性体3の圧縮が解かれ、弾性体3が弾性変形により復元することで、弾性体3の内部において冷熱が生じる。これに伴い、熱流センサ4の表側の温度が下げられるため、結果として、線材100の張力が低くなる前と比較すると、熱流センサ4の表側と裏側の温度差が変わる。このため、熱流センサ4によって発生する起電力にも変化が生じ、この変化が、張力算出部7によって、線材100の張力の低下として検出される。このとき、張力算出部7は、この線材100の張力の低下と上記第2期張力とに基づいて、目下の線材100の張力を算出する。より具体的には、熱流センサ4によって発生する起電力は、線材100の張力が低くなる前に比べて、低くなる。なお、例えば、線材100の張力が低くなる前と後とで熱流センサ4の表側と裏側の温度差の正負が逆転する場合には、起電力の値の正負も逆転する。そして、張力算出部7は、検出された線材100の張力の変化を表示部8に表示させる。
このように、本張力計測装置1によれば、線材100の張力あるいは張力の変化に応じて変位部2が変位し、この変位部2の変位に応じて弾性体3が変形する。そして、本張力計測装置1では、この弾性体3の変形による熱流の変化を熱流センサ4によって検出することで、線材100の張力および張力の変化を測定することができる。また、本実施形態に係る張力計測装置1では、線材100の張力を熱流センサ4に直接受けさせるわけでは無く、弾性体3を熱流センサ4に当接させる構成であるため、上記したロードセルを用いる技術のような、センサが破損し易いという問題は生じ難い。
なお、本張力計測装置1によれば、自動巻線機が作動中で線材100が送られる最中であっても、線材100の張力や張力の変化を計測することができる。また、本張力計測装置1では、自動巻線機が停止中で線材100が静止しているときであっても、線材100の張力や張力の変化を計測することができる。
上記したように、本張力計測装置1は、線材100の張力を受けるように線材100に当接させられたときの線材100の張力あるいは張力の変化に応じて変位する変位部2と、変位部2の変位に応じて弾性変形する弾性体3と、弾性体3の弾性変形によって発生した熱流を検出する熱流センサ4とを備える。
本張力計測装置1によれば、線材100の張力あるいは張力の変化に応じて変位部2が変位し、この変位部2の変位に応じて弾性体3が変形する。そして、本張力計測装置1では、この弾性体3の変形による熱流の変化を熱流センサ4によって検出することで、線材100の張力および張力の変化を測定することができる。また、本実施形態に係る張力計測装置1では、線材100の張力を熱流センサ4に直接受けさせるわけでは無く、弾性体3を熱流センサ4に当接させる構成であるため、上記したロードセルを用いる技術のような、センサが破損し易いという問題は生じ難い。
また、本張力計測装置1では、変位部2は、線材100に当接させられたときに回転することで線材100を送るローラー部2bを有する。
このため、本張力計測装置1では、ローラー部2bによって線材100をスムーズに送ることを可能にしつつ、線材100の張力等を測定するために変位部2を変位させることができる。
(第2実施形態)
本開示の第2実施形態について図5、図6を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態において、変位部2の変位の仕方などを変更したものである。その他については基本的には第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。なお、図5、図6においては、張力算出部7、表示部8の図示が省略されている。また、図5中の符号Y2で示す矢印は、線材100の張力が図5の状態から変化したときの変位部2の変位方向を表している。また、図5中の符号Y3で示す矢印は、線材100の張力が図5の状態から高くなったときの弾性体3の変形方向を表している。
図5、図6に示すように、本実施形態に係る張力計測装置1は、変位部2、弾性体3、熱流センサ4、張力算出部7、および表示部8を備え、さらに、弾性体3を収容する筐体部9と、変位部2を筐体部9に支持させる支持機構10と、放熱器11と、板状部材12とを備える。
本実施形態における変位部2は、線材100に当接させられたときの該線材100の張力あるいは張力の変化に応じて、後述の支持機構10を支点として回転する。図5、図6に示すように、変位部2は、基部2cと、ローラー部2dとを有する。
図5、図6に示すように、変位部2の基部2cは、棒形状の部材によって構成されている。基部2cの先端にはローラー部2dが形成されている。変位部2の基部2cは、例えばステンレスなどの材料で構成される。また、ローラー部2dは、例えばデルリン樹脂などの材料で構成される。
ローラー部2dは、線材100を送るために変位部2の全体の回転とは独立の回転が可能に筐体部9に支持された円筒状回転体である。図5、図6に示すように、ローラー部2dは、線材100に当接させられたときに回転することにより、ローラー部2dに当接させられた線材100を図5、図6中の矢印「線材の送られ向き」の向きに送る。
図5、図6に示すように、本実施形態では、弾性体3は、板状部材12のうち変位部2に向けられた側の一面に配置されている。弾性体3は、変位部2の基部2cに当接させられるように配置されている。
図5、図6に示すように、本実施形態では、熱流センサ4は、板状部材12のうち変位部2に向けられた側の上記一面とは反対側の他面に配置されている。
図5、図6に示すように、支持機構10は、筐体部9によって変位部2を回転可能に支持させるための機構である。ここでは、支持機構10は、変位部2の回転の軸となる回転軸などを有する。この回転軸は、変位部2の基部2cに形成された貫通孔に挿入されている。本実施形態に係る張力計測装置1では、支持機構10からローラー部2dまでの距離が、支持機構10から変位部2の基部2cにおける弾性体3に当接させられる部分までの距離よりも長くなっている。すなわち、本実施形態に係る張力計測装置1は、支持機構10が支点とされ、変位部2の基部2cにおける弾性体3に当接させられる部分が作用点、ローラー部2dが力点とされ、てこの原理によって弾性体3を変形させる構成とされている。
放熱器11は、熱流センサ4の内部や周辺の熱を外部に放熱させるために放熱面積が大きく構成された放熱フィンなどである。図5、図6に示すように、放熱器11は、熱流センサ4における弾性体3に向けられた側とは反対側に配置されている。
板状部材12は、図5、図6に示すように、筐体部9に支持されており、一方側の面で弾性体3を支持している。なお、板状部材12の他方側の面には、熱流センサ4および放熱器11が固着されている。板状部材12は、例えばステンレスなどの材料で構成される。板状部材12が、線材100の張力によって弾性体3が弾性変形することで生じる力が熱流センサ4に作用しないように、変位部2と熱流センサ4との間に介在する介在部として機能する。本実施形態では、この介在部としての板状部材12が備えられていることで、熱流センサ4が破損し難いという利点がある。
このような構成とされた本張力計測装置1によれば、第1実施形態に係る張力計測装置1と同様、線材100の張力あるいは張力の変化に応じて、変位部2が変位する。そして、本張力計測装置1においても、この変位部2の変位に応じて弾性体3が変形し、この弾性体3の変形による熱流の変化を熱流センサ4によって検出することで、線材100の張力や張力の変化を測定することができる。
次に、本実施形態に係る張力計測装置1の作動について説明する。
図5に示すように、張力計測装置1を所定位置に配置して、張力計測装置1の変位部2に線材100を当接させる。このとき、本実施形態では、張力計測装置1の変位部2の位置や線材100の張力に応じて、変位部2が支持機構10を支点として回転することで弾性体3がある程度圧縮された状態となる。これが、本実施形態における計測開始時の張力計測装置1の状態である。
計測開始時においては、まず、本張力計測装置1では、上記のように弾性体3が圧縮されることで、弾性体3の内部の不規則な分子構造が整列し、弾性体3の内部において温熱が発生する。これにより、弾性体3の内部から外部へ流れる熱流が生じ、該熱流が熱流センサ4の表側に流れることで、熱流センサ4の表側と裏側とで温度差が生じる。そして、熱流センサ4によって、線材100の張力に対応したセンサ信号としての起電力が発生し、張力算出部7によって、該起電力に基づいた線材100の張力の算出がなされる。
そして、計測開始後に線材100の張力が高くなった場合には、図6に示すように、変位部2が、支持機構10を支点として図6中の下向きに回転し、これにより、弾性体3が計測開始時より大きく圧縮される。これにより、熱流センサ4によって、線材100の張力の変化の度合いに応じた起電力が発生し、張力算出部7によって、線材100の張力の上昇として算出される。なお、線材100の張力が所定値以上に高くなった場合には、線材100が略直線状となる。
また、弾性体3が圧縮された状態(例えば、計測開始時や、弾性体3が計測開始時より大きく圧縮された時の状態)から線材100の張力が低くなった場合には、変位部2が、計測開始時の状態に戻るように支持機構10を支点として図6中の上向きに回転する。これにより、弾性体3の圧縮が解かれ、弾性体3が弾性変形により復元することで、弾性体3の内部において冷熱が生じる。これに伴い、熱流センサ4の表側の温度が下げられるため、結果として、線材100の張力が低くなる前と比較すると、熱流センサ4の表側と裏側の温度差が変わる。このため、熱流センサ4によって発生する起電力にも変化が生じ、この変化が、張力算出部7によって、線材100の張力の低下として検出される。より具体的には、熱流センサ4によって発生する起電力は線材100の張力が、低くなる前に比べて、低くなる。なお、例えば、線材100の張力が低くなる前と後とで熱流センサ4の表側と裏側の温度差の正負が逆転する場合には、起電力の値の正負も逆転する。
このように、本張力計測装置1によれば、第1実施形態の場合と同様、線材100の張力および張力の変化を測定することができるという効果が得られる。
さらに、本実施形態に係る張力計測装置1では、線材100の張力を熱流センサ4に直接受けさせるわけでは無く、弾性体3を熱流センサ4に当接させる構成であると共に、変位部2と熱流センサ4との間に介在する板状部材12が備えられているため、熱流センサ4が破損し難い。
また、本実施形態に係る張力計測装置1では、線材100の張力によって変位部2を回転させ、回転する変位部2によって弾性体3を変形させる。すなわち、本実施形態に係る張力計測装置1では、てこの原理によって線材100の張力が大きな力に変換され、弾性体3の変形量を大きくすることができる。このため、支点(すなわち支持機構10)に対する作用点(すなわち変位部2の基部2cにおける弾性体3に当接させられる部分)の位置や力点(すなわちローラー部2d)の位置を調整することで、線材100の張力に対する弾性体3の変形量あるいは線材100の張力に対する熱流センサ4の起電力の対応関係を幅広く設定することができる。例えば、線材100の張力が小さくても弾性体3を大きく変形させたい場合には、変位部2における支点(すなわち支持機構10)と力点(すなわちローラー部2d)との距離を長くすれば良い。
(第3実施形態)
本開示の第3実施形態について図7、図8を参照して説明する。本実施形態は、第2実施形態における変位部2、弾性体3の構成などを変更したものである。その他については基本的には第2実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。なお、図7、図8においては、張力算出部7、表示部8の図示が省略されている。また、図7中の符号Y4で示す矢印は、線材100の張力が図7の状態から変化したときの変位部2の変位方向を表している。また、図7中の符号Y5〜Y8で示す矢印は、線材100の張力が図7の状態から高くなったときの弾性体3の変形方向を表している。
本実施形態における変位部2は、第2実施形態の場合と同様、基部2cと、ローラー部2dとを有する。図7、図8に示すように、本実施形態では、変位部2の基部2cは、棒形状部2caを有し、該棒形状部2caのうち一方側の先端にはローラー部2dが形成され、該棒形状部2caのうち反対側の先端には多面体形状部2cbが形成されている。ここでは一例として、変位部2の多面体形状部2cbは、立方体形状とされている。本実施形態では、変位部2の棒形状部2caおよび多面体形状部2cbは、後述の支持機構10を支点として一体的に回転する。変位部2の棒形状部2caは、例えばステンレスなどの材料で構成される。また、ローラー部2dは、例えばデルリン樹脂などの材料で構成される。また、変位部2の多面体形状部2cbは、例えばステンレスなどの材料で構成される。
図7、図8に示すように、本実施形態では、弾性体3は、多面体形状部2cbの周囲において複数設けられている。複数の弾性体3は、それぞれ、多面体形状部2cbの複数の面のうち対応する面の近傍に配置されている。すなわち、複数の弾性体3は、それぞれ、多面体形状部2cbが回転したときに多面体形状部2cbのうち対応する面に当接して変形させられる位置に配置されている。ここでは一例として、弾性体3は4個の球形状弾性体によって構成されている。そして、本実施形態では、変位部2の多面体形状部2cbが後述の支持機構10を支点として回転したときに、該回転に伴う多面体形状部2cbの各面の変位によって、4個の球形状弾性体がそれぞれ圧縮される。
なお、本実施形態では、板状部材12が廃されている。本実施形態では、筐体部9が、線材100の張力によって弾性体3が弾性変形することで生じる力が熱流センサ4に作用しないように、変位部2と熱流センサ4との間に介在する介在部として機能する。
次に、本実施形態に係る張力計測装置1の作動について説明する。
図7、図8に示すように、張力計測装置1を所定位置に配置して、張力計測装置1の変位部2に線材100を当接させる。このとき、本実施形態では、張力計測装置1の変位部2が、弾性体3をわずかに圧縮させる程度に、弾性体3に当接させられた状態となっている。これが、本実施形態における計測開始時の張力計測装置1の状態である。
計測開始時においては、まず、本張力計測装置1では、上記のように弾性体3がわずかに圧縮されている程度であるため、熱流センサ4にて発生する起電力は略ゼロとなる。
そして、計測開始後に線材100の張力が高くなった場合には、変位部2が、支持機構10を支点として図7中の符号AもしくはBの向きに回転する。ここでは、図8に示すように、符号Aの向きに回転し、これにより、弾性体3が計測開始時より大きく圧縮される。これにより、熱流センサ4によって、線材100の張力の変化の度合いに応じた起電力が発生し、張力算出部7によって、線材100の張力の上昇として算出される。なお、線材100の張力が所定値以上に高くなった場合には、線材100が略直線状となる。
また、弾性体3が圧縮された状態(例えば、計測開始時や、弾性体3が計測開始時より大きく圧縮された時の状態)から線材100の張力が低くなった場合には、変位部2が、支持機構10を支点として図7中の符号Bの向きに回転し、これにより、弾性体3の圧縮が解かれ、弾性体3が弾性変形により復元することで、弾性体3の内部において冷熱が生じる。これに伴い、熱流センサ4の表側の温度が下げられるため、結果として、線材100の張力が低くなる前と比較すると、熱流センサ4の表側と裏側の温度差が変わる。このため、熱流センサ4によって発生する起電力にも変化が生じ、この変化が、張力算出部7によって、線材100の張力の低下として検出される。より具体的には、熱流センサ4によって発生する起電力は、線材100の張力が低くなる前に比べて、低くなる。なお、例えば、線材100の張力が低くなる前と後とで熱流センサ4の表側と裏側の温度差の正負が逆転する場合には、起電力の値の正負も逆転する。
このように、本張力計測装置1によれば、第2実施形態の場合と同様、線材100の張力および張力の変化を測定するという効果が得られる。
また、本実施形態に係る張力計測装置1では、第2実施形態の場合と同様、熱流センサ4が破損し難いという効果も得られる。
また、本実施形態に係る張力計測装置1では、第2実施形態の場合と同様、線材100の張力に対する弾性体3の変形量あるいは線材100の張力に対する熱流センサ4の起電力の対応関係を幅広く設定することができるという効果も得られる。
さらに、本実施形態に係る張力計測装置1では、多面体形状部2cbの各面を利用して複数の弾性体3を効率よく変形できるため、熱流センサ4の起電力を効率的に大きくすることができる。
(第4実施形態)
本開示の第4実施形態について図9、図10を参照して説明する。本実施形態は、第2実施形態における弾性体3の数、熱流センサ4の数などを変更したものである。その他については基本的には第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分のみについて説明する。なお、図9、図10においては、張力算出部7、表示部8の図示が省略されている。また、図9中の符号Y9で示す矢印は、線材100の張力が図9の状態から変化したときの変位部2の変位方向を表している。また、図9中の符号Y10で示す矢印は、線材100の張力が図9の状態から高くなって変位部2が符号Dで示す矢印の方向に変位したときの弾性体3の変形方向を表している。また、図9中の符号Y10で示す矢印は、線材100の張力が図9の状態から高くなって変位部2が符号Cで示す矢印の方向に変位したときの弾性体3の変形方向を表している。
図9、図10に示すように、本実施形態では、弾性体3は、第1部3aおよび該第1部3aとは別の第2部3bを有する。弾性体3の第1部3aは、変位部2に対して変位部2の回転方向のうち一方の向きの側に配置され、弾性体3の第2部3bは、変位部2に対して変位部2の回転方向のうち他方の向きの側に配置されている。変位部2の回転方向のうち一方の向きは、図9中の符号Cの向きであり、変位部2の回転方向のうち他方の向きは、図9中の符号Dの向きである。
本実施形態では、板状部材12が廃され、図9、図10に示すように、板状部材13および板状部材14が備えられている。板状部材13および板状部材14は、それぞれ、筐体部9に固定されている。
図9、図10に示すように、弾性体3の第1部3aは、板状部材13と変位部2の基部2cとの間に配置されている。弾性体3の第1部3aは、板状部材13と変位部2の基部2cとによって圧縮されつつ挟まれている。同様に、弾性体3の第2部3bは、板状部材14と変位部2の基部2cとの間に配置されている。弾性体3の第2部3bは、板状部材14と変位部2の基部2cとによって圧縮されつつ挟まれている。
本実施形態では、熱流センサ4は、主に弾性体3の第1部3aの弾性変形による熱流を検出する第1検出部4aと、主に弾性体3の第2部3bの弾性変形による熱流を検出する第2検出部4bとで構成されている。第1検出部4aおよび第2検出部4bは、それぞれが、第1実施形態で説明した熱流センサ4と同様の構成とされている。すなわち、第1検出部4aは、第1検出部4aの表側から裏側へ熱流が流れるときに正の起電力を発生させる構成とされている。同様に、第2検出部4bは、第2検出部4bの表側から裏側へ熱流が流れるときに正の起電力を発生させる構成とされている。
図9、図10に示すように、熱流センサ4の第1検出部4aは、板状部材13における弾性体3に向けられた側とは反対側に配置されている。同様に、熱流センサ4の第2検出部4bは、板状部材14における弾性体3に向けられた側とは反対側に配置されている。熱流センサ4の第1検出部4aおよび第2検出部4bは、それぞれ、張力算出部7に電気的に接続され、張力算出部7と共に電子回路を構成している。熱流センサ4の第1検出部4aは、弾性体3の第1部3aにて熱流が発生した場合、弾性体3の第1部3aの変形量に応じた起電力を発生させる。熱流センサ4の第2検出部4bは、弾性体3の第2部3bにて熱流が発生した場合、弾性体3の第2部3bの変形量に応じた起電力を発生させる。
板状部材13は、線材100の張力によって弾性体3の第1部3aが弾性変形することで生じる力が熱流センサ4の第1検出部4aに作用しないように、変位部2と熱流センサ4の第1検出部4aとの間に介在する介在部として機能する。板状部材14は、線材100の張力によって弾性体3の第2部3bが弾性変形することで生じる力が熱流センサ4の第2検出部4bに作用しないように、変位部2と熱流センサ4の第2検出部4bとの間に介在する介在部として機能する。本実施形態では、これらの介在部としての板状部材13や板状部材14が備えられていることで、熱流センサ4が破損し難いという利点がある。
本実施形態では、張力算出部7は、熱流センサ4の第1検出部4aにて発生した起電力と、熱流センサ4の第2検出部4bにて発生した起電力に基づいて、線材100の張力あるいは張力の変化を算出する。より具体的には、一例として、本実施形態における張力算出部7は、熱流センサ4の第1検出部4aにて発生した起電力と、熱流センサ4の第2検出部4bにて発生した起電力との差に基づいて、線材100の張力あるいは張力の変化を算出する。
次に、本実施形態に係る張力計測装置1の作動について説明する。
図9、図10に示すように、張力計測装置1を所定位置に配置して、張力計測装置1の変位部2に線材100を当接させる。このとき、本実施形態では、張力計測装置1の変位部2が、弾性体3の第1部3aおよび第2部3bをある程度圧縮させつつ、弾性体3に当接させられた状態となっている。これが、本実施形態における計測開始時の張力計測装置1の状態である。
本実施形態では、計測開始時において、所定時間、張力計測装置1を放置することで、弾性体3の圧縮によって弾性体3の内部において生じた熱を十分に外部に解放させた状態とされている。すなわち、計測開始時においては、熱流センサ4の起電力が略ゼロとなっている。
そして、計測開始後に線材100の張力が高くなった場合には、図10に示すように、変位部2が、支持機構10を支点として図9中の符号Cまたは符号Dの向きに回転する。ここでは、変位部2は、図10に示すように、符号Cの向きに回転する。これにより、弾性体3の第2部3bが計測開始時より大きく圧縮されると共に、弾性体3の第1部3aは計測開始時よりも圧縮が解かれて復元する。これにより、弾性体3の第2部3bでは温熱が生じ、弾性体3の第1部3aでは冷熱が生じる。このため、熱流センサ4の第1検出部4aにて正の起電力が発生し、熱流センサ4の第2検出部4bにて負の起電力が発生する。そして、張力算出部7は、熱流センサ4の第1検出部4aにて発生した起電力と、熱流センサ4の第2検出部4bにて発生した起電力との差に基づいて、線材100の張力の変化を算出するので、張力算出部7によって算出される線材100の張力の変化の値は、計測開始時よりも高くなる。なお、弾性体3において圧縮時の温熱が残留している場合や周囲の温度環境などによって弾性体3が温熱を帯びている場合などには、熱流センサ4の第2検出部4bにおいても正の起電力が発生することもある。
本実施形態では、2個の熱流センサ(第1検出部4a、第2検出部4b)間の起電力の差に基づいて線材100の張力あるいは張力の変化を算出するので、1個の熱流センサの場合に比べて、張力算出部7にて算出された結果としての出力値が高くなるという利点がある。
また、図10の状態から線材100の張力が低くなった場合には、変位部2が、計測開始時の状態に戻るように支持機構10を支点として図9中の符号Cまたは符号Dの向きに回転する。ここでは、変位部2は、符号Dの向きに回転する。これにより、弾性体3の第2部3bの圧縮が解かれ、弾性体3の第2部3bが弾性変形により元の状態に戻るように復元する。これにより、弾性体3の第2部3bの内部において冷熱が生じるため、熱流センサ4の第2検出部4bにて発生する起電力が低くなる。また、弾性体3の第1部3aは圧縮されるため、弾性体3の第1部3aの内部において温熱が生じる。結果として、第1検出部4aと第2検出部4bの起電力の差の値は、小さくなり、典型的には負の値となる。このため、異常推定部7によってベルト100の張力の低下として算出される。
本張力計測装置1によれば、第2実施形態の場合と同様、線材100の張力および張力の変化を測定することができるという効果が得られる。
また、本実施形態に係る張力計測装置1では、第2実施形態の場合と同様、板状部材14が備えられているため、熱流センサ4が破損し難い。
また、本実施形態に係る張力計測装置1では、第2実施形態の場合と同様、線材100の張力に対する弾性体3の変形量あるいは線材100の張力の変化に対する熱流センサ4の起電力の対応関係を幅広く設定することができるという効果も得られる。
さらに、本実施形態では、2個の熱流センサ(第1検出部4a、第2検出部4b)間の起電力の差に基づいて線材100の張力あるいは張力の変化を算出するので、1個の熱流センサの場合に比べて、張力算出部7にて算出された結果としての出力値が高くなるという利点がある。基本的には、本実施形態では、1個の熱流センサの場合に比べて、2倍程度の出力値となる。
また、本実施形態では、2個の熱流センサ(第1検出部4a、第2検出部4b)間の起電力の差に基づいて線材100の張力あるいは張力の変化を算出するので、それぞれの起電力に含まれる温度ドリフトの分の出力値が差し引かれることで、温度ドリフトの影響が除かれた起電力の値を出力することができる。つまり、例えば、熱流センサ4が1個のみの場合は、熱流センサ4による起電力が高くなったとしても、それが線材100の張力が高くなって弾性体3が変形したことによるものなのか、外部の環境温度が高くなったことによるものなのか判断ができない。しかしながら、2個の熱流センサ(第1検出部4a、第2検出部4b)間の起電力の差に基づいて線材100の張力あるいは張力の変化を算出することで、外部の環境温度が高くなったことによる影響を除外しつつ、線材100の張力が高くなって弾性体3が変形したことを検出することができる。具体的には、本実施形態における熱流センサ4(すなわち、第1検出部4a、第2検出部4b)は、それぞれ、熱流センサ4の表側から裏側へ熱流が流れるときに正の起電力を発生させる構成とされると共に2個の熱流センサ(第1検出部4a、第2検出部4b)間の起電力の差に基づいて線材100の張力あるいは張力の変化を算出する。よって、本実施形態における張力計測装置では、第1検出部4aの裏側から表側に流れる熱流および第2検出部4bの裏側から表側に流れる熱流によって生じる温度ドリフトや、第1検出部4aの表側から裏側に流れる熱流および第2検出部4bの表側から裏側に流れる熱流によって生じる温度ドリフトの影響を除くことができる。なお、第1検出部4aの裏側から表側に流れる熱流および第2検出部4bの表側から裏側に流れる熱流によって生じる温度ドリフトの影響を除きたいのであれば、例えば、2個の熱流センサ(第1検出部4a、第2検出部4b)間の起電力の和に基づいて線材100の張力あるいは張力の変化を算出するか、あるいは、第2検出部4bの表側から裏側へ熱流が流れるときに第2検出部4bが正の起電力を発生させるようにすれば良い。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、第1〜第4実施形態では、変位部2にローラー部2b、2dを設けて、ローラー部2b、2dによって線材100を送るようにしていたが、変位部2にローラー部2b、2dを設けずに、線材100を変位部2に当接させて線材100を送るようにしても良い。つまり、例えば、図11、図12に示すように、変位部2における面2eに線材100を当接させつつ、線材100を送るようにしても良い。この場合、変位部2の面2eに当接させられた線材100が滑り易いように、該面2eは、その摩擦係数が低くなる構成とされることが好ましい。なお、図11、図12においては、張力算出部7、表示部8の図示が省略されている。また、図11中の符号Y15で示す矢印は、線材100の張力が図11の状態から高くなったときの弾性体3の変形方向を表している。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点では、張力計測装置において、線材の張力を受けるように該線材に当接させられたときの該線材の張力あるいは張力の変化に応じて変位する変位部と、変位部の変位に応じて弾性変形する弾性体と、弾性体の弾性変形によって発生した熱流を検出する熱流センサとを備える。
上記各実施形態の一部または全部で示された第2の観点では、第1の観点における張力計測装置において、さらに、弾性体を収容する筐体部と、筐体部によって変位部を回転可能に支持させるための支持機構とを備える。そして、変位部は、支持機構を支点として回転し、弾性体は、変位部が支持機構を支点として回転することによる変位部の変位に応じて弾性変形する。
この第2の観点によれば、支点(すなわち支持機構)に対する作用点(すなわち変位部の基部における弾性体に当接させられる部分)の位置や力点(すなわちローラー部)の位置を調整することで、線材の張力に対する弾性体の変形量あるいは線材の張力に対する熱流センサの起電力の対応関係を幅広く設定することができる。
上記各実施形態の一部または全部で示された第3の観点では、第2の観点における張力計測装置において、さらに、熱流センサによって検出された弾性体の弾性変形による熱流に基づいて、線材の張力を算出する張力算出部を備える。また、弾性体は、少なくとも第1部および該第1部とは別の第2部を有する。また、変位部は、変位部の回転の方向のうち一方の向きに回転したときには弾性体の第1部を圧縮させると共に第2部を復元させ、変位部の回転の方向のうち一方の向きとは逆の他方の向きに回転したときには弾性体の第1部を復元させると共に第2部を圧縮させる。また、熱流センサは、弾性体の第1部の弾性変形による熱流を検出する第1検出部と、弾性体の第2部の弾性変形による熱流を検出する第2検出部とを有する。また、張力算出部は、第1検出部にて発生した起電力と、第2検出部にて発生した起電力とに基づいて、線材の張力を算出する。
この第3の観点によれば、本実施形態では、2個の熱流センサ(第1検出部、第2検出部)間の起電力の差に基づいて線材の張力あるいは張力の変化を算出するので、1個の熱流センサの場合に比べて、張力算出部にて算出された結果としての出力値が高くなるという利点がある。
上記各実施形態の一部または全部で示された第4の観点では、第2または第3の観点における張力計測装置において、変位部が、線材に当接させられたときに回転することで線材を送るローラー部を有する。
この第4の観点によれば、ローラー部によって線材をスムーズに送ることを可能にしつつ、線材の張力等を測定するために変位部を変位させることができる。
上記各実施形態の一部または全部で示された第5の観点では、第1ないし第4のいずれか1つの観点における張力計測装置において、線材の張力によって弾性体が弾性変形することで生じる力が熱流センサに作用しないように、変位部と熱流センサとの間に介在する介在部を有する。
この第5の観点によれば、熱流センサが破損し難い。
1 張力計測装置
2 変位部
2b 変位部のローラー部
3 弾性体
4 熱流センサ
7 張力算出部
100 線材

Claims (5)

  1. 線材(100)の張力を受けるように該線材に当接させられたときの該線材の張力あるいは張力の変化に応じて変位する変位部(2)と、
    前記変位部の変位に応じて弾性変形する弾性体(3)と、
    前記弾性体の弾性変形によって発生した熱流を検出する熱流センサ(4)と、を備える張力計測装置。
  2. さらに、前記弾性体を支持する筐体部(6)と、
    前記筐体部によって前記変位部を回転可能に支持させるための支持機構(10)と、を備え、
    前記変位部は、前記支持機構を支点として回転し、
    前記弾性体は、前記変位部が前記支持機構を支点として回転することによる前記変位部の変位に応じて弾性変形する請求項1に記載の張力計測装置。
  3. さらに、前記熱流センサによって検出された前記弾性体の弾性変形による熱流に基づいて、前記線材の張力を算出する張力算出部(7)を備え、
    前記弾性体は、少なくとも第1部(3a)および該第1部とは別の第2部(3b)を有すると共に、
    前記変位部は、前記変位部の前記回転の方向のうち一方の向き(C)に回転したときには前記弾性体の前記第2部を圧縮させると共に前記第1部を復元させ、前記変位部の前記回転の方向のうち前記一方の向きとは逆の他方の向き(D)に回転したときには前記弾性体の前記第2部を復元させると共に前記第1部を圧縮させ、
    前記熱流センサは、前記弾性体の前記第1部の弾性変形による熱流を検出する第1検出部(4a)と、前記弾性体の前記第2部の弾性変形による熱流を検出する第2検出部(4b)と、を有し、
    前記張力算出部は、前記第1検出部にて発生した起電力と、前記第2検出部にて発生した起電力と、に基づいて、前記線材の張力を算出する請求項2に記載の張力計測装置。
  4. 前記変位部は、前記線材に当接させられたときに回転することで前記線材を送るローラー部(2b、2d)を有する請求項2または3に記載の張力計測装置。
  5. 前記線材の張力によって前記弾性体が弾性変形することで生じる力が前記熱流センサに作用しないように、前記変位部と前記熱流センサとの間に介在する介在部(9,12、13)を有する請求項1ないし4のいずれか1つに記載の張力計測装置。
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