JP2017190904A - 空調システム - Google Patents
空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017190904A JP2017190904A JP2016080158A JP2016080158A JP2017190904A JP 2017190904 A JP2017190904 A JP 2017190904A JP 2016080158 A JP2016080158 A JP 2016080158A JP 2016080158 A JP2016080158 A JP 2016080158A JP 2017190904 A JP2017190904 A JP 2017190904A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- pit
- large space
- indoor upper
- supply unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
Abstract
Description
また、大空間室を有する大型の工場などの空調方法として、床下に形成されたピットに空調機および外調機を設置し、床下のピットの内部に蓄積された空調空気を床に設けられた吹き出しより床上に吹き出し、大空間室に温度成層を形成する空調方法が知られている。
そして、本発明では、取り込み空気切替部によって外気をピットの内部に取り込むように設定し、ピットの内部に取り込まれた外気を空調部で所定の温度に調整して、吹出口から大空間室に吹き上げる運転と、取り込み空気切替部によって室内上部空気をピットの内部に取り込むように設定し、ピットの内部に取り込まれた室内上部空気を空調部で所定の温度に調整して、吹出口から大空間室に吹き上げる運転と、の両方の運転が可能となる。
また、空気供給部および空調部の暖房能力を低減させても大空間室を暖房可能であるため、空調システムの設置コストを抑えることができる。
このような構成とすることにより、大空間室が所定の温度となり暖房運転の立ち上げピーク時が過ぎると大空間室に外気を供給することができる。
図1に示すように、本実施形態による空調システム1は、床下にピット11が形成され、床上に大空間室12が設けられた工場などの建物13に設置されている。ピット11と大空間室12を仕切る床14は、例えば配列された複数のPC床版で構築されていて、ピット11に設けられた柱材や梁材(不図示)に支持されている。
大空間室12は、地上に位置し、例えば天井高が8m程度で床14の略全面の上側に構築されている。大空間室12には、工場の生産ラインが配置されていて、ピット11には生産ラインのケーブルやユーティリティなどが配置されている。
本実施形態では、建物13の天井部分15は、排気口(不図示)が設けられており、大空間室12の空気が自然排気されるように構成されている。なお、排気口の構成(開口の大きさ、形状、開閉方式、数量など)は特に限定されることはない。
本実施形態による空調システム1は、大空間室12の床14から2m程度の高さまでの居住域121に所定温度の温度成層を形成する空調を行っている。
室内上部空気供給部23は、大空間室12の床上5m以上の高さに滞留する室内上部空気17を取り込み可能に構成されている。室内上部空気供給部23は、建物13の外壁131と内壁132との間に設けられた空間を通るダクトで、内壁の床上5m以上に形成された開口に接続されている。
取り込み空気切替部24が行うピット11の内部へ取り込まれる空気(外気16または室内上部空気17)の切り替えは、大空間室12の温度を検知する温度センサ(不図示)が検知した値によって自動的に行われるように構成されていてもよいし、使用者が任意に切り替えるように構成されていてもよい。
送風部21および空調機3は、ピット11の内部に配置されている。
ファン5,5…は、複数の吹出口4,4…のうちの例えば1つおきや2つおきの吹出口4,4…のグレーチングの下に配置されている。ファン5,5…は、稼働することによってピット11の内部のピット内空調空気18を大空間室12のより高い位置まで吹き上げることが可能に構成されている。
大空間室12を暖房する場合は、ピット11の内部に室内上部空気17を取り込み、ピット11の内部に取り込まれた室内上部空気17を所定の温度に調整してピット内空調空気18とし、大空間室12に吹き上げる運転を行う。
このとき、ピット11の内部に室内上部空気17が取りこまれるように、取り込み空気切替部24によって室内上部空気供給部23を送風部21に接続する。そして、送風部21からピット11の内部に取り込まれた室内上部空気17を空調機3で所定の温度のピット内空調空気18とし、複数のファン5,5…を駆動させて複数の吹出口4,4…から大空間室12の居住域121に所定の温度成層を形成する。
このとき、ピット11の内部に外気16が取りこまれるように、取り込み空気切替部24によって外気供給部22を送風部21に接続する。そして、送風部21からピット11の内部に取り込まれた室内上部空気17を複数の吹出口4,4…から大空間室12の居住域121に所定の温度成層を形成する。
上述した本実施形態による空調システム1では、外調機2がピット11の内部に外気16を取り込み可能な外気供給部22と、ピット11の内部に大空間室12の上部に滞留する室内上部空気17を取り込み可能な室内上部空気供給部23とを有することにより、ピット11の内部に外気16および室内上部空気17のいずれか一方を取り込み可能に構成されている。
そして、本実施形態による空調システム1では、取り込み空気切替部24によって外気16をピット11の内部に取り込むように設定し、ピット11の内部に取り込まれた外気16を空調機3で所定の温度に調整して、ファン5で大空間室12に吹き上げる運転と、取り込み空気切替部24によって室内上部空気17をピット11の内部に取り込むように設定し、ピット11の内部に取り込まれた室内上部空気17を空調機3で所定の温度に調整し、ファン5で大空間室12に吹き上げる運転と、の両方の運転が可能となる。
また、外調機2および空調機3の暖房能力を低減させても大空間室12を暖房可能であるため、空調システム1の設置コストを抑えることができる。
例えば、上記の実施形態では、室内上部空気供給部23は、大空間室12の床上5m以上の高さに滞留する室内上部空気17を取り込み可能に構成されているが、室内上部空気供給部23が取り込む空気が滞留している高さは適宜設定されてよい。
また、上記の実施形態では、室内上部空気供給部23は、建物13の外壁131と内壁132との間に設けられた空間を通るダクトで、内壁の床上5m以上に形成された開口に接続されているが、建物13の外壁131と内壁132との間に設けられず大空間室12に露出していてもよい。また、室内上部空気供給部23は、大空間室12の上部に設けられたダクトの複数の箇所から室内上部空気17を取り込むように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、ピット11は、地中に構築されているが、地上に構築されていてもよいし、一部が地中に構築され一部以外が地上に構築されていてもよい。
2 外調機(空気供給部)
3 空調機(空調部)
4 吹出口
5 ファン
11 ピット
12 大空間室
13 建物
14 床
16 外気
17 室内上部空気
18 ピット内空調空気
21 送風部
22 外気供給部
23 室内上部空気供給部
24 取り込み空気切替部
Claims (2)
- 床下にピットが形成され、床上に大空間室が設けられた建物に設置される空調システムにおいて、
前記ピットの外部から前記ピットの内部に空気を取り込む空気供給部と、
前記ピットの内部の温度を所定温度に調整する空調部と、
前記大空間室の床に設けられ前記ピットの内部と前記大空間室とを連通させる吹出口と、を有し、
前記空気供給部は、前記ピットの内部に外気を取り込み可能な外気供給部と、
前記ピットの内部に前記大空間室の上部に滞留する室内上部空気を取り込み可能な室内上部空気供給部と、
前記外気供給部による前記ピットの内部への外気の取り込みと前記室内上部空気供給部による前記ピットの内部への前記室内上部空気の取り込みとを切り替える取り込み空気切替部と、を有することを特徴とする空調システム。 - 前記取り込み空気切替部は、暖房運転開始時には前記室内上部空気供給部によって前記ピットの内部への前記室内上部空気のみが取り込まれるように切り替え、前記大空間室が所定の温度となると前記外気供給部によって前記ピットの内部への外気のみが取り込まれるように切り替えることを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080158A JP2017190904A (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080158A JP2017190904A (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 空調システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017190904A true JP2017190904A (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60084866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016080158A Pending JP2017190904A (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017190904A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021085568A (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | 株式会社デンソー | 空調構造 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05157280A (ja) * | 1991-12-11 | 1993-06-22 | Takenaka Komuten Co Ltd | アンダーフロア型空気調和装置 |
JPH09308755A (ja) * | 1996-05-22 | 1997-12-02 | Matsushita Seiko Co Ltd | 遊技場における空調システム |
JPH11190074A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Nobuhide Maeda | 快適室内環境機能を備えた建物 |
US20110097989A1 (en) * | 2009-10-22 | 2011-04-28 | Walnut Manufacturing LLC | Method and apparatus for desktop air conditioning |
JP2011214799A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 換気空調システム及び建物 |
-
2016
- 2016-04-13 JP JP2016080158A patent/JP2017190904A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05157280A (ja) * | 1991-12-11 | 1993-06-22 | Takenaka Komuten Co Ltd | アンダーフロア型空気調和装置 |
JPH09308755A (ja) * | 1996-05-22 | 1997-12-02 | Matsushita Seiko Co Ltd | 遊技場における空調システム |
JPH11190074A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Nobuhide Maeda | 快適室内環境機能を備えた建物 |
US20110097989A1 (en) * | 2009-10-22 | 2011-04-28 | Walnut Manufacturing LLC | Method and apparatus for desktop air conditioning |
JP2011214799A (ja) * | 2010-04-01 | 2011-10-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 換気空調システム及び建物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021085568A (ja) * | 2019-11-26 | 2021-06-03 | 株式会社デンソー | 空調構造 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2017150704A (ja) | 換気空調ユニット | |
JP6059580B2 (ja) | 建物の空調システム | |
JP6041844B2 (ja) | 空調システム | |
JP2011185502A (ja) | 換気空調システム及び建物 | |
JP2017190904A (ja) | 空調システム | |
JP6415945B2 (ja) | 空調ユニット及びこれを用いた住宅空調システム | |
JP6018924B2 (ja) | 空調システム及び建物 | |
JP2006220325A (ja) | 建築物の空調構造 | |
JP6414685B2 (ja) | 大空間建物の空調制御システム | |
JP2012021758A (ja) | 高気密高断熱住宅用の全館空調換気システム | |
JP5137599B2 (ja) | 空調システム | |
JP2023076789A (ja) | 床下空調システム | |
JP6114564B2 (ja) | 空調システム及び建物 | |
JP6093617B2 (ja) | 蓄電池の設置構造 | |
JP6537081B2 (ja) | 輻射熱利用建築物 | |
JP2014185448A (ja) | 蓄電池の設置構造 | |
JP2017089942A (ja) | 建物の空調構造 | |
JP2015102310A (ja) | 空調システム及び建物 | |
JP6654822B2 (ja) | 空調システム及び建物 | |
US20170292724A1 (en) | Method of operation of a ventilation system having intake and blowout ports | |
JP4429678B2 (ja) | 空気調和システム | |
JP3232152U (ja) | 空気循環装置 | |
JP2012167883A (ja) | 暖冷房システム及び建物 | |
JP7224097B2 (ja) | セントラル空調システム | |
KR960014806A (ko) | 바닥취출 공기조화 시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181005 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191010 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191023 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191217 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200407 |