JP2017190319A - ヘアーカラー、パーマネントウエーヴの後処理剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘアーカラーまたはパーマ剤の第二剤に含まれる過酸化水素は染毛またはパーマ施術後に残留し、毛髪をダメージする。
【解決手段】ヘアーカラーまたはパーマ施術後、髪に残留する過酸化水素を水を電気分解して得られる水素水で乳化、洗髪し、残留過酸化水素を還元し、除去し、染毛またはパーマ施術した後の毛髪のダメージを減らしパサツキのない、しっとりした、艶のある髪にする。
【解決手段】ヘアーカラーまたはパーマ施術後、髪に残留する過酸化水素を水を電気分解して得られる水素水で乳化、洗髪し、残留過酸化水素を還元し、除去し、染毛またはパーマ施術した後の毛髪のダメージを減らしパサツキのない、しっとりした、艶のある髪にする。
Description
ヘアーカラーはパラフェミレンヅアミン等の酸化染料を含む第1剤と過酸化水素を含む第2剤を混合し頭髪に塗布し頭髪を染色する技術である。
またパーマネントウエーヴ剤は第一剤に配合のチオグリコール酸等の還元剤で髪を還元後第二剤に配合の過酸化水素水やブロム酸ナトリウムで酸化しパーマをかける美容技術である。
またパーマネントウエーヴ剤は第一剤に配合のチオグリコール酸等の還元剤で髪を還元後第二剤に配合の過酸化水素水やブロム酸ナトリウムで酸化しパーマをかける美容技術である。
ヘアーカラー終了後 洗髪が十分でなく,ヘアーカラーの第2剤に含まれる過酸化水素が髪に残留し髪を傷める原因になる。残留過酸化水素を除去する目的で過酸化水素分解のため、カタラーゼ等の酵素のより過酸化水素の除去が試みられている。
一方パーマに関しては髪をロッドで巻き、第一剤のチオグリコール酸等の還元剤で毛髪のs−s結合を開裂させロッドを外したあと、第二剤に含まれる酸化剤の過酸化水素等で固定定着させる技術である。
ヘアーカラーにせよ、パーマ剤にせよ、工程に酸化剤を使用するため主に過酸化水素が毛髪に残留し毛髪を傷める原因になる。これを解消し、残留の過酸化水素等を分解するためにカタラーゼが使用されている。
カタラーゼは酵素であるため、安定性が悪くその保存が困難で、使用時に十分な効果が発揮できない場合があり。使用上問題がある。
本発明者はヘアーカラー並びにパーマ剤の毛髪へのダメージを減少させる目的で、残留過酸化水素を除去するのに水素水が有効であることを見出し本発明を完成した。
水素水は水を電気分解し得られる水素ガスを水に溶存したものである。水素の水への溶解度は1.6ppmである。さらに発生期の水素ガスを多量に含む水素水も有効であることを発見し本発明を完成した。
水素水の製造には水を電気分解して得る方法、または水素化マグネシュームを水に溶かす方法がある。
水素水の飽和水素濃度は、1.6ppmであるが発生期の水素ガスを水に分散し過酸化水素の消去に役立てることは更に有効である。
水素水の飽和水素濃度は、1.6ppmであるが発生期の水素ガスを水に分散し過酸化水素の消去に役立てることは更に有効である。
以下実施例により詳細を説明する。
実施例1、比較例1
処方1のヘアーカラー第一剤60gと処方2のヘアーカラー第二剤60gをよく混合し白髪が30%の女性(52歳)の頭髪に塗布する。室温で30分放置ご頭髪を半分に分け右は水道水で左は電気分解で作成した水素水で5分間手で揉みこみ乳化する。その後シャンプーで洗髪し、最後に右は水道水、左は電気分解で作成した水素ガスをふくむ水素水で水洗後、タオルドライしドライヤーで乾かす。
左半分を実施例1とし右半分を比較例1とする。
処方1
パラフェニレンジアミン 3.0%
レゾルシン 0.5%
オレイン酸 20.0%
ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテル 15.0%
アンモニア水(28%) 10%
水 51.5%
処方2
過酸化水素水(30%) 80%
水 20%
処方1のヘアーカラー第一剤60gと処方2のヘアーカラー第二剤60gをよく混合し白髪が30%の女性(52歳)の頭髪に塗布する。室温で30分放置ご頭髪を半分に分け右は水道水で左は電気分解で作成した水素水で5分間手で揉みこみ乳化する。その後シャンプーで洗髪し、最後に右は水道水、左は電気分解で作成した水素ガスをふくむ水素水で水洗後、タオルドライしドライヤーで乾かす。
左半分を実施例1とし右半分を比較例1とする。
処方1
パラフェニレンジアミン 3.0%
レゾルシン 0.5%
オレイン酸 20.0%
ポリオキシエチレンオレイルアルコールエーテル 15.0%
アンモニア水(28%) 10%
水 51.5%
処方2
過酸化水素水(30%) 80%
水 20%
実施例2、比較例2
白髪40%の55歳の女性に実施例1、比較例1と同様の施術をおこなった。実施例1の電気分解で作成した水素水の代わりに1%の水素化マグネシューム水溶液を使用する以外は実施例1とすべて同じ条件で作業した左半分の毛髪を実施例2とし、右半分を比較例2とした。
白髪40%の55歳の女性に実施例1、比較例1と同様の施術をおこなった。実施例1の電気分解で作成した水素水の代わりに1%の水素化マグネシューム水溶液を使用する以外は実施例1とすべて同じ条件で作業した左半分の毛髪を実施例2とし、右半分を比較例2とした。
評価試験
実施例1、2のパネル、比較例1、2のパネルの毛髪を本人と美容師それぞれ4名に下記項目で評価してもらいアンケート調査を実施した。
評価項目は 髪の艶、パサつき、しっとり感 ダメージの4項目であり評点は次の通りである。
評点:
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
実施例1、2のパネル、比較例1、2のパネルの毛髪を本人と美容師それぞれ4名に下記項目で評価してもらいアンケート調査を実施した。
評価項目は 髪の艶、パサつき、しっとり感 ダメージの4項目であり評点は次の通りである。
評点:
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
以上の結果本発明の実施例1のようにヘアーカラー後の水素水による乳化並びに水素水による最後の洗髪により毛髪がパサつかず、しっとりし、つやが有り傷まないことが確認された。これは水素水の過酸化水素除去作用の効果である。
二週間間を置き実施例1と比較例1で同様の試験を行ったが結果はほとんど同じであった。これは水素水の乳化、染毛が持続することを表している。
以上により本発明の水素水によるヘアーカラー後の乳化並びに洗髪は髪がパサつかず、しっとり感があり、傷みが少なく、つやが出ることが証明され、本発明を完成した。
実施例3、比較例3
一方 パーマ剤に関しても実験を行った。処方3のパーマ剤1剤と処方4のパーマ剤2剤を作成した。
処方3 パーマ剤第1剤
チオグリコール酸アンモニウム(50%) 5%
アンモニア水(28%) 3%
プロピレングリコール 5%
水 87%
処方4
過酸化水素水(30%) 6%
水 94%
一方 パーマ剤に関しても実験を行った。処方3のパーマ剤1剤と処方4のパーマ剤2剤を作成した。
処方3 パーマ剤第1剤
チオグリコール酸アンモニウム(50%) 5%
アンモニア水(28%) 3%
プロピレングリコール 5%
水 87%
処方4
過酸化水素水(30%) 6%
水 94%
実施例3、比較例3
毛髪をロッドに巻き処方3のパーマ剤1剤を塗布後30分放置し髪を還元する。軽く水洗し、処方4のパーマ剤二剤を塗布し10分放置する。ロッドを外した後 髪を左右に半分に分ける。左半分には水素水をかけ右半分には水道水をかけ十分に水洗し、実施例3と比較例3とする。ドライヤーで乾燥後美容師5名に髪の仕上がりをアンケートした。評価は下記のとおりである。
毛髪をロッドに巻き処方3のパーマ剤1剤を塗布後30分放置し髪を還元する。軽く水洗し、処方4のパーマ剤二剤を塗布し10分放置する。ロッドを外した後 髪を左右に半分に分ける。左半分には水素水をかけ右半分には水道水をかけ十分に水洗し、実施例3と比較例3とする。ドライヤーで乾燥後美容師5名に髪の仕上がりをアンケートした。評価は下記のとおりである。
評点:
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
結果を次に示す。
大変よい 5点
ややよい 4点
普通 3点
やや悪い 2点
悪い 1点
結果を次に示す。
以上の結果、水素水で残留の過酸化水素を除去し水洗したほうが水道水で水洗した毛髪より明らかに髪の艶が良く、パサつきも少なくしっとりした仕上がりで、毛髪のダメージが少ないことが判明した。
また同様の結果がヘアーアイロンを使用したストレートパーマにおいても得られている。
また同様の結果がヘアーアイロンを使用したストレートパーマにおいても得られている。
以上の結果ヘアーカラーならびにパーマネントにおいて残留酸素を水素水で除去することにより、毛髪の艶、パサつき、しっとり感、ダメージを改良し仕上がりの良いヘアーカラーならびにパーマネントウエーブの施術ができることを発見し本発明を完成した。
Claims (2)
- 染毛剤またはパーマ剤で施術した後 水の電気分解で製造した水素水を使用し、乳化、洗毛することにより、染毛剤第2剤またはパーマ剤第2剤に含まれる髪に残存する過酸化水素を還元除去することにより、毛髪のダメージを軽減し、パサつきをなくし、しっとりした、つやのある毛髪を得る。
- 水の電気分解によらず水素化マグネシュームを水に溶解して得られる水素水を染毛またはパーマ施術後の毛髪の洗髪に使用し、毛髪に残留した過酸化水素を還元除去し、毛髪のダメージを軽減、パサつかない、つやのある、しっとりとした毛髪を得る。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016093467A JP2017190319A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | ヘアーカラー、パーマネントウエーヴの後処理剤 |
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Publications (1)
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JP2016093467A Pending JP2017190319A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | ヘアーカラー、パーマネントウエーヴの後処理剤 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021125783A1 (ko) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 건국대학교 산학협력단 | 전기분해수를 사용하는 모발의 펌 형성 방법 |
KR20210077630A (ko) * | 2019-12-17 | 2021-06-25 | 건국대학교 산학협력단 | 전기분해수를 사용하는 모발의 펌 형성 방법 |
JP7042998B1 (ja) | 2021-05-06 | 2022-03-29 | 正人 栗村 | ヘアカラー後処理方法 |
-
2016
- 2016-04-15 JP JP2016093467A patent/JP2017190319A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021125783A1 (ko) * | 2019-12-17 | 2021-06-24 | 건국대학교 산학협력단 | 전기분해수를 사용하는 모발의 펌 형성 방법 |
KR20210077630A (ko) * | 2019-12-17 | 2021-06-25 | 건국대학교 산학협력단 | 전기분해수를 사용하는 모발의 펌 형성 방법 |
CN115066230A (zh) * | 2019-12-17 | 2022-09-16 | 建国大学校产学协力团 | 使用电分解水的烫发方法 |
JP2023510126A (ja) * | 2019-12-17 | 2023-03-13 | コングク ユニバーシティ インダストリアル コーオペレーション コーポレーション | 電気分解水を用いる毛髪のパーマ形成方法 |
KR102559920B1 (ko) * | 2019-12-17 | 2023-07-27 | 건국대학교 산학협력단 | 전기분해수를 사용하는 모발의 펌 형성 방법 |
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JP7042998B1 (ja) | 2021-05-06 | 2022-03-29 | 正人 栗村 | ヘアカラー後処理方法 |
JP2022172619A (ja) * | 2021-05-06 | 2022-11-17 | 正人 栗村 | ヘアカラー後処理方法 |
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