JP2017189752A - 立型固液分離装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原液の種類等に対応して多目的に使用でき、かつ処理工数を削減する。【解決手段】回転ボウル3内に配設されたスクリューコンベヤ4と、原液Gおよび所定の処理流体(S1)のうち少なくとも原液Gを回転ボウル3に供給する二重供給管5と、を有し、二重供給管5は、スクリューコンベヤ4内に開口する第1の開口部51aを有する第1の供給管51と、第1の供給管51の外側に同軸に配設され第1の開口部51aよりも上方に開口する第2の開口部52aを有する第2の供給管52と、を備え、スクリューコンベヤ4は、第1の開口部51aの周りに配設された複数の羽根6aを有する羽根車6を備え、第1の供給管51は、供給された供給流体(S1)を第1の開口部51aからスクリューコンベヤ4へ排出し、羽根車6は、第1の開口部51aから排出された供給流体(S1)を回転ボウル3に向けて放散させる立型固液分離装置1。【選択図】図5
Description
本発明は、立型固液分離装置に係り、多機能型の立型固液分離装置に関する。
従来、立型固液分離装置は、原液供給管から供給された原液を遠心分離によって液体成分(分離液)と固形分とに分離して脱液し、分離液を回転ボウルの上部排出口から排出し、分離脱液した固形分を回転ボウルの下部排出口から排出する分離脱液工程を実行する(例えば、特許文献1)。
つまり、特許文献1に記載された立型固液分離装置は、原液供給管から回転ボウルに向けて排出された原液を遠心分離によって分離液と固形分に分離するとともに(分離工程)、さらに固形分を脱液して(脱液工程)排出する。したがって、機能的には分離工程と脱液工程を行う(原液の分離脱液工程)。
分離工程は、回転ボウルにおける分離領域で行われる。分離領域は、分離液を上部排出口からオーバーフロー(溢流)させる堰の高さで調整することができるが、主として原液供給管の開口部から上の領域で設定され、原液に含まれる液体成分が滞留する領域である。
脱液工程は、脱液領域で行われる。脱液領域は、主として液体成分が分離された固形分からなる領域であり、主として原液供給管の開口部から下の領域で設定される。
しかしながら、従来の立型固液分離装置では、分離脱液工程(いわば一次的な分離・脱液工程)によって分離された固形分に不純物が付着していたり混在したりしているような場合には、別工程において分離脱液した固形分を洗浄液で洗浄していた(固形分の洗浄工程)。
そして、固形分を洗浄液で洗浄してから、固形分から洗浄液を除去するために再度立型固液分離装置に投入して、固形分を分離し洗浄液を脱液する分離・脱液工程(いわば二次的な2回目の分離脱液工程)を行わなければならない。
つまり、第1に、従来の立型固液分離装置では、原液から液体成分を分離して固形分を抽出する一次的な分離・脱液工程と、分離して抽出した固形分を洗浄する洗浄工程と、洗浄した固形分から洗浄液を分離して固形分を抽出する二次的な分離脱液工程と、を別工程で行わなければならないという問題があった。
第2に、従来の立型固液分離装置では、抽出した固形分に含まれる含液率を向上させるためには、遠心分離効果を高めるために回転速度を増大させたり、遠心分離時間を延長したりしなければならず、装置が大型化したり、作業工数が増大したりするという問題があった。
第3に、従来の立型固液分離装置では、原液供給口から回転ボウルに原液を排出する開口部が1か所しかなく、原液の種類に応じて開口部の高さを変えることができないので、樹脂成分等の難沈降性物質を円滑に分離して抽出することができないという問題があった。
そこで、本発明は、原液の種類等に柔軟に対応して多目的に使用でき、かつ処理工数を削減して円滑確実に固形分を抽出することができる多機能型の立型固液分離装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載された発明は、原液から液体成分を分離して固形分を抽出する立型固液分離装置であって、基体となる架台と、この架台に対して回転自在に支持された回転ボウルと、この回転ボウル内に配設されたスクリューコンベヤと、前記原液、および所定の処理流体の2種類の供給流体のうち少なくとも原液を前記回転ボウルに供給する二重供給管と、を有し、前記二重供給管は、前記スクリューコンベヤの軸方向に沿って伸びて、当該スクリューコンベヤ内に開口する第1の開口部を有する第1の供給管と、この第1の供給管の外側に同軸に配設され前記第1の開口部よりも上方に開口する第2の開口部を有する第2の供給管と、を備え、前記スクリューコンベヤは、前記第1の開口部の周りに配設された複数の羽根を有する羽根車を備え、前記第1の供給管は、当該第1の供給管に供給された前記供給流体を前記第1の開口部から前記スクリューコンベヤへ排出し、前記羽根車は、前記第1の開口部から排出された前記供給流体を前記回転ボウルに向けて放散させることを特徴とする。
請求項1に記載された立型固液分離装置は、第1の供給管と第2の供給管からなる二重供給管を備えたことで、原液および、洗浄液、乾燥ガス、凝集剤等の種々の処理流体をそれぞれ独立して同時に回転ボウルへ供給することができる。
このため、本発明に係る立型固液分離装置は、原液の種類や処理の内容に応じて種々の処理流体を投入することで、多目的に使用でき、かつ多機能な分離処理能力を発揮させることができる。
このため、本発明に係る立型固液分離装置は、原液の種類や処理の内容に応じて種々の処理流体を投入することで、多目的に使用でき、かつ多機能な分離処理能力を発揮させることができる。
また、第1の供給管に形成された第1の開口部よりも第2の供給管に形成された第2の開口部を上方に配設することで、原液および処理流体をそれぞれ異なる高さから回転ボウルへ供給することができる。
例えば、下方の第1供給管から原液を供給することで、分離領域をより広く確保することができる。また、上方の第2供給管から原液を供給して、下方の第1供給管から種々の処理流体を供給することで、上方から下方へ移動する固形分に対して処理流体を下方から上方へ移動させることができるため、処理流体の処理効果、例えば、洗浄液であれば洗浄効果をより効果的に発揮させることができる。
また、前記第1の開口部の周りに放射状に配設された複数の羽根を有する羽根車を備えたことで、羽根車の回転で得られる遠心効果を利用して、前記第1の開口部から排出された前記供給流体を前記回転ボウルに向けて加速させ、衝突力を大きくして放散させることができる。
このため、前記第1の開口部から排出された処理流体の処理効果をより効果的に発揮させることができる。
このため、前記第1の開口部から排出された処理流体の処理効果をより効果的に発揮させることができる。
このようにして、請求項1に記載された立型固液分離装置は、原液の種類等に柔軟に対応して多目的に使用でき、かつ作業時間を短縮して円滑確実に効率よく固形分を抽出することができる。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された立型固液分離装置であって、前記第1の供給管は、上部が前記架台に固定された固定管と、下部が前記スクリューに固定された回転管と、この回転管の上部と前記固定管の下部とが同軸に重ね合わされた連接部と、を備え、前記第1の開口部は、前記回転管に形成されていること、を特徴とする。
請求項2に記載された立型固液分離装置は、前記第1の開口部が前記回転管に形成されていることで、前記回転管の回転力を利用することができるため、前記羽根車によって前記第1の開口部から排出された前記供給流体を前記回転ボウルに向けてより加速させ、衝突力を大きくして放散させることができる。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された立型固液分離装置であって、前記複数の羽根は、前記第1の供給管の軸方向から見て当該第1の供給管の径方向において、内側から外側に伸びるように形成され、かつ内側よりも外側が前記スクリューコンベヤの回転方向に対して逆方向に位置するように前記径方向に対して所定の傾斜角度をなして配置されていること、を特徴とする。
請求項3に記載された立型固液分離装置は、前記径方向に対して所定の傾斜角度をなして配置された前記複数の羽根を備えていることで、複数の羽根が前記供給流体の流れを阻害することなく、かつ複数の羽根の回転による遠心効果を利用して第1の開口部から排出される供給流体の放散速度を増大させて衝突力を向上させることができる。
請求項4に記載された発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立型固液分離装置であって、前記回転ボウルは、下部に形成され下方に向かうにつれて縮径されたテーパ部と、このテーパ部の上部に形成された円筒部と、を有し、前記第1の開口部は、前記テーパ部における下部に位置するように配設され、前記第2の開口部は、前記テーパ部における上部または前記円筒部に下部に位置するように配設されていること、を特徴とする。
請求項4に記載された立型固液分離装置は、前記第1の開口部が前記テーパ部における下部、前記第2の開口部が前記テーパ部における上部または前記円筒部における下部に位置するように配設されていることで、例えば、第1の開口部から原液を排出した場合には、前記第1の開口部を前記テーパ部の上部側に配置した場合よりも分離領域をより広く設定することができる。また、第1の開口部から処理流体を排出し、第2の開口部から原液を排出した場合には、上部から下方に移動する原液に対して処理流体の処理能力をより向上させることができる。
請求項5に記載された発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立型固液分離装置であって、前記処理流体は洗浄液であり、前記第1の供給管の上部から前記洗浄液を供給し、前記第2の供給管の上部から前記原液を供給する原液洗浄液供給工程によって、前記回転ボウルを回転させて前記第2の供給管から排出された前記原液を前記固形分と前記液体成分に分離し、当該固形分をさらに脱液する一次分離脱液工程と、この一次分離脱液工程によって抽出した前記固形分に向けて前記第1の開口部から排出された洗浄液を放散させて当該固形分を洗浄して再脱液する二次洗浄脱液工程と、を合わせた2つの工程を一緒に行うこと、を特徴とする。
請求項5に記載された立型固液分離装置は、一次分離脱液工程と二次分離脱液工程とを合わせた2つの工程を一緒に行うことで、原液の分離、洗浄、脱液工程を連続して一工程として行うことができるため、固形分の洗浄が必要な原液に対して生産性をより向上させることができる。
請求項6に記載された発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立型固液分離装置であって、前記処理流体は乾燥ガスであり、前記第1の供給管の上部から前記乾燥ガスを供給し、前記第2の供給管の上部から前記原液を供給する原液乾燥ガス供給工程によって、前記回転ボウルを回転させて前記第2の供給管から排出された前記原液を前記固形分と前記液体成分に分離し、当該固形分をさらに脱液する一次分離脱液工程と、この一次分離脱液工程によって抽出した前記固形分に向けて前記第1の開口部から排出された乾燥ガスを放散させて当該固形分を乾燥脱液させる二次乾燥脱液工程と、を合わせた2つの工程を一緒に行うこと、を特徴とする。
請求項6に記載された立型固液分離装置は、一次分離脱液工程と二次乾燥脱液工程とを合わせた2つの工程を一緒に行うことで、原液の分離、脱液、乾燥工程を連続して一工程として行うことができるため、固形分の乾燥を促進して含液率を低下させることが必要な原液に対して生産性をより向上させることができる。
請求項7に記載された発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立型固液分離装置であって、前記原液は、難沈降性の固形分を含有する難沈降性原液であり、前記第1の供給管の上部から前記難沈降性原液を供給する原液供給工程によって、前記第1の開口部から排出された前記難沈降性原液から難沈降性の固形分を分離して脱液する難沈降性原液分離脱液工程を実行すること、を特徴とする。
請求項7に記載された立型固液分離装置は、原液が難沈降性原液の場合には、前記第1の開口部から原液を排出することで、原液に含まれる液体成分が滞留する分離領域を広く確保して、原液滞留容積を増大させることができるため、難沈降性の固形分を円滑に沈降させて分離することができる。
請求項8に記載された発明は、請求項7に記載の立型固液分離装置であって、前記処理流体は凝集剤であり、前記原液供給工程において、前記第2の供給管の上部から前記凝集剤を供給する原液凝集剤供給工程を実行し、前記難沈降性原液分離脱液工程において、前記回転ボウルの内壁を上昇する前記分離中の難沈降性原液に向けて前記第2の開口部から排出された前記凝集剤を放散させて当該難沈降性原液に含有された難沈降性の固形分を沈降させること、を特徴とする。
請求項8に記載された立型固液分離装置は、分離領域において、前記回転ボウルの内壁を上昇する前記分離中の難沈降性原液に向けて前記第2の開口部から排出された前記凝集剤を放散させることで、当該難沈降性原液に含有された難沈降性の固形分を迅速に沈降させることができる。
本発明は、原液の種類等に柔軟に対応して多目的に使用でき、かつ処理工数を削減して円滑確実に固形分を抽出することができる多機能型の立型固液分離装置を提供する。
本発明の実施形態に係る多機能型の立型固液分離装置1の構成および基本的な機能について、主として適宜図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。参照する図4は、本発明の実施形態に係る立型固液分離装置1の基本的な機能を示す部分正面断面図であり、原液供給工程と一次分離脱液工程とを示す。
なお、図4は立型固液分離装置1の基本的な機能を説明するための図であるので、説明の便宜上、各構成要素は模式的に示し、形状やサイズ、位置関係等は簡略化ないし誇張して記載する。
<全体構成>
立型固液分離装置1は、図1に示すように、基体となる架台2と、架台2に対して回転自在に支持された回転ボウル3と、回転ボウル3に内設されたスクリューコンベヤ4と、原液Gや所定の処理流体Sを回転ボウル3に供給する二重供給管5と、回転ボウル3を回転させる主速電動機11と、差速装置13を介してスクリューコンベヤ4を回転ボウル3よりも所定の差速を設けて低速で回転させる差速電動機12と、原液Gから分離した液体成分G2を排出する液体成分排出口14と、原液Gから分離した固形分G1を排出する固形分排出口15と、を備えている。
立型固液分離装置1は、図1に示すように、基体となる架台2と、架台2に対して回転自在に支持された回転ボウル3と、回転ボウル3に内設されたスクリューコンベヤ4と、原液Gや所定の処理流体Sを回転ボウル3に供給する二重供給管5と、回転ボウル3を回転させる主速電動機11と、差速装置13を介してスクリューコンベヤ4を回転ボウル3よりも所定の差速を設けて低速で回転させる差速電動機12と、原液Gから分離した液体成分G2を排出する液体成分排出口14と、原液Gから分離した固形分G1を排出する固形分排出口15と、を備えている。
二重供給管5は、スクリューコンベヤ4内に開口する第1の開口部51aを有する第1の供給管51と、この第1の供給管51の外側に同軸に配設され第1の開口部51aよりも上方に開口する第2の開口部52aを有する第2の供給管52と、を備えている。
二重供給管5は、原液G、および所定の処理流体Sの2種類の供給流体Q1,Q2のうち少なくとも原液Gを回転ボウル3に供給する供給配管である(図4参照)。
二重供給管5は、原液G、および所定の処理流体Sの2種類の供給流体Q1,Q2のうち少なくとも原液Gを回転ボウル3に供給する供給配管である(図4参照)。
なお、本明細書において、原液G、および所定の処理流体Sを総称して「供給流体Q」といい、特に特定する必要がない場合には、原液G、および所定の処理流体Sのうち、一方を供給流体Q1、他方を供給流体Q2という。
処理流体Sは、例えば、分離した固形分G1を洗浄する洗浄液S1(図5参照)、分離した固形分G1を乾燥させる乾燥ガスS2(図6参照)、または原液Gに含まれる固形分G1を凝集させる凝集剤S3(図7参照)等を使用することができる。
立型固液分離装置1は、種々の用途に柔軟に対応して多目的に適用することができるが(図4〜図7)、図4に示すように、二重供給管5によって、第2の供給管52から原液Gを回転ボウル3の中ほどに供給して、原液Gの一次分離脱液工程を実行する。
原液Gの一次分離脱液工程は、立型固液分離装置1における基本的な機能であり、遠心分離効果を利用して原液Gから液体成分G2(分離液)を分離脱液し固形分G1を抽出して固形分排出口15から回収する。原液Gから分離した液体成分G2は液体成分排出口14(図1参照)から排出する。
例えば、立型固液分離装置1は、水アトマイズ法により生成された金属粉末と水(液体成分G2)とが混じり合った原液G(スラリー)から金属粉末(固形分G1)を抽出する用途、その他、化学工場での樹脂の脱水、触媒・酸化防止剤の回収等の用途に使用される。
<架台>
図1に示すように、架台2は、基礎となるベース部21と、ベース部21に載置された筒状の下部フレーム22と、下部フレーム22に載置された筒状の胴部フレーム23と、胴部フレーム23の上部開口部を覆うように配設された上部フレーム24と、上部フレーム24に配設され回転ボウル3を支持する軸受ケース25と、回転ボウル3を囲むように下部フレーム22に固定された外筒ケース26と、を備えている。
図1に示すように、架台2は、基礎となるベース部21と、ベース部21に載置された筒状の下部フレーム22と、下部フレーム22に載置された筒状の胴部フレーム23と、胴部フレーム23の上部開口部を覆うように配設された上部フレーム24と、上部フレーム24に配設され回転ボウル3を支持する軸受ケース25と、回転ボウル3を囲むように下部フレーム22に固定された外筒ケース26と、を備えている。
外筒ケース26は、下部フレーム22に固定されたスカート部26aと、スカート部26aの上部に配設された円筒ケース部26bと、を備えている。
胴部フレーム23は、液体成分排出口14を備えている。
胴部フレーム23は、液体成分排出口14を備えている。
<回転ボウル>
回転ボウル3は、主速電動機11によって所定の回転速度で回転させる回転ボウル支持軸31と、下部に形成され下方に向かうにつれて縮径されたテーパ部32と、このテーパ部32の上部に形成された円筒部33と、円筒部33の上部に配設された上部端板34と、上部端板34に形成された液体成分G2の溢流口35と、溢流口35に設けられた堰部材36と、を備えている。
回転ボウル3は、主速電動機11によって所定の回転速度で回転させる回転ボウル支持軸31と、下部に形成され下方に向かうにつれて縮径されたテーパ部32と、このテーパ部32の上部に形成された円筒部33と、円筒部33の上部に配設された上部端板34と、上部端板34に形成された液体成分G2の溢流口35と、溢流口35に設けられた堰部材36と、を備えている。
回転ボウル支持軸31は、下端部を支持する軸受B1と、上端部を支持する軸受B2によって架台2に回転自在に支持されている。軸受B1は、ベース部21に配設されている。軸受B2は、上部フレーム24に配設されている。
回転ボウル3は、図4に示すように、遠心効果によって原液Gを固形分G1と液体成分G2に分離する機能を有する。円筒部33では、テーパ部32と堰部材36の間に原液Gを滞留させて、滞留させた原液Gを遠心効果によって固形分G1と液体成分G2に分離する原液Gの分離領域Rが形成される。
分離領域Rでは、回転ボウル3は、テーパ部32および円筒部33(円筒部33等)の回転による遠心分離効果によって、円筒部33等の内周壁に沿って、外側(回転ボウル3の内周壁に近い回転半径が大きい区域)に比重が大きい固形分G1が原液Gから分離され、固形分G1よりも内側(回転ボウル3の内周壁から遠い区域)に比重が小さい液体成分G2(分離液)が原液Gから分離される。
液体成分G2(分離液)は、円筒部33の遠心力によって分離液として液面Fを形成し、上部端板34に設けられた溢流口35から溢れ出て、液体成分排出口14(図1参照)から機外に排出される。
溢流口35は、複数が同心状に配設されている。堰部材36は、溢流口35に堰を形成するために、溢流口35に装着する駒状の部材であり、種々の公知の手段を採用することができる。溢流口35や堰部材36は、特に限定されるものではないので、詳細な説明は省略する。
溢流口35は、複数が同心状に配設されている。堰部材36は、溢流口35に堰を形成するために、溢流口35に装着する駒状の部材であり、種々の公知の手段を採用することができる。溢流口35や堰部材36は、特に限定されるものではないので、詳細な説明は省略する。
図4に示すように、溢流口35に装着された堰部材36を備えたことで、堰の高さを適宜設定して、液体成分G2(分離液)の液面Fの高さL1(堰の高さ)を調整することができる。具体的には、堰を高くして、液面Fの高さL1(深さ)を大きくすることで、分離領域Rに滞留する原液Gの体積を増大させることができるため、例えば沈降しにくい固形分G1をより分離しやすくすることができる(図7の符号L2参照)。
<スクリューコンベヤ>
スクリューコンベヤ4は、図1に示すように、駆動軸となるスクリューコンベヤ支持軸41と、スクリューコンベヤ支持軸41に一体として連結されたスクリューコンベヤ軸42と、このスクリューコンベヤ軸42の外周部に螺旋状に形成されたスクリューコンベヤ羽根43と、第1の開口部51aの周りに配設された複数の羽根6aを有する羽根車6と、第2の開口部52aの周りに配設された複数の分流リブ板44と、を備えている。
スクリューコンベヤ4は、図1に示すように、駆動軸となるスクリューコンベヤ支持軸41と、スクリューコンベヤ支持軸41に一体として連結されたスクリューコンベヤ軸42と、このスクリューコンベヤ軸42の外周部に螺旋状に形成されたスクリューコンベヤ羽根43と、第1の開口部51aの周りに配設された複数の羽根6aを有する羽根車6と、第2の開口部52aの周りに配設された複数の分流リブ板44と、を備えている。
スクリューコンベヤ支持軸41は、差速電動機12によって駆動され、下端部を支持する下部軸受B3と、上端部を支持する上部軸受B4によって回転ボウル3に対して回転自在に支持されている。
スクリューコンベヤ支持軸41は、差速装置13を介して回転ボウル3に対して所定の差速を設けて回転ボウル3よりも低速で回転ボウル3と同じ方向に回転される。
ここで、差速とは、回転速度(rpm、回転数/分)の差をいい、主速電動機11による回転ボウル3の回転速度に対して差速電動機12によるスクリューコンベヤ4の回転速度を下げた回転速度の差をいう。
ここで、差速とは、回転速度(rpm、回転数/分)の差をいい、主速電動機11による回転ボウル3の回転速度に対して差速電動機12によるスクリューコンベヤ4の回転速度を下げた回転速度の差をいう。
スクリューコンベヤ羽根43は、回転ボウル3よりも低速で回転されるため、回転の位相差によって回転ボウル3の分離領域R(図4参照)において分離された固形分G1をスクリューコンベヤ羽根43で下方の固形分排出口15まで搬送する。
そして、スクリューコンベヤ4によって分離された固形分G1は、回転ボウル3のテーパ部32まで搬送され、固形分排出口15から下方に配設されたピット(不図示)まで落下し、ピット(図示せず)に設けられた機外搬出用コンベヤ(不図示)等によって回収される。
このようにして、スクリューコンベヤ4は、分離領域R(図4参照)において分離された固形分G1を回転ボウル3の円筒部33から下方のテーパ部32へ搬送する。
このとき、テーパ部32では、傾斜によって遠心力が大きく作用するため、比重が小さい液体成分G2(分離液)が上昇方向へ移動するので、分離された固形分G1からさらに液体成分G2が分離されて固形分G1が脱液される。
このとき、テーパ部32では、傾斜によって遠心力が大きく作用するため、比重が小さい液体成分G2(分離液)が上昇方向へ移動するので、分離された固形分G1からさらに液体成分G2が分離されて固形分G1が脱液される。
説明の便宜上、分離領域R(図4参照)よりも下方におけるテーパ部32による分離された固形分G1をさらに脱水する領域を固形分G1の脱液領域K(図4参照)というものとする。
<羽根車>
羽根車6は、図2に示すように、複数の羽根6aによって、第1の開口部51aから排出された所定の処理流体S(例えば、洗浄液S1)を回転ボウル3に向けて増速しながら放散させる。複数の羽根6aは、第1の開口部51a(図1参照)の周りに径方向に対して所定の傾斜角度βをなして放射状に配設されている。
羽根車6は、図2に示すように、複数の羽根6aによって、第1の開口部51aから排出された所定の処理流体S(例えば、洗浄液S1)を回転ボウル3に向けて増速しながら放散させる。複数の羽根6aは、第1の開口部51a(図1参照)の周りに径方向に対して所定の傾斜角度βをなして放射状に配設されている。
具体的には、複数の羽根6aは、第1の供給管51(図1参照)の軸方向から見て第1の供給管51の径方向において、内側から外側に伸びるように形成され、かつ内側よりも外側がスクリューコンベヤ4の回転方向に対して逆方向に位置するように径方向(放射方向、法線方向)に対して所定の傾斜角度βをなして配置されている。
羽根車6は、第1の開口部51aから排出された処理流体Sに対して複数の羽根6aの回転による遠心力を付与して、処理流体Sの運動エネルギーを増大させて、処理流体Sが回転ボウル3の内周壁に衝突する際の衝突力を増大させる。処理流体Sの運動エネルギーは、処理流体Sの速度の2乗に比例して大きくなる。
つまり、スクリューコンベヤ4や第1の開口部51aのような回転体から放散される処理流体Sが有する運動エネルギーは、回転速度が同じであれば、回転体の回転半径が大きいほど大きくなる。羽根車6を設けない場合には、処理流体S(例えば、洗浄液S1)は、第1の開口部51a(パイプ径d1)から放散されるのに対し、羽根車6を設けた場合には、回転体である複数の羽根6aの外側部分(羽根車6の外径d3)から放散されるため回転半径が大きくなり回転速度が増大される点で相違する。
したがって、例えば、図5に示すように、第1の開口部51aから放散された洗浄液S1は、羽根車6によって回転ボウル3の内周壁、および内周壁に沿って移動される固形分G1に衝突する際の衝突エネルギーが増大される。このようにして、立型固液分離装置1は、羽根車6によって増速された洗浄液S1を固形分G1に衝突させることで、固形分G1に対する洗浄液S1の洗浄効果を高めることができる。
複数の羽根6aは、第1の供給管51および回転ボウル3の径方向(放射方向、法線方向)に対して所定の傾斜角度βをなして配置されていることで、第1の開口部51aから放散された洗浄液S1の流れに沿うように渦巻状に配設されている。
このため、第1の開口部51aから放散された洗浄液S1の流れに対して複数の羽根6aの向きが障害とならないようになっている。
このため、第1の開口部51aから放散された洗浄液S1の流れに対して複数の羽根6aの向きが障害とならないようになっている。
<羽根の取付角度βpの算出法>
図2(b)に示すように、スクリューコンベヤ4の径方向に対する羽根6aの傾斜角度をβ[度]、羽根6aの取付角度をβp[度]とすると、βp=90−β [度]である。
図2(b)に示すように、スクリューコンベヤ4の径方向に対する羽根6aの傾斜角度をβ[度]、羽根6aの取付角度をβp[度]とすると、βp=90−β [度]である。
また、羽根車6の入口部周速をUp[m/sec]、羽根車入口部における洗浄液S1の連れ回り周速をVc[m/sec]、羽根車入口部における洗浄液S1の流入速度をVr[m/sec]とすると、
羽根の取付角度βp=tan−1(Vr/Vc) である。
羽根の取付角度βp=tan−1(Vr/Vc) である。
以下の数値(図2(a)を適宜参照)を使用して、第1の供給管51の第1の開口部51aから洗浄液S1を供給する場合を例として、羽根6aの取付角度βpの計算方法について説明する。
洗浄液処理流量 10[L/min]=0.0017[m3/sec]
回転速度 2500[rpm]
第1の供給管51のパイプ径d1 0.0214[m]
羽根車6の入口部の内径d2 0.09[m]
羽根車6の外径d3 0.18[m]
洗浄液処理流量 10[L/min]=0.0017[m3/sec]
回転速度 2500[rpm]
第1の供給管51のパイプ径d1 0.0214[m]
羽根車6の入口部の内径d2 0.09[m]
羽根車6の外径d3 0.18[m]
〈流入速度Vr〉
羽根車入口部における洗浄液S1の流入速度Vrは、洗浄液S1の通過流速に遠心効果による加速度を加えたものとし(Vr1+Vr2)、求めた流入速度(Vr1+Vr2)に対して洗浄液S1の連れ回りによる遅れを考慮して、1〜1/2倍とする。
つまり、 Vr=(Vr1+Vr2)×Vrη と表される。
ただし、Vr1: 羽根車入口部における洗浄液の通過流速
Vr2: 遠心効果による加速度を考慮した速度増加分
Vrη: 洗浄液の連れ回りによる速度遅れ係数(1〜1/2)
羽根車入口部における洗浄液S1の流入速度Vrは、洗浄液S1の通過流速に遠心効果による加速度を加えたものとし(Vr1+Vr2)、求めた流入速度(Vr1+Vr2)に対して洗浄液S1の連れ回りによる遅れを考慮して、1〜1/2倍とする。
つまり、 Vr=(Vr1+Vr2)×Vrη と表される。
ただし、Vr1: 羽根車入口部における洗浄液の通過流速
Vr2: 遠心効果による加速度を考慮した速度増加分
Vrη: 洗浄液の連れ回りによる速度遅れ係数(1〜1/2)
Vr1は、洗浄液S1の処理流量、および第1の供給管51のパイプ径d1から求められる。
Vr1=0.47[m/sec]である。
Vr2は、第1の供給管51から羽根車入口に到達するまでの遠心効果による加速度から求めた平均速度を採用する。
Vr2=7.29[m/sec] である。
Vrηは、洗浄液S1の粘性等を考慮して適宜設定するが、例えば、η=1〜1/2とする。
Vr1=0.47[m/sec]である。
Vr2は、第1の供給管51から羽根車入口に到達するまでの遠心効果による加速度から求めた平均速度を採用する。
Vr2=7.29[m/sec] である。
Vrηは、洗浄液S1の粘性等を考慮して適宜設定するが、例えば、η=1〜1/2とする。
Vr=(Vr1+Vr2)×Vrηにこれらの数値を代入すると、
Vr=(0.47+7.29)×1〜1/2=7.76〜3.88[m/sec]
Vr=(0.47+7.29)×1〜1/2=7.76〜3.88[m/sec]
〈羽根車入口部における洗浄液S1の連れ回り周速Vc〉
羽根車入口部における洗浄液S1の連れ回り周速Vcは、羽根車6の入口部周速Up[m/sec]に対して、洗浄液S1の連れ回りによる遅れを考慮して適宜設定されるが、ここでは例えば1/2倍とする。
したがって、Vc=Up×1/2 とする。
ここで、Up=d2×π×2500/60[m/sec]=11.78[m/sec]であるから、
Vc=11.78×1/2=5.89[m/sec]である。
羽根車入口部における洗浄液S1の連れ回り周速Vcは、羽根車6の入口部周速Up[m/sec]に対して、洗浄液S1の連れ回りによる遅れを考慮して適宜設定されるが、ここでは例えば1/2倍とする。
したがって、Vc=Up×1/2 とする。
ここで、Up=d2×π×2500/60[m/sec]=11.78[m/sec]であるから、
Vc=11.78×1/2=5.89[m/sec]である。
よって、羽根の取付角度βpは、
βp=tan−1(Vr/Vc)より、
=tan−1(7.76〜3.88)/5.89
=61.8〜33.3[度]である。
βp=tan−1(Vr/Vc)より、
=tan−1(7.76〜3.88)/5.89
=61.8〜33.3[度]である。
<分流リブ板>
分流リブ板44は、図3に示すように、回転ボウル3内の半径方向に沿って放射状に配置され、原液Gに含まれる固形分G1が固まりにならないように原液Gを軸方向に分割して、遠心分離しやすくするための部材である。具体的には、分流リブ板44は、原液Gの流れを縦に分割するために、回転ボウル3の中心から内壁に向かって、回転ボウル3の内周面に直交する方向に沿うように配設されている。
分流リブ板44は、図3に示すように、回転ボウル3内の半径方向に沿って放射状に配置され、原液Gに含まれる固形分G1が固まりにならないように原液Gを軸方向に分割して、遠心分離しやすくするための部材である。具体的には、分流リブ板44は、原液Gの流れを縦に分割するために、回転ボウル3の中心から内壁に向かって、回転ボウル3の内周面に直交する方向に沿うように配設されている。
<二重供給管>
図3に示すように、第1の供給管51は、上部が架台2の上部フレーム24に固定された固定管51bと、下部がスクリューコンベヤ4に固定された回転管51cと、この回転管51cの上部と固定管51bの下部とが同軸に重ね合わされた連接部53と、を備えている。固定管51bの上部には、原液Gまたは処理流体Sを導入する導入口51d(図1参照)が配設され、固定管51bの下部は回転管51cの上部に連設されている。
図3に示すように、第1の供給管51は、上部が架台2の上部フレーム24に固定された固定管51bと、下部がスクリューコンベヤ4に固定された回転管51cと、この回転管51cの上部と固定管51bの下部とが同軸に重ね合わされた連接部53と、を備えている。固定管51bの上部には、原液Gまたは処理流体Sを導入する導入口51d(図1参照)が配設され、固定管51bの下部は回転管51cの上部に連設されている。
ここで、第1の開口部51aは、図4に示すように、テーパ部32における下部に位置するように配設され、第2の開口部52aは、テーパ部32における上部または円筒部33における下部に位置するように配設されていることが望ましい。第1の開口部51aをテーパ部32における下部に位置するように配設することで、第1の開口部51aから排出した洗浄液S1の洗浄効果をより向上させることができる。
連接部53は、固定管51bの下端部と回転管51cの上端部を接続して、固定管51bに供給された供給流体を回転管51cまで円滑に供給する機能を有する。
連接部53は、固定管51bの外周下端部を覆うように形成された下方に向かって傘状に広がる傘状部53aと、傘状部53aの内側と固定管51bの外周下端部との間に形成され回転管51cの上端部を嵌挿して支持する嵌合凹部53bと、を備えている。
第1の開口部51aは、図1に示すように、回転管51cの下端部に形成されている。
第1の開口部51aの周りには、羽根車6が配設されている。
連接部53は、固定管51bの外周下端部を覆うように形成された下方に向かって傘状に広がる傘状部53aと、傘状部53aの内側と固定管51bの外周下端部との間に形成され回転管51cの上端部を嵌挿して支持する嵌合凹部53bと、を備えている。
第1の開口部51aは、図1に示すように、回転管51cの下端部に形成されている。
第1の開口部51aの周りには、羽根車6が配設されている。
かかる構成により、二重供給管5は、第1の供給管51および第2の供給管52からそれぞれ異なる供給流体Q(Q1,Q2)を回転ボウル3に独立して供給することができる(図5〜図7参照)。
<主速電動機>
図1に示すように、主速電動機11は、三相誘導電動機または三相同期電動機が好適に使用される。主速電動機11は、定トルク/インバータ制御による周波数制御によって、所定の回転速度に自動制御される。主速電動機11の回転速度は、原液Gの性状や必要な性能を考慮して必要な遠心効果を得ることができるように設定される。主速電動機11の駆動力は、ベルト11aを介してプーリ11b、11cによって回転ボウル支持軸31に伝達される。主速電動機11によって回転ボウル支持軸31を回転させることで、回転ボウル3が回転する。
図1に示すように、主速電動機11は、三相誘導電動機または三相同期電動機が好適に使用される。主速電動機11は、定トルク/インバータ制御による周波数制御によって、所定の回転速度に自動制御される。主速電動機11の回転速度は、原液Gの性状や必要な性能を考慮して必要な遠心効果を得ることができるように設定される。主速電動機11の駆動力は、ベルト11aを介してプーリ11b、11cによって回転ボウル支持軸31に伝達される。主速電動機11によって回転ボウル支持軸31を回転させることで、回転ボウル3が回転する。
<差速電動機>
差速電動機12は、三相誘導電動機または三相同期電動機が使用され、定トルク/インバータ制御のため、回転数は周波数の制御により自動変速される。差速電動機12の回転は、差速装置13を介して主速電動機11の回転に対して、最適な差速で制御される。
差速電動機12の回転は、ベルト12aを介してとプーリ12b、12cによってスクリューコンベヤ支持軸41に伝達される。差速電動機12によってスクリューコンベヤ支持軸41を回転させることで、スクリューコンベヤ4が回転する。
差速電動機12は、三相誘導電動機または三相同期電動機が使用され、定トルク/インバータ制御のため、回転数は周波数の制御により自動変速される。差速電動機12の回転は、差速装置13を介して主速電動機11の回転に対して、最適な差速で制御される。
差速電動機12の回転は、ベルト12aを介してとプーリ12b、12cによってスクリューコンベヤ支持軸41に伝達される。差速電動機12によってスクリューコンベヤ支持軸41を回転させることで、スクリューコンベヤ4が回転する。
<差速装置>
差速装置13は、3段で減速する遊星歯車減速装置であり、回転ボウル3の下方に配設されている。差速装置13の回転ボウル3を回転させる回転ボウル支持軸31と、スクリューコンベヤ軸12aを回転させるスクリューコンベヤ支持軸41とは同心上にあり、同一方向に回転する。
差速装置13は、3段で減速する遊星歯車減速装置であり、回転ボウル3の下方に配設されている。差速装置13の回転ボウル3を回転させる回転ボウル支持軸31と、スクリューコンベヤ軸12aを回転させるスクリューコンベヤ支持軸41とは同心上にあり、同一方向に回転する。
続いて、本発明の実施形態に係る立型固液分離装置1の動作について、図5から図7を参照しながら説明する。参照する図5は、原液洗浄液供給工程による一次分離脱液工程と二次洗浄脱液工程とを示す。図6は、原液乾燥ガス液供給工程による一次分離脱液工程と二次乾燥脱液工程とを示す。図7は、原液凝集剤供給工程と難沈降性原液分離脱液工程とを示す。
<二次洗浄脱液工程>
図5に示すように、立型固液分離装置1は、原液洗浄液供給工程によって、一次分離脱液工程(図4参照)、および二次洗浄脱液工程を合わせた2つの工程を一緒に行う機能を有する。
原液洗浄液供給工程は、第1の供給管51の上部に配設された導入口51dから処理流体Sである洗浄液S1を供給し、第2の供給管52の上部に配設された導入口52bから原液Gを供給する工程である。
図5に示すように、立型固液分離装置1は、原液洗浄液供給工程によって、一次分離脱液工程(図4参照)、および二次洗浄脱液工程を合わせた2つの工程を一緒に行う機能を有する。
原液洗浄液供給工程は、第1の供給管51の上部に配設された導入口51dから処理流体Sである洗浄液S1を供給し、第2の供給管52の上部に配設された導入口52bから原液Gを供給する工程である。
二次洗浄脱液工程は、一次分離脱液工程によって抽出した固形分G1に向けて第1の開口部51aから排出された洗浄液S1を放散させて一次分離脱液工程によって抽出した固形分G1を洗浄して再脱液する工程である。
つまり、一次分離脱液工程によって分離脱液された固形分G1は、スクリューコンベヤ4によって脱液領域Kまで移動してくる。二次洗浄脱液工程では、脱液領域Kまで移動してきた固形分G1に向けて、洗浄液S1を放散させて衝突させることで、一次分離脱液工程によって分離脱液された固形分G1を洗浄する。そして、脱液領域Kで放散された洗浄液S1は、回転ボウル3の遠心効果によって分離領域Rにおいて固形分G1から分離され、液体成分G2とともに、上部端板34に設けられた溢流口35から溢れ出て(G2+S1参照)、液体成分排出口14(図1参照)から機外に排出される。
このようにして、本発明の実施形態に係る立型固液分離装置1は、一次分離脱液工程と二次分離脱液工程とを合わせた2つの工程を一緒に行うことで、原液Gの分離、洗浄、脱液工程を連続して一工程として行うことができるため、固形分G1の洗浄が必要な原液に対して生産性をより向上させることができる。
<二次乾燥脱液工程>
図6に示すように、立型固液分離装置1は、原液乾燥ガス供給工程によって、一次分離脱液工程(図4参照)、および二次乾燥脱液工程を合わせた2つの工程を一緒に行う機能を有する。
原液洗浄液供給工程は、第1の供給管51の上部に配設された導入口51dから処理流体Sである乾燥ガスS2を供給し、第2の供給管52の上部に配設された導入口52bから原液Gを供給する工程である。
図6に示すように、立型固液分離装置1は、原液乾燥ガス供給工程によって、一次分離脱液工程(図4参照)、および二次乾燥脱液工程を合わせた2つの工程を一緒に行う機能を有する。
原液洗浄液供給工程は、第1の供給管51の上部に配設された導入口51dから処理流体Sである乾燥ガスS2を供給し、第2の供給管52の上部に配設された導入口52bから原液Gを供給する工程である。
二次乾燥脱液工程は、一次分離脱液工程によって抽出した固形分G1に向けて第1の開口部51aから排出された乾燥ガスS2を放散させて一次分離脱液工程によって抽出した固形分G1からさらに液体成分G2を乾燥脱液する工程である。
つまり、一次分離脱液工程によって分離脱液された固形分G1は、スクリューコンベヤ4によって脱液領域Kまで移動してくる。二次洗浄脱液工程では、脱液領域Kまで移動してきた固形分G1に向けて、乾燥ガスS2を放散させることで、一次分離脱液工程によって分離脱液された固形分G1をさらに乾燥脱液する。
乾燥ガスS2は、固形分G1に含まれる金属粉末の酸化を防止するため、窒素ガスを使用することが望ましい。
このようにして、本発明の実施形態に係る立型固液分離装置1は、一次分離脱液工程と二次乾燥脱液工程とを合わせた2つの工程を一緒に行うことで、原液Gの分離、脱液、乾燥工程を連続して一工程として行うことができるため、固形分G1の乾燥を促進して確実に含液率を低下させることができる。
<難沈降性原液分離脱液工程>
図7に示すように、立型固液分離装置1は、原液凝集剤供給工程によって、難沈降性原液分離脱液工程を実行する機能を有する。
原液凝集剤供給工程は、第1の供給管51の上部に配設された導入口51dから原液Gである難沈降性原液Gxを供給し、第2の供給管52の上部に配設された導入口52bから処理流体Sである凝集剤S3を供給する工程である。
図7に示すように、立型固液分離装置1は、原液凝集剤供給工程によって、難沈降性原液分離脱液工程を実行する機能を有する。
原液凝集剤供給工程は、第1の供給管51の上部に配設された導入口51dから原液Gである難沈降性原液Gxを供給し、第2の供給管52の上部に配設された導入口52bから処理流体Sである凝集剤S3を供給する工程である。
難沈降性原液Gxとは、比較的比重が小さい固形分Gx1を含む原液Gであり、例えば、液体成分G2の中で浮遊しやすい樹脂成分等の固形分Gx1を含む原液Gである。
立型固液分離装置1は、原液Gが難沈降性原液Gxの場合には、第1の開口部51aから原液Gを排出することで、原液Gに含まれる液体成分G2が滞留する分離領域Rを広く確保して、原液滞留容積を増大させる。原液滞留容積は、溢流口35に装着された堰部材36の堰の高さL2を高くして、液面Fの高さ(深さ)L2を大きくすることで、分離領域Rに滞留する原液Gの容積を増大させる。
原液滞留容積を増大させることで、 難沈降性の固形分Gx1を円滑に沈降させて分離することができる。
原液滞留容積を増大させることで、 難沈降性の固形分Gx1を円滑に沈降させて分離することができる。
また、立型固液分離装置1は、第2の供給管52の上部に配設された導入口52bから処理流体Sである凝集剤S3を供給することで、分離領域Rにおいて、回転ボウル3の内壁を上昇する分離中の難沈降性原液Gxに向けて第2の開口部52aから排出された凝集剤S3を放散させる。これにより、難沈降性原液Gxに含有された難沈降性の固形分Gx1をより迅速に沈降させることができる。
以上のように構成させた本発明の実施形態に係る立型固液分離装置1は、以下のような作用効果を奏する。
つまり、立型固液分離装置1は、原液G,Gxの種類等に柔軟に対応して多目的に使用でき、かつ処理工数を削減して円滑確実に固形分G1,G1xを抽出することができる多機能型の立型固液分離装置を提供する。
つまり、立型固液分離装置1は、原液G,Gxの種類等に柔軟に対応して多目的に使用でき、かつ処理工数を削減して円滑確実に固形分G1,G1xを抽出することができる多機能型の立型固液分離装置を提供する。
以上、本発明の実施形態に係る立型固液分離装置1について説明したが、本発明は、前記した実施の形態に限定されることなく、適宜変更して実施することができる。
例えば、本実施形態においては、難沈降性原液分離脱液工程(図7参照)において、難沈降性原液Gxに対する固形分Gx1の沈殿効果をより高めるために第2の供給管52から凝集剤S3を供給したが、これに限定されるものではなく、難沈降性原液Gxの特性に応じて凝集剤S3を使用しなくてもよい。
例えば、本実施形態においては、難沈降性原液分離脱液工程(図7参照)において、難沈降性原液Gxに対する固形分Gx1の沈殿効果をより高めるために第2の供給管52から凝集剤S3を供給したが、これに限定されるものではなく、難沈降性原液Gxの特性に応じて凝集剤S3を使用しなくてもよい。
1 立型固液分離装置
2 架台
3 回転ボウル
4 スクリューコンベヤ
5 二重供給管
6 羽根車
6a 羽根
11 主速電動機
12 差速電動機
13 差速装置
14 液体成分排出口
15 固形分排出口
21 ベース部
22 下部フレーム
23 胴部フレーム
24 上部フレーム
25 軸受ケース
26 外筒ケース
26a スカート部
26b 円筒ケース部
31 回転ボウル支持軸
32 テーパ部
33 円筒部
34 上部端板
35 溢流口
36 堰部材
41 スクリューコンベヤ支持軸
42 スクリューコンベヤ軸
43 スクリューコンベヤ羽根
44 分流リブ板
51 第1の供給管
51a 第1の開口部
51b 固定管
51c 回転管
51d 導入口
52 第2の供給管
52a 第2の開口部
52b 導入口
53 連接部
F 液面
G 原液
G1 固形分
G2 液体成分
Gx 難沈降性原液
Gx1 固形分
K 脱液領域
Q,Q1,Q2 供給流体
R 分離領域
S 処理流体
S1 洗浄液
S2 乾燥ガス
S3 凝集剤
Up 羽根車の入口部周速
Vc 羽根車入口部における洗浄液の連れ回り周速
Vr 羽根車入口部における洗浄液の流入速度
2 架台
3 回転ボウル
4 スクリューコンベヤ
5 二重供給管
6 羽根車
6a 羽根
11 主速電動機
12 差速電動機
13 差速装置
14 液体成分排出口
15 固形分排出口
21 ベース部
22 下部フレーム
23 胴部フレーム
24 上部フレーム
25 軸受ケース
26 外筒ケース
26a スカート部
26b 円筒ケース部
31 回転ボウル支持軸
32 テーパ部
33 円筒部
34 上部端板
35 溢流口
36 堰部材
41 スクリューコンベヤ支持軸
42 スクリューコンベヤ軸
43 スクリューコンベヤ羽根
44 分流リブ板
51 第1の供給管
51a 第1の開口部
51b 固定管
51c 回転管
51d 導入口
52 第2の供給管
52a 第2の開口部
52b 導入口
53 連接部
F 液面
G 原液
G1 固形分
G2 液体成分
Gx 難沈降性原液
Gx1 固形分
K 脱液領域
Q,Q1,Q2 供給流体
R 分離領域
S 処理流体
S1 洗浄液
S2 乾燥ガス
S3 凝集剤
Up 羽根車の入口部周速
Vc 羽根車入口部における洗浄液の連れ回り周速
Vr 羽根車入口部における洗浄液の流入速度
Claims (8)
- 原液から液体成分を分離して固形分を抽出する立型固液分離装置であって、
基体となる架台と、
この架台に対して回転自在に支持された回転ボウルと、
この回転ボウル内に配設されたスクリューコンベヤと、
前記原液、および所定の処理流体の2種類の供給流体のうち少なくとも原液を前記回転ボウルに供給する二重供給管と、を有し、
前記二重供給管は、前記スクリューコンベヤの軸方向に沿って伸びて、当該スクリューコンベヤ内に開口する第1の開口部を有する第1の供給管と、この第1の供給管の外側に同軸に配設され前記第1の開口部よりも上方に開口する第2の開口部を有する第2の供給管と、を備え、
前記スクリューコンベヤは、前記第1の開口部の周りに配設された複数の羽根を有する羽根車を備え、
前記第1の供給管は、当該第1の供給管に供給された前記供給流体を前記第1の開口部から前記スクリューコンベヤへ排出し、
前記羽根車は、前記第1の開口部から排出された前記供給流体を前記回転ボウルに向けて放散させることを特徴とする立型固液分離装置。 - 前記第1の供給管は、上部が前記架台に固定された固定管と、下部が前記スクリューに固定された回転管と、この回転管の上部と前記固定管の下部とが同軸に重ね合わされた連接部と、を備え、
前記第1の開口部は、前記回転管に形成されていること、
を特徴とする請求項1に記載の立型固液分離装置。 - 前記複数の羽根は、前記第1の供給管の軸方向から見て当該第1の供給管の径方向において、内側から外側に伸びるように形成され、かつ内側よりも外側が前記スクリューコンベヤの回転方向に対して逆方向に位置するように前記径方向に対して所定の傾斜角度をなして配置されていること、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の立型固液分離装置。 - 前記回転ボウルは、下部に形成され下方に向かうにつれて縮径されたテーパ部と、このテーパ部の上部に形成された円筒部と、を有し、
前記第1の開口部は、前記テーパ部における下部に位置するように配設され、
前記第2の開口部は、前記テーパ部における上部または前記円筒部における下部に位置するように配設されていること、
を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の立型固液分離装置。 - 前記処理流体は洗浄液であり、
前記第1の供給管の上部から前記洗浄液を供給し、前記第2の供給管の上部から前記原液を供給する原液洗浄液供給工程によって、
前記回転ボウルを回転させて前記第2の供給管から排出された前記原液を前記固形分と前記液体成分に分離し、当該固形分をさらに脱液する一次分離脱液工程と、
この一次分離脱液工程によって抽出した前記固形分に向けて前記第1の開口部から排出された洗浄液を放散させて当該固形分を洗浄して再脱液する二次洗浄脱液工程と、を合わせた2つの工程を一緒に行うこと、
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立型固液分離装置。 - 前記処理流体は乾燥ガスであり、
前記第1の供給管の上部から前記乾燥ガスを供給し、前記第2の供給管の上部から前記原液を供給する原液乾燥ガス供給工程によって、
前記回転ボウルを回転させて前記第2の供給管から排出された前記原液を前記固形分と前記液体成分に分離し、当該固形分をさらに脱液する一次分離脱液工程と、
この一次分離脱液工程によって抽出した前記固形分に向けて前記第1の開口部から排出された乾燥ガスを放散させて当該固形分を乾燥脱液させる二次乾燥脱液工程と、を合わせた2つの工程を一緒に行うこと、
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立型固液分離装置。 - 前記原液は、難沈降性の固形分を含有する難沈降性原液であり、
前記第1の供給管の上部から前記難沈降性原液を供給する原液供給工程によって、
前記第1の開口部から排出された前記難沈降性原液から難沈降性の固形分を分離して脱液する難沈降性原液分離脱液工程を実行すること、
を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の立型固液分離装置。 - 前記処理流体は凝集剤であり、
前記原液供給工程において、前記第2の供給管の上部から前記凝集剤を供給する原液凝集剤供給工程を実行し、
前記難沈降性原液分離脱液工程において、前記回転ボウルの内壁を上昇する前記分離中の難沈降性原液に向けて前記第2の開口部から排出された前記凝集剤を放散させて当該難沈降性原液に含有された難沈降性の固形分を沈降させること、
を特徴とする請求項7に記載の立型固液分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016081754A JP2017189752A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 立型固液分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016081754A JP2017189752A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 立型固液分離装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2017189752A true JP2017189752A (ja) | 2017-10-19 |
Family
ID=60086369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016081754A Pending JP2017189752A (ja) | 2016-04-15 | 2016-04-15 | 立型固液分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017189752A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115071197A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-09-20 | 温岭市明华齿轮有限公司 | 一种差速式螺旋推进脱油机 |
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-
2016
- 2016-04-15 JP JP2016081754A patent/JP2017189752A/ja active Pending
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