JP2017189613A - 複数のステント係合要素を含むステント展開システム - Google Patents

複数のステント係合要素を含むステント展開システム Download PDF

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Abstract

【課題】ステントを送り出す、または展開させる装置、システム、製造方法および使用方法を提供する。【解決手段】ステント送り出しシステム104は、互いに対して動くように構成された複数のステント係合要素110、112,114,116を含むことができる。ステント係合要素それぞれは、ステント102と係合するように構成された半径方向外向きに突出する部分を含むことができる。ステント係合要素それぞれは、末端側に進められるときステントを動かし、かつ基端側に引っ込められるときステントを動かさないように構成されることができる。【選択図】図1C

Description

本開示は概して、ステントを送り出す、または展開させる装置、システム、製造方法および使用方法に関する。
身体血管または特定の非体内構造、たとえばポリマーチューブは、病変または閉塞によって少なくとも部分的に閉塞されている内腔を有する場合がある。内腔の開通性を回復することを支援するために、ステント送り出しシステムを使用してステントを挿入することができる。
ステント送り出しシステムのいくつかは、ステントを送り出しシステムの外へ駆動するためにステントの基端に力を加えるプッシュ機構を含むことができる。しかし、このプッシュ機構は、長いおよび/または可撓性のステントと用いるには特に非効果的である可能性がある。その結果、長手方向の力がステントに加えられると、ステントは半径方向に座屈する可能性があり、それがステントの送り出しを困難にする可能性がある。他のステント送り出しシステムは、送り出しシステムからステントを解放するためにシースを引き抜くことを必要とする。しかし、長めのステントの場合、必要な距離だけシースを引っ込めることは煩わしい可能性があり、ステントの配置を標的位置に維持することは困難である可能性がある。したがって、ステントの中間部分と係合すること、および/またはステントの全体よりも少ない部分を末端側に送り出しシステムの外へ駆動することが望ましい可能性がある。
ステントの部分を末端側に駆動すれば送り出しを容易にすることができるが、この方法は、ステントを完全に展開させるために複数サイクルの押し引きを必要とし得、それが、ユーザにとって煩わしく、特に長いステントおよび/または展開時に大幅に収縮するステントの場合、大きな荷重をラチェットに加える可能性がある。したがって、ステントを連続的に押すことができる、および/またはユーザに求められる動作の総数を減らすことができる複数のステント係合要素を提供することが望ましい可能性がある。いくつかの例においては、ユーザ操作可能な要素の一回の動きで、特に長いおよび/または可撓性のステントの全長を外側部材から順次部分的に標的位置へと正確に送り出すことができる。
概して、ステント送り出しシステムは、細長い外側部材と、細長い外側部材のルーメン中のプッシャアセンブリとを含むことができる。プッシャアセンブリは、二つ以上のステント係合要素、たとえば末端側(または第一の)ステント係合要素および基端側(または第二の)ステント係合要素を含むことができる。末端側ステント係合要素は、自己拡張性ステントの第一の部分と係合するように構成された第一の半径方向外向きに突出する部分を含むことができる。基端側ステント係合要素は、自己拡張性ステントの第二の部分と係合するように構成された第二の半径方向外向きに突出する部分を含むことができる。ステント係合要素の第二の部分はステント係合要素の第一の部分に対して基端側にあることができる。末端側のステント係合要素は基端側ステント係合要素から独立して動くように構成されることができる。
上記課題に対処するために、ステントを送り出す様々な方法、たとえば上記システムを使用する方法が、本明細書に記載される。一つの方法は、細長い外側部材とプッシャアセンブリとの間で半径方向に圧縮された形態にある自己拡張性ステントによって、半径方向にステント送り出しシステムを治療部位の近くに前進させる工程を含むことができる。方法はまた、第一のステント係合要素を末端側に細長い外側部材の外へ駆動することによって、自己拡張ステントの第一の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程を含むことができる。自己拡張ステントの第一の部分を前進させたのち、第二のステント係合要素を末端側に細長い外側部材の外へ駆動し、かつ第一のステント係合要素を末端側に駆動しないことによって自己拡張性ステントの第二の部分を細長い外側部材の外へ前進させることができる。
もう一つの方法においては、第一のステント係合要素を末端側に細長い外側部材の外へ駆動することなく第一のステント係合要素を末端側に駆動することにより、自己拡張性ステントの第一の部分を細長い外側部材の外へ前進させることができる。自己拡張性ステントの第一の部分を前進させたのち、方法は、第二のステント係合要素を末端側に細長い部材の外へ駆動することなく第二のステント係合要素を末端側に駆動し、かつ第一のステント係合要素を末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステントの第二の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程を含むことができる。
二つより多いステント係合要素を含むステント送り出しシステムの場合、方法は、複数のステント係合要素が外側ルーメンの末端部分に配置されるまで複数のステント係合要素を前進させる工程を含むことができる。複数のステント係合要素を前進させる工程は、少なくとも一つの中間ステント係合要素および基端側ステント係合要素それぞれを末端側に駆動し、かつ駆動されるステント係合要素に対して末端側にある複数のステント係合要素のいずれをも末端側に駆動しない工程を含むことができる。他の方法において、複数のステント係合要素を前進させる工程は、複数のステント係合要素を外側ルーメンの末端部分に配置する代わりに、ステント係合要素それぞれを順次、外側ルーメンの外へ前進させる工程を含むことができる。
本明細書に開示される任意の特徴、構造または工程は、本明細書に開示される任意の他の特徴、構造または工程によって代わられることができるし、またはそれらと組み合わされることができるし、または省略されることができる。さらに、開示を要約するために、本発明の特定の局面、利点および特徴が本明細書に記載されている。必ずしもそのような利点のいずれかまたはすべてが本明細書に開示される発明の任意の特定の態様にしたがって達成されるわけではないことが理解されよう。本開示の個々の局面のいずれも必須または不可欠ではない。
より具体的には、本発明は以下を提供する:
[1]外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材;および
長手軸に沿って配設され、互いに対して入れ子式に動くように構成された複数のステント係合要素を含み、該複数のステント係合要素それぞれが、基端部分と、ステントと係合するように構成された半径方向外向きに突出する部分とを含む、プッシャアセンブリ
を含む、ステント送り出しシステム;
[2]半径方向外向きに突出する部分それぞれが少なくとも一つの爪を含む、[1]のステント送り出しシステム;
[3]半径方向外向きに突出する部分の少なくとも一つが複数の爪を含む、[1]または[2]のステント送り出しシステム;
[4]ステント係合要素それぞれが、長手方向に延びるストラットを含む、[1]〜[3]のいずれかのステント送り出しシステム;
[5]ステント係合要素それぞれの長手方向ストラットが互いから周方向にずれている、[4]のステント送り出しシステム;
[6]複数のステント係合要素のサブセットが同時に動くように構成され、一方で、該複数のステント係合要素の残りが動かされない、[1]〜[5]のいずれかのステント送り出しシステム;
[7]半径方向外向きに突出する部分が互いから周方向にずれている、[1]〜[6]のいずれかのステント送り出しシステム;
[8]半径方向外向きに突出する部分が細長い外側部材によって半径方向に圧縮されるように構成されている、[1]〜[7]のいずれかのステント送り出しシステム;
[9]複数のステント係合要素が、
ステントの第一の部分と係合するように構成された第一の半径方向外向きに突出する部分を含む末端側ステント係合要素;および
該ステントの第二の部分と係合するように構成された第二の半径方向外向きに突出する部分を含み、該第二の半径方向外向きに突出する部分が該末端側ステント係合要素の該第一の半径方向外向きに突出する部分に対して基端側にある、基端側ステント係合要素
を含み、
該末端側ステント係合要素が該基端側ステント係合要素から独立して動くように構成されている、
[1]〜[8]のいずれかのステント送り出しシステム;
[10]複数のステント係合要素が中間ステント係合要素をさらに含み、該中間ステント係合要素の末端が末端側ステント係合要素と基端側ステント係合要素との間に長手方向に配置され、該中間ステント係合要素が該末端側ステント係合要素および該基端側ステント係合要素から独立して動くように構成されている、[9]のステント送り出しシステム;
[11]複数のステント係合要素が同時に動くように構成されている、[1]〜[7]のいずれかのステント送り出しシステム;
[12]ステント係合要素それぞれが同じ長さを含む、[1]〜[11]のいずれかのステント送り出しシステム;
[13]半径方向外向きに突出する部分が同じ幅を含む、[1]〜[12]のいずれかのステント送り出しシステム;
[14]ステント係合要素それぞれの基端部分が同じ直径を含む、[1]〜[13]のいずれかのステント送り出しシステム;
[15]ステント係合要素それぞれの基端部分がチューブ状である、[1]〜[14]のいずれかのステント送り出しシステム;
[16]ステント係合要素それぞれの基端部分が単一のチューブ状構造を形成している、[1]〜[15]のいずれかのステント送り出しシステム;
[17]プッシャアセンブリがガイドワイヤチャネルを含む、[1]〜[16]のいずれかのステント送り出しシステム;
[18]プッシャアセンブリの半径方向内側に配置されたガイドワイヤチャネルをさらに含み、該ガイドワイヤチャネルがガイドワイヤルーメンを含む、[1]〜[16]のいずれかのステント送り出しシステム;
[19]複数のステント係合要素を末端側に駆動するように構成されたユーザ操作可能な要素をさらに含む、[1]〜[18]のいずれかのステント送り出しシステム;ならびに
[20]複数のステント係合要素の長手方向の動きが水圧アセンブリによって駆動される、[1]〜[19]のいずれかのステント送り出しシステム。
ステントを導管の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出すもう一つの方法における送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出すもう一つの方法における送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出すもう一つの方法における送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出すもう一つの方法における送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出すもう一つの方法における送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 ステントを導管の中へ送り出すもう一つの方法における送り出しシステムの態様の末端部分の断面図を概略的に示す。 プッシャアセンブリの態様の末端部分の斜視図である。 図3Aに示すプッシャアセンブリの末端面図である。 水圧機構を含むプッシャアセンブリの態様の断面を概略的に示す。 ユーザ操作可能な要素を含むステント送り出しシステムの態様を概略的に示す。
様々な態様が説明のために添付図面に示されるが、それらは決して、態様の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。さらには、様々な開示される態様の様々な特徴を組み合わせて、本開示の一部であるさらなる態様を形成することができる。
詳細な説明
図1A〜1Cは、ステント102を導管100(たとえば身体血管または非体内構造)の中へ送り出す方法におけるステント送り出しシステム104の態様の末端部分の断面図を概略的に示す。ステント送り出しシステム104は、外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材106を含むことができる。プッシャアセンブリ108が細長い外側部材106の半径方向内側に配置されることができる。プッシャアセンブリ108は、複数のステント係合要素110、112、114、116(たとえば二つ、三つ、四つ、五つ、六つまたはより多くのステント係合要素)を含むことができる。
プッシャアセンブリ108はガイドワイヤチャネル118を含むことができる。図1A〜1Gに示すように、ステント係合要素110、112、114、116の少なくとも一つがガイドワイヤチャネル118を少なくとも部分的に画定することができる。別個のガイドワイヤチャネル220、320、420、520がプッシャアセンブリ108の半径方向内側に配置されて(図3A〜5を参照)ガイドワイヤチャネル118を少なくとも部分的に画定することができる。ステント係合要素110、112、114、116の少なくとも一つと別個のガイドワイヤチャネル220、320、420、520との組み合わせがガイドワイヤチャネル118を少なくとも部分的に画定することができる。
ステント102を展開させる前、ステント102全体が、送り出しシステム104中、プッシャアセンブリ108と外側部材106との間に配置されることができる(図1Aを参照)。ステント102は、送り出しシステム104が導管100の中へ進められるとき(たとえば、ガイドワイヤチャネル118を通って延びるガイドワイヤ上)、送り出しシステム104中に配置されることができる。本明細書に記載されるシステムは、いくつかの種類のステントを展開させるのに適しているが、2000年2月1月に出願された「Woven Intravascular Devices and Methods for Making the Same and Apparatus for Delivery of the Same」と題する米国特許第7,018,401号および2007年10月22月に出願された「Secured Strand End Devices」と題する米国特許公開公報第2008/0290076号に記載されているような、自己拡張性の織りステントに特に好都合であり得る。これらはいずれも参照により全体として本明細書に組み入れられる。たとえば、ステント102は、末端102aおよび基端102bを有する自己拡張性ステントであることができる。ステント102は、複数のワイヤ交点を形成するように平織りされた複数のストランドを含むことができる。自己拡張性は、ニチノールのような形状記憶ストランドの形状固定から生じ得る。本明細書に記載される送り出しシステムは、ステント係合要素110、112、114、116がステント102のワイヤ交点と係合することができるため、特に有用であることができる。本明細書に記載される送り出しシステムはまた、ストラットまたはカットされたハイポチューブもしくは圧延シートの残留材料と係合するために使用されることができる。
プッシャアセンブリ108は、ステント102を外側部材106の外へ駆動するように構成されることができる。プッシャアセンブリ108は、末端側ステント係合要素110、基端側ステント係合要素116およびゼロまたは一つまたは複数の中間ステント係合要素112、114を含むことができる。図1A〜1Gは四つのステント係合要素110、112、114、116を示すが、プッシャアセンブリ108は、たとえば、展開されるステントの長さ、展開されるステントの収縮の量、許容可能な動作係合の回数などに依存して、より少数または多数のステント係合要素を含むことができる。
複数のステント係合要素110、112、114、116それぞれは末端部分110a、112a、114a、116aおよび基端部分110b、112b、114b、116bを含むことができる。基端部分110b、112b、114b、116bそれぞれはチューブ状の部分を含むことができる。チューブ状の部分は、ガイドワイヤルーメン118を完全に包囲することができるし、またはガイドワイヤルーメン118を部分的にしか包囲しない、たとえば、ガイドワイヤルーメンを約180°以下または約90°以下しか包囲しないこともできる。
末端部分110a、112a、114a、116aそれぞれは、末端部分110a、112a、114a、116aがステント102と係合することができるよう(たとえば、織りステントのワイヤ交点の間で)、基端部分110b、112b、114b、116bから半径方向外向きに延びることができる。図1A〜1Gに示すように、末端部分110a、112a、114a、116aそれぞれは、少なくとも一つの半径方向に突出する爪(たとえば一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つまたはより多くの爪)を含むことができる。たとえば、末端部分110a、112a、114a、116aそれぞれは二つの半径方向に突出する爪を含み得る。第一の半径方向に突出する爪が第二の半径方向に突出する爪から180°ずれていることができる。説明のために、末端部分110a、112a、114a、116aは同じ半径方向位置で示されている。しかし、以下に記すような他の形態においては、末端部分110a、112a、114a、116aの一つまたは複数がその他の末端部分から周方向にずれていてもよい(たとえば図3Aおよび3Bを参照)。
ステント係合要素110、112、114、116それぞれは、末端側に進められるとき、たとえばワイヤ交点と係合することにより、ステント102を動かすことができ、基端側に引っ込められるとき、たとえば内方に折れる、または曲がることにより、ステント102を動かすことはできない。材料(たとえば形状記憶合金)および/または寸法(たとえば、半径方向に突出する爪または他のステント係合部材の厚さ)が、ステント係合要素110a、112a、114a、116aの末端部分が内方に折れる、または曲がることを可能にし得る。他のステント係合要素形態(たとえばシャベル形)および製造方法に関するさらなる情報は、2007年10月22日に出願された「Devices for Stent Advancement」と題する米国特許第8,876,881号および2011年5月27日に出願された「Stent Delivery System with Pusher Assembly」と題する米国特許公開公報第2011/0295354号に見いだすことができる。これらはいずれも参照により全体として本明細書に組み入れられる。
ステント係合要素110、112、114、116は送り出しシステム104の長手軸に沿って配設されることができる。図1Aに示すように、ステント係合要素110、112、114、116は、各ステント係合要素110、112、114、116の部分の少なくとも一部がすぐ基端側のステント係合要素の半径方向内側かつその他の基端側ステント係合要素の半径方向内側に配置されるよう、入れ子式に嵌まる形態で配設されることができる。たとえば、ステント係合要素110の基端部分110bの少なくとも一部は、すぐ基端側のステント係合要素112の半径方向内側かつ基端側ステント係合要素114、116の半径方向内側に配置されることができる。もう一つの例として、ステント係合要素112の基端部分112bの少なくとも一部は、すぐ基端側のステント係合要素114の半径方向内側かつ基端側ステント係合要素116の半径方向内側に配置されることができる。さらに別の例として、ステント係合要素114の基端部分114bの少なくとも一部は、すぐ基端側のステント係合要素116の半径方向内側に配置されることができる。
ステント係合要素110、112、114、116の少なくとも第一のサブセットは、ステント係合要素110、112、114、116の第二のサブセットに対して動くように構成されることができる。たとえば、図1Bに示すように、ステント係合要素の第一のサブセットは末端側ステント係合要素110を含むことができ、ステント係合要素の第二のサブセットは中間および基端側ステント係合要素112、114、116を含むことができる。ステント係合要素の第一のサブセットが駆動されない間、ステント係合要素の第二のサブセットは末端側に駆動されることができる。ステント係合要素の第一および第二のサブセットの他の組み合わせを図1C〜1Eに見ることができる。
図1B〜1Eに示すように、ステント係合要素110、112、114、116それぞれは、細長い外側部材106の外へ駆動されることなく、末端側に駆動されることができる。ステント係合要素110、112、114、116がステント係合要素110、112、114、116の長さに帰した距離および/またはステント係合要素110、112、114、116が細長い外側部材106の外へ駆動されることを防ぐ停止機構(たとえば、ステント係合要素上、または送り出しシステム104のハンドル中にある)。この停止機構は、必要ならば以下に記すようにステント102を引っ込め得るよう、ステント102の末端102bが細長い外側部材の外へ駆動されるのを抑止または防止することができる。以下さらに詳細に説明されるように、ハンドルは、ユーザ操作可能な要素の動きを抑止し、ひいてはステント係合要素110、112、114、116の動きを制限する一つまたは複数のストッパを含むことができる。
使用中、送り出しシステム102を治療部位の近くに前進させたのち(図1Aを参照)、ステント係合要素110、112、114、116がそれぞれの停止位置に達するまでステント係合要素110、112、114、116を末端側に前進させることができる(図1B〜1E)。ステント係合要素110、112、114、116が末端側に前進するとき、プッシャアセンブリ108の入れ子形態が圧壊する。ステント係合要素110、112、114、116が末端側に進められるとき、ステント係合要素110、112、114、116の末端部分110b、112b、114b、116bの間の距離は小さくなることができる。ステント係合要素110、112、114、116それぞれがそれぞれの停止位置まで末端側に進められたのち、ステント係合要素110、112、114、116は同時に末端側に進められて、ステント102の基端102bを末端側に細長い外側部材106の外へ前進させることができ(図1Fおよび1Gを参照)、または、ステント102の十分な部分が外側部材106中に残るならば、ステント係合要素110、112、114、116の少なくともいくつかを基端側に引っ込め(たとえば、図1Aに示す位置まで)、再び末端側に一回または複数回前進させたのち、末端側に前進させて、ステント102の基端102bを末端側に細長い外側部材106の外へ前進させることができる。
図1A〜1Gに示す方法においては、末端側ステント係合要素110が第一の停止位置に達するまでステント係合要素110、112、114、116を末端側に駆動することにより、自己拡張性ステント102の第一の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図1Bを参照)。自己拡張性ステント102の第一の部分を前進させたのち、中間および基端側ステント係合要素112、114、116を末端側に駆動し、かつ末端側ステント係合要素110を末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステント102の第二の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図1Cを参照)。中間および基端側のステント係合要素112、114、116は、中間ステント係合要素112が第二の停止位置に達するまで末端側に駆動されることができる。次に、中間ステント係合要素114および基端側ステント係合要素116を末端側に駆動し、かつ末端側ステント係合要素110および中間ステント係合要素112を末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステント102の第三の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図1Dを参照)。中間ステント係合要素114および基端側ステント係合要素116は、中間ステント係合要素114が第三の停止位置に達するまで末端側に駆動されることができる。その後、基端側ステント係合要素116を末端側に駆動し、かつ末端側および中間ステント係合要素110、112、114を基端側ステント係合要素116に対して末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステント102の第四の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図1Eを参照)。基端側ステント係合要素116は、基端側ステント係合要素116が第四の停止位置に達するまで末端側に駆動されることができる。少なくとも基端側ステント係合要素116は、基端側ステント係合要素116が第四の停止位置に達したときステント係合要素116の末端部分116aが外側部材106内にとどまるように構成されることができ、それが、ステント102がステント保持要素120によって外側部材106の中へ引き戻され(以下さらに詳細に説明する)、望むならばおそらくは再配置されることを可能にし得る。基端側ステント係合要素116が末端側に第四の停止位置まで駆動されたのち、ステント係合要素110、112、114、116は駆動されて(たとえば同時に)、ステント102の基端102bを細長い外側部材106の外に送り出すことができる(たとえば図1Fおよび1Gを参照)。
ステント係合要素110、112、114、116それぞれが末端側に駆動されるとき、駆動されるステント102の部分は、駆動されるステント係合要素に対して末端側にあるステント係合要素上で進められる。たとえば、中間および基端側ステント係合要素112、114、116が末端側に駆動されるとき、自己拡張性ステント102の第二の部分が末端側ステント係合要素110上で進められることができる。自己拡張性ステント102の第二の部分が末端側ステント係合要素110の末端部分110a上で進められるとき、末端部分110aは内方に曲がる、または撓むことができる。
長めのステントの場合、ステント102の基端102bを細長い外側部材106の外へ駆動する前に、ユーザは、ステント係合要素110、112、114、116を再び前進させてステント102のさらなる部分を末端側に細長い外側部材106の外へ駆動することができるよう、ステント係合要素110、112、114、116の一つまたは複数を引っ込めることができる。基端側に引っ込められるとき、末端部分110a、112a、114a、116aは、ステント102を動かす(たとえば末端側に前進させる、および/または基端側に引っ込める)ことなくステント係合要素110、112、114、116を引っ込めることができるよう、内方に撓み、または曲がり、ステント102の内面に沿ってスライドすることができる。
送り出しシステム104は、ステント102が外側部材106の完全に外へは進められていないという条件で、オペレータがステント102を外側部材106の中へ引っ込めることを許すステント保持要素120を含むことができる。ステント保持要素120が末端側に外側部材106の外へ動くならば、ステントの基端102bは展開し、引っ込めることはできなくなる。
ステント係合要素110、112、114、116を外側部材106の外へ展開させた後でも、ステント保持要素120を外側部材106の外へ展開させる前ならば(図1Fを参照)、ステント保持要素120を基端側に引っ込めてステント102を外側部材106の中へ引き戻すことができる。ステント係合要素110、112、114、116はステント102の基端側への引き込みを抑止または防止しない。理由は、それらが外側部材106の外にあるため、ステント102が引き抜かれるときステント102と相互作用しないほど十分に末端側にあるからである。ステント102が外側部材106の中へ引き戻されたのち、ステント係合要素110、112、114、116を基端側に引っ込めて外側部材106に入れ、ステント102に通すことができる。ステント係合要素110、112、114、116が基端側に引っ込められてステント102に通されるとき、ステント係合要素110、112、114、116の末端部分110a、112a、114a、116aは、外側部材106中のステント102の配置を動かさないために、内方に曲がり、または撓み、ステント102の内面に沿ってスライドすることができる。ステント102およびステント係合要素110、112、114、116が外側部材106の中へ引き戻され、ステント102に通されたのち、たとえば上記やり方でステント102を再び展開させることができる。他の形態においては、ステント保持要素120およびステント係合要素110、112、114、116を同時に引き抜くことができる。ステント係合要素110、112、114、116が形状記憶材料を含むいくつかの形態においては、ステント係合要素110、112、114、116の末端部分110a、112a、114a、116aがステント102の基端側への引き込みを抑止または防止しないよう、温かい、または冷たい流体(たとえば食塩水)を使用して末端部分110a、112a、114a、116aの形状を半径方向内向きに変化させることができる。ステント保持要素に関するさらなる情報は、参照により全体として本明細書に組み入れられる、2011年5月27日に出願された「Stent Delivery System with Pusher Assembly」と題する米国特許第8,876,881号に見いだすことができる。
図1A〜1Gはステント保持要素120を有するように描かれているが、送り出しシステム104は、ステント保持要素を欠くものでもよいし、または含まないものでもよい。代わりに、ひとたび基端側ステント係合要素116が外側部材106の外へ移動したならば、ステント102の基端102bは外側部材106から解放される。
図2A〜2Fは、ステント102を導管100(たとえば身体血管または他の非体内構造)の中へ送り出すもう一つの方法におけるステント送り出しシステム104の態様の末端部分の断面図を概略的に示す。ステント送り出しシステム104は、複数のステント係合要素110、112、114、116(たとえば二つ、三つ、四つ、五つ、六つまたはより多くのステント係合要素)をはじめとして、図1A〜1Gに関して上述した特徴のいずれも含むことができる。説明のために、図2A〜2Fに示す方法は四つのステント係合要素110、112、114、116を示すが、より少数またはより多数のステント係合要素が使用されてもよい。
前記方法と同様に、ステント係合要素110、112、114、116の少なくとも第一のサブセットは、ステント係合要素110、112、114、116の第二のサブセットに対して動くように構成されることができる。たとえば、図2Cに示すように、ステント係合要素の第一のサブセットは末端側ステント係合要素110を含むことができ、ステント係合要素の第二のサブセットは中間および基端側ステント係合要素112、114、116を含むことができる。ステント係合要素の第一のサブセットが駆動されない間、ステント係合要素の第二のサブセットは末端側に駆動されることができる。ステント係合要素の第一および第二のサブセットの他の組み合わせを図2D〜2Eに見ることができる。しかし、前記方法とは対照的に、各ステント係合要素110、112、114、116は順に末端側に細長い外側部材106の外へ駆動されることができる。
使用中、送り出しシステム102を治療部位の近くに前進させたのち(図2Aを参照)、ステント係合要素110、112、114、116が外側部材106の外でそれぞれの停止位置に達するまでステント係合要素110、112、114、116を末端側に前進させることができる(図2B〜2E)。ステント係合要素110、112、114、116が末端側に前進するとき、プッシャアセンブリ108の入れ子形態が圧壊する。ステント係合要素110、112、114、116が末端側に進められるとき、ステント係合要素110、112、114、116の末端部分110b、112b、114b、116bの間の距離が変化することができる。
図2A〜2Fに示す方法においては、末端側ステント係合要素110が外側部材106の外で第一の停止位置に達するまで、たとえばステント係合要素110の末端部分110aが外側部材106の末端に対して末端側にくるまで、ステント係合要素110、112、114、116を末端側に駆動することにより、自己拡張性ステント102の第一の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図2Bを参照)。この工程中、ステント係合要素110、112、114、116の末端部分110a、112a、114a、116aの間の間隔は変化しないままである。
自己拡張性ステント102の第一の部分を前進させたのち、中間および基端側ステント係合要素112、114、116を末端側に駆動し、かつ末端側ステント係合要素110を末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステント102の第二の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図2Cを参照)。中間および基端側ステント係合要素112、114、116は、中間ステント係合要素112が外側部材106の外で第二の停止位置に達するまで、たとえばステント係合要素112の末端部分112aが外側部材106の末端に対して末端側にくるまで、末端側に駆動されることができる(図2Cを参照)。中間および基端側ステント係合要素112、114、116が末端側に駆動されるとき、それらのそれぞれの末端部分112a、114a、116aの間の間隔は同じままであることができるが、一方で、末端側ステント係合要素110の末端部分110aと中間ステント係合要素112の末端部分112aとの間の間隔は小さくなる。
次に、中間ステント係合要素114および基端側ステント係合要素116を末端側に駆動し、かつ末端側ステント係合要素110および中間ステント係合要素112を末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステント102の第三の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図2Dを参照)。中間ステント係合要素114および基端側ステント係合要素116は、中間ステント係合要素114が外側部材106の外で第三の停止位置に達するまで、たとえばステント係合要素114の末端部分114aが外側部材106の末端に対して末端側にくるまで、末端側に駆動されることができる(図2Dを参照)。中間および基端側ステント係合要素114、116が末端側に駆動されるとき、それらのそれぞれの末端部分114a、116aの間の間隔は同じままであることができるが、一方で、中間ステント係合要素112の末端部分112aと中間ステント係合要素114の末端部分114aとの間の間隔は小さくなる。
その後、基端側ステント係合要素116を末端側に駆動し、かつ末端側および中間ステント係合要素110、112、114を基端側ステント係合要素116に対して末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステント102の第四の部分を細長い外側部材106の外へ前進させることができる(図2Eを参照)。基端側ステント係合要素116は、基端側ステント係合要素116が外側部材106の外で第四の停止位置に達するまで、たとえばステント係合要素116の末端部分116aが外側部材106の末端に対して末端側にくるまで、末端側に駆動されることができる(図2Eを参照)。この工程中、中間ステント係合要素114の末端部分114aと基端ステント係合要素116の末端部分116aとの間の間隔は小さくなる。ステントの第四の部分または基端側ステント係合要素116によって進められる部分は、ステントの基端102bを含むことができ、基端側ステント係合要素116を末端側に前進させることがステント102全体を外側部材106から解放する。他の形態において、ステント送り出しシステムは、ステント102が再配置のために外側部材106の中へ引き戻されることを可能にするステント保持要素120を含み得る。ステント102が導管中に正しく配置されるならば、ステント保持要素120を末端側に外側部材106の外へ前進させてステント102全体を外側部材106から解放し得る(図2Fを参照)。ステント係合要素110、112、114、116はまた、上記のようにステントを再び展開させるために引き抜かれ得る。
ステント係合要素110、112、114、116それぞれが末端側に駆動されるとき、駆動されるステント102の部分は、駆動されるステント係合要素に対して末端側にあるステント係合要素上で進められる。たとえば、中間および基端側ステント係合要素112、114、116が末端側に駆動されるとき、自己拡張性ステント102の第二の部分が末端側ステント係合要素110上で進められることができる。
上記のように、ステント係合要素の基端部分110b、112b、114b、116bは入れ子式かつチューブ状であることができる。他の形態において、ステント係合要素250、252、254、256は、一つまたは複数の長手方向ストラット(たとえば一つ、二つ、三つまたはより多くの長手方向ストラット)を含むことができ、たとえば、各ステント係合要素250、252、254、256が二つの長手方向ストラット250b、252b、254b、256bを含むことができる。図3Aは、長手方向ストラット250b、252b、254b、256bを含むプッシャアセンブリ208の態様の末端部分の斜視図である。図2Bは、図3Aに示すプッシャアセンブリ208の末端面図である。少なくとも一つの半径方向外向きに突出する爪250a、252a、254a、256aが長手方向ストラット250b、252b、254b、256bそれぞれから末端側に延びることができる。
長手方向ストラット250b、252b、254b、256bすべてはガイドワイヤチャネル218の周囲で(たとえば包囲して)互いから周方向にずれていることができ、各末端部分250a、252a、254a、256aがその他の末端部分から周方向にずれている(たとえば、ガイドワイヤチャネル220の周囲で、または互いから均等に離間している)。他の形態においては、半径方向に突出する爪の第一のサブセット(たとえば一つまたは複数)が第一の半径方向位置に配置され得、一方で、半径方向に突出する爪の第二のサブセット(たとえば一つまたは複数)が第一の位置から周方向にずれている。
ステント係合要素250、252、254、256それぞれが複数の長手方向ストラット250b、252b、254b、256bを有するとき、長手方向ストラット250b、252b、254b、256bは、ステントの各部分が同じ速度で周方向に押し出されるよう、プッシャアセンブリ208の周囲で均等に離間していることができる。たとえば、図3Aに示すように、各ステント係合要素250、252、254、256の長手方向ストラット250b、252b、254b、256bは、ステントの横方向に反対の両側が同じ速度で押し出されるよう、約180°離間していることができる。もう一つの例として、長手方向ストラット250b、252b、254b、256bは、同じステント係合要素250、252、254、256の長手方向ストラット250b、252b、254b、256bが互いに隣接することができるように配置されることができる。さらに別の例として、ステント係合要素250、252、254、256それぞれの長手方向ストラット250b、252b、254b、256bは、約30°、約45°、約60°、約75°など離間していることができる。
いくつかの形態において、長手方向ストラット250b、252b、254b、256bそれぞれは、ステント係合要素250、252、254、256それぞれを動かすためのより高い柱強度を提供するために、末端側方向にテーパ状であることができる。長手方向ストラット250b、252b、254b、256bそれぞれの基端部分の幅、アーク長、直径または厚さは、長手方向ストラット250b、252b、254b、256bそれぞれの末端部分の幅、アーク長、直径または厚さよりも大きいことができる。プッシャアセンブリ208の基端部分を包囲する外径は、たとえば長手方向ストラット250b、252b、254b、256bのテーパリングのせいで、プッシャアセンブリ208の末端部分を包囲する外径よりも大きいことができる。
ガイドワイヤチャネル220はいくつかの通路258(たとえば溝、チャネルなど)を含むことができ、それらの通路に沿って長手方向ストラット250b、252b、254b、256bが動くことができる。長手方向ストラット250b、252b、254b、256bは、ステントを送り出す前に半径方向に突出する爪250a、252a、254a、256aが周方向に整列するよう、同じ長さを有することができる(図3Aを参照)。他の形態において、長手方向ストラット250b、252b、254b、256bは、半径方向に突出する爪250a、252a、254a、256aがプッシャアセンブリ208の長手軸に沿ってずれるよう、異なる長さを有することができる。
上記送り出しシステムのいずれにおいても、ステント係合要素それぞれは、送り出しシステムのハンドル部分の作動機構に機械的に結合されることができる。ステント係合要素は作動機構に直接的または間接的に結合されることができる。図4は、水圧機構322を含むプッシャアセンブリ308の断面を概略的に示す。ステント係合要素310、312、314、316それぞれが水圧機構322の末端側シール324に接着されることができる。基端側ストッパ328を動かすと、水圧チャンバ326中の水圧を増し、末端側シール324をして、ステント係合要素310、312、314、316の一つまたは複数を末端側に移動させることができる。ガイドワイヤチャネル320が、水圧機構322を含むプッシャアセンブリ308を通って延びることができる。水圧機構322は、当技術分野における水圧機構の作動に関して公知であるように作動させることができる。水圧機構322が作動すると、ステント係合要素310、312、314、316は、たとえば図1A〜1Fに関して上述したように、末端側に進められることができる。説明のために、末端部分310a、312a、314a、316aは同じ半径方向位置で示されている。しかし、他の形態においては、上記のように、末端部分310a、312a、314a、316aの一つまたは複数がその他の末端部分から周方向にずれていてもよい(たとえば図3Aおよび3Bを参照)。
もう一つの例として、図5は、ユーザ操作可能な要素432を含むステント送り出しシステム404を概略的に示す。ステント係合要素410、412、414、416それぞれは、ハンドル部分430のユーザ操作可能な要素432に固着されることができる(図5を参照)。ユーザ操作可能な要素432を通路434の長さに沿って動かすと、ステント係合要素410、412、414、416の一つまたは複数を動かすことができる。
ハンドル部分430は、ユーザ操作可能な要素432の動きを制限することができるいくつかの、たとえば一つ、二つなどのストッパ(図示せず)を含むことができる。第一のストッパが、ユーザ操作可能な要素432の動きを制限(たとえば抑止、防止)することができる(たとえば出荷中、ステントを展開させる前など)。第一のストッパが解放されたのち、ユーザ操作可能な要素432は通路434の長さの少なくとも一部分を横切ることができる。ユーザ操作可能な要素432は、スロット434の長さの一部分に沿って末端側または基端側に移動して、ステント係合要素410、412、414、416を前進させることができる。
第二のストッパが、通路434の全長に沿うユーザ操作可能な要素432の動きを抑止または防止することができる。送り出しシステム404がステント保持要素を含むならば、第二のストッパは、ステントの基端の意図しない展開を抑止または防止するのに有用であることができる。第二のストッパが取り外される、または解放されると、ユーザ操作可能な要素432は通路434の全長を横切ることができる。ユーザ操作可能な要素432が通路434の全長を横切るとき、ステント係合要素410、412、414、416は、ステントの基端を外側部材406の外へ押し(図1Fを参照)、それにより、ステントをステント保持要素(あるならば)から解放し、ステントを完全に展開させることができる。
説明のために、末端部分410a、412a、414a、416は同じ半径方向位置で示されている。しかし、他の形態においては、上記のように、末端部分410a、412a、414a、416aの一つまたは複数がその他の末端部分から周方向にずれていてもよい(たとえば図3Aおよび3Bを参照)。
用語法
本明細書中、平織り自己拡張性ステントに関連して特定の送り出しシステムが記載されたが、本明細書に記載された送り出しシステムは、任意の形態(たとえば織り、レーザカットされた、または非平織り)を有し、任意の材料(たとえば金属またはポリマー)から構成された自己拡張性ステントまたはバルーン拡張性ステントを送り出すために使用されることができる。たとえば、いくつかの態様において、ステントは、自己拡張性ステントを形成するように織り合わされた複数の生分解性フィラメント(たとえば、ポリグリコール酸、ポリL-乳酸、ポリオルトエステル、ポリ無水物、ポリイミノカーボネートまたはリン酸カルシウムから作られた)を含むことができる。いくつかの態様においては、ステントは薬物でコートされていることができるし、またはストランドは薬物を配合していることができる。
本明細書の中で使用される相対的な用語「基端(側)」および「末端(側)」は、送り出しシステムの観点から定義されるものとする。したがって、基端側とは、送り出しシステムのハンドル部分の方向を指し、末端側とは、末端の先端の方向を指す。
「第一の」および「第二の」ステント係合要素という用語は、送り出しシステム中のステント係合要素のいずれかを指すために互換可能に使用されることができる。一つの態様において、第一のステント係合要素の末端部分は第二のステント係合要素に対して末端側にあることができる。さらなるステント係合要素が第一および第二のステント係合要素の末端側、間または基端側にあってもよい。
ステントの「第一の」および「第二の」部分という用語は、ステントの任意の部分を指すために互換可能に使用されることができる。一つの態様において、ステントの第一の部分はステントの第二の部分に対して末端側にあることができる。さらなるステント部分が第一および第二のステント部分の末端側、間または基端側にあってもよい。
本明細書の中で使用される条件付きの文言、とりわけ「〜することができる」、「〜してもよい」、「〜し得る」、「たとえば」などは、別段の定めがない限り、または使用される文脈内で他の意味に理解されない限り、概して、いくつかの態様は特定の特徴、要素および/または状態を含むが、他の態様はそうではないことを意味することを意図したものである。したがって、そのような条件付きの文言は、概して、一つまたは複数の態様のために特徴、要素、ブロックおよび/または状態が何らかの形で必要とされること、または一つまたは複数の態様が、そのような特徴、要素および/または状態が含まれるかどうか、または任意の特定の態様において実施されるべきであるかどうかを決定する(著者の入力または入力要求のあるなしにかかわらず)ための論理を必然的に含むことを暗示することを意図したものではない。
「X、Y、Zの少なくとも一つ」のような離接的文言は、別段の定めがない限り、概して、項目、用語などが、X、YまたはZもしくはそれらの任意の組み合わせ(たとえばX、Yおよび/またはZ)のいずれかであり得ることを表すために使用される。したがって、そのような離接的文言は、概して、特定の態様がXの少なくとも一つ、Yの少なくとも一つまたはZの少なくとも一つそれぞれが存在することを要求することを暗示しようと意図したものではなく、また意図してはならない。
「含む(comprising、including)」、「有する」などのような用語は同義語であり、包括的かつ非限定的に使用され、さらなる要素、特徴、動作、操作などを排除しない。また、用語「または」は、その包括的意味(排他的意味ではなく)で使用され、したがって、たとえば要素のリストをつなぐために使用される場合、用語「または」は、リスト中の要素の一つ、いくつかまたはすべてを意味する。
本明細書には特定の態様および例が記載されたが、当業者には、本開示に示され、記載された送り出しシステムの多くの局面が異なるふうに組み合わされ、および/または改変されて、さらなる態様または許容可能な例を形成し得ることが理解されよう。そのような改変および変形はすべて本開示の範囲内に含まれるものと解釈される。広く多様な設計および手法が可能である。本明細書に開示される特徴、構造または工程のいずれも必須または不可欠ではない。
本開示に関して、特定の局面、利点および新規な特徴が本明細書に記載されている。必ずしもそのような利点すべてが任意の特定の態様にしたがって達成され得るわけではないことが理解されるべきである。したがって、たとえば、当業者は、本開示が、本明細書に教示されるような一つの利点または利点の群を達成するやり方で、必ずしも本明細書に教示または暗示され得るような他の利点を達成することなく、具現化または実施され得ることを認識するであろう。
そのうえ、例示的な態様が本明細書に記載されたが、等価の要素、改変、省略、組み合わせ(たとえば、様々な態様に及ぶ局面の)、翻案および/または変形を有する任意およびすべての態様の範囲が、本開示に基づいて、当業者によって理解されるであろう。特許請求の範囲における限定は、特許請求の範囲に用いられる文言に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書に記載された例または出願の手続き中に記載される例(非排他的であると解釈される)に限定されるべきではない。さらに、開示された工程および方法の動作は、動作の順序を変更すること、および/またはさらなる動作を挿入すること、および/または動作を除くことを含む任意のやり方で改変され得る。したがって、本明細書および例は例示的なものとしてのみ考慮されるべきであり、真の範囲および精神は特許請求の範囲およびその等価物の全範囲によって示されることが意図される。
本明細書に開示される任意の方法は、記載された順序で実施される必要はない。本明細書に開示された方法は、実施者によって講じられる特定の動作を含み得る。しかし、方法はまた、明示的または暗示的な、そのような動作の任意の第三者命令も含むことができる。たとえば、「自己拡張性ステントを引っ込める」ような動作は、「自己拡張性ステントを引っ込めるよう命令する」ことを含む。
また、本明細書に開示される範囲は、任意およびすべての重複、部分的範囲およびそれらの組み合わせを包含する。「〜までの」、「少なくとも〜」、「〜よりも大きい」、「〜よりも小さい」、「〜の間」などのような文言は、その記載された数(字)を含む。「約」または「概ね」のような語の後に続く数は、その記載された数を含み、状況に基づいて解釈されるべきである(たとえば、その状況下で妥当に可能であるような正確さ、たとえば±1%、±5%、±10%、±15%など)。たとえば、「約180°」は「180インチ」を含む。「実質的に」のような用語の後に続く語句は、その記載された語句を含み、状況に基づいて解釈されるべきである(たとえば、その状況下で妥当に可能であるような大きさ)。
例示的態様
以下の例示的態様は、本明細書に開示された特徴の組み合わせのいくつかの可能な変更を識別するが、特徴の組み合わせの他の変更が同じく可能である。
1.ステント送り出しシステムを使用して治療部位で自己拡張性ステントを送り出す方法であって、
外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材;
第一のステント係合要素と、
第二のステント係合要素と
を含み、第一のステント係合要素の末端が第二のステント係合要素に対して末端側に配置され、第一のステント係合要素が第二のステント係合要素から独立して動くように構成されている、外側部材ルーメン中のプッシャアセンブリ;および
細長い外側部材とプッシャアセンブリとの間で半径方向に圧縮された形態にある自己拡張性ステント
を含む、ステント送り出しシステムを治療部位の近くに前進させる工程;
第一のステント係合要素を末端側に駆動することにより、自己拡張性ステントの第一の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程;および
自己拡張性ステントの第一の部分を前進させたのち、第二のステント係合要素を末端側に駆動し、かつ第一のステント係合要素を末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステントの第二の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程
を含む、方法。
2.自己拡張性ステントの第一の部分を前進させる工程が、第一のステント係合要素を細長い外側部材の外へ駆動することなく第一のステント係合要素を末端側に駆動する工程を含む、態様1の方法。
3.第三のステント係合要素を駆動することによって自己拡張性ステントの第三の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程をさらに含む、態様1または2の方法。
4.自己拡張性ステントの第三の部分を前進させる工程が、自己拡張性ステントの第二の部分を前進させたのち、第三のステント係合要素を末端側に駆動し、かつ第二のステント係合要素を末端側に駆動しない工程を含む、態様3の方法。
5.自己拡張性ステントの第三の部分を前進させる工程が、第二のステント係合要素および第三のステント係合要素を同時に末端側に駆動する工程を含む、態様3の方法。
6.自己拡張性ステントの第三の部分が自己拡張性ステントの基端を含む、態様3〜5のいずれか一つの方法。
7.自己拡張性ステントの第三の部分を前進させる工程が、第三のステント係合要素を細長い外側部材の外へ駆動する工程を含む、態様3〜6のいずれか一つの方法。
8.自己拡張性ステントが、ワイヤ交点を形成するように織られたものであり、自己拡張性ステントを係合させる工程が、ステントのワイヤ交点を第一のステント係合要素と係合させる工程を含む、態様1〜7のいずれか一つの方法。
9.ステントの第二の部分を前進させる工程が、ステントの第二の部分を第一のステント係合要素上で前進させる工程を含む、態様1〜8のいずれか一つの方法。
10.自己拡張性ステントを引っ込める工程をさらに含む、態様1〜9のいずれか一つの方法。
11.自己拡張性ステントを引っ込める工程が、第一のステント係合要素および第二のステント係合要素を引っ込める工程を含む、態様10の方法。
12.第一のステント係合要素を末端側に駆動する工程が、第一のステント係合要素および第二のステント係合要素を水圧的に駆動する工程を含む、態様1〜11のいずれか一つの方法。
13.第一のステント係合要素および第二のステント係合要素を駆動するように構成されたユーザ操作可能な要素を作動させる工程をさらに含む、態様1〜12のいずれか一つの方法。
14.ステント送り出しシステムを使用して治療部位で自己拡張性ステントを送り出す方法であって、
外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材;
末端側ステント係合要素、少なくとも一つの中間ステント係合要素および基端側ステント係合要素を含む複数のステント係合要素を含み、複数のステント係合要素が互いに対して同軸に配置され、複数のステント係合要素それぞれが他のステント係合要素に対して独立して動くように構成されている、外側部材ルーメン中のプッシャアセンブリ;および
細長い外側部材とプッシャアセンブリとの間で半径方向に圧縮された形態にある自己拡張性ステント
を含む、ステント送り出しシステムを治療部位の近くに前進させる工程;および
複数のステント係合要素が外側ルーメンの末端部分に配置されるまで複数のステント係合要素を前進させる工程
を含み、
複数のステント係合要素を前進させる工程が、少なくとも一つの中間ステント係合要素および基端側ステント係合要素それぞれを末端側に駆動し、かつ駆動されるステント係合要素に対して末端側にある複数のステント係合要素のいずれも末端側に駆動しない工程を含む、方法。
15.複数のステント係合要素を前進させる工程が、複数のステント係合要素を同時に末端側に駆動する工程を含む、態様14の方法。
16.複数のステント係合要素を前進させる工程が、複数のステント係合要素を細長い外側部材の外へ駆動することなく複数のステント係合要素を外側ルーメンの末端部分に向けて末端側に駆動する工程を含む、態様14または15の方法。
17.複数のステント係合要素を外側ルーメンの末端部分に向けて末端側に駆動したのち、複数のステント係合要素を細長い外側部材の外へ同時に駆動する工程をさらに含む、態様16の方法。
18.複数のステント係合要素を前進させる工程が、自己拡張性ステントをステント係合要素それぞれと係合させる工程を含む、態様14〜17のいずれか一つの方法。
19.自己拡張性ステントが、ワイヤ交点を形成するように織られたものであり、自己拡張性ステントを係合させる工程が、ステントのワイヤ交点をステント係合要素それぞれと係合させる工程を含む、態様18の方法。
20.少なくとも一つの中間ステント係合要素および基端側ステント係合要素それぞれを末端側に駆動する工程が、自己拡張性ステントの部分を末端側ステント係合要素上で駆動する工程を含む、態様14〜19のいずれか一つの方法。
21.自己拡張性ステントを引っ込める工程をさらに含む、態様14〜20のいずれか一つの方法。
22.自己拡張性ステントを引っ込める工程が、複数のステント係合要素を引っ込める工程を含む、態様21の方法。
23.複数のステント係合要素を前進させる工程が、複数のステント係合要素を水圧的に駆動する工程を含む、態様14〜22のいずれか一つの方法。
24.複数のステント係合要素を前進させる工程が、複数のステント係合要素を末端側に駆動するように構成されたユーザ操作可能な要素を作動させる工程を含む、態様14〜23のいずれか一つの方法。
25.ステント送り出しシステムであって、
外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材;
自己拡張性ステントの第一の部分と係合するように構成された第一の半径方向外向きに突出する部分を含む末端側ステント係合要素と、
自己拡張性ステントの第一の部分に対して基端側にある自己拡張性ステントの第二の部分と係合するように構成された第二の半径方向外向きに突出する部分を含む基端側ステント係合要素と
を含み、末端側ステント係合要素が基端側ステント係合要素から独立して動くように構成されている、外側部材ルーメン中のプッシャアセンブリ
を含む、ステント送り出しシステム。
26.プッシャアセンブリが中間ステント係合要素をさらに含み、中間ステント係合要素の末端が末端側ステント係合要素と基端側ステント係合要素との間に長手方向に配置され、中間ステント係合要素が末端側および基端側ステント係合要素から独立して動くように構成されている、態様25のステント送り出しシステム。
27.末端側ステント係合要素が基端側ステント係合要素と同時に動くように構成されている、態様25または26のステント送り出しシステム。
28.末端側ステント係合要素が基端側ステント係合要素と同軸である、態様25〜27のいずれか一つのステント送り出しシステム。
29.末端側ステント係合要素の基端部分が基端側ステント係合要素の半径方向内側に配置されている、態様25〜28のいずれか一つのステント送り出しシステム。
30.末端側ステント係合要素の基端部分がチューブ状であり、基端側ステント係合要素の基端部分がチューブ状である、態様25〜29のいずれか一つのステント送り出しシステム。
31.末端側ステント係合要素が基端側ステント係合要素よりも長い、態様25〜30のいずれか一つのステント送り出しシステム。
32.末端側ステント係合要素の基端部分および基端側ステント係合要素の基端部分が単一のチューブ状構造の少なくとも一部分を形成している、態様25〜28、30または31のいずれか一つのステント送り出しシステム。
33.末端側ステント係合要素の基端部分および基端側ステント係合要素の基端部分が同じ直径を含む、態様25〜28または30〜32のいずれか一つのステント送り出しシステム。
34.末端側ステント係合要素および基端側ステント係合要素が同じ長さを含む、態様25〜33のいずれか一つのステント送り出しシステム。
35.末端側ステント係合要素の基端部分が長手方向に延びるストラットを含み、基端側ステント係合要素の基端部分が長手方向に延びるストラットを含む、態様25〜34のいずれか一つのステント送り出しシステム。
36.末端側ステント係合要素のストラットそれぞれが基端側ステント係合要素のストラットの間に位置するように末端側ステント係合要素の基端部分が基端側ステント係合要素から周方向にずれている、態様35のステント送り出しシステム。
37.第一の半径方向外向きに突出する部分が第二の半径方向外向きに突出する部分と同じ幅を有する、態様25〜36のいずれか一つのステント送り出しシステム。
38.第一の半径方向外向きに突出する部分および第二の半径方向外向きに突出する部分それぞれが少なくとも一つの爪を含む、態様25〜37のいずれか一つのステント送り出しシステム。
39.少なくとも一つの爪が複数の爪を含む、態様38のステント送り出しシステム。
40.第一の半径方向外向きに突出する部分が第二の半径方向外向きに突出部分から周方向にずれている、態様25〜39のいずれか一つのステント送り出しシステム。
41.第一の半径方向外向きに突出する部分および第二の半径方向外向きに突出部分が細長い外側部材によって半径方向に圧縮されるように構成されている、態様25〜40のいずれか一つのステント送り出しシステム。
42.プッシャアセンブリがガイドワイヤチャネルを含む、態様25〜41のいずれか一つのステント送り出しシステム。
43.プッシャアセンブリの半径方向内側に配置されたガイドワイヤチャネルをさらに含み、ガイドワイヤチャネルがガイドワイヤルーメンを含む、態様25〜41のいずれか一つのステント送り出しシステム。
44.末端側ステント係合要素および基端側ステント係合要素の長手方向の動きが水圧アセンブリによって駆動される、態様25〜43のいずれか一つのステント送り出しシステム。
45.末端側ステント係合要素および基端側ステント係合要素を末端側に駆動するように構成されたユーザ操作可能な要素をさらに含む、態様25〜44のいずれか一つのステント送り出しシステム。
46.ステント送り出しシステムであって、
外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材;および
長手軸に沿って配設され、互いに対して入れ子式に動くように構成された複数のステント係合要素を含み、複数のステント係合要素それぞれが、ステントと係合するように構成された半径方向外向きに突出する部分を含む、プッシャアセンブリ
を含む、ステント送り出しシステム。
47.半径方向外向きに突出する部分それぞれが少なくとも一つの爪を含む、態様46のステント送り出しシステム。
48.半径方向外向きに突出する部分の少なくとも一つが複数の爪を含む、態様46または47のステント送り出しシステム。
49.半径方向外向きに突出する部分が互いから周方向にずれている、態様46〜48のいずれか一つのステント送り出しシステム。
50.複数のステント係合要素が同時に動くように構成されている、態様46〜49のいずれか一つのステント送り出しシステム。
51.複数のステント係合要素のサブセットが同時に動くように構成され、一方で、複数のステント係合要素の残りが動かされない、態様46〜50のいずれか一つのステント送り出しシステム。
52.ステント係合要素それぞれの基端部分がチューブ状である、態様46〜51のいずれか一つのステント送り出しシステム。
53.ステント係合要素それぞれが同じ長さを含む、態様46〜52のいずれか一つのステント送り出しシステム。
54.ステント係合要素それぞれの基端部分が単一のチューブ状構造を形成している、態様46〜52のいずれか一つのステント送り出しシステム。
55.ステント係合要素それぞれの基端部分が同じ直径を含む、態様46〜54のいずれか一つのステント送り出しシステム。
56.ステント係合要素それぞれが、長手方向に延びるストラットを含む、態様46〜55のいずれか一つのステント送り出しシステム。
57.ステント係合要素それぞれの長手方向ストラットが互いから周方向にずれている、態様56のステント送り出しシステム。
58.半径方向外向きに突出する部分が同じ幅を含む、態様46〜57のいずれか一つのステント送り出しシステム。
59.半径方向外向きに突出する部分が細長い外側部材によって半径方向に圧縮されるように構成されている、態様46〜58のいずれか一つのステント送り出しシステム。
60.プッシャアセンブリがガイドワイヤチャネルを含む、態様46〜59のいずれか一つのステント送り出しシステム。
61.プッシャアセンブリの半径方向内側に配置されたガイドワイヤチャネルをさらに含み、ガイドワイヤチャネルがガイドワイヤルーメンを含む、態様46〜59のいずれか一つのステント送り出しシステム。
62.複数のステント係合要素の長手方向の動きが水圧アセンブリによって駆動される、態様46〜61のいずれか一つのステント送り出しシステム。
63.複数のステント係合要素を末端側に駆動するように構成されたユーザ操作可能な要素をさらに含む、態様46〜62のいずれか一つのステント送り出しシステム。
64.ステント送り出しシステムを使用して治療部位で自己拡張性ステントを送り出す方法であって、
外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材;
第一のステント係合要素と、
第二のステント係合要素と
を含み、第一のステント係合要素の末端が第二のステント係合要素に対して末端側に配置され、第一のステント係合要素が第二のステント係合要素から独立して動くように構成されている、外側部材ルーメン中のプッシャアセンブリ;および
細長い外側部材とプッシャアセンブリとの間で半径方向に圧縮された形態にある自己拡張性ステント
を含む、ステント送り出しシステムを治療部位の近くに前進させる工程;
第一のステント係合要素を末端側に細長い外側部材の外へ駆動することにより、自己拡張性ステントの第一の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程;および
自己拡張性ステントの第一の部分を前進させたのち、第二のステント係合要素を末端側に細長い外側部材の外へ駆動し、かつ第一のステント係合要素を末端側に駆動しないことにより、自己拡張性ステントの第二の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程
を含む、方法。
65.自己拡張性ステントの第一の部分を前進させる工程が、第一のステント係合要素を細長い外側部材の外へ駆動することなく第一のステント係合要素を末端側に駆動する工程を含む、態様64の方法。
66.第三のステント係合要素を細長い外側部材の外へ駆動することによって自己拡張性ステントの第三の部分を細長い外側部材の外へ前進させる工程をさらに含む、態様64または65の方法。
67.自己拡張性ステントの第三の部分を前進させる工程が、自己拡張性ステントの第二の部分を前進させたのち、第三のステント係合要素を末端側に駆動し、かつ第二のステント係合要素を末端側に駆動しない工程を含む、態様66の方法。
68.自己拡張性ステントの第三の部分を前進させる工程が、第二のステント係合要素および第三のステント係合要素を同時に末端側に駆動する工程を含む、態様66または67の方法。
69.自己拡張性ステントの第三の部分が自己拡張性ステントの基端を含む、態様66〜68のいずれか一つの方法。
70.自己拡張性ステントが、ワイヤ交点を形成するように織られたものであり、自己拡張性ステントを係合させる工程が、ステントのワイヤ交点を第一のステント係合要素と係合させる工程を含む、態様64〜68のいずれか一つの方法。
71.ステントの第二の部分を前進させる工程が、ステントの第二の部分を第一のステント係合要素上で前進させる工程を含む、態様64〜70のいずれか一つの方法。
符号の説明
100 導管
102 自己拡張性ステント
102a 末端
102b 基端
104 ステント送り出しシステム
106 外側部材
108 プッシャアセンブリ
110 ステント係合要素
110a 末端部分
110b 基端部分
112 ステント係合要素
112a 末端部分
112b 基端部分
114 ステント係合要素
114a 末端部分
114b 基端部分
116 ステント係合要素
116a 末端部分
116b 基端部分
118 ガイドワイヤチャネル
120 ステント保持要素
208 プッシャアセンブリ
220 ガイドワイヤチャネル
250 ステント係合要素
250a 半径方向に突出する爪
250b 長手方向ストラット
252 ステント係合要素
252a 半径方向に突出する爪
252b 長手方向ストラット
254 ステント係合要素
254a 半径方向に突出する爪
254b 長手方向ストラット
256 ステント係合要素
256a 半径方向に突出する爪
256b 長手方向ストラット
258 通路
308 プッシャアセンブリ
310 ステント係合要素
310a 末端部分
312 ステント係合要素
312a 末端部分
314 ステント係合要素
314a 末端部分
316 ステント係合要素
316a 末端部分
320 ガイドワイヤチャネル
322 水圧機構
324 末端側シール
326 水圧チャンバ
328 基端側ストッパ
404 ステント送り出しシステム
410 ステント係合要素
410a 末端部分
412 ステント係合要素
412a 末端部分
414 ステント係合要素
414a 末端部分
416 ステント係合要素
416a 末端部分
420 ガイドワイヤチャネル
430 ハンドル部分
432 ユーザ操作可能な要素
434 通路

Claims (20)

  1. 外側部材ルーメンを画定する細長い外側部材;および
    長手軸に沿って配設され、互いに対して入れ子式に動くように構成された複数のステント係合要素を含み、該複数のステント係合要素それぞれが、基端部分と、ステントと係合するように構成された半径方向外向きに突出する部分とを含む、プッシャアセンブリ
    を含む、ステント送り出しシステム。
  2. 半径方向外向きに突出する部分それぞれが少なくとも一つの爪を含む、請求項1記載のステント送り出しシステム。
  3. 半径方向外向きに突出する部分の少なくとも一つが複数の爪を含む、請求項1または2記載のステント送り出しシステム。
  4. ステント係合要素それぞれが、長手方向に延びるストラットを含む、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  5. ステント係合要素それぞれの長手方向ストラットが互いから周方向にずれている、請求項4記載のステント送り出しシステム。
  6. 複数のステント係合要素のサブセットが同時に動くように構成され、一方で、該複数のステント係合要素の残りが動かされない、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  7. 半径方向外向きに突出する部分が互いから周方向にずれている、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  8. 半径方向外向きに突出する部分が細長い外側部材によって半径方向に圧縮されるように構成されている、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  9. 複数のステント係合要素が、
    ステントの第一の部分と係合するように構成された第一の半径方向外向きに突出する部分を含む末端側ステント係合要素;および
    該ステントの第二の部分と係合するように構成された第二の半径方向外向きに突出する部分を含み、該第二の半径方向外向きに突出する部分が該末端側ステント係合要素の該第一の半径方向外向きに突出する部分に対して基端側にある、基端側ステント係合要素
    を含み、
    該末端側ステント係合要素が該基端側ステント係合要素から独立して動くように構成されている、
    前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  10. 複数のステント係合要素が中間ステント係合要素をさらに含み、該中間ステント係合要素の末端が末端側ステント係合要素と基端側ステント係合要素との間に長手方向に配置され、該中間ステント係合要素が該末端側ステント係合要素および該基端側ステント係合要素から独立して動くように構成されている、請求項9記載のステント送り出しシステム。
  11. 複数のステント係合要素が同時に動くように構成されている、請求項1〜7のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  12. ステント係合要素それぞれが同じ長さを含む、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  13. 半径方向外向きに突出する部分が同じ幅を含む、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  14. ステント係合要素それぞれの基端部分が同じ直径を含む、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  15. ステント係合要素それぞれの基端部分がチューブ状である、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  16. ステント係合要素それぞれの基端部分が単一のチューブ状構造を形成している、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  17. プッシャアセンブリがガイドワイヤチャネルを含む、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  18. プッシャアセンブリの半径方向内側に配置されたガイドワイヤチャネルをさらに含み、該ガイドワイヤチャネルがガイドワイヤルーメンを含む、請求項1〜16のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  19. 複数のステント係合要素を末端側に駆動するように構成されたユーザ操作可能な要素をさらに含む、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
  20. 複数のステント係合要素の長手方向の動きが水圧アセンブリによって駆動される、前記請求項のいずれか一項記載のステント送り出しシステム。
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