JP2017187378A - 超音波測定装置 - Google Patents

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岡野 雅樹
Masaki Okano
雅樹 岡野
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Abstract

【解決手段】 超音波測定装置は、超音波を発振又は受信する超音波プローブ9、24と、被検査物に向けて突出した膨出部19A、38Aを有する接触子12、27とを備え、膨出部を被検査物に接触させて超音波測定を行うようになっている。上記接触子は、箱部材16、35と該箱部材を密封する蓋部材17、36とからなる収容容器15、34と、箱部材の底部と蓋部材とのいずれか一方に形成されて被検査物に対向する第1開口部17A、35Aと、他方に形成されて超音波プローブに対向する第2開口部16A、36Aと、収容容器内に収容されたシート状弾性体19、38とを備えている。上記シート状弾性体は、第2開口部が密封されることによって第1開口部に向けて押圧され、該シート状弾性体の一部が第1開口部から外部に突出されて上記膨出部が形成されている。【効果】 膨出部を切削加工を要することなく容易に成形することができる。【選択図】 図1

Description

本発明は超音波測定装置に関し、より詳しくは、接触子に設けた膨出部を被検査物に密着させて該被検査物の超音波測定を行うことができるようにした超音波測定装置に関する。
従来、超音波測定装置として、超音波の発振および受信を行う超音波プローブと、該超音波プローブと被検査物との間に設けられ、被検査物に向けて突出した膨出部を有する接触子とを備え、上記膨出部を被検査物に接触させて該被検査物の超音波測定を行うようにしたものが知られている(特許文献1)。
また従来、箱形容器の底部に開口部を形成するとともに、該開口部を高分子膜で密封した状態で、上記箱形容器の内部に水を貯溜させ、さらに超音波の発振および受信を行う超音波プローブを上記水内に浸漬させたものも知られている(特許文献2)。
特許文献2の超音波測定装置においては、箱形容器の底部に上記開口部を囲む環状のシール材を設けておき、被検査物を検査する際には上記シール材を被検査物の上面に密着させた状態で該シール材の内部に負圧を導入する。これにより上記開口部を密封する高分子膜が負圧に吸引されて被検査物の上面に密着されるようになるので、この状態で、上記超音波プローブにより被検査物の超音波測定を行うことができる。
特公平7−61327号公報 特許第3709559号公報
特許文献1の超音波測定装置においては、上記膨出部を形成する際に切削加工などの膨出部成形作業が必要となり、その作業が煩雑となる。
特許文献2の超音波測定装置においては、予め接触子に膨出部を形成する必要がないが、上記シール材の内部に負圧を導入するための負圧源が必要となり、また検査の都度シール材の内部に負圧を導入しなければならないので、迅速な検査が困難であった。
本発明は上述した事情に鑑み、予め接触子に膨出部を形成するに当たり、極めて容易に膨出部を成形することができる超音波測定装置を提供するものである。
すなわち本発明は、超音波の発振および受信の少なくともいずれか一方を行う超音波プローブと、該超音波プローブと被検査物との間に設けられ、被検査物に向けて突出した膨出部を有する接触子とを備え、上記膨出部を被検査物に接触させて該被検査物の超音波測定を行うようにした超音波測定装置において、
上記接触子は、箱部材と該箱部材を密封する蓋部材とからなる収容容器と、該収容容器を構成する上記箱部材の底部と蓋部材とのいずれか一方に形成されて被検査物に対向する第1開口部と他方に形成されて超音波プローブに対向する第2開口部と、上記収容容器内に収容されたシート状弾性体とを備えており、
上記膨出部は、上記第2開口部が密封されると同時に上記収容容器内のシート状弾性体が第1開口部に向けて押圧されて、該シート状弾性体の一部が第1開口部から外部に突出されることにより形成されることを特徴とするものである。
本発明によれば、上記膨出部は、上記収容容器内にシート状弾性体を収容した状態で、上記第2開口部が密封されると同時に上記収容容器の内のシート状弾性体が第1開口部に向けて押圧されて、該シート状弾性体の一部が第1開口部から外部に突出されることにより形成されるので、切削加工などの成形作業を要することなく容易に膨出部を成形することができる。
本発明の実施例を示す断面図。 図1の超音波計測装置によって被検査物1を検査する際の状態を示す断面図。 接触子12を製造する工程を説明するための断面図。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において、超音波計測装置は、被検査物1の下方に配置された超音波発振装置2と、被検査物1の上方に配置された超音波受信装置3とを備えている。
図示実施例では、上記被検査物1は、基板1Aと該基板1Aに接合材を介して密着された半導体チップ1Bとから構成されており、上記超音波計測装置は基板1Aと半導体チップ1Bとの間の接合材中に形成された気泡(ボイド、空隙)などの接着不良個所を検出することができるようになっている。上記接合材としては、一般に樹脂製接着剤、はんだ、導電性ペースト、非導電性ペーストなどが用いられている。
上記被検査物1は、基板搬送機構のクランプ4によって両端部がクランプされた状態で、超音波発振装置2と超音波受信装置3との間に搬入されるようになっている。該基板搬送機構としては、被検査物1を超音波送信装置2と超音波受信装置3との間に搬入し、搬出することができれば如何なる構成であってもよい。
上記超音波発振装置2は、超音波を発振する例えばピエゾ素子などの超音波発振素子8を備えた超音波プローブ9と、固定フレーム10に設けられて該超音波プローブ9を昇降させる昇降機構11と、超音波プローブ9の上端部に設けられて上記被検査物1の下面に密着可能な接触子12とを備えている。
後に詳述するが、上記接触子12は上方に向けて球状に突出した膨出部19Aを備えており、上記昇降機構11によって超音波プローブ9が上昇端まで上昇された際には、図2に示すように、膨出部19Aの頂部が所定量潰された状態で被検査物1の下面に密着するようになっている。
この際、上記膨出部19Aは上方に向けて球状に突出しているので、被検査物1の下面に密着する際に、空気を密着部分の外方に押しやりながら被検査物1の下面に潰された状態で密着するようになり、それによって該膨出部19Aと被検査物1との接触面の間に空気を巻き込むことがないようになっている。
上記接触子12は、収容容器15を構成する上方が開口した方形箱形の箱部材16と、該箱部材16の開口部を密封する平板状の蓋部材17とを備えており、蓋部材17の中央位置に被検査物1に対向させて真円形状の第1開口部17Aを形成するとともに、箱部材16の底部の中央位置に上記超音波プローブ9に対向させて真円形状の第2開口部16Aを形成してある。
上記箱部材16の第2開口部16Aの中心と蓋部材17の第1開口部17Aの中心とはそれぞれ鉛直方向の中心線Cが中心となるように形成してあり、かつ蓋部材17の第1開口部17Aの開口面積の方が箱部材16の第2開口部16Aの開口面積よりも小さくなるように設定してある。
上記収容容器15内の収容空間18には、シート状弾性体19を密封してある。該シート状弾性体19は、超音波発振素子8から発振された超音波を効率よく被検査物1に伝達させることができれば如何なる材質であってもよく、例えば特許第2899804号に記載されている高分子ゲルからなるシート状弾性体を用いることが好ましい。
本実施例におけるシート状弾性体19は、自然状態では、すなわち該シート状弾性体19を平板上に載置した状態では上述した膨出部19Aは形成されておらず、平坦な方形シート状を呈している。そして該シート状弾性体19は、上記収容空間18の形状に合わせた方形シート状に形成してあるが、上記収容空間18の容積はシート状弾性体19の体積よりも所定量だけ小さくなるように設定してある。
本実施例におけるシート状弾性体19は十分な柔軟性を有しており、かつその厚さが薄くなるように設定してあるので、該シート状弾性体19を収容空間18内に収容した際には、図3に示すように、該シート状弾性体19の下面は箱部材16の第2開口部16A内を充満するとともに、該第2開口部16Aよりも下方に球状に膨出するようになる。
他方、シート状弾性体19の上面は蓋部材17の第1開口部17Aから収容空間18内に球状に窪むようになる。
上記超音波発振素子8を備える超音波プローブ9の上面は平面に形成してあり、該超音波プローブ9の中心と上記箱部材16の第2開口部16Aの中心とを一致させた状態で、超音波プローブ9の上面を箱部材16の底面に密着させて上記第2開口部16Aを密封し、この状態で超音波プローブ9と箱部材16とを図示しないボルトナットなど適宜の固定手段によって一体に連結している。
その結果、上記箱部材16の第2開口部16Aよりも下方に球状に膨出していたシート状弾性体19(図3参照)は、上記超音波プローブ9の上面によって押し上げられるようになる。この際、上記第2開口部16Aよりも下方に膨出した部分は球状となっているので、該球状部分が超音波プローブ9の上面に設けられた超音波発振素子8に密着する際には、上記膨出部19Aと同様に該膨出した部分と超音波発振素子8との接触面の間に空気を巻き込むことがない。
そして上記第2開口部16Aよりも下方に膨出した部分が超音波プローブ9の上面によって押し上げられると、これと同時に、シート状弾性体19は蓋部材17の第1開口部17Aに向けて押圧されるようになり、押し上げられたシート状弾性体19によって、シート状弾性体19の上面の一部が蓋部材17の第1開口部17Aから上方に球状に膨出して、上述した膨出部19Aを形成するようになる(図1参照)。
このように本実施例によれば、上方に球状に膨出した膨出部19Aを、切削加工などの膨出部成形作業を施すことなく、容易に成形することができる。
ところで本実施例では、上述したように第1開口部17Aの開口面積の方が第2開口部16Aの開口面積よりも小さくなるように設定してあるので、上記膨出部19Aを円滑かつ確実に上方に球状に膨出させることができる。つまり、仮に第1開口部17Aの開口面積と第2開口部16Aの開口面積とを同一とした場合には、稀に上記膨出部19Aの頂部に窪みが形成されてしまうことがあり、この場合には膨出部19Aを被検査物1の下面に密着させた際に、空気を巻き込んでしまう危険性がある。
次に、上記超音波受信装置3は、超音波を受信する例えばPVDF素子などの超音波受信素子23を有する超音波プローブ24を備えており、該超音波プローブ24は昇降フレーム25に設けた移動機構26によって図1の紙面に垂直な方向に進退動されるようになっている。
上記昇降フレーム25には、超音波プローブ24の下方位置に、上記被検査物1の上面に密着可能な接触子27を設けてあり、上記昇降フレーム25は固定フレーム28に設けた昇降機構29によって昇降されるようになっている。
後に詳述するが、上記接触子27は下方に向けて球状に突出した膨出部38Aを備えており、上記昇降機構29によって昇降フレーム25が下降端まで下降された際には、図2に示すように、膨出部38Aの頂部が所定量潰された状態で被検査物1の上面に密着するようになっている。
上記超音波受信素子23は、図2に示すように紙面の左右方向に9個を一列の状態で配置してあり、膨出部38Aを被検査物1の上面に密着させた状態で、移動機構26によって超音波プローブ24を図2の紙面に垂直な方向に移動させることにより、被検査物1をその方向にスキャンすることができるようにしてある。
なお、例えば一列9個の超音波受信素子23を紙面の垂直方向に9列配置してマトリックス配列とした場合には、超音波プローブ24を紙面に垂直な方向に進退動させる必要はなく、その場合には移動機構26を省略することができる。
上記接触子27は、収容容器34を構成する上方が開口した方形箱形の箱部材35と、該箱部材35を密封する上方が開口した方形箱形の蓋部材36とを備えており、箱部材35の底部中央位置に被検査物1に対向させて真円形状の第1開口部35Aを形成するとともに、蓋部材36の底部中央位置に超音波プローブ24に対向させて真円形状の第2開口部36Aを形成してある。箱部材35の第1開口部35Aの中心と蓋部材36の第2開口部36Aの中心はとそれぞれ前述した中心線Cに一致させてある。
上記収容容器34内の収容空間37には上述したのと同一材料のシート状弾性体38を収容してある。
上記シート状弾性体38は、シート状弾性体19と同様に上記収容空間37の形状に合わせた方形シート状に形成してあるが、上記収容空間37の容積はシート状弾性体38の体積よりも所定量だけ小さくなるように設定してある。
上記シート状弾性体38も充分な柔軟性を有しているが、該シート状弾性体38を収容空間37内に収容する際には、収容容器34を図示しない平板上に載置して上記第1開口部35Aを密閉するようにし、それにより該シート状弾性体38の上面は上記シート状弾性体19の上面のように窪まずに、方形箱形の箱部材35の上面を含む平面よりも僅かになだらかに上方に突出するようになっている。
この状態で、高分子膜40をシート状弾性体38の上面に重ね、次に液密を保つためのシール材39を介して箱部材35の上面を蓋部材36の下面に密着させて、該箱部材35を蓋部材36にネジ41によって固着する。
これにより、上記高分子膜40は上記第2開口部36Aの周囲となる蓋部材36の下面に密着されてほぼ水平に張設されるとともに、該第2開口部36Aを密封するようになる。また、方形箱形の箱部材35の上面を含む平面よりも僅かになだらかに上方に突出していたシート状弾性体38の上面は、蓋部材36の下面と高分子膜40とによって押し下げられるのと同時に、箱部材35の第1開口部35Aに向けて押圧されるようになる。そしてこれと同時に、上記第1開口部35Aを密閉していた平板を取り外すことにより、シート状弾性体38の下面の一部が上記第1開口部35Aよりも下方に球状に膨出されて、上述した膨出部38Aを形成するようになる。
したがって下方に球状に膨出した膨出部38Aについても、切削加工などの膨出部成形作業を施すことなく、容易に成形することができる。
さらに、上方が開口した方形箱形の蓋部材36内には水42を所要量貯溜させてあり、上記超音波プローブ24に設けた超音波受信素子23は該水42内に浸漬させてある。
これにより、超音波発振素子8から発振された超音波を、シート状弾性体38、高分子膜40および水42を介して超音波受信素子23で良好に受信することができるようにしてある。
なお、上記超音波受信素子23と高分子膜40との間隔は1mm程度となるように設定することが望ましく、また上記高分子膜40としては、例えばポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどを用いることができる。さらに水42の代わりに、超音波を伝達できる性質を有する他の液体や粘性の高いゼリー状物質などの流動体を用いてもよい。
以上の構成において、上記超音波発振装置2の超音波プローブ9と接触子12とを下降端に位置させるとともに、超音波受信装置3の超音波プローブ24と接触子27とを上昇端に位置させた状態で、両接触子12、27間に被検査物1を搬入する。
次に、超音波発振装置2の昇降機構11により超音波プローブ9と接触子12とを上昇端位置まで上昇させるとともに、超音波受信装置3の昇降機構29により超音波プローブ24と接触子27とを下降端位置まで下降させる。
これにより、各接触子12、27の膨出部19A、38Aは、上述したように空気を巻き込むことなく被検査物1の下面と上面とにそれぞれ密着される。
この状態となったら、超音波プローブ9の超音波発振素子8より超音波が発振され、この超音波はシート状弾性体19、被検査物1、シート状弾性体38、高分子膜40および水42を介して超音波プローブ24の超音波受信素子23によって受信される。
これと同時に、超音波受信装置3の移動機構26により超音波プローブ24が図2の紙面と垂直な方向に移動されるようになり、これによって被検査物1の紙面と垂直な方向の2次元データを得ることができる。
この2次元データは図示しない判定手段に入力され、該判定手段によって基板1Aと半導体チップ1Bとの間の接着不良個所の有無が検出されるようになる。
そして上述した検査が終了したら、上記超音波発振装置2の超音波プローブ9と接触子12が下降端位置まで降下されるとともに、超音波受信装置3の超音波プローブ24と接触子27が上昇端位置まで上昇され、この状態で両接触子12、27間から検査の終了した被検査物1が搬出されるとともに、新たな被検査物1が搬入される。
また上記超音波プローブ24は移動機構26により元の位置まで復帰される。
なお、滑らかな球状の膨出部19A、38Aを得るためには各開口部16A、17A、35A、36Aの形状は真円形状であることが好ましいが、これに限定されるわけではない。各開口部16A、17A、35A、36Aの形状は、膨出部19A、38Aを被検査物1に接触させる際に空気を巻き込まなければ、適宜の形状とすることができる。
また、上記実施例では収容空間18、37の容積をシート状弾性体19、38の体積よりも所定量だけ小さくなるように設定してあるが、これに限定されるわけではない。例えば第2開口部16Aの内径と超音波プローブ9の外径を一致させて該超音波プローブ9を第2開口部16A内に嵌合可能とすれば、その押し込みによって第2開口部16Aを密封することができるのと同時に、収容容器15内のシート状弾性体19を第1開口部17Aに向けて押圧して、該シート状弾性体19の一部を第1開口部17Aから外部に膨出させて上記膨出部19Aを形成することができる。
さらに上記実施例では超音波発振素子8と超音波受信素子23とを被検査物1を挟んで対向させ、超音波を被検査物1に透過させて該被検査物1の検査を行うようにしているが、これに限定されるわけではない。超音波発振素子8と超音波受信素子23とを1つの超音波プローブに設け、被検査物1で反射された超音波によって該被検査物1の検査を行うようにしてもよい。
1 被検査物 8 超音波発振素子
9、24 超音波プローブ 12、27 接触子
15、34 収容容器 16、35 箱部材
16A、36A 第2開口部 17、36 蓋部材
17A、35A 第1開口部 18、37 収容空間
19、38 シート状弾性体 19A、38A 膨出部
23 超音波受信素子 40 高分子膜
42 水

Claims (6)

  1. 超音波の発振および受信の少なくともいずれか一方を行う超音波プローブと、該超音波プローブと被検査物との間に設けられ、被検査物に向けて突出した膨出部を有する接触子とを備え、上記膨出部を被検査物に接触させて該被検査物の超音波測定を行うようにした超音波測定装置において、
    上記接触子は、箱部材と該箱部材を密封する蓋部材とからなる収容容器と、該収容容器を構成する上記箱部材の底部と蓋部材とのいずれか一方に形成されて被検査物に対向する第1開口部と他方に形成されて超音波プローブに対向する第2開口部と、上記収容容器内に収容されたシート状弾性体とを備えており、
    上記膨出部は、上記第2開口部が密封されると同時に上記収容容器内のシート状弾性体が第1開口部に向けて押圧されて、該シート状弾性体の一部が第1開口部から外部に突出されることにより形成されることを特徴とする超音波測定装置。
  2. 上記収容容器内の容積は上記シート状弾性体の体積よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波計測装置。
  3. 上記第1開口部の開口面積は、上記第2開口部の開口面積よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の超音波計測装置。
  4. 上記超音波プローブに超音波発振素子と超音波受信素子との少なくともいずれか一方が設けられており、また上記第2開口部は該超音波プローブによって密封されて、該超音波プローブに設けられた上記素子は上記第2開口部を介してシート状弾性体に密着していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の超音波計測装置。
  5. 上記第2開口部は、上記蓋部材の内面に密着された高分子膜によって密封されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の超音波計測装置。
  6. 上記超音波プローブに超音波発振素子と超音波受信素子との少なくともいずれか一方が設けられており、また上記収容容器の蓋部材は上方が開口した箱形状に形成されて、該箱形状の蓋部材内に上記高分子膜に接触する流動体が貯溜され、上記超音波プローブに設けられた上記素子は上記流動体内に浸漬されていることを特徴とする請求項5に記載の超音波計測装置。
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