JP2017186844A - コンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置において、排水効率を高めてコンクリートから効果的に余剰水を排水する。【解決手段】型枠本体4に通水孔16を複数形成し、型枠本体4の内側に透水材10を設けると共に、型枠本体4の外側に吸水材12を設けて型枠2を形成する工程と、型枠2内にコンクリートCを打設する工程と、を備えていることを特徴とするコンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置1を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置に関する。
通常のコンクリートでは、充分なワーカビリティーを得るという施工上の要求からある一定の単位水量が必要とされている。水セメント比(W/C)にして、おおよそ50%から60%のコンクリートが混練されることになる。周知のように、セメントの水和反応に必要な水量は水セメント比にして20%程度であるため、セメントの水和に不必要な水量は、コンクリート中に自由水として残り、所謂余剰水となる。
コンクリートの余剰水を脱水し、品質の向上を図る技術として、例えば透水型枠を用いた技術が知られている。
透水型枠による排水方法では、構造物の高さ方向において排水量に差が生じる。即ち、この排水方法では、外力を与えずにコンクリートの自重によって排水させるため、下層部では排水効率が高くなる一方、上層部では排水効率が低くなる。
透水型枠による排水方法では、構造物の高さ方向において排水量に差が生じる。即ち、この排水方法では、外力を与えずにコンクリートの自重によって排水させるため、下層部では排水効率が高くなる一方、上層部では排水効率が低くなる。
コンクリートの余剰水を脱水し、品質の向上を図る別の技術として、例えば特許文献1に開示されたコンクリート脱水装置を用いた技術が知られている。
特許文献1に開示されたコンクリート脱水装置では、取付孔が形成された型枠に透水シートを貼り付け、取付孔の型枠外側の端部に接合治具を取り付ける。この型枠をコンクリート打設箇所の所定位置に設置する。そして、型枠内にコンクリートを打設するとともに接合治具に接続した真空ポンプを作動させ、コンクリートの余剰水を吸引する。その際、透水シートを通過させつつコンクリートの余剰水を接合治具に集水させ、この接合治具から外部に排出させる。これにより、型枠内に打設したコンクリートを脱水処理することができる。
特許文献1に開示されたコンクリート脱水装置では、取付孔が形成された型枠に透水シートを貼り付け、取付孔の型枠外側の端部に接合治具を取り付ける。この型枠をコンクリート打設箇所の所定位置に設置する。そして、型枠内にコンクリートを打設するとともに接合治具に接続した真空ポンプを作動させ、コンクリートの余剰水を吸引する。その際、透水シートを通過させつつコンクリートの余剰水を接合治具に集水させ、この接合治具から外部に排出させる。これにより、型枠内に打設したコンクリートを脱水処理することができる。
例えば特許文献2に開示されたコンクリート脱水装置を用いた技術においては、特許文献1に開示されたコンクリート脱水装置に用いる材料と略同様の材料を使用し、コンクリート躯体を補強しつつ、このコンクリート躯体に浸入した水を膜開口から効率的に排出することができる。
しかしながら、一般的な透水型枠を用いた技術では、下層部は締固めによって比較的密実になりやすいのに対し、上層部はブリーディングによって脆弱層を形成し易く、本来排水が必要となるのは上層部であるにも関わらず、上層部では排水効率が低いという問題があった。
また、特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、脱水面における真空度にばらつきがあり、集水部では真空度が高いために脱水が可能であるが、集水部から離れるに従って真空度が低くなるために脱水量も低下するという問題があった。
また、特許文献1及び特許文献2に開示された技術では、脱水面における真空度にばらつきがあり、集水部では真空度が高いために脱水が可能であるが、集水部から離れるに従って真空度が低くなるために脱水量も低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、排水効率を高めてコンクリートから効果的に余剰水を排水することができるコンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置を提供する。
請求項1記載のコンクリートの脱水方法は、型枠本体に該型枠本体の厚み方向に貫通する通水孔を形成し、前記型枠本体の内側に透水材を設けると共に、前記型枠本体の外側に吸水材を設けて型枠を形成する工程と、前記型枠内にコンクリートを打設する工程と、を備えていることを特徴とする。
上記のコンクリートの脱水方法では、打設されたコンクリートから静水圧によって余剰水が排水される。この余剰水は型枠の内方から外方に向けて、全方位に等しい圧力で排水される。そして、余剰水は透水材及び通水孔を通って吸水材に吸水される。一方、コンクリートのセメント分は透水材によって型枠内に留められ、透水材及び型枠の外方への流出が防止される。従って、上記のコンクリートの脱水方法によれば、型枠の外部から圧力等の力が与えられることなく、静水圧によってコンクリートから余剰水が排水される。
請求項2記載のコンクリートの脱水方法では、前記型枠を形成する工程において、前記型枠本体に前記通気口を複数形成し、前記通水孔の直径を1mm以上5mm以下とし、前記複数の通水孔の中心同士の間隔を5mm以上20mm以下とすることが好ましい。
上記のコンクリートの脱水方法では、コンクリート及び余剰水の特性を考慮した直径及び中心同士の間隔で通水孔が形成されているので、透水材を通過した余剰水の排水が局所的にならず、型枠全体において略均等になされる。従って、上記のコンクリートの脱水方法によれば、コンクリートからの余剰水の排水速度が高くなる。
請求項3記載のコンクリートの脱水装置は、厚み方向に貫通する通水孔が形成された型枠本体と、前記型枠本体の内側に設けられた透水材と、前記型枠本体の外側に設けられた吸水材と、を有する型枠を備えていることを特徴とする。
上記のコンクリートの脱水装置では、型枠内に打設されたコンクリートから静水圧によって余剰水が排水される。上述したように、余剰水は型枠の内方から外方に向けて、全方位に等しい圧力で排水される。そして、余剰水は透水材及び通水孔を通って吸水材に吸水される。一方、コンクリートのセメント分は透水材によって型枠内に留められ、透水材及び型枠の外方への流出が防止される。従って、上記のコンクリートの脱水装置によれば、型枠の外部から圧力等の力が与えられることなく、静水圧によってコンクリートから余剰水が排水される。
請求項4記載のコンクリートの脱水装置では、前記通水孔は前記型枠本体に複数形成され、前記通水孔の直径は1mm以上5mm以下であり、前記複数の通水孔の中心同士の間隔は5mm以上20mm以下であることが好ましい。
上記のコンクリートの脱水装置によれば、コンクリート及び余剰水の特性を考慮した直径及び中心同士の間隔で通水孔が形成されているので、透水材を通過した余剰水の排水が型枠全体において略均等になされ、コンクリートからの余剰水の排水速度が高くなる。
本発明のコンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置によれば、透水材と吸水材とをそれぞれ型枠本体の内側と外側とに設けた型枠にコンクリートを打設した際に、静水圧を利用してコンクリートから型枠の外方に向けて全方向に等しい圧力で排水される余剰水を透水材及び通水孔を通して型枠の外方に排水させ、吸水材の吸水力によって吸水することができる。これにより、吸水装置等で型枠に負圧や外力を加えることなく、簡便に、排水効率を高めてコンクリートから効果的に余剰水を排水させ、コンクリートの脱水を行うことができる。
本発明に係るコンクリートの脱水方法は、建物等の構造物を建設する際にコンクリートの脱水を行うための方法であり、型枠本体に該型枠本体の厚み方向に貫通する通水孔を形成し、型枠本体の内側に透水材を設けると共に、型枠本体の外側に吸水材を設けて型枠を形成する工程と、型枠内にコンクリートを打設する工程と、を備えている。
本発明に係るコンクリートの脱水装置は、上記のコンクリートの脱水方法に用いる型枠を備えている。
以下、本発明の一実施形態であるコンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置(以下、本実施形態の脱水方法及び本実施形態の脱水装置とする)について具体的に説明する。
本発明に係るコンクリートの脱水装置は、上記のコンクリートの脱水方法に用いる型枠を備えている。
以下、本発明の一実施形態であるコンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置(以下、本実施形態の脱水方法及び本実施形態の脱水装置とする)について具体的に説明する。
<コンクリートの脱水装置>
図1は、本実施形態の脱水装置1及び脱水方法を説明するための斜視図であり、脱水装置1の型枠2内にコンクリートCを打設した状態を示している。図2は、本実施形態の脱水方法で用いる型枠2の構成を示す図であり、図1に示すG−G線で矢視した場合に対応する斜視図である。なお、図2では構成を見易くするために各構成要素同士の間隔をあけて図示しているが、実際にはこれらはすべて互いに当接している。
図1は、本実施形態の脱水装置1及び脱水方法を説明するための斜視図であり、脱水装置1の型枠2内にコンクリートCを打設した状態を示している。図2は、本実施形態の脱水方法で用いる型枠2の構成を示す図であり、図1に示すG−G線で矢視した場合に対応する斜視図である。なお、図2では構成を見易くするために各構成要素同士の間隔をあけて図示しているが、実際にはこれらはすべて互いに当接している。
図1に示すように、本実施形態の脱水装置1は、通水孔16が形成された型枠本体4と、型枠本体4の内側に設けられた透水材10と、型枠本体4の外側に設けられた吸水材12と、を有する型枠2を備えている。
型枠本体4は、木材等からなる枠6の各枠内に合板8が設置された箱体である。なお、型枠本体4は、コンクリートCの打設に適用可能なものであれば特に限定されず、一般的に使用されている型枠であって構わない。
型枠本体4には、厚み方向に貫通する複数の通水孔16が形成されている。即ち、通水孔16の一端は型枠本体4の内側に開口し、通水孔16の他端は型枠本体4の外側に開口している。通水孔16の形状、直径(図示略)及び数、互いの中心間隔(図示略)は、コンクリートCからの余剰水が通過可能であり、セメント分が通過し難い条件で適切に設定されている。コンクリートC及び余剰水の特性を勘案すると、例えば通水孔16の直径は1mm以上5mm以下であることが好ましく、例えば2mm程度とされている。通水孔16の直径が1mmより小さくなると余剰水の排水が困難になり、5mmより大きくなると余剰水の排水が局所的になる虞があり、透水材10を介して通水孔16にコンクリートCが押し出されかねない。また、通水孔16の中心同士の間隔は5mm以上20mm以下であることが好ましく、例えば10mm程度とされている。型枠本体4における通水孔16の開口率は3%程度であることが好ましい。
なお、図2では通水孔16の図示を省略する。
なお、図2では通水孔16の図示を省略する。
本実施形態では、通水孔16は型枠本体4の側壁を構成する合板8の全体にわたって形成されている。なお、全ての合板8の全体にわたって形成されていてもよい。このような構成によって、型枠本体4内にコンクリートCを打設した際に、コンクリートCからの余剰水をコンクリートCと型枠本体4とが接する面の全領域において効率良く通水孔16に導き、排水させることができる。
透水材10は、型枠本体4の内側に当接した状態で、通水孔16における型枠本体4内側の開口部に接して配置されている。
透水材10は、型枠本体4の内側に敷設可能であって、コンクリートCのセメント分を透過させない透水性材料を含むものである。本実施形態では、このような透水性材料からなる、公知の透水シートが用いられている。このような透水シートとしては、例えば不織布等を用いることができる。なお、透水材10は、前述した透水性材料を含むものであれば特に限定されず、透水性材料そのものを用いてもよい。また、透水性材料を型枠本体4の内側の面に塗布又は吹付することによって、透水材10として型枠本体4の内側に敷設してもよい。
透水材10は、型枠本体4の内側に敷設可能であって、コンクリートCのセメント分を透過させない透水性材料を含むものである。本実施形態では、このような透水性材料からなる、公知の透水シートが用いられている。このような透水シートとしては、例えば不織布等を用いることができる。なお、透水材10は、前述した透水性材料を含むものであれば特に限定されず、透水性材料そのものを用いてもよい。また、透水性材料を型枠本体4の内側の面に塗布又は吹付することによって、透水材10として型枠本体4の内側に敷設してもよい。
吸水材12は、型枠本体4の外側に当接した状態で、通水孔16における型枠本体4外側の開口部に接して配置されている。なお、図1では、型枠本体4の上部のみに吸水材12を示しているが、通水孔16及び透水材10が設けられている位置には、全て吸水材12が設けられている。
吸水材12は、コンクリートCから透水材10及び通水孔16を通して余剰水を吸水可能な吸水性材料を含むものである。本実施形態では、吸水性材料として顆粒状のポリアクリル酸ナトリウムを用いている。なお、吸水材12は、顆粒状のポリアクリル酸ナトリウムに限定されず、吸水材12として吸水性材料そのものや吸水性発泡樹脂を用いてもよく、公知の吸水性材料を含む吸水シートや吸水フィルム等を用いてもよい。また、吸水性材料を型枠本体4の外側の面に塗布又は吹付することによって、吸水材12として型枠本体4の外側に敷設してもよい。
吸水材12は、コンクリートCから透水材10及び通水孔16を通して余剰水を吸水可能な吸水性材料を含むものである。本実施形態では、吸水性材料として顆粒状のポリアクリル酸ナトリウムを用いている。なお、吸水材12は、顆粒状のポリアクリル酸ナトリウムに限定されず、吸水材12として吸水性材料そのものや吸水性発泡樹脂を用いてもよく、公知の吸水性材料を含む吸水シートや吸水フィルム等を用いてもよい。また、吸水性材料を型枠本体4の外側の面に塗布又は吹付することによって、吸水材12として型枠本体4の外側に敷設してもよい。
<コンクリートの脱水方法>
本実施形態の脱水方法では、先ず、上記説明した型枠2を用意する。
具体的には、図1に示す型枠本体4を用意する。
次に、型枠本体4の内側に透水材10を敷設すると共に、型枠本体4の外側に吸水材12を敷設し、型枠2を形成する。
本実施形態の脱水方法では、先ず、上記説明した型枠2を用意する。
具体的には、図1に示す型枠本体4を用意する。
次に、型枠本体4の内側に透水材10を敷設すると共に、型枠本体4の外側に吸水材12を敷設し、型枠2を形成する。
次に、型枠2内にコンクリートCを打設し、固める。
コンクリートCは、所謂フレッシュコンクリート等であって、降伏値、塑性粘度、ダイラタンシー、内部摩擦角、凝集力等の基本物性を考慮し、練混ぜ直後から型枠2内に打ち込み、凝結・硬化に至るまで容易に取り扱えるよう、適切な水セメント比(W/C)に調整されたものを用いることができる。
型枠2内に打設後のコンクリートCを固める際の条件及び環境は、使用するコンクリートCの特性等を勘案して、適宜調整すればよい。
以上の作業により、コンクリートCの型枠2への打設及び凝固、脱水を完了する。
コンクリートCは、所謂フレッシュコンクリート等であって、降伏値、塑性粘度、ダイラタンシー、内部摩擦角、凝集力等の基本物性を考慮し、練混ぜ直後から型枠2内に打ち込み、凝結・硬化に至るまで容易に取り扱えるよう、適切な水セメント比(W/C)に調整されたものを用いることができる。
型枠2内に打設後のコンクリートCを固める際の条件及び環境は、使用するコンクリートCの特性等を勘案して、適宜調整すればよい。
以上の作業により、コンクリートCの型枠2への打設及び凝固、脱水を完了する。
上記説明した本実施形態の脱水方法及び脱水装置1では、透水材10と吸水材12とをそれぞれ型枠本体4の内側と外側とに設けた型枠2を形成し、型枠2内にコンクリートCを打設する。これにより、図1に示すように、静水圧によってコンクリートCから型枠2の外方に向けて矢印で示すように全方向に等しい圧力で余剰水を透水材10及び通水孔16を通して型枠2の外方に排水させ、吸水材12の吸水力によって吸水することができる。この際、コンクリートCのセメント分は透水材10によって型枠2内に留めることができる。従って、上記説明した本実施形態の脱水方法及び脱水装置1によれば、吸水装置等で型枠2に負圧や外力を加えることなく、簡便に、排水効率を高めてコンクリートCから効果的に余剰水を排水させ、コンクリートの脱水を行うことができる。
また、本実施形態の脱水方法及び脱水装置1によれば、余剰水を吸水した吸水材12が通水孔16及び透水材10を介してコンクリートCに接するので、吸水材12が吸収した水分(即ち、余剰水)によってコンクリートCの表面を湿潤に保ち、通常の型枠存置による封かん養生を行う場合に比べて養生の効果を高めることができる。
また、本実施形態の脱水方法及び脱水装置1によれば、透水材10及び通水孔16を通して型枠2の外側に導いた余剰水を吸水材12に吸水させ、脱水装置1から流出させないようにすることができ、強アルカリ性の余剰水による汚染等を未然に防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変更が可能である。
例えば、上記説明したように通水孔16の数、形状、開口幅及び開口面積によって、脱水装置1における余剰水の排水速度を調整することができると考えられるので、型枠2の上部等、特に余剰水の排水速度及び吸水速度を高めたい部分があれば、当該部分の通水孔16の中心同士の間隔を他の部分よりも縮小してもよい。このように、型枠本体4において、通水孔16の数、形状、開口幅及び開口面積を適宜変化させてもよい。
また、吸水材12を型枠本体4の外側に着脱可能に設ければ、養生後等にコンクリートCを型枠2から外した後、吸水材12を一旦型枠本体4から外し、吸水した余剰水を除去するために乾燥させる等の処理を行って、再度型枠本体4に取り付けることができる。これにより、型枠2を再利用し易くなり、型枠2の汎用性が高まる。
1 脱水装置
2 型枠
4 型枠本体
10 透水材
12 吸水材
16 通水孔
C コンクリート
2 型枠
4 型枠本体
10 透水材
12 吸水材
16 通水孔
C コンクリート
Claims (4)
- 型枠本体に通水孔を形成し、前記型枠本体の内側に透水材を設けると共に、前記型枠本体の外側に吸水材を設けて型枠を形成する工程と、
前記型枠内にコンクリートを打設する工程と、
を備えていることを特徴とするコンクリートの脱水方法。 - 前記型枠を形成する工程において、
前記型枠本体に前記通水孔を複数形成し、
前記通水孔の直径を1mm以上5mm以下とし、
前記複数の通水孔の中心同士の間隔を5mm以上20mm以下とすることを特徴とする請求項1に記載のコンクリートの脱水方法。 - 通水孔が形成された型枠本体と、
前記型枠本体の内側に設けられた透水材と、
前記型枠本体の外側に設けられた吸水材と、
を有する型枠を備えていることを特徴とするコンクリートの脱水装置。 - 前記通水孔は前記型枠本体に複数形成され、
前記通水孔の直径は1mm以上5mm以下であり、
前記複数の通水孔の中心同士の間隔は5mm以上20mm以下であることを特徴とする請求項3に記載のコンクリートの脱水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016078039A JP2017186844A (ja) | 2016-04-08 | 2016-04-08 | コンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016078039A JP2017186844A (ja) | 2016-04-08 | 2016-04-08 | コンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2017186844A true JP2017186844A (ja) | 2017-10-12 |
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ID=60044684
Family Applications (1)
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JP2016078039A Pending JP2017186844A (ja) | 2016-04-08 | 2016-04-08 | コンクリートの脱水方法及びコンクリートの脱水装置 |
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- 2016-04-08 JP JP2016078039A patent/JP2017186844A/ja active Pending
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