JP2017186651A - ALM構造体の一体構成のためのスカンジウムを有するAl−Mg−Zn合金 - Google Patents
ALM構造体の一体構成のためのスカンジウムを有するAl−Mg−Zn合金 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】自動車製造又は航空機製造及び航空宇宙用途、プラントエンジニアリング、医療技術における荷重最適化部品の為の、又は構造部品用被覆材料としての、積層造形(ALM)及び/又は噴霧法により高強度軽金属加工品の製造の為のアルミニウム合金及び軽金属加工品の製造方法の提供。【解決手段】重量%として、Zn:4.0〜10.0%、Mg:1.0〜3.5%、Zr、Hf、Mo、Tb、Nb、Gd、Er、Vから選択される1つ以上の元素:0〜0.5%、Cu:0〜2.5%、Si:0〜0.4%、Fe:0〜0.5%、Mn:0〜0.5%、Cr:0〜0.3%、Ti:0〜0.2%、Sc:0〜1.25%、残部Al及び不可避不純物からなるアルミニウム合金。合金全体の全重量に対し、4.0〜8.0の重量%、特に好ましくは0.03〜8.0重量%のZn及び/又は、好ましくは1.1〜3.0重量%のMnを含有するアルミニウム合金。【選択図】なし
Description
本発明は、アルミニウム合金、軽金属加工品の製造方法、アルミニウム合金を含む軽金属加工品、ならびに、さらに特に自動車製造、もしくは航空機製造および航空宇宙用途、プラントエンジニアリング、医療技術における荷重最適化部品のための、または構造部品用被覆材料としての、積層造形(ALM)および/または噴霧法により高強度軽金属加工品を製造するためのアルミニウム合金の使用に関する。
ALM技術の範疇において、粉末床法、粉末噴射法、または針金に基づくプロセス等のさまざまな製造方法がある。荷重が大きな構造体/構造部品のために、この種のプロセス技術は、例えば、さまざまな、またはさらには「合金関連」材料製の統合された一体材料構成によって、個々が多用途な設計の可能性を有する荷重最適化構成部品の構築を提供する。生産方法は、製造方法に応じて、構成部品の複雑性と同時に材料の最大利用を支持する。ここで、とりわけ可能になるのは、プロセスに直接組み込まれた局所的な材料の適合/変化/補強が行われる可能性があり、複数のまたは少なくとも2つの材料粉末容器もしくは材料針金ガイドの組込みが行われた近端輪郭(near−end−contour)構造部品のカスタマイズされた製造である。
特に航空におけるALMプロセスは、精密鋳造技術の技術的な競争相手となる。精密鋳造技術は、主として航空機製造または医療技術用の複雑な構造部品を製造するために使用され、当該構造部品は、壁が薄く、合金に応じて荷重最適化されている。必要とされる構造部品が少量であることも非常に重要である。精密鋳造の場合、アルミニウム合金A357(AlSi7Mg0.6)は主として薄肉構造物に使用され、A201/KO1(AlCu5MgTiAg)は主としてより大きな壁厚さを有する構造部品のより頑丈な変形として使用される。標準的な材料は主としてALMプロセスに使用される。チタン合金の場合は、材料は特にTi6Al4Vであり、アルミニウム合金の場合には材料はAlSi10Mgである。今日必要とされる強度値は、400MPaを大幅に超え、多くの場合、鍛錬用合金を用いてのみ達成できるが、鍛錬用合金は、一般的な鋳造方法を用いて鋳造することは困難ではないか、またはわずかにしか困難でない。
しかしながら、構造部品の用途に応じて存分にALMプロセス技術の利点を利用できるようにするために、プロセスが最適化された材料を設計する必要がある。
したがって、アルミニウム合金を提供することが望ましい。さらに、局所的または一体的な構成部品製造における生産プロセスに直接組み込むことができるアルミニウム合金を提供することが望ましい。複雑な熱機械処理を回避でき、したがって、さらに費用および時間がかかるプロセスステップを省けるアルミニウム合金を提供することもさらに望ましい。材料の損傷および/または熱応力/反りなしでの熱処理を可能とするアルミニウム合金を提供することもまた望ましい。さらに、複雑な構成部品の平滑化なしで済ませることができ、さらに、構成部品の再現性および経済性を上げることもできるアルミニウム合金を提供することが望ましい。したがって、より詳細には、特にALMプロセス技術および/または噴霧法による、軽金属加工品の製造に特に適しているアルミニウム合金を提供することが望ましい。
したがって、本発明の1つの目的は、アルミニウム合金、特に、高強度軽金属加工品の製造に適しているアルミニウム合金を提供することである。本発明のさらなる目的は、アルミニウム合金を局所的または一体的な構成部品製造における生産プロセスに直接組み込むことを可能にすることである。本発明のさらなる目的は、複雑な熱機械処理(例えば、圧延、押出成形、および鍛造)を回避できることであり、したがって、アルミニウム合金によってさらに費用および時間がかかるプロセスステップを省ける。本発明のさらなる目的は、アルミニウム合金により、材料の損傷および/または熱応力/反りなしで熱処理にかけることを可能にすることである。本発明のさらなる目的は、アルミニウム合金の使用によって複雑な構成部品の平滑化なしで済ませ、さらに、構成部品の再現性および経済性を上げられるようにすることである。本発明のさらなる目的は、アルミニウム合金を、特にALMプロセス技術および/または噴霧法による、高強度軽金属加工品の製造に適したものにすることである。
これらの目的は、特許請求の範囲に定義される主題によってかなえられる。有利な実施形態は従属クレームの主題である。
したがって、本発明の第1の主題は、
合金の全重量に対して、4.0〜10.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.0〜3.5重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部と
からなる、アルミニウム合金である。
合金の全重量に対して、4.0〜10.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.0〜3.5重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部と
からなる、アルミニウム合金である。
本発明のアルミニウム合金は特に、熱的に安定している。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金が、局所的または一体的な構成部品製造における生産プロセスに直接組み込むことができることである。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金によって複雑な熱機械処理が回避でき、したがって、さらに費用および時間がかかるプロセスステップを省けることである。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金により、材料の損傷および/または熱応力/反りなしでの熱処理が可能になることである。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金の使用によって複雑な構成部品の平滑化なしで済ませ、さらに、構成部品の再現性および経済性を上げることもできることである。さらなる利点は、特に、本発明のアルミニウム合金が、特にALMプロセス技術および/または噴霧法による、高強度軽金属加工品の製造に適していることである。
例として、合金は、合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%、特に4.1〜8.0重量%の亜鉛(Zn)および/または合金の全重量に対して、1.1〜3.0重量%のマグネシウム(Mg)を含有する。
例として、合金は、合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.03〜0.15重量%のチタン(Ti)および/または合金の全重量に対して、0.02〜0.75重量%、特に0.05〜0.7重量%のスカンジウム(Sc)を含有する。
例として、合金は、合金の全重量に対して、0.01〜2.0重量%、特に0.05〜1.5重量%の銅(Cu)および/または合金の全重量に対して、0.01〜0.5重量%、特に0.05〜0.4重量%のマンガン(Mn)および/または合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.02〜0.15重量%のクロム(Cr)を含有する。
例として、合金は、亜鉛(Zn)対マグネシウム(Mg)の重量比[重量(Zn)/重量(Mg)]が2:1〜3:1になるような量でマグネシウム(Mg)を含有する。
例として、合金は、合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素を含有する。
例として、ハフニウム(Hf)および/またはテルビウム(Tb)の量は、それぞれ、スカンジウム(Sc)の量の多くても1/4に相当する。
例として、合金は粉末の形態で、特に、100μm以下、好ましくは、20〜70μmの平均粒径d50を有する粒子を含む粉末の形態で提供される。
本発明はまた、
a)本明細書に定義されるアルミニウム合金を提供するステップと、
b)積層造形(ALM)および/または噴霧法によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと
を含む、軽金属加工品の製造方法を提供する。
a)本明細書に定義されるアルミニウム合金を提供するステップと、
b)積層造形(ALM)および/または噴霧法によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと
を含む、軽金属加工品の製造方法を提供する。
例として、本方法は、ステップc)の軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるさらなるステップd)を含む。
本発明は、さらに、本明細書に定義するアルミニウム合金を含む軽金属加工品に関する。
本発明は、さらに、積層造形(ALM)および/または噴霧法により高強度軽金属加工品を製造するための本明細書に定義するアルミニウム合金の使用に関する。本発明は、加えて、特に、自動車製造、もしくは航空機製造および航空宇宙用途、プラントエンジニアリング、医療技術における構造部品のための、または構造部品用被覆材料としての本明細書に定義するアルミニウム合金の使用に関する。
本発明は、アルミニウム合金に関する。
アルミニウム合金は、
合金の全重量に対して、4.0〜10.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.0〜3.5重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と、
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部
からなる。
合金の全重量に対して、4.0〜10.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.0〜3.5重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と、
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部
からなる。
アルミニウム合金は、ALMプロセス技術および/または噴霧法による、高強度軽金属加工品の製造に特に適しているべきである。
したがって、本発明の1つの必要条件は、アルミニウム合金が、合金の全重量に対して、4.0〜10.0重量%の量の亜鉛(Zn)を含有することである。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%、特に4.1〜8.0重量%の量の亜鉛(Zn)を含有する。
本発明のさらなる必要条件は、アルミニウム合金が、合金の全重量に対して、1.0〜3.5重量%の量のマグネシウム(Mg)を含有することである。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、1.1〜3.0重量%の量のマグネシウム(Mg)を含有する。
例として、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、4.0〜10.0重量%の量の亜鉛(Zn)および1.0〜3.5重量%の量のマグネシウム(Mg)を含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%の量の亜鉛(Zn)および1.1〜3.0重量%の量のマグネシウム(Mg)を含有する。アルミニウム合金は、いっそうより好ましくは、合金の全重量に対して、4.1〜8.0重量%の量の亜鉛(Zn)および1.1〜3.0重量%の量のマグネシウム(Mg)を含有する。
本発明の利点の1つは、アルミニウム合金が、マグネシウム(Mg)よりも多い量の亜鉛(Zn)を含有し、特に、亜鉛の量は従来のアルミニウム合金よりも多いことである。
合金は、好ましくは亜鉛(Zn)対マグネシウム(Mg)の重量比[重量(Zn)/重量(Mg)]が2:1〜3:1になるような量で亜鉛(Zn)およびマグネシウム(Mg)を含有する。亜鉛(Zn)対マグネシウム(Mg)のこの重量比は、腐食耐性を改善するのに特に有利である。
アルミニウム合金はさらにさまざまな追加の合金元素を含有できる。
加えて、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素がアルミニウム合金に添加されてもよい。より詳細には、合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素がアルミニウム合金に添加されてもよい。
一実施形態において、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素を含有する。例として、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、テルビウム(Tb)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素を含有する。
一実施形態において、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)および/またはバナジウム(V)を含有する。例として、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)およびバナジウム(V)を含有する。あるいは、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)またはバナジウム(V)を含有する。
例として、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、それぞれ、0.001〜0.5重量%の量でジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも2つの元素、特に2つの元素を含有する。あるいは、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、それぞれ、0.001〜0.5重量%の量でジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも3つの元素、特に3つまたは4つの元素を含有する。
アルミニウム合金がジルコニウム(Zr)を含有する場合、ジルコニウム(Zr)の量は、スカンジウム(Sc)の量の多くても1/4に相当する。換言すれば、アルミニウム合金は、スカンジウム(Sc)の量の25%以下に相当する量のジルコニウム(Zr)を含有する。例として、アルミニウム合金は、スカンジウム(Sc)の量の25%未満に相当する量のジルコニウム(Zr)を含有する。
好ましくは、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、例として0.01〜0.375重量%の量のジルコニウム(Zr)を含有する。好ましくは、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0.02〜0.35重量%、特に0.05〜0.3重量%の量のジルコニウム(Zr)を含有する。
代替的実施形態では、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のハフニウム(Hf)および/またはテルビウム(Tb)を含有する。一実施形態において、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、(合計)0.001〜0.5重量%のハフニウム(Hf)およびテルビウム(Tb)を含有する。あるいは、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のハフニウム(Hf)またはテルビウム(Tb)を含有する。
アルミニウム合金がハフニウム(Hf)および/またはテルビウム(Tb)を含有する場合、ハフニウム(Hf)および/またはテルビウム(Tb)の量は、それぞれ、スカンジウム(Sc)の量の多くても1/4に相当する。換言すれば、アルミニウム合金は、それぞれ、スカンジウム(Sc)の量の25%以下に相当する量のハフニウム(Hf)および/またはテルビウム(Tb)を含有する。例として、アルミニウム合金は、それぞれ、スカンジウム(Sc)の量の25%未満に相当する量のハフニウム(Hf)および/またはテルビウム(Tb)を含有する。
一実施形態では、アルミニウム合金は、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)または0.001〜0.5重量%のバナジウム(V)または0.001〜0.5重量%のガドリニウム(Gd)または0.001〜0.5重量%のハフニウム(Hf)または0.001〜0.5重量%のモリブデン(Mo)または0.001〜0.5重量%のテルビウム(Tb)または0.001〜0.5重量%のニオビウム(Nb)または0.001〜0.5重量%のエルビウム(Er)を含有する。あるいは、アルミニウム合金は、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)および0.001〜0.5重量%のバナジウム(V)および0.001〜0.5重量%のガドリニウム(Gd)および0.001〜0.5重量%のハフニウム(Hf)および0.001〜0.5重量%のモリブデン(Mo)および0.001〜0.05重量%のテルビウム(Tb)および0.001〜0.5重量%のニオビウム(Nb)および0.001〜0.5重量%のエルビウム(Er)を含有する。重量%での値はそれぞれ、合金の全重量に関する。
アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜0.2重量%の量のチタン(Ti)を含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.03〜0.15重量%の量のチタン(Ti)を含有する。特に、チタンは導電率を低下させる。
アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜1.25重量%の量のスカンジウム(Sc)をさらに含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、0.02〜0.75重量%、特に0.05〜0.7重量%の量のスカンジウム(Sc)を含有する。
アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の量の銅(Cu)をさらに含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、0.01〜2.0重量%、特に0.05〜1.5重量%の量の銅(Cu)を含有する。
アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜0.5重量%の量のマンガン(Mn)をさらに含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、0.01〜0.5重量%、特に0.05〜0.4重量%の量のマンガン(Mn)を含有する。
アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の量の鉄(Fe)をさらに含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、0.05〜0.4重量%、特に0.05〜0.2重量%の量の鉄(Fe)を含有する。
アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜0.3重量%の量のクロム(Cr)をさらに含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.02〜0.15重量%の量のクロム(Cr)を含有する。
アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満の量のケイ素(Si)をさらに含有する。アルミニウム合金は、好ましくは、合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.05〜0.15重量%の量のケイ素(Si)を含有する。
一実施形態において、アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、好ましくは、0.05〜0.4重量%、特に0.05〜0.2重量%の量の鉄(Fe)および合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.05〜0.15重量%の量のケイ素(Si)を含む。
アルミニウム合金の残部はアルミニウムである。アルミニウム合金は、合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して全体で最大で0.5重量%の不純物をさらに含有し得る。
したがって、アルミニウム合金は、好ましくは、
合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%、好ましくは、4.1〜8.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.1〜3.0重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と、
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部
からなる。
合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%、好ましくは、4.1〜8.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.1〜3.0重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と、
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部
からなる。
したがって、アルミニウム合金は、好ましくは、
合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%、好ましくは、4.1〜8.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.1〜3.0重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0.05〜0.4重量%の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と、
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部
からなる。
合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%、好ましくは、4.1〜8.0重量%の亜鉛(Zn)と、
合金の全重量に対して、1.1〜3.0重量%のマグネシウム(Mg)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%のケイ素(Si)と、
合金の全重量に対して、0.05〜0.4重量%の鉄(Fe)と、
合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と、
合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部
からなる。
アルミニウム合金は粉末または針金の形態で提供され得る。粉末または針金の形態での合金の製造方法は先行技術において公知である。
本発明のアルミニウム合金は、ALMプロセス技術および/または噴霧法による、軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品の製造に特に適している。したがって、本発明のアルミニウム合金は、好ましくは、粉末、針金、または充填材料の形態で提供される。
例として、アルミニウム合金は、100μm以下、好ましくは、10〜70μmの平均粒径d50を有する粒子を含む粉末の形態で提供される。
一実施形態では、アルミニウム合金は、20〜70μm、好ましくは、20〜60μmの平均粒径d50を有する粒子を含む粉末の形態で提供される。あるいは、アルミニウム合金は、0.8mm〜5mm、好ましくは0.8mm〜1.2mmの平均線径を有する針金の形態で提供される。
アルミニウム合金は、好ましくは、アルミニウム合金が噴霧法により処理される場合は粉末として使用される。噴霧法は先行技術で公知である。例として、軽金属加工品は、冷ガス、大気圧プラズマ、HVOF、またはフレーム溶射を介して製造され得る。粉末の平均粒径d50は、軽金属加工品が大気圧プラズマ、HVOF、またはフレーム溶射を介して製造される場合、好ましくは、100μm以下、さらにより好ましくは50〜90μmである。軽金属加工品が冷ガスを介して製造される場合、粉末は、5〜70μm、好ましくは5〜60μmの平均粒径d50を有する。
したがって、本発明のアルミニウム合金は噴霧法による高強度軽金属加工品の製造にも適している。本発明のアルミニウム合金は、好ましくは、粉末または針金の形態で提供される。
一実施形態において、針金または充填材料はまず、アルミニウム合金の粉末から製造される。このような製造方法は先行技術で公知である。
本発明は、積層造形(ALM)による軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品の製造方法にさらに関する。軽金属加工品は好ましくは、本明細書に記載される方法により製造される。
軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品を製造するための本発明の方法は、少なくとも
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)積層造形(ALM)によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップとを含む。
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)積層造形(ALM)によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップとを含む。
例として、軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品の製造方法は、ステップc)の軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるさらなるステップd)を含む。
一実施形態において、軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品の製造方法は、
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)積層造形(ALM)によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと、
d)所望により、ステップc)の軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるステップと
からなる。
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)積層造形(ALM)によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと、
d)所望により、ステップc)の軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるステップと
からなる。
したがって、ステップa)によると、本発明の方法の1つの必要条件は、アルミニウム合金が提供されることである。
アルミニウム合金に関しては、アルミニウム合金およびその実施形態に関する上記の定義を参照されたい。
本発明の方法のステップb)によると、アルミニウム合金を含む軽金属加工品は、積層造形(ALM)によって製造される。
積層造形(ALM)による軽金属加工品の製造方法は先行技術において公知である。
本発明の方法のステップc)によると、ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却する。
例として、ステップc)の冷却は、60℃以下、好ましくは、室温まで行う。
凝固速度は製造した軽金属構成部品/加工品の直径に合わせて調節すべきであり、製造された軽金属加工品の熱放散に依存することは当業者に公知である。したがって、当業者は、可能な限り、製造した軽金属加工品に合わせて凝固速度を調節する。本発明の一実施形態では、ステップc)の冷却は、1,000〜10,000,000K/秒、好ましくは5,000〜100,000K/秒の凝固速度で行う。例として、ステップc)の冷却は、10,000〜100,000K/秒、好ましくは25,000〜100,000K/秒、最も好ましくは50,000〜100,000K/秒の凝固ステップで行う。このような凝固速度は特に、より多量のスカンジウムがアルミニウム合金に添加可能であるという利点を有する。
このような軽金属加工品の冷却方法は先行技術で公知である。例として、軽金属加工品は、移動する空気中での冷却を用いて、または水中でクエンチすることによって、所定の方法で、冷却され得る。
あるいは、ステップc)の冷却は野外で行われる。
本発明の方法の任意のステップd)では、ステップc)で得た軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけることができる。
本発明の方法の任意のステップd)の熱処理は、複数の段階および/またはステップで行うこともできる。
ステップc)で得た軽金属加工品は、好ましくは、80〜470℃の温度範囲での熱処理にかけられる。
本発明の一実施形態では、任意のステップd)の熱処理は、2段階プロセスで行われる。例として、熱処理の第1のステップは、100〜500℃の温度範囲、例えば、100〜470℃の温度範囲で、10分〜2時間行うことができ、熱処理の第2のステップは、80〜160℃の温度範囲で、10分〜50時間行うことができる。
例として、熱処理は、空気中、シールドガス中、または真空中で行うことができる。例として、本発明の方法の任意のステップd)の熱処理は、シールドガス、例えば、窒素またはアルゴン中で、80〜500℃の温度、例えば、80〜470℃の温度で、10分〜52時間行う。
本発明の一実施形態では、本発明の方法の任意のステップd)の熱処理は、ステップc)の直後に行う、すなわち、本発明の方法のステップd)の熱処理は、ステップc)で得た軽金属加工品を用いてすぐに行う。換言すれば、ステップd)の熱処理が行われる場合、本発明の方法は方法ステップc)からd)の間に1つまたは複数のさらなる方法ステップなしで行うことが好ましい。あるいは、本発明の方法のステップd)の任意の熱処理は、ステップc)の後であるが、より遅い時点で行う、すなわち、本発明の方法のステップd)の熱処理は、ステップc)で得た軽金属加工品を用いて、しかしステップc)の直後ではないときに行う。換言すれば、本発明の方法は方法ステップc)からd)の間に1つまたは複数のさらなる方法ステップなしで行う。
本発明の一実施形態では、ステップd)で得た熱処理済み軽金属加工品をさらに冷却できる。
例として、ステップd)で得た熱処理済み軽金属加工品を室温まで冷却する。一実施形態において、ステップd)で得た熱処理済み軽金属加工品を1つのステップで室温まで冷却する。あるいは、ステップd)で得た熱処理済み軽金属加工品を複数のステップで室温まで冷却する。例として、ステップd)で得た熱処理済み軽金属加工品を、ステップd)の熱処理温度より低い所定の温度まで冷却し、次に外気で室温まで冷却する。
本発明の一実施形態では、ステップd)で得た熱処理済み軽金属加工品を、10K/秒以上、好ましくは10K/秒以上〜20K/秒の冷却速度で室温まで冷却する。例として、熱処理済み軽金属加工品を、20K/秒以上または20K/秒〜1000K/秒の冷却速度で室温まで冷却する。
このような熱処理済み軽金属加工品の冷却方法は先行技術で公知である。例として、熱処理済み軽金属加工品は、移動する空気中での冷却を用いて、または水中でクエンチすることによって、所定の方法で室温に冷却され得る。
あるいは、ステップd)で得た熱処理済み軽金属加工品を外気で室温まで冷却する。
本発明は、噴霧法による軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品の製造方法にさらに関する。軽金属加工品は好ましくは、本明細書に記載される方法により製造される。
軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品を製造するための本発明の方法は、少なくとも
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)噴霧法によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと
を含む。
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)噴霧法によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと
を含む。
例として、軽金属加工品の製造方法は、ステップc)の軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるさらなるステップd)を含む。
一実施形態において、軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品の製造方法は、
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)噴霧法によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと、
d)所望により、ステップc)の軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるステップと
からなる。
a)アルミニウム合金を提供するステップと、
b)噴霧法によってステップa)のアルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと、
d)所望により、ステップc)の軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるステップと
からなる。
ステップa)、b)、c)、および任意のステップd)については、アルミニウム合金、積層造形による軽金属加工品の製造方法、およびこれらの実施形態に関する上記の定義を参照されたい。
噴霧法を用いた軽金属加工品の製造方法は先行技術で公知である。例として、軽金属加工品は、冷ガス、大気圧プラズマ、HVOF、およびフレーム溶射を介して製造され得る。
本発明の軽金属加工品により提供される利点のため、本発明は、アルミニウム合金を含む軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品にさらに関する。例として、軽金属加工品、特に、高強度軽金属加工品は、アルミニウム合金からなる。
本発明は、さらに、積層造形(ALM)および/または噴霧法により高強度軽金属加工品を製造するためのアルミニウム合金の使用に関する。
本発明のさらなる態様は、特に、自動車製造、もしくは航空機製造および航空宇宙用途、プラントエンジニアリング、医療技術における構造部品のための、または構造部品用被覆材料としてのアルミニウム合金の使用に関する。
上記のように、本発明のアルミニウム合金は、局所的または一体的な構成部品製造における生産プロセスに直接組み込むことができるという利点を提供する。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金によって複雑な熱機械処理が回避でき、したがって、さらに費用および時間がかかるプロセスステップを省けることである。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金により、材料の損傷および/または熱応力/反りなしでの熱処理が可能になることである。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金の使用により、複雑な構成部品の平滑化なしで済ませ、さらに、構成部品の再現性および経済性を上げることもできることである。さらなる利点は、本発明のアルミニウム合金が、特にALMプロセス技術および/または噴霧法による、高強度軽金属加工品の製造に適していることである。
Claims (13)
- 合金の全重量に対して、4.0〜10.0重量%の亜鉛(Zn)と、
前記合金の全重量に対して、1.0〜3.5重量%のマグネシウム(Mg)と、
前記合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素と、
前記合金の全重量に対して、0〜2.5重量%未満の銅(Cu)と、
前記合金の全重量に対して、0〜0.4重量%未満のケイ素(Si)と、
前記合金の全重量に対して、0〜0.5重量%未満の鉄(Fe)と、
前記合金の全重量に対して、0〜0.5重量%のマンガン(Mn)と、
前記合金の全重量に対して、0〜0.3重量%のクロム(Cr)と、
前記合金の全重量に対して、0〜0.2重量%のチタン(Ti)と、
前記合金の全重量に対して、0〜1.25重量%のスカンジウム(Sc)と、
前記合金の全重量に対して、個別で最大0.1重量%、前記合金の全重量に対して、全体で最大0.5重量%のさらなる不純物を有するアルミニウムである残部からなる、アルミニウム合金。 - 前記合金は、前記合金の全重量に対して、4.0〜8.0重量%、特に4.1〜8.0重量%の亜鉛(Zn)および/または前記合金の全重量に対して、1.1〜3.0重量%のマグネシウム(Mg)を含有する、請求項1に記載のアルミニウム合金。
- 前記合金は、前記合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.03〜0.15重量%のチタン(Ti)および/または前記合金の全重量に対して、0.02〜0.75重量%、特に0.05〜0.7重量%のスカンジウム(Sc)を含有する、請求項1または2に記載のアルミニウム合金。
- 前記合金は、前記合金の全重量に対して、0.01〜2.0重量%、特に0.05〜1.5重量%の銅(Cu)および/または前記合金の全重量に対して、0.01〜0.5重量%、特に0.05〜0.4重量%のマンガン(Mn)および/または前記合金の全重量に対して、0.01〜0.2重量%、特に0.02〜0.15重量%のクロム(Cr)を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のアルミニウム合金。
- 前記合金は、亜鉛(Zn)対マグネシウム(Mg)の重量比[重量(Zn)/重量(Mg)]が2:1〜3:1になるような量でマグネシウム(Mg)を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のアルミニウム合金。
- 前記合金は、前記合金の全重量に対して、0.001〜0.5重量%のジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、テルビウム(Tb)、ニオビウム(Nb)、ガドリニウム(Gd)、エルビウム(Er)、およびバナジウム(V)からなる群から選択される少なくとも1つの元素を含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のアルミニウム合金。
- ハフニウム(Hf)および/またはテルビウム(Tb)の量は、それぞれ、スカンジウム(Sc)の量の多くても1/4に相当する、請求項1〜6のいずれか一項に記載のアルミニウム合金。
- 前記合金は粉末の形態で、特に、100μm以下、好ましくは、20〜70μmの平均粒径d50を有する粒子を含む粉末の形態で提供される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のアルミニウム合金。
- a)請求項1〜8のいずれか一項に記載のアルミニウム合金を提供するステップと、
b)積層造形(ALM)および/または噴霧法によってステップa)の前記アルミニウム合金を含む軽金属加工品を製造するステップと、
c)ステップb)で得た前記軽金属加工品を、10,000,000K/秒以下の凝固速度で80℃以下まで冷却するステップと
を含む、軽金属加工品の製造方法。 - 前記方法は、ステップc)の前記軽金属加工品を80〜500℃の温度範囲での熱処理にかけるさらなるステップd)を含む、請求項9に記載の方法。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載のアルミニウム合金を含む、軽金属加工品。
- 積層造形(ALM)および/または噴霧法により高強度軽金属加工品を製造するための、請求項1〜8のいずれか一項に記載のアルミニウム合金の使用。
- 特に、自動車製造、もしくは航空機製造および航空宇宙用途、プラントエンジニアリング、医療技術における構造部品のための、または構造部品用被覆材料としての、請求項1〜8のいずれか一項に記載のアルミニウム合金の使用。
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