JP2017184441A - ワイヤレス電力伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波電源が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、安定した給電が実行可能なワイヤレス電力伝送システムを提供すること。【解決手段】高周波電源130は、送電コイルユニット140に交流電力を供給する経路に直列に挿入される少なくとも1つのスイッチング素子150を有し、送電装置100と受電装置200間の離間距離が仕様範囲内において、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率の最大値をηmax、入力電力をPin、スイッチング素子150の素子数をN、スイッチング素子150の絶対最大定格電力をWampとすると、電圧変換器230は、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率ηが、以下の式(1)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給するワイヤレス電力伝送システムS1。η≧{1−(Wamp/2)*N/Pin}*ηmax 式(1)【選択図】図2

Description

本発明は、ワイヤレス電力伝送システムに関するものである。
電源ケーブルを用いることなく、例えば電気自動車のバッテリーなどに、外部から大きな電力をワイヤレスで供給するワイヤレス電力伝送技術が注目されている。
このワイヤレス電力伝送技術は、送電装置と受電装置にそれぞれ一次コイルと二次コイルを具備し、電磁誘導または磁場共鳴によって送電装置から受電装置に向けてワイヤレスで電力を供給する。ところが、送電装置と受電装置との間に障害物が入った場合や送電装置と受電装置の相対的位置が正規の位置よりずれた場合には、一次コイルと二次コイルの間の結合係数が変化し、一次コイルおよび受電装置で構成される2端子電力伝送網のインピーダンスが変化する。2端子電力伝送網のインピーダンスが送電装置の高周波電源のインピーダンスと不整合になる場合には、高周波電源から一次コイルに給電された電力の一部が反射されて高周波電源側に戻ってくる。この反射電力は高周波電源側で再び反射されて一次コイルに向かうという動作を繰り返すため、高周波電源では、受電装置側に送電された通過電力に加えて、反射電力による損失が余分に生じることになる。その結果、反射電力が大きい場合には、高周波電源においては反射電力によりダメージを受ける虞があり、その課題を解決する要求が高まってきている。
特許文献1には、送電装置が具備する一次コイルと受電装置が具備する二次コイルとの間に障害物が入った場合等により生じる反射電力による高周波電源に対するダメージ対策として、高周波電源から共鳴用一次コイルへの出力電力に対する共鳴用一次コイルから高周波電源への反射電力の比を検出する電力比検出器による電力比が閾値以上になると高周波電源を停止させることにより、高周波電源が反射電力によりダメージを受ける虞を回避するワイヤレス電力伝送システムが提案されている。
特開2010−154625号公報
特許文献1に開示された技術では、高周波電源から共鳴用一次コイルへの出力電力に対する共鳴用一次コイルから高周波電源への反射電力の比を検出する電力比検出器による電力比が閾値以上になると高周波電源を停止させてしまうので、例えば、高周波電源から共鳴用一次コイルへの出力電力が小または中程度の電力であって、コイル同士の相対的位置変化や障害物混入による共鳴用一次コイルから高周波電源への反射電力が、高周波電源にダメージを与える電力閾値未満の場合であっても、高周波電源から共鳴用一次コイルへの出力電力に対する該反射電力の比が閾値以上になる場合があり、給電停止が不要であるにも関わらずワイヤレスでの給電が継続できないという課題があった。また、高周波電源から共鳴用一次コイルへの出力電力が大電力であって、コイル同士の相対的位置変化や障害物混入による共鳴用一次コイルから高周波電源への反射電力が、高周波電源にダメージを与える電力閾値以上の場合であっても、高周波電源から共鳴用一次コイルへの出力電力に対する該反射電力の比が閾値未満となる場合があり、給電停止が必要であるにも関わらず、ワイヤレスでの給電が継続し、高周波電源がダメージを受けてしまうという課題があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、高周波電源が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、安定した給電が実行可能なワイヤレス電力伝送システムを提供することを目的とする。
本発明に係るワイヤレス電力伝送システムは、送電装置から受電装置にワイヤレスにて電力伝送するワイヤレス電力伝送システムであって、送電装置は、入力電力を交流電力に変換する高周波電源と、高周波電源から交流電力を受けて磁界を発生する送電コイルユニットと、入力電力を検出する入力電力検出器と、を備え、受電装置は、磁界を介して交流電力を受電する受電コイルユニットと、受電コイルユニットによって受電された電力を、負荷が要求する電圧に変換して、負荷へ供給する電圧変換器と、受電コイルユニットの出力電力または電圧変換器の出力電力を検出する出力電力検出器と、を備え、高周波電源は、送電コイルユニットに交流電力を供給する経路に直列に接続される少なくとも1つのスイッチング素子を有し、送電装置と受電装置間の離間距離が仕様範囲内において、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率の最大値をηmax、入力電力をPin、スイッチング素子の素子数をN、スイッチング素子の絶対最大定格電力をWampとすると、電圧変換器は、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率ηが、以下の式(1)を満たすように、電力を負荷へ供給することを特徴とする。
η≧{1−(Wamp/2)*N/Pin}*ηmax 式(1)
本発明によれば、電圧変換器は、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率ηが、式(1)を満たすように、電力を負荷へ供給している。ここで、式(1)の右辺は、反射電力による高周波電源へのダメージが小さい下限値に相当する電力伝送効率である。そのため、電圧変換器が電力伝送効率に基づいて電力を負荷へ供給することで、反射電力による高周波電源へのダメージを確実に防止しつつ、ワイヤレスでの給電を継続することが可能となる。つまり、高周波電源が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、安定した給電が実行可能となる。
好ましくは、電圧変換器は、負荷が最大のとき、電力伝送効率ηが、以下の式(2)を満たすように、電力を負荷へ供給するとよい。
{1−(Wamp/2)*N/Pin}≧η 式(2)
ここで、式(2)の左辺は、電力伝送効率ηが1となる場合の入力電力に対する反射電力の閾値に相当する電力伝送効率である。電力伝送効率ηが式(1)を満たしつつ、式(2)を満たすには、入力電力が大きくなる。したがって、負荷が最大のとき、すなわち負荷の等価抵抗が最小で、負荷へ供給できる電力が最大となる状態のとき、電圧変換器が、式(1)と式(2)を満たすように、電力を負荷へ供給することで、高周波電源が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、急速充電が可能となる。
本発明によれば、高周波電源が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、安定した給電が実行可能なワイヤレス電力伝送システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを商用電源、負荷とともに示す模式構成図である。 入力電力に対する電力伝送効率を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1の構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムを商用電源、負荷とともに示す模式構成図である。
ワイヤレス電力伝送システムS1は、図1に示されるように、送電装置100と、受電装置200を有する。このワイヤレス電力伝送システムS1では、送電装置100から受電装置200に向けて、ワイヤレスにて電力が伝送されることとなる。本実施形態では、ワイヤレス電力伝送システムS1を電気自動車の給電設備に適用した例を用いて説明する。なお、ワイヤレス電力伝送システムS1は、電気自動車以外にも、工場内で物品等を搬送する搬送車、移動して作業を行う移動ロボット、家電製品、電子機器、玩具等のあらゆる製品の給電設備にも適用することができる。
送電装置100は、電力供給源110、高周波電源130、入力電力検出器120、送電コイルユニット140を有する。受電装置200は、受電コイルユニット210、電圧変換器230、出力電力検出器220を有する。ここで、送電装置100は、地上に配設される給電設備に搭載され、受電装置200は、電気自動車に搭載される。
電力供給源110は、商用電源160から供給される交流電力を直流に変換して高周波電源130に供給するAC−DC電源で構成される。電力供給源を構成するAC−DC電源としては、例えば、力率改善を行うPFC(Power Factor Correction)回路や出力電圧可変の電源回路等が挙げられる。なお、本実施形態では、送電装置100の入力源を商用電源160としているがこれに限られることなく、送電装置100が商用電源160に繋がらない場合の電力供給源110としては、直流高電圧出力の蓄電池等が挙げられる。
高周波電源130は、入力電力を交流電力に変換する機能を有する。具体的には、高周波電源130は、電力供給源110から供給された直流電力を交流電力に変換して、この交流電力を送電コイルユニット140に供給する。この高周波電源130は、複数のスイッチング素子150がブリッジ接続されたスイッチング回路から構成される。複数のスイッチング素子150は、それぞれ送電コイルユニット140に交流電力を供給する経路に直列に挿入されている。この複数のスイッチング素子150を構成する各スイッチング素子としては、例えば高速でスイッチング可能なパワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field−Effect Trasistor)が挙げられる。ここで、高周波電源130としては、少なくとも4つのスイッチング素子150がブリッジ接続されたフルブリッジ型のスイッチング回路あるいは少なくとも2つのスイッチング素子150がブリッジ接続されたハーフブリッジ型のスイッチング回路が用いられる。本実施形態では、高周波電源130は、4つのパワーMOSFETがブリッジ接続されたフルブリッジ型のスイッチング回路から構成されている。この場合、送電コイルユニット140に交流電力を供給する経路に直列に挿入されるパワーMOFETの数は、直流電圧高圧側(ハイサイト)に1個および直流電圧低圧側(ローサイト)に1個の計2個となる。図1では、説明の便宜上、送電コイルユニット140に交流電力を供給する経路に直列に挿入されるパワーMOFET(スイッチング素子150)を模式的に表している。一方、高周波電源130を2つのパワーMOSFETがブリッジ接続されたハーフブリッジ型のスイッチング回路から構成した場合、送電コイルユニット140に交流電力を供給する経路に直列に挿入されるパワーMOSFETの数は、直流電圧高圧側(ハイサイト)に1個もしくは直流電圧低圧側(ローサイト)に1個のいずれかとなる。なお、フルブリッジ型あるいはハーフブリッジ型のスイッチング回路は、複数のスイッチング素子150が並列接続されたものをブリッジ接続して構成しても構わない。この場合、並列接続された複数のスイッチング素子150のそれぞれが送電コイルユニット140に交流電力を供給する経路に直列に挿入されるスイッチング素子150となる。また、高周波電源130は、電力供給源110の機能を備えていてもよく、この場合、高周波電源130は、商用電源160から供給される交流電力を直流に変換するAC−DC電源と直流電力を交流電力に変換するスイッチング回路から構成されることとなる。
入力電力検出器120は、高周波電源130に供給される入力電力を検出する機能を有する。本実施形態では、電力供給源110であるAC−DC電源から高周波電源130に供給される直流電力を検出している。具体的には、入力電力検出器120は、高周波電源130に供給される入力電圧値と入力電流値を検出し、これら入力電圧値と入力電流値から入力電力値を算出する。入力電圧値の検出手段には、分圧回路等が挙げられ、入力電流値の検出手段には、電流センサやカレントトランス等が挙げられる。入力電力値は、入力電圧値と入力電流値の積で算出される。なお、高周波電源130が電力供給源110の機能を備える場合、入力電力検出器120は、商用電源160から高周波電源130の一部を構成するAC−DC電源に供給される交流電力を検出するように構成しても構わない。この場合、入力電力値は、高周波電源130に供給される入力電圧と入力電流の位相差をΦとすると、入力電圧値と入力電流値とCOSΦの積で算出される。
送電コイルユニット140は、高周波電源130から交流電力を受けて磁界を発生させる。この送電コイルユニット140は、送電コイルL1と、送電側コンデンサ部C1と、を有し、これら送電コイルL1と送電側コンデンサ部C1により送電側LC共振回路を構成している。
送電コイルL1は、銅やアルミニウム等のリッツ線を巻き回して形成されている。その巻き数は、送電コイルL1と後述する受電コイルL2間の離間距離と所望の電力伝送効率に基づいて適宜設定される。この送電コイルL1には、高周波電源130の出力する高周波の交流電圧により、高周波の交流電流が流れて交流磁界が発生する。つまり、この交流磁界により後述する受電コイルL2に向けて高周波の交流電力が伝送されることとなる。本実施形態のワイヤレス電力伝送システムS1を電気自動車などの車両への給電設備に用いた場合、送電コイルL1は地中または地面近傍に配設される。
送電側コンデンサ部C1は、送電コイルL1とともに送電側LC共振回路を形成する。本実施形態においては、送電側コンデンサ部C1は、送電コイルL1に直列に接続されたコンデンサC11と並列に接続されたコンデンサC12とで構成されているがこれに限らない。例えば、送電コイルL1に直列に接続されたコンデンサC11のみであってもよく、送電コイルL1に並列に接続されたコンデンサC12のみであってもよく、コンデンサC11とコンデンサC12がそれぞれ送電コイルL1に直列に接続される構成であっても構わない。これらコンデンサC11,C12としては、容量誤差の小さいフィルムコンデンサや周波数特性の良い積層セラミックコンデンサなどが挙げられる。
このように、本実施形態では、送電装置100は、商用電源160に接続され、入力交流電力をAC−DC電源である電力供給源110によって一時的に所望の直流電力に変換し、直流電力を高周波電源130によって所望の交流電力に変換して送電コイルユニット140に供給し、送電コイルユニット140が交流電力を受けて磁界を発生させる。
受電コイルユニット210は、送電コイルユニット140が発生させた磁界を介して交流電力を受電する。この受電コイルユニット210は、受電コイルL2と、受電側コンデンサ部C2と、整流器211と、を有し、受電コイルL2と受電側コンデンサ部C2により受電側LC共振回路を構成している。ここで、送電側LC共振回路の共振周波数fTXと受電側LC共振回路の共振周波数fRXを互いの共振周波数が近接するように設定することで、磁界共鳴方式の電力伝送が実現される。
受電コイルL2は、送電コイルL1からの電力を受電可能に構成され、銅やアルミニウム等のリッツ線を巻き回して形成されている。その巻き数は、送電コイルL1と受電コイルL2間の離間距離と所望の電力伝送効率に基づいて適宜設定される。この受電コイルL2は、送電コイルL1が発生する交流磁界を受けることで、受電コイルL2に交流起電力が発生して交流電流が流れる。これにより、送電コイルL1から受電コイルL2にワイヤレスにて交流電力が伝送される。本実施形態のワイヤレス電力伝送システムS1を電気自動車などの車両への給電設備に用いた場合、受電コイルL2は車両下部またはその近傍に搭載される。
ここで、本実施形態では、送電コイルL1と受電コイルL2は、送電コイルL1と受電コイルL2の対向方向(図示Z軸方向)に距離G(cm)だけ離れて配置されており、送電コイルL1と受電コイルL2の対向方向と直交する方向(図示X軸方向)には該各コイルの中心点間の距離が距離L(cm)だけ離れて配置されている。送電装置100と受電装置200間の離間距離(送電コイルL1と受電コイルL2間の離間距離)G,Lが大きくなると、入力電力検出器120が検出する入力電力に対する出力電力検出器220が検出する出力電力の比である電力伝送効率ηは小さくなり、送電装置100と受電装置200間の離間距離が小さくなると、電力伝送効率ηは大きくなる傾向にある。なお、X軸方向と直交するY軸方向についてもX軸方向の場合と同じ性質を示すため、ここでは説明を省略する。
受電側コンデンサ部C2は、受電コイルL2とともに受電側LC共振回路を形成する。本実施形態においては、受電側コンデンサ部C2は、受電コイルL2に直列に接続されたコンデンサC21と並列に接続されたコンデンサC22で構成されているがこれに限らない。例えば、受電コイルL2に直列に接続されたコンデンサC21のみであってもよく、受電コイルL2に並列に接続されたコンデンサC22のみであってもよく、コンデンサC21とコンデンサC22がそれぞれ受電コイルL2に直列に接続される構成であっても構わない。これらコンデンサC21,C22としては、容量誤差の小さいフィルムコンデンサや周波数特性の良い積層セラミックコンデンサなどが挙げられる。
整流器211は、受電コイルL2が受電した交流電力を整流する機能を有する。具体的には、整流器211は、受電コイルL2が受電した交流電力を直流電力に変換し、電圧変換器230に供給する。整流器211としては、1素子のスイッチング素子またはダイオードと平滑コンデンサから構成される半波整流回路やブリッジ接続された4素子のスイッチング素子またはダイオードと平滑コンデンサから構成される全波整流回路などが挙げられる。なお、整流器211は、受電コイルL2および受電側コンデンサ部C2とともに同一の筐体に収容するように構成しても構わないが、受電コイルL2および受電側コンデンサ部C2とは別の筐体に収容するように構成しても構わない。
電圧変換器230は、受電コイルユニット210によって受電された電力を、負荷Loadが要求する電圧に変換して、負荷へ供給する。本実施形態では、電圧変換器230は、整流器211から供給された直流電圧を負荷Loadが要求する電圧に変換して、負荷Loadへ供給する。負荷Loadは、電圧変換器230の出力端子間に接続され、電圧変換器230で電圧変換された電力を貯蔵または消費する。負荷Loadとしては、抵抗器、電子負荷、電動モーターなどの電動機器、二次電池等が挙げられる。なお、負荷Loadが二次電池の場合は、電圧変換器230は二次電池を充電するバッテリーチャージャーとなる。
出力電力検出器220は、受電コイルユニット210の出力電力または電圧変換器230の出力電力を検出する。本実施形態では、出力電力検出器220は、整流器211から電圧変換器230に供給される出力電力を検出している。具体的には、出力電力検出器220は、整流器211から電圧変換器230に供給される出力電圧値と出力電流値を検出し、これら出力電圧値と出力電流値から出力電力値を算出する。出力電圧値の検出手段には、分圧回路等が挙げられ、出力電流値の検出手段には、電流センサやカレントトランス等が挙げられる。出力電力値は、出力電圧値と出力電流値の積で算出される。なお、出力電力検出器220が電圧変換器230の出力電力を検出する場合は、電圧変換器230から負荷Loadに供給される出力電力を検出することとなる。また、検出する出力電力の供給先が誘導負荷で構成されている場合、出力電力値は、出力電圧と出力電流の位相差Ψとすると、出力電圧値と出力電流値とCOSΨの積で算出される。
本実施形態では、送電装置100と受電装置200間の離間距離が仕様範囲内において、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率ηの最大値をηmax、入力電力をPin、スイッチング素子150の素子数をN、スイッチング素子150の絶対最大定格電力をWampとすると、電圧変換器230は、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率ηが、以下の式(1)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給している。例えば、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率ηが、以下の式(1)を満たすように、電圧変換器230が有する負荷Loadへ供給する電力の目標値を設定することで実現できる。
η≧{1−(Wamp/2)*N/Pin}*ηmax 式(1)
ここで、仕様範囲とは、ワイヤレス電力伝送システムS1が所望の性能を満たすための送電装置100と受電装置200間の離間距離の許容範囲である。
また、電圧変換器230は、負荷Loadが最大のとき、電力伝送効率ηが、以下の式(2)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給している。この動作についても、例えば、電力伝送効率ηが、以下の式(2)を満たすように、電圧変換器230が有する負荷Loadへ供給する電力の目標値を設定することで実現することができる。
{1−(Wamp/2)・(N/Pin)}≧η 式(2)
ここで、負荷Loadが最大のときとは、負荷Loadの等価抵抗が最小のときのことを意味する。
ここで、式(1)の意味について詳述する。まず、出力電力をPoutとし、式(1)の両辺に入力電力Pinを掛けると、以下の式(3)で表される。
Pout≧{Pin−(Wamp/2)*N}*ηmax 式(3)
式(3)で示されるとおり、右辺は、スイッチング素子150の絶対最大定格電力Wampの50%の値(ディレーティング設計基準値)にスイッチング素子150の素子数Nを掛けた値を入力電力Pinから差し引いた残余の電力が電力伝送効率の最大値ηmaxで負荷Loadに供給された電力を表している。一方、左辺は、実際に負荷Loadに供給された電力を表しており、右辺で示した電力以上の場合、スイッチング素子150で実際に消費される1個当たりの損失が絶対最大定格電力Wampの50%以下になることから、反射電力による高周波電源130へのダメージを防止できることになる。
以上のように、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1は、送電装置100から受電装置200にワイヤレスにて電力伝送するワイヤレス電力伝送システムS1であって、送電装置100は、入力電力を交流電力に変換する高周波電源130と、高周波電源130から交流電力を受けて磁界を発生する送電コイルユニット140と、入力電力を検出する入力電力検出器120と、を備え、受電装置200は、磁界を介して交流電力を受電する受電コイルユニット210と、受電コイルユニット210によって受電された電力を、負荷Loadが要求する電圧に変換して、負荷Loadへ供給する電圧変換器230と、受電コイルユニット210の出力電力または電圧変換器230の出力電力を検出する出力電力検出器220と、を備え、高周波電源130は、送電コイルユニット140に交流電力を供給する経路に直列に接続される少なくとも1つのスイッチング素子150を有し、送電装置100と受電装置200間の離間距離が仕様範囲内において、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率の最大値をηmax、入力電力をPin、スイッチング素子150の素子数をN、スイッチング素子150の絶対最大定格電力をWampとすると、電圧変換器230は、入力電力に対する出力電力の比である電力伝送効率ηが、以下の式(1)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給する。
η≧{1−(Wamp/2)*N/Pin}*ηmax 式(1)
ここで、式(1)の右辺は、反射電力による高周波電源130へのダメージが小さい下限値に相当する電力伝送効率である。そのため、電圧変換器230が電力伝送効率に基づいて電力を負荷Loadへ供給することで、反射電力による高周波電源130へのダメージを確実に防止しつつ、ワイヤレスでの給電を継続することが可能となる。つまり、高周波電源130が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、安定した給電が実行可能となる。
また、本実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1においては、電圧変換器230は、負荷Loadが最大のとき、電力伝送効率ηが、以下の式(2)を満たすように、電力を負荷へ供給している。
{1−(Wamp/2)*N/Pin}≧η 式(2)
ここで、式(2)の左辺は、電力伝送効率ηが1となる場合の入力電力に対する反射電力の閾値に相当する電力伝送効率である。電力伝送効率ηが式(1)を満たしつつ、式(2)を満たすには、入力電力が大きくなる。したがって、負荷Loadが最大のとき、すなわち負荷Loadの等価抵抗が最小で、負荷Loadへ供給できる電力が最大となる状態のとき、電圧変換器230が、式(1)と式(2)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給することで、高周波電源130が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、急速充電が可能となる。
続いて、上述の実施形態によって、電圧変換器230が、電力伝送効率ηが式(1)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給することにより、送電コイルユニット140からの反射電力による高周波電源130へのダメージを防ぐことができることについて、具体的な例を用いて説明する。
実施形態に係るワイヤレス電力伝送システムS1を以下のように構成した。まず、送電コイルL1と受電コイルL2間の許容離間距離ならびに電力伝送効率の仕様に基づき、送電コイルL1と受電コイルL2のインダクタンス値をそれぞれ128(μH)、コンデンサC11、C12、C21、C22のキャパシタンス値をそれぞれC11=30(nF)、C12=0(nF)、C21=33(nF)、C22=0(nF)とした。電力供給源110として、出力電圧可変の電源回路を用いた。高周波電源130を構成するスイッチング回路のスイッチング素子150として、絶対最大定格電力がTc=25℃で255(W)のパワーMOSFET(STマイクロエレクトロニクス社(STMicroelectronics N.V.)製、製品名:STW43NM60ND)を用いた。入力電力検出器120として、高周波電源130に供給される直流電圧を検出する分圧回路と高周波電源130に供給される直流電流を検出する電流センサをそれぞれ電力供給源110と高周波電源130の間に設け、入力電力を検出された直流電圧と直流電流の積で求めるように構成した。整流器211として全波整流回路を用い、電圧変換器230として出力電流を制御できるバッテリーチャージャーを用い、負荷Loadとして電子負荷を用いた。出力電力検出器220として、電圧変換器230に供給される直流電圧を検出する分圧回路と電圧変換器230に供給される直流電流を検出する電流センサをそれぞれ整流器211と電圧変換器230の間に設け、出力電力を検出された直流電圧と直流電流の積で求めるように構成した。電圧変換器230の入力電圧は、電圧変換器230の仕様に基づき、245(V)±10%になるように高周波電源130に供給する電力供給源110の出力電圧を調整した。
図2は、入力電力に対する電力伝送効率を示すグラフである。図2に示すグラフは、横軸に入力電力値Pin(kW)を表示し、縦軸に電力伝送効率ηを表示している。図2に示す例においては、式(1)を満たす電力伝送効率ηの下限値を「式(1)下限値」で表示し、式(2)を満たす電力伝送効率ηの上限値を「式(2)上限値」で表示し、送電装置100と受電装置200間の対向方向の離間距離Gを10(cm)、15(cm)に変化させ、送電装置100と受電装置200間の対向方向と直交する方向(図1中X軸方向)の離間距離Lを0(cm)、5(cm)、10(cm)、15(cm)、20(cm)に変化させた場合の電力伝送効率ηをそれぞれ「η(0,0,10)」、「η(5,0,10)」、「η(10,0,10)」、「η(15,0,10)」、「η(20,0,10)」、「η(0,0,15)」、「η(5,0,15)」、「η(10,0,15)」、「η(15,0,15)」、「η(20,0,15)」で表示している。ここで、送電装置100と受電装置200間の離間距離G,Lを変化させた場合の電力伝送効率ηは、「η(L,0,G)」の形式で表している。なお、本例においては、送電装置100と受電装置200間の対向方向と直交する方向(図1中Y軸方向)には位置ずれしないように設定した。そのため、「η(L,0,G)」では、送電装置100と受電装置200間の対向方向と直交する方向(図1中Y軸方向)の離間距離を0としている。
次に、電力伝送効率ηの測定方法について説明する。まず、電力供給源110の出力を所定の電圧値に設定し、電力伝送を開始し、負荷Loadに15(kW)程度の電力が供給されるまで電圧変換器230の出力電力を徐々に増加させる。このとき、高周波電源130を構成するスイッチング回路のスイッチング素子150に流れる電流を電流センサ(図示しない)等でモニターしつつ、電圧変換器230の出力電力を徐々に増加させて、電流センサによりモニターしている電流値が、スイッチング素子150のTc=25℃における絶対最大定格ドレイン電流の70〜80%に相当する電流値に達した時点で、電圧変換器230の出力電力の増加を停止させる。但し、電圧変換器230が出力電力を徐々に増加させている状態で、電圧変換器230の入力電圧が所望の電圧範囲内となるように電力供給電源110の出力電圧が調整されているものとする。そして、電圧変換器230の出力電力値ごとに、入力電力検出器120が検出する入力電力値Pinと、電力伝送効率ηを取得する。なお、電圧変換器230の出力電力の増加を停止させる閾値として、スイッチング素子150のTc=25℃における絶対最大定格ドレイン電流の70〜80%とした理由は、電力Pは電流Iの二乗と抵抗Rの積(P=I*R)で表されることから、動作中のパワーMOSFETのドレイン−ソース間オン抵抗がほぼ一定と仮定した場合、Tc=25℃における絶対最大定格ドレイン電流の70〜80%は、Tc=25℃における絶対最大定格電力の49%〜64%に相当し、長期信頼性を保証する平均電力に係るディレーティング設計基準値(最大定格×0.5以下)となるからである。また、スイッチング回路の動作中には、スイッチング素子150に余分な損失が生じないように、スイッチング素子150がオン/オフする際に、ゼロボルトスイッチング(ZVS)動作するように調整されている。
ここで、式(1)を満たす電力伝送効率ηの下限値を示す「式(1)下限値」は、電力伝送効率η(L,0,G)の最大値ηmaxに図2に示すη(0,0,10)=0.92、スイッチング素子150のTc=25℃における絶対最大定格電力値Wampに255(W)、スイッチング素子150の個数Nに2を、それぞれ式(1)に代入したものである。なお、スイッチング回路での電力損失(スイッチング素子150の電力損失+局所電源(図示しない)の消費電力)は、負荷Loadへ供給される15(kW)に比べて無視できる程十分に小さいので、電力伝送効率ηの最大値ηmaxとしては、図2に示す電力伝送効率ηが最大のη(0,0,10)=0.92とした。
式(2)を満たす電力伝送効率ηの上限値を示す「式(2)上限値」は、式(1)において、送電コイルユニット140と受電コイルユニット210と整流器211での電力損失がゼロ(各電力効率が1、すなわちηmax=1)とした。
図2より、η(0,0,10)、η(5,0,10)、η(10,0,10)、η(15,0,10)、η(20,0,10)、η(0,0,15)、η(5,0,15)、η(10,0,15)、η(15,0,15)、η(20,0,15)のそれぞれ電力伝送効率ηの最右端は、式(1)を満たす電力伝送効率ηの下限値を下回っている。ここで、η(0,0,10)、η(5,0,10)、η(10,0,10)、η(15,0,10)、η(20,0,10)、η(0,0,15)、η(5,0,15)、η(10,0,15)、η(15,0,15)、η(20,0,15)のそれぞれ電力伝送効率ηの最右端は、電圧変換器230の出力電力の増加を停止させた時点の値であって、パワーMOSFETに絶対最大定格電力の49%〜64%の電力が供給されている状態であって、パワーMOSFETが劣化する領域である。つまり、η(0,0,10)、η(5,0,10)、η(10,0,10)、η(15,0,10)、η(20,0,10)、η(0,0,15)、η(5,0,15)、η(10,0,15)、η(15,0,15)、η(20,0,15)のそれぞれ電力伝送効率ηが、式(1)を満たす電力伝送効率ηの下限値を上回っている場合は、パワーMOSFETへのダメージが小さい領域である。したがって、電圧変換器230が、電力伝送効率ηが式(1)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給することで、送電コイルユニット140からの反射電力による高周波電源130へのダメージを防止できる。以上のことから、電力伝送効率ηが図2に示す式(1)を満たす電力伝送効率ηの下限値曲線を上回る領域はパワーMOSFETへのダメージが小さい領域であって、電力伝送効率ηが図2に示す式(1)を満たす電力伝送効率ηの下限値曲線を下回る領域はパワーMOSFETの劣化領域であることが確認できた。
また、図2より、η(0,0,10)、η(5,0,10)、η(10,0,10)、η(15,0,10)、η(20,0,10)、η(0,0,15)、η(5,0,15)、η(10,0,15)、η(15,0,15)、η(20,0,15)のそれぞれ電力伝送効率ηにおいて、式(1)を満たす電力伝送効率ηの下限値を上回りつつ、式(2)を満たす電力伝送効率ηの上限値を下回るには、入力電力が大きくなる。したがって、負荷Loadが最大のとき、すなわち負荷Loadの等価抵抗が最小で、負荷Loadへ供給できる電力が最大となる状態のとき、電圧変換器230が、式(1)と式(2)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給することで、高周波電源130が反射電力によるダメージを受けることを確実に防止しつつ、急速充電が可能となる。なお、実際は、送電コイルユニット140、受電コイルユニット210、整流器211での電力損失がゼロとなることはなく、高周波電源130から供給された電力の一部は少なからず送電コイルユニット140、受電コイルユニット210、整流器211で消費されることから、電圧変換器230が、式(2)を満たすように、電力を負荷Loadへ供給したとしても、式(1)を満たしさえしていれば送電コイルユニット140からの反射電力による高周波電源130へのダメージを防止できることには変わりはない。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。なお、実施形態は例示であり、様々な変形や変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、送電側および受電側ともにLC共振回路を用いた磁場共鳴方式を例に用いて説明したが、送電側および受電側ともにLC共振回路を用いない電磁誘導方式、送電側および受電側のいずれか一方のみLC共振回路を用いた磁界共鳴方式のいずれであっても適用可能である。
100…送電装置、110…電力供給源、120…入力電力検出器、130…高周波電源、140…送電コイルユニット、150…スイッチング素子、160…商用電源、L1…送電コイル、C1…送電側コンデンサ部、C11,C12…送電側コンデンサ部のコンデンサ、200…受電装置、210…受電コイルユニット、220…出力電力検出器、230…電圧変換器、211…整流器、L2…受電コイル、C2…受電側コンデンサ部、C21,C22…受電側コンデンサ部のコンデンサ、Load…負荷、S1…ワイヤレス電力伝送システム。

Claims (2)

  1. 送電装置から受電装置にワイヤレスにて電力伝送するワイヤレス電力伝送システムであって、
    前記送電装置は、入力電力を交流電力に変換する高周波電源と、前記高周波電源から交流電力を受けて磁界を発生する送電コイルユニットと、前記入力電力を検出する入力電力検出器と、を備え、
    前記受電装置は、前記磁界を介して交流電力を受電する受電コイルユニットと、前記受電コイルユニットによって受電された電力を、負荷が要求する電圧に変換して、負荷へ供給する電圧変換器と、前記受電コイルユニットの出力電力または前記電圧変換器の出力電力を検出する出力電力検出器と、を備え、
    前記高周波電源は、前記送電コイルユニットに交流電力を供給する経路に直列に挿入される少なくとも1つのスイッチング素子を有し、
    前記送電装置と前記受電装置間の離間距離が仕様範囲内において、前記入力電力に対する前記出力電力の比である電力伝送効率の最大値をηmax、前記入力電力をPin、前記スイッチング素子の素子数をN、前記スイッチング素子の絶対最大定格電力をWampとすると、
    前記電圧変換器は、前記入力電力に対する前記出力電力の比である電力伝送効率ηが、以下の式(1)を満たすように、電力を前記負荷へ供給することを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。
    η≧{1−(Wamp/2)*N/Pin}*ηmax 式(1)
  2. 前記電圧変換器は、前記負荷が最大のとき、前記電力伝送効率ηが、以下の式(2)を満たすように、電力を前記負荷へ供給することを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス電力伝送システム。
    {1−(Wamp/2)*N/Pin}≧η 式(2)
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