JP2017183944A - 固有情報生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】線形帰還シフトレジスタの構造を模した回路を用いて、その構成回路素子の物理的特性に基づき複製困難な固有情報を生成するに際し、電源電圧が変動しても再現性良く固有情報を生成する。【解決手段】PL-PUF回路11は、PL(Pseado−LFSR)-PUF(物理複製困難関数)の技術に基づき、LFSR(線形帰還シフトレジスタ)の構造を模した回路を用いて、その構成回路素子の物理的特性に基づき複製困難な複数ビットの固有情報を生成する。応答取得タイミング生成回路12は、PL-PUF回路に電源電圧を供給する電源電圧源13から同じ電源電圧が供給されて動作し、応答取得タイミング信号を生成してPL-PUF回路に供給し、その動作を制御する。PL-PUF回路の電源電圧が変動した場合、応答取得タイミング生成回路の電源電圧も同じ値変動するため、応答の変化が抑制され、生成される固有情報の誤り率を低減する。【選択図】図1

Description

本発明は固有情報生成装置に係り、特に物理的特性に基づき複製困難な固有情報を生成する固有情報生成装置に関する。
従来、電子デバイスの真贋判定などのために、物理的特性に基づき複製困難な固有情報を生成するPUF(Physically Unclonable Function:物理複製困難関数)の技術を用いることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、PUFの技術に基づく回路(以下、PUF回路)では、同じレイアウト構成で同一の製造工程で製造された回路であっても、制御不能な製造ばらつきによりPUF回路個々の物理的特性(伝送信号遅延時間、配線容量、素子特性その他)が僅かに異なることを利用し、任意の複数ビットの入力(チャレンジと呼ぶ)に対し、物理的特性に基づいて生成した1〜数ビットの出力(レスポンスと呼ぶ)を返す処理を、チャレンジのパターンを変えながら複数回繰り返して、複数ビットのレスポンスからなる応答を生成する。
このチャレンジとレスポンスの関係は、同一のPUF回路では同じチャレンジに対し常に同一のレスポンスを返すという再現性がある。一方、回路構成が同じでも異なるPUF回路では物理的特性が異なるため、それらの間では同じチャレンジに対して互いに相関の無いレスポンスを返すというランダム性(ユニーク性)がある。上記の物理的特性の相違は、前述したように制御不能な製造ばらつきに基づくもので複製困難である。従って、PUF回路の出力であるレスポンスは、複製困難な固有情報(ID)として用いることができる。
これにより、例えば半導体集積回路その他の電子デバイスにPUF回路を実装した場合は、実装したPUF回路に既知のチャレンジを入力した場合に出力されるレスポンスは、その電子デバイスの固有情報となるため、チャレンジを入力した場合に得られるレスポンスが本来の値の固有情報であるか否か、予め登録した本来の値の固有情報と比較することで、その電子デバイスの真贋判定などに使用することができる。このようなPUF回路が生成する固有情報は、人間の指紋のような生体情報に喩えられる。
しかしながら、上記のPUF回路は物理的特性のばらつきを利用して同一の回路構成から異なる応答を得ようとする特性上、複数ビットの応答(固有情報)を生成する場合には、それ以上のビット数のチャレンジが必要となり、スループットが低いという問題がある。そこで、この問題を解決するため、LFSR(Linear Feedback Shift Register:線形帰還シフトレジスタ)の構造を模したPseudo-LFSR PUF(以下、PL-PUF)が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
図8は、PL-PUF回路の一例の回路図を示す。同図に示すPL-PUFの技術に基づくPL-PUF回路は、矩形で示す128個のコア回路100と3個の加算器200とにより、帰還多項式「x128+x126+x101+x99+1」を満足するLFSRを模した回路構成とされている。コア回路100は、2入力1出力のセレクタ101の一方の入力端子にインバータ102の出力端子が接続された構成である。セレクタ101はセレクト信号として発振動作/停止用制御信号が入力され、2つの入力端子のうちの一方の入力端子に前段のコア回路100又は加算器200からの信号Dinがインバータ102を介して供給され、他方の入力端子に128ビットのチャレンジの1ビットDinitが入力される。
PL-PUF回路は、カウンタ(図示せず)からのタイミング制御信号により各コア回路100のセレクタ101を、入力信号をそのまま出力する導通状態に制御することで全体として線形帰還シフトレジスタを模したリング回路を構成して発振動作を開始し、その後カウンタが外部クロックを一定数カウントした時点(すなわち、一定時間発振した時点)で出力されるタイミング制御信号により各コア回路100のセレクタ101を遮断状態に制御してフィードバックループが断たれることで発振動作を停止すると共に、そのときの各コア回路100のレスポンスをレジスタに保持する。
このようにして、一定時間発振した時に各コア回路100の出力値D[1]〜D[128]は、コア回路100及び加算器200並びにそれらを結線する信号線などの物理的特性に基づき決定されるが、その物理的特性は不可避に発生する制御不能な製造ばらつきによるPL-PUF回路特有の値である。従って、PL-PUF回路は、出力値D[1]〜D[128]を複製困難な固有情報(応答)として出力する。このPL-PUF回路では、動作させる発振時間(サイクル数)を変えることで出力値が変化する。図8のPL-PUF回路では128ビットの入力(チャレンジ)から128ビットの出力値(レスポンス)が得られ、例えば動作周波数24MHzで3Gbps以上の高スループットが得られる。
特開2011−198317号公報
Yohei Hori et al.,"Pseudo-LFSR PUF:A Compact,Efficient and Reliable Physical Unclonable Function",in Proc.ReConFig2011,pp.223-228,2011
ここで、PL-PUF回路を構成するコア回路100及び加算器200及びそれらを結線する信号線等からなるリング構造の回路素子の物理的特性が、不可避的に発生する制御不能な製造ばらつきにより複数のPL-PUF回路の間では僅かに異なるが、同一のPL-PUF回路では同じチャレンジに対し常に同一の固有情報を出力する(再現性がある)。しかしながら、PL-PUF回路の電源電圧が変動すると、その動作速度が変化し、発振信号と制御信号との間の同期がずれる結果、同一のPL-PUF回路に同じチャレンジを入力したとしても電源電圧変動前と同じ値の本来の固有情報(レスポンス)が得られず(再現性が得られず)、出力された固有情報に誤りが発生する。図9は、PL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例の特性図を示す。図9に示すように、電源電圧が10mV変動すると、46.5%の誤り率が出力された固有情報を発生する。
そこで、誤り率低減のためにPL-PUF回路の電源電圧の変動対策が重要となる。電源電圧の変動対策として従来知られている方法の一つとして、アナログ回路等で電源電圧変動を検出し、その検出結果を電源電圧を補償する回路にフィードバックする方法がある。しかし、この方法ではフィードバックに要する遅延が小さくないので、PL-PUF回路のような厳密なタイミング制御を必要とする回路には適用できない。
また、特開2005−269196号公報に記載されているような、タイミング生成回路を電源下に置くことで電源電圧の変動対策を行う構成も知られている。しかし、この変動対策の目的は、クロックのタイミングを変化させることにより、電磁波放射のスペクトルを分散することで、上記スペクトルの特定の周波数への集中を回避することにあり、回路動作の安定化や性能向上の目的はない。また、電磁波放射のスペクトル分散はただ無闇に分散してしまえばいいだけであるため、PL-PUF回路の電源電圧の変動対策として使用するのは不適当である。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、線形帰還シフトレジスタの構造を模した回路を用いて、その構成回路素子の物理的特性に基づき複製困難な固有情報を生成するに際し、電源電圧が変動しても再現性良く固有情報を生成し得る固有情報生成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の固有情報生成装置は、線形帰還シフトレジスタの構造を模した回路構成により、その構成回路素子の物理的特性に基づく複製困難な複数ビットの固有情報を生成して出力する情報生成回路と、情報生成回路に対して生成した第1及び第2のタイミング信号を供給し、情報生成回路の動作開始から任意の設定時間経過した動作時点における生成固有情報を情報生成回路に保持させるタイミング生成回路と、情報生成回路及びタイミング生成回路に対してそれぞれ共通の動作用電源電圧を供給する電源電圧源とを備えることを特徴とする。
ここで、本発明における上記の情報生成回路は、第1のタイミング信号により発振動作の開始及び停止が制御され、動作時に複数ビットの固有情報を発振出力する線形帰還シフトレジスタの構造を模した発振回路と、発振回路から出力された複数ビットの固有情報を第2のタイミング信号入力時に保持するレジスタとを備えることを特徴とする。この情報生成回路は、PL-PUFの技術に基づく回路である。
また、本発明における上記のタイミング信号生成回路は、外部からのトリガ信号の入力により所定論理値の第1のタイミング信号を生成して情報生成回路の動作を開始させる第1のタイミング信号生成部と、情報生成回路の動作開始時点から任意の設定時間経過した時点で第2のタイミング信号を生成して情報生成回路が生成した固有情報を保持させる第2のタイミング信号生成部とを備えることを特徴とする。
また、本発明における上記の第1のタイミング信号生成部は、トリガ信号の入力時点から発振動作を開始して第1のタイミング信号を出力するリングオシレータを少なくとも有し、上記の第2のタイミング信号生成部は、リングオシレータの発振動作時間が任意の設定時間に達したか否かを監視し、設定時間に達した時に第2のタイミング信号を出力する順序回路と、順序回路に任意の設定時間を設定する設定部とを少なくとも有することを特徴とする。
また、本発明における上記の第1のタイミング信号生成部は、外部からのトリガ信号をそのまま第1のタイミング信号として出力する入出力部であり、上記の第2のタイミング信号生成部は、入力されたトリガ信号に基づいて、互いに異なる複数の遅延時間の遅延信号を生成して並列に出力する遅延回路部と、遅延回路部から並列に出力された複数の遅延信号の中から、第1のタイミング信号の出力後の任意の設定時間に相当する遅延時間の一の遅延信号を選択して第2のタイミング信号として出力する選択回路部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、情報生成回路及びタイミング生成回路の電源電圧は同一であるため、情報生成回路の電源電圧が変動した場合、タイミング生成回路の電源電圧も同じ分だけ変動するため、電源電圧変動前の通常時と同じ値の固有情報を生成することができ、電源電圧変動による再現性の劣化を抑制できる。
本発明に係る固有情報生成装置の一実施形態の概略構成図である。 本発明に係る固有情報生成装置の一部を構成するPL-PUF回路の一実施例の回路図である。 本発明に係る固有情報生成装置の他の一部を構成する応答取得タイミング生成回路の第1実施例の回路図である。 本発明に係る固有情報生成装置の他の一部を構成する応答取得タイミング生成回路の第2実施例の回路図である。 本発明に係る固有情報生成装置の動作説明用フローチャートである。 本発明に係る固有情報生成装置の効果を説明するためのタイミングチャートである。 本発明のPL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例と従来のPL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例とを対比して示す特性図である。 PL-PUF回路の一例の回路図である。 従来のPL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例の特性図である。
まず、本発明に係る固有情報生成装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る固有情報生成装置の一実施形態の概略構成図を示す。同図において、本実施形態の固有情報生成装置10は、PL-PUF回路11に応答取得タイミング信号を供給する応答取得タイミング生成回路12を設けるとともに、応答取得タイミング生成回路12の電源電圧をPL-PUF回路11の電源電圧と同じ電源電圧源13から供給する構成としたものである。
PL-PUF回路11は、PL-PUFの技術に基づき、LFSRの構造を模した回路を用いて、その構成回路素子の物理的特性に基づき複製困難な複数ビットの固有情報を生成する公知の回路であり、本発明の情報生成回路を構成する。応答取得タイミング生成回路12は、このPL-PUF回路11に電源電圧を供給する電源電圧源13から同じ電源電圧が供給されて動作し、応答取得タイミング信号を生成してPL-PUF回路11に供給し、その動作を制御する回路で、本発明のタイミング生成回路を構成する。
本実施形態の固有情報生成装置10によれば、PL-PUF回路11は応答取得タイミング生成回路12から供給される応答取得タイミング信号に基づき発振動作を任意の設定時間行った時の複数ビットの出力値(PUF応答)を、固有情報(ID)として出力する。ここで、電源電圧源13からPL-PUF回路11に供給される電源電圧がΔV変動すると、PL-PUF回路11の発振動作速度が変化するが、応答取得タイミング生成回路12の電源電圧も同一値ΔV変動するため、応答取得タイミング信号も発振動作速度変化に同調して変化する。その結果、本実施形態の固有情報生成装置10によれば、PUF応答の変化が抑制され、生成される固有情報の誤り率を低減することができる。
次に、本実施形態の固有情報生成装置10を構成するPL-PUF回路11及び応答取得タイミング生成回路12の構成について更に詳細に説明する。
図2は、本発明に係る固有情報生成装置の一部を構成するPL-PUF回路の一実施例の回路図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。図2において、PL-PUF回路11は、図8に示したPL-PUF回路と同様に、128個のコア回路C1〜C128と3個の加算器A1〜A3とが、帰還多項式「x128+x126+x101+x99+1」を満足するLFSRを模した回路構成の発振回路111と、コア回路C1〜C12の各出力であるレスポンスR[1]〜R[128](図8の出力値D[1]〜D[128]に相当)を保持するためのレジスタ112とを有する。
コア回路C1〜C128はそれぞれ同一回路構成で、図2に示すように、例えばコア回路C128、C127は、それぞれ1つのインバータI128、I127と1つの2入力1出力のセレクタS128、S127とからなり、セレクタS128、S127の一方の入力端子1には前段のコア回路C1、C128の出力がインバータI128、I127を介して供給され、他方の入力端子0には128ビットのチャレンジのうちの対応する1ビットのチャレンジC[128]、C[127]が供給される。また、各コア回路C1〜C128のセレクタには同一のセレクト信号SELが応答取得タイミング生成回路12から供給される。レジスタ112は、応答取得タイミング生成回路12からキャプチャ信号Capが供給された時に、発振回路111から出力されている128ビットのレスポンスR[1]〜R[128]を保持し、それをPUF応答として出力する。セレクト信号SELは本発明における第1のタイミング信号に相当し、キャプチャ信号Capは本発明における第2のタイミング信号に相当する。
図3は、本発明に係る固有情報生成装置の他の一部を構成する応答取得タイミング生成回路の第1実施例の回路図を示す。図3において、本実施例の応答取得タイミング生成回路12Aは、図1の応答取得タイミング生成回路12に相当し、リングオシレータ121と、遅延回路122と、順序回路123と、レジスタ124と、タイミング調整回路125と、セレクタ126とから構成されており、これらはPL-PUF回路11と同一の電源電圧源(図示せず)からの電源電圧により動作する。
リングオシレータ121は、1個の2入力NAND回路と複数個のインバータとが直列に接続され、かつ、複数個のインバータのうち最終段のインバータの出力端子が2入力NAND回路を通して複数個のインバータのうち初段のインバータの入力端子に接続されたリング回路構造とされ、2入力NAND回路の他方の入力端子にハイレベル(以下、論理「1」)の起動トリガ信号が入力される期間、2入力NAND回路とインバータの数に応じた一定周期で発振する。
遅延回路122は、3個のフリップフロップ(FF)が縦続接続された構成であり、それら3つのFFの各クロック端子にはリングオシレータ121の出力信号が共通に供給され、初段のFFのデータ入力端子に供給される起動トリガ信号をリングオシレータ121の出力信号の3周期分遅延して最終段のFFの出力端子から前述のセレクト信号SELとして出力する。遅延回路122は、セレクト信号SELが論理「1」となってから後述のセレクタ126から出力されるキャプチャ信号Capが論理「1」になるまでの時間の最小値を“0”にできるようにするための遅延レジスタであるが、省略することも可能である。
順序回路123は、リングオシレータ121の出力信号を、レジスタ124により設定された任意の設定値だけカウントすると、その時点で論理「1」の信号を出力するカウンタである。すなわち、順序回路123は、リングオシレータ121の発振時間が上記設定値に応じた時間に達した時に論理「1」の信号(キャプチャ信号)を出力する。レジスタ124は、順序回路123にリングオシレータ121の発振時間を決定する任意の設定値を供給すると共に、セレクタ126にセレクト信号を供給する。
タイミング調整回路125は、複数個のインバータが直列接続され、更にそれら複数個のインバータのうち所定数毎のインバータから出力を取り出す構成とされており、順序回路123から供給されるキャプチャ信号を、インバータ個々の固有の遅延時間を利用して互いに異なる時間遅延した複数の遅延信号として出力する。すなわち、タイミング調整回路125は、リングオシレータ121の発振時間が上記設定値に応じた時間に達した時に順序回路123から出力される論理「1」のキャプチャ信号を、互いに異なる遅延時間の複数の遅延信号として出力する。なお、順序回路123から遅延されることなく直接セレクタ126に供給される論理「1」のキャプチャ信号もある。タイミング調整回路125は、リングオシレータ121の発振周期よりも小さい単位でキャプチャ信号Capの論理を「1」にするタイミングを調整するための遅延回路で、省略することも可能である。
セレクタ126は、タイミング調整回路125から供給される遅延時間の異なる複数のキャプチャ信号のうち、レジスタ124から供給されるセレクト信号により選択された一のキャプチャ信号を選択して最終的なキャプチャ信号Capとして出力する。キャプチャ信号Capは、図2に示したレジスタ112に保持制御信号として供給される。
図4は、本発明に係る固有情報生成装置の他の一部を構成する応答取得タイミング生成回路の第2実施例の回路図を示す。図4において、本実施例の応答取得タイミング生成回路12Bは、図1の応答取得タイミング生成回路12に相当し、各々直列に接続された複数個のインバータからなるn個の遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nと、セレクタ129と、レジスタ130とから構成されており、これらはPL-PUF回路11と同一の電源電圧源(図示せず)からの電源電圧により動作する。また、n個の遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nは、直列に接続されてn段の遅延回路群を構成しており、初段の遅延回路128-1に供給されるPL-PUF起動トリガ信号を、それぞれτ、2τ、3τ、・・・、nτ遅延して出力する(ただし、τは遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nの個々の遅延時間)。従って、最終段の遅延回路128-nはnτ遅延したPL-PUF起動トリガ信号を出力する。なお、遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nの個々の遅延時間は同一のτではなく、異なっていてもよい。遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nは本発明における遅延回路部を構成している。
セレクタ129は、それぞれ遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nにより遅延された、遅延時間が異なるn個の遅延PL-PUF起動トリガ信号が並列に供給され、それらの遅延信号の中からレジスタ130からのセレクト信号により選択した一の遅延信号をキャプチャ信号Capとして出力する。セレクタ129及びレジスタ130は、本発明における選択回路部を構成している。キャプチャ信号Capは、図2に示したレジスタ112に保持制御信号として供給される。初段の遅延回路128-1に供給されるPL-PUF起動トリガ信号は、そのままセレクト信号SELとして図2のPL-PUF回路11内のコア回路C1〜C128内の各セレクタにも共通に供給され、PL-PUF回路11の発振動作を制御する。
レジスタ130は、セレクト信号SELが論理「1」になった時点(つまり、PL-PUF回路11が発振動作を開始した時点)から、セレクタ129が出力するキャプチャ信号Capの論理が「1」となる時点(つまり、PL-PUF回路11のレスポンス保持時点)までの遅延時間が任意の設定時間になるように、遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nからの各遅延信号のうちの一の遅延信号をセレクタ129に選択させる値を予め保持している。
次に、本発明に係る固有情報生成装置の実施形態の動作について、図1の概略構成図、図2〜図4の回路図、及び図5のフローチャートを併せ参照して詳細に説明する。
まず、初期状態では、PL-PUF起動信号がローレベル(以下、論理「0」)にセットされており、これにより応答取得タイミング生成回路12(図3の遅延回路122、図4の入力)から取り出されるセレクト信号SELが論理「0」にセットされると共に、図3のセレクタ126、図4のセレクタ129から出力されるキャプチャ信号Capも論理「0」にセットされている(図5のステップST1)。これにより、PL-PUF回路11を構成するコア回路C1〜C128内のC127、C128等の各セレクタはすべて端子0の入力選択状態とされ、リング回路を構成しないため、発振動作を停止している。
続いて、PL-PUF回路11に所望の値の128ビットのチャレンジC[128:1]を入力する(図5のステップST2)。このとき、PL-PUF回路11を構成するコア回路C1〜C128内の各セレクタは、図2から分るようにすべて入力されたチャレンジC[128:1]を選択出力する状態となっているので、PL-PUF回路11内のレジスタ112に供給されるレスポンスR[128:1]はチャレンジC[128:1]に等しい。
続いて、PL-PUF起動トリガ信号が論理「1」にセットされる(図5のステップST3)。これにより図3に示した応答取得タイミング生成回路12A内のリングオシレータ121は帰還ループが形成されて発振動作を開始し、遅延回路122から取り出されるセレクト信号SELが所定時間後に論理「1」にセットされる(図5のステップST3)。また、図4に示した応答取得タイミング生成回路12Bでは入力から取り出されるセレクト信号SELが直ちに論理「1」にセットされる(図5のステップST3)。一方、PL-PUF起動トリガ信号が論理「1」にセットされることで、図2のPL-PUF回路11を構成するコア回路C1〜C128内の各セレクタはすべて端子1の入力選択状態とされてリング回路が構成されるため、PL-PUF回路11は発振動作を開始する。この発振動作中はコア回路C1〜C128から出力されるレスポンスR[128:1]は、回路の物理的特性のばらつきと発振時間に依存して変化し続ける。
応答取得タイミング生成回路12が図3に示したタイミング取得生成回路12Aの場合は、リングオシレータ121の発振時間がレジスタ124に保持された任意の設定値に達すると、順序回路123が、論理「1」の信号(キャプチャ信号)を発生して直接セレクタ126へ出力する一方、タイミング調整回路125を通して遅延時間が異なる複数の遅延信号としてセレクタ126へ出力する。セレクタ126は入力された非遅延キャプチャ信号及び複数の遅延キャプチャ信号のうち、レジスタ124に保持されている任意の設定値に応じて一のキャプチャ信号を選択して最終的な論理「1」のキャプチャ信号Capとして出力する(図5のステップST4)。
また、応答取得タイミング生成回路12が図4に示したタイミング取得生成回路12Bの場合は、PL-PUF回路11の発振動作開始後、遅延回路128-1、128-2、128-3、・・・、128-nのうち、レジスタ130に保持されている値に基づいて、発振時間が任意の設定値に達した時に丁度論理「1」の遅延信号を出力する所定の一の遅延回路の出力遅延信号をセレクタ129により選択させて最終的な論理「1」のキャプチャ信号Capとして出力する(図5のステップST4)。
図2に示したPL-PUF回路11内のレジスタ112は、発振動作開始後、上記のように任意の設定時間経過した時点で応答取得タイミング生成回路12(図3の12A、図4の12B)から論理「1」のキャプチャ信号Capが保持用制御信号として供給され、その入力時点でコア回路C1〜C128から出力されているレスポンスR[128:1]を保持し、保持した128ビットのレスポンスR[128:1]を応答信号として出力する(図5のステップST5)。
この128ビットの応答信号は、128ビットのチャレンジC[128:1]と、PL-PUF回路11の物理的特性のばらつきと発振時間に依存した値を示す固有情報である。また、この128ビットの応答信号の値は、同一のPL-PUF回路11の場合は同一の値のチャレンジと同一発振時間であれば常に同一の値である(再現性がある)。一方、回路構成が同じでも異なる複数のPL-PUF回路の間では物理的特性が異なるため、同じチャレンジに対して同じ発振時間動作させても、互いに相関の無い値が得られるというランダム性(ユニーク性)がある。
このような本実施形態及び実施例の固有情報生成装置10によれば、応答取得タイミング生成回路12(12A,12B)の電源電圧をPL-PUF回路11の電源電圧と同じ電源電圧源13から供給する構成としたため、PL-PUF回路11の電源電圧が変動しても、PUF応答の変化が抑制され、生成される固有情報の誤り率を低減することができるという効果を奏するものであり、次に、この効果について図6のタイミングチャートを併せ参照して詳細に説明する。
PL-PUF回路が通常時の場合、従来はセレクト信号SELが時刻t0で図6(C)に示すように論理「1」となることにより時刻t0で発振動作を開始し、一定時間経過した時刻t1で同図(C)に示すようにキャプチャ信号Capが論理「0」から論理「1」に変化し、同図(A)に模式的に示すPL-PUF回路から出力されるレスポンスRのうち、値r8のレスポンスを応答出力したものとする。この場合、従来のPL-PUF回路ではセレクト信号SELが時刻t0で図6(D)に示すように論理「1」となり発振動作を開始後に電源電圧が変動したとしても一定時間経過した時刻t1で同図(D)に示すようにキャプチャ信号Capが論理「0」から論理「1」に変化する。
つまり、従来は、外部クロックで応答取得タイミングを生成しているため電源電圧の変動に関係なく応答取得タイミングは一定である。しかし、電源電圧の変動によりPL-PUF回路の発振速度が遅く(又は速く)なるため、PL-PUF回路から出力されるレスポンスRは、例えば図6(B)に模式的に示すように通常時と異なり、従来は時刻t1で同図(D)に示すようにキャプチャ信号Capが論理「1」に変化した時点で取得するレスポンスの値は通常時と異なる値r7となってしまう。
一方、本発明でも、PL-PUF回路が通常時の場合、セレクト信号SELが時刻t0で図6(E)に示すように論理「1」となることにより時刻t0で発振動作を開始し、任意の設定時間経過した時刻t1で同図(E)に示すようにキャプチャ信号Capが論理「0」から論理「1」に変化し、同図(A)に模式的に示すPL-PUF回路から出力されるレスポンスRのうち、値r8のレスポンスを応答出力することは従来と同じである。また、本発明でも、図6(F)に示すように、PL-PUF回路はセレクト信号SELが時刻t0で論理「1」となることにより発振動作を開始し、電源電圧が変動すると従来と同様に発振速度が遅く(又は速く)なり、PL-PUF回路から出力されるレスポンスRは、例えば図6(B)に模式的に示すように通常時と異なる。
しかし、本発明では、PL-PUF回路11と応答取得タイミング生成回路12の電源電圧は同一であるため、PL-PUF回路11の電源電圧が変動した場合、応答取得タイミング生成回路12の電源電圧も同じ分だけ変動し、その結果、キャプチャ信号Capが論理「0」から論理「1」に変化する時刻は、例えば図6(F)に示すようにt2となり従来のt1よりも遅くなる。この時刻t2は電源電圧が変動したPL-PUF回路から値r8のレスポンスRが出力される時刻である。従って、本発明では、電源電圧が変動したPL-PUF回路から出力されるレスポンスRが図6(B)に模式的に示す通常時と異なっても、時刻t2で通常時と同じ値のレスポンスを応答出力として取得でき、PUF応答の変化を抑制できる。すなわち、本発明では、PL-PUF回路11の電源電圧が変動しても再現性良く固有情報を生成することができる。
図7は、本発明のPL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例と従来のPL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例とを対比して示す特性図である。同図において、実線Iは本発明のPL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例の特性を示し、電源電圧が100mV変動した場合の応答出力の誤り率は4.6%である。これは、図7に実線IIで示す従来のPL-PUF回路の電源電圧変動対出力誤り率の一例の特性(図8の特性と同じ)における電源電圧が10mV変動した場合の応答出力の誤り率46.5%と比較すると、大幅に誤り率が改善されていることを示している。
なお、本発明は以上の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、例えばPL-PUF回路の帰還多項式は実施例以外の多項式であってもよいし、チャレンジ及びレスポンスのビット数は実施例に限定されるものではない。また、本発明における情報生成回路は線形帰還シフトレジスタの構造を模した回路構成であり、この回路構成は図2に示した厳密な線形帰還シフトレジスタ(LFSR)に限定されるものではなく、回路構成を図2と若干変更することで線形でない構成とした帰還シフトレジスタも包含する。
本発明に係る固有情報生成装置は、電子デバイスに実装されてその電子デバイスの固有情報を発生させ、予め登録した本来の値の固有情報と比較することで、その電子デバイスの真贋判定に使用することができる。また、本発明に係る固有情報生成装置が生成する固有情報は、セキュリティシステムにおける秘密鍵や乱数にも用いることができる。
10 固有情報生成装置
11 PL-PUF回路
12、12A、12B 応答取得タイミング生成回路
13 電源電圧源
100、C1〜C128 コア回路
101、126、129、S127、S128 セレクタ
102、I127、I128 インバータ
111 発振回路
112、124、130 レジスタ
121 リングオシレータ
122、128-1〜128-n 遅延回路
123 順序回路
125 タイミング調整回路
200 A1、A2、A3 加算器

Claims (6)

  1. 線形帰還シフトレジスタの構造を模した回路構成により、その構成回路素子の物理的特性に基づく複製困難な複数ビットの固有情報を生成して出力する情報生成回路と、
    前記情報生成回路に対して生成した第1及び第2のタイミング信号を供給し、前記情報生成回路の動作開始から任意の設定時間経過した動作時点における生成固有情報を前記情報生成回路に保持させるタイミング生成回路と、
    前記情報生成回路及び前記タイミング生成回路に対してそれぞれ共通の動作用電源電圧を供給する電源電圧源と
    を備えることを特徴とする固有情報生成装置。
  2. 前記情報生成回路は、
    前記第1のタイミング信号により発振動作の開始及び停止が制御され、動作時に前記複数ビットの固有情報を発振出力する前記線形帰還シフトレジスタの構造を模した発振回路と、
    前記発振回路から出力された前記複数ビットの固有情報を前記第2のタイミング信号入力時に保持するレジスタと
    を備えることを特徴とする請求項1記載の固有情報生成装置。
  3. 前記情報生成回路は、PL-PUFの技術に基づく回路であることを特徴とする請求項1又は2記載の固有情報生成装置。
  4. 前記タイミング信号生成回路は、
    外部からのトリガ信号の入力により所定論理値の前記第1のタイミング信号を生成して前記情報生成回路の動作を開始させる第1のタイミング信号生成部と、
    前記情報生成回路の動作開始時点から前記任意の設定時間経過した時点で前記第2のタイミング信号を生成して前記情報生成回路が生成した前記固有情報を保持させる第2のタイミング信号生成部と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の固有情報生成装置。
  5. 前記第1のタイミング信号生成部は、前記トリガ信号の入力時点から発振動作を開始して前記第1のタイミング信号を出力するリングオシレータを少なくとも有し、
    前記第2のタイミング信号生成部は、前記リングオシレータの発振動作時間が前記任意の設定時間に達したか否かを監視し、前記設定時間に達した時に前記第2のタイミング信号を出力する順序回路と、前記順序回路に前記任意の設定時間を設定する設定部とを少なくとも有することを特徴とする請求項4記載の固有情報生成装置。
  6. 前記第1のタイミング信号生成部は、外部からの前記トリガ信号をそのまま前記第1のタイミング信号として出力する入出力部であり、
    前記第2のタイミング信号生成部は、入力された前記トリガ信号に基づいて、互いに異なる複数の遅延時間の遅延信号を生成して並列に出力する遅延回路部と、前記遅延回路部から並列に出力された前記複数の遅延信号の中から、前記第1のタイミング信号の出力後の前記任意の設定時間に相当する遅延時間の一の遅延信号を選択して前記第2のタイミング信号として出力する選択回路部とを有することを特徴とする請求項4記載の固有情報生成装置。


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